はてなキーワード: 漱石とは
昔『ユメ十夜』という、漱石の夢十夜十本をそれぞれ別の監督が撮るって企画モノの映画があったんだけど、
運慶が出てくる第六夜(監督:松尾スズキ/主演:石原良純 feat.阿部サダヲ)の話。
ご存知運慶がダンスで仁王像を彫ってるところを(踊りながら彫ってるのではなく、本当にダンスで彫っている)観衆が2ch語で実況するという趣向で、
当時は「撮影から公開までの間にもう作中の2ch語が古びてしまった」とか言われていた。実際もうズレていた。
それだけネット民の方も、ニッチなりに時代の最先端を高速で突っ走っているという自負があったんだろうけれども、
お前まともに漱石読んだことないだろ?俺様が親切にもわざわざ引用してやったから読んでみろ。「春はものの句になりやすき京の町を、七条から一条まで横に貫いて、煙(けぶ)る柳の間から、温き水打つ白き布ぬのを、高野川の磧(かわら)に数え尽くして、長々と北にうねる路を、おおかたは二里余りも来たら、山は自ら左右に逼せまって、脚下に奔(はし)る潺湲(せんかん)の響も、折れるほどに曲るほどに、あるは、こなた、あるは、かなたと鳴る。山に入りて春は更ふけたるを、山を極めたらば春はまだ残る雪に寒かろうと、見上げる峰の裾すそを縫うて、暗き陰に走る一条(ひとすじ)の路に、爪上(つまあがり)なる向うから大原女が来る。牛が来る。京の春は牛の尿の尽きざるほどに、長くかつ静かである。」
旧字で旧仮名使いの古い本を読むわけでもないのに、どうしても活字の本の中での描写が頭の中でイメージしきれない。
読めない本の種類としては圧倒的に小説が多い。
一番の問題は、風景などの視覚的な描写を頭の中でしっかり思い浮かべるのができてないことだと思う。
知識が足りてないという事もあるし、ひとつひとつのパーツは理解できてもそれを頭の中で映像化するのが難しいのだ。
例えば
私は墓地の手前にある苗畠の左側からはいって、両方に楓を植え付けた広い道を奥の方へ進んで行った。 するとその端れに見える茶店の中から先生らしい人がふいと出て来た。
夏目漱石はかなり分かりやすい素直な文体の作家だと思うけど、自分にはこういったちょっとした描写ですらイメージするのが難しく感じる。
墓地は思い描ける、苗畑は普通の畑とは違うのか?と不安になったのでググった画像で補完するがまあ大丈夫。
楓、広い道、茶店、どれも単体では想像できるけど、問題はこの光景が俯瞰で見えない、地図のように絵を描こうとしてもかけないのだ。
まず「左側」でつまづいて、苗畑と広い道の位置関係もわからない。
漫画ならこれらが全て背景絵として描かれてると思うので、なんの引っ掛かりも感じないだろうと思う。
小説だと光景を事細かに描写する必要もない場合もあるわけで、そういう時はある程度読者が好きにイメージすればよいんだけど、自分の場合あまりに曖昧にしかイメージできなくてその場面の全てがぼんやりしたものになってしまう。
小説自体は、場面ごとの描写がはっきりと頭の中で映像化できてなくても読み進めることはできる。
でも頭の中で映像化されていないとぼんやりした空間に登場人物がそれぞれ現れるだけという味気ないものになる。
ミステリー小説なんかでトリックとして建物の構造だとかが描写されてる時もだいたいよくわからない。
特に空間把握能力が著しく欠けているのかなとも思う、実際地図を読むのは下手だし方向音痴だし。
ただそれだけじゃなくてちょっとしたディテールとかも掴めない事が多いし、それが気になって中々先に進めなくなったりする。
小説の中で描かれる描写が、全部ちゃんと自分の頭の中で思い浮かべることができたらどんなにいいだろうと思う。
でもどうしてもそれができなくて、結局集中しきれず最後まで読みきらないことが多い。
子供の頃からあまり読書はしてこなかったし、漫画ばかり読んでいた。
今は漫画はたくさんあるから漫画でいいじゃんと開き直ってもいいんだけど、やっぱり小説をもっと読み込めたら楽しいんだろうなと思う。
なにか特訓の方法などあるんだろうか?
追記:
コメント色々ありがたい。
一番驚いたのは「そこまでイメージする必要はないのでは」という意見が多いことだった。
みんな小説など読んでる時は頭の中である程度具体的にイメージしながら読んでるものだと思いこんでいた。
ただ、言われてみれば登場人物の顔はおぼろげなまま読んでるのにそこは気になってないとか、自分の中に矛盾もあることに気づいた。
アファンタジアではないかという意見もあり、初めて知った言葉だけどこれも興味深かった。
自分がアファンタジアかどうかは分からないが、記憶をイメージとして思い出すことはできるので、そういうのとはちょっと違うのかもしれない。
日本人は家に帰ったときに「ただいま」と言うが、それを英語に訳すと何になるか?
直訳すると"Now, I'm home."とかになるわけだが、それは正確では無い
なぜなら米国人だろうが英国人だろうが家に帰ったときに挨拶する習慣は無いし、するとしても決まり文句は存在しない
同じように電話での「もしもし」を英語に訳したときに"Hello."になるか?と言われるとそうではない
そうした文化的な違いの一つが"I love you"であって、日本人は「我、汝を愛す」などと言うことはない
恐らく漱石が言いたかったのは「日本人はそんなことを言わないのだから、原作を日本人に置き換えるならそれを加味して訳さなければならない」と言うことだろう
ロミオとジュリエットを日本を舞台にして作り直すなら"I love you"なんて言わず、もっと背景を踏まえて翻訳しろ、ということなんだと思う
単にそのたとえの一つが「月が綺麗ですね」であって、昼間であれば「風が気持ちいいですね」でもいいわけだ
とにかく好意を持っているというのはそれ以前の背景情報でお互いに理解できているので敢えて何かを言う必要は無く、何か台詞を当てるなら適当に雑談してればいい、というのが本来の意味だと思う
そのあたりの文化的な相違を理解せずに「I love youは月が綺麗」などと言ってるあたりが本当に発想が貧困であるのだけれど
春目漱石じゃなかった?
判定が明確ではないからと、小説のネタパクは流されがちだよなあ。
読み専の立場ではありますが、一次創作や二次創作を読みながら「Aさんのこの作品、タイムラインで流れてきたエロ漫画の広告と同じ展開だな」「Aさんのこの作品、流行り漫画と全く同じ設定だな」「Aさんのこの作品、エロシーンの展開がBさんの前回の新刊と全く同じだな」と思うことが度々あり、最近ではAさんが今後の執筆の予定を呟く度に元ネタがどれなのかを当てるのを楽しみにしています。
ご本人は「インプットを増やそう!」と言ってよく映画の感想や漫画の感想をツイートされているのですが、彼女の言う「インプット」はシコれる設定・展開を探すことなのだろうなという印象です。当然、キャラクターの掘り下げから生まれる作品では無いため、展開やキャラクターの言動に違和感が残ります。
一次創作・二次創作、あくまで趣味の世界なので気になるなら読まなければいい話ですが、前述の通り元ネタを探して読み合わせる遊びをしているためついつい読んでしまいます。
私は一読者なのでまあダメージは無いし笑い話なのですが、これ、ぱくられている側のBさんは気づいていないのか?と気になるところ。とはいえ揉め事の元凶を作る気もないのでこうして増田に書きに来ています。
そして恐ろしいのは、このAさんと読んだ方、1人ではないのです。同じような方が散見される。そして総じてそういった方達は
を自負しており、度々そういった事を匂わせるツイートをしています。
私はこのとおり、増田にいる腐女子なので高校生の頃漱石や川端にハマり読み込んだ黒歴史持ちなので、彼女達の小説が、小説と呼ぶにはあまりにお粗末である事に気づいています。
例えば、主語の入れ替わりなどの文法的な問題、熟語の誤用……自分が取引先なら絶対に嫌だなと思う間違いが多いのですが、彼女達は気づきません。
そして、新作が発表される度にその人の周囲にいる人のネタパクだと、ラレ元さんは読んだ時にきっと気付くのに、どう気持ちを整理しているのだろうと思います。読者側ももちろん気付くとは思いますが、冒頭の通りトレパクのような明確な判定が難しいため、「〇〇さんのその作品を私は読んでいません」「よくあるネタなので被ることはあると思います」「気分を害してしまい申し訳ありません」と言われてしまえばこれで収束してしまう。
こういう人に限って自分のネタが先、後から同じネタ(展開は全く違う)で近しい人が本を書くとモヤモヤツイートをするので始末が悪い。
現在5chに出現するスクリプトには複数の種類があり、それぞれ特徴があります
ただし出現するスレッドは手動で決めているようで、野球スレには基本出現しない
よって「益虫ではないか」という意見もあるが、パート化しているウマ娘スレや遊戯王スレにも湧かないため「ただのオタクのなんじゃないか」とも言われている
住民は多少巻き込みをしてでも末尾dを丸ごと非表示にせざるを得ない状況になっている
ちなみにグロ画像の選定は過去に安価で「グロ」と書かれた画像から選んでいるため、ちょいちょいマグロの画像が混ざる
出現当初は書き込み数もおとなしめでグロスクリプトの影に隠れている存在であった
出現スレッドは完全にランダムであり、野球スレにも出現するスクリプトであるものの
「まぁ実況する分には無視できるしどうでもいいわ」という評価だった
なんG(J)民のアイデンティティである「やきう」を阻害するスクリプトと化している
末尾dだったりa(au回線)だったりM(貧乏回線)だったりする
画像は貼らないものの文字列の選定や出現傾向はグロスクリプトに似ているため同一人物による犯行ではないかと囁かれている
厄介なのは『末尾0』ということ
これは固定回線を示すIDなので丸ごと非表示にする対策を取るとほとんどのレスが見えなくなってしまう
こちらも末尾0
とにかく書き込み速度が半端ではないため出現するとスレッドは機能不全になる
出現するスレ傾向は未だ掴めず
そもそも漱石は「I love you」を「月が綺麗ですね」なんて翻訳をしていないし
完全なるガセネタであるという説が濃厚というのはひとまず置いておいて
ガセネタであったとしても元々は
「日本人はI love youなんて言わない。月が綺麗ですねとでも書いておけば良い」
という感じなので、そもそも「I love you」の翻訳が「月が綺麗ですね」では無い
「日本人はI love youなんて言わない」って言ってるように、この言葉は欧米の文化であって日本の文化では無いっていうのを説いてる
翻訳するときに何も書かないわけにはいかないから、シチュエーション的に「月が綺麗ですね」とでも書いておけばいい、というのが元々の話
なので「月が綺麗ですね」が「I love you」っていうのは全然違う
逆にしてみると分かりやすくて、例えば家に帰ってきたときに「ただいま」というのは日本の文化であって欧米では言わない
無理矢理翻訳したら「I'm home」とかだけど、そもそも言わない
そこで欧米向けに翻訳するときは「明日は誕生日パーティーだね!」とでも書いておけ、というのを誰かが言ったとして
おまえ、漱石、読んでないな