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はてなキーワード: 進化とは

2024-05-11

鳥インフルが今哺乳類から哺乳類感染できるよう進化してしかも死亡率が50パーだと・・・

これはやく日本上陸しねえかなぁ

童貞マインドセット

30年間童貞として歩んできて、ようやく得た気付きをここに記そうと思う。

童貞とは?

→ ①自己変容を極度に恐れる者(ネガティブ面)②無知が故の空想世界覇者ポジティブ面)

この2つの要素に大別できると考える。

童貞が恐れる変化とは何か?

価値観思考に関する変化

自己同一性喪失

 例:異文化に触れたり、世界標準的な考え方を学んだりすることで、

 旧来の日本的価値観・考え方が上書き、抹消されるのではないか?という恐れ。

<変化に対する望ましい受け取り方>

 → 既存価値観が無くなるのではなく、新しい情報と融合して進化する、

 あるいは、新たな価値観自身価値観を照らし合わせ、適切な取捨選択が行われる現象と捉える。

経験の不可逆性

 例:その行為を行うことで、行う前の自分に戻れなくなるのではないかという恐れ。

 自らの手で人を殺めてしまった、過ちを犯してしまった、女性を汚してしまった etc.

 「してしまった自分」の烙印が一生残り続ける

<変化に対する望ましい受け取り方>

 → 性行為は必ずしも男性側が(女性の何か神聖さを)搾取する行為意味する訳ではない、と捉える。

 (特に取り沙汰される)男性の性欲を悪とする風潮に流されない。


②未経験無知が生み出す無限想像/創造力 (ただし、百聞は一見しかず)

ポジティブクリエティティ

 例:目の前にニンジンが吊るされた状態ゆえに走り続けることができる

 体験経験したことがないからこそ「知りたい、理解したい」と想像を膨らませ、興味が持続する。

 経験による固定観念先入観を持たないニュートラル視点物事を考えることが出来る。

<注意すべき受け取り方>

 → 得てして美化されたイメージを抱きがち。

 膨らみすぎた期待と希望はたった一度の経験によって、いとも簡単に崩れ去ることを留めておく。

 過度な期待によって失望しないように「現実はこんなものであろう」と理想現実ギャップを埋める用意をいつでもしておく。

2024-05-10

進化しないやつら(とくにおばさん)多すぎワロタ

痴漢やらオスやらメスやら一生話続けて30年

得たものネット特定スキル

進化なさすぎてワロタ

2024-05-09

ヤマトガンダムSFなのか?

ヤマトはとりあえず、ガンダムに関してはファンタジーが強い気がする

なんでかって、やっぱり富野由悠季という作家性が強い作品だし、彼の作品は基本ファンタジーから

自身SFですって言おうが、ダンバインでなくとも、イデオンだってSFというよりファンタジーの印象が強い

岡田斗司夫ガンダムSFだと言ってたけど、自分はどちらかと言えばスペースオペラファンタジーだと思ってる

というか、アルタード・ステーツをSFと分類するかもちょっと自分はためらう

SFというか、オカルトネタだと思う

富野氏がアルタード・ステーツのようなオカルトからヒントを得たのは疑いがないと思う

当時、アイソレーションタンクなどによる無重力下で、人体になんらかの変化が起こる、というオカルト流行していた

富野氏は、人類宇宙進出することと合体させ、だったら宇宙に出た人類無重力下で人体になんらかの変化が起きる、

進化が起きる、ニュータイプになる、ということを考えたのだろう

エヴァ生命スープだのL.C.Lなども同様のアイソレーションタンクである、その証拠パイロットは溶けた

なんとなくだが、単なるLSD中毒ジャンキーだったジョン・C・リリーのたわ言は長い間信じられてきた

イルカクジラの脳は人間並みかそれより高度だとか、イルカクジラ同士のコミュニケーションによって地球レベルネットワーク形成されているとか、

彼のWikipediaを読むだけでも、流石に現代では噴飯ものオカルトがテンコ盛りなわけだけど、

富野氏はマジで信じてたタイプなのではないか富野氏のインタビューとかを眺めるたびにそう思うのである

オカルトをかなりマジで信じてた、かなり、ぶっ飛んでる御仁ではないかと思うのだ

そういう意味では宮崎御大もかなりのものだと思うが…

結論からすれば、仮に富野氏がガンダムSFだと仰ったとしても、自分にはかなりオカルト色の強いファンタジーしか思えない

そういう視点からすれば、オウムとか新興宗教制作したアニメ紙一重なのかもしれないが、

ガンダム最初からフィクションだと言ってるわけだし、新興宗教のクソアニメなんかより、よっぽど面白いわけで、面白ければいいのであるフィクションなんだから良心である

今の若い奴らはダメだ!って何言ってんだ?

どの時代でも言われすぎてもはや死語なのではと感じるくらいの言葉だけど、言いだし始めた同世代がいて危機感を覚えた。

そも人間スペックがここ100年程度で進化するとかないし、何なら今の若者の方が新しい物に触れてる分だけ前を進んでるとさえ感じる。

しかもOpenAIなんていうデバガツールまで出てきてて、世の中のゲームルールが本格的にひっくり返り始めてるのに、そのことにも気づいてなさそうな同世代を見て他人事に思えなくなった。

もはや軽いホラーだよ。

2024-05-08

anond:20240508165525

ミニ四駆は私も子供の頃遊んだ懐かしいおもちゃですね。速くて格好良くてとてもワクワクしたのを覚えています

ミニ四駆の魅力は、自分マシンを組み立てカスタマイズできるところだと思います。ボディやシャーシ、タイヤモーターなどパーツを選んで、オリジナルマシンを作り上げる創意工夫が楽しかったです。軽量化のためにボディに穴を開けたり、ギヤ比を変更してみたり、と没頭していました。

また、友達と競い合ったり、二人で協力して一台のマシンを作ったりと、コミュニケーションツールとしても活躍してくれました。ミニ四駆を通じて友情が深まった経験が印象に残っています

大人になった今でも、ミニ四駆進化したメカニズムデザインを見ると心が躍ります世代を超えて長く愛されているのは、創造性を刺激し、エンジニア精神に火をつける魅力があるからだと感じています

レースで速さを極めるのも良いですが、私はじっくりと作り込んで、自分だけのマシンを完成させる過程が好きでした。ミニ四駆は心に残る素敵なホビーの一つです。

anond:20240508150453

90年代日本SFタイムパトロールものでいろんな世界線から来た隊員たちが集い、その中に恐竜が滅びずに続いて文明を築いて人類と変わらない外観に進化を遂げた種族が居て主人公と恋仲になるんだけど相手出産が頸部からなので命懸けという設定を思い出した

そもそもAI翻訳翻訳正当性永遠に確認し続ける必要あるか?

もろちん、当初はこれでいいor悪いの判断をする人間必要だろうけど、一定以上の進化を遂げた後はその判断もなしで「おおよそいけてるやろ」でGO出す時期が来るはずなんだよね。

ちょっと考えてみてほしいんだけど全翻訳家が常にその文書内でのコンテクスト理解したうえで100%間違いない翻訳してると思う?

戸田奈津子って一例出すだけで「絶対にありえない」ってわかるじゃん。

よーするにさ、人間がやる翻訳ですらあのレベルであってその翻訳正当性確認する作業なんか誰もやってねーんだから翻訳AI翻訳正当性確認する必要なんか基本的にはないんだよね。

それでも逆に機械信仰というか「マシーン絶対に間違いを犯さないはずだ」という異常な期待値高さから人間翻訳家ですらそのレベルの奴どんだけおるねんってレベル精緻さを求められてるのちょっと面白いよね。

海外漫画翻訳なんか今ですらバイリンガルの読者が読んで「翻訳めちゃくちゃじゃねーか!」ってのがまかり通ってるのに、AIでは正当な翻訳はできない!に違いない!って吹き上がってるの草生えちゃうんだよね。

からあるアイデア

私達が十進法を使うのは指が両手で十本あるからで、

三本指だったら6進法になるだろう。

指という器官がなければ2進法、あるいは両手両足使って4進法だったかもしれない。

もし手も足もない生き物だったらどうだろう。

地球じゃない環境で、物を数えるのに使える器官を持たず、

周囲の環境にも数える対象存在しないまま進化し、十分な知性が発達したら?

その生物記号を使わない思考記号に依らない数学を獲得するんじゃないか

で、このニュース

鳥が翼でジェスチャーシジュウカラで初確認

https://www.sankei.com/article/20240326-6APXS6ZHPVPATPAJXGG4BKXGXA/

羽を動かす動作のもの記号ではないのに、記号脳の私達に解釈された結果記号と化してしまった。

このことは複数の異なる思考様式は併存できず、どれか一つに統合されてしまう事を意味する。

と思うんだけど、みんなはどう思う?

2024-05-07

次世代Switch大予想

どれか1つでも当たってたら褒めてください

本体からスマートウォッチが分離。持ち運べる

スマホによるリモートプレイ可能

AIでモーション検出&表情検出。顔を晒さずカメラゲームに活かせるように

ー 重量級のゲームとは別に、0秒起動(メーカーロゴタイトル画面無し)のライトゲームカテゴリを用意

スマホのMy Nintendoアプリを他社にも開放。ゲームの進捗情報を持ち出して自慢できるようになる

海の町に生まれ

まれ田舎漁村

大学から東京に出て、今は妻と中学高校の2人の子供とさいたま市マンション住まい

恐らく一生ここに住むと思う。

さいたま市は良い街だ。

自分が都会に出てきた頃に比べれば道も広くなったし、交通も良くなったし、大きなお店も増えて生活も快適。

自分漁村出身から分かるが、ここ25年位で埼玉東京スーパーで買える魚は圧倒的に品質が良くなった。

きっと冷凍技術運送進化なのだろう。

大学に出てきてはじめて近所のスーパー鮮魚を見た時に「こんな腐った色の魚本当に食べるのだろうか?」と思った頃に比べるとだいぶ進化した。

スマホばかり見てる息子達を見ているとあんなに嫌だった海での暮らしが、最近ふと懐かしいと感じるようになった。

ずっと聞こえる波の音とウミネコの鳴き声。

おじいちゃんの船のエンジン匂い

おばあちゃんとお袋が早朝から作ってくれるご飯

日めくりカレンダー神棚お供え

何よりもあの夜明けが忘れられない。

真っ黒な満点の星空から水平線の向こうが段々とオレンジに染まっていく。

あのグラデーションより綺麗な色を知らない。

あの夜明けはさいたま市にはないものだったな。

子供達にとって故郷はこのマンション

俺は子供達に悪い事をしてしまたかもしれないと思いつつ毎日生きている。

anond:20240507211410

ネットを使う我々人間進化していない上にAIの登場でモノを考えなくなって衰退しているのかもよ

anond:20240507211410

00年代進化はしてない

爆発的に普及しただけ

ネットって衰退してるよね・・・

2010年代前半あたりで進化止まったよね、ネットって。

生成AIとか細々した変化はあるけど、00年代みたいに爆発的な変化はもう起きないんじゃないのかこれ。

ダイエット界隈でよく言われることだけどおかしくね?

1.絶食など極端に食事制限をすると脂肪よりも筋肉が減る

2.絶食など極端に食事制限をすると体が飢餓モードになりその後取ったカロリーはすぐ脂肪になる

人類なんて進化歴史から見たらほんの最近まで獲物を追って野山を駆け巡ってたんやで

獲物が取れなくてひもじい中筋肉が先に減っちゃったらますます獲物が取れなくなって死やろ

優先的に使われないなら何のための脂肪やねん

それでようやく獲物が取れたら筋肉回復より脂肪カロリーが使われるてますます体が動きにくくなって獲物が取れなくなって死やんけ

こんな生存に不利な要素しかないアホアホな形質は進化の中で間違いなく淘汰されるやろ

絶対どっか間違ったこというとるで

2024-05-06

承認欲求モンスター

悲しい事に進化してしまった、自分が。

GW、きっと長い休みは閲覧も増えるだろうと期待して支部に話を上げた。

GW終わり現在、右上の通知が一になることすらなかった。もちろんXや支部に置いている感想箱の通知も光ることはなかった。

なんだか思ったよりショックだった。好きに書いて好きにあげてる筈なのに、全く反応がないのがこんなに苦しいとは思わなかった。

まりに苦しくなってXで同ジャンルの方が上げてる話に片っ端から感想リプを送った。もしかしたら返事でこっちの話にも感想があるんじゃないかとか期待してたけど当たり前にお礼の返事しか帰ってこなかった。当たり前に。

ああめんどくさいやつだなって思われてますます距離置かれるよなあこんなの。

わかっちゃいるが好きだけじゃ辛いよ。なんでみんな感想言い合ってきゃっきゃできるんだよ私だってしたいってか私の話に感想をくれよ。

そうだよこれが本音だよ。書いてるだけで楽しいとか推しカプを推してるだけで幸せとかXにはかいてるけどほんとは話上げたら感想欲しいし印リポして欲しいよ当たり前じゃんかそんなの。

もう最終日になった今も私は、更新を押し続けて通知が光るのを待っている。

追記

そしてこれにも言及が少ない、ブクマがないと更新を押し続けている。

もうどうしようもないな…

anond:20240506115921

ここで俳句解説するとボロクソ言われるのが落ちなので、リアル相談した方がいいよ。

…というのは、俳句は滅茶苦茶コンテクスト文脈)に依存する芸術からだ。短歌31文字が対決的な文化(歌合せとか)を成立させてきたように「向き合う他者」に言葉を届ける能力もつのに対して、俳句は仲間内のような座の中で成立してきたように「コンテクストを共有する仲間」の間で盛り上がるタイプの道具であり、背景となる文化文脈を共有していないことが多い現代社会特にネット上)では、説明したところで、「そうとは限らないのでは?」みたいな突っ込みが山ほど入るのが目に見えてる。「なんでそう言い切れるの?」「必ずしもそうとは限らない」etc……いやうるせえわ。俳句ってそういうモンなんだから仕方ねえだろ。


それを踏まえた上で、可能な限りの解説をするぞ。長いので暇人向けだ。ちなみに、調べて作者名見て「あー」(嘆息)と声が出そうになってあと調べるのはやめた、から、ほぼ推測のみで書く。まあ、ちょっと古い昭和俳句だわ、くらいに思いながら聞いてくれ。ちなみに、俺はこの句、一読して「短歌的な俳句だ。それだけに、短歌増田が感心したのは分かる」と感じた。俺自身は、こういう俳句は作らないと思う。理由は後述する。

「ここで昼餉(ここでひるげ)」

初手から6字で字余りだ。字余りについては今更説明しないが、基本的にはあんまりやらない。なぜなら、基本的にはリズムを壊したり重たくしたりしてしまうからだ。わず17字でつくる詩で、およそ1/3のリズムが崩れかねないというのは、かなりオソロシイことだ。逆に言えば「その危険を押してでもやりたい」と作者が判断したときだけ、リスクを背負ってやる。素人にはあまりお勧めしない手法だ。さて、作者はわざわざ字余りをして、「さあ、この辺(の場所)で昼飯にしようかな」というメッセージを伝えているわけだ。何とも人を食った話だが、昼飯の場所が決まっていないということはこの人が日常の中にいるわけではないことを暗示してる。まあ、単に定年で暇になって毎日あちこち公園やらデパートやらで飯を食ってる爺さんという可能性もゼロではないが、後で出てくる夏という季節にそんなことをする爺さんもあまりいないだろうから、ここで作者はそれなりに若く、夏の最中に野山を歩き回っていると推測される。これで一気に「作者の年齢、場所、状況」に関する情報が得られるのだから、字余り使った値打はあると言えばあるが、それ以上に作者がここであえて句のリズムをもったり重たくさせたのは、「いい年したおっさんが夏の昼間にハイキングしてる」という「のんびり感」を演出しようとしたためであるかもしれない、とも推測される。その意味では、この初句、のんびりして見えて人を食ったような、それでいて計算もあるやり手の初句だ。ちなみに、この初句、体言止めで切れる。俳句はやはりどこかで「切れる」ことが推奨されるが、それは句の焦点をはっきりさせるためだ。句切れの前に焦点があるか、後にあるかはケースバイケースだとしても。

ただ、それにしても「ここ」が山とか自然の中、は分かったが、どんな場所なのか、また、ここで昼飯にしようと思ったのはなぜか、作者はいまどんな気分なのか、とかは分からない。それは、続く部分で種明かしされる。(よって、ここでは句切れの後、つまり「種明かし」パートが句の焦点だと考えられる。)

「真赤な夏の/花佇つゆゑ」

最後に「ゆゑ(故=理由)」とあるが、普通に考えたらこれまた俳句では普通やらないおきて破りである。句の中でこういう「理由の明示」みたいなこと、ダメだろ普通。なぜかというと、基本的にカッコ悪いからだ。たとえば「閑けさや岩にしみいる蝉の声」を、「蝉の声岩に染むゆえ閑かなり」とかやったら、なんかいろいろ台無しだろう? ネタ晴らしというかなんというか、たとえそういう意図を込めていたとしても、言わずにそこを感じさせて感心させるところがさあ、まあ句の仕掛けなんだから、答え言っちゃったらもう何かダメじゃね?とふつうはまあ思うんだよ。でもこの句はもう少し進化した句で、理由を言っちゃった上で「え?それが理由になるん?」と読み手に突っ込ませることを狙った作品なのだな。突っ込みさせた上で、「え……理由…?………になるんか、…ならんこともないか、うーん、なるほど」みたいな。最初のんびり路線がここで効いてくるわけだ。作者は「それが理由なん?」という突っ込みに対して"のんびり"という姿勢をとることで「それが理由ですが、何か?」と返してきているわけだ。そうやって自信満々に言われるとなんかこっちが間違ってる気もするし、そう言い切られたらそうかなあ、と少し納得感がないでもない……と思わされた時点でもう作者の術中に落ちているのだ。この作戦、小難しく解釈しようとする人であればあるほどハマる。

もっとも、そういう、突っ込みさせつつセルフ納得もできる「微妙な線」を狙うのはなかなか難しい。だから、それを実現させるために作者は2つほど仕掛けをしてる。

一つは「真っ赤な夏の花」だ。これ、普通なら夏に咲くそ花の名前を入れる部分だよな。たとえば朝顔ならアサガオ向日葵ならヒマワリ……だいたい花の和名なんてそんな長いものじゃない。少なくともただ花それ自体を指すのに9字も使うのって、俳句始めたての人の句なら真っ先に直されそうな部分だ。でも、その上でだ。聞いてみるけど、この花何だろうな? 日本の、ハイキングで行くような野山に、真夏に「真っ赤」な花なんて咲いてるか? あとで「たつ」という言葉がある以上、人の背丈程度には高さがあってすっと伸びた草花だ。さて何だろう? 作者の答えは「知らん!」だよ。知らないから「真っ赤な夏の花」なのだ。おいおい、そりゃねえだろ、と読者に突っ込ませておいて、そこで作者はぬけぬけと「だからここで飯にするんだ、悪いか?(ニヤリ」とやってくるわけだ。無責任適当にやってるように見せながら計算もあり、でも基本的楽天的天衣無縫な語り口の句だ。それが初句の「のんびり」加減と相まって、この句に独特の雰囲気を醸し出していることは否定できない。なんだったらここで笑い出しちゃうような面白みがある。

二つ目は「佇つ」だ。学のある人をこれで引っ掛けようという腹だ。この字、音数から考えれば「たつ」と読ませているのだろう。だがこの字に原則として「たつ」の読みはない(少なくとも家にある広漢和辞典(全四巻)でみる限りはない)。一般的な読みは「たたずむ」で、じーっと立っている、という意味だ。「たつ」に宛てたのは、その意味を合わせて感じさせたかたからであろう。花はいつまでもじーっと立っているのだから人間が「立つ」のと同じ字でない方がいいんじゃありませんか、というか、「佇む」には途方に暮れて立ち止まる、みたいなニュアンスも漂う。何か、その夏の花が所在なくじっと立っているので、仕方なくしばしのひと時を一緒に過ごす、みたいな感じだ。なんだろう、ひょっとしてこの「真っ赤な夏の花」というのは、山道を歩く途中で一緒になった、真っ赤なサマードレスを着た女性か何かの比喩なんではないだろうか、みたいな、そんなちょっと色気みたいな解釈深読みが(実際、俳句読みはその手の暗喩創作をよくやる)この「佇」一字から立ち上ってくるのである。そうなると、花の名前が特定できなかったことも、何だかそのための仕掛けであるようにすら見えてきて、うーん、と悩まされるのだ。当然、そこまで考えての、このルール違反用字である

結果、山歩きの途中花の下で飯食うかあ、というだけの句が、俄然ストーリー性、物語性、ロマンスの色彩まで帯びてくる。が、もちろん現実にはそんなことはないのであって、実際ただ飯をくっただけなんですけどねー、という緩い種明かし(そもそもそんなロマンスが勃発したら俳句なぞ作っている暇はないので)を前提に、その幻想を楽しむ、そんな句ということに落ち着くわけだ。

そんな風に、この俳句はなかなか外連味(けれんみ)のある、仕掛けとイメージてんこ盛り、物語調の俳句で、実に面白いと言えば面白い、一般的俳句の目指すところとはちょっと外れた句だ。一般的俳句もっと、瞬間的、即物的、断片的に風景を切り取るのが基本なので、まあ普通は「季語感情」でつくるとこから始めるのが適切だろう。この句も、山道で赤い花に出会った瞬間の感情を句にしてると言えなくもないが、それにしてはいろいろな仕掛けが人を食っていて、また、無用物語調で独特だ。一般的俳句なら、たとえば「握り飯ハイビスカスの色に染む」とかでいいわけだが、この句はその瞬間の風景以上に、遊び、のんびり感、山道を歩いてきてよいしょと腰を下ろすそのしぐさ…からああ花がきれいだな、という一連の感情を全てこの一句に込めようとしてるのだ。これを17字でやるのは、本来かなり無理筋なので、普通はもうちょっとワンショットに切り分けようとしたりするか、あきらめて短歌にいくかするだろう。その無理をやってる(そして、そこそこ成功もしてる)のがこの句の面白いところで、たぶん短歌増田が感心したところなんじゃないか

まあ、こういう句、狙って作るのはなかなか難しい(ちなみにこの作者・中村草田男は、こういうのをやたら作るのだが、ひどい失敗も多いので有名な人だ)。そういう意味でも、まあなかなかない句ではあると思う。あと、何も知らずにいろいろ書き飛ばしたので、もっと知ってる人から突っ込み入れてもらえたら感謝する。

草津町事件リベラルブクマカはてサ)はどう反応したか

はてブは極めてリベラル左派色の強い(共産党立憲民主党の支持が多いなど)と言われることが多い。

それでは、草津町長が性加害を行ったとして虚偽の告発をされていた件で、当初ブクマカがどのような反応をしていたか残しておこうと思う。

この問題でのブコメの1位である群馬県草津町の「町議リコール住民投票はらむ、性被害事実以前の大きな問題」(https://b.hatena.ne.jp/entry/s/hbol.jp/233731/)と2位である「「町長からセクハラ告発女性町議懲罰動議で失職:朝日新聞デジタル

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.asahi.com/articles/ASMD261GBMD2UHNB00M.html)を参考に見ていこうと思う。

群馬県草津町の「町議リコール住民投票はらむ、性被害事実以前の大きな問題

(以下、上位ブコメ

セクハラの訴えが虚偽だったとしても、公共施設リコールを訴えるポスター貼ったり街宣車を走らせたりするのはとにかく異様。リコール住民運動であるべきで、政敵攻撃するためのものではない。

公共施設はそのとき行政を仕切ってる人のものじゃないよな

◯"① 警察捜査裁判の結果が出ていない段階での住民投票である。 ② 公平性担保すべき自治体が、一方の側に投票誘導している。 ③ 超デリケート問題にもかかわらず、一切の配慮が感じられない。"

ちなみにこの記事を書いたちだい氏は、元町議の虚言が明らかになってからも「もっと陰湿で闇だらけの真鶴町でさえ草津町のような公平性を欠いた住民投票にはなっていないし、町をあげてのリンチ状態にはなっていない。」(https://twitter.com/chidaisan/status/1721282877881737323)などとの発言を続けていた人物で、ブクマカの多くはそれに賛同してしまっている。

「「町長からセクハラ告発女性町議懲罰動議で失職:朝日新聞デジタル

(以下、上位ブコメ

◯その理由はないわ。性的問題での追及が出来なくなる。>「新井氏が「町長室で町長と肉体関係を持った」と発言した点などが「破廉恥で、議会品位を傷つけた」とされて懲罰対象となり、新井氏は議席を失った」

セクハラを訴えられただけなら「まずは事実関係を」ぐらいのテンションで見てるはずの世の人々も、この意味のわからない懲罰動議で一気に「町長怪しい」に進化してしまうよな。

◯いや、事の真偽も明らかになっていないのに懲罰おかしいでしょう。/そして、被害の訴えが議会品位を傷つけるというロジックおかしい。/まずは事実確認が必要事実なら、懲罰撤回されるべき。

分量が多くなるので3つずつしか取り上げてないが、それ以下のブコメも星の多いものの大部分は草津町草津町長への非難だった。

ブコメ論調

大きく2点だろうか。

リコール態様おかし

裁判においてリコール合法ものであったと確定判決がでている。

裁判などで事実関係が明らかでないのにリコールするのはおかし

そもそも裁判リコール独立している。また、事実関係についてもこの虚言のみではなくそれまでの積み重ねでリコールになってる。

いずれも、今回のリコール事案はそれまでの元町議が行っていた数々の非違行為が前提となって行われているものであるにもかかわらず、それを踏まえずに草津町を悪とするブコメが上位となっている(その時点で明らかになっている事実だけで十分にリコールに値するものであり、だからこそ住民投票では圧倒的多数リコールが認められた)。
中立ぶっているブコメについても、当時調べればすぐ分かる内容も調べずに草津町草津町長を悪とするものは、単に元町議の発言に乗っかって草津町草津町長を悪役にしたかったのだろう。故意無意識かは知らないが。

というか、「仮に本当だったら」などと前置きして誹謗中傷するのって本人は中立とか理性的なつもりなんだろうけどバレバレだよね

まとめ

草津町議の虚言に乗って草津町草津町長を貶めたものが多かった。

その理由が、はてブ蔓延する親フェミニズムジェンダー論)的なものなのか、地方差別からくるものなのか、親リベラル共産党等。そういえば元町擁護デモをしてたのも共産党だったよね)からくるものなのかはわからないが。まぁ合せ技なんだろうけど。

いずれにしてもブクマカはてサ)にとって、男性人権ってのは女性のそれに比べて劣後すると考えていると明らかになった事案と言っていいだろう。

余談

この両記事のどちらかで草津町草津町長を誹謗中傷したブクマカ謝罪したのかな?

草津町長は草津町まで謝罪に訪れるべきでは?と提案してくれてるし、和解のチャンスでは?

生成AI議論を見てるとプログラミング環境進化と近い話だなと思った

すがやみつる先生が生成AIを使ったことでAIを憂う人たちから大量の質問が殺到する→質問に丁寧に返答、ベテラン漫画家が話す「模倣について」の考え方がためになる - Togetter

「紙とペンからデジタルへの変遷とAIでは次元が違う」みたいにAIは影響が凄すぎるみたいな話がよく出てくるけど

プログラマってそういうの何回も体験してきてる

プログラマにとって紙とペン時代機械語アセンブラだよな

俺は40代から機械語アセンブラ知らなくてもアプリが作れた世代だけど

C言語VBが出た時には機械語アセンブラやってた人の技術必要無くなってアプリを作る速度でも負けることになった

開発環境でも秀丸っていうただのテキストエディタで開発していた時代があったけど

統合開発ツールとか出てきてデバッグできたり補完が働いたりして秀丸使いは廃れた

自分プログラマになってからも幾度となく新しい言語が発表されたり、新しいフレームワークが発表され

アプリの開発速度の上昇とともにそれまでに使っていた技術必要なくなってきた

生成AIも多分「手書き必要無くなる」時なんだと思う

プログラミングでいうと機械語秀丸を捨てる時

手書き機械語ができる方が有利なのは変わらないけど

手書きできなくても絵が描ける、機械語できなくてもアプリが作れる。そういう転換期

そして時が進めば今のプログラマのように「機械語知らない」「VBも知らない」でもアプリは作れますって人ばかりになるんだと思う

今は手書き絵が無くなってしまったら新しいものが生まれなくなるとか、創作しなくなるとか思うかもしれないけど

多分同じようなことは起こってきてて、例えば絵の具だって流通する前はみんな「独自の色」を開発して持ってたんじゃないか

それが絵の具の流通で一旦画一的になってしまったと思うけど、創作が滞った結果は出てないと思う

AIAIを利用することで手書きをすっ飛ばし創作活動する人が増えるだけじゃないかなって思うのはそういうこと

プログラマも今までの技術陳腐化しても新しい言語ツールで「できることの範囲が拡大」することに興奮して創作を続けてきた

2024-05-05

anond:20240505230255

Y染色体は、遺伝子情報が30個ぐらいしか書かれていない小さな染色体で、血液細胞では、年を取るにつれて喪失してしまうこともあります。 測定方法によって違いはありますが、70歳の40%、93歳では57%に喪失が見られるといいますY染色体哺乳類進化とともにどんどん短くなって、Y染色体上の遺伝子も減ってきています。 このまま退化が進めば、1,400万年後にはY染色体がなくなり、男性がいなくなって人類絶滅するという説もあります

anond:20240505185239

GPTシリーズローカルAI重要役割果たしているのは確かですが、それがすべての時代における最終的な解決であるかどうかは疑問です。常に技術進化し、新しいアプローチ技術が出てくる可能性があります

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