はてなキーワード: 棋譜とは
優しいからもう一度言ってあげるか
・AIの手が覚えられなかったことが敗因だと解説されるタイトル挑戦者がいる←こういうのを見て「理解」してるってほんとか?と思うわけ
・プロ棋士でも逆転に気付けないのに、素人がAI評価値で逆転に気付ける(対局者の片方は気づいてる)←片方は見えてんじゃん。プロ棋士一般が見えてないだけで。ほんで素人がAIによって片方と同じ視点に、いやもっと高くに立つわけ
・トップクラスのAI開発者が(一方的な言いがかりに近いが)連盟にイラついて、公開方法が変わりつつある→魅力的な(単に強いだけじゃなくて指摘してくれた魅力も含む)AIが連盟以外の配信者に独占的に配布される可能性がゼロではない。実際、配信のために1000万費やしてるやつがいるんだろ? ほんとかわかんねーが、そいつなら最強のAIのために単独スポンサーになりうるんじゃねーの?
・連盟の関与しない配信で魅力的なAIを用いた速報がなされても法的に争えない可能性がある→将棋で放映権モデルは使えない?
・棋譜利用権の独占的な許可ができないのであれば、収入減、さらにはメディアスポンサーが離れる可能性が生じる
・実際、評価値だけを追うやつがたくさんいるのは知ってんだろ?
あと定跡研究について、それがAIによって進んだことは理解できてんじゃん。
おれが示してんのはさ、強いってのが一番わかりやすいだろうからそう言ってたんだが、それに限らず付加的な魅力のあるAIが出てくるときに、研究にそれを利用できる棋士とできない棋士も出てくる(すでにPCのスペック等で格差はある)のは問題ちゃうんか?って話でもあるのよ
それがAIの無償公開の時代の終わりを感じる中でわだかまってきたわけ
だからAIとうまくやってくってのは新しいAIを作るとかだけじゃなくて、そもそもAIの独占的/非独占的公開の問題とか、棋譜の独占的利用とか、そういう問題になってくるわけ
いやおれもどうしたらいいのかわからんけどね
最後のおまえが心配することじゃねーってのはそれはそうだがな。もちろん別に連盟に届くとも思ってないが、思ってることを書いたらダメなのか?
渡辺明も「AIの評価値が何故高いのかを理解しないと指せない」とか「一手でも外れれば無意味になるんだから丸暗記は無理」とか「あえて悪い手を指して研究を外すこともある」とか説明してるだろ。
それこそAI登場前から「定跡」は存在していたわけで、AI登場によってその定跡の更新速度がクソ速くなってトップ棋士でさえ付いていけなくなってはいるが、別に定跡そのものの役割は変わってないんだよ。
「この手は見えませんね」っていうのはつまり「人間には指せない手なので無視してOKですね」という話で、おまえが言ってるのとは逆だよ。
この評価値は参考にならないですよ、AIが言うほど差はついてないですよ、だから評価値だけ見て一喜一憂すんなよ、と言ってるわけ。
人間離れしためちゃくちゃ強いAIの評価値があったとしたら、それは逆に参考にならないんだよ。
「人間にとっての指しやすさを数値化する」とか「その棋士の棋譜だけを学習させたAIで次の手を予想する」とか面白い話をしてたけど、
だから単に強力な将棋AIを作るんじゃなくて、そうやって人間に合わせてチューニングしたAIっていうのが、「AIとどううまく付きあっていくか」の回答になるんだろう。
将棋の強い人というか、将棋のAIの通りに指せるか訓練してる人なわけでしょ?
ほんで将棋を見てる人は、棋士がAIの手をマネできるかどうかを見てるわけでしょ?
それなのに強いAIが手に入らなくなったらまずいんじゃないの?
たとえばさ、公式では弱いAIしか表示できないのに、YouTubeとかTwitterで強いAIで正確な形勢が表示されてたらさ、そっち見るわけでしょ?
公式よりもっと正確で、分かりやすくて、おもしろくて、アクセスしやすい情報があるならそっち行くでしょ
こないだの判決で公式以外が棋譜中継するのが違法なのかどうかも怪しくなっちゃったし
連盟はどうすんの?
規約でしばろうとしても入会すんのめんどくさいし、結果だけ聞かされてもつまらんだけよ?
「なるほど棋譜は著作物だ」と思ったのは山口恵梨子・女流二段が以下のようにワイドショーで語っているのを聞いたとき。
将棋って、けっこう強くなるにつれて、見えてくる世界が変わってくるんですよ。
私たちこれ物語みたいにけっこう見えていて、その自分の作ってるストーリーと相手の作ってるストーリーをつなぎ合わせて一つの本にするみたいな感じのイメージです。
なので強い人が見えてる世界と私とかが見えてる世界と将棋知らない人が見えてる世界は全然別のものが見えてるんですよ、木なんですけど、ただの。
棋は対話なり。二人の棋士が死力を尽くして一つの物語を紡いでいる。その結果として残る棋譜が著作物でなかったらなんなのか。
第4回ABEMAトーナメント チーム稲葉VSチーム斎藤の最終戦は久保九段と都成七段の熱戦。
観た人すべてが感動すると言われる一局でした。
都成七段が投了したとき、その心情が痛いほど伝わり、勝者も敗者も解説も聞き手も視聴者も、誰も声を上げることができませんでした。
試合後のインタビューで勝った久保九段は以下のように語りました。
一生懸命やってるんだぞっていうのが
その点では良かったかなと
棋士が命を賭けて残す棋譜。それが著作物でないとしたらなんなのか。
棋譜は著作物でないが、「日本語という普遍的な文字を並べたもの」や「普及しているキャンパスに一般に販売されている油絵の具をのせたもの」を著作物として保護するのはどうしてなのか。
一手、一手、たとえば初手7六歩を著作権で保護してはいけないけど、それらが連なった一局は、棋士が命を賭けて紡いだ物語であり、著作権で保護すべきと考えています。
先週(2024-01-07)の棋譜
赤:益子和里@栃木59 緑:福田史香@福岡59 白:福手達晴@岐阜47 青:正城祐亮@大阪23
青13
赤 8 白 3 青12 白18 白 × 緑11 青14 赤22
青23 赤24 白20 青15 緑25 緑 × 白16 スルー
青 6 白 1 青 2 赤10 白 5 青 4
青 9 > 24
白24 赤 7 赤19 赤17 緑21
+--+--+--+--+--+
白 | 青 | 青 | 青 | 白 |
白 | 赤 | 青 | 青 | 白 |
白 | 赤 | 赤 | 赤 | 白 |
白 | 赤 | 赤 | 赤 | 白 |
緑 | 緑 | 緑 | 緑 | 緑 |
赤: 7枚 ○ 7 × 0
緑: 5枚 ○ 3 × 1
白: 8枚 ○ 7 × 1
青: 5枚 ○ 9 × 0
https://anond.hatelabo.jp/20240107142339
赤:峯智41@福岡 4.16 緑:五島俊太朗38@神奈川 6.18 白:野村毅43@京都 4.9 青:渡邊一美52@岡山 11.5
緑13
白18 緑23 白12 白 × 青11 緑 6 赤 × 緑16
青 1 緑21 青14 青22 青24 白 7 赤 × 白17
青 2 緑25 白 8 白20 青 3 スルー 白 × 緑15
緑19 > 1
青 × 赤 1 赤 4 赤 5 白10 赤 9
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赤 | 赤 | 赤 | 赤 | 赤 |
緑 | 青 | 青 | 赤 | 白 |
緑 | 緑 | 緑 | 緑 | 緑 |
緑 | 緑 | 緑 | 緑 | 緑 |
緑 | 緑 | 緑 | 緑 | 緑 |
赤: 6枚 ○ 4 × 2
緑: 16枚 ○ 8 × 0
白: 1枚 ○ 7 × 2
青: 2枚 ○ 7 × 1
赤:熊谷直紀@東京22 10.8 緑:山下三奈@福井55 10.22 白:渡邊一美@岡山52 11.5 青:渡辺萌香@東京25 11.19
緑13
赤12 白11 緑18 白14 青23 赤10 緑 8 緑16
白21 赤22 赤 3 白15 緑 × 白 5 青 9 青17
青19 青 7 白 6 緑 1 スルー 赤 × 白 ×
緑25 > 21
赤 2 白21 青 4 赤 × スルー 白24 赤20
+--+--+--+--+--+
緑 | 赤 | 赤 | 青 | 白 |
白 | 赤 | 赤 | 青 | 白 |
白 | 白 | 白 | 赤 | 白 |
白 | 白 | 白 | 緑 | 赤 |
白 | 白 | 白 | 白 | 緑 |
赤: 6枚 ○ 6 × 2
緑: 3枚 ○ 6 × 1
白: 14枚 ○ 8 × 1
青: 2枚 ○ 6 × 0
赤:加藤真27 加藤研25@神奈川 緑:馬塚郁夫54 伊沢成美52@静岡 白:宮崎勇利25 宮崎光稀23@埼玉 青:荒瀬弘毅45 荒瀬竜馬43@群馬
赤13
白 8 白18 赤 3 白 × 赤23 緑14 緑12 白11
赤10 白15 青 5 白 4 赤20 緑19 青25 赤 6
青 2 赤16 赤 9 白 1 白 ×
赤 7 > 15
緑17 青21 緑24 青22 緑 × 赤15
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白 | 青 | 青 | 青 | 青 |
赤 | 赤 | 赤 | 青 | 青 |
赤 | 赤 | 赤 | 赤 | 赤 |
赤 | 青 | 青 | 緑 | 青 |
青 | 青 | 青 | 青 | 青 |
赤: 9枚 ○ 10 × 0
緑: 1枚 o ○ 5 × 1
白: 1枚 ○ 6 × 2
青: 14枚 ○ 5 × 0
赤:沼田帆大@大阪29 緑:黒川千絵乃@東京22 白:田辺幸太郎@神奈川27 青:渡辺萌香@東京25
白13
緑 8 白 3 白12 赤11 白16 青21 青 6 赤14
白15 白 1 赤 2 白 7 赤 × 青 9 白 5 青10
緑 4 緑 × 赤17 青23 白22 青 × 白 × 緑 ×
青18 > 1
赤20 緑 × 赤19 白25 緑24 青 × 緑 × 赤 1
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赤 | 赤 | 白 | 緑 | 白 |
青 | 赤 | 赤 | 緑 | 青 |
青 | 青 | 赤 | 緑 | 白 |
青 | 青 | 青 | 緑 | 白 |
青 | 白 | 青 | 緑 | 白 |
赤: 5枚 ○ 7 × 1
緑: 5枚 o ○ 3 × 4
白: 6枚 ○ 10 × 1
青: 9枚 ○ 6 × 2
赤:竹下香寿美53 竹下美伊24@大阪 緑:岡田仁59@三重 岡田理紗子22@愛知 白:大塚律子58@長崎 大塚圭剛30@大阪 青:小川節子74@東京 勝間田貴子45@神奈川
緑13
白 8 白18 青23 青 3 緑12 緑14 白15 赤16
白11 赤 × 青 6 青21 緑22 緑10 赤 5 緑20
白 × 緑 × 青 × 赤25 白17 白 7 青 9
赤 2 > 21
青21 緑 1 青24 赤 4 緑19
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緑 | 赤 | 赤 | 赤 | 赤 |
青 | 緑 | 赤 | 赤 | 赤 |
青 | 青 | 緑 | 赤 | 赤 |
青 | 青 | 青 | 緑 | 赤 |
青 | 青 | 青 | 青 | 赤 |
赤: 11枚 ○ 5 × 1
緑: 4枚 ○ 8 × 1
白: 0枚 ○ 6 × 1
青: 10枚 ○ 7 × 1
赤:疋嶋正明・疋嶋美展@兵庫 緑:前田将朗・前田早希@東京 白:小川勝也・小川由佳@福岡 青:熊井朋之・熊井もも@東京
赤13
白 8 緑 3 白 × 赤14 青15 緑18 青12 青23
緑20 緑11 白25 赤 6 青10 青 2 白 5 緑 1
緑 × 白22 白24 白 × 赤 4 青16 白 ×
赤19 > 1
青 1 青17 青 9 青 × 白 7 白21
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青 | 緑 | 緑 | 赤 | 白 |
青 | 白 | 白 | 白 | 白 |
青 | 白 | 白 | 白 | 白 |
青 | 白 | 白 | 白 | 白 |
白 | 白 | 白 | 白 | 白 |
赤: 1枚 ○ 5 × 0
緑: 2枚 ○ 5 × 1
白: 18枚 ○ 7 × 3
青: 4枚 ○ 9 × 1
もしひとたび海外移籍となれば、野球やサッカーのようなメジャースポーツでもない囲碁であれば一昔前なら新聞やテレビの気まぐれな報道で追うことしかできなかったことだろう。
しかしネット時代のおかげでかなり簡単に海外の情報を追うことができるし、むしろ日本時代より詳細に追うことができるかもしれない
韓国公式の囲碁チャンネルで、仲邑菫は韓国でも人気が高い棋士なので韓国棋士と仲邑菫の対局があるときはかなり優先的に放送されてきた
https://youtu.be/qJ9Wvbrj9gI?t=2363
今後もここを見てれば仲邑菫の対局を普通に追うことができる
仲邑菫の韓国語表記は「나카무라 스미레」らしいので、これをコピペすれば韓国語で書かれた情報でも追うことができるだろう
仲邑菫のライブ対局がある時は日本人向けにローカライズしてリアルタイム応援放送をしている
https://www.youtube.com/watch?v=n_QSb_GYfxM
仲邑菫の移籍をニュース報道より先に一番最初に耳にしたのもこのチャンネルだったので、JKGOおじさんを見ていれば最新の仲邑菫情報を一通りキャッチアップできる
国内外含めて囲碁界の情報はこの人をフォローしておけばOKというくらい日本棋院公式より棋戦の情報が充実している
棋士ですら自分の棋戦のスケジュールをこの人をアテにしているとか
https://twitter.com/yoshiro_kaba/status/1718749243794669617
仲邑菫の戦績を網羅している
井山曲線を追いかけるチャートの推移に注目していきたい(ページ下部)
https://gorisenri.livedoor.blog/archives/nakamura-sumire-all.html
2月までは残された対局を行い、女流棋聖戦の防衛戦が最後となるらしい。
勝っても負けてもタイトルは返上となるが、最後にタイトルを奪われてサヨナラはカッコ悪いのでどうせなら勝って有終の美を飾ってもらいたいものである。
挑戦者となる本命はアジア大会にも出場していた上野姉妹、藤沢里菜。
次点で牛栄子、元祖女流グランドスラムの謝依旻。大穴でルックスに評判のある稲葉かりんに期待したい。
11月2日には女流名人リーグが開幕し、久々に日本での対局となる。
NHK杯の聞き手を務める星合志保と対決する。(追記:https://i.imgur.com/P0253fj.jpg)
角換わり腰掛け銀木村定跡は角換わり腰掛け銀を一度終わらせ、そして半世紀にもおよぶ角換わり腰掛け銀の発展を方向づけた歴史的な定跡である。
発見者は実力制名人黎明期において圧倒的な実力を誇った"常勝名人"木村義雄十四世名人。
その木村が40代を迎えて、棋士人生の下り坂に差し掛かった頃である。自身を脅かす有力な若手などそうはいない。しかし次代のトップ棋士達は確実に頭角を表してきた。関東の塚田正夫。そして関西の升田幸三、大山康晴。木村が第6期名人戦で塚田正夫に痛恨の敗北を喫したあとに完成させた定跡だそうだ。西暦にして1947年ごろか。
そもそも角換わり腰掛け銀とは、お互いに大駒である角を持ち合い、準備万端の攻撃態勢を築きガンを付け合った後、相手が死ぬまでボッコボコに殴り合うという戦法である(個人の見解です)。
その過激な思想がウケたのか当時流行最先端の戦法になっていた。もちろん名人戦でも指される。そして木村は名人を失冠した。再起を賭けて死に物狂いで研究したであろう木村が編み出したのが、先手必勝の角換わり腰掛け銀木村定跡である。角換わり腰掛け銀で同型(▲5八金▲2八飛の形)のまま進行し、▲8八玉△2二玉と互いに玉を囲い合うと、後手は何をどう最善を尽くしても絶対に負ける。
すでに新聞棋戦全盛の時代だ。必勝定跡を隠す手立てはなく、指せば先手が勝つと分かった木村定跡はすぐにプロの将棋から消えた。当たり前の話である。なので角換わり腰掛け銀は以後、木村定跡を避けて逆に攻勢に出たい後手とそれに対応する先手、という図式になる。▲8八玉△2二玉と進めば負けるのだから、▲8八玉の後に後手が攻めたらどうなる?どうも先手悪いようだ。ならその前に先手が攻めたらどうなる(升田流)?半世紀にわたる未解決問題は富岡流によって解決された。やはり先手必勝だ。後手はもっと前に変化しないといけない。あるいは!同型のまま進行するのがダメなら、序盤で後手から角交換したらどうだ(後手番一手損角換わり)?▲8八玉△2二玉の時点で同型にならず、後手有望かもしれない!先手がそもそも腰掛け銀を回避してくるところが辛いけどね。
ゾルトラークは広く流行し誰でも使える基本的な魔法になったそうだ。この点は将棋界と違うね。必勝戦法は必勝なのだから誰も指さなくなる。いわゆる×新手一生○新手一勝だ。しかし知らなければ落とし穴に嵌る。将棋界におけるゾルトラークは大なり小なりそういうものだ。決して表舞台には表れないが、水面下では激しい研究合戦が繰り広げられている。そこに織り込まれていく。
2023年現在で角換わり腰掛け銀同型といえば▲4八金▲2一飛の形である。木村定跡はもちろんだが、▲5八金▲2八飛の角換わり腰掛け銀自体がAIにより不安定な形と評価され、指されなくなった。イマドキの奨励会員は木村定跡を知らないかもしれない。AIもプロも指さないからね。将棋AIはとうの昔に、人間の棋譜を読むような非効率な学習を行っていない。ゾルトラークとして水面下で棋士の常識であったはずの木村定跡は、今では本当にただの廃れた定跡なのかもしれない。