はてなキーワード: 泡沫候補とは
n番煎じだけど都知事選終わりに改めて。
っていう明確な対立軸があったからわりとわかりやすかったし、実際2009年の政権交代はこのイメージで成功できた。
憲法改正にせよマイナンバーにせよ、自民が改革に着手してるのもあるけど、今あるものを守ろうってそりゃ保守に見えておかしくない。それらしいイシューは夫婦別姓と同性婚とかか(実際この二つは国民からも支持されてる)。
一方、自民党が革新に振れたかというと流石にそういうわけではない。元々レンジの広い政党ではあるものの、軸は保守には違いない。どちらかというと裏金問題等の既得権益の部分が嫌われてる部分が大きい方は思う。
つまり「現状に不満があるから与党自民党は嫌いだが、立憲や共産はもっと嫌い」というのは「既得権益を壊したいが、旧態依然とした保守はもっと嫌い」であるということ。
よく昔のインターネットでは「愛国保守」とか「反日リベラル」とかのレッテル張りがなされていたが、それでいうなら「愛国革新」ともいうべきものを求める人間が若年層を中心に広がってきてるんじゃないかと。
そのイメージを脱却して第三極になろうとしたのが維新と国民民主だろうけど、この3年半国政選挙がないのが痛かった。この2つは自民党嫌いの立憲・共産嫌いという中道右派・左派の層を取り込もうとしたけど、それは選挙で得票数を増やしてバンドワゴン効果的に支持を増やしていくタイプなので、選挙が無い時期は弱い。さらに維新は万博のネガティブイメージ、国民民主は相次ぐ離党等で支持が冷え込んだ。
その間隙を縫ってきたのが石丸。小池と蓮舫、二つの「保守」に立ち向かう「革新」として、維新の推薦を断り党派性なしで挑んで見えるようなブランディング。
本質的には中川暢三に近く、強い思想はなく選挙に勝つこと自体が目標に見えるけど、ただの泡沫候補に終わらなかったのはYouTubeやTikTokというシステムをうまく利用した点。
「地盤・看板・カバン」のうちSNSだけで「看板・カバン」を賄えるって、考えついてもなかなかできない。というか政治家として実績がある人ほどできない。調整や利害関係を無視してるからこそできる所業。
結果的には党派色も薄く失策も少ない小池が強かった(東京ってなんだかんだ日本で一番恵まれてるんだから現状維持の割合が多いのは当然ちゃ当然なんだけど)けど、インパクトはあった。特に最も数の多い無党派層では石丸が小池を喰ってたからね。
ただこのブームが続くかというとわからない。安芸高田市長を辞任してYouTubeという「晴れ舞台」を失った以上、継続的にアピールしていけるのか。
60代以上は小池の圧勝で、蓮舫もかなり得票しているが、石丸は完全に泡沫候補レベルの得票しかない。明らかに普段接しているメディアの差が出ているだけ。
できれば日本以外のメディアは当たり前にそうしているように、世代だけじゃなくて所得、職業、学歴なども調査してほしいのだけれど。
https://anond.hatelabo.jp/20240610211933
選挙自体は小池百合子が291万票を得てゼロ打ちで当確が出るほどの圧勝。当初4年前の小野泰輔よりも厳しいと予想していた石丸伸二が小池批判票と立共批判票を集めて善戦し165万票獲得で次点。蓮舫は8年前の鳥越俊太郎すら下回り128万票で3位の惨敗。2位にすらなれず無党派層を石丸にとられたどころか、本来の立憲民主党の支持層すら石丸に取られている。蓮舫個人の人望の無さに加え、手下による選挙終盤の小池への野次も自身へのデバフとして効果した。自滅以外の何物でもない。
はっきり言って立憲民主党の執行部を総入れ替えして、市民連合と共産党との協力体制を見直すレベルだが恐らくそうはならないだろう。直近の基礎自治体の選挙や補選での成功体験から抜けられず恐らく同じ失敗を繰り返すだろう。次の選挙でも大敗してまた党が消滅(3回目)するかもしれない。
エクストリーム競技は田母神俊雄が26万票の3.9%で優勝。10年前の半分以下になっておりやはり過去の人感が強い。むしろ公民権停止の喪明けな割には善戦したとも言える。
2位にははてブアノンに大人気の安野貴博が入った。15万票の2.3%なので泡沫候補としては久々の大物とも言える。今回のエクストリーム競技は田母神と安野の後ろに、反ワク医師の内海、おなじみ暇空茜が10万票台入っていてハイレベルな激戦だった。一方でかつての常連桜井高田が前回の半分以下の8万票、タレントの清水国明や最後の大物ドクター中松は1%も取れずに大敗。桜井高田は2年前の下半身スキャンダルが影響したか、あるいは暇空茜に票を吸われたか。エクストリーム競技もいよいよ世代交代が進むと思われる。アディーレ石丸は石丸伸二と間違えられて得票できた可能性大で、次の選挙では1%も取れないだろう。
エクストリーム競技準優勝の安野と3位の内海、4位の暇空茜はそれぞれ15万票と12万票と11万票。次点の石丸はSNSの力と言われがちだが、選対に百戦錬磨の自民党の組織が実質的に入っていて旧来的などぶ板選挙もしている。はてブアノンにやたら持て囃される安野も、はてブアノンから蛇蝎のごとく嫌われる暇空も世間から見たら同レベルの影響力である。
今回もN国が大暴れしたため公職選挙法の改正議論はますます活発化するだろう。おそらくいたちごっこになり、N国が消滅するか立花が選挙違反で公民権停止になるまで続くだろう。エクストリーム競技的にももはや競技を荒らすだけの邪魔な存在なので、次回以降は扱いを検討したい。
今回中松が1%も取れない大敗をした上に、清水国明、後藤輝樹、大和行男、小林弘、AIメイヤーなど「非N国系で伝統的泡沫候補」となりうる候補で得票率1%を超える候補がひとりも出なかった。今後のエクストリーム競技の主役は、安野内海暇空のような「支持者や組織はあるけどインディーズレベル」の下位候補と、今回の田母神や前回の小野のように「知名度や行政経験はあるけど供託金返還に届かない」の上位候補が中心となるだろう。
まずは蓮舫3位転落!
俺の予想は、小池当選は確実として、その半分の得票で2位蓮舫、そのまた半分の得票で3位石丸だったのでびっくらした。
4年後に小池が引退してて石丸が都知事選にまた出たら勝つ可能性は高いな。小池がいい感じの候補に禅譲できなかったら勝ち確じゃない?
しかし、こういう役所や既存マスコミに敵を作って攻撃する、新し目のメディアを使って既存政党に飽き足らない有権者の票を集める候補
……要するにポピュリストって、いざ当選すると喧嘩ばかりしててパフォーマンスを上げられないのはよくあるので不安だ。当選するだけなら上手いやり方なんだろうけど。
泡沫候補は、ひまそらあかねが11万取るとは。せいぜい5万かなと予想してた。本名も顔写真も出していないのに。
大学生と喧嘩し始めた時から興味無くなって追いかけてなかったけど、東京で11万獲得だと参院選の全国区で出たらもしかして当選しちゃう?
投票行っても意味無いと言う増田への反論だけど、俺は今回投票してなかったらこんなに選挙を楽しめなかったな。応援する贔屓のチームがあった方がスポーツ観戦は楽しめるし、千円でも賭けた方がただお馬さんが走っているのを観る以上に競馬は楽しめるのと同じで。
私は、単なる会社員であり、自分と自分の身の回りの人の幸せを一番大切に思っている。それ以外のことは正直どうでもいい。
なので、立候補なぞする気はまったくないし、しようと思ったことは一度たりともない。また、完全な無党派である。
なぜなら、マニフェストとか、理念とか、想いとか、それ以前に、お前に投票しても絶対勝てないだろう、という気持ちになるからだ。
日本の選挙で勝つにはどうしたらよいかを全く理解せずに、当たって砕けている候補者があまりにも多すぎる。
日本の選挙についてすでにわかっていること、あるいはわかってきたこと。
・新自由主義的・自己責任的な価値観が今の日本では多数であり、その前提に沿わない政治家が選挙に勝つことは一部の例外を除いて難しい。
・つまりイデオロギー的にはネオリベラリズムの価値観が薄く広く浸透しており、政治家は自身が政治家であり続けるためには、建前上はその前提に立つ必要がある。
・多くの無党派層の人間は政治には関心がないが、経済と自らのお金の損得には極めて具体的な関心を寄せている。
・政治に関心がない、選挙に行かない人が多いのは、その結果が自らの損得にどう影響するのかを具体的に実感できないことに起因する。
・有権者は自らの損得に関わらない多少の悪に対して、目をつぶることはいとも容易に行う。
・政治家の具体的な実務能力を図る指標は存在しないが、その実務能力は経験や実績によって担保される、と多くの人は考えている。
・特定の世代以上の旧来メディア型の人間は、もはや何を言われても旧来的な政党組織の枠組みでしか投票を行おうとはしない。
・逆に特定の世代以下の人間の多くは、もはや旧来的な政党組織に対して何も信用をしていない。
そのうえで、一人の若者が、自分とその周りの人たちだけの幸せを追い求めるのではなく、都道府県レベルの自治体もしくは日本という国自体を良くしていきたいと考えて、
民主主義という枠組みの中で選挙に勝利し、政治家になることを志した場合に、取るべき手段を考えてみよう。
・イデオロギーとしては、新自由主義の前提に立ち、過度な再分配を控える立場を取るべきである。
・強みは経済にするべきであり、その経済に対する知見や能力を具体的に指し示すビジネスの経歴を有するべきである。
・貧乏でない、子どものいない、病気でない、マイノリティでない、困っていない、そんな人にどんなメリットをもたらすことができるのかを示すべきである。
・小さくても何らかの政治関係の経験を積み、経歴としてアピールことで、抽象的な実務能力を想起させるべきである。
・特定の世代以上の年齢の人が名前を聞いて安心できる政党組織からの後押しを掲げるべきである。
・そのうえで、政党政治とは明確に異なることを指し示し、特定世代以下の年齢の人が既存政治とは異なるという印象を抱くように仕向けるべきである。
だが、それだけでは十分ではない。これはあくまでも投票するときの最後の選択肢に残った場合に、上記であればあるだけ優位なだけであり、
そもそも最後の選択肢に残るかどうか、という点については、上記の要素は全く関係がない。
最後の選択肢に残るためには、最低限でも名前を見て顔が想起できるレベルの知名度が必要で、
さらにいえば政治家や選挙と聞いて顔が想起できるレベルであることが望ましい。
加えて、直感的に投票の選択肢に入れてもいいかなと思えるレベルの好感度が必要となる。
知名度を上げるためには、様々なメディアで有権者に対する情報接点を作り出すことしか方法がなく、
それを意図的に行うとすれば非常に多くのお金がかかることが推測される。
知名度と好感度をトレードオフにすることは基本的には意味がないのでやってはいけない。数多の泡沫候補がそのことを全く理解していない。
重要なのは、知名度であり、知名度は極端な話を言えば金で買えるものである。
新自由主義は多くの富める者を生み出した。
その中には、もはやどう放蕩しても使い切れない金を持ちながら、日本という国の未来に対して、何らかの政治的な働きかけを行いたいと考える者がいるかもしれない。
そういう人を探し出し、実際に会い、話し、説得し、協力を取り付け、金を引き出すことができるならば。動かした金で知名度を引き上げる手段はいくらでもあるだろう。
公開討論に呼ばれない50人の泡沫候補についてはどう思うの?
小池百合子 300万
〜〜当選の壁〜〜
蓮舫 150万
石丸伸二 70万
田母神俊雄 55万
〜〜知名度の壁〜〜
桜井誠 15万
安野貴博 10万
清水国明 8万
〜〜泡沫・蠱毒の壁〜〜
ひまそらあかね 8万
ドクター・中松 5万
内海聡 2万
小池は前回2020年の都知事選では366万票で84万票の2位の宇都宮健児に圧勝。まあ今回も得票率が50%以上でゼロ打ちで勝つだろう。
蓮舫は近年得票率が落ちてきているとはいえ、反小池の受け皿として、知名度的にも宇都宮陣営よりは上に行くだろう。が、結局小池とはダブルスコアくらいの大差は付きかねない。小池の二期目という強みに、反蓮舫は強いし、そもそも蓮舫自体が「反小池なだけ」でマスコミを通じて見えてくる政策が「それって都知事選の論点?」みたいなボケた事しか出てない。党派性的に蓮舫を押す人も多いだろうが、そういったものに縁遠い無党派層からしたら、「この人に都知事やらせて大丈夫?」と思わざるをえないのではないだろうか。であれば、石丸に期待する層が多いだろう。とはいえ、石丸は反小池・反蓮舫の受け皿になっているが、「なんでこの人が都知事?」感が否めない。批判的言動が多い事もあり、小蓮舫状態なのも気になる。
田母神は2014年に61万票を獲得しており、反小池のミソジニーを拗らせた保守の受け皿になるかもしれないが、無党派層をどこまで取り込めるは厳しいだろう。若さもあり、無党派層としては「色のついてない」石丸の方が有利だ。
以下、論じ甲斐がありそうなのが、櫻井、安野、清水、ドクター中松、ひまそら、内海。
櫻井は前前回11万票、前回は約18万票を獲得しているが、近年は話題にすらならないし、個人的にも正直存在を忘れていたというか「まだ政治活動やってんのね」くらいの印象しかない。右派は櫻井に入れるくらいなら、田母神に入れるだろう。
安野は未知数。ただざっと見、政策は無難だし、いい意味で政治色も付いていない。個人的には期待しており伸びてほしいが、何処まで闘えるかはわからない。が、タレント候補の清水国明には勝って欲しい。
ドクター中松がもはや古き良き「泡沫候補」になってしまった令和の都知事選。おそらく彼が出馬できるのもこれが最後だろう。2014年は6.4万票を獲得しているが、面白半分で入れる候補が増えたので、以前ほどは獲得できないのでは。
問題はひまそらだ。もはや忘れている人も多いだろうが、2014年には家入一真(今何やってんだこの人)が「インターネッ党」を立ち上げて、気炎を吐いていた。8.8万票と4位の田母神61万票には大差は付いているものの、5位の得票数だ。「ネット世論」の影響力を見る上で、10年前になるかといえば微妙だし、家入ほどの知名度・能力があるかと言われると微妙で8万としたが、正直未知数。
といいつつ、桜井、安野、ひまそらならネット右派には桜井に一日の長があるとはいえ、今はひまそらの方が勢いはある。堅実で無難な安野のよりも、暇アノンと呼ばれる程に熱烈な信者を持つひまそらの方が、ヘタをすれば桜井を超えるのかもしれない。考えたくもないが。しかし所詮インターネットというコップの中の嵐でしかなく、現実的にどこまで闘えるかというと、かなり厳しい気もする。
14年、16年、20年を見ると、5万票前後が分かれ目で、あとはドングリの背比べで1、2万の票を争う形だが、さすがに内海は2万いくいかどうかだと思いたい。前回は後藤輝樹が2.2万票とってるので、反ワク界隈もそれくらいあるのかもしれない。
何が怖いって、おそらく数万票しか取れない泡沫候補であるにも関わらず、マジで当選できると思っていること。
相手にされていないことを、何らかの勢力による妨害工作だと思っていること。
蓮舫に公開討論会を「Xで」申し込んで、それに応えないと「逃げた」とか言い出すこと。
泡沫候補に「Xで」公開討論会を申し込まれても、そもそも気付かないだろう。
気付いたとしても、今の色物揃いの都知事選の泡沫候補と討論会なんてやるわけがない。一度引き受けたら、他の色物泡沫候補達も、知名度を上げるために討論会を申し込んでくるだろう。
彼のやってきたことは、賛否はあれど、評価されてしかるべきことも多くあると思う。
でも、影響力という点では、「一市民が頑張っている」という程度。
Xで起きていることが世界のすべての彼らには分からないのかも知れないけど、日本にはXをやっていない人の方が多い。
彼の名前なんて、知っている人を探す方が難しい。
そして、彼と彼の信者は、それが何らかの勢力による妨害があったため、と騒ぎ出すだろう。
オウム真理教が狂っていったきっかけのひとつも、こんな感じだった。
教団内でエコーチェンバー効果で自分たちが選挙に勝てると信じ込み、
その結果はご存じの通り。
さすがに彼らとオウム真理教を同一視する気はないけど、
他の意見を全く聞くことができない彼らが、