はてなキーワード: 坂上田村麻呂とは
先住民の虐殺については普通に本に書いてありますから、それを非難する人はいますよ。
当の先住民自身でも非難する人はいますし。
ただ、それが世界的なムーブメントになることはないんですよね。
世界中の、ある程度教育を受けた人ならアメリカその他の先住民の運命を知っていますが、だからといってアメリカという国そのものを否定するという流れはありませんね。
不可能ですし。
僕自身、先住民への残虐行為をもって、アメリカという国を根本的に否定する考えはないです。
そんなことを言い出すと、京都(今は皇居が東京にあるので、東京でもいいですが)の人々は岩手の人々から存在の正当性を否定されてしまいます。坂上田村麻呂が東北を制圧したとき、「助ける」と約束したアテルイ(蝦夷のリーダー)を処刑してますから。
「国体が変わったという認識が必要では?」という主張には特に反論したいわけじゃないけど、徳川家康は「江戸幕府」の初代将軍だからその例自体は別と考えて問題ない。「鎌倉幕府」の初代将軍は源頼朝だ。そしてそれに対して「坂上田村麻呂の立場は!」とか誰も突っ込まない。
それから、戦後当時の政府人の感覚では「国体=政治体制」ではなく、「国体=天皇を中心とした国家であること」であって、だから「国体護持」とは天皇を戦争裁判にかけないことを意味した。降伏判断を遅らせて原爆を二発食らったのもソ連の参戦を招いたのもいわゆる「無条件降伏」したのも占領を受け入れ米兵駐留を受け入れ民主主義を受け入れ東京裁判を受け入れたのも、全ては「天皇制」護持のため。そしてそれは政府の人の単なる暴走じゃなくて、彼らが日本人全体の「空気を読んだ」からだというのがおおむね妥当だと思う。ホント日本人は天皇が大好きだよな。