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2023-12-31

クラスで一番の嫌われ者だった彼が地方公務員になって無双するお話 part.6/7

前 https://anond.hatelabo.jp/20231231221404

最後に六つ目だ。特別警報級の問題職員を取り上げる。

本章は、マジメに仕事をしてる人にとっては厳しい描写がある。F君が4年目の頃で、福祉課では「コミュ障だけど実力者」という位置づけになっていた。いや、実はコミュ障じゃなくて、そういう演技をしてるだけなんだが、とにかく皆飲み会ではそんなことを話していた。

この頃、福祉課が所管となる新しい公共施設を作ることが決まった。立ち上げの意思決定は偉い人がやって、後は福祉課という単位で内容検討及び整理(企画運営内容、スケジュール職員体制間取り地元の関わり、国や県の補助金、外部識者を交えてのミーティングその他多数)をすることになってた。

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(Tips) 行政職員の昇進と権力その他

エピソードの前に話しておくことがある。

地方公務員場合は、民間企業に比べて権限を持つのが遅い。行政権力を持つのベテランになってからでないと危険、という考え方による。地方公務員場合物事を決裁する権限の最低役職課長である民間でいう部長ほどの位置づけになるのは50代半ばか、早くても50代になってからだ(役職に年齢要件がある。課長は満45才など)。

民間だと、できる人は40才くらいで部長になるわけだろう。遅すぎるとは思うが、でも30代の人が生活保護適用とかの決裁権を有するのは怖いような気がする。正直何とも言えない。

ところで、当時の福祉課長(ハムスターの人)も、民間業界で例えると部長クラスだ。といっても、本人は会議で下の職位の人間が言うこと(各グループリーダーやF君の企画案を含む)を代弁するだけで、本人は大したことは考えてなかったと断言できる。

ただ、見た目は貫録があった。それで、偉い人が集まる会議でドーン!! と意見を言ってくれるのはありがたかった。しかし、難しい仕事になると部下に丸投げだった。課長としての実力はなかった。

ではなぜ、ハムスター課長職というランクが充てられたかというと、平成の大合併の際に福祉課長がいた自治体が当市とくっついたのだが……市町同士の合併協定の中に「○○町の出身者は、別表に従って一定の職位に就かせる」というのがあった。ハムスター課長もその例により昇進していた。

例として、合併直後は十人以上を管理職に就かせる決まりで、合併から10年後は五人以上を管理職に就かせるみたいな感じだ。当市の共有フォルダの隅っこにあった合併時の協定書(スキャンデータ)に書いてあった。

このルールは、個人的にはアリだと思う。というのも、吸収合併されるくらいの自治体から、力がないわけだろう。でも当市の一部ではある。放置はまずい。よって、その自治体出身の人を一定数昇進させることで、まちづくりの力がダウンするのを防ぐことを狙う意味では、妥当措置だと感じる。

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話を進める。

上で述べた新しい福祉施設関係で、福祉メンバー建築系の部署がある階に行くことになった。建築部署(住宅グループ)に今後の施設設計の予定とか、議会説明用の視点とか、入札スケジュールとか、いろいろ打ち合わせる必要があったのだ。

戸籍課とか市民税課は市民でごった返してるけど、土木建築フロアはそこまで客がいない。市民というよりは業者がメインだ。

その話し合いの際、Dさんという建築専門職の人が打ち合わせに出てきた。50代前後の人で、役職なしだった。ここに来る前に聞いたところだと、建築職も事務職もできて、土木建築系のプロ資格をたくさん持っている。入庁3年目で一級建築士試験合格したらしい。これまで市内の公共施設設計をいくつも手掛けた、と本人が言ってた。

近年だと、自治体職員じゃなくて建築コンサル公共施設の基本設計・詳細設計をする(※職員は最低限の図面だけを描く)ようになっている。そんな世の中の流れが悔しいと漏らしていた。

このDさんという人だが、これまでに見たことがないタイプの人だった。悪い意味で。この打ち合わせには、俺以外に総務グループリーダーと、そしてF君が施設管理部門代表として来ていた。F君がいるグループリーダーは、訳あって病気休暇に入っていた。一応犯罪がらみだ。詳細は述べない。

というわけで、まずは協議机に座ってF君が挨拶をすると、Dさんも話を始めた。

「Fといいます今日よろしくお願いします」

「お疲れさん。あんたとは初めてだのう」

はい。初めてです」

あんた、出身はどこなん?」

都内です。23区じゃなくて西の方」

「ほー、都内か。ええとこじゃの。ワシは和歌山よ」

はいありがとうございます……」※何かを察して表情が曇る

「緊張すなよ。共通点を探しとるんだから大事じゃろ。あんた、前はどこで働いとったん?」

広告代理店です」

「ほー、うちの息子も広告業界で働いとる。どこの会社におったん?」

電通です」

電通!! やるのお。うちの子アサツーよ。ちょっとは繋がりがあるのう」

ADK面白い会社ですよね。夢があって、挑戦的で。キャラクター版権仕事とかされてるんです? 息子さんは」

「それが教えてくれんのよ。親に仕事の話を。あんたは何をしとった?」

キャラクタービジネスをしてました。日曜朝にやってるアニメとかの」

面白そうじゃの~。ところで、F君は大学はどこなんじゃ?」

早稲田です」

「ワシといっしょじゃないか! 仲間じゃの。学部は?」

「○○学部です」※法文系

「そうか。ワシは○○で○○をしとった」※理工系

建築を専門に勉強されてたんですね」

「F君は早稲田第一志望か?」

第一志望です」

「ほうか。東大の滑り止めで入ってくるヤツも多いからの。これは……意外と繋がるのう」

はい」※F君が照れ笑い

それから公共施設の話はスムーズに進んだ。Dさんは頭の回転が速かったし、知識教養もすごかった。含蓄に富んだ話をしていた。ただ、役職はなかった。いわゆるヒラだった。一応は主査級だったが、ここまでは年齢で自動昇進する。役所内だと主査はヒラ扱いである。

話はサクサクと進んだ。Dさんの上司も同席してたけど、口を挟むことは一切なかった時間が経って、打ち合わせが無事に終わって雑談をしていると、同じ建築部署(住宅グループ)の年配女性職員がDさんが座っているところに来た。

「すいません、割り込んで。○○会社さんが急ぎということで電話を」

「あ……? 何を言うとるんじゃ。ワシが今何をしとるかわかっとんか?」

「先方に説明したんですが、急ぎということで」

「何をしとるかわかっとるんかっ!! なんで打ち合わせの時にっ!!」

 ※ここで、Dさんが持ってた筆箱で協議机をガンガンやりはじめた

「なんで邪魔をするんならぁっ!! お前、自分がなにしとんかわかっとるんかーー!!!!」

「……」

Dさんの上司が、「うん。Dさん。では、後でかけ直してください」と諫めたが、「あ!? かけ直すじゃと……? 協議が終わったんだろうが、じゃあ向こうが優先に決まっとろう、すぐ出るわ……おい、お前はアホなんか?」と、Dさんが上司に食って掛かった。

ちょっと沈黙があって、Dさんが女性職員を睨みつけた。

「お前、何もわからんのじゃのう。いかんど?」

「すいません……」

「二度とすなぁよ」

「すいません」

そそくさと、席を立って俺達は帰ろうとしてたが、F君がDさんに「ちょっと。怒っても何にもならないんじゃないですか?」と言った。

「なにが、どうにもならんのじゃ!!」

「怒っても、Dさんの……」

「あ?」

「Dさんの」

あぁ!? 若造が。なんならあ、お前。ボケじゃのう。おみゃあ、○○○でも○○○○でもなかろうが。まともにせえや。ワシは仕事をまともにやっとろうが」※差別的言葉のため伏せている。

「話を聞いてください!」

F君がヒートアップしはじめて、Dさんがさらに激昂したところで、無理やり席を立って帰った。フロアを見渡すと、お客さんであろう業者の人は……ほかの部署フツーに接客対応を受けてた。取り乱した様子はない。

また別の業者は、汚いものでも見るような視線でこっちを見ている。きっと、帰りの車の中で噂をするのだろう。

市営住宅管理システムと思しきパソコン保守点検していたベンダー会社の人は、落ち着かない様子で「どうしよう……」とまごついていた。

少数いた一般市民の人は、「なにがあった?」とこっちの方を遠目で眺めていた。やはり、家に帰って噂をするのかもしれない。



それから何度も建築部署に行くことがあった。できれば行きたくなかったが。打ち合わせに行かざるを得なかった。

多くの地方自治体ではそうだと思うが、建築部署というのは花形ひとつだ。なんたって公共施設を作るわけだから。この部署で「まちづくり計画」とか「都市計画マスタープラン」とか「○○市総合計画」みたいなものの骨子が作られて、後は企画調整課みたいなところが関係課を周って肉付けして、最後に専門コンサルに投げて、その自治体行政計画(プラン)が出来上がる。

そういうわけで、偉い人が承認した都市計画ひとつである福祉施設の着工にあたっては、この部署と話し合わないわけにいかない。絶対的必要ステップだった。ただ、次の話し合いからはDさんは混ざらなかった。建築部署配慮してくれたのだろう。

以後、建築部署に寄った際にDさんのヒドイ光景を何度も見ることになった。最低でも三度は見た。上司とか、同僚とか、市民(業者含む)に対してとんでもない発言をしていた。5つだけ抜粋する。

職員同士の雑談時)

「私は出世はしなかったし、今後もしない。市が自分に一体何をしてくれたのか。私はヒラだから、ここに尽くす義理はない。それは出世した人間仕事である

(〃)

「この部署(住宅グループ内の一般住宅担当の意)は、どの職場でも相手にされない人間が配属される掃きだめである箸にも棒にもかからない連中が集まっている」※真偽不明。俺に言わせると違う。

上司の机の前で)

「ワシはやる気はないんじゃけ、もう難しい仕事とか振るな。時間無駄よ。早期退職も考えとる。定年までゆっくりさせてくれ」

(連絡や報告をして、と言う同僚に)

「何を言うとる。自分判断せえ。必要情報はぜんぶお前らにやっとる。ワシが嫌いなら話しかけるなや……」

業者一般住宅下水道?の施工変更で窓口に来た時)

「なんで変更するんな。ちゃん二次製品使えや!! 出入口にブイユー(?)だと車が通ったら潰れようが。このままだと建築確認下ろさんけえの。やり直しよ、こんなん……」「あ? 利益にならん? お前の会社利益と、棲む人の利益とどっちが大事なんじゃ。言うてみい」

こんな醜い光景を、廊下で見てる人がいた。当市に部長待遇採用された人だった。Dさんとそこまで年齢は変わらない人で、苦虫を嚙み潰したような顔で眺めてた。人事のプロらしく、以前に庁内回覧で読んだところだと、前はリクルートで働いてたらしい。それだったら多分すごいのだろうが、でも俺はこの人が嫌いだった。

というのも、Cちゃんが試用期間で切られたのって、この部長の人が関係してると思う。これまではそんなことなかったのに、なんであの年度になって、急に試用期間でクビなんてことが起こるのか? 当市は間違った方向に舵を取ってるんじゃないかと弱輩ながらに感じた。

ところで、やっぱりDさんも不思議だったよ。あの後、Dさんがキレた女性職員にも、F君にも、ほかの職員にも、ニコニコしながら話してるのを見た。「さっきはすまんのう。怒鳴ったりして、ごめんの!」とニコニコしながら言ってた。到底同じ人とは思えなかった。人間というのは、こういうものなんだろうか?

次 https://anond.hatelabo.jp/20231231221406

2023-12-18

飯野賢治ゲームって、ムービー雰囲気づくりはうまいゲームはいまいち

でもその雰囲気づくりもガチ映画を作れるほどではない

映画的な演出ができる人材がいなかった当時のゲーム業界から目立てただけ

あるいは映画を参照する人が少なかったから才能があるように見えただけ

まぁ中卒の特に訓練を受けてない若造にどうしてそれができたのかは謎だが

今のゲームに比べたら何もかも負けてる

anond:20231218010649

若造みたいなこと言ってるの

おっさんに鼻で笑われるぞ

2023-12-03

田舎に転勤になって死ぬほど辛い

当方20代後半、都下(いわゆる23区外の多摩)に生まれ、22歳で都内大学文系学部卒業し、ストレート大手メーカー総合職として就職。配属は社内情シス

その俺が、入社数年して突如地方転勤を言い渡された。

転勤先は東海道新幹線とある駅まで数km田舎工場で、工場情シスということで仕事の内容自体東京本社とあまり変わらない。サポートデスク的なあまり難しくない仕事だ。

が、転勤して半年ほどたって耐えられなくなってきた。本当につらいし、地方転勤を心の底から舐めていた。東京生活できることのすばらしさを舐めていた。住環境というもの過小評価していた。

就活してる時に戻れるなら、地方転勤があり得るメーカーなんて絶対に受けない。なまじ偏差値高い大学だったため、同期も大手企業バンバン内定を決めていることが焦りにつながり、俺もブランド重視で大手メーカーを選んでしまったが激しく後悔している。面接で「地方転勤もあるかもしれないけど、いい?」と聞かれ、都会の生活に飽きが来ていたと思っていた自分は「地方生活経験してみたい、東京以外の生活面白そうだ」というぼんやりした理由で承諾してしまった。今は転職エージェントを使って全力で転職活動している。

俺と同じように実家東京でずっと東京生活していて地方生活も悪くないかもと考えている都内大学生は多いと思う。そいつらに全力で警告したい。

ぼんやりした理由地方転勤を絶対承諾するな。

東京生活に飽きたか地方生活してみたい、は絶対後悔する

そもそも地方転勤がある会社を受けるな。もし受けるなら40歳平均年収が1000万円以上のところだけにしておけ。平均年収600万円程度の会社地方転勤させられたら都内勤務で平均年収600万円の会社絶対勝てないし自分の愚かさを心の底から呪う羽目になる。

地方転勤は年収換算マイナス300~500万円くらいだと覚えておけ。つまり年収300万円上乗せするから地方に転勤してくれない?と言われて初めてフェアな交渉になるという意味だ。給料据え置きで地方転勤を打診されたら速攻で転職活動しろ。でないとニトリ家具に囲まれ地方うんこ製造するしかなくなる。

新幹線から見える工場

これを読んでいる都内在住の人は、新幹線に乗って遠出したことが一度はあると思う。東京から新幹線に乗車し、富士山を眺めつつ、新大阪名古屋に到着し、旅行を楽しむ。ありふれた旅行の一つだ。

都会から都会を結ぶ線路の途中でふと窓の外を見ることもあると思う。眠くなるような代り映えのない田んぼだらけの景色

そう、そこに田舎工場がある。

想像できるだろうか、新幹線の窓辺から見える田舎工場で働く人の生活を。俺はまともに想像もしていなかったのに安易に転勤を受け入れてしまった。

地方転勤の想像現実ギャップありがちな勘違いを、東京育ちの若者目線でつらつら書き残しておく。

23区外、いわゆる多摩だって田舎だし、東京から離れた田舎だって同じ日本なんだから大して差はないだろ、という勘違い

23区外に住んでいると、しばしば「ここは田舎から」と自虐を宣う人を良く見かける。

こんなのは嘘だ。本当の田舎を知らないから言える虚言そのものだ。

駅までせいぜいバス自転車、徒歩で心理的負担なく気軽に出かけられて、駅周りの喫茶店カラオケネカフェ松屋吉野家なんでもありの活気がある場所にすぐ行ける。

この「心理的負担なく気軽に」行けるかどうかの違いは東京郊外と、本当の地方田舎じゃ天と地との差がある。

地方に住んでいると、駅までちょっと出かける、というのは遠足みたいな準備と気合必要になってくる。

明日は何時に家出て駅まで行って、そこから~時の電車に乗ってでかける、といったようにだ。

東京に住んでいたら、休日時間を気にする必要なんて全くと言っていいほどない。終電逃しても最悪タクシーがすぐに拾えるし、どんな時間バス停や駅につこうがすぐに乗車できるからだ。

東京場合は、財布とケータイだけもって適当にぶらぶら歩きつつ思いのままに東京タワー行ったり新宿で買い物したり美味しいラーメン屋とか書店で思う存分休日を楽しめる。

コンビニも近いかちょっとビール飲みたいなと思ったら思ってすぐに家出て買いに行ける。

それが田舎では全くできない。

田舎に住んでいると、外出するのにかなり気合必要になる。というか、外出する目的必要になる。東京に住んでいる時には外に出る理由なんて一切必要なかった。外に行きたいから行く。これだけで十分だった。

だが田舎は違う。目的も無しに玄関出て外に出たところで、何も起こらないのだ。田んぼだらけの道をふらふら歩いてコンビニまで30分かけて行って弁当飲み物買って帰ってくるくらいだ。田んぼの田園風景引っ越し初日で飽きる。何にも面白ものなんてない。だって変化がないんだもの。当たり前。

ネットAmazonもあるし、もともと休日に頻繁に外出するタイプじゃないか地方だろうと部屋の中でのQOLは都会と大差ない、という勘違い

俺は思いっきりこの勘違いにハマっていた。もともと友達もあまりいないし、ネットサーフィンしたりPCネトゲやったり読書したりとインドア趣味が多かったので、東京に住もうが田舎に住もうが大した変わりは無いと思っていた。むしろ田舎の方が光回線の帯域を占有できるからネットスピードに関しては東京より快適だった。

だけど、田舎の周りが田んぼだらけのアパートの一室でゲームやったりネットサーフィンやっていると、孤独感が本当に半端ない東京に居たときレベルが違う。東京の外で生活したことがなかった俺は、これが一番堪えた。逆に、東京にただ住んでいるだけで孤独感がほとんど無かったというのは新しい発見だった。実家が近いとか、地元の友人にすぐ会えるからとかじゃなくて、人が多いところにただ住んでいるというだけでこれほどまで孤独を感じないものなのかと再発見した。日中玄関から出れば東京だと絶対人間に出くわす。ママチャリで買い物してる奥さん学校帰りの子供、スーツ着たサラリーマン作業服した作業者、とにかく人間がいる。

対して田舎は本当に人がいない。外に出ても出なくても人がいない。部屋の中で心臓痛くなって倒れても助けは呼べないだろう。俺はアパート住まいだが、隣の部屋は空き室で、数室離れたところによくわからん人が住んでるという感じだ。俺がゲーム中にくらっと来て倒れても誰も気にかけちゃくれないだろう。地方田舎の、新幹線から見える工場に勤めてる若造が、周りが田んぼアパートの一室で倒れて苦しんでるなんて、誰にとってもどうでもいいことに違いない。そういう絶望的な孤独を、田舎では強烈に実感することができる。それはインターネットアマゾンでは全く埋め合わせることができない。

アマゾンは確かに配達される。だけど物欲自体が無くなるわけよ、田舎に住んでると。だって自慢したい相手がいないんだものいくら高価なグラボを買ってTwitterで自慢しようにも、自分が惨めな田舎アパートぐらしってだけで気持ちが強烈に萎える。

田舎で成り上がる意味はない。田舎で成り上がったその先は、都会への移住

で、これ。

住めば都って言うじゃん。どんな田舎でも何年か暮らしてみたらそこが故郷になるって話。あれは絶対嘘。まあ実家がもともと他の田舎にあって田舎田舎の転勤ならそうなるかもしれない。

だけど東京育ちの若者田舎に何年住んだって絶対都になんかならない。人がほどんどいない無人の都なんてあるか?何年たっても田舎田舎だし、人は増えない。当然都にふさわしい店や活気、おしゃれな建築物なんて絶対に作られない。都なんかになるわけがない。

から、上昇志向のある人間必然的により良い環境へのクラスチェンジというか移住目標になる。田舎工場工場長や支社長になったって、多分東京で平社員やってる方が圧倒的にQOL高いよ。

田舎トップになるより、東京底辺の方が100万倍マシ。なぜなら優秀な人はみんな都会を目指すわけで、田舎で昇進を重ねて偉くなろうが、部下になる奴は救いの無い田舎者とか上昇志向の無い現状維持の変化を嫌う奴らだけ。優秀な奴は結局東京みたいな都会を目指すわけよ。

から田舎で昇進して成り上がるなんて人生目標になるわけがない。偉くなれば東京に上がれるかも、って希望けが向上心の持っていき場になる。

偉くなって、東京に行くんだ、ってなるくらいなら、最初から東京会社キャリア積んだ方が100,000,000倍マシ。地方転勤は本当に虚無。

東京実家に戻ってさらに実感

お盆休み実家に一週間ばかり帰ったが、田舎暮らしには何の意味もないことをさらに実感することになる。

しろ何もかもが最高なのだ

UberEatsとか、なんだよこの便利なサービスは。外出しなくてもレストランメニュー注文できて自宅で食えるとか神かよ。

図書館はそこら中にあるし、本屋もまだまだたくさんある。ふらっと気軽に家から出て本屋立ち読みしたり気に入った本を買って喫茶店で3時間くらいコーヒー飲みながら読書したりとか、最高かよ!!

映画館も多くて、プロスポーツ観戦もちょっと気が向いたらすぐに行ける。ラーメン屋地方と違ってめちゃくちゃレベルが高い。

「生き物のようにぐにゃぐにゃ生きて動いている街」のど真ん中に自分がいるということがどれだけ楽しく活気に満ち溢れている状態なのかとても強く実感する。

東京戻ってきて思ったのは、東京って行こうと思えばすぐに、海、山、湖、川、都心、港、渓谷、果ては島にすら日帰りで気軽に行けちゃうっていう、人が多くて買い物し放題なだけじゃなくて東京近郊でアウトドアレジャーも超簡単に楽しめちゃう最高の地域だってこと。

箱根富士五湖横浜の港、アクアライン千葉に行ってマザー牧場とか海岸線ドライブとか、狭山とか五日市秋川高尾山も超気軽に行ける。調布飛行場行けば日帰りで伊豆大島にすら行ける。井の頭公園代々木公園新宿御苑みたいな緑にあふれたところもさくっと行って帰ってこれる。つまり東京に住んでれば自然も楽しめるし都会も楽しめるし、文化芸術スポーツも最高に楽しめる。

東京で不足する要素が本当に見当たらないのだ。

お盆が終わり、誰も待っていない田舎アパートに戻ると半端ない孤独感が波のように押し寄せてくる。同じ大学の同期で東京勤務の奴は、田舎暮らしの辛さなんかこれっぽっちも知らないんだろうなあ、と思い心底うらやましく感じる。都会のおしゃれな店で貴重な20代合コン会社の先輩とかとの飲み会で楽しんでる中、自分は音のしない孤独アパートの一室でやることはネットサーフィンやネトゲだけ。

大手企業から20代なのに残業代込みで500万円近くもらえてはいるのだが、ぶっちゃけ20代なんて年収300万円の都会住まい全然十分だし、早くこの地獄から脱出したくてたまらない。。。

東京育ちで地方転勤ありの会社を悩んでる人へ

あなたと同じ東京育ちの人間として親切に忠告する。

地方転勤がある会社絶対選ぶな。

年収600万円での地方生活 = 年収300万円の東京生活だ。

地方転勤命令なんて人権無視非人道的行為のものだ。好きなところに住む権利基本的人権の一つだ。

転勤命令を出すなら、最低でも年収300万円は上乗せしないとフェアじゃない。それを会社側の負担がせいぜい数十万円の引っ越し代でほぼノーリスクで転勤命令出せるなんてありえない。

俺と同じ無知による悲劇はもう起こってほしくないし、何よりノーリスクで転勤命令出そうとするクソ企業を心底呪っているので、転勤ありの会社新卒が全く集まらないような社会になってほしい。

転勤ありの会社地元から社員募集するか、年収300万円以上給料上げて募集しないと人が集められない、そういう社会になってほしいと思ってこのエントリーを書いている。

だっておかしくないか企業企業土地代の安い田舎工場事業所を作るわけだから土地負担額は数十億円単位セーブできているわけだ。だったらそのセーブした分を人件費に積みかえることで地域活性化してお金地方にも回るのに、都会で人を集めといてそのまま地方にぶん投げる、こんなのありえないだろ。せめて金銭的に地方に行ったら得になるようなインセンティブを出せよと。

ニトリソファ買って田舎暮らし。向き不向きあるだろ。

2023-11-16

年配の後輩から「くん」で呼ばれることがなくなってきた

いい加減いい年なんだと自覚する。

昔は俺のほうが年季が長いはずなのに実年齢だけを理由に「〇〇くんは本当に凄いなあ。俺よりずっと年下なのに何でも知ってる」と言われたもんだ。

でも今はもうそういうことはない。

同じ業界人間からは時折「くん」で呼ばれるが、それって単にこの業界に入ったばかりの頃の顔見知りが今でも同じ呼び方をしてるだけなんじゃないかとふと気づいた。

俺はもう「くん」の年齢ではないらしい。

なるほどね。

年食ってるね。

気持ちじゃまだ若干若手よりだと思ってたけど、それは単に俺がベテランを名乗ることに対して臆病なだけだったみたい。

ベテランルーキー中間が欲しいよね。

俺はどっちでもないから、何でもかんでも俺単体のものとして評価を受けてしまう。

最近若造」はも「古い時代の人は」もやってこない。

純粋に俺が個人としてやってきた評価を全部受け止めることになる。

でも世代名前で呼ばれるのは嫌なんだよなあ。

だって日本世代名って全部蔑称じゃないか

2023-11-14

カラダ目的若い方がええじゃないかってのはわかる

母体として若い方がいいじゃんってのも合理的思考キモいけどまだわかる

だけど結婚相手まり人生の伴侶として若い方がいいって考えは直感的に理解できん

内面に惚れましたーとか

若いイコール🙅ってんじゃないけどさ

生きてきた時代がまるで違う若造のどこに良さを見出したのか気になるんだわ

惚れる要素あんのかなシンプル

まぁそこは各人の相性か

それともアレか ワシが手塩にかけて育てちゃるぞーみたいな慈愛の心の出発点なんかな

2023-11-07

四谷大塚社員講師女児強制わいせつ10名以上の女児盗撮で捕まってた

流石に他にも学習塾もある中で自分の子供を四谷大塚に入れたくなる親いないだろもう

24歳の勘違い若造のせいで事業全体が大ダメージって怖いな

っておもってたら追加で26歳の2人目が捕まってたよ

世も末だな

2023-10-31

羽海野チカって還暦前の中高年なのか

なーんか時折妙に説教くせーなと思ったんだよな。

特に若者に中高年が諭すシーンがなんかこう立ち位置がやたらと中高年よりだなって。

んでまあ若者達の姿はなんかやたらと理想若者だったりテンプレの悪役だったりするなって。

大人キャラレパートリーに対して子供キャラの引き出しが妙に小さく感じるんだよな。

まあそこが逆に作者の自己投影みたいな匂いを感じさせない良さがあるんだが。

んで逆に大人キャラはさ……なんかこう作者側がたまに乗り移ってくるわけだよ。

若造説教かまして「どうだ私はお前のために耳に痛いことでも言ってやるんだぞフフン」みたいな鼻につくものがプンと匂い立つことがあるわけよ。

いや本当、作者の年齢が分かると腑に落ちるもんだな。

ああでもハチクロの時は30代後半か。

その頃からあい作風なんかあ。

まああの頃は大学生相手人生の先輩気取りで済んでたけど、いよいよ作者と主人公の年齢が離れすぎてきたのかねえ。

2023-10-29

育児休暇で休めるわけないだろ

上司オッサンが「育児休暇で休めるわけないだろ」なんて声を荒らげているのが聞こえてきた。

(おいおい令和だぜ!?)と思って聞いていたら、

赤ん坊の世話とか検診とかなんやかんやで、休む時間なんてない、っていう主旨でした。

育休中の人に在宅勤務で手伝ってもらおうっていう案を出した若造に対して。

2023-10-25

anond:20231024235209

わかる

わかるよ

映画かじったばっかりの若造2001年宇宙の旅見た時と全く一緒

そのままでいから見聞を広げていってください

2023-10-19

若い価値観(または古い価値観)の方が価値がある」という発想の人ってなんなの?

ジジイっぽかろうが若造っぽかろうが、それが価値観価値を左右することってあるのか?

悪人っぽい」とか「偽善者っぽい」とかならともかく「若者っぽいから良い(悪い」っていうのはかなり意味不明なんだが。

2023-10-06

誰かの「絶対に許さなリスト」に入るような言動する奴バカだよなと思う

将来社長教授になるような人間最初若造だし

成功しない人間であってもいきなり目の前に包丁持って出てくるかもしれないし

後進恐るべしで生きていかないとどこかで足元掬われるのに。

そういう事やってる人間に限って「落ち目になると人は離れていく」とかしたり顔で言ったりする。

最初から心は離れていて業務的に仕方なく近寄ってるだけなのにそれが分からない頭のおめでたさは病気なんじゃないかと思う。

2023-09-24

熱海富士テーピングのせいで満身創痍に見えちゃうけどまだ三役でもない若造なので次の場所も頑張ってほしいし、次の場所で頑張れないなら優勝は無理やで

2023-09-17

思想

※ここでは政治宗教その他センシティブなこと関係なく、「こういう考えである。なぜなら〜」とはっきり説明出来るくらい強いこだわりを持つものを指す。時事のいざこざとかそんな話がしたいんじゃない。

思想の自由という言葉はあるが、私は思想を公の場で語ることが何故か下品なことのように思えてしまう。どこの国とも戦争せずめちゃくちゃな差別を受けて生きてきた訳でもない若造からほざける戯言だと自分でも思うが、思想を持っている自分のことがどうも気持ちが悪い。

そもそも思想なんてものは育ってきた環境が違えば考えることも好き嫌いも違う訳で、他人言葉1つですぐ180度方向転換するような生ぬるいものではない。1人の人間が数十年という長い年月をかけて凝縮し生まれ結晶である。それっぽい言い方をすれば、思想とは内面的な自己存在証明なのだ

それなのに、インターネットの海を覗くとあら大変。大量の人間が素っ裸にマイナンバーぶら下げて歩いてるじゃないか。ぶつかり合ってディベートする訳でもなく吐き出した思想ポイ捨てして。

それを見て引く程度の思想を持ってた自分にも引いた。さっき存在証明なんて言ったが、私は別にしょうもない人生しか歩んでない。飛んでるハエの方がマシな生命活動を行っている。それなのにハエ未満の私は、一丁前に思想ガチガチの頑固オヤジになってしまった。人生薄っぺらさと思想の分厚さが不釣り合いすぎる。この思想と実際のアンバランスさが、自分への不愉快さに繋がっているのだと思う。

とはいえ思想とは裸と同じくらいパーソナルなものだ。全ての理論が筋が通っていて誰も何の文句も付けられないくらい正しい思想などこの世に存在しない。そして思想だって相性が存在する。どんなに自分思想世論的に正しいとしても、相性の悪い思想の人とディベートする気がない限り、思想を見せびらかすのは紳士的とは言い難いと私は思う。そんなに安く自分内面を切り売りするべきでは無いし、自分思想が誰かを不快にさせる可能性は頭のどこかに置いておいた方がいい。

とここまで自分思想を思いつくまま文字に起こしたから、言ってることがぐちゃぐちゃかもしれない。それもまた思想の揺らぎだと思ってほしい。

結局言いたいのは、他人悪口をそんなにインターネット書き込みたいなら鍵垢作って1人でヌいてろということだ。

2023-09-08

論理データで話してくる若造がめんどくさい

人の指示にいちいち「それエビデンスありますか?」じゃねーんだよ

見えてるもんが違うんだからお前に説明してもわかんねーだろ

ソース探す作業が増えてお前のせいで生産性下がってるんだよ

どうせすぐキャリアがとか言い出して転職で消えるからいいんだけど

こういうこと言い出すやつで仕事できるやつってまじでいないんだよな

2023-08-31

anond:20230830183908

15歳で作詞作曲したデビュー曲で、当時日本ではメインストリームではなかったR&Bを爆発的に広めたアーティストがすごくないことはないでしょ。

ただ宇多田ヒカルについては年齢のことは抜きにして語ることはできないと思う。

宇多田以前にも若い歌手っていうのはもちろんいたけど、青さ、未完成さを味わうみたいな空気は確実にあった。

でも宇多田場合、こういう音楽をやるには経験とか円熟味みたいなもの必要だよね、っていう認識の、いわば完成された楽曲を15歳の若造がポンと出して来たわけ。

そりゃあ怖いし、こういう人がどんどん出てくるのかな、っていう新しい時代の到来を感じさせるものだったよ。

米津玄師に関しては世間一般評価はよく知らないけれども、個人的には「タイアップ曲」っていうのを数段上に押し上げたな。っていうのを感じる。

タイアップ曲ってアーティスト売るために別にドラマアニメ本編に全然関係ない曲流すのが長らく主流(もちろんそうでないものもある)だったんだよね。

今でこそOPEDの曲はアニメドラマ世界観を深く掘り下げるのが普通のこと。っていう意識は広まったけれど、そういう風潮を作ったのは米津の力が大きいように思う。

米津は他者創作物に対する洞察力、理解力ものすごくて、かなり高いレベル創作物世界観に寄り添ったもの、下世話な言い方をするとオタクが喜ぶ曲を作る。

YOASOBIもタイアップやりがちアーティストで、曲の完成度もめちゃくちゃ高いけど、そういう「寄り添う力」みたいのは米津には及ばないと俺は思う。

好き嫌いや良い悪いは人それぞれあるけれど、変化をもたらしたっていう点でどちらも特筆すべきアーティストだと思うよ。

2023-08-29

anond:20230829183927

若造ジジイの板挟みサンドバックだよな。どっちにもなれない

2023-08-27

anond:20230827053546

金ない若者こそ中古に思いを馳せんかい

若造がカネに物言わせるたぁ偉ろなったもんやのう

 ← おまえ元記事を読んでないだろ。せめてタイトルくらい読めよな。これ →  

自作PC界隈、老人と若者しかいなくなる

 自作PC界隈に若者は居ると書いてあるじゃん..... (いなくなったのは中年あたりと)

anond:20230826101232

ワイ25歳ジサカー、わざわざBTOちゃう人の気がしれない

ここは中古パーツでいいや、でもマザボは新品で!みたいな取捨選択できるのがPC醍醐味やろがい!

金ない若者こそ中古に思いを馳せんかい

若造がカネに物言わせるたぁ偉ろなったもんやのう

このお盆ts抜き録画PCと妹のゲーミングPC作ったわ

なお録画PC歴3年の間ほとんど録画は見ていない模様

2023-08-23

ベテラン専門家ってプライドを傷つけられるストレスにどう処理してるんだろう

・何もわかってない客

勝手に進められる仕事

生意気若造

 

やがて論破するのがコスパ悪いと気づいて

全方位にへーこらすることを覚えるんだけど

ストレスたまるんだよね

 

マジで相手ストレスかける自信過剰な人っているよね

はいいが経験値は少なく、専門家に疑問をどんどんぶつけてくるような人

「こうするべきでは?」とか

全部それを論破しないと納得しないやつ

基本自分しか信じてないんだよね、マイクロマネジメントしかできないみたいな、自分の思う通りにしなきゃ納得できない人

そういう人らが10人くらいいて、自分ベテラン専門家と言う立場だったとき

本当に削れる

省力したいから適度に誤魔化したり「じゃあそれでいいよ」的に迎合したりするんだけど

 

あー精神力上げたい、5倍はほしい

てか世の中の人ってもっと雑に当たり散らかしてるよなあと思う

そういううんこの処理を真顔でするの疲れる

2023-08-21

日本が再び「技術立国」する未来は近い。多分2040年ぐらいに日本はもう一度「技術立国」出来るはず

技術立国した当時の背景

国際競争力の低さのおかげで低賃金だった

パクリ公害人権も気にしない何でもありのスタイルだった

・恥も誇りもなく「勉強させていただく」の言葉の元に無限にパクっていた

既存産業経年劣化しており最新技術への一斉転換しても惜しくない状態だった

この条件に着々と近づいている。

円がゴミになってきたことで他国と比べて人件費は安くなってる。

新興国と言われていた連中もドンドン給料が上がってきている中で日本けが現状を維持しているので、10年後20年後には相対的にかなり安くなる。

ビッグモーターのような反社会的企業が平気でのさばっていて、もう中国企業を笑えないような民度になってる。

国産技術に対しての妙なプライドも無くなってきて、技術海外から借りるものという意識が強くなってきてる。

昔ながらの職人芸をやっていた工場後継者不足により20年もしたら一通り消えるだろうから結果的工業分野において新陳代謝の機運が高まるのが確定してる。

これは凄いぜ。

完全に追い風が吹いてる。

ボーナスからオーナスになりまたボーナス突入する波の転換期にあるんだよ。

いやー日本未来は明るいぜ。

まあその頃には俺はもう高齢者だけど、若造共がタップ税金収めて支えてくれるのに期待しとくぜ。

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