はてなキーワード: 短編とは
ニンテンドースイッチのゲームまた50本遊んで感想書いたのでまとめ(部門別ランキング)
「明日宇宙飛行士になって大気圏外で愛を語ろうか」の歌詞が主人公が夢を持って職業を選ぶことがルート分岐の重要な点になるストーリーと密接に関係しているのが大好き。
・旅路の果て
「長い道のり超えてたどり着いた私たちの“先達”」
どのルートでもしっくり来るが個人的にはサクヤルートを踏まえて聞くのが好き。
アカイイトは泡沫のボーカル版もいいんだけど、これはゲーム内には未収録なので選外。
・星の瞬くこんな夜に
この続きを読みたいなあ。
ハートとため息を盗む怪盗ミスアルテに一目惚れ、もといハートを盗まれてから自分も同じ信条を掲げて怪盗を始める導入から、かなり色々なエピソードがありこの信条の重さがどれほどの物かを理解するシーンは胸が激って熱くなった。
女性キャラだけでなく男性キャラからも惚れられる展開もあり、その際に割と躊躇せず行くのも貪欲で大好き。
・タイラ
宝探しゲームが大好きで、彼が考えるアクティビティが楽しいことが、周りの人間をどんどん引っ張って行くのが前向きで凄くいい奴。
このシナリオライターさんの主人公はみんな同じキャラと批判されるのを見たことがあるが、その点をうまく脱臭してシナリオに落とし込めていると僕は思う。
・静希草十郎
電話すらない田舎から引っ越してきた純朴な青年で、慣れない街に四苦八苦しながら一生懸命に生活をする様が格好いい。
疑わないぐらい当たり前のことが当たり前じゃないことを気づかせてくれる彼の独白は非常に興味深く、それが魔法と同じぐらい特別で異質に見えるその境遇が重たいし考えさせられる深さがあった。
・怪盗ミスアルテ
AMBITIOUS MISSIONのヒロインで、ハートとため息を盗む怪盗。
作品の大きなテーマであるハートとため息を盗むを実現し続ける様は、カッコよすぎて開幕から一気に引き込まれた。
そんな格好いいキャラが中心だからこそ、最終盤で彼女のハートとため息を盗むように盤面をひっくり返すあのシーンは堪らなく燃える最高のシーンだった。
・スバル
マイナス思考で陰気で自分勝手な、世間一般の価値観ではよくないとされるキャラで、作中の言動も度が超えてる程に度し難いシーンが多い。
しかしその自分勝手さもここまで一貫すれば見事と言うしかなく、彼女の働かず誰とも交流せず美味しいフルーツと牛乳だけを飲み食いし自然を愛で続けたいという欲望を、ガチでドン引きするぐらい繰り返すくだりは圧巻だった。
・小熊真央
FatalTwelveに登場する主人公とヒロインの友人キャラ。
デスゲームの参加者じゃないのに参加者よりも忙しそうに活動し続け、ヒロインのメンタルをケアし、主人公に察することを教えと、縦横無尽に活躍する名脇役。
恋のキューピットと言えば聞こえはいいが、主人公とヒロインの二人のために献身的が過ぎるので、彼女が彼女自身の幸せを見つける追加ファンディスクなども遊んでみたい。
・葛
小学生ながら廃屋で一人暮らしをしているため、夏の蒸し暑い時期なのにお風呂に入っていない。
しかも、彼女の攻略ルートに入ると主人公もお風呂に入れないため、蒸れが蒸れ蒸れになるのはエッチがすぎる。
アウトドアが大好きなため、汗臭いのは当たり前と割り切っており、キャンプ場でシャワー浴びたいとゴネる友人を冷たい目で見るシーンがたまらない。
その証拠に、シャワーを浴びるルートに入るとスリラーサスペンスな展開が始まるが、シャワー浴びずにいると男性と急接近し恋愛ルートに入るため、恋愛においてもお風呂は入らない方が良いことが示唆されている。
・保村
Night of the Crabz ~カニの頭に気をつけろ~のヒロイン。
常にふざけており下品なことも平然というキャラクタだが、温泉旅館に泊まりに行くのに変えの下着を持ってこず同じものを履き回すというエッチな技を披露する。
お風呂に入ってがっかりさせた後、下着の履き回しで興奮させる高等テクニックに感謝。
男子学生なのだけどとある事情からプライベートでは無理矢理メイド服を着せられている不憫なキャラ。
かなり流されるタイプで押せば普通にエッチなことできちゃいそうな様が可愛かった。
・レイ
災難探偵サイガ~名状できない怪事件~のワトソン役を務める助手キャラ。
性別不明なため男女どちらかは作品内で明記されておらず、ビジュアルもその通りどちらとも解釈できるデザインになっている。
路上生活を長く続けていたため、お風呂に入る頻度も少なかったに違いなく、その点を深掘りしていきたいと考える。
・翔太
成人済みの男性ながらオンラインゲーム内のアバターでは女性キャラを使い、他のプレイヤーに媚びを売って所謂「姫プレイ」を楽しんでいる。
サークルがクラッシュしてからも、色々なキャラに依存心高めに媚を売る様は普通にエッチで、可愛いキャラだ。
コロシアイ学園生活というダンガンロンパの根幹をなす設定をおちょくりまくる、シリーズ屈指の名エピソードの立役者の一挙手一投足。
V3だけでなく、1と2も含めた今までの学級裁判が如何に黒幕の恣意的な誘導であったかが理解できる設定の妙が面白かった。
死生観に関する非常に独特な設定が開示されると共に、その異端なキリスト教の解釈を否定する岡田黒洲の有り様は驚いた。
特にオーラスもオーラスで、作品のタイトルの意味を独白しながら彼が叫ぶ慟哭は、物語のために作られたミステリらしいトリックで、謎解きやパズルではなくミステリとして優れた作品だったと感じた。
・ワールドエンドシンドロームの主人公の名前入力にまつわる仕掛け
プレイヤーが自分で名前を付けるのは、テレビゲーム黎明期からあるありふれた仕様だが、この点を見事にトリックに昇華しており驚いた。
さらにこれが叙述トリックやサプライズの類ではなく、フーダニットの過程に用いられるのがたまらなく決まっていた。
・ルストと翔太
アーキタイプ・アーカディアの主人公と独自ルートがある男性キャラ。
彼のルートを選択すると密接な関係値のエンディングを迎えられる。
カップルか否かは議論の余地があるかもしれないが、依存心が強く自立できない翔太と、他人に固執せず内に篭りがちなルストはまさに割れ蓋に閉じ蓋、幾つもルート選択があるゲームだがこの組み合わせがベストカップルだと感じた。
一夏のボーイミーツガールものだが、とあるSFガジェットの登場により、随分と歳の差カップルになる。
この歳の差に苦悩するところがいじらしく面白いので、アフターストーリーとして少ししか読めないのは物足りなかった。
・佐知子と貴呼
二人の関係値は話の大きな主題にあるため、このゲームが好きということは自然とこのカップルが好きになる。
女性同士だからこそのアクティビティもあったりして、とても幸せそうなカップルで素敵だった。
⚫︎好きなスチル絵ベスト3
2枚あるがどちらも最高で甲乙は付け難いが、2枚目に出てくる方が好き。
ミスアルテ、ミッドナイトに続く3人目の怪盗だが、まさかここで来るかと驚かされ、さらに背景にちらっと映るある事情を抱えた前作のヒロインたち。
今作の仕掛けが一点にあつまる万感の想いがこもったいいシーンな上に、前作への気配りもされた完璧な一枚絵だった。
・島の電気が復旧するスチル絵
ATRI -My Dear Moments-の最後の方に出る、主人公とヒロインは後ろ向きで、電気で明るくなる島の家々がメインのスチル絵。
今までの苦労が報われる上に、電気が付く背景の美しさが合間って非常に感動した。
その上で、これは日本の小さな離島の電気が復旧しただけで、世界はまだまだ苦難が多く、これを第一歩にするという決意に繋がるのも良きシーンだった。
・死の線が見えない月明かりに照らされたアルク
月姫-A piece of blue glass moon-の志貴がアルクに惹かれる印象的なシーン。
直死の魔眼という得意な能力のせいで人とは違う生死感を持ってしまった主人公が、美しく見えるヒロインが登場するのは非常に納得感があり、一気に話に引き込まれた。
個人的には原作の際は琥珀さん派で、他のキャラにはあまり思い入れがなかったのだけど、リメイク版はここだけでアルク派に鞍替えした。
⚫︎美味しそうな食い物ベスト3
・月の涙
味についても言及されているが、現実世界には無いので飲みたくてしかたなかった。
食事に舌鼓を打つシーンは多いゲームだが、前後の文脈も相まって印象的でお腹が空くシーンだった。
実のところ繰り返し登場するわけではなく、要所で数回出るだけなのだが、印象的なシーンが多いため読了後にコンビニに買いに走った。
ストーリーとして綺麗に終わってはいるものの、設定や未来が知りたいことが多すぎる。
特に周瀬律架については蒼崎姉妹と何か関係値がありそうなので深掘りを期待したい。
ポケモンの買い切りゲームはいくらあっても困らないので半年に一回ぐらいは何かリリースして。
素材使い回しでいいから1時間ぐらいの短編を定期的にリリースするのが向いてると思うんだけど、難しいか。
ニンテンドースイッチのゲームまた50本遊んで感想書いたのでまとめ(その三)
○普通
和風伝奇ジャンルで女の子同士の恋愛を表現する、アカイイトと同じ世界観のノベルゲーム。
今作では主人公の小山内梢子が剣道の有段者ということもあり、バトルよりのエピソードが多めになっている。
衒学趣向の文章がかなり多く、ラスボスと戦っている最中ですら、語源や歴史解釈の小ネタが挟まるので徹底した味合いだった。
対して恋愛パートの文量はあっさりめなので、前作との比較で好みが分かれてしまう作品だった。
嘘と恋愛をテーマにした短編連作ノベルゲームで、複数のエピソードと連作っぽいミステリーズなストーリーになっている。(ミステリーズなストーリーとは、いっとき東京創元社から刊行される短編連作小説がみんな揃ってやってたアレを揶揄している)
中学、高校、大学とそれぞれの学校を舞台にした短編で、どれも嘘のテーマを上手に処理して、恋愛の起伏を描いており、やりたいことは理解できた。
特に成人年齢になる大学生編では、テキストだけの表現とはいえエッチで過激な内容も多くあり、なるほどと感謝できるシーンが多くて好き。
信頼できない語り手にまつわるミステリの議論は、まあ本作の本題ではないし、多様な好みを許容したい。
行方不明の大学生の姉を探しに上京した上条明日美が、サイコホラーな事件に巻き込まれるノベルゲームで、90年代後半の同人ゲームをリメイクしたもの。
姉を思う主人公の気持ち以外一切信用が置けないストーリーが展開されるため、出てくる登場人物全員が怪しく見えてくる怖いゲームだ。
ストーリー的に意味がない読者を驚かせるためだけの仕掛けがあるのは、時代性を感じた。
少し駆け足な展開が多く、せっかく田舎から上京したのだからなにかアクティビティを楽しみ、キャラたちを立てるパートがあっても良かったかもしれない。
携帯電話専用ゲームの移植版で、物語としてのミステリー、というよりは推理クイズの体裁のシリーズ第二弾。
事件の概要や構成要素こそ前作とは異なるが、大きな流れとしてはほとんど変わっておらず、話の筋が非常に薄い。
シリーズを通してのキャラクタや、前作とのちょっとした繋がりなど、ひっかかるところもあるにはあり、特に主人公のいづみの傍若無人ぶりは相変わらず面白い。
とはいえ、謎を解く過程の議論こそがミステリの本懐であり、ただ謎を提示され、その謎に対する答えを選ぶ現代文の試験を、ミステリと呼称するのは個人的な好みとは外れていた。
恋人のお見舞いに病院に行くことから始まるホラーノベルゲームで、携帯電話専用ゲームの移植版で千羽鶴シリーズの第一弾、シリーズではあるが、作品間の繋がりは薄く、今作独自の世界観やキャラクタが楽しめる。
生理的な嫌悪感を煽るようなホラーが中心で、とにかく徹頭徹尾おどろおどろしい嫌な雰囲気が漂っている。
特に不快な臭いに関する描写は妙に文量が細かく、ねっとり描写されるので、否が応でも話に引き込まれてしまった。
ルートごとに異なる世界観に分岐するため、根幹の設定が違う妙が楽しめるのだが、割とどれも似たような話が多く、エピソードの幅が小さいのは惜しい。
妖怪が実在する世界でそれを退治する役目を持った御界堂守丸が主人公のコマンド選択肢アドベンチャーゲームのシリーズ第一弾。
現場の捜査、容疑者への聞き込み、知識を図書館で調べるなど、妖怪という突飛な設定ではあるが、地に足がついた丁寧なゲームを遊べる。
最終的に妖怪と対峙するパートになるが、ここは要するにミステリ系のゲームにおける容疑者に証拠を叩きつけるパートになっていて、本作独自の翻案がうまくできていた。
シリーズものなので、縦筋となる父親の謎、ヒロインとの関係値、敵の親玉など気になる設定も出てくるが、次作の第二章でシリーズ展開が止まっている。
妖怪が実在する世界でそれを退治する役目を持った御界堂守丸が主人公のコマンド選択肢アドベンチャーゲームのシリーズ第二弾。
今作はAIロボットが殺人を犯すという魅力的な謎が提示され、妖怪だけでなくSFもやるのかとワクワクしたが、そういう話ではなかった。
妖怪やロボットといった要素だけなく、殺人事件すらも本題ではなく、ゲストキャラたちの関係値のエピソードが主になっており、二作目ながら番外編っぽい立ち位置の作品。
シリーズは今作で止まっており、縦筋となる布石が回収される見込みがないのも残念なところ。
ノストラダモスの大予言間近の1998年に、フリーのゲームプランナー由島博昭が開発業務を通じて世界の真実に気づくノベルゲーム。
1999年に発表されたゲームのフルリメイクで、当時の時代感が色濃く出ており、非常にらしさがあった。
陰謀論に傾倒するヤバい人と一蹴するのではなく、自分ごとのように読めるような具体的なエピソードと設定の開示の工夫の丁寧さが面白かった。
リメイク時に追加されたエピソードも、ノストラダモスの大予言で世界が滅んでいないという前提にたったメタ視点が面白く、短いプレイ時間の中に壮大な世界があって良かった。
Night of the Crabz ~カニの頭に気をつけろ~
ライターの兼城と保村の二人が、炎上事件に苦悩している旅館に取材に行く、インターネットミームてんこ盛りのコメディアドベンチャーゲーム。
終始不真面目なテキストが一貫しているちょけた作品ながら、しっかりとフリとオチが決まっていて、作品としては真面目に作られている。
なお、大浴場でお風呂に入るサービスシーンで、ヒロインの保村がお風呂には入るが、変えの下着を忘れていたため同じものを履き回すシーンは、お風呂に入らない系女子に大きな感情を向けがちな僕としては、気が効いている良いストーリーだと感謝した。
アドベンチャーゲームではあるが、RPGのアセットやテンプレートを流用しているからか、ステータス画面や謎の戦闘シーンがあるのは、開発会社の続編への布石らしいので、そちらにも期待したい。
パソコンゲーム黎明期から続く犯罪事件を操作するコマンド選択式アドベンチャーゲームの第一弾。
聞き込み、探索、聞き込み、探索と、刑事は足で稼ぐの格言の通り延々とコマンドを選択して証拠を集めていくタイプのゲーム。
ストーリーは非常に薄く、容疑者たちが語る人間関係から、その間柄を想像で補完しながら遊ぶことになる。
昔のゲームは、今と面白さの尺度が違うものも多いが、テキストが主体のアドベンチャゲームは、概ね今も昔も変わらず一貫した良さがあるなあと再確認できた。
パソコンゲーム黎明期から続く犯罪事件を操作するコマンド選択式アドベンチャーゲームの第二弾。
ひたすらに延々と聞き込みを繰り返す昔ながらのスタイルで、謎らしい謎はあるものの、基本的には犯人たちが自ずと語ってくれる。
UIやテンポがいいので、コマンドを選択することで主人公の刑事と一体感が楽しめるのは、アドベンチャーゲームの根源的な楽しみだった。
なお、同名の被害者が三人いるという非常に魅力的な謎は、途中で明らかにゲーム容量やUI画面の大きさの都合であることが伝わってくるのも、パソコンゲームの歴史を感じさせられた。
パソコンゲーム黎明期から続く犯罪事件を操作するコマンド選択式アドベンチャーゲームの第三弾、というか第二弾のマイナーチェンジ版。
いや、アドベンチャーゲームでマイナーチェンジ版ってどういう意味なのかよくわからないと思うけど、要するにキャラ絵と背景絵を使いまわした番外編。
前作の事件と構成要素は同じだが異なる事件が展開するので、はっきり言って続けて遊ぶと混乱した。
流石に当時の開発事情をとやかく言うのは野暮なのだろうが、全くそういった知識を入れずに遊んだので、なんらかのトリック(時間移動による世界線改変とか、作中作による叙述トリックとか)を疑った身としては拍子抜けした。
Looking Up I See Only A Ceiling 上に天井がある。
イタリアのインディーゲームで、学生の少女がテスト勉強の合間に色々と苦悩するアドベンチャーゲーム。
翻訳がかなり丁寧にされており、独白中心のこじんまりとした世界観がよく伝わってくる。
特に朝食を用意するパートで、頑なに自分が決めた順序でしか動こうとしない主人公の生きづらさは必見。
読者に解釈を委ねるような物語は賛否あるだろうが、短い時間で遊べる短編としてはこういうのも有りだと思った。
ファミコン風のレトロなドット絵でサスペンスドラマのようなストーリーが楽しめるコマンド選択式ADVのミステリー案内シリーズ第二弾。
事件解決を目的に来たはずの刑事が旅情を楽しむパートが多いのはシリーズ恒例の展開だ。
前作と比較すると3倍ちかくボリュームが増えており、警察サイドのサブキャラも複数人登場、容疑者も多数おり、謎も二転三転していき、事件も数多く起こる。
しかし、謎の振りと落ちが整理されていない箇所が多く、ボリュームは多いのに消化不良感が残るしっくりこない結末は残念だった。
時を巻き戻す能力をもったフリーライタの女性テウタが、法律に縛られない自分たちの正義を実行するフィクサー集団と出会うことから始まる乙女ゲーム。
キャッチコピーの「あざやかな悪に染まれ」の通り、悪徳弁護士、殺し屋、クラッカーなどの犯罪を厭わない男性キャラとの恋愛が楽しめる。
いわゆるクライムサスペンスじみた展開もあるにはあるが、本題はあくまで女性主人公目線での男性キャラとの恋愛パートにあり、悪を成す部分の段取りの薄さは気になった。
アメリカが舞台なので、出てくる飯がピザやテイクアウト中華が多くなかなかお腹がすく展開が多いのは好き。
○好きじゃない
ニンテンドースイッチのゲームまた50本遊んで感想書いたのでまとめ(その二)
宝探しが大好きな主人公が、永遠に続く夏休みに巻き込まれてしまう、疲弊する仲間たちを宝探しゲームの魅力で前向きに成長させるノベルゲーム。
位置情報を使った宝探しゲームの魅力が本作の大きな主題で、いわゆる「謎解き」が何故楽しいのかを掘り下げるストーリーは、ある意味ではミステリの評論的でもあり、非常に興味深かった。
作り手はいじわるで解けない謎ではなく相手のレベルに合わせた解ける謎を愛を持って提示すること、解く側は愛を持って作っていると信じること、この二点への議論が丁寧に何度も行われており、なるほど納得する箇所も多かった。
物語としても、永遠に続く夏休みを満喫する楽しいパートと、それを否定して前向きになることを希う苦しいパートとのバランスがよく、ボリュームこそ少ないが過不足はあまり感じない、いい作品だった。
普通の男子市松央路が某国の王女とひょんなことから知り合いになり、いろいろな事情で彼女を始めとした上流階級が通う超エリート校、私立ノーブル学園に転校する学園ラブコメ美少女ゲーム。
魅力的なヒロインが多数登場するものの、市松央路がまさに主人公していき、自分の「金色」を見出していくストーリーは、美少女ゲームにとらわれない王道のまっすぐな面白さがあった。
そんな無数に広がる夢を追う若者の瑞々しさと、とあるヒロインにまつわるビターな展開とが、良い意味で後味が残る作品になっていた。
オープニングテーマの歌詞「明日宇宙飛行士になって大気圏外で愛を叫ぼうか」が端的にこのゲームの良さを示しており、口ずさむたびに主人公の市松央路の未来を考えてしまう。
金色ラブリッチェのファンディスクで、それぞれのヒロインのアフターストリーと、追加ヒロインのルート、そしてゴールデンな独自のルートが楽しめる。
特に前作ではルートがなくサブキャラ扱いだった、年下ながら主人公の教育役でビシビシと厳しく指導してくれるミナちゃんのルート追加が嬉しかった。
前作はビターで苦いエンディングもあったが、今作は塗り替える万事がすべてうまくいくハッピーなルートであることが、開幕早々に示唆される。
多少、いやかなり無茶な設定が唐突に出てくるが、どんな過程だろうと金色ラブリッチェをハッピーエンドに締めてくれたのは嬉しく、これはこれで大好きな作品だ。
ハードボイルドな探偵サイガが、謎と事件がひしめく奇妙な地方都市「祭鳴町」を駆け回る短編連作形式のノベルゲームで、コメディ調の明るいゲーム。
探偵、事件、謎とミステリの建付けではあるものの、そうそうにリアリティラインと軽いノリが明かされ、本格パズラーでないことが明示される潔さが良い。
サイガの相棒となる性別不明の助手役レイの可愛らしさは素晴らしく、キャラクタの性別を問わない魅力的なシーンが多くあって印象深い。
はじめは打算で助手になったレイが、いつの間にかサイガと分かちがたい関係値を築いていくシーンは感動的で、名コンビとして末永くシリーズ展開して続いてほしいと願っている。
数名の客と無限に飲めるドリンクバーしかないファミリーレストランに閉じ込められた主人公が、ひたすらに雑談をし続けなにかを変えていくアドベンチャーゲーム。
とにかく同じく閉じ込められた他のキャラと雑談をしていくことで話が進んでいくのが独特な味を出している。
情緒溢れる風景を描写するテキストに、何かを示唆するような哲学的な会話と、何も示唆しないただの雑談とと、雰囲気重視の芸術的な考えオチ系のゲームかと思いきや、しっかりと設定の開示がされ明確なストーリーの筋があるのが面白い。
徐々に明かされる設定の妙も良いが、魅力的な会話劇がたまらなく、主人公とガラスパン(キャラの名前)のカップリングはひときわ心に残る良いものだった。
非常に荒い抽象的なドット絵で事件の捜査を行うアドベンチャーゲームで、をスマートフォン向けに発表されていた3篇と、移植版独自のエピーソードの計4本楽しめる。
殺人事件の捜査をする刑事という王道中の王道が導入ながら、なかなか一筋縄ではいかず、お約束に縛られないストーリーが面白かった。
ルックのドット絵もそれに一役かっており、この絵柄だからこそ出来る表現もあったりして、やれることは全部やるような圧すら感じる。
謎解きの過程よりもサプライズに寄った作風は、テキストが主体のアドベンチャーゲームでは珍しく、良い意味でプレイヤーと探偵が乖離した、独特の魅力があった。
○好き
月姫-A piece of blue glass moon-
直死の魔眼という人、物を問わずそれを殺す線が見える奇妙な体質になってしまった遠野志貴が主人公の新伝奇ノベルゲームで、同人ゲーム月姫のリメイクバージョン。
全ての人の死が見えるため独特の価値観を持つ遠野志貴が、月が出ている間は決して死なない吸血鬼の姫アルクを見たとき、死の線が見えないため美しいと感じ、彼女と行動を共にすることになる。
この物語の導入部分で一気に引き込まれ、一息に遊び終えてしまい、かなりのボリュームの作品なのに物足りなさを感じてしまった。
真祖の姫、死徒二十七祖、魔法使いなど気になる設定が数多く登場するのも興味深く、特に死徒二十七祖がその「原理」を開示するところは、めちゃくちゃ格好良かった。
(まあ、原作では5ルートあったうちの2ルートしかないから、主人公の生まれの秘密とか、妹の秘密とかは不明だしね)
南極で遭難した調査隊と、何故かメッセージのやりとりが出来るようになり、彼女たちに文章を送付することでストーリーが前に進むアドベンチャーゲーム。
メッセージアプリを模したタイプのゲームで、家庭用ゲーム機では少ないが、スマートフォン向けゲームでは結構流行っていたジャンルだ。
システムの都合上、一切キャラクタのデザインなどは画面に登場せず、テキストだけで淡々と進むが、しっかりとそれだけでもキャラに愛着が湧くし先が気になる。
サイエンスフィクションらしい、未知の技術を踏まえたストーリーも面白く、しっかりした丁寧な作品だった。
母方の実家に帰省した主人公が、奇妙な言動の少女と出会うことから始まる一夏のボーイ・ミーツ・ガールもののノベルゲームで、原作はスマートフォン向けのゲームだがケムコがインディーゲームをパブリッシュする流れで移植したバージョンを遊んだ。
ボリュームはそれなりだが、登場人物がかなり絞られているため過不足はあまり感じず、ヒロインの真琴の魅力は十二分に伝わってきた。
導入こそ嫌な奴だが、少しづつ絆されていき、関係値がどんどん出来上がっていくのは、青春ものらしい良い展開。
中盤で一気に作品の雰囲気が変わり、ハラハラする展開が始まるが、主人公と真琴の関係を疑う余地なく信じられるからこそ、このタメの部分も楽しく遊べた。
原作はセガサターンの美少女ゲームと脱出ゲーム(今風の言い方で昔はこんな呼び方じゃなかったかも)を組みわせた作品で、それを遊びやすくリメイクしたバージョン。
プロバビリティの殺人大好きマンが建てたとしか思えないデストラップ満載の奇妙な館に閉じ込められた男女が、恋愛しつつ館の謎を解き明かしていくストーリー。
ストーリーを楽しむというよりは、フラグを建てたり建てなかったりの、フラグ管理のゲーム性を楽しむタイプのアドベンチャゲームになっており、各ヒロインごとのエピソードはそれなり。
本筋となる記憶喪失の少女にまつわるエピソード郡は文量も確保されており面白いので、手を抜くところと力を入れてるところの加減がはっきりしていたゲームだった。
警視庁に新たに設立された取り調べ専門の部署、そこに配属になった女性刑事の真野ハルカを主人公に様々な事件を取り調べだけで解決していく短編連作形式のアドベンチャーゲーム。
いわゆる閉鎖劇を期待するが、案外普通に現場には赴くし、周辺の捜査や聞き込みを行うパートもあるので、普通のミステリ系アドベンチャーゲームとあまり有意な差異はなかったかもしれない。
しかし、テンプレ感があるのは3話までで、後半の4話と5話は取調専門部署の独自設定をうまく利用した展開が続き、見どころもおおかった。
シリーズ化もできるだろうし、続編では最初から今作後半のクオリティでやってくれれば、もっと好きになれるかもだ。
死を前に運命の女神によって生きながらえた12人が本当の生を求めて「女神の選定」というゲームに挑むノベルゲーム。
そんな緊張感溢れる導入ながら、女子高校生のありふれた日常と、女性だけの三角関係から来る恋の鞘当てが話の主題になっていく構成が面白かった。
特に三角関係パートを陰ながら支え「女神の選定」とは無関係なのにメチャクチャ苦労する小熊真央ちゃんの活躍は目をみはるものがある。
最終的にはこの二つの路線が主人公とヒロインの生きて叶えたかった未練に直結していくため、無駄な描写になっていないのも面白かった。
奇妙な犬、送り犬にまつわるホラーなエピソードがいくつも収録されたサウンドノベル。
サウンドノベルらしく、ルートごとに世界の設定レベルで変化していくため、多種多様なストーリーが展開していく。
ホラーがベースではあるものの、コメディ、サイコスリラーと色の違うものに加えて、視点人物も女子大生、その友人、ストーカー、警備員、ポメラニアンと多様なのが面白い。
メインの主人公が親元を離れて一人暮らしをする女子大生なので、親の目無しセックス有り略奪愛有りの大人なやり取りが多くあるのが面白かった。
ファミコン風のレトロなドット絵でサスペンスドラマのようなストーリーが楽しめるコマンド選択式ADVのミステリー案内シリーズ第三弾。
今作は自殺した女性の足取りを追う丁寧な展開で、落ち着いた雰囲気の中、少しづつなぜ被害者が自殺したのかの心の在りようを探っていく。
シリーズを通しての観光パートや、名産品に舌鼓を打つパートなどは健在で、大分県の名物をたっぷり楽しめる。
社会的テーマを問う部分も、とってつけた感は薄く、しっかりと本題の謎と密接な関係にある点が良き。
終電に乗れなかった主人公が臨時終電と名乗る謎の電車に乗り込んだことから始まるホラーノベルゲームで、携帯電話専用ゲームの移植版で千羽鶴シリーズの第三弾、シリーズではあるが、作品間の繋がりは薄く、今作独自の世界観やキャラクタが楽しめる。
今作では、一つの大きなシナリオがありそこから分岐する形式で、同じ電車に乗り合わせた複数人と力を合わせつつ、シナリオをザッピングしながら進めていくのが特徴。
原作の媒体が携帯電話なので小さいゲームではあるが、本格的なサウンドノベルをやろうとする気概が伝わってくるし、実際フラグ管理や、群集劇めいた作劇の妙など、かなりシッカリしたゲームになっていた。
メインから離れた設定のシナリオも用意されており、そちらではコメディ、SF、恋愛ものなど、ホラー以外のバラエティ豊かなエピソードも読めるのが良かった。
小学生男子のけんた君お手製の自作RPGを放課後に遊ぶという”テイ”が面白い、アドベンチャゲーム。
小学生が作ったという建付けのルックが徹底しており、手書きのノート、筆箱やボールといった小学生のお道具を使ったシーンなど、見てるだけで小学生らしさが伝わり凝っている。
けんた君がその時々ですべてのシーンを演じてくれるのが、作中作めいた構造の妙を感じれて面白い。
テキスト主体ではなく、その時々シーンに応じた操作方法になる多様なゲーム性があるが、ステータスを増減させたり、複雑なフラグを立てたり、アクションのプレイングが求められたりといった、他ジャンルの要素はあっさりめで、あくまでアドベンチャゲームではあったと思う。
携帯電話専用ゲームの移植版で、物語としてのミステリー、というよりは推理クイズの体裁のシリーズ第三弾。
今作はシリーズを通してついにストーリーらしいストーリーが導入され、普通に面白かった。
とはいえ、相変わらず推理クイズのような謎とあらすじの関係性が薄い点は気になりはしたが、ストーリーがよければ全て良しなのはこのジャンルならでは。
シリーズを通しての馴染キャラたちにも変化があるなど、続きが気になる終わり方ではあるが、移植されているのここまでなので、続きの移植もG-Modeさんお願いします。
アウトドア初心者の新人ライターがキャンプのツアーに参加するホラーノベルゲームで、携帯電話専用ゲームの移植版で千羽鶴シリーズの第二弾、シリーズではあるが、作品間の繋がりは薄く、今作独自の世界観やキャラクタが楽しめる。
ホラーなストーリーが主軸ではあるが、ルートごとに全く異なる設定になっていくタイプのストーリーで、コメディ、伝記、スリラー、サスペンスなどが楽しめる。
視点人物がヒロインに変わるパートもあり、そちらではまた異なったエピソード郡が待っているのも面白い。
全体的に人が死んだり傷ついたりする残酷な話が多いものの、やったやられたのバトルシーンのような読感のため、ある意味カラッとした山らしい内容が多いのが特徴的。
携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第十一弾。
今作からシーズン2と呼称されており、今までとはシナリオライターさんが異なるし、作品中でもいつもの面々の登場も少なめ。
五作目の「昏い匣の上」で登場した、都市伝説ライターの弥勒院蓮児が視点人物になっているため、情緒的な文章が多く、謎解きも動機の側面が多め。
シリーズキャラである癸生川凌介が登場するときに思わず、ホッとしてしまい空気感が変わるのが面白かった。
携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第十二弾。
小中学校を舞台に複数の事件が発生し、それぞれを追っていく複雑なシナリオ。
謎を解き明かす過程よりも、それぞれの事件における被害者と加害者の心の在りようを深堀りしていく操作が多く、人間関係の妙を楽しむタイプの作風だ。
短い文章ながら、身勝手な悪意で他人を振り回す残酷さがしっかり情緒豊かに描かれており、操作を通じてドンドン嫌な気持ちになっていく悲しいストーリーだった。
前回のブコメでオススメしてくださったゲームは遊んでいるものもあれば、遊んでいないものもありますが、どれも参考にしていますし、いつか遊ぶと思います。
なので、また何かオススメがあれば書いてくださると嬉しいです。
51〜65はこの記事
ダンガンロンパシリーズ完結作で、突然集められた超高校級の才能を持つ面々が殺し合いゲームを強要されるデスゲームものにして、その殺し合いの加害者クロを見つける学級裁判で謎を解くミステリゲーム。
テキストを主体としたゲームとしては3作目とマンネリし始めるナンバリングだが、全くもってそんなことはなく「嘘」をテーマにした幾つかの事件を今まで以上の絶望さで描いている。
特に超高校級の総督王馬小吉にまつわるエピソードは圧巻で、歴代作品を踏まえて「絶望対希望」は「嘘対真実」の言い換えだと無邪気に信じていた気持ちを粉砕させられた。
ダンガンロンパシリーズはこの作品以降はファンディスクのようなものしかリリースされていないが、なるほど確かにこの後に単純な4やV4をリリースするのは難しさがわかるのもシリーズファンには賛否がわかれる内容だった。
このシリーズはアニメ版の「3」で絶望して少し身を引いていたのだが、改めてこのV3を遊んで、やっぱりダンガンロンパは最高だなと思いを改めた。
公称ジャンルは百合要素を含むミステリーで、物静かで落ち着いた女性のサチと、元気で朗らかなタカコのカップルの関係値の変遷を追うノベルゲーム。
日常の動作、食事、自然の豊かさ、季節感などなどの風景や情景の描写に文量が大きく割かれているのが特徴的で、淡々と進む中で彼女たちが何を感じたのかを、咀嚼するように読み解いていく。
そんな平和で楽しい内容が、あるタイミングで突然ガラッと風景を変え、死と向き合うことの難しさ、生き続けることの意味などを問いかける哲学的で幻想的なストーリーに変化していく。
ものすごく大好きで愛してる作品だけど、面白いというよりは、考えさせられるというか、このキャラ達のことをずっと延々に頭の隅で思い続けることになっているような、それぐらい大きな作品だった。
文明が崩壊した世界で何故か稼働中のVRMMORPG「アーキタイプ・アーカディア」を遊ぶ人達の思想がぶつかり合う、火傷しそうな熱意が伝わってくる熱血ノベルゲーム。
ゲームは遊んでおらず食糧も水も希少な世界で必死に暮らしているルストと、その妹でラスモス・ゾティーラ・トゥーラッカという独自の挨拶でゲーム内で仲間を増そうと頑張っている妹のクリスティンの二人で始まった旅がどんどんと広がっていく壮大さが魅力的。
テーマの「ゲームは楽しい」を伝えるために様々なプレイヤーと対決していくのが、まさに楽しいゲームで、ゲームを遊ぶゲームというメタ構造になっている云々と言った小賢しい理屈を跳ね除ける沸る激情が最高に楽しいゲーム。
可愛いヒロインも沢山登場するのでそういう方面でも面白く、特に僕はコロネちゃんがダントツに大好きで、専用ルートのその先を妄想して悦に入ることがある。
1980年代後半近代化が進み発展する街「三咲町」を舞台に、電話すら知らないほど田舎から引っ越してきた静希草十郎が、魔法使いを自称する二人の少女と出会うボーイ・ミーツ・ガールもののノベルゲーム。
まず目を引くのが非常に作り込まれたルックで、立ち絵と背景絵、その上にかぶさるテキストウィンドウという一般的なノベルゲームでありながら、表現の幅がとても広い。
ストーリーも田舎に住んでいた主人公が、街に慣れることを通じて、近代的な社会とそうでなかった時代を浮き彫りにしていき、当たり前に享受している一般的な水道や電気や貨幣すらも、近代化の恩恵であり当たり前ではないエピソードが手を変え品を変え繰り返し語られるのが、情緒的な染みるように楽しい。
この情緒的ながら近代日本では当たり前のストーリーと、新伝奇ものらしい魔術を使った異能バトルのストーリーとが、静希草十郎にとっては同じだけ異質なものなのが、面白かった。
(なお、ちょうどまさに今このとき、スマートフォンで遊べるガチャ形式の運営型ゲームFGOで、彼女たちのアフタストーリーが読めるそうなのだが「ガチャを我慢する」という脳の回路が焼け切れ、貯金や手を付けてはいけないお金をあっさり使い込んでしまった過去があるので、僕は遊べないのがモドカシイ)
怪盗、探偵、警察、盗人、泥棒と正義と悪が入り交じる登場人物たちの中、ハートとため息を盗む怪盗ミスアルテ共に盗みを行っていくクライムサスペンス。
フィクションらしい痛快さに振ったリアリティラインながら、この世界観の中でも丁寧に盗みを行う段取りを立てるパートがあるのが非常に好印象。
自分たちが犯罪者であることを認めながら、法では救えない大切な人のために死力を尽くす怪盗たちの生き様が格好よくて滾る最高に面白い作品。
そんな怪盗たちですら挽回不可能に思えた最後の盗みの仕掛けは、まさにハートとため息を盗まれた爽快さで、思わずコントローラを握る力が強くなりすぎて、スティックを壊してしまうほどだった。
○大好き
陽気なミスカと陰気なスバルの対照的な二人の友人関係が、無垢で人形のようなルウが転校してきたことから大きく変化することになるノベルゲーム。
学校で熟成される閉鎖的な人間関係と、思春期らしい堂々巡りを続ける自己言及を、丁寧な心理描写と情景が伝わってくる幻想的な精神世界の問答で文章を魅せるタイプの作品。
女の子同士の三角関係のように見えて、早々にミスカの好意は豪快に空回っており、スバルはミスカのことを全く好きではないと、二人の視点シーン毎に同じエピソードを描くことでそれがわかる構成が読んでいて辛い。
楽しいとか面白いような前向きな感情で読める作品ではなく、思春期の女子高生の自己問答の末に得られた後ろ向きで退廃的な選択が、三人の関係値を歪めていく悲劇を読ませる作品だった。
父親の実家がある田舎に帰省した羽藤佳が、その田舎にまつわる伝説とそれを取り巻く異能のものたちと交流していく、和風伝奇ジャンルで女の子同士の恋愛を表現するノベルゲーム。
まず伝奇ものとしては、歴史にまつわる蘊蓄や衒学趣向的なやり取りが多いが、それが少しづつ大きな設定の開示に繋がっていくのがワクワクする。
主人公の羽藤佳は異能こそあるものの直接的な戦闘能力はないため、ヒロインたちに頼ることになる恋愛の導入が、アカイイトらしさだ。
バッドエンドの豊富さも面白く、バッドと言いながらメインルートとは異なる選択を魅力的に描いており、最初から最後まで飽きずに楽しめた。
琴を演奏する筝曲部の熱血部活ものパートと、数十年前の女生徒同士の心中事件を追うサスペンスパートが混ざりあったノベルゲーム。
仲間との和を大切にする鈴と、演奏技術に重きを置く有華の二人の女性が対立しながらも関係値を育てていくのだが、こちらのパートは琴の演奏に関するやり取りが多く、甘い恋愛の要素は少なめ。
対して、数十年前の心中事件の方は、終わりが心中だからこそ、はっきりと恋愛の要素があり、そこに至るまでの過程は辛いシーンもあれば、甘いシーンもある。
主人公の保護者であり老齢の尼、十六夜妙蓮さんの大活躍はすごく印象に残り、もう一人の主役といっても過言ではないだろう。
ポケットモンスターの世界観をテキスト主体のアドベンチャーゲームに仕立てるシリーズで、2018年の名探偵ピカチュウから5年ぶりの続編にして、完結作品。
バトル以外の生活の場におけるポケモンの生息が魅力的で、それを映像でなく文章で楽しめるのは唯一無二だ。
これはもう他の作品と違って客観的な評価は完全に捨てるしかなく、ポケモンは実在する、ポケモンと生活したいなどと、ポケモンへの思い入れがあるからこそ楽しめる作品。
肝心のストーリーについては、実写映画版が先取りしていたせいで、サプライズ展開がサプライズになっていないのが気になるし、これほど間が空いてしまうと期待度も相応にあがってしまう、可能なら短編を定期的にリリースしてほしいが、難しいかなあ。
海面上昇が止まらず住む場所を失った人が多くいる近未来の日本の離島を舞台に、超エリート校に通っていたが夢破れて戻って来た斑鳩夏生が、アンドロイドの少女アトリと交流する恋愛ノベルゲーム。
主人公の斑鳩夏生はめちゃくちゃ優秀で頭の良いカシコなのだが、とある事情により左足がなく、精神的にも不安定なので、生きづらい描写が開幕からは続く。
しかし、美少女アンドロイドのアトリによりそこが一変し、彼女が左足を補い、精神的な不安定さも補いとサポートすることで、どんどんと前向きになり、社会基盤が大きく変化した田舎町でその頭脳を活かしていくのがワクワクする展開。
この頭脳で手の届く範囲の人たちを救っていくシーンは非常に前向きかつ地に足がついた展開で、大好きな丁寧さだった。
ダンジョンRPGの老舗エクスペリエンスが送るホラーアドベンチャーのシリーズ第三弾で、怪異の噂を横スクロールのような探索パートで調べてから、RPGのボス戦のような怪異との対決パートに挑む構成で、テキストが主体のアドベンチャーゲームらしくない画面構成になっている。
死印の直接的な続編で、主人公や他の登場人物も共通しており、ストーリー的にもそれを踏まえての悩みや成長が描かれるので、必ずそちらを遊んでから遊びたい。
前々作では怪異に振り回されてばかりの主人公だったが、今作では一転して、怪異と立ち向かうことに強い哲学的な回答を持つことになる。
ホラーの恐ろしさや恐怖を煽る部分に着目しがちだったが、ストーリー的に感動するポイントが多くあり、とてもおもしろかった。
ダンジョンRPGの老舗エクスペリエンスが送るホラーアドベンチャーのシリーズ第二弾で、怪異の噂をDRPGのような探索パートで調べてから、RPGのボス戦のような怪異との対決パートに挑む構成で、テキストが主体のアドベンチャーゲームらしくない画面構成になっている。
前作とは同じ世界ではあるが、登場人物は異なっているので、設定を飲み込めるなら今作から遊んでも問題ない。
アウトローを自称する鬼島空良とその仲間たちが怪異と戦うストーリーだが、単純な腕力では倒せないので、現場を操作し証拠品を集めて、知恵を絞って敵と対峙するシリーズの骨子は共通している。
前作よりもブロマンスな傾向が強調されており、主人公の鬼島空良と、親友にして反社会勢力の天生目聖司との持ちつ持たれつの関係値が面白かった。
キャラのポリゴンが常にステンドグラスが透けて見える、特徴的なルックが目を引く、キャラクタの演技主体のアドベンチャーゲーム。
閉鎖的な隠れキリシタンの村の中で、正道とは大きく変化した異質なキリスト教をテーマにした、宗教にフィーチャーした作品。
前半こそ村人との楽しい交流や名産品に舌鼓を打つ展開などコメディ要素も多いが、中盤からは宗教を信じることの覚悟を問うような重苦しい展開が続く。
タイトルの意味がわかる、とあるキャラの慟哭シーンは、思い出すだけでも気が重たくなる悲しい作品だった。
全国の小学校から落ちこぼれだけを集めたガンバレ組の面々がデスゲームに巻き込まれることから始まる、アクションゲームとテキストを読むパートが融合したアドベンチャーゲーム。
息をつかせぬ展開が魅力で、一転二転、七転八倒、とにかく次から次へと設定の根底をひっくり返すような、サプライズ展開が目白押しで最後まで遊べる。
そんな中でもガンバレ組の絆の深さ、彼らが分かつ事ができない強い関係であることを信じれるようになってからは、痛快なストーリーが続くのも楽しい。
アクションゲームは若干とってつけた感があるとも思うが、ガンバレ組の得意な能力をゲームっぽく表現できているとも言える、かも。
転校生の主人公が複数の美少女たちと恋愛しつつ、100年に一度死から蘇る謎の現象を追う伝奇サスペンスの要素もある、ノベルゲーム。
恋愛部分は正直前フリ感が強く、伝奇パートと関係が薄いヒロインたちのエピソードは薄めで、関係が濃いヒロインは濃いと、濃艶がはっきりしているのは好みが分かれそう。
死から蘇った人間は周りの人間の記憶の整合性を操作しながら生きながらえるため、どうやってその蘇った人間を見つけるのかのフーダニットの段取りが、ミステリしていて面白い。
設定こそ新本格作家のアニメ化もした某作と似通っているが、ゲームならでは仕掛けやミスリードがあり、しっかりとノベルゲームに翻案できている良作。
素直にそう思う。
シスプリリピュアってアニメが昔あって、とても独特な構成になっていた。
テレビ放送前提なので一般的にはOP-Aパート-CM-Bパート-EDと構成されているのだけれど、この作品はAパートとBパートが別の作品だった。
Aパート(ストーリーズ)はシスプリ自体のアニメオリジナルストーリーを毎週にわたって展開し、全13回の1クール長編アニメとして構成されていた。
Bパート(キャラクターズ)はシスプリのメインコンテンツである12人の妹を全12回、毎回1人ずつ紹介する短編アニメ集だった。
と上記のように、キャラクタを深堀することに全力を費やしたのが、シスプリリピュアのキャラクターズパートである。
おそらくコストも相当かかってるが「電撃G'sマガジンの紙面企画のメディアミックス」としては最高の出来だった。
まあ昨今は関係性オタクとかも幅を利かせているので向き不向きはあるだろうけど、ソシャゲはこの方式でやってもいいんじゃないかと思うんだけどね。
俺は見る側だから作る方の都合は知らんけども。
過去作の再アニメ化が結構あって賛否もあるけど、今連載してるものやこれまで一度もアニメ化されてない作品でアニメ化してほしい作品、なんかある?
自分は本当に何年かぶりに見てるアニメがゆるキャン△(かわいいけど全体のトーンは落ち着いててOPもEDもうるさくなくて好き)とダンジョン飯(原作が大好きでアニメも追ってる)だけで
もうあんまりアクションとかファンタジーとかバトルものとか現実離れしすぎた血みどろなやつとかお腹いっぱいどころじゃないほど濃密な人間同士のドラマ(ダンジョン飯はこれらを含んでいるが手触りが軽く大仰でないので接触しやすい)は見続ける自信も体力もないから「ごほうびごはん」とか「山と食欲と私」とかああいう系がもう少しあるといいなって思う
「手のひらねこ」大好きだから…アニメ化したらきっとかわいい 15分くらいの枠で
「クマ撃ちの女」も重たいし人間同士の描写に嫌なとこもあるけど実写よりアクが出なくて良さそうじゃない?クマの描写も実写よりはやりようがありそう
「ガールクラッシュ」もキラキラで曲も歌も作り込んだアニメとか最高よさそうだと思う
「山を渡る-三多摩大岳部録-」もいいな、これは多分アニメじゃなくてもいいけど
でも漫画が好きすぎるからどんなものができあがってきても気に入らない部分をつついてしまいそうで怖さがある
「紛争でしたら八田まで」は難しいかな?でもあれ長編劇場版とかになったら絶対面白いのができそう
「吉沢猫」も動いてる吉沢猫が見たいのでぜひ 声は名前が思い出せないけどリアルの猫番組やちょっと変わったキャラクターの声をよく当ててるあのベテランの人で…
枚挙に暇がないな
古いのだと「妖怪研究家ヨシムラ」は今でもアニメ化してほしいと思ってる
ぱっと思い出せないのがまだまだありそう
■大量に追記■
増田もブクマカもいろいろ教えてくれてありがとう どれも想像したらすごく面白いなー
(一度書きたいことを追記するけどまだまだ個人的に見てみたい作品を教えてほしいです)
「町でうわさの天狗の子」、トマトスープ作品もいいね もう画面が浮かんでくる気がする
「パーム」は完全に無名の役者さんで構成された(ちゃんと人種どおりの)実写もいいなと思うけど難しそうだからやっぱりアニメが良さそう 繊細な線で作ってほしい
「プリンタニア・ニッポン」と「篠崎くんのメンテ事情」読んでます、いいよね…すあまたち動くとかわいいんだろうな
「ふしぎの国のバード」「じゃじゃ馬グルーミン★UP!」「新九郎、奔る!」「ぶっせん」「小さなお茶会」もいいな、「大丈夫倶楽部」「イムリ」も…「ブレーメンⅡ」は絶対面白くなるね!
「ワン・ゼロ」、佐藤史生作品はきっと今の時代や技術だからこそできる表現があるよね…ぜひ見てみたいな ご本人がご存命だったらいったい今どんな作品を描かれただろうか
少女漫画だと「花よりも花の如く」はどうかなと思ったけど、あれも漫画がなにもかも完璧だから難しいかな
作中作でドラマをやっているようにNHKあたりで丁寧なドラマにしてもらう方が合っているかも
いぬのかがやきというよりなか憲人の方の「とくにある日々」がそろそろアニメ化秒読み待ったなしでは?って感じ個人的にはしてる 最高だよね
吉沢猫は犬山犬子!思い出せてよかった…同じ声をイメージしてる人がいて嬉しいな~ありがとうございます…吉沢猫はいい
あと書き忘れたんだけど、今連載中のもので一番見たいのは「スターウォーク」かもしれない
まだ2話までしか進んでないけど2話でじゅうぶんすごい
かわいさと美しさと怖さと骨太さを兼ね備えたすばらしいSFだよね もうすでに劇場版長編アニメーションの雰囲気を漂わせてる
https://webcomicgamma.takeshobo.co.jp/manga/starwalk/
しろわんがアニメーションになって動いて転がって喋るさまを目に焼き付けたいな…本当にしろわんがめちゃくちゃいとおしいので読んでない人は読んでほしい
あとスケラッコという作家さんの作品がどれも短編~中編のオムニバスアニメ向きだと思ってて、「盆の国」は自分の記憶違いでなければweb連載時作者自身が作成したgifアニメーション?のページやコマがある「動く漫画」ですばらしかったのだが
あれがもう見られないのが本当に残念なのでどうにかアニメーションという形で改めて再現されないかと思ってる
ザ・キンクスもアニメでかなり面白い表現ができるんじゃないかと感じるけど、あれは漫画自体がもう漫画表現としての極北ではないかと思える一作なので、動画化は野暮だろうか…とも
疲れててなにか好きな感じの創作を見たいけど、どんなにゆったりした内容でも実写の世界を見るのはなんかしんどいな…って日にアニメのテンポや映像は苦にならずに見られて助けになるときがある
そんなときにもしこの作品があったら最高だろうな…っていうものが自分にとっての「アニメ化してほしい作品」なんだと思う
夢路行の「夜話」とかまさにそんな感じで見たい、実写ではきっと役者の印象が強くなりすぎる気がする…
あとずっと忘れられないんだけどこれhttps://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000310167の動く赤べこがかわいいんですよね…本当に動いたら絶対もっとかわいいから見たいの
そういう想像するのはちょっと楽しい、考えるとき頭の中ですでにちょっとアニメとして動いてるから…完璧で非の打ち所のない理想のアニメとして
○ご飯
朝:なし。昼:なし。夜:キムチ、ラーメン、チャーハン、生中、瓶ビール。間食:チョコ。
○調子
むきゅーはややー。おしごとは、おやすみなりー。
○Looking Up I See Only A Ceiling 上に天井がある。
「ストレスを抱えた少女が屋根裏部屋を探索したいという短編心理アドベンチャー」が公称ジャンルのコマンド選択式アドベンチャーゲームを遊んだ。
大学生ぐらいの少女が自分の部屋で目覚めいつものルーティンを始めるが、どうにも不可思議な出来事が起き始めるストーリー。
現実的でない事象こそ起こるものの、日常のありふれた行動の積み重ねを、平坦で落ち着きのある主人公のモノローグ中心で語るシーンが多く、誇張されたキャラクタの掛け合いや衝撃的な展開とは無縁の丁寧にまとまった短編小説のような作品だった。
全てを語らず読者の考えに委ねる部分が多く、作中で起こる出来事に、作中内でスッキリする答えが用意されていないのは好みがわかれるポイント。
とはいえ、段取りや謎解きが物語の主題ではなく、主人公の少女が自身の抱える何かしらの悩みに気付き、何しかしらの解答を得て、何かしら前に進んでいく普遍的な優しい物語だった。
イタリアのインディーゲームながら丁寧な日本語翻訳がされていて、ちゃんとその雰囲気を楽しめるのはありがたい。
印象的だったのは、開幕早々にある朝食を用意するシーン。
○ご飯
朝:なし。昼:キュウリの浅漬けに海苔かけたやつ。キュウリと納豆和えて海苔かけたやつ。バナナ。夜:バナナヨーグルト。間食:柿の種。チョコ。
○調子
むきゅーはややー。おしごとは、おやすみなりー。
SAGA PLANETSから2019年に発売された18禁美少女ゲームの全年齢移植版を遊んだので感想を書く。
前作金色ラブリッチェのファンディスクにあたり、ヒロイン達のアフターストーリー、前作で攻略できなかったミナと絢華のルートと、それと本作独自のエピソードが読める。
前作は、身分の高さや生まれの不幸から来るそれぞれの苦悩と、それを跳ね除けようと努力するために“カッコつける”テーマが魅力だった。
まずアフターストーリーの方はプレイ時間もそれぞれ30分ほどの短編で、内容もあっさり目。
この辺は全年齢移植版であることも大きな原因なので仕方ないかな。
次にミナのルートはかなり期待していたのだけど、ちょっと期待度を上げすぎたのか、しっくり来なかった。
ミナは北欧のソルティレージュという架空の国家の王族で、メーンヒロインのシルヴィアの妹にあたる第十王女。
幼い見た目枠ながら、主人公の市松央路をビシバシ教育する強い態度が良きキャラ。
掘り下げると面白そうな王族の派閥争いのエピソードは前作から色々と布石が打たれていたんだけど、ルートに入った途端、その辺はノータッチ。
恒例の央路が釣り合う男性になるようカッコつけて夢を探すエピソードも、探さないとだなあ、と探すことを表明するところでおしまい。
正直、テーマの掘り下げはかなり中途半端でプレイ時間の大半はイチャイチャパートだった。
イチャイチャパートも、前作や共通ルートで気に入ったミナのキビしくも優しい両面性はなりを潜め、彼女が甘えてくる展開が多め。
もちろん、そういう方向が無しだとは思わないんだけど、気に入った部分とは違う内容だったので、期待の方向を誤ってたかもだ。
強気で上から叱ってくれるミナが好きだったので、それを踏まえたエピソードが読みたかった。
上流階級を自称し庶民の主人公が居るだけで不機嫌になっていた彼女とのルートは、面白かった。
前作の絢華は性格悪い子なんだけど、今作ではコミュ障、陰キャっぽいシーンが増えていて、性格の悪さの方向性が変わっていた。
前作のイジメっぽいパートについて反省し謝罪するエピソードもあるし、メタ発言も駆使してそこのフォローしていたりと、色々と手を尽くしているのが感じれた。
メインキャラたちの因縁とは直接関係ないサイドストーリーながら、上流階級が上流階級と呼ばれる所以、ノブレスオブリージュなど、本流に通ずるテーマを別の視点から描いているのが面白い。
ルートの主役が誰なのかはネタバレになるため伏せるが、前作のあるルート終盤から分岐する異なるストーリーが楽しめる。
前作終盤で存在が示唆されたSFガジェットの掘り下げをしつつ、あくまで前作の選択は尊重しながらも、前向きになったエピソードだ。
あれほど八方塞がりな状況だと繰り返し言及してきたため、かなり無茶で唐突な設定が生えてきている。
ここについては、製作陣も承知の上のようで、続編映画あるあるを言うコメディパートなどで、自己言及的な弁解をしていたのが面白かった。
ただ、多少無理な設定であっても、やっぱりハッピーエンドは良かった。
前作の苦くて静かで悲しいエンディングとどっちが好みかは人それぞれだろうけど、ファンディスクなんだからこれはこれで良き。
ファンディスクであることを踏まえれば、良い意味でIFと少し後の物語を描くことに終始していて、続編ではない作りだ。
主人公の市松央路のカッコつけるシーンが好みだった僕としては、今作のルートではどれもそのエピソードが少なかったのは惜しかった。
とはいえ、彼の手に収まる範疇は前作までで、今作のようなルート群は特別なSFガジェットが必要だったと思うと、ある種の納得感もあった。
○ご飯
朝:ポテチ。アイス。昼:キャベツとブロッコリーとトマトたまごのスープ。キュウリ。夜:ウインナー、大根、人参、キノコ、トマトのスープ。冷奴。納豆。バナナヨーグルト。間食:柿の種。チョコ。
○調子
むきゅーはややー。おしごとは、おやすみなりー。
○ 送り犬
送り犬という、とある地方で伝えられる奇妙な犬の民話、それにまつわるエピソードを描いたサウンドノベルだ。
ホラーサウンドノベル界の大御所飯島多紀哉さんが原作を務めているが、他のライターさんも数多く参加しており、ルートによって多種多様な展開が楽しめる。
この辺は弟切草以来の伝統的なシステムで、全てのルートで整合性が合っているわけではなく、各々のルートで全く異なる世界観を楽しむタイプの作品だ。
概ね主役は女子大生の財部美穂になるが、他のキャラが一人称を務めることもあり、本当に色々なシナリオがあった。
主なストーリーは主人公の財部美穂が合コンで、物静かな社会人男性の仙田秋成と知り合うことからスタートする。
しかし、財部美穂以外にも、その友達で少し股が緩い白井まどか、オドオドした冴えない男子大学生の山崎剛史、大学の警備員さん、大学付近に住むメス犬のポメラニアンのシャルルちゃんなど、さまざまなキャラがメインキャラになることもある。
最初に書いた送り犬のエピソードも、それそのものを扱うものもあれば、少し触れるだけのもの、全く関係ないもの、全く関係ないと見せかけてすごく関係があったものなど、多様な有り様で魅せてくれる。
コメディあり、ホラーあり、サイコスリラーありで、時にそれらが切れ目なくシームレスに行き来する。
数クリック前まではシリアスなストーリーだったのに、あっという間にギャグな世界になることもあれば、その逆もあるのが面白い。
ホラー作品らしい、突飛な設定も飛び出すこともあるが、そういう設定が絡まないときほど、人間の恐ろしさが際立つエピソードになるのが奥行きが合って面白い。
全35のエピソードの中、僕が気に入った3編は詳しく紹介したい。
まずは会いたい人編の「月夜の残滓」エンド。
一人暮らしの女子大生目線恋愛なので、セックスあり略奪愛あり親の歯止めなしで、中々ハードな作風だ。
主人公は恋に奥手ではあるが、友人の白井まどかが性的に奔放なキャラなので、彼女に釣られて色々と恋愛が過激になっていくのが良いね。
だが、そこで終わらず、恋愛だけじゃない関係性の面白さも詰まっており、女性主人公らしさが詰まった良いシナリオだった。
次に「山崎剛史の話」エンド。
これは主人公が財部美穂から、彼女に奇妙な視線を送る豊満な体型でどもり癖のある男子大学生山崎剛史にバトンタッチするエピソード。
美穂との関係値が明かされるわけではない。
その辺は序盤であっさり解決させられ、送り犬とはまた違った怪異との遭遇を描く独自のエピソードだ。
ちょっとしたボーイミーツガールもののような、ボーイズラブのような奇妙な読感で、ラストの印象的なセリフと美しい背景絵が合間って、綺麗なシナリオだった。
親元から出てきて一人で暮らす大人とも子供ともいえない大学生らしい苦悩が伝わるのも面白かった。
おそらくこのルートがいわゆる「グランドエンド」的な立ち位置だと思うので選出。
とはいえ、上述した通り全てのルートを包括するようなものはなく、あくまで「送り犬」に関するエピソードの完結。
短編ホラーとしてしっかりフリとオチと裏切りが効いており、読み応えのある良いエピソード。
僕は割とコメディを好きになりがちだが、今作はシリアス目のエピソードを好きになった。
勿論、ピックアップしないだけで面白かったストーリーは他にもあったので、短いプレイ時間ながら読むところがいっぱい詰まったいい作品だった。
どうでもいい話だが、これらの映画のほとんどがAmazon Prime Video配信開始になったのは 配信開始カレンダーを見る限り2024年3月25日のことらしい。
https://animephilia.net/amazon-prime-video-arrival-calendar/week/2024/3/21/
せっかくなので、過去に10作品に挙げていなかったGTH作品も紹介しておこうと思う。
アンニョン! 君の名は //www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CTLPNP9J/ref=atv_dp_share_cu_r
日本に少し先立って韓国がタイ人向けビザ無し渡航を解禁した時に作られたラブコメ映画。フラれて自棄になった男性と彼氏の束縛から逃げるようにやってきた女性が韓国で出会い、ロードムービー的に旅する。主題歌がいい。おすすめ。(特に冬のソナタ近辺の韓国ドラマ見てた人には)
カウントダウン //www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CTXT9QTR/ref=atv_dp_share_cu_r
バッド・ジーニアスの監督のデビュー作。ニューヨークに住んでるタイ人たちが年末のカウントダウンパーティーでクスリをキメようと売人を呼ぶが、この売人が曲者で……というホラーとスリラーの混じった映画。その後の監督の活躍を考えるとおすすめ、くらいのややおすすめ。
カミングスーン //www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CQFBTK7X/ref=atv_dp_share_cu_r
あるホラー映画と、その映画撮影時のトラブルと、その映画を盗撮コピーする話が絡み合うホラー。メインに、GTH映画ではたいていろくなことにならない主演常連が出てきて、結局今回もろくなことにならない。喫煙シーンとかガラケーとか、たかだか15年前の映画なのに妙に懐かしい。ややおすすめ。
スイマーズ/溺れるトライアングル //www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CV3V9DLP/ref=atv_dp_share_cu_r
いちおうホラーに分類されているのだけど、悪事を起こした側とその真相を探る側の対決なスリラーに見えるかもしれない。親友だけどスポーツで張り合っている男同士と、そこに絡んでくるヒロイン、そしてヒロインの自殺、というプロットはありがちだがわかりやすいと評価すべきか。冒頭タイ語で「この映画フィクションだからね」と念押しされている(Prime Videoの字幕では訳されてない)のがかえってリアル。ホラーとしてはお勧めではない。
トップ・シークレット 味付けのりの億万長者 //www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CV25P9MY/ref=atv_dp_share_cu_r
実話に基づくドラマ。タイトルにもある「味つけ海苔」とは韓国海苔のことなのだが、実はこれタイのあるブランドが(日本以外では)トップシェアを誇っていて、そこに至るまでの苦労話。セブンイレブンの向かいにセブンイレブンがあるというタイのセブンイレブン普及率がいい味を出している。おすすめ。
ドーム/寄宿舎 //www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CTMHKZVD/ref=atv_dp_share_cu_r
ホラー。とは言うものの、たぶん見た人は10人中9.5人くらいは「ホラーじゃない」と思うはず。青春もの、というよりジュブナイルもの、といいたくなるくらいの若い男の子の出会いの話。どうにも不穏だけど「世にも奇妙な物語」に時々あるハッピーエンド的な話を期待していい。(ホラーを期待している人には)お勧めじゃない。逆に言うと普通の映画としておすすめ。タッチとキャプテン翼のコミック(この時代だと海賊版かも)がちょっとだけ出てくる。
フォービア 4つの恐怖 //www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CTXT2B32/ref=atv_dp_share_cu_r
ホラー。オムニバスで4つの短編をまとめられたもの。いちおう1話目と2話目、3話目と4話目にはリンクがある(あんまり関係ない)。2000年代なので一部CGがチープなことに目をつぶれば見れなくはない。まあまあ。
フォービア2 5つの恐怖 //www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CV4839SH/ref=atv_dp_share_cu_r
ホラー。前作の好評を経て1話増やしてオムニバス5編になって、前作を越えてヒットした。ところどころ前作の設定が絡む(大筋ではどうでもいいけど)ので、前作見ておいたほうがいいかもしれないが前作がまあまあなのでそこの勧め方が難しい。3話目は日本人が出てくる。演じているのはAkiko OzekiとTheeraneth Yuki Tanaka。一応彼らの出演歴を見ると他の映画でもチョイ役で出てきてはいる(覚えてない)。
フリーランス //www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CV2MGSLZ/ref=atv_dp_share_cu_r
ドラマ。仕事のためなら葬式会場でWifiを探すことも厭わない主人公が過労からくる不摂生のせいで身体を壊す。フリーランスの稼ぎでは私立病院にいけないので公立病院に行ったところ、美人の女医に出会い、生活改善にチャレンジすることになる。しかし、仕事を回してくれてた元請けの結婚退職がきっかけで新たに受けた仕事は過労死してもおかしくない内容だった、というわけで、ある意味ホラー。正直、美人の女医よりも元請けの女性(Violette Wautier)のほうが美人(諸説あり)。関西ローカルで深夜放送されたこともある。おすすめ。
フェート/双生児 //www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CTN2RX9M/ref=atv_dp_share_cu_r
ホラー。フェート(แฝด)はタイ語で「双子」のこと。この場合は結合双生児で、片方に起きた恋愛と関わってか2人の分離手術をした結果、恋愛の起きていない方が死んでしまったがその後彼女が…というわかりやすいプロット。これだけホラーが多いと後回しでいいかな、という気分になる。お勧めではない(主に犬のせい)。
ボディ/白昼の悪夢 //www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CV3CJPCZ/ref=atv_dp_share_cu_r
ホラー。大学生を主人公とした話と見せかけて、医者夫婦の因縁話になるというひねりが効いている。細かいエピソードはともかく、大まかな筋はタイで実際に起きた事件を元にしているのではという指摘もあった。ホラーとしてはおすすめ。
ラッダーランド/呪われたマイホーム //www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CTWMH827/ref=atv_dp_share_cu_r
ホラー。無理して高級住宅地にマイホームを買って引っ越した一家。しかしその住宅地は呪われていたのだった…というあらすじがあちこちに書かれているのだが、たぶんこのホラーな出来事の原因は住宅地が呪われているからじゃない、程度にはツッコミをいれたくなる登場人物たち。とは言うもののこれに似た噂が実際にタイであったこともあってそこそこヒットした。あまりお勧めではない。
手あつくハグして //www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CV238N8B/ref=atv_dp_share_cu_r
ドラマ。生まれつき腕が3本ある男が、1本腕を切り落としてくれるという医師を目指してバンコクに向かうロードムービー。途中で、やはりバンコクに夫を探しに向かう女性が同行する。タイの小都市を含む田舎を見る分には面白いけど、ストーリーは退屈かもしれない。あまりお勧めではない。
女の子がただ仲良くキャッキャウフフするだけじゃなくて、表層の底にあるどす黒い現実感を見せつけてくるような、あの感じがすごく好きだ。
短編集だから読みやすいしギャグも面白い。ちょっと胸が痛くなるような描写が多く感傷さの濃い作品で、他に類を見ないような良作だと思うのに何でアニメ化しないんだろう?
anond:20210304122852 の後日談になる。
ここに挙げた映画の半分くらいはなんと、Amazon Primeが2024.04.30現在見放題作品にしている。
具体的には、
がAmazon Primeの見放題タイトルで見られる状態になっている。
いつまでこれがタイトルに入っているかはわからないので(実際、トッツィーズ & フェイクスターはその後日本のNETFLIXラインナップから外れた)、このGW後半にはぜひとも見てほしい。
ついでに、The Con Heartist以降のgdh映画についても短評しておこう。ついてるのは予告編URL
ゴースト・ラボ 禁断の実験 //youtu.be/RN9G-g5PhJE
ホラー映画。インターン医師たちが霊の存在、そして幽霊との会話が可能なことを証明するために、とんでもないことを思いつき、実行してしまう。NETFLIX(JP)で見られる。思いつきは怖いが内容は怖くない。お勧めではない。
モキュメンタリーホラー映画。泰韓合作。タイ東北部の巫女インタビューを通じて、彼女の周囲にある霊的に非常識な状態が明らかになっていく。日本でも公開した。NETFLIX(JP)で見られる。比較的グロい。お勧めではない。
プアン/友達と呼ばせて //youtu.be/CcZkHdfus_A
ドラマ映画。かつて友人だった白血病患者の別れの旅に付き合った結果、彼が自分の元カノの去就にも関わっていたことが明らかになる。日本でも公開した。WKWプロデュース。Amazon Prime(JP)で見られる。 おすすめ。
スピード&ラブ //youtu.be/pg_Ij-3YySM
コメディ映画。カップスタッキングに生活をかける男と彼のサポートに青春をかけてしまった女性のゴタゴタを描く。韓国映画のパロディとか第4の壁描写とかが面白いが、それだけ。NETFLIX(JP)で見られる。お勧めではない。
運命のふたり 劇場版 //youtu.be/ShD0CvB9kWM
同名のドラマ第1弾(NETFLIX(JP)でかつて公開されていたが公開終了済)とドラマ第2弾との間をつなぐストーリーで、日本でいうと江戸末期ごろのタイ、バンコクに転生とタイムスリップが交錯する。この時代近辺に興味がある人には同時代の実在の人物とか出てくるのでおすすめ。逆に言うとほとんどの人にはお勧めではない。NETFLIX(JP)で見られる。
オー・マイ・ガール なんで今なの!? //youtu.be/VKk6UvyysU8
ラブコメ映画。たぶん性格は合うのだがタイミングが絶妙に合わない2人のラブストーリー。2020年代のバンコク周辺の若者事情覗き見としては見どころがあるが、あまりスカッとしない。NETFLIX(JP)で見られる。まあまあ。
You & Me & Me //youtu.be/s7H5JV9wfdQ
青春恋愛映画。替え玉を駆使しまくる双子女子の片割れを好きになってしまった男子とその双子が自分たちの家族的愛情との間で葛藤する。監督自身が双子女子という面でたぶん実体験がいくつも入っていると思われる。日本未公開。1999年代の風俗が懐かしい。おすすめ。
Home for Rent //youtu.be/db8puvbOhQw
ホラー映画。実話に基づく映画で、引っ越した後の家を他人に貸したら、その家で怖い儀式が行われるようになるというあらすじ。おそらく「邪厄の家」という邦題でそのうちNETFLIX(JP)でみられる。未見。
青春映画。推薦入学を狙って死んだ友達の遺作をネタに短編映画を作ろうとする高校生を中心に「友情とはなにか、親友とはなにか」を考えさせる作品。大阪アジアン映画祭で公開。日本で一般公開するべき。おすすめ。
ssids キモいというなら秀明と主人公の娘がちょっとなぁ・・・と / あ、庵野じゃなくて浅羽の方です
osakana110 当時は面白かった。 今見たらどうだろな…価値観変わってるしな
2021/02/22
ryokuchan 最終回がキツかった記憶がある 主人公の娘が気色悪かった
2021/02/21
and_hyphen おれは漫画しか読んでないけど中盤から有馬総一郎の闇についていけなくなった記憶がある/「ちょっと江戸まで」は結構好きだった…
2021/02/21
babamin 「少女漫画も少年漫画のようにインフレする。具体的には『人間関係』『過去のトラウマ』のインフレが起きる」論考があって、カレカノは後者のインフレ漫画だったなぁ (参考 https://aniram-czech.hatenablog.com/entry/2014/04/04/112351) 漫画 少女漫画 増田
2021/02/21
nakamurataisuke カレカノがキモいはわかる気がする。当時途中で見る気もなくなって見なくなった記憶ある。
2021/02/21
kobak 漫画もアニメも言語化しにくい鼻に付く感情を抱いて駄目だった
2021/02/21
kaz_the_scum OPとEDはカラオケで歌う。好きなんだよな。
2021/02/21
goriragao 榎本温子とか千葉紗子とか、全然聞かなくなったなぁ
2021/02/21
ichigocage えっ、フルバの評価がそれはおかしくない?!?!?!(一部のブコメを読んで)
2021/02/21
kkrr いまKindleで全巻50%ポイント還元してるから宣伝?
2021/02/21
runa_way 明日カノよりカレカノの話の方がブコメが10倍以上つくことにはてブの年齢層が感じられる 漫画
2021/02/21
hirose30 キモいかどうかよくわからないけど、後半の有馬の闇は読んでてしんどかった記憶が
2021/02/21
hurafula アニメしか知らん Kindleセールきたらまた来る あとで読む
2021/02/21
konayama 演劇始めたあたりまでは好き
2021/02/21
otihateten3510 実はいいよねーとかいって一話しか見てない 俺向きじゃない
2021/02/21
pachikorz 有馬父と有馬叔父のボーイズラブが本編だぞ。
2021/02/21
kyasarin123 私は『っポイ!』の主人公萌え〜!!も好きじゃなかった。んが!この時代から「Lara」についていけなくて読まくなったんで歳とったせいかもしれんな。
2021/02/21
asitanoyamasita 昔、友達から借りて原作読んだけど、演劇始めたあたりから繊細な感性の読み解き?的なものを読むこちらにも要求されてる気がして、ついていけなくて挫折したな。今ならまた違って読めるだろーか
2021/02/21
ototohato カレカノアニメのBGMさ、エヴァに出てくるよね。地味にイモトに破壊魔貞光のテーマを奪われたトラウマからちょっと嫌な気持ちになるんだよね。あのBGMをエヴァと信じて疑わない人間が居るんだろうなぁと思うと。
2021/02/21
mayumayu_nimolove 漫画の話かよ。知らない。
2021/02/21
ootsukawaiwai 思春期の頃の思い出だけど純粋に登場人物に憧れて読んでたなあ。詳細覚えてないがブコメ見る限り今読んだら無理かも。。
2021/02/21
alphaorange69 アニメはクソ面白くて深夜笑いを噛み殺しながらこっそり見てた。次回予告がテンション高め
2021/02/21
kabayakin 武蔵小杉-新丸子の通学定期券はおかしいやろ、と思った。多分、自転車の方が早い。
2021/02/21
mienaikotori
mienaikotori 「二重人格の見栄張り美少女」は氷室冴子「雑居時代」の数子じゃん、とAmazonレビュー見たら言及してる人複数名。津田氏は私と同世代。初期設定ブーストから、内面掘り下げフェーズに移行したあたりで勢い落ちたかと
2021/02/21
bannri90 序盤は面白かった
2021/02/21
houousannzan 初めて見たときからキモすぎて見てられなかった
2021/02/21 。
diamondbackmoth なろう女性版
2021/02/21
Windfola え、あれ、当時も感想荒れてなかったっけ。
2021/02/21
2021/02/21
Seitekisyoujyo 深層心理を描いたって事で、庵野との相性は良かった気がする。
2021/02/21
FFF アニメで続きが観たいっていうと、やんなくていいって言われる あとで読む
2021/02/21
Tormits 漫画は知らないけど芝姫の声(新谷真弓さん)が癖になる
2021/02/21
djsouchou 雪野は今もスチャダラパーを聴いてるのだろうか(「ノーベルやんちゃDE賞」「ジゴロ7」が好きらしいので)。「シン・スチャダラ大作戦」三種の内どれ買うのか悩んで結局配信で聴いてそう https://i.imgur.com/dxgc4F6.jpg 増田comic
2021/02/21
wa_oga 序盤はバンド出た辺りかサブキャラ掘り下げ始まった辺りか演劇辺りかなw
2021/02/21
osyamannbe この辺のジャンルの作品群だと「こどものおもちゃ」原作(著:小花美穂)の方が完成度もエンタメ度も高いと思う
2021/02/21
yukari1107 なんでや!!劇中劇とかめっちゃ面白いやろ!!!
2021/02/21
shun_shun ドタバタのラブコメやってた時は面白かった。周囲のキャラが全員何かしらの天才になったのは凄い白けたな。/この漫画でラフマニノフの名前を知ったんだった。
2021/02/21
kanimaster
kanimaster アニメしか知らないけど、電柱とか信号機とかばかり記憶に残ってる。 マンガanime
2021/02/21
chuntanqui 自意識の強めの中高生にそれはそれは刺さったのよ。前半はね
2021/02/21
Jyrki 『ブスと姫君』~今作の彼氏彼女になったところまで、の津田雅美はまさに「才能きらめく若手漫画家をリアタイで見ている!」という感覚だったのよ。その後が急激に残念になってしまっただけで。
2021/02/21
oguratesu カレカノ好きだったけどな。エヴァに通じるドロドロとしたした感じとありのままの自分を出すことへの怯えや拒絶も描かれてたように思うし。
2021/02/21
eos2323 綺麗な顔したやつの化けの皮が剥がれる様子ってみんな好きじゃん?
2021/02/21
lejay4405 読んだことなかった
2021/02/21
chikisio 個人的には有馬の墜ちた感情描写が丁寧で、トップレベルに好きな作品。少なくとも漫画であそこまで墜とされた作品は今までないなぁ。コメにもあるけど、理性と感情の葛藤が深いところで言語化されているのも。
2021/02/21
sangping そのキモさにハマるんだよ「こんな物語が意味を持つ時代が人生の一時期きっといつかあります。そしてたとえば五年経ったらこの本はその誰かにとってもう意味のないものになっているでしょう」[最終兵器彼女あとがき]
2021/02/21
sumika_09
sumika_09 鋼の雪までは大体の人に面白かったろ。あそこで主人公が見栄王の座を捨ててただの完璧超人になり、それまで完璧超人だった有馬が堕ちていくって展開に賛否があって、それでも僕は面白く最後まで読んだよ。
2021/02/21
gcyn 「こうキモいってことは、誰かにとってめちゃくちゃ魅力的ってことだな」みたいに整理するしかないんじゃないかしら。「誰か」の規模の大小は様々。いま使われてる「性癖」と表現してもいいけど僕はその言い方苦手。
2021/02/21
oniffoniff えー。序盤しか面白くなかったって評判なのか。当時は一番面白いところで終わったって印象だったけどな。
2021/02/21
toronei うちの妹はよくある普通の少女漫画じゃんって言うてたな。
2021/02/21 。
spark7 白泉社系はほぼ苦手。
norinorisan42 少女漫画は対象読者に刺さればいいと思うけど、こちらの耳に届く人気作品になると初期の短編までは面白いけど人気出て長期化することで話が盛られてきたりエンタメ越えた生々しさが出てきて口に合わなくなる印象が
hnt4 カレカノ、少女コミック系で唯一単行本購入してたなー。庵野アニメからの流入で、他の少女コミックより男性ファンの比率が高いとかはあるのかもしれない。
gentleyellow 作品を通して描かれたものと、ウケた理由が乖離した作品だろう。 序盤のギャグやノリが斬新でウケてたよ。ジャージの主人公とかね。有馬の葛藤とかエリート世界が好き〜って人はあまり見ない。
narukami 性格が有馬と言われたことのあるマンだよ 増田
darudaru8 大好きな漫画だよ😇浅葉くんに憧れる36歳独身のおじさんです😇
kzmtkwn まほほんの『笑い 怒り 不安 恋愛 友情 競争意識 成長と堕落 教室の扉の中には すべての感情がつまっている』、浅葉の『「おれ、円満な家の子って好きだよ。のびのびしてて素直で」』がすごく好きだな。
nenesan0102 ええっ。いつの人?(^ω^三^ω^)
advancive61 Ready with the guuuuuns!!! 漫画
moons 彼氏彼女になるところまでは面白かった。なぜか連載になってしまったのでどうにもならなくなったのだと思う
klaftwerk ガイナックスのアニメは新人育成兼ねててフリクリとかに繋がったから個人的には思い入れはあるかなあ。アニメの後にマンガを追ってきつい思いは自分もした。 増田マンガアニメ
mellhine 後にトップを狙え2の主役を張ることになる、グラビアアイドルの福井裕佳梨ちゃんの声優デビュー作だから
yas-mal 惰性で最後まで読んで、「序盤の教師の危惧が正しかったじゃねーか」と思ったことだけ覚えてる(我ながら、つまらない大人になったなぁ…)。
ayumun カレカノは庵野監督だからで、フルバは大地監督だからだったと思う。どちらも監督のネームバリューでアニメありき。
naka_dekoboko 主人公の宮沢家が超円満家庭なのが物珍しい。あと芝姫とか有馬についてるチャラ男イケメンとか助演級のキャラもめちゃ良かった。話自体は微妙な展開だった。
vialavida 当然、有馬総一郎の絶望と再生ではないのか。被虐待児の心理をあそこまで繊細に描いた作品は、あの時代では稀有だったと思う。同様の理由で萩尾望都『残酷な神が支配する』も凄かった。 マンガ
chikurou なんかすごいドヤ顔で寒い事言って、周囲の人間が無条件に褒めそやす謎の様式美? があって、まったく意味がわからなかったのを覚えている
tori_toi アニメでやった所までは人気だと思う。文化祭編ぐらいまで。そこからの原作展開はだいぶ当時でも荒れてたよ(優等生キャラだから好きって友人がすごい怒ってた) あとこの漫画、ラスト知らない人すごい多いよ。
dusttrail 津田雅美も相当だけど、麻生みことの「天然素材でいこう。」も「気取らないのに魅力ある私と、私にメロメロなイケてる仲間たち」でキモいよ。しかも作者が後書きで主人公を「この女は私です」って書いてる。
osaka06 途中からなんか嫌になった。今考えれば韓流ドラマ的なのかも?
kogumatan 懐かしい。高校の年、この漫画の面白さがわかる人は「わかってる人」的な空気があった。自分はまったく分からなかった。
maxk1 今思い出したけど母親が出てきた巻から先読むの止めたんだった
mukudori69 序盤は本当に面白かったんじゃよ…と懐かしみに来たら完全に過不足なく言われていた。いじめ展開の流れも新鮮で面白かったよ。/五巻無料ありがとう。読み返したら結構家族関係にフォーカスした漫画だったんだなあ
lalupin4 庵野秀明。 津田, 雅美彼氏彼女の事情庵野, 秀明
death6coin プラネテスの作者が自分の作品をキモいと言われたことについて語っていたなぁ
acooooooon さらっとして綺麗な画風。ごはんのおしゃれおいしそうな描写。文学部っぽい知識が得られるところ。ちょっとだけある毒。
soylent_green
soylent_green 最初のほうで読むのやめたのでよく知らない
maimaica 有馬くんがあのポイントで心閉ざしてたんですよみたいな展開から陰鬱になって嫌だったなぁ。高校生くらいによんだら刺さってたかもしれない。
moneycubed 序盤のギャグノリからの急展開にはびっくりしたな……。それでも好きだったけど最後の方はもうついていけなかった。
kusa93and93 アニメは有馬の闇を描く前に終わっちまったからなぁ…原作読めば分かるがアニメの内容はほんの片鱗
mouseion アニメは勿体無かったよな。テンポよし作画よし脚本も光ってて演出も良かったのに途中から現場が崩壊したみたいになってフルバよりこっちを先にリメイクしろよって思ってる。まあフルバのリメイクも良いけどね。
Listlessness アニメは作画というかレイアウトなのかな。庵野監督がエヴァ以上に実相寺アングルとかそういうのやりたい放題やってた作品って印象だけど記憶は不確か。
sds-page ガイナックスだっけ?アニメはそれなりに評価されてた気がする 増田アニメ漫画
IthacaChasma 序盤は一発ネタとして極めて優れていた。その後周囲のキャラの掘り下げが行き過ぎて天才キラキラ軍団になってからは、生温かく見てた感じ。
fujitaweekend 庵野の新作!!!というところに価値があったと思う
Outfielder 登場人物が全員が全員「ありのままの自己を否定」し自ら人格を改造していく様子を肯定的に描いたという非常に陰惨としたマンガ。津田雅美先生の作品はだいたい同様
njsjn 昔コミック読んだ時、事後に風呂に入ったから大丈夫みたいな会話あって、編集はちゃんと正しい性知識の注釈いれといてくれと思った
false_alarm カレカノ懐かしい。今でも漫画の序破急の展開で受けた衝撃は覚えている
serio フルーツバスケットと同じく、「彼氏のトラウマを癒やす」という女神ポジに憧れる層が一定数いる
hilda_i アニメだけがキモいのかと思ったら原作もなの?
2021/02/20 リンク yellowyellowyellowyellow
lli サブカルおじさんに絶賛おすすめされたけどメタな視線で鑑賞できなくてどこがポイントかよくわからなかった。作画とかがすごいんだと思う。知らんけど。
2021/02/2
彼氏彼女の事情ってキモいのになんであんなに人気あるの?どの辺がいいの?好きな人教えてほしい。
その序盤が何処までなのかもよかったら教えてください。
人によって想定する範囲が違いそうなので
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20210220173238
ssids キモいというなら秀明と主人公の娘がちょっとなぁ・・・と / あ、庵野じゃなくて浅羽の方です
osakana110 当時は面白かった。 今見たらどうだろな…価値観変わってるしな
2021/02/22
ryokuchan 最終回がキツかった記憶がある 主人公の娘が気色悪かった
2021/02/21
and_hyphen おれは漫画しか読んでないけど中盤から有馬総一郎の闇についていけなくなった記憶がある/「ちょっと江戸まで」は結構好きだった…
2021/02/21
babamin 「少女漫画も少年漫画のようにインフレする。具体的には『人間関係』『過去のトラウマ』のインフレが起きる」論考があって、カレカノは後者のインフレ漫画だったなぁ (参考 https://aniram-czech.hatenablog.com/entry/2014/04/04/112351) 漫画 少女漫画 増田
2021/02/21
nakamurataisuke カレカノがキモいはわかる気がする。当時途中で見る気もなくなって見なくなった記憶ある。
2021/02/21
kobak 漫画もアニメも言語化しにくい鼻に付く感情を抱いて駄目だった
2021/02/21
kaz_the_scum OPとEDはカラオケで歌う。好きなんだよな。
2021/02/21
goriragao 榎本温子とか千葉紗子とか、全然聞かなくなったなぁ
2021/02/21
ichigocage えっ、フルバの評価がそれはおかしくない?!?!?!(一部のブコメを読んで)
2021/02/21
kkrr いまKindleで全巻50%ポイント還元してるから宣伝?
2021/02/21
runa_way 明日カノよりカレカノの話の方がブコメが10倍以上つくことにはてブの年齢層が感じられる 漫画
2021/02/21
hirose30 キモいかどうかよくわからないけど、後半の有馬の闇は読んでてしんどかった記憶が
2021/02/21
hurafula アニメしか知らん Kindleセールきたらまた来る あとで読む
2021/02/21
konayama 演劇始めたあたりまでは好き
2021/02/21
otihateten3510 実はいいよねーとかいって一話しか見てない 俺向きじゃない
2021/02/21
pachikorz 有馬父と有馬叔父のボーイズラブが本編だぞ。
2021/02/21
kyasarin123 私は『っポイ!』の主人公萌え〜!!も好きじゃなかった。んが!この時代から「Lara」についていけなくて読まくなったんで歳とったせいかもしれんな。
2021/02/21
asitanoyamasita 昔、友達から借りて原作読んだけど、演劇始めたあたりから繊細な感性の読み解き?的なものを読むこちらにも要求されてる気がして、ついていけなくて挫折したな。今ならまた違って読めるだろーか
2021/02/21
ototohato カレカノアニメのBGMさ、エヴァに出てくるよね。地味にイモトに破壊魔貞光のテーマを奪われたトラウマからちょっと嫌な気持ちになるんだよね。あのBGMをエヴァと信じて疑わない人間が居るんだろうなぁと思うと。
2021/02/21
mayumayu_nimolove 漫画の話かよ。知らない。
2021/02/21
ootsukawaiwai 思春期の頃の思い出だけど純粋に登場人物に憧れて読んでたなあ。詳細覚えてないがブコメ見る限り今読んだら無理かも。。
2021/02/21
alphaorange69 アニメはクソ面白くて深夜笑いを噛み殺しながらこっそり見てた。次回予告がテンション高め
2021/02/21
kabayakin 武蔵小杉-新丸子の通学定期券はおかしいやろ、と思った。多分、自転車の方が早い。
2021/02/21
mienaikotori 「二重人格の見栄張り美少女」は氷室冴子「雑居時代」の数子じゃん、とAmazonレビュー見たら言及してる人複数名。津田氏は私と同世代。初期設定ブーストから、内面掘り下げフェーズに移行したあたりで勢い落ちたかと
2021/02/21
bannri90 序盤は面白かった
2021/02/21
houousannzan 初めて見たときからキモすぎて見てられなかった
2021/02/21
diamondbackmoth なろう女性版
2021/02/21
Windfola え、あれ、当時も感想荒れてなかったっけ。
2021/02/21
2021/02/21
Seitekisyoujyo 深層心理を描いたって事で、庵野との相性は良かった気がする。
2021/02/21
FFF アニメで続きが観たいっていうと、やんなくていいって言われる あとで読む
2021/02/21
Tormits 漫画は知らないけど芝姫の声(新谷真弓さん)が癖になる
2021/02/21
djsouchou 雪野は今もスチャダラパーを聴いてるのだろうか(「ノーベルやんちゃDE賞」「ジゴロ7」が好きらしいので)。「シン・スチャダラ大作戦」三種の内どれ買うのか悩んで結局配信で聴いてそう https://i.imgur.com/dxgc4F6.jpg 増田comic
2021/02/21
wa_oga 序盤はバンド出た辺りかサブキャラ掘り下げ始まった辺りか演劇辺りかなw
2021/02/21
osyamannbe この辺のジャンルの作品群だと「こどものおもちゃ」原作(著:小花美穂)の方が完成度もエンタメ度も高いと思う
2021/02/21
yukari1107 なんでや!!劇中劇とかめっちゃ面白いやろ!!!
2021/02/21
shun_shun ドタバタのラブコメやってた時は面白かった。周囲のキャラが全員何かしらの天才になったのは凄い白けたな。/この漫画でラフマニノフの名前を知ったんだった。
2021/02/21
kanimaster アニメしか知らないけど、電柱とか信号機とかばかり記憶に残ってる。 マンガanime
2021/02/21
chuntanqui 自意識の強めの中高生にそれはそれは刺さったのよ。前半はね
2021/02/21
Jyrki 『ブスと姫君』~今作の彼氏彼女になったところまで、の津田雅美はまさに「才能きらめく若手漫画家をリアタイで見ている!」という感覚だったのよ。その後が急激に残念になってしまっただけで。
2021/02/21
oguratesu カレカノ好きだったけどな。エヴァに通じるドロドロとしたした感じとありのままの自分を出すことへの怯えや拒絶も描かれてたように思うし。
2021/02/21
eos2323 綺麗な顔したやつの化けの皮が剥がれる様子ってみんな好きじゃん?
2021/02/21
lejay4405 読んだことなかった
2021/02/21
chikisio 個人的には有馬の墜ちた感情描写が丁寧で、トップレベルに好きな作品。少なくとも漫画であそこまで墜とされた作品は今までないなぁ。コメにもあるけど、理性と感情の葛藤が深いところで言語化されているのも。
2021/02/21
sangping そのキモさにハマるんだよ「こんな物語が意味を持つ時代が人生の一時期きっといつかあります。そしてたとえば五年経ったらこの本はその誰かにとってもう意味のないものになっているでしょう」[最終兵器彼女あとがき]
2021/02/21
sumika_09 鋼の雪までは大体の人に面白かったろ。あそこで主人公が見栄王の座を捨ててただの完璧超人になり、それまで完璧超人だった有馬が堕ちていくって展開に賛否があって、それでも僕は面白く最後まで読んだよ。
2021/02/21
gcyn 「こうキモいってことは、誰かにとってめちゃくちゃ魅力的ってことだな」みたいに整理するしかないんじゃないかしら。「誰か」の規模の大小は様々。いま使われてる「性癖」と表現してもいいけど僕はその言い方苦手。
2021/02/21
oniffoniff えー。序盤しか面白くなかったって評判なのか。当時は一番面白いところで終わったって印象だったけどな。
2021/02/21
toronei うちの妹はよくある普通の少女漫画じゃんって言うてたな。
2021/02/21
spark7 白泉社系はほぼ苦手。
norinorisan42 少女漫画は対象読者に刺さればいいと思うけど、こちらの耳に届く人気作品になると初期の短編までは面白いけど人気出て長期化することで話が盛られてきたりエンタメ越えた生々しさが出てきて口に合わなくなる印象が
hnt4 カレカノ、少女コミック系で唯一単行本購入してたなー。庵野アニメからの流入で、他の少女コミックより男性ファンの比率が高いとかはあるのかもしれない。
gentleyellow 作品を通して描かれたものと、ウケた理由が乖離した作品だろう。 序盤のギャグやノリが斬新でウケてたよ。ジャージの主人公とかね。有馬の葛藤とかエリート世界が好き〜って人はあまり見ない。
narukami 性格が有馬と言われたことのあるマンだよ 増田
darudaru8 大好きな漫画だよ😇浅葉くんに憧れる36歳独身のおじさんです😇
kzmtkwn まほほんの『笑い 怒り 不安 恋愛 友情 競争意識 成長と堕落 教室の扉の中には すべての感情がつまっている』、浅葉の『「おれ、円満な家の子って好きだよ。のびのびしてて素直で」』がすごく好きだな。
nenesan0102 ええっ。いつの人?(^ω^三^ω^)
advancive61 Ready with the guuuuuns!!! 漫画
moons 彼氏彼女になるところまでは面白かった。なぜか連載になってしまったのでどうにもならなくなったのだと思う
klaftwerk ガイナックスのアニメは新人育成兼ねててフリクリとかに繋がったから個人的には思い入れはあるかなあ。アニメの後にマンガを追ってきつい思いは自分もした。 増田マンガアニメ
mellhine 後にトップを狙え2の主役を張ることになる、グラビアアイドルの福井裕佳梨ちゃんの声優デビュー作だから
yas-mal 惰性で最後まで読んで、「序盤の教師の危惧が正しかったじゃねーか」と思ったことだけ覚えてる(我ながら、つまらない大人になったなぁ…)。
ayumun カレカノは庵野監督だからで、フルバは大地監督だからだったと思う。どちらも監督のネームバリューでアニメありき。
naka_dekoboko 主人公の宮沢家が超円満家庭なのが物珍しい。あと芝姫とか有馬についてるチャラ男イケメンとか助演級のキャラもめちゃ良かった。話自体は微妙な展開だった。
vialavida 当然、有馬総一郎の絶望と再生ではないのか。被虐待児の心理をあそこまで繊細に描いた作品は、あの時代では稀有だったと思う。同様の理由で萩尾望都『残酷な神が支配する』も凄かった。 マンガ
chikurou なんかすごいドヤ顔で寒い事言って、周囲の人間が無条件に褒めそやす謎の様式美? があって、まったく意味がわからなかったのを覚えている
tori_toi アニメでやった所までは人気だと思う。文化祭編ぐらいまで。そこからの原作展開はだいぶ当時でも荒れてたよ(優等生キャラだから好きって友人がすごい怒ってた) あとこの漫画、ラスト知らない人すごい多いよ。
dusttrail 津田雅美も相当だけど、麻生みことの「天然素材でいこう。」も「気取らないのに魅力ある私と、私にメロメロなイケてる仲間たち」でキモいよ。しかも作者が後書きで主人公を「この女は私です」って書いてる。
osaka06 途中からなんか嫌になった。今考えれば韓流ドラマ的なのかも?
kogumatan 懐かしい。高校の年、この漫画の面白さがわかる人は「わかってる人」的な空気があった。自分はまったく分からなかった。
maxk1 今思い出したけど母親が出てきた巻から先読むの止めたんだった
mukudori69 序盤は本当に面白かったんじゃよ…と懐かしみに来たら完全に過不足なく言われていた。いじめ展開の流れも新鮮で面白かったよ。/五巻無料ありがとう。読み返したら結構家族関係にフォーカスした漫画だったんだなあ
lalupin4 庵野秀明。 津田, 雅美彼氏彼女の事情庵野, 秀明
death6coin プラネテスの作者が自分の作品をキモいと言われたことについて語っていたなぁ
acooooooon さらっとして綺麗な画風。ごはんのおしゃれおいしそうな描写。文学部っぽい知識が得られるところ。ちょっとだけある毒。
soylent_green 最初のほうで読むのやめたのでよく知らない
maimaica 有馬くんがあのポイントで心閉ざしてたんですよみたいな展開から陰鬱になって嫌だったなぁ。高校生くらいによんだら刺さってたかもしれない。
moneycubed 序盤のギャグノリからの急展開にはびっくりしたな……。それでも好きだったけど最後の方はもうついていけなかった。
kusa93and93 アニメは有馬の闇を描く前に終わっちまったからなぁ…原作読めば分かるがアニメの内容はほんの片鱗
mouseion アニメは勿体無かったよな。テンポよし作画よし脚本も光ってて演出も良かったのに途中から現場が崩壊したみたいになってフルバよりこっちを先にリメイクしろよって思ってる。まあフルバのリメイクも良いけどね。
Listlessness アニメは作画というかレイアウトなのかな。庵野監督がエヴァ以上に実相寺アングルとかそういうのやりたい放題やってた作品って印象だけど記憶は不確か。
sds-page ガイナックスだっけ?アニメはそれなりに評価されてた気がする 増田アニメ漫画
IthacaChasma 序盤は一発ネタとして極めて優れていた。その後周囲のキャラの掘り下げが行き過ぎて天才キラキラ軍団になってからは、生温かく見てた感じ。
fujitaweekend 庵野の新作!!!というところに価値があったと思う
Outfielder 登場人物が全員が全員「ありのままの自己を否定」し自ら人格を改造していく様子を肯定的に描いたという非常に陰惨としたマンガ。津田雅美先生の作品はだいたい同様
njsjn 昔コミック読んだ時、事後に風呂に入ったから大丈夫みたいな会話あって、編集はちゃんと正しい性知識の注釈いれといてくれと思った
false_alarm カレカノ懐かしい。今でも漫画の序破急の展開で受けた衝撃は覚えている
serio フルーツバスケットと同じく、「彼氏のトラウマを癒やす」という女神ポジに憧れる層が一定数いる
hilda_i アニメだけがキモいのかと思ったら原作もなの?
lli サブカルおじさんに絶賛おすすめされたけどメタな視線で鑑賞できなくてどこがポイントかよくわからなかった。作画とかがすごいんだと思う。知らんけど。
2021/02/2
土曜日に1時間の練習走行を一回したあと、決勝レースのスタートする順番を決めるための予選を行います。
熱心なファンは練習走行からチェックするでしょうが大抵のファンは予選と決勝しか配信を見ません。
サーキットに足を運んで観戦するファンも練習走行、予選、決勝と進むにつれて増えます。
そこで頭のいい人が考えました。
日曜日だけじゃなくて土曜日にもレースをすればサーキットの観客は増える(収入が増える)し、
こういった考えのもとF1では年に何回か土曜日にもレースが行われます。
金曜日に練習走行を1回、土曜日のレースのスタート順番を決めるための予選を実施し、
土曜日に土曜日レース(日曜日のレースより周回数が少ないミニレース)と日曜日のレースの予選。
こうすると視聴者や観客が少ない練習走行を2回減らして、人気がある予選とレースを1回ずつ増やすことが出来ます。
で、それがいいことなのか?
というのがこの文章の本題です。
私はF1を見ますが練習走行まで目を皿にして見るほどの熱心さはありません。
しかし、一方で私の娯楽に使える時間は限りがあり、今週末の土曜日はつまらない用事にふりまわされてF1を見る時間がありませんでした。
通常であれば、予選とレースを消化するために3時間ほど使えばいいだけのところを
予選×2、ミニレース、レースと合わせて5時間ほどかかることになります。
娯楽というのは負担に感じる、消化しないといけないという義務感を感じると途端に嫌になってきます。
またリアルタイムで視聴していないとうっかりと情報が目に入って結果を知ってしまいます。
私はまだ金曜日の予選も土曜日のミニレースも土曜日の予選も見ていませんが結果を知っています。
だから予選×2、ミニレース×1を見るモチベーションがそれほど高くはありません。
しかし、これを消化しておかないと日曜日までの流れを掴むことが出来ずに決勝レースの面白さが半減します。
見ないわけにはいきません。
これが通常であれば予選の1時間を見れば決勝レースに追いつけますが今回は3時間必要になります。
こういったことはF1だけではなく、あらゆるジャンルで蔓延しています。
いかにして時間を専有するか?時間の陣取り合戦がエンターテイメント業界では熾烈に争われています。
ただ我々はそういった義務的なエンターテイメント消化に疲れ切っています。
そしてこれは皮肉なことにその反動としてあらゆる予習を必要とせず、止めたいときにすぐやめれる(ような気がする)、
TikTokのような短編動画配信へと時間を使うようになります。
TikTokには消化しておくべき事前情報というものがありません。