「複雑系」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 複雑系とは

2021-10-06

ノーベル物理学賞さんさあ

つのテーマ、受賞者最大3人、に授与するというルールだったと記憶してるけど

ワンテーマから3人の時と、隣接領域から受賞者詰め込んだのかな、みたいな時があるよね。

なかでも今年は飛びぬけて関連性なくない?なくなくない?

文句なし同一テーマ

1997年 レーザー冷却法[スティーブン・チュー、クロード・コーエン=タヌージ、ウィリアムダニエルフィリップス

2014年 青色ダイオード赤崎勇天野浩中村修二

関連性はわかる

2008年 自発的対称性の破れ発見南部陽一郎] CP対称性の破れ説明するクォーク理論小林誠益川敏英

2009年 光ファイバー通信チャールズ・カオ(高錕)] CCDセンサー発明[ウィラード・ボイル、ジョージ・E・スミス] ←ちょっとこじつけっぽい

2018年 光ピンセットの開発[アーサー・アシュキン] 超高出力・超短パルスレーザーの生成方法[ジェラール・ムル、ドナ・ストリックランド

2020年 ブラックホール一般相対論ロジャー・ペンローズ] 銀河系中心いて座A*発見ラインハルトゲンツェル、アンドレア・ゲズ]

広い意味では同じ領域といえなくもない?

2021年 気候モデル温暖化真鍋淑郎、クラウス・ハッセルマン] スピングラス[ジョルジョ・パリージ] ←地球規模に適用できる複雑系研究

日本では真鍋さんの人物エピソードだけ報道され解説が少ないであろうスピングラスは、統計物理学が専門だったヨビノリの解説を見るといいと思う。

俺は見たけどよくわからんかったわ。ジョルジョの研究分野が多彩で広い分野に影響を与えたすごい学者なのはWikipediaの受賞歴からも感じられた。

同一テーマの受賞がほとんどだけど、その中から1997年レーザー冷却法をピックアップしたのは、レーザー冷却法にアーサー・アシュキンの考案した技術が使われていて

受賞したチューもアシュキンが先駆者だと言ってたことが2018年のアシュキン96歳当時最高齢ノーベル賞受賞につながったのかなあ、とか思って入れました。

ペンローズも「2020年に、ブラックホール相対論で受賞するのが、ちょうどいいのか?」という点に、光電効果アインシュタインみを感じて入れた。

2021-09-14

anond:20210913191858

複雑系の申し子としては、需要が逼迫しして国全体がブラックアウトする可能性があったら、独立系統にすべきだと思うよ。バックアップ電源を持つほうがマシだろ。テキサスの民には申し訳ないが、寒波テキサスだけで電源が破綻したのは、アメリカ全土では幸運でしょ。例えば、日本河川独立している結果、東京都福岡水不足喧嘩することないのじゃん。

2021-08-26

anond:20210826211454

社会学心理学統計使うのはどう思ってるん?量的研究しなかったらこの辺の分野成り立たないでしょ今は。

いね!その質問は、実に好ましい。なぜなら、統計学が意味をなさないことが多いのに、なんで勉強するか疑問だろ?そりゃ、統計学が『ノイズ』を除去するからだよ。統計学は N/A とかあるのに、P値だ言って誤魔化しているのに、いざ自分たち理論破綻したら「シックスシグマ的にありえない!」とか言って逃げるだろ。バブルも、リーマンショックも、自分たちが都合の良い数値を適当に取り繕って、レバレッジをかけて破綻していった。そうだよ、大きく社会学といったら会計学経済学も「左辺と右辺が一致する」という数学理論を無理やり当てはめて、一致すると安堵するということを繰り返しすぎなんだよ。違うね。社会学においては「左辺と右辺が一致しない」ということに意味がある。例えば、昔の人間DNA的には同じだろうが、社会は常に変化していくのだ。まさかだけど、資本主義があるから共産主義があるとか思ってないか?違うぞ。共産主義がおこって、資本主義というレッテルが作られたのだよ。マクロ経済学があるからミクロ経済学があるのか?違うよ。最初は、ミクロ経済学なんてなかったんだよ。なぜに、人は「反対のもの」を探そうとするのかね。おかげで、ミクロ積分するとマクロになるという研究に一生を注げてしまう人が出てきた。可哀想にね。今では、合成の誤謬とか言うがね。世の中は、シンプルじゃないんだ。今では、複雑系という領域が勃興したおかげで、(古典な)物理学や(過去データを扱う)統計学、そして数学テクニック社会学に応用して「未来を想定する」という学問は死に絶えつつあるのさ。間違っているのは、私立文系教授たちであって、自分達の地位が規模に依存していて、学生無意味テキストを買わせるだけの私立文系芸術学部市井画家とかは除く)がイキっているアホしかいないのに、拝めているのだよ。特に日本銀行券にのっている「日本ボルテール(大爆笑)」さんの大学とかさ、みのもんた石原慎太郎の子弟とか、統計学を使うと「慶應義塾大学受験なんてしないと、有能になる」ということを「信頼区間的には、棄却される」としか出せないだろ。ウケるw。文系は無理して数学使役しようなんてするのではなくて、本や資料、そして『リアル』に触れる機会を徹底的に増やしていくべきなんだよ。一橋大学文学部を作って、早稲田慶応文系人員を減らして、国立理工学リベラルアーツ教育復興を目指すべきなのだ根拠は、私立文系は「既卒採用されない」という現実に向き合うべきだろ。まだ、四十路で看護学部にいった方が就職があるって変じゃないか?あれだけ数学否定して入学させて、あまつさえ本人たちも得意でない統計学やデータサイエンスを教えるなんて、教育者として失格だろ。ちゃっちゃと、似非数学者はくたばってください、としか思わねーよ。閑話休題最初の「社会学心理学」で統計学が使えないのは何故かという疑問に答えるぞ。わかりやすい例だと、かの有名な「校長」という事例があるじゃん。世の中には「一騎当千強者」がいて、そういう統計的には「ノイズ」として棄却されるような、通常は起きないけど「未知の未知」という人知を超えた「何か」がいるの。ほら、新型コロナウイルスは「1つの『①新型コロナウイルス』が『②武漢』に生じた」というだけじゃん。これを「①イエス・キリスト、②エルサレム」「①ポル・ポト、②カンボジア」「①スマホ、②シリコンバレー」「①自動車、②ドイツ」というのとどう違うのさ。①から②は成り立つが、②から①は成立しねーよ。そんなのは、「オッカムの剃刀」とかで徹底的に洗い出されているのであって、帰納法演繹法では「世の中を描けないのだ」よ。つまり、人文系人工知能のように社会学的な方向に、ベンサムを始祖として常に繰り返されてきた、物理学数学メソッドの応用は事故の元です。なぜなら、ヒトは「変わらない」が、社会は「変わる」のです。光の速さは(俺が生きている間は)不変ですが、社会は(テレビ新聞インターネットとか出てきたせいで)変わるのです。つまり統計学のような「観測できなかったことを誤魔化す」「そもそもサンプルが全て出揃うのが不可能」「過去に起きなかったから、未来にも起きないと思い込む」ような、雑な『算数』で「数学理解していると信じる私立文系ども」はオウム真理教で「サリンをばら撒いた高学歴」と何ら変わらないよー、って言いたいのですよ。天才の麻原がいなかったら、地下鉄サリン事件なんて高学歴秀才どもが起こすわけないじゃん?(q.e.d

2021-08-17

anond:20210817120254

薬物の組み合わせの相互作用なんて、複雑系と言われる領域計算機を使おうが、見つけられねーよ。服用して、デメリットがあったら医師薬剤師相談しろ

2021-08-14

若年者のコロナ関連心筋炎リスク

若年男性が心筋炎になるリスクは、コロナ罹患の方がワクチンより6倍高い。medRxivだが。

https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2021.07.23.21260998v1

社会的利益で考えれば10代もワクチン励行でよいが、個人的利益で考えると、6倍は微妙ではある。心筋炎だけで考えるなら、ワクチンを全員うって効果100%だとすると、うたなかった場合に6人に1人がコロナ罹患するのならトントンコロナ罹患による影響も、ワクチン接種による影響も心筋炎だけでないし、個人的利益も疾病および副反応だけではないのでリアルワールドではRisk/Benefit評価複雑系レベルなので思想判断するしかない。

自分10代にもワクチン促進でよいと考えるし、ワクチン接種ジレンマ欺瞞なしでは解決困難ではあるが、当局市民に十分にフェアな情報提供をしていないのは問題だと思う。

2021-07-24

anond:20210724230035

えっ、まだマクロ経済学のようなまやかしを信じてるの?馬鹿だな。

今は複雑系という学問が出てきて「需要供給」という二元論的に経済分析することが不可能なのを知らないの?残念だけど、資本主義社会においては富のインフレーションが発生しているから、同じ労働で同じ対価を得ることが不可能なのがわかってきているのだから経済学で「〇〇だから✗✗」という演繹的推論をすると一致しないことになることが知られているのですよ。

例えば、ノーベル賞をとった現代ポートフォリオ理論は「虎穴に入らずんば虎子を得ず」という故事説明できるのですよ。リスクをとらないと、リターンを得られない。このときリスク」というのは不確実性だけど、これは「確実性をとると、リターンを失う」ということだから民間資本が充実して「先進国キャッチアップ」という手法ができない今の日本に、昔のように政治力を介した直接投資をしても未来負債をこしらえるだけです。

2021-07-10

anond:20210710163800

えっ、すいません。いちおう、機械学習までは勉強した結果の感想なんですよ。大きな病気、例えばガンとかになる原因は統計的な外れ値だったりして、とても統計的機械学習では正常外になるような人ばっかなんじゃないかと思ってるのですよ。なので、複雑系の今を生きている私たちは、AI なんてもんがあっても、寿命が少し伸びるだけだと感じたのですが。人工知能ではないけど、間違いなく計算機は人を救ってますよ。例えばスバルのアイサイト前後では事故が減ってきていますよ。そうじゃなくても、我が国自動車の剛性はあがりつつあって、事故による死傷者は減少傾向でしたが。。。

2021-07-09

コロナくじ、感染者数をあてて大金ゲット!

1ヶ月〜数ヶ月単位コロナ感染者数の動向を予測して、あてた人に賞金

予測方法自由スパコン使った計算でも占いでも何でもあり。当選複数場合山分け。

コロナ関連の研究促進という公益性があるし、大衆の関心も惹ける。

科学技術を利用した複雑系における未来予測で結果が短期スパンで得られる。AI利用のあり方について全国民が考える契機になるんじゃないか

2021-01-12

anond:20210112215248

たぶんすごい近い領域で悩まれてる気がしますね。

トランプ大統領権力持っちゃ駄目なタイプの男で、予想通り莫迦が集まってきて大変なことになってましたけど、

連邦議会突入するまでは信者バカ騒ぎは結構スカッとした気持ちで見てました。

私も個人としてはゲイの友人もいますし、マイノリティに石投げろなんて思いません。

というか、私自身、海外ではマイノリティですし、リベラル優勢な世の中で随分自由旅行させてもらいましたし。

たぶん、個人としてリベラル的な自由を好むことと、それを無邪気に社会全体に適応するのを良しとすること辺りに境界があるのかと。

何が違うかと言うと、善意恣意的適用自分自身がしているから、社会全体っていう複雑系無視してそれを広めると自分みたいな卑怯者が乗っかってくるぞ、と思っているのかも、と思いました。

2020-09-30

会話で使いたい理系用語

ベクトル : 方向のこと

トマス紙: みわけること

昇華:    むつかしく変化する事

消化:    わかりやすく変化する事

トポロジー: 配置のこと

複雑系  : 混み合って難しいこと

ビッグバン: 大きな変化のこと

DNA   : 伝統、つながりのこと

2020-09-28

あの日、僕は彼女に別れを告げた。彼女のことを愛していたか

開口一番、医者は僕に病名を告知した。予想通りの病名。驚きはもちろん、悲しみさえわかなかった。むしろ若干自分のことが誇らしくすらあった。ここ数週間医学論文を読み込みたどり着いた結論と一致していたからだ。診断の意味するところは一つだった。僕は、もうすぐ死ぬ。緩やかに、けれども確実に。一つ一つ、できて当たり前のことができなくなりながら他人よりもずいぶん早いペースで死という端点へと近づいていく。「自発呼吸」というピース最後に残して、パズルからピースが外れていく。それを防ぐ手立て――治療法――は存在していなかった。

病院から彼女と一緒に暮らすマンションへと向かう帰路で、僕はこれまでの自分人生を、積み重ねてきた努力を思い返した。教授に詰められながらゼミ論文紹介をしたっけ。巨大なコードベースからなるプログラムの不可解なバグの原因を何週間もかけて追究したっけ。診断が意味していたのは、これまでの自分努力収束先だった。大学院で身に着けた英語論文サーベイするスキル、もはや複雑系様相を呈する巨大なソフトウェア不具合デバッグするなかで向上した問題解決能力、それらのおかげで英語医学論文を読み解くことができたし、近頃の体の不調の原因を特定するに至ったのだと思う。僕がこれまで努力してこれらのスキルを獲得したのは、自分の死期と死に様を人よりも早く知るためだったのか?僕は自嘲した。自分がこれまで生きてきたのはうまく死ぬためだったのかと思うと妙に可笑しかった。

連続時間軸上で物事連続的に変化する。そのどこに境界線を引くかは恣意的しか決められない。しかしそのことは境界線という概念のもの否定するものではない。何手目からという合意が必ずしもとれなくともチェスの対局には常にエンドゲームがあるように、人生には常に晩年がある。医師が診断を下した瞬間に晩年が始まったと僕は解釈した。そして僕にはまだ、晩年の概形を定めるだけの力は残されていた。やり遂げなければならないことがあった。晩節を汚さないために。手遅れになる前に。彼女と、別れる必要があった。

「なんのつもりー?」彼女は無邪気に笑った。本気だとは微塵も思っていないかのような口ぶりだ。僕が信じていたように、なにがあっても僕たちの愛は揺るぎない、そう彼女確信しているようだった。「ねえ、それ冗談だとしても面白くないかも」彼女が眉間にしわを寄せて言った。彼女の目を見ることが出来なかった。「ホント理解できないんだけど……どうして?」妥当な疑問だった。しかし僕は返答に窮した。本当のことなんか誰が言えようか?僕の人生でこれから待ち受けていることを告げても、彼女はそれを受け入れ、最期まで寄り添うことを決断してくれるであろうことは明らかだった。僕たちのあいだに存在するものは極めて純粋な形の愛だと断言できた。だからこそ、愛する彼女にそんなことをさせるわけにはいかなかった。君が男女平等主義者なのは知ってる。でも最後に一度だけパターナリスティック振る舞うことを許してほしい。残念ながら僕には君と一緒に思い描いた未来を歩む能力は、君を幸福にする能力は与えられていなかった。でも君が不幸になるのを防ぐことはできるんだ。僕の世話をする以外の未来が君にはあって、君はそれを選ぶべきなんだ。言うべき言葉は明らかだった。彼女の目を見据えて言った。「実は、他に好きな人ができたんだ」それを聞くなり彼女は目を見開き息を飲んだ。


それから三年の年月が経過した。秋の柔らかな日差しが窓から差し込んでいた。窓際でいつものように目の動きをキーボード入力に変換するソフトを使ってWebブラウジングをしていたところ、あの日別れを告げた彼女SNS 投稿が目に留まった。ウェディングドレスを着た彼女がとびきりの笑顔で写っていた。様々な種類の感情が同時に生起した。混沌のなかで最初言語化できたのは「これでよかったんだ」という思いだった。祝福する気持ち表現しようとしたが笑顔がうまく作れない。涙が頬を伝う感覚があった。しかしそれを確かめるすべを僕はとうに失っている。ちょうど暖かな日差しが運んできたまどろみに身を任せて僕は眠りに落ちた。

2020-09-13

社会学者医者を同列に扱うのは流石にどうなの

銀英伝田中某の話題に関する一部ブコメについて。

本題についてはただのマウント合戦だと思ってるので興味なし。

 

医学科学だ。

もちろん医者の間で意見が分かれることはあるが、基本的には一つの知識体系だ。

というか、少なくとも、一つの知識体系を目指す学問であるはずだ。

医者は「正しい知識を持っている人」で、一般人は「知識を持っていない人」だ。

医者が「ただの風邪だ」と言えば、一般人は「ただの風邪だ」と考えるのが普通だ。

そういう意味で、医者には権威がある。

 

社会学純粋科学ではない(もちろん一部は「科学的」アプローチを取る)。

つの知識体系があるわけではない。目指しているわけでもない。

社会複雑系であり、一つの「優れた」捉え方があるわけではない。

逆に、だからこそ、「多様な」「他とは違った」捉え方を提供することが、社会学の一つの役割だ。

から、ある社会学者が「これは問題ある表現だ」といえば、一般人は「確かにそういう捉え方もあるかもな」くらいに考えれば十分だ。

(もちろんその意見妥当性は「社会学者が言ったかどうか」とは関係なく議論されるべきだが。)

そういう意味で、社会学者には権威がない。

というか、ある表現文句をつける権威がいるとすれば、それは弁護士政治家等、法律専門家であるはずだ。

 

そもそもはてなだってその辺のアホだって、「社会学者の言うことは正しいとは限らない」なんなら「胡散臭い」と思っているはずだ。

だれが社会学者の意見に対して、日常的に権威を認めているというのだろう?

こんなこと言っているのは、旗色が悪くなったらビビったふりをする、典型的詭弁者だ。

社会学の本を1ページも読んだことが無いんだろう。

実に典型的量産型はてなユーザだ。

2020-08-26

バイト日記

 カフェマシン部品を洗ったあと、マシンの表面をアルコール消毒していたらお客様に話しかけられた。

カフェマシンの消毒って、一日に何回やってる?」

 アドリブに激弱い私は、

「何回とは決まっていないですが、気がついたときにやっています

 と答えてドン引きされてしまった。実際この通りなんだが、たぶん「気が付かなければやらない」ということだと思われたんだろう。

「実際、大変そうな仕事だもんね」

 とお客様は仰って、帰っていった。

 以前、Twitterに「近所のコンビニカフェマシン掃除全然やってないらしく、そこのコーヒーを飲んだ人みんなお腹を壊してる」と呟いている人がいた。へぇ掃除を怠ったカフェマシンで淹れたコーヒー飲むとお腹をこわすのかぁ……と、カフェマシン掃除を怠らない私は余裕綽々の気分で思った。そしてバイト仲間のAさんにそのことを話したら、

「それはそうですよ!」

 とAさんは言った。それはそうだと思いながら、Aさんはベテランパートの人が辞めてから1ヶ月以上、カフェマシンの豆の入っている容器の部分を取り外して洗う作業を「オーナーがやれって言わないから」という理由でやらずに放置していたのか……。(その仕事は、誰もやってないことにある日気付いた私が引き継いだ)

 ストーカーはいものように、私が一人で店番をしている時間を見計らって来店。ただひたすらこっちをじろじろ見てくることと「タバコください」の一言でいつもの銘柄を二箱出させるという地味な行動を相変わらず続けてくる。私は「この人はコンビニ店員に嫌われに来ているのだ」と思うことにした。

 今日調子がいいぞと思って仕事をしていたら、普段の私には信じられないタイプの失敗をしてしまう。どういう失敗なのかというと、ややこしくて説明するのが面倒臭いので書かない。らしくない失敗というのは謎に複雑系になる傾向があるような。少なくとも私の人生はいつもそう。失敗の経緯を説明するのが面倒で、オーナー宛にただ損失額と謝罪文だけを書いたメモ事務所に残して帰ったけど、今のところ別にオーナーからどうしてそんな失敗をしたの? という電話はかかって来ない。

2020-08-15

anond:20200814194857

ごめん

例え自体が何に対するフェミ反論かわからいから何言ってるかわかんねえわ

ざっくりした話ならば、国ごとの犯罪様相は国ごとの事情によって異なるというのはほぼ確定的な事実だという点では藁人形であるフェミ同意する。

日本世界各国を比べて、どう言った事情がどのように作用しているか一つ一つ示すというのは不可能だし要求すること自体無意味

社会複雑系、結果から因子を特定するのは無理

法や犯罪専門家でも予測しかできない

戦争孤児が増えるような社会情勢レベルでのよっぽどのことがない限り、犯罪率との相関は示せないだろう

細かな規制宗教的規範道徳観がどう影響しているかなど示すことは不可能事実から導かれるのは仮説考察範囲に留まり真理には到達しない。主張が限界というのが科学というもの本質だろう

無理難題を吹っかけているとしか思えん

仮にそれが可能だというなら、やって見せて欲しいわ

フェミ意見への賛同ではなく、そのデータを示すのは不可能だと主張したい

データを使えば何でも示せるのも事実だし、データでは何も示せないのも事実だ。

2020-07-04

anond:20200704123156

リーにされると読みにくい。リンクが多すぎるから分けてるのだと思うけど、アマゾンへのリンクならisbnとかasin貼り付けるでよかったんじゃないか

例えば、isbn:4478103755 って感じ。ただこれも大量に書くと投稿できなくなるかもしれない。

ファイナンス理論全史とかウォール街物理学者はおれも読んだことある投資のものより相場科学的に見る話が好きで読んでる。中公新書の「統計分布を知れば世界が分かる」を挙げているのは意外だな。これは投資とは全然関係ない本だけど、相場科学的に見ようと思った時にはヒントになるかもしれない。正規分布対数正規分布、そしてべき分布、それらの確率分布形成する現象の背後には、加算過程、乗算過程、そして複雑系がある。こういうのは、相場科学的に見るうえでは役に立つ知識であると思う。ただ、これを投資に活かすのは難しくないか

まぁ増田の書いた投資法はあとでちゃんと読んでみるよ。

2020-02-13

anond:20200213105539

進化心理学には反証可能性がない

進化心理学小説に近い

反証可能性がないもの小説である

とするのは単純に論理の誤りだぞ。

てか複雑系科学が何やってんのか知らんけど、

そこで提示される予測現在において実証できるんちゃうの。

2020-01-29

netflixで見た贖罪

湊かなえ原作贖罪という映像作品をみた。面白かった。

同時に、こんなことが現実にありえるだろうか、と思う。こんなこととは、贖罪テーマとして、複数人人生因果を一つの物語にまとめることができるのだろうか、ということだ。

もちろん、小説であり、サスペンスなのだから現実にはありえないのは当然だ。

もし、自らの人生を振り返って、小説のように物語として人生を捉える、説明することが可能であるとしたら、それは不都合記憶を省略して、因果を無理矢理に成立させているだけである

湊かなえ小説をわざわざ持ち出して書くことでもないのだが、久しぶりにこの手の作品を見たので、きっかけに思いつきを書いてみる。

また、この文章の発想の材料としてtwitterで流れてきた、脳科学に関するつぶやきであるtweetは見失ったが、内容は、脳のような複雑系ブラックボックスとして扱うしかないのではないか、というものだった。

この二つの材料を元に思いつきを書く。

脳が複雑系であるゆえに、私たちのあらゆる認知活動複雑系の一部である。とすれば、小説という営みは虚しい。なぜなら言葉説明ができない対象言葉にしているということはそれはただの虚構からである。もちろん、大抵の小説フィクションであることは、承知している。が、人は小説で感動し、自分人生を重ね合わせたり、小説人生の一つの真理を見出すわけである。ちなみに、逃げの一文を加えると、ドストエフスキーとか立派な文学ではなく、私が対象としたいのは大衆向けのエンタメ小説である

小説複雑系表現することが不可能である以上は、その存在意義上記のような、自分人生を重ね合わせたり、小説人生の一つの真理を見出すこととすることはできない。私の考えでは、小説存在意義は、まさにそのような錯覚を発生させること自体である、思いつきだけど。人は、自らの人生意味不明さ、理解不能さを紛らわせる為に、小説にすがるのではないか

また、小説という文化自体は複雑性が高いものであって、数多の小説を読み漁ってその相互比較をすることは、一つの小説を読んでそこから何らかの意図を汲み取ろうとする行為より格段上の行為であると思う。

追記、今またnetflix残穢、というホラー映画を見ていて、その途中に書いているのだが、怪談説明のできないもの説明しようとした結果のバグのようなものであると思った。

2019-12-14

あなた方は恥を知ったほうがいい(「彼女ができない苦しみ」について

彼女ができない苦しみを整理したい(追記)

https://anond.hatelabo.jp/20191210171417

https://anond.hatelabo.jp/20191213170850

 

上2つの増田へのブコメを見て暗然とした、失望した。あなた方はなんでそんなに恥を知らないのか、愚かなのか。

 

まず明らかなのは元増田が「恋愛至上主義」のわかりやす被害者だという事だ。

これからいくつか線を引いていこう。線の右側は判断を保留。左側は救いようのない阿呆だ、というような線だ。

1つめの線は「これが個人ではなく社会問題だと気づいてるかどうか」だ。残念ながら、この時点で多くの者が左側に置かれる。早すぎない? せめてもうちょっと頑張ってくれよ。

個人ではなく社会問題

シムシティのようなゲームを考えよう。

あなたは1つの社会の長であり、その社会構成員をしあわせにするのがあなたの責務だ。

あなたひとつだけコントローラーを与えられている。その社会において「何が幸福」で「何が優れている」とされ「何が重要」だとされるか、社会価値観だ。これをあなたは動かせる。

価値観はいくつか選択肢があるが、「恋愛ができる者が優れている」とする「恋愛至上主義」はこのゲームにおいてチート級の強さを発揮する。なぜなら市民を殖やす生殖領域にさわれるからだ。恋愛強者に他よりも優越しているという幸福感を与えながら、市民を殖やすことができる。いわゆるぶっ壊れ性能。「恋愛至上主義」は為政者にとってこれ以上なく都合がいい価値観だと言える。

もちろんデメリット存在する。

恋愛強者でなければこの価値観恩恵を得ることはできない。むしろそうでない者は自動的に「劣った者」の烙印をおされる。(元から劣っているのではなく、「劣っていることにされる」事に注目すべきだ。これは積極的行為である

恋愛至上主義」を採用する限り市民のすべてを幸せにすることはできない。必ず生贄を必要とする。

これはそういう方法だ。一部の苦しみを積極的に生むことで大きなメリットを回収する。気にすることはない。苦しむのは自分じゃない。一部が苦しんで全体の幸福が上がるならそれでいいじゃないか。――そう考えるプレイヤーがこの方法を選ぶ。これは個人ではなく社会構造問題だ。

もちろんわかると思うが元増田はこの生贄だ。だから苦しんでる。彼の苦しみは社会が今の社会である限り絶対必要とする苦しみであり、その存在必然だ。

「そんなのはどの価値観でも同じだろ」と思うかもしれない。もちろんすこしはそういう側面もある。なにかを優と位置付けるかぎり自動的に劣は生まれる。どの価値観犠牲は生む。ただし通常はこうした価値観をいくつも立てることでこれをカバーする。価値観Aで劣の者も価値観Bで優とすることでケアするというわけだ。

しか重要なのは恋愛至上主義」の「至上」の2文字だ。この価値観は単に「恋愛ができる者が優れている」とするだけでなく、むしろ他の価値観に対する自身の「至上」を主張する。つまりゲームシステムに落とし込めば、通常は複数選べる価値観を1つしか選べなくするという強い制約が「恋愛至上主義」には掛かる。ぶっ壊れ性能を考えれば当然の制約だろう。この制約のため、恋愛至上主義では価値観Bによるケアができない。

まとめよう、「恋愛至上主義」は恋愛弱者の苦しみというコストを払って大きなメリットを回収するが、加えて恋愛以外の価値観を劣位に置くことで恋愛弱者が他の価値観で苦しみを緩和する逃げ道をも奪う。その結果が元増田の「すべてが恋愛解決される」という盲信だ。これは結果であって原因じゃない。元増田に「お前のその考えが原因だ」と言った者は恥を知るべきだ。これは増田個人自由意志で手に入れたものじゃなく、社会が生贄を募集するために市民1人1人に植えつけた価値観の結果だ。はきちがえるな。

 

さて、チェックしよう。元増田ブコメなりコメントなりを送った者は自分コメントを思い出してほしい。

そのコメント社会ではなく増田個人に原因を求めるものではなかっただろうか? 増田個人アクションを(そして責任を)求めるものではなかっただろうか?

この質問に「いいえ」と応えられなかった者はアウトだ。線の左側へどうぞ。椅子は用意してないから以降ぼーっと突っ立ってそのアホ面を晒し続けてくれ。

(ちなみに補足しておくが、例えばあなたコメント増田が従った結果彼女ができるなり幸せになったとしよう。その場合もアウトだ。思い出してくれ、これは社会問題だ。例え増田が一抜けしたところでその苦しみは増田だけのものじゃない。別の生贄が補充されるだけ。全体の苦しみは減らない。あなたはなにもしていない。増田個人恋愛至上主義から脱却しても意味が無いことを理解しよう。治療されるべきは個人じゃなく社会全体だ)

 

恋愛至上主義内面化

すでに線の左側に置かれた人もこれからの線で更に左になるかもしれないから以降もちゃんと読んでくれ。もし以降の線で右側に置かれたならひとまず喜んでいいしその部分は誇っていい。

 

さて、増田の苦しみが恋愛至上主義がのさばるかぎり発生を避けられないものであることは確認した。この程度のことは分かってた人も結構いるんじゃないかと思う。

ただし自覚したとてそれを避けられるかは別問題だ。むしろ自覚しても避けられないからこそこうした価値観は強力だし、卑劣でもある。

恋愛至上主義犠牲を生むと分かってたとしても、それを内面化せずに居られる人は少ない。特にあなた恋愛至上主義によって利益を得ている既得権益者なら、なおの事難しいだろう。

増田個人問題解決社会解決に至らないとしても、増田個人幸せを願うのはもちろん自由だしそれなりに美しくもある。でもその幸せをまたもや「彼女ができる事」によって成し遂げられるとあなたは考えていないだろうか?

冒頭で紹介した2番目の「「彼女ができない苦しみを整理したい」に対するコメント返し」(↓)をあなたは読んだだろうか?

https://anond.hatelabo.jp/20191213170850

↑で増田は寄せられたコメントに一つ一つ真摯に答えようとしている(もっともその痛々しいまでの従順さは彼を幸せにするだろうか? と心配になるが……)

そしてそれに対するブコメは彼の真摯さを賞賛するものが多い。いいことだ。しかしその内容には反吐が出る。

なんと驚くべきことに彼の真摯さが「彼女ができる事」に役立つことを願ったり期待する声が多いのだ。なんだこれは? イカレてるのかあなた方は。

どうして彼の真摯さそのものを、それだけで独立した達成であり勝利だと考えることができないのだろうか? なぜわざわざ彼の真摯さは一度恋愛に換金されなくてはならないんだ?

あなたは彼の真摯さを賞賛しながら、なぜその手元の「恋愛至上主義」というものさしを手離すことができないんだろうか?

のものさしこそが彼をひっぱたき皮膚を裂いた凶器であることを知りながら、そのものさしによって彼が幸福になることを望むのか? それがどれだけ残酷な事なのか、本当に分からないのか?

まず解決されるべきは彼の恋愛至上主義ではなく、あなた恋愛至上主義なのではないか

もう一度確認しよう。「Xが優れている」「Xをもつ者が幸福である」と規定するのが社会価値観だ。あなたがたはXに「恋愛」なり「彼女ができる事」を入れることに抵抗はないようだが(彼の幸福恋愛によって達成されることを望むならそういうことだろう)、一方で彼の美質である真摯さ」はそれそのものだけではXに入らないと考えているようだ。

当然ながら、そのような価値観を持つあなた方が多く住むこの社会では「こんなに真摯なら彼女もできる/幸福になれる」ことも期待できない。ここでは真摯さの評価のされ方・されなさが問題からだ。悲しくもあなた方はあなた方の願いが達成される見込みが薄いことを自分自身で証してしまっている。彼の幸せを願うコメントがどこか他人事なのもそのせいだろう。

 

チェックしよう。あなたコメントは彼の苦しみの根源である恋愛至上主義内面化したり強化するものでなかったか

「いいえ」と答えられないなら線の左側へ。

なお、社会ではなく「彼個人に」「恋愛による幸せ」のためのアクションや原因を求めた者は2重にアウトだ。頼むから慎んでくれ。あなた有害だ。

 

自分が加担しているという自覚の無さ

はじめに紹介したゲームを思い出してほしい。私はあなた方をゲームプレイヤーに設定した。その意図がわかるだろうか?

 

あなたがたがやっているのだ。

 

あなたが彼の苦しみを生み、加熱し、支持し、育て、成った実を食べる張本人のひとりだ。

ゲームプレイするうちあなた方は気付くだろう、このゲームオンラインゲームだと。プレイヤー自分だけじゃない、何億という人間がこのゲーム接続し、それぞれがこの社会に期待する価値観送信する。その結果として恋愛至上主義はみなさまのご愛顧のおかげでランキング1位に輝きました。

そもそも具体的にどういう仕組みでこの価値観ランキングは動いているのだろうか?

当然ながら、為政者が「恋愛至上主義ボタンポチっと押したらみんなの脳に恋愛至上主義ダウンロードされる、わけではない。そうではない具体的な仕組みがあるはずだ。

その仕組みの中にあなたがいる。

あなたが寝て起きて食べて話して歩いて働いて遊んで観て笑って泣いて過ごす一つ一つの所作言動が様々に作用して結びつく複雑系がこのランキングだ。

さて、あなたはセーフだろうか? あなたの好きなあのコンテンツやあの人やあの活動はセーフだろうか?

 

セーフだと思った?

だとすれば異常だ。どうしてあなたあなたがセーフかどうか判定する能力なり権限があると思ったのか、どうかしているとしか思えない。

増田へのブコメを見てもわかる通り、この社会には恋愛至上主義内面化してしまっている人間が多い。あなた方は日常の様々な場面で恋愛至上主義を強化するような言動をばら撒き、加害者となりながらそれに気付かない。

気を付けてほしいのはそういう行為なりコンテンツは必ずしも批判の的にならないという事だ。すでに社会の隅々に恋愛至上主義が行き届いてしまっている以上、それは社会からは「許される」。どころか「推奨され」すらする。この社会において批判されない行為やあるいは賞賛されているコンテンツですら、実際には恋愛至上主義をばら撒く害毒である可能性は十分にあるという事だ。聖域は無い。

 

こうした考えは、たとえばフェミニストならば割かし容易く受け入れられると思う。日常仕草や多くの人間に支持されるコンテンツが誰かを生贄にして成り立つ価値観を静かに忍び込ませてしまう。そうしたことフェミニズムは主張してきた。

たとえばフェミニズムへの敵対者は、残念ながらその逆のようだ。彼らは心情的には増田のような人間の味方になりたいのではないかと思うが、彼らの論理はその方法提供しない。日常些細な言動コンテンツによる抑圧や価値観の忍び込ませといった話題嘲笑で迎え撃つ彼らは、同様に恋愛至上主義を忍び込ませる言動コンテンツ批判しえないのだ。

もっとも、ここには反論があるかもしれない。全員がそうではないと。例えばフェミニズム敵対者が「言動コンテンツによる価値観のばら撒き」を否定しているのではなく、そのようなばら撒きへの批判の「偏り」を問題にしている、と主張するとしたら、それが本当なら確かにそうだろう。つまりあるばら撒きにはその存在や加害性を認めるが、他のばら撒きには認めない、という態度を取る人を批判するという事はあり得るし、実際増田へのブコメを見るかぎりそうした偏りを無自覚に持っている(自分の加害性を自覚できていない)人は多そうである。また↑のフェミニストへの期待も留保必要場合もある。彼女ら彼らはオタクコンテンツに対しては厳しい目を持っているが、彼女ら彼らが賞賛するコンテンツ恋愛至上主義のばら撒きに対して同じくらい厳しい目を持っていると言えるか? と言われると、うーむ、検討させてくれ、とならざるを得ないし、言動よりもコンテンツへの批判に偏っていると言われれば、それも自信をもって反論はできない。そもそも恋愛至上主義での既得権益者もそれなりに抱える集団なのだ、その点で不当であったり不誠実な人間も混じっているだろうし、そういう不純物に対する自浄性は多くの集団が備えていない。とはいえ、その辺りも自覚して気を付けてる人は多いと思う。思いたい(もっとも「自分は気を付けてるから大丈夫だ」とあなたが思ってるとしたら、あなたは線の左側にいる))

さて、チェックしよう。

あなたあなたがこの社会恋愛至上主義蔓延に(従って増田の苦しみに)加担している自覚を持ってコメントたか

「いいえ」と言えないならあなたの居場所は線の左側だ。自覚を持ってくれ。お願いだ。

線を引くという事

この他にも様々な線が引けるだろう。流石に疲れてきたので(本当にいい加減にしてくれ、せめてもっとマシになってくれ)このあたりにするが、気が向けばまた線を追加するなりするかもしれない。

さて、あなたはいま線の右側に居るだろうか? 左側に居るだろうか?

右側に居る場合はおめでとう。ただしそれは偶然の結果である事をお忘れなく。今回引いた線はあくまで私の能力限界規定されて選抜されている。私がまだ思いついていない他の線で左側に立たされる可能性は大いにある。

左側に居る場合は、あなた他人コメントする前にまず自分問題や加害性をどうにかするべきだ。まずは恥を知るところからはじめるといい。

「こんなに細かい事をいちいち言われたら何もできないし言えないじゃないか」という感想あなたが持ったとしたら「今更気付いたの?」と答えるしかない。現代過去最高にアウトの線が増えた時代だ。あなたが何かする度、あなた加害者であるあなたが何かをできるために倫理が気を遣ってあなたを避けてくれる事は無いのだ。

 

 

さて、気付いた方もいると思うが、これが価値観のしている事だ。

恋愛という線を引き、不躾にも他人をその右側に置いたり左側に置いたりする。もしもあなたがこれまでの私の言葉傲慢さを感じたとしたら、いや、全く正しい。だからあなたは、傲慢なのだ

線を引くにしてもなるべくフェアになるよう言葉を尽くしたつもりだが、尽くしたつもりなら尽くせるとは限らないし、仮にその線引きがフェアだったとしても、その暴力性が無くなることは無い。人種性別のような理不尽な線を選ばないとしても「差別じゃなく区別」などという戯言はやはり戯言しかないのだ。

頼むから自覚してくれ、恥を、加害性を、暴力性を、知ってくれ。

「そうだそうだ」じゃねぇぞ。お前に言ってるんだよお前に。

2019-10-30

anond:20191030130946

自分フィクションだとそういうとこあるけど

三次元恋愛くらいスッキリしててほしい

生きてるだけで複雑系なのに

2019-04-17

若者応援おじさんの思い出

https://twitter.com/MAEZIMAS/status/1113114798672113665

若者説教する老害は二流。

一流の老害は「君たちこそが真のニュータイプだ」とか言って、若者自分既得権益確保のための鉄砲玉にする。

…いやマジ本当に、若い人気をつけてね。若者説教おじさんは、せいぜいまだ極限の不愉快ですむけど、若者応援おじさんに乗せられると最悪人生詰むので…

というツイート流行っているので、私が遭遇した若者応援おじさんについて書こうと思う。

当時の私は親との折り合いがつかず、学力もそこそこあったし、勉強もしていたのにも関わらず大学に進学せずにフリーターをしていた。実家を出たかったし、大学にも進学したかたから金の工面が当面の目標だった。そんなとき出会ったのが若者応援おじさんのAさんである。Aさんはバブルの頃に就活をしていて、まだインターネットやパーソナル・コンピュータというのが流行る前から電子工作プログラミングをやっていた人だった。実際、経歴を聞いてみると10回以上転職を繰り返しているものの、有名企業(今にして思えば、カビ臭いSIerだが)で部長をしていたことがあって、年収が1700万ぐらい稼いでいたこともある人だった。

最初出会ったとき自分が如何にすごいかということを熱心に語っていた。80年台後半ぐらいのコンピュータ開発の大型プロジェクトに関わっていたとか、セキュリティ専門家とか、今までに触ったことのあるプログラミング言語が300個を超えるとか。でも、当時の技術的なトレンド(MongoDBRuby on Rails、AngularJSとか)についての知識が限りなく少なく、「フレームワークなんてその場で覚えればいい」みたいなタイプだった。中学生の頃にラジオ工作したとか、はんだごてで電子回路設計したとか、そういう話は熱心にするのに、Bram Moolenaarの名前を知らなかったりした。要は、最近プログラマがどういう関心やインセンティブプログラミングやってるかを知らずに、過去の栄光を語ってるようなタイプだったと思う。

まぁ、それでも、その人のコネで中規模程度のSIer入社して、そこそこいい感じの待遇だったように思う。当時の私の技術力は『わかりやすJava入門』『たのしRuby』を一通り終わらせて簡単言語仕様を把握したぐらいでろくにコードも書いたことのないような人間だったから、定時で帰れて手取り二十万もらえるのは甘い汁を吸えたとは思うんだ。

でも入社を決めた一番の理由が、そのAさんが私の関心に理解があると思っていたからだ。というのも、当時の私は「人工知能人工生命に興味があります。三年後に大学入学するまでにプログラミングスキルを磨きつつ生活費学費を稼ぎたい」ということを明言した上で、それを叶えてくれる会社を探していた。技術力はないものの、「自頭がいいか入社してからプログラミングを覚えればすぐに戦力になるよ」と複数人間から言われていて、それぞれ就職先を紹介してもらえるような状況になっていた。今から思えば、そんなコードを書けない人間を自頭なんて胡散臭いもので褒めるような人間は信用してはいけないと思うし、口車に乗せられたと思うのだけど。そこは自分にも甘いところがあったように思う。あ、あと、補足しておくと、当時はDeep Learningなんていうのは全く人口膾炙してなかった時期で、スチュアート・カウフマン金子邦彦に憧れてたような、周回遅れの複雑系に魅せられた若者が私だった。

駄文を書き連ねてしまったが、要は

①親との折り合いが悪く、大学に進学したいが、金が足りない

実家を出るために生活費を稼ぐ必要があったが、飲食バイトとかではスキルが身につかない状態で、価値の高い若い時間無駄にしてしま

③そんなところに現れたのが過去の栄光を話す若者応援おじさんのA

自分殆どコードを書いたことのない業務経験で、21世紀になっても複雑系の話に興味をそそられるような斜に構えたスノッブ

という状況設定理解してくれればいい。

では、入社後の話をしよう。私が配属されたプロジェクトは80万行程度のJavaコードで動いてるBtoB向けの製品保守開発してるプロジェクトだった。やってることはGoogleAmazonMicrosoftみたいな大手ならやってるようなサービスの完全下位互換みたいなソフトウェアを、情弱だけど社員数は多いみたいな企業に売りつけるような仕事だ。国産とか、セキュリティとか、そういうよくわからない言葉を並べ立てて、海外UIも洗練されていて、優秀なエンジニア管理してるものセキュリティ的に怪しいと不安煽り立てて売りつけるようなやつだ。そんなクソみたいな製品でも年間5億円ぐらいの売上になるのだからIT系って糞だなって思う。ネット上では優秀な人間ばかりがアウトプットしてるし、NDAの名の下に詐欺まがいのソフトウェア(今回の例なら無料UIも洗練されていて、使いやすサービス)が明るみにならないのだから、こんな国はさっさとスクラップ・アンド・ビルドすればいいのにって思うよ。IT化されてないのが時代錯誤で〜みたいな記事ネット上でもバズるけど、実際には10年前のスパゲッティコードを惰性と不安につけ込んで売りつけるようなSIerがたくさんある。そんで、そんな意味不明ソフトウェアを導入すれば、どこに何があるのか分からないUI操作に大切な業務時間を奪われて、日本全体の生産性が落ちてしまう。ユーザー時間生産性を奪い、開発者にとっても技術負債しかならないようなソフトウェアを売りつけてる悪性腫瘍みたいなSIerはさっさと滅んでしまえばいいと思うよ。

まぁ、私が配属されたプロジェクトはそんな感じだ。まるで意義を感じないが金にはなってるプロジェクトに配属された。そのプロジェクトの根幹部分は一人のエンジニア設計開発しており、そのエンジニアは既に退職して、どこに何が書いてあるのかわかってない人間が後任として保守を行っている。盲腸みたいに全く有難みのない機能を増やすことでより高く売りつけるようなプロジェクトだった。

そのプロジェクトの中にいる人について話そう。プロジェクトマネージャー仕事漬けで毎月350時間ぐらい働いている60連勤とか当たり前で、常に酔っ払ったような、眠そうな目をしてる人だった。にも関わらず、同じプロジェクト人間仕事がなさすぎて業務時間中に関係ない談笑をしたりしていた。プログラマテスター文書作成をするスタッフが40人ぐらいいるところで、閑散期(機能追加のサーバーリリース前以外)は暇そうにしてる人が多かった。プロジェクトマネージャーを除いて。要は、PM一生懸命働いているが、その一生懸命さは惰性で行われており、無能なのに業務時間が長いPMがいて、その人が全部仕事をやってしまう。他人に頼めない性格らしくて、存在意義が分からない業務他人に頼んでは「なぜこんなこともできないんだ?」って怒鳴るのが生きがいみたいな人だった。頑張ってることがアイデンティティになってて、その頑張りに意味があるのか、必要なのかという吟味ができず、タスク他人に振ることもできず、情報もそのPM一人だけが握っているから、周りの人も「私が仕事を請け負いましょうか」ということもできない。それで新入社員をイビるような存在意義のわからない仕事を振って、できなかったら人格否定をするような感じの。

私が受けた仕事ととしては、週に1回ベンダーのところに会議をしに行くんだけど、そのときの社内の資料を全部紙でプリントアウトして持っていくというのがあった。文書作成スタッフ製品仕様Wordでまとめて、600ページぐらいのpdfにしたものが1500万円ぐらいで売れるらしく、その増えた言語仕様プリントアウトしてベンダーのところまで持っていく。追加された仕様以外にも、今週やったテスト内容をExcelで纏めたものプリントアウトしたりしていた。紙の量で言うと、一回の会議で2500枚ぐらいで、それをキャリーケースに詰めて客先であるベンダーまで持っていくらしい。聞いた話では、その2500枚の会議資料殆どまれずに捨てられるのに、そのPMベンダーにその慣習を廃止しようとは提案しない。ベンダーとの週一の会議の他にも、進捗報告を主とする社内会議があって、PM以外の人はあのプリントアウトする悪習は廃止すべきという話が上がっているのにPMが首を縦に振らないから一向に改善されない。まぁ、そのプリントアウトするのをやるのが私の仕事だったわけですよ。毎週4時間ぐらい掛けてWordExcel文書サイズとか調整してさ。元の文書サイズや余白が狂ってるのに、客先に失礼だと言われて、手直しして、プリントアウされたコロコロコミック何冊分だよ? みたいな紙の束をホチキスで止めていくんだけど、ホチキスの止め方が汚いとやり直し。

じゃあ、なぜPMは頑なに意味のない業務をし続けて、それによって新入社員を使い潰そうとするのかと言えば、弊社の業績が悪くて倒産しそうだったときにそのベンダーが手を貸してくれたからそのときの恩義があるとかなんとか言っていた。だから、靴を舐めるようなことをするし、他人生産性を奪うようなクソ製品を世の中に出して何も感じないらしい。読みもしない産業廃棄物を作り出して、それを無碍にされて喜んでいるような業務が、今の日本の何割を占めているのだろう? そのPMの口癖は「俺はプログラミングは全くわからないが、こんなプリントアウト段取りもできないようなやつはプログラミングなんてできないと思うよ」だった。FizzBuzzどころか変数関数すら知らないような人間にこんなことを言われるのは屈辱だったし、これが高卒経験就職することなのだろうと思った。

他にも、私が受け持った仕事に、製品が動くかどうかを確認するテスターという仕事があった。RSpecSelenium自動化しようと言っても、そんな技術を持ってる人がいなかったから、一々自分でその製品を触って仕様通りになっているか確認しないといけなかった。画面遷移が600ページのpdfになっているから、それを見ながら正しい画面遷移ができているか確認する業務だったが、正直人間のやる仕事ではないと思う。画面遷移だから前のページから次のページに移行したときに前にどのページだったなんてスクショを撮ったぐらいじゃわからないのに、「このテストExcelにした内容じゃ、本当にテストしたのかわからないだろう?」と言われた。言われたとおりにExcelファイルスクショをひたすら貼り付けていたというのに。しかも、その他にも特定ファイルアップロードするときにどの条件だとアップロードができないか判別するテストをどうやって行うのか考えろというのがあった。今までにテスターをやっていた人に聞いても指針なんてないと言われ、「賢い人はそういうのを考えつくものだ。俺はパソコンに詳しくないが」とPMに言われ、嫌気が差した。

まぁ、ここまで書けば、如何にブラックと言うか、理不尽で不合理な職場かというのはわかったと思うけど、いい面もあったんだ。前にも書いたように、未経験高卒手取り20万貰えたのは嬉しかったし、研修のない会社だったから、最初の二ヶ月ぐらいは一人で勝手勉強しててと言われたから、実働換算で時給3000~4000円ぐらい貰える計算だったのかな。一番瞬間時給が高かった日はメールの返答に20分ぐらい使ったときだったから、日給1万、実働換算の時給が30000円ぐらいになった。それぐらい放任されていた。

最初社長が「君にはソースコードUMLを書いてもらおう」とか言って、クラス図を書く練習をしていたんだけど、現場の人は「今更UMLなんて必要ない」「ソースコードを読めばわかる」と言って、全く必要とされていなかった。だから業務とは関係ないTCP/IPRubyGit勉強をしていた。家のことで勉強に対してモチベーションが落ちていた私は、金を貰えるという環境では目の前の勉強に集中できるようになって、元の勉強するための生活リズムっていうのか、そういうのを取り戻せた。それは当時の私にとっては有難かったと思う。

ここまでをまとめると

無料で使えるサービス下位互換といえるような、他人生産性と金無駄にするような製品を開発してるプロジェクトに配属された

PMけが忙しく働いて、周りの人の割り振りができていない。

PM多忙なのはしなくていい仕事を引き受けているだけ。

社会悪のようなソフトウェアを売りつけて金を稼いでいるプロジェクトだった。

仕様書やテスト内容のプリントアウトという必要ない業務をしたり、指示内容と叱責内容が矛盾する理不尽を受けなければならなかった。

しかし、勉強してるだけで月20万貰える環境は有難く、当時の私にとっては願ったり叶ったりだった。

では、次に私がその会社入社から辞めるまでの経緯について書こう。最初のうちは、自分勉強時間を取れていたし、振られる仕事理不尽で意義を感じられないものであるものの、すぐに終わることが多かったか問題ないと感じた。それが徐々に仕事が増えていき、勉強時間が取れなくなっていった。

ここで若者応援おじさんAの登場である。Aさんは私と会ったときは有名企業に勤めていて、そこを辞めて私を紹介してくれた中小企業で働き始め、その数カ月後に私を紹介してくれた。元々、その会社社長とは懇意にしていたから、一緒に働こうという話が何十年も前からあって、今回ちょうどタイミングが合ったから、その友人の会社の重役として就職したらしい。私が就職したのはその数カ月後だった。

Aさんは「何か問題があったら、部下や上司という立場を気にせずに忌憚なく言ってほしい」「俺は人を見る目はある方だ。君は一本芯の通ったところがあるから、周りに流されずに新しいことをできるだろう」「君には将来性がある」「俺は新しい会社でも権力を持ってるからへんなことを言ったり、したりしてる人がいたら遠慮なく言ってほしい」とかそういうのを入社する前に言っていて、まぁ、色々とおかしいところ、FAKE野郎みたいな発言が多かったけど、そこだけは信じてたんだよね。本当に騙すんだったら、そんなすぐに辞められるようなリスクを上げるような発言はしないだろうってさ。ちなみにFAKE野郎って感じたのは、一方的自分の話だけをして、私が質問すると煙に巻いたり、私のことを買ってるという割には私の話をすぐに中断させて自分の話をし続けるとか。その人はFラン出身だったから、ちょっとインテリなことを言うと「君は変わってるね」って言ったり、きょとんとした顔で10秒ぐらい固まった後、すぐに自分の自慢話を再開したりと、決して自分の知らないことや分からないことを認めようとしなかった点だ。他にも、「私と働きたいと言ってくれていた会社はあったけど、そこは技術的に成長できそうだけど給料は月7万程度でバイト身分から、迷ってるんですよね。バイトから自由時間は多く取れるんですけど」みたいな発言をしたら、鳩が豆鉄砲を食ったような顔をして、私が感じていた不安を取り合ってはくれなかった。Aさんは「俺は社内で影響力を持っているから、君を正社員にすることもできる」みたいな話を延々としてたのに、いざ蓋を開けてみると、「君の面接での受け答えが駄目だから契約社員として雇用することになった」「あれから上層部に渋られてしまって、請負契約にすることになった」と話が二転三転していった。だったら、他にも選択肢があったのに、他のところに就職したのにと思ったが、自分能力や経歴で負い目を感じていたから強く言うことはできなかった。高卒就活するというのはそういうことだ。他にも選択肢があるのにも関わらず、どうせ労働に関する知識がないと足元を見られて、条件を徐々に下げられ、他に選択肢をなくした後で、悪い条件で働かざるを得ない状況になっていた。結局、勤務時間タイムカード管理されてるのにフリーランスとして請負契約を結ぶという偽装請負契約させられ、もっと技術力を磨ける選択肢は潰されてしまっていた。

私は会社問題点を丁寧に分析してpdfにまとめてAさんに送ったんだ。それが間違いだった。如何に会社がそのベンダーに良くしてもらったか、大変なのをわかった上で俺たちが会社を立て直してきたかということばかりを話していた。百歩譲ってそこはいいとしても、ベンダーとは関係なく職場環境を良くするための話までいい加減に聞かされてうんざりしていた。

「Aという問題があります。その背景にはBがあります。そのためにはCという解決策があります

という話をしたときに、「Bぐらいみんな当たり前にしている。君だけ特別扱いすることはできない」みたいな返し方をされて、問題が発生してる事自体はないものとされていった。結局、職場にはびこる不合理で理不尽業務ルール改善することはなく、私への人格攻撃で終わってしまった。

毎日どうでもいい作業で疲れ切って勉強時間が取れなくなってしまった私は、最初出会った頃のAさんの言葉を信じて、「私が本当にしたいことは、仕様書やテスト時のスクショプリントアウトしたり、よくわからないテスターをやったりすることではない。このままでは、プログラマとしてのキャリアを積むための勉強時間を作ることもできないし、業務内でコードを書くこともないか業務時間を短くしてほしい」と言った。少なくとも、最初Aさんと会ったときは、「君には人工知能Permalink | 記事への反応(1) | 23:52

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん