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はてなキーワード: 庵野秀明とは

2023-12-27

ワンピースの作者は世代的に宮崎駿庵野秀明の影響を受けていないわけがないので、最終的には物語構造にその影響が出ると思う。

要は風の谷のナウシカふしぎの海のナディアエヴァンゲリオンの流れで、終末思想SF志向物語バックグラウンドに潜んでいるはず。

そうすると、ワンピース世界は「大規模な気候変動により一度滅びかけた世界で、一部支配者層は月に移住文明を築いた。一方、捨てられた星の上では過酷環境を生き延びるために巨人や魚人など、人間が多様な生体に進化した。やがて月の文明戦争で滅びを迎えそうになり、旧支配者層は再び星に戻って人間支配した。」みたいな話の上に成り立っていると予想。

2023-12-23

マイゴジが米国で大ヒットした理由アジア人が最下層であるから

シンゴジラをGMKで割ったような陳腐邦画

アメリカで大ヒットしているらしい。

自分も一応視聴したが安っぽい映画だなと思った。

それでも見所は少なからずある。と言っても猛追してくるゴジラに機銃で挑む場面と高雄砲撃する合計10分に満たない一部分ぐらいしかない。大体映画構成シーケンス上記二作からパクっても換骨奪胎できずまたこの展開かと見てて眠くなってくる。

結論から言うと、高雄が近接で誘爆しても爆風で主人公らの髪すら逆巻かない低予算ロークオリティ映画である。そのぐらい送風機で飛ばせよと述べるしかない。さらに夏の終戦期間によくありそうな戦争ドラマプラスした糞脚本しろ電車内でゴジラに襲撃された浜辺美波SASUKE選手ばりの膂力でぶら下がりコンクリート並の硬度になる高さから海水に落下して無傷だったり、あらゆるところがお粗末で、敗戦した日本さら絶望さらに底に叩き込まれるという話のコンセプトから感情脱線しており作品の肝である緊張感の一抹すら感じられない仕上がりだった。

では何故天下のハリウッドでこんなチープな作品が大ウケしたのか?

ネットを定点観察するとおおよそ二論に分別されていた。

ハリウッドポリコレ映画に飽いたアメリカ人には単純な怪獣パニック映画が刺さったか

戦争トラウマを持った主人公というランボー擬きの設定が刺さった

なるほどどちらも頷けそうな凡論である自分はどちらも否定したい。

そしてタイトルの主張に移るが、マイゴジがアメリカ人(主に白人)の心を掴んだ要因は、マイゴジが特段ストレス無く人間スプラッターできる映像が見られるからというのが今回の主張である

そもそもゴジラとはなんなのか?

被爆である日本原産の作品であると思われがちではあるが、ゴジラはどちらの意味でもアメリカ起源である

ゴジラ監督した本多猪四郎満州帰りの日本兵だった。226事件の反乱部隊にいた本田は東條率いる統制派皇道派賊徒名目で一掃した後、クーデターに与した反乱部隊兵卒を全て満州飛ばして島送りにした。事実上死刑宣告であった。それでも過酷戦争経験を経て中国軍捕虜となった本田は程なくして映画監督となった。

本田従軍していたという証拠は初代ゴジラ描写として警察官死体の足を踏んで拳銃を確保するなどの戦争経験がない人間以外には当時では発想できないであろうディティーから見受けられる。

初代ゴジラの根幹は反核反戦であると巷に言わているが、実態上意下達絶対する日本軍の将校に命に渋々従っただけで満州に飛ばされ死の淵に誘われた本田憎悪を込めた日本人と国家への復讐作品であった。

本田憎悪を具現化したゴジラ国会議事堂を粉砕し永田町を焼き払い日本人を火炎放射で再度炭にして、オキシジェンデストロイヤーとご都合な兵器ゴジラを白骨化させ目出目出度とする便利なステーリングゴジラ二面性を浮き上がらせる。

ゴジラは観客の破壊衝動の加害欲の受け皿であり同時に被害者的な意識を発露させて高邁な思想にもシフトできる全く便利な投影生物であった。

この事から本土決戦を叫んでいた日本帝国からあっさり属国に成り下がった戦中派日本庶民は自らが英霊となった者たちを裏切った事への罪悪から焼き殺されるマゾヒズム的な自罰快感戦争遂行を断念した責を政治家政治中央転嫁して他罰できる作品として本田思想とは裏腹に国民感情を射抜かれ初代ゴジラは大ヒット作品となったのである

このステーリングシンゴジラでも受け継がれており、タカ派オタク庵野秀明ゴジラ反日的作品から東日本大震災戦犯として民主党閣僚菅直人らをレーザービーム天誅を下し殺害米軍と共同し巨大生物の如く進化を遂げた軍事大国中国メタファーであるゴジラオキシジェンデストロイヤー的なデウスマキナで倒す火葬戦記的な愛国作品コンバートしてはたまたシンゴジラは大ヒットした。

シンゴジラエンディングゴジラの火炎放射で東京一帯を燃やし尽くすところまでであり無類の戦争オタクである庵野のタバ作戦でAH-64Dやら90式やらの兵器群で攻撃を仕掛けるが核武装国の中国メタファーであるゴジラには全く通用せず火炎放射(核攻撃)で東京を逆に更地にされるリアリティ庵野脳内シミュレーションで前半は幕を閉じた。後は電車特攻を仕掛けというあまりにも荒唐無稽な展開が続く。これはあくまコンテンツである"作品"としての体面を保つためであろう。

このようにゴジラとは自罰他罰生物であり絶妙に使い分ける事で作品としての玄妙さが出る。

アメリカ人に大ウケしたのはアメリカ人として自罰感情ラインが欠落し他罰ライン感情を射抜かれ特にポリコレらの罪悪感情ハードルに足が掛から日本人が虐殺されるスプラッター安心して楽しむことができるからであるシンゴジラと違いマイゴジには米兵死ぬシーンがないのも興行に影響したであろう。作中で浜辺美波が仮に黒人女だとしたらリベラルは悲しむだろうし共和党支持者は黒人女なぞ出すなと怒り狂うに違いない。こういった心理的ストレスパブロフの犬の如く視聴者に影響し鑑賞への妨げとなるがマイゴジではストレスフリーだったに違いない。

アメリカゴジラ作品では体面での反戦反核の要素が極端に低い。

ギャレゴジではビキニ環礁水爆実験からまれアメリカの罪の生物ゴジラから自然発生した恐竜となって一応のモチーフが崩れていたし、その後の米ゴジラ作品では当たり前ように核攻撃がなされる。

自罰ラインを抜いたら単なるスプラッターポルノであり山崎アメリカ人(白人)の特性を見抜いて逆算的に作品製造していたらまさに白眉しか言いようがないであろう。

ポリコレとはあくま白人黒人での適用内でありアメリカではアジア人特に日系人価値が低い人種として見なされていたとこの作品を通じて偶発的に警鐘されているとしか思えないのである

過去アメリカに起きた2021年アトランタ連続8人銃撃事件でも報道したのはCNNでもなく第一報を報道したのはFOXニュースだけであった。BLMの運動に見られるリベラル激情特にアジア人には注がれていないようである

ウクライナに続いて台湾有事などのキナ臭い戦争ネタが続くが、果たしてアメリカウクライナのごとく軍事支援できるか日本攻撃されても防衛し貫徹できるか。してそれを貫けるのだろうかと合衆国憲法にもある万民平等果たして存在するだろうかと頭を擡げざる負えない。

ゴジラなどという自罰他罰も全て受け止めてくれる都合の良い生命体は現実には存在しないのだから

2023-11-25

庵野秀明ってオタクじゃなくない?

最近アニメ見てなさそうやん

2023-11-14

anond:20231113211455

年齢ばっかり言われるのは歳の差自体相手がまだ10代で中学生の時から知り合ってるってのもあるけれど

相手の女に何も中身がないからじゃないかと思う

本当に年齢「だけ」っていうか…同じ19歳でも仮に芦田愛菜だったら世間の反応は全然違ったでしょ。

おそらく結局年の差婚相手が単体で知名度のある有名人か、いっそ完全に一般人だったら別にいいんだけど、

業界人それも単体ではほぼ無名相手だとまさに若い身体と金や名声の等価交換って感じがして気持ち悪くなるんだと思う。

例えば安室奈美恵も僅か20歳で15歳年上の出来婚してたけれどあんまり気持ち悪いとかは言われなかった記憶

あれは時代もあると思うけど、何よりも彼女自身の人気と圧倒的な存在感があってSAMより全然格上の雰囲気があったからだと思う。

まぁ結局離婚したんだけど、その後も活動を続けて人気を保ってた事もあって年の差婚故の失敗みたいにはあんまり語られない。

芸能人じゃないけど有名人年の差婚で割と気持ち悪いと思ったのはうすた京介だったな。

漫画家崩れの若い女と結婚して私生活ネット晒した事で

それまでは才能があってそこそこイケメンハイセンス漫画家みたいなイメージがあったのがあの結婚で一気にキモイメージに。

あれも相手の女は一応ジャンプで連載してたけど本当に中身の無い虚無漫画だったので

うすたの威光で連載を勝ち取ったのかとか言われてた。本当に中身が何も無くて、顔と若さだけなんだよね…。

一方例えば庵野秀明安野モヨコなんかは結構な年の差があるけれど、安野モヨコの方は結婚よりもずっと前から漫画家として有名でドラマ化もされてるから

若さを金で買った的なキモイメージ特にない。

そういう感覚なんじゃないかと思う。

2023-11-08

ゼルダ実写映画 この監督にすればメチャクチャにしてくれるはず!!

山崎貴 映画最後現実に帰れと説教してくれるはず!!

押井守 いつもの虚構現実テーマにしつつ、ゼルダ姫は実在しなかったという映画にしてくれるはず!!

新海誠 リンクゼルダ姫が入れ替わっていろいろしてくれるはず!!

細田守 映像ものすごいけどシナリオが良くないと叩かれてくれるはず!!

宮崎駿 実写よりアニメの方が上だ!!と劇場アニメを作ってくれるはず!!タイトルは「ぜるだ姫」のはず!!題字は鈴木敏夫が達筆で書いてくれるはず!!

庵野秀明 タイトルはシン・ゼルダの伝説のはず!!いろいろとこだわりまくったわりにはショボいCGリンクが大活躍するはず!!

2023-10-25

anond:20231024235209

映像がしっくりくる。

キャラクターの動かし方だけじゃなくて、人物風景を撮る視点・構図が良い気がする。

庵野秀明カメラ位置をクソほどこだわるのもわかる。

3Dになって表現の幅が豊かになってるから陳腐に見えるのもわかる。

カメラグリングリン動かした時より、静かなシーンの方がいい。

紅の豚いいよ。

anond:20231024235209

宮崎駿とか庵野秀明のシンナントカとか。

ディティールは素晴らしいけど、ストーリーとか全体的な完成度はイマイチって感じだね。

2023-10-15

anond:20231013133845

どこの国の言語にも似てない語句を作ると

発音しにくいうえに覚えてもらいにくい罠

ひとつだけ例を挙げると

庵野秀明20代のころ関わった

架空地球での宇宙開発舞台にしたアニメがあってだな

登場人物名前地名商品固有名もいっさい既存言語に似てない

そのため西洋風っぽくも東洋風っぽくも思えて統一感がない

さらに「劇中での外国語」は、でたらめな語句をつくってそれを外国人に読ませる

(まったく日本語発音にならないし特定外国でもない)という試みをして

内容も大傑作なのだがすごく売れなかった…

2023-10-13

「ヒット作の続編はカッコ悪い」ってプライドは完全になくなったんだなぁ

ドラゴンボーイの完全新作「ドラゴンボーイDAIMA」が発表されてため息が出た。

「改」も「超」もいかがなものかと思っていたけど、今回は鳥山明ががっつり関わっているらしい。

もうヒット作の続編を作るのはカッコ悪いっていうクリエイタープライドって完全になくなったんだなぁ。

しろヒット作が出たらひたすらシリーズ化して、関係ない漫画家スピンオフまで描かせてしゃぶり尽くす。

映画マーベルみたいなひたすら続編をやるみたいなものばっかりになったしなぁ。

ここ10年でコンテンツビジネスが一気にそんな感じになっちゃった

もう新しいものを作る意気込みもないし、みんな金儲けのためにやっているんだね。

じゃあコンテンツなんてやるより太陽光投資でもしたら?って思うんだけど。

続編はダサいってプライドがあるからスタジオジブリは一切続編をやらないしあの庵野秀明にすら許可していない。

小説だけど日本出版史上で最後ミリオンセラーになった「もしドラ」の岩崎夏海は「続編を書いたら終わり」って言っている。

もしドラ」が15年くらい前の本だから、そのころはやっぱりそういう感覚あったよね。

もうこの10年で完全に変わっちゃったんだなぁ。

2023-10-10

新海誠の好きなところと微妙なところについて書く

あんまり映画を観る方じゃないけれどね。

ほしのこえ

記憶は定かではないが、おそらくこれが最初に見た新海アニメ

大学在学中はSFに飢えていて、「AKIRA」とか「エヴァンゲリオン」とかを観ていたのだけれど、「ラーゼフォン」にはハマることができなかった。問題は長さなのではないかと思い、26話も見る必要のない映画を手に取った。

この作品が好きだったのは、クラークイーガンが好きだった自分が求めている、別の惑星風景描写があったことだ。僕が映像作品評価するのは、どれくらい思いがけない風景を見せてくれるかだ。火星の大地や、木星イオあいだにかかる雷の橋が美しかった。ヒロインから携帯メールにも確かクラークへの言及があった。

また、日常の美しさを切り取った言葉を、詩のようにつなげていくアニメを見たのは初めてで、そこも新鮮だった。

敵方宇宙人が、鏡像となって話しかけてくるところなど、露骨エヴァの影響を受けているし、詩的な文章村上春樹フォロワーに過ぎないと感じはしたものの、この監督作品もっと見てみたいと感じた。

「僕と彼女の猫」は忘れてしまった。珍しく自分好意を寄せている女性視点失恋の話だった気がする。

雲のむこう、約束の場所

僕が好きな要素がとにかく詰まっていた。架空歴史知的早熟だけれども情緒的には年相応の少年少女、そして天にそびえる真っ直ぐな塔。東京からも見える北海道メガストラクチャーという、自分想像力はるかに超えた世界を見ることができた。

もちろん、欠点もあった。ヒロイン・佐由理を救うか世界を救うか決断を迫られる主人公・浩紀は、セカイ系典型例に感じられて冷めてしまったし、あと、これは前にも書いたのだけれど主人公のやっていることはテロリズム肯定だ。

テロ組織名前も、北海道を手に入れるためなのにアイヌ解放戦線じゃなくて、サハリン樺太先住民族ウィルタ解放戦線だ。ヒロイン祖父名前キノエはアイヌ系の名前だが、そこには一切触れられないし、朝鮮半島のように南北に別れた家族悲劇は、ごくわずしか触れられず、プロットには絡んでこない。つまるところ、政治は装飾でしかない。いいのか。

にもかかわらず、この作品を好きになってしまった。アニメで精密に描かれた東京景色は、当時の僕の生活圏とかぶっていた。自分の暮らす世界彩度を高めた景色は、ぐずぐずとした感傷に僕を引き込んだ。何にもでもなれると、まだかろうじて思い込めていた頃だった。

そして、テーマ曲があまりにも切なく、これがずっと頭の中で流れ続けていた。過剰なまでに作中で繰り返され、露骨でさえある。しかし、悔しいけれども切ない気持ちになるのをやめられなかった。ラストで虚無に飲まれ北海道の美しさで息をのんだ。

自分青春に満足できていなかった僕は、この甘ったるいテーマ曲映画呪縛されていた。批判しつつも、フィルムブックとノベライズを買ってしまうほどだった。これが感傷マゾなのか。

秒速5センチメートル

退屈さを感じる場面や、冗長な個所もあった。でも、日常風景を美しい色合いで描くアニメを他に知らなかった。第2話冒頭の、貴樹が空想する巨大ガス惑星が空にかかった惑星風景は、僕が創作していたSF小説舞台として何度も用いた。

そして、第3話で流れた「One more time, One more chance」ですべてを持っていかれた。ヒロイン・明里と結ばれないラストを見て「そうなんだよ! これこそが人生なんだよ! はっはっは!」と快哉を叫んだ。「鬱エンドだ」「悲しい」と言っている連中を笑っていた。なんてこじらせた大学生だったんだ。これもノベライズを買った。

振り返ってみれば、主人公はいつまでも明里の幻影に惑わされており、サーフィン少女・花苗の気持ちちゃんと向き合っていない。独り身の期間が長かった自分は「応えてやれよ!」とあとになって思ったものだった。そりゃあ、思春期から初めての感情ばかりで、あまりにも未熟で、だから人間関係で目も当てられないような失敗を繰り返すんだけれど、「結局お前モテてんじゃん!」と怒りが湧いた。

後に、貴樹をはじめとした新海アニメ主人公たちはどうやって童貞卒業したのかな、夜のお店かな、などと根拠のまったくない最低な空想をするようになってしまった。自分がそうだったからって投影するなよ。

星を追う子ども

激しくツッコミを入れながら観た作品

統一感のない固有名詞(※僕はファンタジー名前を付ける際には一貫性必要だと信じている。だからアルカンジェリ、ケツァルトル、シャクナ・ヴィマーナと複数言語から安易に引っ張ってくるのを良しとしないし、文法的に怪しいヴィータクアやフィニステラという語も納得できない)、ジブリの表層だけをなぞったような描写主人公明日菜が地上世界と地下世界の両方の血を引いているという重大な設定が劇中ではほとんど描写されないなど、自分が気に食わなかった点は多数あるが、最大の問題点は悪役の森崎(ムスカ揶揄される)のサブプロットのほうが面白く、新海誠思い入れを持っているように感じてしまったところだ。

愛するもの喪失を受容せず(子の喪失ってキーワード村上春樹フォロワーっぽい)、代理品や依り代を求め、神々なり悪魔なりと契約する姿は碇ゲンドウともかぶり、なんにせよ強烈なキャラで、明日菜を食ってしまっている。いっそ明日菜いらなくないか

冥界をめぐり、禁断の知識の代償として盲目になるのは神話的でちょっと良かったけどね。

この頃から、新海アニメを僕はさら批判的に見るようになる。

しかし、作者の意図性癖が透けて見えるというのは一方的に親しみを感じる契機でもある。不完全にゆえに見透かせるものがあり、理解者になれたと錯覚できてしまい、結果的作品を愛してしまうことがある(※これは新人賞を取った作品を読むときもそうなんだけど、「作者はこういうことをやりたいんだろうな。なら、ここをこうすればもっとよくなるだろうな」と考えつつ読むことが多い。創作をしていた人にありがちなことなのかな?)。

言の葉の庭

言いたいことはたくさんある。

けれども、最大の欠点は「何でもかんでも台詞説明してしまうこと」だ。

最後タカオとユキノが見つめあう場面で、高まった気持ちをぶちまけるのだけれど、音楽映像がうるさいなので、台詞なんていらない。

海監督は文章を書く能力はあるのは認めるけれども、「説明小説でやれ」と感じる。「なんでも説明するのをやめてくれ、映画受け手を見くびるな」とも感じた。

そして、鮮やかな色彩がわざとらしく感じられ、反発を覚え始めた。

ただ、この頃から日本古典を扱いだしたのは嬉しい。ささやか愛国心が満たされる。

僕は海外文学が好きなので、逆に外国の人に日本の詩を知ってほしい。

君の名は」「天気の子

観ていない。

言の葉の庭」の一件もあったが、ハッピーエンドになったということを聞いて、寝取られ性癖(というかBSS、「僕が先に好きだったのに」?)を抑える優秀なプロデューサーがついたんだな、とシニカルに考えていた。売れるようになった、大ヒットを飛ばすようになったとも耳にして、新海誠自分からどんどん離れて行ったように感じた。そして、もう二度と新海アニメを見ることはないだろうと思った。友人や尊敬するSF作家が見ていると聞いても、耳を塞いでいた。

君の名は」の予告の「スカート注意、男子目線!」といったセリフにも、新海誠性癖が透けてみるのだけれど、徐々に作者のあけすけな欲望に対して嫌悪を感じるようになっていた。

これは男子出身の僕がそうだからかもしれないけれども、僕には、男性監督女子高生をじろじろ見て偏愛していると気づくと、鬼の首を取ったかのように指摘してやりたくなる悪癖がある。岩井俊二映画を観たときもそうだし、「ラストレター」を観たときは「俺を振った女は不幸になればいい」という怨念を感じた。庵野秀明俳優やってたのはめっちゃ面白かったけどね。

「すずめの戸締まり

ある女性が新海アニメが好きで、じゃあ一緒に見に行こうということになった。ただし、彼女が好きだったのは「君の名は」以降だった。

「お手並み拝見」と思いながら(なんだかんだで楽しみにしていた一方、不安でもあった)観てみると、極めてまっとうな少女の成長映画になっていて驚いた。

被災者のすずめが「死ぬのなんて怖くない」と言っていたのが、逆に震災記憶と向き合い、心底死を恐怖し、逆に生きる実感を取り戻す構成が素晴らしかった。自分を助けに来た謎の女性自分自身だったってのも良かった。周囲の支援必要なのはもちろんだけれども、傷付いた自分を癒すためには、どこかで自分の力を信じて自分の足で立ち上がらないといけないのだ。

ロードムービーとしても優秀だし、周囲の人々が善意にあふれてすずめに手を差し伸べてくれたのも、叔母の環が思わず激高して負の感情をぶちまけるシーンのための溜めだと感じ、よく計算された素晴らしい脚本だと感じた。

今まで肯定的だった(あるいはマスコットしかなかった)猫が、ダイジンという善悪不明存在になったのも面白い。

今まで別の災害という形で間接的に東日本大震災を扱ったと聞いていたが、正面から向き合ったのはとても立派だ。このタイミングでなければできなかっただろう。

恋愛要素を薄めたのも大正解。「シン・エヴァ」を観たときみたいに、「監督大人になったんだな」と感じた。

それでも無念な個所はある。人口希薄になった土地を神々に返すというモチーフと、地震を封じる要石というモチーフが、完全に噛み合っているわけではない(人口が減少している時代から出てきた発想では? なぜそこから厄災が漏れ出る?)。少しぶれている。また、震災は人力で防げる、つまり東日本大震災は防げた、という誤った読解を誘発しかねない面もある。

あとは、震災描写リアルだし、緊急地震速報が頻繁に鳴るので、観ていてずきずきと頭が痛み、かなり気分が悪くなった(御茶ノ水近辺も学生時代生活圏内だったし)。昔は「アルマゲドン」みたいなパニック映画大都市がぶっ飛ばされるのを見たり、「地球大進化」の大隕石地殻津波が起きて日本列島が引き裂かれるのを見て気分爽快になっていたのだが、ある時点で感受性が「まっとう」になってしまったらしい。

ところで、この作品村上春樹かえるくん、東京を救う」のオマージュだとよく言われるけれども、「海辺のカフカ」のパロディも仕組まれている。東北まで中古車ドライブする芹澤青年が車内で流すのが「夢の中へ」だが、「海辺のカフカ」でも星野青年が何を探しているのかもわからない中田老人を連れて車で高松ドライブしながら、「探し物は何ですか~」と口ずさむのだ。誰か気づいてないかな。

そのくせ、村上春樹オマージュにとどめ、影響下からは完全に脱しているように感じた。

疑問点。すずめの三本足の椅子過去自分に手渡されたことで、時間の輪っかをめぐっていないか? 

その他

どの作品かは伏せるが、主人公が僕の名前と同じで、ヒロインから名前を呼ばれるたびに恥ずかしいくらいに動揺してしまった。

当時流行っていたラブプラスをやっていたら、おそらく引き返せないことになっていただろう。

あと、「すずめの戸締まり」に関するウェブ記事で、新海監督が#MeTooのこともあるしパンチラを封じたと聞いて、機を見るに敏だなと感じ、何となく気に食わなかった。正しい判断だと思ったけど、商業性に屈したようにも感じたのだ。正確には、「雲のむこう~」みたいに政治的を雰囲気に使うのをやめたのが、なんとなくタイミングが上手すぎて、逃げ足の早さを感じるのだ。

でも、とっくに青春コンプレックスこじらせオタク向けクリエイターから国民監督に変わってしまったのだ。寂しい。あんなこじらせた作品を書くのに既婚者なのも納得できない時期があった。

まとめ

こういったことを、友人に対してつらつら語っていたら、「それはお前、もう立派なアンチだよ」と指摘された。「アンチじゃない、愛情と憎しみの両方を持っているだけだ。複雑な感情をも抱えているんだよ」と反論すると、「お前が複雑な感情を抱えていない対象なんてあるのか」と笑われた。ひどくない?

これだけ複雑な感情を抱えているので、「君の名は」「天気の子」を見るのがずっと延期になっている。諸般の事情ラブコメ苦手だし。

2023-10-09

anond:20231008180248

ピカソの例え、アートには文脈必要っていうのはその通りだけど、美術史においてあの時代ピカソがあの絵を書いたからすごい、という話であって、

ピカソがどのように試行錯誤してあの絵を書いたか」という背景ではないから注意だな(それはそれで興味深いが)

庵野秀明場合は、「君たちはどう生きるか」や「ミッションインポッシブル」新作といった邦画洋画が出ている2023年において、

あのシン仮面ライダーが出た、というのが評価重要なわけで

庵野秀明がどう苦悩していたかは、やはり評価にはあまり関係しない背景だろう

2023-09-14

anond:20230914145030

中学生なのにいっぱいアニメ知っててすごい。

将来は庵野秀明かな?

漏れ世紀末オカルト学院を(´∀`∩)↑age

2023-08-24

anond:20230824141307

惜しむらくは天才前田真宏監督は2度とTVアニメ監督はしないだろうというところだね

庵野秀明が彼の才能を手放さないだろうから

2023-08-17

もしもロシアが攻めてきたら

保守意識が高まり首相支持率が上がる

生存本能により出生率が上がる

若者徴兵されて自衛官になる

庵野秀明がシン愛國戰隊大日本制作に着手する

凄いな。

自民党を支持している老人が喜びそうなことばかり起こるぞ。

そりゃー満州事変も起こるってもんだな

2023-08-15

アマプラで見たいものを絞り出すように見たし値上げもされるしそろそろ潮時かなと思って

新しい作品を見るという世の中でも有数の簡単お仕事ですら億劫に感じてなぜか世間様に申し訳なく思うが、名作は導入部分が優れてるので見始めるとストレスなく見ることができるんだよねー。

以下は見た作品メモ

聖域編を見て、女神だ何だと出てきたのでキムラック編の最後ってどうだったっけ?と思って復習。

これ以前のはもういいや。

配信終了間近ってことで、見放題で見られる連続ドラマ1〜3と新作スペシャル3つを見た。

毒殺と服毒自殺いね。立地は山奥の村施設か旧家が多い。効果音がしつこい。

見慣れると、自称超能力者には隠れた協力者がいる、話を持ちかけてくる人がだいたい怪しいなどといったパターンがわかってくる。

この世界詐欺師手品に詳しい。

トリックターゲット人物性格思考の癖や行動パターンをすべて熟知した上で成り立ってる感が強い。孔明の罠的な。

作風として山田上田トリックを解明すること重点が置かれてて、その結果黒幕自殺したり騙されてた被害者が救われなかったりするので後味が悪いとよくいわれてるらしいが、私はそう感じなかった。山田上田事件の結末に頓着しないドライな作りだからだろう。

ギャグは新作スペシャル1の格闘シーン(戦いは画面外のみで画面内では走ったり息を切らしたりするだけ)と金平糖を食って「糖が回った!力が湧いた!」が面白い

当麻文字を書いて紙を破ってばらまいて「いただきました」は何のSPECだろうと思ってたが、ただ高知能によって様々な情報から関連性を見つけて答えを出してただけだったようだ。つまりSPECホルダーに対して主人公達は生身で対峙してたってわけだ。

ニノマエと地居が所属する組織(カーネルギルド?)やニノマエが根絶やしにしたはずなのにそれでも無限に生えてくる津田助広についてよくわからないまま終わった。あとは千里眼(超聴力)のSPECホルダーが遠隔地の人間を殺す(操る)ように見せるトリックがよくわからない。

連続ドラマ以外はスピンオフが2作品見放題だが、あまり興味が持てない。

Wikipediaを読んだところ最終的にエヴァまどマギみたいになるらしくて、能力者がいるとどうしても世界の命運をかけて戦いがちだよねと思った。そこが超能力インチキとされてるトリックと違うところだ。

特に余計な要素はないしよくまとまってるんじゃないだろうか。アクションアニメの方よりもだいぶよかった。アニメはアレだったし。

庵野秀明は何を作っても作品エヴァに近づく能力があるのだろうか。世界一のエヴァ職人といえる。

ストーリーシンプルだが私の感性が衰えたのか思うところがなかった。何だろう、アクションがかっこいいとかそういうところを見ればいいのか?

しまりました。空中では私の方が圧倒的に不利ィー」「それが私のタァスクですから」の日常での使いどころを考えながらしばらく暮らそうと思う。

長丁場になるがいい加減ジョジョでも見ようかな。ジョジョネットミームだけはよく知ってるしそれらを教えてくれた友人のジョジョマニアに敬意を払って。

anond:20230815001427

酒飲めるみたいだし、個人経営居酒屋行けばいいよ。

「酒の場とか治安悪そうだし、そもそもオタク居ないだろ」

陰キャから常連の輪に加わるとかマジ無理」

分かるよ。でも↑の想定は全部間違いだった。

酒飲む余裕がある人は金銭的にも人格的にも鷹揚な人間が多いので

西部劇みたいに喧嘩決闘に巻き込まれるようなことはそもそもない。

あと意外に老若男女居るし、このご時世オタクもわんさか居るよ。

(自分観測範囲ではvtuber女子も居たし、庵野秀明ダイコンフィルム特撮作ってたおじさんも居た)

さすがに常連がわんさか居る状態突撃するのは気が引けるのは理解できるので、

開店直後に誰も居ない状況に行くのがミソ。そして店主と軽く世間話をしてみる。

「ここのお店、初めて来たんですよねー」その一言OK

この時点で店がどういうコンセプトでどういう客層が来るのかは大体判断できると思う。

その後はわざわざ通い詰めなきゃ、とか気負わず晩飯食べに行くかくらいの感じで行けばOK

行く曜日時間を決めておくと顔なじみがじわじわ増えていくのでおすすめ

たまに曜日時間を変えるとマンネリ化も防げて楽しい

チェーン店スマホいじりながら、たいして旨くない飯モソモソかきこむよりよっぽど健康的。

2023-08-12

■【婚活千葉(東京寄り)30男、パートナーを探しています

anond:20230811163950

婚活増田、僕も乗っかれます。いや、乗せてください。

何番煎じかわかりませんが良い出会いがあればと思ってるのはもちろん、どういうところで突っ込まれるのか気になったので書いてみました。

もし反響があれば追記します。

スペック

30歳/千葉県在住/165.9cm/64-66kg/年収手取り540万(半年スパンじわじわ昇給)/

F欄文系卒(デザイン系、1年2年はデッサン造形、3年4年はAdobe全般web,UIデザインprocessing)

都内IT(インフラ系)に勤務。基本フルリモート、集中できない時は出社。土日休み/駅近に一人暮らし

お酒は好きだけど普段から家で飲むとかではない/タバコ吸ったことない

外見

顔はココリコ田中阿部寛鈴木杏とかって言われたことがある。/中肉中背、よく見ると少し腹が出てる

モード系/ジェンダーレス系の服を着ることがある

相手に求める条件

24-33歳(3年以上社会人経験があると嬉しい)

音楽映画アート好きな人。何かを手を動かして作品とかを作るのが楽しいと感じる人

/千葉東京に住んでる人/子供はほしい/体型はちょい痩せ~ちょっと太っている(つまめるくらいにはお腹が出ている)

もしお付き合いするとなればライスワークはやめてほしい、体をこわしてほしくないので。(健康範囲で働くのが楽しいならぜひ働いてほしい)

ニートしたい場合は(多少家事は手伝ってほしいかも)月15万までなら出します。

NG条件

喫煙者であること。酒癖が悪い、大量に酒を飲む人、ポリアモリーの人

自己紹介

趣味・好きなこと

写真を撮ること(主に町中での女性ポートレート)。カメラより写真が好き。

どうしても被写体女性に使う時間(撮影レタッチ厳選)が発生するのでそれが嫌なら言っていただければ辞めます

↑の場合可能であれば写真を撮れせてくれると嬉しいです。

DJ 小さいDJバーで月一回位の頻度でナイトイベントに出てます。チャラ箱には行きません。ジャンルBASS系なのでEDMハウステクノなどメインストリームではありません。

これもイベント形式上朝帰りとなってしまうため嫌なら言っていただければ辞めます

ガンプラ作り

最近出来てませんがだいたい素組み→スミ入れくらいです。

好きな映画音楽小説アニメ

[映画]園子温(ハラスメント肯定する意図ではなく)、伊丹十三庵野秀明マーベルはクアントマニアまでは追ってた

[音楽]The Prodigy,pendulum,massive attack,boom boom satellites,BUCK-TICK,凛として時雨

[小説]スカイ・クロラシリーズ,吉村萬壱

オタク

声優(堀江由衣)→二次元系(ハルヒクラナド)→ハロヲタちょっとマイナーアイドルオタ→(現在)強いオタク属性は無し

金銭感覚

趣味が多いので散財がちだけど、目的ができれば貯金します。パートナーとは財布別が良いです。

(家に関するお金はそれ用でお互いに出して管理したい)

食の好み

体に悪そうなものはだいたい好き。好き嫌いはあまり無い≒食にあまりこだわりがない

出かけたい頻度

一人だとポートレート撮影ロケハン以外引きこもりがちなのでいろいろ連れていってくれる方だとありがたい。

山でも川でも美術館でも水族館でも歓迎です。

苦手なもの、こと

マッチョイズム/サグいひと、行為

浅く広く以上のこと(座学、暗記、詳細なパラメータ設計等)はすこぶる苦手(MBTIで言うとENFP-T)

理想関係

尊敬しあえるポイントがどこかできればと思います簡単なことじゃないけど

よろしくお願いします。iseetaleあっとgmail.com

anond:20230812154907

漫画版エバーが一番クソつまんないと思う。

万人が納得するような形でお話をまとめようとするとエバーは全然駄目になるんだな、と本を(キンドル)閉じたのを思い出した。

でも不思議なことに同じことを庵野秀明がすると、みんな(ワイも)呪縛から解放されたああああと納得するんだよな

2023-08-11

TikTok見てたらジブリっぽいアニメ流れてきて、庵野秀明みたいな声のキャラが出てきたんだけど

本当に庵野秀明声優やってんだな。

2023-08-10

高齢オタクの異常な同族嫌悪はもうやめよう..」読者への注意喚起

はじめに

言及先が完全に引用記事の内容を曲解しているのでなんちゃってコミュニティノートとしてエビデンスをつけて読者に注意喚起する。

[A]高齢オタクの異常な同族嫌悪はもうやめよう、若いオタク達の為に

https://anond.hatelabo.jp/20230810114856

[B]なぜ規制オタクは同じオタクを見下すのか。その「異常」な同族嫌悪理由をわかりやす説明するよ。

https://somethingorange.jp/entry/otakusabetu

[C]上の世代オタク差別意識が異常に感じる

https://web.archive.org/web/20220929224902/https://anond.hatelabo.jp/20211003125552魚拓

Aがこのエントリ言及先で、AはBを引用してBについて書いている体で全く関係のない内容を書いている。

Bは個人ブログでCを引用してCについて理由考察している。Cは消えてるので魚拓から最新を取得している。

まず、BとCの流れをざっくり要約する。

Cについて

Cでは30歳になったばかりの増田高齢者のオタク差別が異常だと書いている。ただし、差別しているのは40~60代と思しき人としてオタク限定していない

    Bについて

    Bでは、差別される側であるブログ主が『「自分オタクだけど」と断って非難する』理由考察し、オタクを見下すことを非難している

      Aについて

      これを踏まえてA増田を読み解く。A増田は以下のように記述している。

      意見が違う部分はブコメコメントされてもいる「今の(若い)「オタク」と従来の「オタク」は違う層であり、混同するとズレが生じる」という所。

      私もこのブコメ同意で、そもそも今の「オタク」とオタクを見下し批判している高齢オタク全然層が違う。だから本当はこれは「同族嫌悪」ではない、そもそも同族ではないから。

      該当するブコメは以下である

      この人結局対立炎上商法に走り始めちゃったか。こないだはてブでも話題になってたように、今世間に受け入れられてる「オタク」はそもそも従来のオタクと違う層なのに混同してるからズレが出てるんだと思っている。

      ブコメもA増田もBを全く理解していない。Bは現在オタクと従来のオタクは違うものと明確に分けており、批判対象を従来のオタクに絞っている。A増田は不一致点として「今の(若い)「オタク」と従来の「オタク」は違う層であり、混同するとズレが生じる」という点を挙げているが、Bでは宮崎駿や第一世代庵野秀明をプレオタク世代として、彼らの世代にあったオタク差別を背景とした従来オタク階層意識批判対象としCの理由と説いている。混同など全くしていない。

      さらに全く逆の層を従来のオタクすり替えている上にテーマが全く変わっている。

      BやCが従来のオタクとしているのは表現規制を支持するフェミニズム、すなわちミサンドリーであるブログBの題名を見たら明白である萌え批判表現規制統一協会と関わりがあると発言しているのは専らこのタイプである。以下、それぞれC、Bから引用

      最近オタク統一協会と関わりがあると言い出したり・・・

      Twitterではオタクでありながら表現規制に賛成し、「萌えオタク」を過激非難する人々が散見されるが、その背景にあるのもこのような階級思想である

      必要ならid付きでブコメ引用するが、端的に言えば、BやCが差別する高齢オタク批判しているのはA増田のようなミサンドリーでありA増田言及しているのとは真逆の層である。その上で、「高齢オタクの異常な同族嫌悪はもうやめよう、若いオタク達の為に」という題名をつけながら全く関係のないフェミニズムの話を主題に据えている

      AはBやCを全く踏まえていないどころか完全に曲解して独りよがりの持論を展開しているものである

      追記

      ブログBについて、若干記載不足による誤解を生む危険があるので追記する。

      エントリでは、”BやCが差別する高齢オタク批判しているのはA増田のようなミサンドリーであり”と記載しているが、Bが批判しているのは、「立派」で「まとも」ではないオタクを見下すオタクヒエラルキー思想をもったオタクである。その例として表現規制を支持して萌えオタク過激非難する人を挙げている。フェミニストと称するミサンドリーはまさにその典型例だがBが批判する対象の全てではなく一部である

      なぜ規制オタクは同じオタクを見下すのか-Something Orange(雑感)

      https://somethingorange.jp/entry/otakusabetu



      個人の感想です感が強い

      オタク差別されていたという理路は少し違う

      何故なら、スプラッタ映画を愛し、アニメを視聴しても、別にイジメられてない層は存在するから

      忘れられがちだが、例の事件の当時、スプラッタの方が迫害にあっていた

      レンタルビデオからホラー映画が消えていたのを覚えてる御仁も要るだろう

      アニメ普通に並んでいたにもかかわらず、だ


      そもそも因果が逆で

      イジメ対象となるような人物共通項は、オタク趣味であったという方が良い

      当時の排斥対象は、今でいう「キモオタ」「チー牛」「コミュ障」であり

      別段、今の時代市民に受け入れられているわけでもない

      嘲笑する論説は巷に溢れているだろう?

      歴史修正主義は、果たしてどちらだろうかね


      同属嫌悪も誤りだ

      オフ会とかイベントで集合したとき

      キモオタコミュ障は嫌われるんだよ

      他人掲示板で暴れる奴とか普通に排斥される

      でな、オタクというのは自認もあるからオタクオタクに物申すというシーンは増える

      だが考えて欲しい

      パチンコ屋で子供を車に閉じ込め蒸し殺す輩を批判する時

      「私もパチンカスだけど」っていう奴どれだけいる?

      この「同族嫌悪」というのは、自認する属性クズが居るケースでしか起こらない

      愛煙家は自認するがヤニカスを嫌う

      撮り鉄を自認するがクズ鉄を嫌う

      少なくとも、自認の余地があり、そこに居るヤカラを嫌うから結果同属嫌悪と見えるが

      本人の中では「同族」なんぞと思ってない

      自己嫌悪」に近い「同族嫌悪」とか都合よく身内扱いするなよ

      宮崎駿庵野秀明富野由悠季もいい迷惑だっつうの

      キモオタとか、チー牛とか、コミュ障とかの言葉を避けて

      おたく」とかい虹色言葉に逃げんな



      オタク境界を広げて、古の嫌われ者に新しいルビを振っても

      世の中の認識認知が変わった事にはならねぇよ

      まだしも、聖地商業主義に絡めて、オタクは客と認知されたという方がマシだ

      プリキュアを視聴するおじさんを、スラムダンクを視聴する若者と同列に語れるか

      自分の中を分析してから諸々語って欲しい

      2023-08-09

      anond:20230716060100

      どこもカスじゃないけど

      宮崎駿富野由悠季庵野秀明みたいなアニメ作家は本人の来歴が十分コンテンツとして成立するわけだから

      博物館企画展できる程度には

      2023-07-22

      岡田斗司夫ジブリエヴァ汚染構造

      作中では描かれてないけど下品なことを考えた

      岡田斗司夫が同様の自説を垂れ流していた

      断定口調なので実際にあった話だと思い込んだ

      岡田斗司夫が言っていたが鈴木敏夫あたりが言っていたにすり替え

      鈴木敏夫あたりが言っていたか宮崎駿or庵野秀明が実際に言っていたにすり替え

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