はてなキーワード: 平成8年とは
しかしこれだと、痴漢全体の認知数は確かに平成8年から急激に増えてるけど、電車内に限っての痴漢単体が増えてるのか減ってるのかっていうのがよくわからないなあ…
ググっても平成18年からのしか見つからないんだよな…(2-1-6図 )
http://www.moj.go.jp/content/001178520.pdf
この18年からの統計については、この記事でも言及してて被害は減少してるって言ってるけど、
http://www.sankei.com/west/news/170824/wst1708240003-n2.html
統計上、被害は減少しているのだが、警察庁の有識者会議「電車内の痴漢防止に係る研究会」で委員を務めた淑徳大の山本功教授(犯罪社会学)は「女性専用車両に効果があるのかは、よく分からない。そもそも痴漢への抑止力は期待できない」と指摘する。
2017/04/24
現代ビジネスに同じ記事が上がった(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51507)ので追記。否定的な反応が多くて安心した。
(追記おわり)
この薬を飲んではいけない、あの大学に入ってはいけないなどと煽り、なにかと物議を醸している『週刊現代』が、4月29日号で「働かなくなった日本人の末路」という特集を組んでいる。
モーレツ社員時代の長時間労働を賛美するオッサンが何人も出てきて、現政権の働き方改革は日本を滅ぼすという持論をご開陳なさっているというだけの記事。まあ、そうして日本の経済成長を支えてきてくださったオッサンの皆さんの生き方を否定するつもりはありませんし、勝手にしゃべっててくださいって感じです(私は長時間労働の蔓延のほうが日本を滅ぼすと思いますが)。
そんなことより、「実は日本は他の先進国より労働時間が短い」というデータを示しているのが気になります。「今でさえこんなに短いのに、もっと短くするなんて馬鹿か」いうようなことを言っている。えっ、マジですか?
“『データブック国際労働比較2016』を見ると、’14年の週労働時間(製造業)で日本人はG7(先進7ヵ国)の中で労働時間がかなり短いほうなのだ。厚生労働省が調べた日本の週労働時間(製造業)は37.7時間。”
“米国の42時間や英国の41.4時間、ドイツの40時間より少なく、フランスの37.8時間、カナダの37.1時間と変わらない水準なのである。”
『データブック国際労働比較2016』はネットで見られる。該当するページはこれ(http://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/databook/2016/06/p205_t6-2.pdf)(pdf注意)。
たしかに数字は合っているが、注を見ればわかるように、調査の対象が全然違う。カナダ、イギリス、ドイツ、フランスは時間外勤務を含む(脚注の4と5)。イギリス、ドイツ、フランスはフルタイム労働者のみが対象(脚注の5)。対して、日本の数字には時間外勤務は含まれていない。そして、パートタイム労働者の勤務も含まれている。だから、日本の労働時間が短く見えるのは当たり前だし、むしろこれでフランスと同水準なのは、かなりヤバイぞ。
あと、カナダは「実労働時間」ではなく「支払労働時間」で計算されている(備考のb)。これは、実際に働いていない有給休暇なども労働時間に含む計算になっており、実労働時間は37.1時間よりもっと短いはず。
この記事を書いた記者は、まともに脚注も読めず、うっかりこうやって書いちゃったのかと思いきや、本文で「調査対象に各国でバラツキがあるため、一概には言えない」と言い訳をしている。ってことは、わかっててわざと印象操作してますよね、これ? 「一概には言えない」んじゃなくて、明らかに日本の労働時間のほうが長いですよ。
『データブック』の日本の労働時間の元データは「平成26年毎月勤労統計調査」とある。ここ(http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/26/26r/26r.html)の第2表「月間実労働時間及び出勤日数」がそれ。
「製造業」の「所定内労働時間」(つまり定時内の労働時間)は147.3時間、出勤日数は19.5日となっている。147.3を19.5で割った7.55…時間が一日の所定内労働時間で、これに一週間の5日をかけた約37.7時間が、さっきの『データブック』にあった日本の「’14年の週労働時間(製造業)」である。
この「所定内労働時間」を「総実労働時間」(残業を含めた労働時間)である163.2時間に置き換えてやると、一週間の労働時間はおよそ41.8時間になる。イギリスの41.4時間、ドイツの40時間より長くなったよ!
さらに言えば、日本のこの数字にはパートタイマーの労働時間も含まれている。フルタイム労働者の労働時間は、第5表「就業形態別月間労働時間及び出勤日数」を見ればわかる。製造業に従事する一般労働者(フルタイム労働者)の月19.8日の総労働時間が170.6時間なので、一週間に換算すると約43時間(ちなみに、最新の2016年の確報値でも42.9時間で、あんまり変わってない)。アメリカの42時間より1時間も長い。もっとも、アメリカの調査対象も「民間部門の生産労働者及び非管理職従事者」(脚注3)と日本と違っており、日本の数字と直接の比較はできない。
いずれにせよ、「日本は他の先進国より労働時間が短い」というのは大嘘もいいところ。むしろ長い。こういう印象操作をして何がしたいんでしょう。マスコミ様は長時間労働が当たり前だそうなので、オシゴトが大好きで、残業時間の上限規制なんてくそくらえとお考えなのかもしれません。ご立派なことです。
なお、「毎月勤労統計調査」の調査対象と用語についてはここ(http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/30-1d.html#link04)とここ(http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/yougo-01.html)に説明がある。
“日本人がどんどん働かなくなっている。バブル直後には2000時間を超えていた年間の総労働時間は少なくなり続け、’14年には1729時間にまで減少している(OECD調べ)。”
と書き、「それでも日本政府は、日本人は今でも働きすぎだと主張」して残業規制なんかを導入するなんてけしからんと述べている。
これも、数字は合っているのだが、筋が通らない。日本人の労働時間が短くなっているのは、パートタイム労働者が増えたせいだからである。
ちょっと古いが、厚労省高知労働局のまとめたこの資料(http://kochi-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/library/kochi-roudoukyoku/topics/topics222.pdf)(pdf注意)がわかりやすい。1ページ目に堂々と「平成8年度頃から平成16年度頃にかけて、パートタイム労働者比率が高まったことが要因となって総実労働時間は減少傾向で推移してきた」とあり、実際に一般労働者(フルタイム労働者)の総労働時間は2000時間程度で推移しているのに対し、パートタイム労働者の比率が高くなるにつれて全体の総実労働時間が減っているのがわかる。
それでも「日本人の労働時間が短くなっている」と言えるんかいな。日本人の総実労働時間が短くなっているのは、日本人がサボりだしたからじゃなく、非正規雇用がどんどん増えている厳しい状況だからという話なんですよね。まさか週刊現代の編集者はパートタイマーをサボっている人だと思っているわけじゃないでしょうし。(そうだったらどうしよう)
いまどき週刊現代で社会問題を学ぼうなんて人もいないでしょうが、論の大本である数字の部分で嘘をついちゃうのは、いくらなんでも酷くありませんかね。本当に働き方改革が日本を滅ぼすと思うなら、それっぽいデータでごまかしたりせず、正面から正々堂々と論じてくれたほうがマトモです。ま、結局結論ありきの空論だったのでしょう。こういうデタラメには騙されないようにしたいものです。
この増田を見て。
http://anond.hatelabo.jp/20161215115056
http://anond.hatelabo.jp/20161216101726
あまりにデータがないのでちょっと自分でネット検索してみようかなと。
ついこの間なんだけど、ギャンブル依存症患者の数についての記事を見たんですよね。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-08-25/2014082513_01_1.html
です。
ここから2013年には536万人のギャンブル依存症がいる、というデータになってます。
成人男女の人口が2008年から2013年でどう変わったのかはちょっと探せませんでしたが、おそらく2008年の方が多いはずとしつつ2013年と同じという仮定で計算すると、
2008年→2013年で患者数は566万人→536万人と-30万人です。
パチンコの参加人口はこちらにまとめてあったので引用させてもらいます。
年 売上 貸玉料 (億円) 参加人口 (万人) 年間平均活動回数 平成7年 309,050 2,900 23.7 平成8年 300,700 2,760 22.5 平成9年 284,160 2,310 23.3 平成10年 280,470 1,980 25.5 平成11年 284,690 1,860 24.6 平成12年 288,680 2,020 23.9 平成13年 292,430 1,930 25.6 平成14年 304,420 2,170 25.5 平成15年 323,900 1,740 26.8 平成16年 339,120 1,790 27.5 平成17年 348,620 1,710 23.6 平成18年 336,420 1,660 28.1 平成19年 301,770 1,450 25.6 平成20年 288,190 1,580 29.6 平成21年 282,420 1,720 20.4 平成22年 259,830 1,670 19.9 平成23年 254,890 1,260 27.8 平成24年 256,720 1,110 27.4 平成25年 250,050 970 27.5 平成26年 245,040 1,150 22.8 平成27年 232,290 1070 32.4
2006年の中頃から1円パチンコ、5円スロットを始める店舗が増え、参加人口は2009年に1720万人まで増えましたが最近はまた減少しています。
2008年→2013年の参加人口は1580万人→970万人と-600万人です。
参加人口の減少の割には依存症患者の変動が少ない、というのは感じます。
が、それ以上にパチンコ人口が970万人なのにギャンブル依存症患者が536万人という多さが疑問です。ギャンブル依存症にはもちろん競馬なども含まれるわけですが、ギャンブル依存症の治療に来る人の割合はほぼ8~9割程度がパチンコ・スロットの依存症というデータとまた他国のギャンブル依存症罹患率(1%程度)というデータを見てもだいたいその程度がパチンコ・スロットの依存症ではないかと考えて良いのではないかと思います。
そうするとパチンコ参加人口の約2人に1人がギャンブル依存症であるというデータになってしまうわけです。なにそれこわい。
で、そうするとこれはおかしいと思うわけですよ。いくらなんでも多すぎる。元のデータが何か間違ってるんじゃないか、と。
調べた結果なんですが、どうもこの調査を行っている「久里浜医療センター」って所の調査が少し疑問なんですよね。
この医療センター、同時にアルコール依存症の調査なんかもしてるんですが、過去に
久里浜式アルコール症スクリーニングテスト(KAST)でスクリーニングテスト上アルコール依存症と同定された者は、男性の7.1%、女性の1.3%で、全体の3.9%となり、この割合から「KASTによる依存症者数」は440万人と推定されました。
って調査結果を出してるんですが、
一方、ICD-10の診断基準に基づくアルコール依存症の有病率は、男性の1.9%、女性の0.1%、全体で0.9%と推定されました。この割合から、「診断基準に基づくわが国のアルコール依存症者数」は、80万人とされました。
とのことで、その440万人って数字はなんなの、どっちが正しいのと疑問に思わずにはいられないわけです。
じゃあギャンブル依存症についてもこれと同じようなスクリーニングとやらの結果なんじゃないの?と。
というわけでそもそもアテになりそうなギャンブル依存症患者数データがないのでは、という結論になりました。
なんかお役所は自分とこで賭博やってる手前、「のめりこみ」は対策しますけど「依存症」なんて認めると問題になるからあんまり言いたくない、みたいなのがあるらしいですね……
杉尾秀哉は!・・・ひで~や!
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org935355.jpg
杉尾秀哉氏は、「報道のTBS」と言われる会社で報道畑を歩んできた方で有名な方です。
平成8年、その筑紫さんが、自らキャスターを務める「ニュース23」で「TBSは今日死んだに等しい」と発言しました。
TBSが、反オウム真理教の戦いをしていた坂本弁護士のインタビューテープをオウム教団に見せてしまっていたことが発覚したからでした。
当初、日本テレビがこのことを報じると、TBSはすぐに「ニュースの森」で全面否定の放送をしました。
この放送をしたのが、当時「ニュースの森」でキャスターをしていた杉尾秀哉氏です。
そしてTBSは「社内調査」を行い、その結果「そのような事実はない」と全面否定して開き直っていたのです。
しかし、当時はオウム真理教信者の裁判が行われていて、その事実が明らかにされると、TBSは観念してそれまでのウソを認め、オウムに取材テープを見せていたことを白状しました。
しかし、杉尾氏は「原稿を読んだ」のだと、会社に責任があると言わんばかりでした。
TBSがオウムにテープを見せた数年後、坂本弁護士一家殺害事件が起きました。
杉尾秀哉氏は、そうやってTBSとともにウソをついていただけでなくその1年前、オウムの犯行であった「松本サリン事件」の第一通報者を「ニュースの森」のスタジオにおいて、警察の取り調べのような詰問で攻め続け、真犯人であると決めつけるような態度をとっていたのです。
しかしその後つぎつぎとオウムの残忍な凶行が明らかになって行きましたが、杉尾氏が第一通報者に謝罪したという話は聞いたことがありまぜん。
あらためて被害者の方々のご冥福をお祈りして終わりといたします。
以上
これって
冷凍したご飯を温めて食べる人って、よくあんなので満足できるな
これのつもりで書いたんじゃないかなあと、初めて読んだときに思った。
つまり煽っておいて面白いもの教えてもらおう、という意図なのかなと。
でも誰もそういう指摘してないし、追記で書いているにも関わらずコメントでもそんなにいまの栄えてる文化薦めてない。
末法思想の奴はどんな時代でも一定数いて、大体はその考え方自体がおかしいので、そこばっかりたたかれるのはしょうがない。(たぶん2chとかでやったほうがまし)
でもあえて、自分が面白いと思っている「今」めちゃくちゃ面白いことを挙げてみようと思う。
別に共感が欲しいというわけでもなく(たとえば例の高校生はlainが面白いとか言っていたが、ほとんどの人は共感しないと断言する。でも面白い)今だってめちゃくちゃ面白いものがあると思っている人は一定数いるはずで、そういう人が表面化すれば文化が活性化する、とか大層なことを考えてるわけでもないが、ただいるんだよ! と主張したい。
文化は「物」じゃなくて「事」。個別の作品の質だけじゃなくて作品周辺のコミュニティーや作品同士のつながりだ影響力だとかなんかよくわからん空気だとか、が文化であり、物である作品は文化の一側面でしかない。
「いま創作がおもしろい」と聞いたら、「ニコ動もようつべも質の低い素人動画ばっかりだし、なろうは異世界に行くクソ話ばっかりwwww」とかみんな言うだろうけどそれは文化が「物」だと思い込んでいるから。
普通の人が創作物をすごい勢いで作りまくってそれが容易に全世界に供給されている現状は異常で非常に面白い状況だと思う。
この文化を最高に楽しむたった一つの方法は、間違いなく作る側に行くことである。
ついでに言うと、この範疇に増田を含むはてなのサービスも入る。
高校生も自分が増田に書きなぐった記事にブクマがつきまくったときには、わけのわからん高揚を感じたはずだ。
それ、ひどくなると気が狂う人もいるから気をつけよう。
俺も昔はラモーンズのライブに行きたかったなあ、もうちょっと早く生まれていれば……なんて考えていたけど、CDなどのパッケージが死につつある今こそライブである。
最近はたとえサブカルやオタクでも、家にこもってパッケージを楽しむだけでなく、実際にライブで本物を目の当たりにしてその場の空気を楽しむほうが面白いということが、露見している。
一体いつの時代にアニソン歌手がドームでライブなんてやってたか。
この夏もライブやイベントやら沢山あるので少しでも興味を持てて行けるなら行くと良い。
行ったことないが、DJイベントやらもおもしろそう。(個人的にはエレクトロニカやクラブ系のライブは盛り上げるのがうまくて非常に楽しい。あとライブにはたまに初めて名前を聞くようなバンドなのに一音、一フレーズで会場全体を盛り上げてしまうバンドがいる)
あと、ライブの空気感をそのまま作品にするという意味で、石ダテコー太郎が始めたラジオとアニメを融合させる試みが非常に興味深い。
"今やってるの"は正直そんなだし(まだどうなるかわからないけど)、将来的にどう評価されるのか一時的な流行りですぐすたれるのかわからないけど、とにかく挑戦的でどうかしているのは間違いない。
正直アニメとかも、ピンポンとかスペダンとか面白すぎて全然衰退している気がしない。今の高校生中学生はSAOなんかに夢中になっていてもおかしくないと思うし、なんか妖怪ウォッチやばいらしいと聞く。
素直な気持ちで自分の面白いと思うものを追求し続けていれば、いまの面白いものにもキャッチアップできるはずで、文化の繁栄とかどうでもよくなるので良いと思う。
ネットの掲示板を見ると80年代、90年代のエンターテイメントは良かったとかなり聞く。
TSUTAYAで80年代、90年代のアニメのDVDを借りて見る。
ナデシコ、Lain、マクロス(シリーズによる)、トップを狙え。
有名なアニメ監督も80年代、90年代から沢山輩出されている。
ゲームを見ても今では聞いたこともないゲーム会社が挑戦的なソフトをpsで出している。
ネットはオタク専門のもので、運動部に所属するDQNやリア充のような人間は利用していない非常に中身の濃いものであった。
今はどうだろうか。
ネットはゴミみたいなSNS、糞な商業主義、政府による監視だらけ。
秋葉原はゴミみたいなニワカアニオタ、娼婦などのクソみたいな女が這う街になった。
追記
文化は衰退していないと言う人は、栄えているものを教えてください。
あと、自分が考える文化の衰退の主な原因は右傾化、不況、インターネットの普及だと思います。
日本人のネットの言葉遣いがステレオタイプの2ch風に殆どの人間がなっている。
更に追記
こんなにブックマークが付いてびっくり。
後世に誇れる文化って言ったら大層だけど、皆が楽しいと思える文化を自分が作らなければいけないな ヤバイと思う日々であります。
なんか色々と混乱してて何から整理していいのかわからないから、書き出してみることにした。
私は1992年生まれの17歳(大学受験生)で、父が死んだのが1996年で3歳の時。今は2010年だから、14年経ってる。
父に関する記憶は、ほとんど無い。あるとしても、棺が焼却炉に入っていく場面しかもう覚えていない。
17年間生きてきて、母から父については何も教えてくれなかった。「3歳の時に事故で死んだ」くらい。
だから私は周囲の人が「父はこういう人だったんだよ」と言ってくれるのを頼りに、自分なりの父親像を描いていた。
きっと父がいたら、こうしているだろうな、とか。父さえいれば、とか思ってた。
そんなこんなで今日2010年7月、私が家の掃除をしていたら、いつも閉まっているはずの金庫が開いていた。
母が書類を持ってどこかへ急ぎ足へ行ったことから、急いでいて鍵を閉めるのを忘れていたんだと思う。
私は興味本位でその金庫を覗いた。するとそこには、家の契約書?とか保険?の書類とか、そういうのがいっぱいあった。
なんだつまんないと思いながら見ていくと、埃がかぶっている分厚い真っ黒のファイルを見つけた。
すると、父に関する書類がたくさん出てきた。遺産相続、和解契約書、戸籍、新聞の切り抜き、資格の何か免許書?、献血の賞状、弔辞…
見るのが怖いと思いつつ、開けちゃったから見ちゃおうという好奇心から、全部読んだ。
それが間違いだったのかもしれないと今思ってる。
父は××運輸で働いていたらしい。色々な資格の証明書があった。どんだけだよ。
父は献血が好きだったようだった。表彰状があった。126回ってどんだけだよ。
父は学生時代から行動派だったようだ。毎週キャンプとかどんだけだよ。
そこには私が教えてもらった父と、知らない父とがいて、とても面白かった。
生きていればよかったのにって思った。
父の死因が明確に記載されていた書類を見つけた。
「平成8年×月×日、××町にて、ブームを倒して駐車中の40tクローラークレーンのオペレーターが、10tトラックで入荷してきた止水矢板を卸すため、ブームを約33度に上げたうえで、40tクローラークレーンを約7m前進し停車したところ、その反動で主巻ボットンブロックをフットピン部に固定してあった台付ワイヤーが切断し、ボットンブロックが前方にふられて、荷姿の写真を撮影中の故 父の名前 氏に当たり、同氏は午前8時10分頃死亡した。」
はっきり言って、これの意味が全く理解できなかった。でも、次の新聞記事で少し理解した。
「作業を始める前に、クレーンの重さ約三百五十㌔のフックが、近くにいた父の後頭部を直撃、父は脳挫傷で即死した。警察の調べによると、クレーンの運転手が、フックを固定していたワイヤを外さずにアームを上げようとしたため、ワイヤが切れ、反動でフックが振り子のように動いて、約五㍍離れたところで作業報告用の写真撮影をしていた父に当たった。父はヘルメットを着用していたが、フックがぶつかった際、はね飛ばされたという。」
この時昔の記憶が一気に戻ってきた。そういえば小さい頃おばさんが、
「病院に運ばれたけど、目が開いたままで植物状態だったんだって。もう植物状態でもいいから生きてほしいってあの時は思ったよ。朝の5時に出勤して8時に死んだんだって、気の毒にね。」
みたいなことを私に話してくれたのを思い出した。
なんかもう、今まで父のことをそんなに考えていなかったのに、これ読んだ瞬間涙が止まらなかった。よくわからない感情が頭の中を動き回ってた。
少しだけ、クレーンの運転手を憎んだ。あんたさえいなければ父は生きていたのにって、その時は思った。今は思わないようにしてるけど。
戸籍を見つけた。父のものだった。私の名前、母の名前が載っていた。でもそれとは別に、違う人の名前も載っていた。
戸籍によれば、父はバツイチだった。しかも私の5歳年上の長男もいるようだ。
自業自得で自分勝手だと言われれば否定はできないけれど、小さいころから信じていたものが一気に崩れていった気がした。
しかも、年金手帳を見ると、母の名字も今と旧姓とは異なるものが書かれてあった。母の戸籍はなかったけれど、母もバツイチなのかもしれない。
遺産相続の書類には、私の名前と母の名前、長男の名前とその母の名前、そして住所が書かれてあった。
父が働いていた会社のお偉いさんの名前も沢山書いてあった。住所も。
金庫の隅にA4の黄色い紙が、綺麗に折られてた。開いてみたら、赤いペンで絵が描いてあった。
私はすぐにわかった。これは3歳だった私が、人から「父は頭を怪我して死んだんだよ」と伝えられた言葉を頼りに描いた父の絵だった。
あの頃の私は、何を思ってこれを描いたんだろう。
頭から血が流れている父の姿は、どうやって想像したのだろう。
なんかもう、よくわからなくなった。
何をしていいのかわからなくなった。
何をすればいいのかわからなくなった。
私はこれから、どうすればいいですか。
この記事を書いた増田です。
いきなりですが長文すみません。
この間吐き出すだけ吐き出してからずっと椅子に座って、ぼーっとしてました。
今ブクマ見たら凄いことなってて驚きました。ありがとうございます。
色々なことを考えました。殺した相手を復讐するか、血のつながる兄に会いにいくか、もっとたくさんの情報を仕入れるか、
家族とは何か、父とは何か、一番良い死に方とは何か、片親であることは悪いことか、などなど。
自分の中で答えが見えないものを、ただひたすら探し回ってました。答えなんか出る訳なく、殆ど眠らぬまま今を迎えました。
でもブコメを見て考えていくうちに、ほんの少しだけ理解できるようになりました。
一方的に受け取るのは申し訳ないと思ったので、少しですが答えさせて下さい。
■何で増田に書いたのか■
恋人や友達にいきなりこんな話したってどうしていいのかわからなくなるだろうし、
母や親族に直接聞ける話題でも無いし、そうなると人間で話を聞いてくれる人は私の周囲にいません。
Twitterだと連投は嫌がられるし、元々そのようなツールではないし、ブログなんて持ってないし、mixiやってないし、
一番の理由は、身元を知られずに誰かに聞いてほしかったからです。匿名性があるから、私が誰かわからないと思います、多分。
■「普通に」生きればいい■
逆に普通って何ですか?
だってごく一般的な、両親が揃った家庭を普通とするならば、私は3歳から異常なわけで、
異常な私がすることって普通とは言い難いのではないかと思います。
今回の件を水に流して忘れて生きるというのが普通ならば、そもそも水に流そうと思っている時点で人とは違います。
普通に生きることって簡単なようですごく難しいです、今の私にはさっぱりわからない。
多分、世の中から父の存在を消せば、普通になるのかもしれませんが、それは無理なので一生普通には生きられません。
■何故父に不満を持つのかわからない■
私は小さい頃から父の人柄や評判を積み上げてきました。
それはみんないいことばかりだったので、私にとって完璧な父が頭の中にいました。
だから今回離婚歴があると知って、ショックでした。
私の思っていた父とは違う、と思いました。まあ、私が勝手に妄想していただけの自業自得ですが。
街中で父母子が手を繋いで歩いているのを見て、ああいうのが本来の家族であって、父さえいれば私もああだったと思ったこともありました。
でも今回の件で気づいたことは、愛が移動することで、笑顔の場所が変わるということです。
だって離婚する前は、違う人たちにその笑顔を振りまいていた訳です。
そう考えると、なんか、納得いかないというか、すみません上手く表現できないです。
母とはあまり話しません。性格が180度違うのに自己主張が強い為、話す度にぶつかり合います。
私が遅れてきた反抗期というのも少し関係しているかもしれませんが。母の口から父の話を聞いたことはありません。
母は父が死んでから高血圧になり、ちょっとしたことで倒れるようになったそうです。
だからもし私が父の話をしたら、母は具合を悪くするかもしれません。
もうこの話題はタブーなのかなと思って、父に関することは他の人に聞くようになりました。
これ以上仲良くしようとも思わないし、仲悪くしようとも思いません。
■また悩んだら増田に書けばよい■
もう増田に書きません。なぜならここは悩み相談をする場所では無いからです。
なので今回私が一方的に思ったことを吐き出したことに罪悪感を感じています。
不快に感じられた方もいるようで、本当にごめんなさい。
ですがブコメを読んでいくにあたり、少しずつ整理していこうと思うようになりました。
おそらく多くの人はこれを見ないと思いますが、私はどうしてもお礼を伝えたかったのです。
こんな風にしか伝えられませんがお許し下さい。
1999年時点での現実は20万円未満で約半数がやりくりしているらしい。
ちなみにこれは夫婦の話で、一人暮らしなら15万未満で60%。
なので「一人で20万必要とかアホぬかせ」はおおむね正しいつっこみの模様。
(10年間で生活に必要な経費がどれくらい変わったのか知らないけど)
でも、将来に向けてどれくらいが必要と考えるかについては、
2004年、2007年時点で20~25万が最低ライン、ゆとりある生活には35万必要と考えているらしい。(これも夫婦の話ね)
なので元増田の「月20万必要」というのは現在の標準的な将来設計なのかも。独り身にしては多めかもしれないが。
高齢者一人暮らし・夫婦世帯に関する意識調査結果の概要 by 総務省(1999)
http://www8.cao.go.jp/kourei/ishiki/h11_kiso/isikityousa.htm
http://www8.cao.go.jp/kourei/ishiki/h11_kiso/pdf/2-2.pdf
(1) 毎月の生活費
一ヵ月当たりの生活費をみると、「10~15 万円未満」が24.0%、「15~20 万円未満」が23.7%となっている。
一人暮らしでは「5~10 万円未満」が36.3%と高く、次いで「10~15 万円未満」30.3%、「15~20 万円未満」15.0%となり、夫婦世帯では「15~20 万円未満」が28.8%と高く、次いで「10~15 万円未満」20.3%、「20~25 万円未満」18.0%となっている。
生活保障に関する調査 by 生命保険文化センター (2007)
http://www.jili.or.jp/research/report/pdf/h19hosho.pdf
(2) 老後の最低日常生活費
夫婦二人で老後生活を送る上で必要と思われる最低日常生活費をみると、平均額は月額で23.2万円と前回より1.0万円減少している。
(3) 老後のゆとりのための上乗せ額
経済的にゆとりのある老後生活を送るための費用として、老後の最低日常生活費以外に必要と考える金額の平均は月額で15.1万となり、前回より1.4万円増加している。
生活保障に関する調査 by 生命保険文化センター (2004)
http://www.jili.or.jp/research/report/pdf/h19hosho.pdf
(2) 老後の最低日常生活費
平均額は月額で24.2万円と前回より0.7万円増加している。
(3) 老後のゆとりのための上乗せ額
年寄りの戯言には大まかに分けて二種類あります。「昔は良かった」ってのと、「最近の若者は」ってのです。大体こんな言説を振り撒く人に対して最近は「懐古厨」とかレッテルを貼り附けるのが流行りなのか。まあ其の辺はどうでもいいとして、此処では此の「昔は良かった」言説を、金利の面から検証してみる事にします。
日本の経済は戦後のどん底から途中オイルショック等を経験し乍も、平成3年のバブル崩壊までは右肩上がりの景気だったのですが、其れ以降は、一気に低迷して行きます。日銀のゼロ金利政策とか、最近では米国のサブプライムローンの破綻等も相俟って景気上昇の糸口が掴めない状況です。はあ~。 で、日本のバブル崩壊以降の金利の推移を郵便局の定額貯金の利率の変動を参考に編年体で書き記してみます。一往、3年据置での年利率です。全て手元の印字で確認済みです。
最初に平成8年。9月には1.20%で辛うじて1%の大台を超えてたのですが、年末の12月には既に0.80%になり、以降現在に至るまで1%の大台に達する事は叶って居りません。
次に平成9年。2月、3月、5月と0.80%をキープ、6月に0.95%と少し持直すも、8月には0.70%に落込み、9月で0.65%、10月で0.50%、約1年で半分以下の利率に落ち込んでしまったのです。そして更に落込み、11月には0.45%になってしまったのです。
次に平成10年。3月の変動が激しく、0.45%、0.40%、0.35%と段階的に落込み、4月には0.35%をキープするも、6月には0.30%に落ちた。更に10月には0.20%と落込み、11月も同様です。転落が止まりません。
次は平成11年。最初は少し持直します。1月は0.25%から0.35%に上昇し、2月は0.35%をキープ、だが併し、3月には0.20%に戻って以降当方の確認する限り暫く利率変動はありません。
平成12年は0.20%をキープです。此の時点で丁度10年前になりますから、今年満期になる定額貯金は殆ど0.20%の利率の筈です。平成22年1月末現在の利率が0.11%ですから、現在から見れば10年前の利率はまだ増しな方です。
次に平成13年。1月は0.20%をキープしてたのですが、7月には到頭0.1%を割込んで0.07%にまで低迷します。9月も0.07%をキープです。
平成14年は、3月の記録一件のみで0.07%、もうやる気も失せます。
平成15年は、4月、8月、10月、12月と0.06%をキープします。記録的な史上最低金利です。もう既に物価の上昇率にすら追付いて居りませんな。此の当時の通常貯金の利率は確か0.02%だったかと記憶します。
最後に平成17年。5月で0.06%、此処で手持ちの記録はストップ。此の時代の定額貯金を持ってる人はサッサと積み直した方が吉です。
まあ、此処まで定額貯金の利率を参考に金利の下降状況を見て来たのですが、何とも惨憺たる結果です。序でなんで、旧第一勧業銀行の三年もの定期預金の利率推移も記録しときます。H8(0.900%)、H11(0.150%)、H14(0.070%)、H17(0.070%)、H20(0.500%)、最近少し持直して来たって処の様です。
其処で最初の話に戻ります。実はバブル絶頂期の平成3年7月に積んであった定額貯金の印字が手元に在るんです。当時の利率驚く勿れ「6.33%」仮に百万円積んでたら満期で69万円の利子が附いたんですよ。今のご時世では絶対に有り得ません。年寄りの「昔は良かった」言説は殊金利に限っては全く正しいんです。
人(法人その他の団体を除く)が被害者となった一般刑法犯の認知件数及び被害発生率の推移。
平成8年(1996年)を境に増加傾向が始まり、平成12年には200万人を突破。ピークは平成14年(2002年)の2,486,055人。
平成15年以降は徐々に減少。平成17年には200万人を下回り、平成19年(2007年)は1,581,526人であった。
年度 | 被害者総数 | 男性(発生率) | 女性(発生率) |
---|---|---|---|
平成10年 | 1,768,200人 | 1,907.4 | 909.4 |
平成12年 | 2,141,037人 | 2,303.5 | 1,096.2 |
平成14年 | 2,486,055人 | 2,652.2 | 1,281.0 |
平成17年 | 1,919,609人 | 2,055.6 | 980.0 |
平成19年 | 1,581,526人 | 1,672.9 | 823.6 |
被害の発生率は、「人口10万人当たりの認知件数の比率」を表す。男性の被害発生率が、女性の2倍強であるのは毎年の傾向。
ちなみに、殺人・傷害致死・強盗致死・強盗殺人などの凶悪犯罪件数では、平成19年(2007年)が戦後最低だった模様。
もちろん法改正や警察の記録の取り方で数字は左右されるが、グラフは緩やかなカーブを描いているので、被害が増えているとは言えないだろう。
しかし「犯罪が増えている」と思っている人は少なくない。
浜井浩一氏(犯罪学)が『犯罪社会学研究』(33号)と『現代思想』(2008年10月号)で犯罪統計をテーマに論文を書いている。そのテーマは現在の日本社会の実態を表している。
2年前と比べ犯罪が増えたと思うか?という全国調査で、「とても増えた」と答えたのは
つまり50パーセントの人が日本全体で犯罪が「とても増えた」と思うが、居住地域で「とても増えた」と思う人は4パーセントにすぎない。この乖離はなんなのか。
いま平成8年に初回登録の車に乗ってて、12年度目。
で、今年車検があるので、車検を受けて13年度目にするか買い換えるかで迷ってるんだけど、
「車齢13年以上で補助がでる」という条件に該当するためには、
「車検が通ってる状態で13年度目に入っている車」じゃないとダメらしいという噂。
ちょっと大きくて古い車なので、車検を通すだけで(税金・諸費用・要交換パーツで)25万円くらいかかる見込み。
えー、微妙。
13年度目になってなくても(額が少なくなるけど)補助はでるわけだし、
車検を通すぐらいなら今の車に最後まで乗ってやりたいので、うん、すげく悩ましい。
追記: ざっくりした計算だけど、税金の免除とか、現状の税金の高さを考慮に入れても、
やっぱり年20~25万には変わりないんだなぁと思った。現状維持でも、買い換えでも。
少年じゃなければ最短10年じゃないかな
ちなみに、「平成18年版 犯罪白書」によると、無期懲役刑受刑者の仮釈放になった人数と在所期間は以下の通り。
平成8年 総数9人(14年以内1人、20年以内5人、20年以上3人)
平成9年 総数13人(14年以内1人、20年以内4人、20年以上8人)
平成10年 総数14人(20年以内5人、20年以上9人)
平成11年 総数9人(20年以内3人、20年以上6人)
平成12年 総数6人(20年以上6人)
平成13年 総数14人(14年以内1人、20年以上13人)
平成14年 総数5人(14年以内1人、18年以内1人、20年以上3人)
平成15年 総数13人(20年以上13人)
平成16年 総数8人(20年以上8人)
平成17年 総数3人(20年以上3人)
平成12年以降は、18年以内で仮釈放になったのはわずか3人のみで、それ以外はすべて20年以上を経て仮釈放となっている。やはり、最低年数で仮釈放できるほど、甘くはないということか……。
だそうで
番外その3
秋葉原の事件や違憲判決など、書きたいことはいっぱいあるんですが、書きためていたものなのでまずはこれから公開しま
す。
ようやく気が向いたので書きます。問題意識は変わっていません。
以前に指摘したとおり、この問題は数多くの論点を含みます。なので超長文です。
出来るだけわかりやすく書いたつもりですが、わかりにくかったらごめんなさい。
まずは我が国の法規制についておさらいした後に、具体的なケースについて考えていきましょう。
刑法上、性行為が犯罪になる場合として、強姦罪が定められています(177条)。
(強姦)
第177条 暴行又は脅迫を用いて13歳以上の女子を姦淫した者は、強姦の罪とし、3年以上の有期懲役に処する。13歳未満
の女子を姦淫した者も、同様とする。
前段は一般的なレイプです。これに対して後段は「法定強姦」と呼ばれます。
暴行又は脅迫がなくとも、また同意があったとしても、法がその性行為を強姦とみなしているのです。
これは、少女の性的自由を父権的に保護する目的に出たものと解されます。
つまり年端も行かぬ少女は知慮浅薄であって、同意があったとしてもその同意が真意の元になされているのかは疑わしい。
これを放置すれば性的搾取の温床にもなりかねない。このように、少女を特に保護するための規定なのです。
しかし、ごらんの通り我が国では法定強姦年齢は13歳未満です。
13歳(=中学一年生ですよ!)になったからといって急に成熟するとは考えにくいですよね。
成人するまで、もう数年分の保護が必要と考えられます。
そこで、条例による処罰がなされているわけです。
少女への性行為を処罰する条例は、たいてい都道府県のレベルで「青少年保護育成条例」の中で制定されています(淫行条
例と呼ばれます)。
条例での処罰には犯罪地の条例が適用されることになりますので、実際にセクースした土地の条例の適用を受けます。
各地方公共団体が独自に定めるものなのでそれぞれ違ってしかるべきですが、
どこかが甘いとそこに流入してしまうので、足並みを揃えてだいたい同じように定められています。
よく言われることですが、全国で長野県だけはこの条例を持ちません。なので、アホな大人たちが実際に大挙して流入しま
した。
これに業を煮やした長野市などは、市のレベルで同様の条例を定めました。なので、長野県ならオールオッケーというのは間違っています。
そういった条例の中では、「淫行」した者が処罰されていることが多いです。
しかし、この「淫行」という概念がわかりにくい。ただのセックスも含まれるの?
これについて、最高裁は、要約すると、「少女の無知に乗じて行う性行為や、性的搾取のような性行為」が淫行になるといっています(最高裁大法廷判決 昭和60年10月23日)。
その理由としては、真摯な恋愛に基づくセックスまで禁ずるのは行き過ぎだから、
少女を食い物にするロリコンオヤジだけを処罰する、と限定的に解釈しようということです。
さて、「淫行」との関係では、児童福祉法34条1項6号との関係も問題となります。
同号は「何人も児童に淫行をさせる行為をしてはならない」と定めており、罰則も規定されています。
条例による処罰と思いっきりかぶります。
これについては、東京高裁が、大枠、淫行のきっかけを与えた場合が児童福祉法違反、
淫行しただけの場合は淫行条例違反という解釈をしています(東京高裁判決 平成8年10月30日)。
これに沿う最高裁の判例も出ました(教え子にバイブで自慰させた教師が児童福祉法違反とされた)ので、妥当な解釈だと
思われます。
なお、援助交際的なものについては売春防止法の適用がありそうなもんですが、
売春防止法はもっぱら女子の側を処罰するものなので、ここでは検討しないこととします。
処罰されるかどうかはともかく、何歳のセックスがどのような犯罪の構成要件に該当するかを考察します。
13歳未満の少女とセックスするのには同意の有無にかかわらず強姦罪が成立します。
そして、13歳以上18歳以下であっても同意がなければ強姦罪となります。
青少年(18歳以下とする場合が多い)と淫行に当たるようなセックスをした場合には条例違反を問われます。
13歳未満の少女と淫行した場合には、強姦罪と条例違反の双方が成立しますが、重い強姦罪で処断されると思われます。
淫行は同意があろうがなかろうが成立します。
逆に、これらを避ければどんなセックスも思いのままです(少なくとも法的には)。
というのが刑法・条例の解釈ですが、処罰されるかどうかは別です。
まず、大前提として、バレなければ当然ですが処罰されることはありません。
そして恋愛関係でのセックスの場合は、13歳以上ならば強姦にも淫行にもなりません。
法定強姦であっても親告罪ですので、13歳未満で恋愛感情があった場合には告訴はないでしょう。
しかし、いつかはバレるものですし、関係が破綻した後に嫌がらせで告訴される場合もあるでしょう。
また、被害者が処女だった場合は通常は処女膜裂傷という傷害結果を伴うので、
強姦致傷罪となり、非親告罪となることに注意が必要です。
男性も少年であった場合には、14歳未満であればそもそも刑事訴追されませんし、
それ以上の場合も、あまり大事にならない可能性が高いでしょう。
13歳未満 同意があっても恋愛感情があっても強姦罪、ただし親告罪、ただし処女膜裂傷の場合は非親告罪化
13歳以上18歳未満 同意があっても、淫行となるような場合には処罰される
18歳以上 同意がない限り処罰される
もっとも、バレなきゃ処罰はなく、恋愛感情の元なら世間に露見することもあるまい。
あ、今頃蒸し返すようで悪いが、それ多分世代の差は大いに関係あるよ。
なんか、自分の頃ってそんなに奨学生いなかったよなーと思って調べてみたオサーンなんだが
10年遡るだけで、受給率は1/2になるんだな。
やっぱりおっさんの青春時代はそれほどいなかったってのも、あながち間違いでない気がする。
【大学学部(昼間部)】
全学生のうち、日本学生支援機構や大学等の奨学金を受給している者の割合
平成8年度 21.2%
10年度 23.9%
12年度 28.7%
14年度 31.2%
16年度 41.1%
18年度 40.9%
元データここ
http://www.jasso.go.jp/statistics/gakusei_chosa/documents/data06_outline.pdf