はてなキーワード: 短命政権とは
今回の立憲はアレは、たしかに個人的にはいかがなものかと思うのだが、ここで安倍政権のことを考えてみる。
安倍政権は一般向けのメディアでは「ソフトな安倍さん」を演出して、アベノミクスなどの経済政策を重視していた。他方、いわばコアの支持者層に向けた情報発信も熱心にやっていた。WILLやHANADAみたいな雑誌、SNSなどを活用し、いかにもコア支持層に受けそうなことをガンガン言う。
そういう支持層は数としては限られていて、選挙という面からだけで考えると重要性は乏しい。では全く意味がないかというと、そういうわけでは決してない。極右雑誌やSNS、熱心なファン層は、「悪夢の民主党政権」「批判ばかりの野党」「国防に無関心なサヨク」等々のフレーズを繰り返し強調することで、人びとのものの見方に知らず知らずのうちに影響を与えていく。こういう積み重ねが、より党派性の薄いメディアや情報番組にも浸透し、「いろいろあっても、やっぱり頼りになる自民党」という認知につながる。
菅政権の場合、菅さん自身に熱心なファンがそれほどつかなかったことで、短命政権に終わったのだろうと思う。次に高市さんが首相になれば、本人がデンパを飛ばしすぎて有権者に愛想をつかされない限り、コアなファン層に支えられて意外と長期政権になるかもしれない。
立憲については、潜在的なコア支持層は、つねに共産党やれいわなどに流れる可能性があり、自民党よりも置かれている状況は厳しい。それでも、多様性の尊重、日本学術会議の任命や入管ビデオ公開、モリカケ調査などをアピールすることは、コア支持層向けには妥当だろうとは思う。でも、それをNHKなどのマス媒体でアピールするのはやはり感心しない。マス媒体向けには大多数の有権者の生活に直結する政策を掲げ、コア支持層向けには別のチャンネルで多様性等の方針をアピールするべきなんじゃないかとは思う。
ただ、もしかすると、選挙協力の関係で、他の党も同意してくれそうなこと(=現政権に対する批判)を前面に出さざるをえないのかもしれないと思うと、ちょっと同情的にはなる。
It had been more than twenty years since I’d traveled to Asia. Our seven-day tour started in Tokyo, where I delivered a speech on the U.S.-Japan alliance and met with Prime Minister Yukio Hatoyama to discuss the economic crisis, North Korea, and the proposed relocation of the U.S. Marines base in Okinawa. A pleasant if awkward fellow, Hatoyama was Japan’s fourth prime minister in less than three years and the second since I’d taken office—a symptom of the sclerotic, aimless politics that had plagued Japan for much of the decade. He’d been gone seven months later.
1.鳩山元首相の人柄について、"pleasant if awkward"の翻訳の順番
(1)鳩山は"pleasant"であるが "awkward"なのか、それとも、(2)鳩山は "awkward" であるが "pleasant"なのか
Twitterの翻訳家クラスタでは(1)は誤訳であるという意見が多数。正しくは、直訳すれば「鳩山は、ぎこちないけど("awkward")楽しい("pleasant")男だった」になる。
2.”a symptom of the sclerotic, aimless politics that had plagued Japan for much of the decade” は、何を指す文章か
(1)鳩山元首相個人に掛かるのか、(2)「3年間足らずで3回も首相が変わった日本の政治状況」に掛かるのか
Twitterの翻訳家クラスタでは(1)の立場は誤訳であるという意見で全会一致。
「鳩山は、私が就任してから3年足らずで4人目の首相になり、私が就任してからは2人目だった。それは、この10年の間、日本を悩ませていた、硬直化した、無目的の政治の症状だった。鳩山も7カ月後に去ってしまった」
2の誤訳のほうが深刻で害が大きい。
米 オバマ氏回顧録 「硬直化し、迷走した日本政治の象徴だ」 | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201117/k10012715931000.html
同日 14:58
時事通信が1と2を誤訳して報道~沖縄基地問題で「トラスト・ミー」と言ったことでオバマは不信感を持ち回顧録で批判したと記す
同日 22:52
11月18日 5:00
鳩山元首相らの短命政権は「硬直化し、目的ない政治の象徴だ」…オバマ氏回顧録 : 国際 : ニュース : 読売新聞オンライン
https://www.yomiuri.co.jp/world/20201118-OYT1T50042/
>2009年の初訪日に関しての記載があり、当時の鳩山首相を含め、日本で短命政権が続いたことについて、「硬直化し、目的もない政治の象徴だ」と表現した。
NHKが17日朝に「オバマが回顧録で『鳩山元首相は迷走した日本政治の象徴だ』と記した」と報道
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時事通信が昼にNHKの鳩山批判の誤訳に引っ張られて回顧録の一節を『気さくだが厄介』と誤訳。(正しくは『ぎこちないが感じ良い』と語順が逆)。さらにオバマの批判は沖縄基地問題が原因と勝手に意味を付け足す。
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共同通信が夜に、NHKや時事の誤訳に引っ張られて『感じは良いが付き合いにくい』と誤訳。
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共同配信記事により、産経やデイリーなど各スポーツ紙が嬉々として「オバマが鳩山批判してる」と誤訳を拡散
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読売新聞が翌18日朝、NHK、時事、共同の誤訳記事をスルーして、正確に翻訳。鳩山の人柄の評価の部分の翻訳はスルー
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午前以降、毎日新聞やTBS、日テレ、フジテレビ、テレビ東京等が「感じはいいがやりにくい」「鳩山は目的を失った日本政治の症状」と揃って誤訳
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加藤官房長官の記者会見で、誤訳に基づき記者が質問し、それが記事になり、夕方以降のニュース配信でさらに誤訳が拡散
↓
夜、朝日新聞が「ネットでNHKや時事通信の誤訳指摘が出てるぞ」とデマ指摘のまとめ記事配信
Obama: Japan's politics were 'sclerotic' | NHK WORLD-JAPAN News
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/news/20201117_25/
誤訳はしていない
Obama recalls Japan's revolving-door leadership era with frustration - The Mainichi
https://mainichi.jp/english/articles/20201118/p2g/00m/0na/042000c
"awkward"という言葉を単独で取り上げ恣意的に引用することで、オバマは鳩山を批判したと書いている。誤訳ではなく印象操作によるフェイク報道。
Obama Recalls Ex-Japan PM Hatoyama as "Pleasant If Awkward" | Nippon.com
https://www.nippon.com/en/news/yjj2020111700728/
共同通信と違って"pleasant if awkward"と全体を引用しているので、オバマによる鳩山の人柄論評で誤解が生じることはない。しかし、その後の沖縄基地問題で信頼が崩れたといった付け足し部分は日本版と変わってないので、記事の構成がおかしくなっている。
ガクシャとかヒョーロンカが左右無関係にねじれは悪だ、ねじれのせいで政治が停滞しているっていうけど、結局のところ最近の選挙では(民主党に政権をもたらした衆院選を除き)つねにねじれになるような選挙結果になってる。これを虚心坦懐に受け止めれば、民意は総体としてねじれを欲している、と考えざるを得ない。
ガクシャやヒョーロンカの言説では、(震災復興をはじめ)日本はリーダーシップを必要とする政治課題ばかりだ、なのにねじれでリーダーシップが発揮できない、ねじれを解消しろ、ということが当たり前に論じられているけど、選挙結果だけを見れば、ねじれによるリーダーシップの掣肘をこそ国民は望んでいるわけで、てんで的外れ。
ガクシャやヒョーロンカは単なる馬鹿か、まあそういう一面もあるだろうけどw、間違ってもしゃーない面はある。統計的に妥当かどうかは知らんけど、記憶の限り、街頭インタビューやら世論調査やらでは、リーダーシップを求める声は少なくないみたいなので。素直に考えれば、ガクシャやヒョーロンカの方がまっとうで、民意の方が統合失調みたいなもの。ま、もちろん「民意」なるものを体現する統合された有機体はないので、統合失調という語は適当ではないけど。
まあしかし、多くの人は、リーダーシップそのものを求めているんじゃなくて、自分の意見を実現する力を求めてるのだと思われる。リーダーシップそのものが重要だと思うなら、自分が反対する意見を協力に実現するリーダーシップも評価してしかるべきなんだけど、実際にそういうことになれば、リーダーシップマンセーじゃなくって、強権的だとか、素人だとか、あれこれ批判するわけだ。
ここに、本件の逆説が成立する基礎があるはず。自分の意見の実現より、自分が反対する意見の阻止を重んじるなら、それぞれリーダーシップが必要といいながら、実際には相手のリーダーシップの足を引っ張る方が好ましい。ねじれにしておけば、自分の意見は実現しづらいだろうけど、自分が反対する意見だって実現しづらいからね。
本来、こういう価値観の持ち主が多いなら、リーダーシップなんかいらないから、みんなの意見をよく聞いて調整をしっかりしてくれ、ということになってもいい。でも、そうはならないのは、調整こそが官僚と(かつての)自民党の特長だから。それらはダメだからカイカクを、ということをこの20年ほどガクシャやヒョーロンカは担いてきた。この20年は間違ってました、実は調整型政治がいいんです、じゃあ認知的不協和だ。
野田氏は大連立を目指すらしいけど、大連立とはまず与野党の調整。たぶん、その調整がうまくいかなくって、大連立は成り立たないから、また短命政権だろうね。すんごい政治力があって何とかなる、と予想が外れてほしいけど、この手の政治力はカイカクすべきものとされているので、どんどん失われている。小泉元総理がすごかったのは、実はリーダーシップじゃなくてこの政治力の部分で、清和会という基礎をがっちり固めた上で、参院自民党と公明党を最後まで離反させなかったところなんだけど、なぜかリーダーシップばかりが評価されてるのが現状なんだし。
ちょっとでもミスをすれば馬鹿みたいに叩き、叩くところが無ければ何とかして
叩くネタを作り出して叩く。権力の監視とか、そんな大層なものでは決してない。
本当は有権者自身がもっと勉強して、マスコミに踊らされないようにしなければ
いけないけど、有権者の数は1億人も居る。残念ながら1億人の意識を変えるのは難しい。
それに比べて、投票行動に多大な影響を与える民放の社員はキー局合計で1万人以下。
1億人の意識を変えるよりも、数千人の意識を変える方が現実的。
しかも、その数千人は組織に属しているんだから、組織の長が意識改革を
決意すれば、1億人の群衆なんかよりよっぽど簡単に変えられるはず。
バラエティ化した方が視聴率が取れるのかもしれないけど、そんな事ばっかり
やってた結果が、この政治の大混乱を作り出している。
日本に漂う閉塞感を無くすには、今の民放を全て潰すか、民放の意識改革をしない限り
無理だと思う。
でも、民放を潰す権力を持っている政治家・官僚はマスコミと馴れ合い状態。
もう、詰んでるでしょ。
財政破綻するか、原発が爆発して東京を死の街にでもしない限り、この国は
弱者の数を増やし続けて転落して行くんだろう。
日本人は勤勉と言うけれど、ただ単に誰かに従うのが好きなだけなんだと思う。
会社の上司や国の言う事が間違っていると分かっていても、逆らわずに従うのが
好きなだけ。その結果、自分自身が被害を被ると分かっていても従い続ける。
日本は特殊、日本人は特殊、何か世界と違う国家・民族である事を誇りに思う
本や文章を見かける事があるけど、実は異常な国なんじゃないかと思う。
別に生活に困ってもいないし、サラリーマンとしてそれなりの収入と貯蓄もある。
恋人も居る。
だけど、何か閉塞感を感じていて、未来に対して明るい気持ちになれない。
なんなんだろうね・・・。
先ほど、すごいことを発見しました。それは、「政権が長期政権かどうかは、首相の学歴にズバリ、比例する傾向にある」ということです。この学歴問題を引き合いに出すのは「タブー」になっているのですが、歴代首相を論じる以上は首相の出身大学について語らないわけには行かないのです。
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安倍晋三 成蹊大法卒 会社員(+成蹊学園(小学校・中学校・高等学校))
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これを見て分かることは非常に多い。まず気が付くのは、宮澤喜一首相を最後に東大出身の首相がいない、ということです。ここ数代は、慶応と早大のたすきがけ的な形で続いています。
そして、一般的な「偏差値」が高い大学を出た政治家は首相になると「長期政権」になるということです。これは、上の履歴書をみると明らかです。
調べるまでは、まさかそんなことは、と思っていましたが、「政治家における学歴差別」は歴然として存在するのです。これで、なぜ安倍首相が不人気なのか、信望がないのかがよく分かりました。偏差値の高い大学出身の首相は、まわりに似たような学歴の政治家がたくさんいるワケです。そうすると「同窓会ネットワーク」の層が厚い。
同じ大学の仲間意識で皆が支え合うという意識があるわけです。これは、アメリカにおいても同様で、ブッシュ大統領はあれだけバカだと言われていますが、しっかりエスタブリッシュメント大学のイエールを卒業し、しかも、エリートクラブ出身です。それを考えると、安倍首相は哀れなくらいに学歴が低い。いや、学歴が低いといよりは、彼の場合には「受験を経験していない」のです。
受験を経験していないということは、「忍耐力がない」「修羅場の経験がない」という風に一般的に判断されます。しかも、安倍首相は小学校からのエスカレーターです。普通に受験して成蹊大学に入っているわけではない。これは非常にマイナス点です。
日本では、東大受験に成功することが最高のステータスシンボルであり、東大は一時期までは総理大臣を供給する大学でした。アメリカのジャパン・ハンドラーズの研究には「東大」の研究書もいくつもあるんです。東大は官僚制度と政治家にネットワークを持つ。これが日本の最大のパワーだったわけです。
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最も有名なのはチャルマーズ・ジョンソンが共著で加わっている以下の本。ハードカバー版しかない。表紙の「東大」という文字が笑えます。
An Empire of Schools: Japan's Universities and the Molding of a National Power Elite (Hardcover)
by Robert L. Cutts (Author), Chalmers Johnson (Introduction)
Table of Contents
Foreword
Preface
Ch. 1 If There Is a God, He Went to Todai
Ch. 2 First Principles: The Society
Ch. 3 First Principles: The Individual
Ch. 4 The Ivory Basement
Ch. 5 A Tale of Two Citizens
Ch. 6 The Leisure Class
Ch. 7 Who's on Top: The Women Elites
Ch. 8 Family: She's Got the Whole World in Her Hands
Ch. 9 Weapons
Ch. 10 Making It
Ch. 11 Fifty Ways to Lever the Governed
Ch. 12 Reform: No Exit
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同様に、早稲田大学は在野の精神で早大雄弁会を結成し、これも政治家供給源になってきました。慶応大学もどうように政財界に太いパイプがある。小泉前首相と綿貫国民新党党首の共通項はともに慶応出身というところです。意外なところで接点があって、それが情報交換のきっかけになったりする。
慶大出身の綿貫氏
そこに行くと、大変失礼なのですが、成蹊大学出身の有力政治家というのはほとんどいません。政治家の仲間がいないということは、つながるネットワークが少ない、ということ。安倍首相のネットワークは「安晋会」のようないかがわしい人たちの集まった後援会組織だったり、父親の晋太郎の時代からのサポートスタッフです。
安倍晋太郎は、病気で早くに亡くなっており、これを継ぐ形で晋三が政治家になっています。安倍家には、東大出身の寛信という三菱商事・中国支社のエリートビジネスマンもいましたが、なぜか彼ではなく、晋三に白羽の矢が立っている。
そうなると、何にも自分だけの基盤がないエスカレーター学歴の彼には、父の周辺の後援会に頼るしかなかった。そうなれば、晋三はいいなりです。広域ナントカ団だったり、地元の土建業者だったりがまとわりついてくる。それをさばくのは側近たる秘書なのでしょう。
こうなると、なぜ東大出身の寛信氏が後継者にならなかったのかが気になります。順当に東大出の晋太郎が総理大臣になっていれば、晋三が後継者になることはなかったのではないか、と強く思います。しかも、晋三氏には「南カリフォルニア大学」在学時の学歴詐称疑惑で騒がれたこともあります。結局、卒業はしていないということだったようです。民主党の代議士の学歴詐称を追及している段階で噴出した問題でした。
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上のリストに戻りますが、小学校卒業の田中角栄内閣は、やはり短命政権でした。しかし、彼は安倍首相と違い、たたき上げで、一級建築士の資格も持っていた。だから、それなりにポイントは高かったのだろうと思います。鈴木善幸首相もやっぱり短命政権。宇野宗佑首相も、羽田孜首相も・・・・。みんな“ポイント”が低かった。
これを法則化して理解した上で他の首相をみていくと、細川護煕首相、上智大学出身。細川政権は約一年しか続いていません。早大出身の海部政権は約三年続いています。この事実から、キリスト教大学である上智大学は、首相になる場合の「持ち点」が少し低い、ということになるでしょう。ちなみに政治家では野田聖子さんが上智出身です。村山元首相の明治大というのも微妙なところなのでしょう。
そこに行くと、面白いのは、故・三塚博さんと小渕優子さんです。三塚さんは、派閥の領袖も務めた大政治家です。彼は、東京獣医畜産専門学校(現日本大学生物資源科学部)を経て早稲田大学第一法学部へ学士入学し、1951年に卒業。在学中は雄弁会に所属しています。わざわざ早稲田に学士入学しています。これは雄弁会に入るためでしょう。雄弁会というのは、今は威光もかげってきましたが、それでも現内閣では山本金融大臣を初め出身者が多い。森元首相、竹下元首相も雄弁会ネットワークです。三塚さんは学士入学で早稲田に入って持ち点を上げようとしたわけです。残念ながら、その努力は報われませんでしたが、閣僚にはなっています。
同様に、早稲田大学に社会人になった後に入学したケースとしては、元首相の娘さんである小渕優子さんの例があります。彼女の場合は大学院です。小渕さんは、羽田首相と同じ、成城大学出身です。この大学は意外に政治家が多い。しかし首相になったのは羽田さんだけです。しかも短命政権でした。
そこで小渕さんは、女性なので雄弁会には入れないのですが、早稲田大学に政治家をやりながら入学するという「奇策」に打って出ました。これは凄い。さすがは政治家の娘です。政治感覚が鋭いなあと思います。成城大学では幾ら政治家として頑張っても総理大臣はなれない、と冷酷に判断したのでしょう。早稲田に入学したということは、早稲田出身の政治家のネットワークの末席に置いてもらえる可能性がある、ということです。それでもなかなか首相への道は厳しいでしょうが・・・・。なんだか応援したくなりますね。
そう考えると、小学校からのエスカレーターの安倍晋三という人が首相になっていることは、国際的な一大スキャンダルである可能性が高いのです。安倍首相が国際的に影が薄いのも早稲田や慶応のネットワークに入っていないからかもしれない。そう考えると、一応、外国の政治家の経歴を調査する情報機関の間では、東大、早稲田、慶応の当たりの大学は評価されている、という見方も出来そうです。これが安倍さんが慶応幼稚舎出身だったらもう少し違ったのかもしれないですね。
そのようにしながら、日本の政治家を出身大学別に持ち点でプロファイリングしていくのも面白いと思います。同じ慶応や早稲田でも、政経学部か文学部か(例:石橋湛山)、第一部(昼間)か第二部(夜間)かで大きく違うのでしょう。私の出身は早稲田の一.五部と言われた社学出身なので、政治家的には微妙なポジションでしょう。
こういう当たり前のことは差別になるといってタブー視されていますが、やはり安倍政権は坊ちゃん政権だったのです。周りに大学のネットワークがないから、変なおかしい団体が支援者として食っ付いてくるわけです。そう考えると、やはり安倍政権、長くないでしょう。
ここでどう考えるべきか判断に苦しむのは、ポスト安倍の麻生太郎外相の扱いです。学習院大学政経学部政治学科卒業とあります。その他、スタンフォード、ロンドン大学に留学しているようですが学位があるかどうかは分かりません。学習院というのはどういう扱いになるか。彼は皇族の血が入っていると同時に、カトリック教徒です。クリスチャン政治家では、大平首相がいますが、これは短命政権に終わりました。(病気だったからかもしれないですが)学習院出身の首相はいないので、これが持ち点が高いのか、低いのかは分からない。ただ成蹊大学出の安倍首相よりは間違いなく麻生外相の方が持ち点は高いはずです。
そこへいくと、同じように微妙なのが東大出身の谷垣禎一元財務大臣です。彼が首相になれば久々の東大出身総理となります。しかし、彼は消費税を上げたりして、短命政権になるでしょう。その後に、つまり消費税上げをやった後に、民主党政権が出来るかもしれない。
つまり、大蔵官僚が、自民党に責任をおっかぶせて自分たちは民主党政権をコントロールするという考え方です。官僚を統制しているのは一部にはアメリカです。今の官僚制度をコントロールできる角栄のような政治家がいないので、官僚制度も政治家同様、アメリカに目を向けて指示を仰いでいるんでしょうね。
そう考えると、安倍首相がやたらと左翼思想を批判したり、「美しい国」というようないかがわしいタイプの保守思想を喧伝したがるのも、東大学歴に対するコンプレックスなのかもしれないですね。安倍家、佐藤家には東大出身が多いですからね。東大といえば、左翼思想、丸山真男、というわけです。「家庭の事情」で教育改革をやられては非常に困るわけですが・・・・。
まあ、政治家の価値は学歴だけで決まるというわけではないでしょうが、実際に統計的に結果が出てしまっているのは隠せませんね。