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はてなキーワード: 労働問題とは

2023-04-19

anond:20230419163258

残業代が出ない企業の割合 | 労働問題の窓口

厚生労働省の「監督指導による賃金不払残業是正結果」によれば、賃金不払残業理由指導された企業は1,348企業で、支払われた割増賃金の平均額は1企業あたり741万円でした

日本労働組合総連合会が、20歳~59歳の男女雇用労働者正規労働者非正規労働者)3,000を対象に行った「労働時間に関する調査」によると、「賃金不払い残業サービス残業)をせざるを得ないことがある」と回答したのは4割強でした。

2023-04-17

ジャニオタ現代消費者

ジャニオタ現代消費者って何が違うのか?

iPhone 中国 労働」で検索すると今でも鴻海の中国iPhone工場労働者の争議があることを今更ながら知った。それでも自分iPhoneを使っているし、使うのだろう。。。

スタバ米国労働問題を抱えており、元CEO連邦議会証言するまでに至っているが、サンダース議員と元CEOがやりあっているライブ中継を見たあとでも、いくつかの店舗スタバ労働組合の動画を見ても、毎日1~2回スタバに行ってモバイルオーダーで注文する自分の消費行動は特に変わらなかった。

他の例ですぐ思いつくものとしてUberがあるが、アメリカでは社内のセクハラ民事訴訟なり個人情報漏洩に関する有罪判決があるし、日本でもUberEatsの労働争議がある。Uberに関してはほとんど使わないが、全世界消費者には受け入れているのだろう。

https://jp.wsj.com/articles/SB11252457003671273998304584238872453356840

https://www.justice.gov/usao-ndca/pr/former-chief-security-officer-uber-convicted-federal-charges-covering-data-breach

https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2022/11/25/14.html

iPhoneなりスタバヘビーユーザーである自分ジャニオタと何が違うのか、 分からなくなってきた。消費者サプライチェーンにおける人権尊重基準に行動するのは思っているよりも難しい気がする。

anond:20230417102222

からAmazonデリバリープロバイダひとつ許容できないはてなー労働問題をいっちょまえに語ろうなんて荷が勝ちすぎてんのよ

2023-04-05

anond:20230405043043

パワハラとかだと「難しいですね〜」って言われるけど

残業代未払いは確実に回収できる

労働基準監督署に行けば

お金全額請求できるよ

実際その時間に働いてた

証拠がいるんだけど。

仕事の指示を出すメールとかさ

労働期間を記録した自作メモでもいいよ

過去五年だったか三年まで遡って請求できる

支払わないなら経営者給与未払いで逮捕

ただ、みなし残業代があるならその分は払われない。

労働問題で無料相談やってる弁護士会とかネットで探して相談してみては

2023-04-02

anond:20230401184939

地下猫さんが前言ってたぞ

労働問題差別問題沈黙するのは賛同・加担と一緒って

で、他の諸々を提示されて

僕の時間は有限ってね

少なくともBLMのときは「声を上げないのはヘイターと一緒」って輩、すげぇたくさん湧いたよな

そいつらは、「他の差別問題」に声上げてるのかね?

そいつ自分反差別と思ってるけど、実は単なるヘイターじゃね?

2023-03-31

これから働く新社会人

ポケット労働法PDF

https://www.hataraku.metro.tokyo.lg.jp/shiryo/pocket/index.html

東京都では、労働相談情報センターにおいて、労働問題全般に関する相談に応じています。令和3年度の労働相談件数は45,504 件となっており、相談内容をみると、「退職」や「職場嫌がらせ」をはじめとする深刻な内容が多く寄せられています

しかし、これらの相談の中には、もしかしたら労働法知識があればトラブルにならずにすんだのではないか、また、これほどの不利益を受けずにすんだのではないかと思われるものも少なくありません。

そこで、東京都では、労働法に初めて触れる方を対象に、職場の中でいか労働法が身近で、大切なものであるのかということを知っていただくために本冊子を作成しました。

本冊子には、労働法重要な部分が、出来る限りわかりやすくまとめられています。労使がお互いに、より良い職場環境を築いていくための一助となれば幸いです。

読んどけ。

2023-03-25

「女は下方婚しない」は本当か?→本当※ただし昔と意味は違う

結論から言うと、本当だと思われる。

ただし、他の見方も有力。最近は段々と変わってきていて、意味も昔と違う。男もできたら下方婚したくないと言う傾向、カップル婚活の状況を見ると、同類婚の時代と言える。

なので「女が下方婚しないbot」を野に放ってもあんまり解決には繋がらないと思う。

anond:20230325100416

anond:20230324204635

anond:20230325095114

「女は下方婚しない」は本当か? → 本当(ただし「女」「下方」という括りは主語デカ

年齢別の年収vs婚姻率のグラフ国立社会保障・人口問題研究所調査にある)を見ると

と言う傾向が読み取れる。

この分析は、増田のように「女は下方婚しない」と言う風に見る事もできて、それは間違いじゃない。
例えば、社会学者山田昌弘氏はその説を唱えてる。最近の本ではそんなに全面に出してないけど、講演会とかゼミとかではずばり言ってる。

また、身も蓋もないはなしをすると、金のない男性との結婚は、本人よりも周りが反対することが多い。本人はよいと思っていても、特に両親がストップをかけるとか。

ただ、後記するが、最近はその傾向が変わってきているし、下方婚しないのは女性だけじゃない。

男性で低年収婚姻率が低いのは、別の問題もある

ただ、それだけではない。男性側にも困難がある。
他の統計厚労省労働統計や、意識調査など)を組み合わせるとこんな傾向がある。

まり女性下方婚しないと言うだけではなく、350万円以下の人間は、長時間労働などによってワークライフバランス崩壊しているかそもそも結婚はしたいけどできる訳もないと思っている、と言う事も考えられる。

簡単に言って、地獄。ここは労働問題も絡み、相対貧困問題だと考えた方が良いかもしれない。

最近動向と「同類婚の時代

また、女性下方婚しない、と言う事については、実際に結婚したカップル分析すると、以下の様な事が分かっている。

と言う事で、「同類婚」の時代になっていると言われている。

これは「女は下方婚しないbot」の言う事は間違ってないとは言える。
しかし、中身が全然違うよな。
昔は上昇婚指向といって、女性社会的地位を上げるために社会的地位の高い男性を求める傾向が強く、さらに親がそれを推奨する傾向があったんだが、それが現実的ではないと言う事になってきている。ただしそれでも高めなのは、晩婚化を反映していると思われる。

一方で男性は、男性年収中央値及び生涯年収が下がっているし「結婚して良いと考えている世帯収入基準」の高騰を反映、さら意識の変化を背景にして女性にも働いて欲しいと思っているし、同レベルか少し下ぐらいの年収を求めるようになってきていると思われる。

なお、この辺りの傾向や意識変化は2016年以降ぐらいで一気に変わってきているらしいので、古めの結婚分析だと反映されていないので注意してほしい。
これは上昇婚指向以外も結構内容が変わってきていて、ググって出てくるのも古い奴もかなりあるのでご注意を。それより古い奴を引いても意味が無い場合がある。
たぶんコロナ禍を経てこの後の統計も大きく変わる予感も。

2023-03-10

anond:20230310082017

ジャニーは性加害者だったけど今のジャニーズは性加害企業って言い切れるんですかって話やで

少年労働問題は別議論から切り分けてな

2023-02-06

マルクスが今生きていたら環境活動家だろう

鍵「あと15年、20年速く生まれてたらまちがいなくバリバリ極左活動家だったんだから共産主義のまちがいがあきらかになった後に青年になったのは幸運だった。ところで斎藤幸平とか、実際はマルクス信じとらんやろ 信じてたら環境問題なんかするわけない」

https://twitter.com/shinichiroinaba/status/1622228974373060610


??????

マルクスが今生きていたら、環境問題をやっていると思いますよ。マルクスも実は労働問題なんかにさほど関心なかったでしょ。資本家支配を暴くことに関心はあっても。

2023-02-05

強欲な仁藤夢乃津田大介は公金チューチュースキーム仲間

https://twitter.com/colabo_yumeno/status/1362951950115893253

仁藤夢乃 Yumeno Nito

@colabo_yumeno

2021年2月20日

アウトリーチとは、支援必要としている人を探し、直接出向き、つながること。それは広報とは違うのに、Colaboが取り組んでいる「若年被害女性支援モデル事業」の本事業化に向けての動きを見ても、国も勘違いしている。窓口が周知されれば自ら相談できる人に必要なのはアウトリーチではなく広報

引用ツイート

津田大介

@tsuda

2021年2月20日

話題厚労省有識者会議コロナ禍の雇用女性支援プロジェクトチームもっとあなたを支えたい~」労働問題専門家の少なさを疑問に思ってたらPT趣旨は「支援必要な人にどう情報を届けるのか」というアウトリーチPR手法開発なのね。それなら人選は理解できるけど名称これじゃないだろ感が強い。

仁藤夢乃 Yumeno Nito

@colabo_yumeno

2021年2月20日

Colaboのアウトリーチなどの取り組みがモデルとなり「若年被害女性支援モデル事業」が来年から事業がされるにあたり増額された予算説明でこの前、厚労省からICTを使ったアウトリーチとしてGoogleなどに出す広告費として使える」と言われた。

仁藤夢乃 Yumeno Nito

@colabo_yumeno

·

2021年2月20日

相談窓口の周知はアウトリーチでなく広報であり、公的支援はそこに力を入れるべきだと考えるが、モデル事業では、公的支援に繋がれずにいる人へのアウトリーチに取り組んでいる。しかし「アウトリーチには声かけよりも、広告費をかけた方が効果的。その方が相談者が増える」と勘違いしている団体もある

仁藤夢乃 Yumeno Nito

@colabo_yumeno

2021年2月20日

宣伝費をかけて相談者が増えるのは、「自分から相談したい」と思っている人に窓口が知られたからで、自ら支援に繋がれずにいる人に出会えているわけではない。自分から助けを求め、れない状況にある方を、探して、声をかけ、出会い、つながるのがアウトリーチではないか支援の質がどんどん下がる、、

仁藤夢乃 Yumeno Nito

@colabo_yumeno

·

2021年2月20日

公的機関の周知も必要だけど、それ以上に質の改善をしないと、出会った人に責任が取れない。そのため、他で適切に対応してもらえなかった自ら助けを求められる状態にある人たちが、Colaboを頼ってくる。そしてColaboは助けを求められない状態にある人の支援まで手が届かなくなってしまっているのが現状

仁藤夢乃 Yumeno Nito

@colabo_yumeno

2021年2月20日

モデル事業で「何万人の女性支援しました!」と、国や都は報告してるけど、実態民間が丸抱え。この事業でColaboから婦人保護施設につなげられたケースは、この3年間で1ケースもない。出会っても受ける気なく、公的責任が取れない状況が続いていて、形だけ「助けを求めてください」と呼びかける。

津田大介

@tsuda

返信先:

@colabo_yumeno

さん

一連のツイート重要な指摘だと思いました。結局は行政仕事評価基準あいまいで「実」よりも目に見えやす数字を追いかやすい(図書館評価基準が貸出本数になるなどが典型ですね)、予算の単年度主義により中長期的支援が難しい弊害。ここを見直さないと支援の質が上がらないんでしょうね。

午後5:33 · 2021年2月20日

仁藤夢乃数字を出さず金だけ取ることが目的なのはデータから裏付けられていますデータや実績を頭に入れると、広告代を独り占めしたいということになります

2023-01-21

anond:20230120210839

https://twitter.com/seraphim_s_c/status/1142351906485882880

日本ではなぜ周囲の男性痴漢を捕まえないんだ?って話をした時に息子が語ってくれたこと。「グローバルの授業でテーマだったことなんだけど男に声掛けされた挙句殴られた女性がいてその女性のことを一部始終を見ていた4人の男性が助けたんだ。先生にこれについてどう思うか?って聞かれて

②僕は見て見ぬ振りじゃなくてすぐに助けに入ってその人達は偉いって思ったんだ。でも先生は『介入が遅すぎた。最初に男が女性に嫌な言葉をかけた時点で止めに入るべきだ。そうすれば女性が殴られるのを防げたはずだ』って。それすごくショックだった。もう元々の『正しいこと』の基準全然違うのよ」

グローバル先生、またしても素晴らしい授業をしてる。そう『正しいこと』の基準値が違うんだ。長い年月をかけて少しずつズレてしまったのが今の日本の姿。見て見ぬ振りを続けてきた結果、この地獄みたいな社会を生み出してしまった。

さっき聞いたのだけどグローバルの次の課題はなんと『デモ!』実際にデモ行動をするわけではないけど、デモの発起からデモ成功すると仮定した着地地点までのプランを個々に作成するらしい。グローバルは息子の学校で昨年新設された選択科目だけど9年生の1年間しかないのが残念。課題が秀逸すぎる。

⑴ 9年生(日本の中3)の半年間で民族による認識の違いから学び始め、動物権利戦争、と進んだ。次の課題が『デモである事を考えると今の大きなテーマ人権なのだと思う。だとするとこの授業のテーマは『安全に生きる権利』を脅かされている人を見た時にどう行動すべきか?を問うものだろう。

グローバル先生戦場経験のある哲学先生戦争紛争地帯活動東ティモール虐殺現場では遺体を発掘、専門家と共に虐殺されたひとりひとりの死因の特定調査をしている。その上で「正義とは何か?」「戦争果たして正義か?」を生徒に問いかける。

たくさんの共感ありがたい。息子のグローバルの授業は良識ある日本人が望む教育の在り方や方向性示唆されていると思う。この先生の授業に関した過去ツイを探してみた。どれも自分の受けた日本教育との差に驚いて呟いたものだ。リツイートするので興味のある方に見ていただけると嬉しい。

たくさんの反応もらって思ったこと書いてみた①日本問題点人権意識の無さに集約される気がする。性犯罪虐待DV性的搾取貧困も。労働問題外国人労働者入管問題もそう。人権意識を奪われて育った人間他者権利を踏みにじる。人権を考えさせる教育排除してきたのは国や富裕層

②思惑なんだろう。奴隷人権意識を持つと面倒だから。こんな世界私たちは望んでなんか来なかったはずだ。痴漢被害にあって助けを求めたが誰も助けてくれなかったというメッセージをもらった。日本日常だ。痴漢は私が学生だった何十年も前から存在した。友人で痴漢被害にあったことのない女子

③誰1人いなかった。声をあげられる女子も誰もいなかった。あの頃私達がその場で声をあげていれば、、性犯罪者として捕まえて断固として人権侵害を許さな姿勢を見せていれば、、こんなにも性犯罪は野放しにならなかっただろうか?今の日本を作ってしまったのは黙って社会に流されてきた

④私達自身かもしれない。安倍政権の目指す憲法改正の本当の目的緊急事態条項とも言われている。緊急事態条項には緊急時国民権利制限されると明記されていて権力は一点に集中し独裁政権になる。すでに消えかかってる私達の人権が息の根を止められるだろう。人権を守ることは命を守ることだ。

⑤誰もが幸せに生きる権利を守ることだ。疎かにされていい人間なんて1人もいない。今ならまだ止められる。止めなきゃ本当に地獄になる。

(追記) 昨年の息子のデモ課題。彼は「憲法9条を守る為の国際デモ」というタイトル小論文を書き上げた。安倍政権危険思想過去日本が犯した戦争犯罪も織り込み平和憲法の持つ国際的意味とこれを国際的圧力で守る意義を書き上げた。最高の評価をもらった。#憲法改正反対

2023-01-06

13時間労働をするAmazon配達員

配達仕事20年しているという個人事業主女性動画をみた。大変な仕事だと同情をしつつも、どこかで仕事を変えられなかったのかと思ったりもする。動画の後半で若いお姉ちゃんAmazon労働問題について解説をしているのを見て2人の差がどこで生まれたのか考えた。やはり金持ちの家に生まれないと駄目なのか。人生不公平だ。

https://www.youtube.com/watch?v=3rDtr-wkfhE

2023-01-05

anond:20230105130726

労働問題ならこの人、ジェンダーならこの人というように、情報を流してるのが固定してるから論調が同じになってるっていう噂はきいたことある記者調査はせず、情報源が流す情報を流してるだけ。媒体毎に流す情報変えたりして差をつけるので、新聞情報源の機嫌を損ねる論調採用できない。

2022-12-16

anond:20221214200602

単に「誰にとっての人権か?」というだけの話でしょ

殺人犯弁護人になれば、その人権を守るために話を構築することになる

それをして、「人権ww」とかいうのはお門違いでしょ

そもそも権利対立するもので、それを議会立法し、法廷で調整する

当然に、議会での議論のものも「調整」に入るだろう


から弁護士なら正しいなんてこともないし

そういう風に見立ててる世間おかしいよね

どこまでいってもポジショントーク

労働問題に強い弁護士なら、その立場

離婚調停に強い弁護士なら、その立場

名誉棄損ならお任せという弁護士がいれば、その立場

それぞれ法解釈するし、弁説を並べる

でも、(日本だと)司法を通して判例にならんと意味がない

私感を交えず判例だけで語られた話には、そこそこ意味があるかもね、程度でしょ

これが技術系とかなら、アプローチの違いがあるとしても、実現可否と言うのははっきりしているけれど

「A弁護士がこう言ってた」ってのは、そういう俗説があるという話でしかない

2022-11-28

anond:20221128204342

フェミニズムやSHEINの労働問題への連帯って、情報リテラシーと見識の両方を備えてないと理解できんのかもな

自分たちけが良ければそれで良い幼稚でリテラシーの低い差別主義者がフェミニズム社会問題に反対するのは至極当然のように思う

2022-11-24

anond:20221124110244

それな。

やりがい搾取になってる構造もまずい。プロ選手といいながら、J2とかだとサッカーだけで食べていけるだけの報酬が出ず、地元ファンアルバイト斡旋して成り立ってるとか、なんでそんなのが容認されてるの?って話。



一般企業なら労働問題まっしぐらなのに、スポーツ業界では容認されてるのも結構社会的に悪影響大きいと思う。

2022-11-21

anond:20221121152505

解像度が低いが何を示すのかよくわからんけど、セクハラ要件満たしてないから「ズリネタ」云々だけではセクハラと言えないわこれ。

女性に「ズリネタが云々」とか言ったらセクハラになるって全員分かるけど、女性表現の自由戦士(女もいる)に置き換えたらセーフになるみたいな認識ブクマカや★が無数にいる。

全員わかるけど?はあ?

セクハラ判断基準受け手がどう思うかだけど、そもそもセクハラ自体は「仕事職場関係する」という要件がある。世間一般セクハラ労働問題であることはすでにコンセンサスを得ており、労働関係ない一般的な表現の自由に拡大して適用するなら、セクハラがそのように広義で定義されているものであるという根拠を示したら?

独りよがりセクハラ定義を振り回して「全員わかる」って決めつけても「お前の脳内ではそうかもしれんね」というのが大方の感想だろう。

2022-11-20

なんだっけ。忘れないうちにメモ


最近ゴッホ絵画など芸術作品トマトスープをかけたり、ウォーホルアートカーに小麦粉をかけたりする気候変動対策を訴えながら過激抗議活動が耳目を集めている。

ブクマもよくされているが、ほとんどが環境テロ、という認識で眉をひそめたコメントにあふれている。

もちろん許されない犯罪として国内外報道されているわけだが、しかし、海外メディアでは、テロという表現ラベリング)は少なく、抗議団体自称するCivil resistance市民抵抗)という表現を紹介していることが多い。正直、この種の活動で昔から有名なグリーンピースもそうだが、テロ呼ばわりされてもおかしくない運動ではあることは確かだが、報道ニュートラルに構えているのだろう。

そんなおり、斎藤幸平が、「ゴッホ名画にスープ投げ」を理解しないのは、日本人想像力の欠如だ、と述べてブコメから総すかんを食らっていたのをみかけた。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/toyokeizai.net/articles/-/631285

しかそもそもテロという認識日本では強いのはわかるけれど、実は欧米での反応というのはそれほど強くなく、むしろ彼らが自称するCivil resistanceへの一定の理解の上に立った報道も多く見受けられるように思える。

https://time.com/6234840/art-climate-protests-margaret-klein-salamon/

そして、よく考えると、そもそもテロまがいのデモというのは、現代人権歴史を振り返ると、一定程度、社会変革の不可避な副産物として、憲法などのシステムビルトインしてきた経緯がある。典型的かつ最初の事例は、20世紀初頭の資本主義社会における労働環境を前提とした社会権。

この問題は二つの視点から興味深く、注視している。

ひとつは、抗議のコンセプトの抽象性。

もうひとつは、抗議運動市民社会的な価値

抗議運動抽象性について。

https://artnewsjapan.com/news_criticism/article/508によると、世界的な環境活動グループ「Extinction Rebellion」の共同創設者であり、ジャストストップ・オイル活動に加わっているサイモン・ブラムウェルは、アートニュースインタビューで、若い活動家がこの抗議行動のスタイル選択した理由を次のように説明する。

「これはアートの美しさを否定するのではなく、今の私たち優先順位絶対的おかしいということを言いたいのです。アートに美を見出しギャラリーを訪れる人たちがいる。にもかかわらず、消えつつある太古の森の美しさや、日々絶滅していく何百もの生物たちには目を向けないのです」

アートの美しさを否定しないといいつつ、美の概念の相対化というか、再構築といった意味では、形而上学的な禅問答である

この説明を聞いて、素直に納得できる人の割合が多いか少ないか、という視点でみると、ヨーロッパに比べると恐らく日本人は少ないだろう。

アリストテレス時代から愛だの美だの徳だのといったことをテーマに発展した形而上学から学問が枝分かれしてきた欧米と、近代以降のすでにたこつぼ化した個々のジャンルとして完成形をみた成果を受け取ってそれを解読して発展してきた日本では、こういう抽象的なテーマの抗議の趣旨理解できるのは圧倒的に少ないだろうと想像できる。

これは、作品の美の価値が分かればわかるほど、スープをかける行動の意図もわかる、という構図でもあり、実際、被害を受けた美術館環境問題の意義に言及するなどしている。作品に接したこともなく、それこそ「ウォーホル」だ、「ゴッホ」だと資産的な記号程度にしか理解していない人ほど抗議行動の意図自体を測りかね、なんじゃこの奇行は?という反応になっているようにみえる。

そういう意味では、当然、環境急進派の行動は、そもそも抗議の意図が分からない地域では成功しない(日本ではテロ以外の認識は生まれないだろうし、絶望的に無理だろう)。

しかし、欧米では、意外と功を奏しているのかもしれないと思える。感心はしないが、ああ、なるほどね、くらいの素養のある人は日本よりは多いだろう。

おおざっぱにいうと、日本人経験から教訓を得て社会設計をしていくのが得意。いわば帰納法的な解決が染みついている。一方、欧米、ひろくラテン系言語圏含めて、日本人とは比べ物にならないほど、なにかにつけ演繹的な入り方をする。言葉定義からまり指導原理を引き、タスクを明示する、という物事の進め方へのこだわりが強い(日本人自分からみると)。

組織でも、経験常識が共有できていないと不安なのが日本人

一方、構造化された概念ルール化された行動原理(法)にのっとって行動する、という相互の信頼がないと不安なのが欧米社会。そこに、デモ過激運動の機会に、自分たちが共有していない別の概念オルタナティブとして提示されたときにみせる反応というのは、おのずと異なる。


そのもうひとつ理由が、市民不服従という考え方や人々の認識の違い。

日本人社会迷惑をかけるのがとにかく大嫌いなのだ

欧米では、恐らく日本人想像している以上に、Civil resistanceというアプローチ自体価値社会変革のダイナミズムとして認めている。

それが今回の場合、限度を超えたものであり、法的に違法である、というときに、運動趣旨理解はするが違法である、という具合に飲み込みながら。

この違法性というのは、実は重要視点。それを理解するには、市民社会根本から支える憲法など、法について考えないとわからない。

近代から現代20世紀に法の考え方が近代法が大きくバージョンアップした際に、社会権が組み込まれたのは、中学生で習う話。

日本学校では昔から社会権を生活保護など、上から目線な形で教えてきた傾向があった。

しかし、社会権のうち、争議権を思い出してみればわかるように、実際はボトムアップな契機をはらんでいる。

他者危害禁止近代法の原則をはみ出した形で、ストやピケなど市民的な抵抗暴力性を認める市民権が存在する。

考えてみれば、他者に損害を与え暴力的な行動をとっていい、というのが「労働」に関してのみ例外的憲法に組み込まれている、というのは、よくよくなぜなのか歴史を知っておく必要がある。一歩間違えれば、革命トリガーになりかねないボトムアップ暴力。これをあえて憲法に明記するのは、明記することでコントロールしたいという、上と下のせめぎ合いのようなものも感じる。しかし、なんだったらいつでも政府おかしければ転覆して革命をおこせるんだぜ、と市民に思わせておく、オーナーシップ感覚絶妙バランスで持たせる機能果たしているともいえる。

マルクス時代、そしてワイマール憲法時代社会権を育んできた思想運動社会歴史のなかで、当時「労働」が最重要課題で、社会権の大きな柱として考えられたのは自然な流れだっただろう。抵抗暴力は、労働問題を争うツールであるというのが20世紀だった。しかし、抵抗暴力資本主義社会のなかで、たまたま労働キーワードになっただけであって市民社会としては、労働である必然性はない。20世紀には「環境」といったテーマシステムビルトインされなかったわけだけど、80年代後半にブルントラント委員会が「我ら共有の未来」といって今日SDGの原型となるコンセプトを立ち上げたときに、労使間に代わる、世代間の闘争といったことがテーマになりうることはうすうす予測がついていたように思う。

なので、抵抗暴力労働問題ではなく、環境をめぐる世代問題だとしても、その新たなムーブメント市民社会における意義が注目されるのも自然な流れだ。

ここで、はい違法です、はいテロです、といってしまうのは簡単だが、思考は停止する。


一方日本では。

労働」というキーワード戦後日本ははじめて市民不服従権利を手にした。市民社会における抵抗という考え方に「労働」というコンセプトが、時代要請でむすびついていた、というのは押さえておくべき文脈

GHQの五大改革から。勤労者から労働者への主体認識の転換。

しかし、その権利過激行使は、1950年代から60年代大衆の心を猛烈にイラつかせた。

日本高度経済成長を支えた大手企業は、大規模な争議に悩まされた。

民間では、1960年三井三池炭鉱紛争など半年を超える争議も珍しくなかった。しかし、ほぼ100%ユニオンショップで、従業員全員が労働組合員という会社組織風土のなかでは、会社家族みたいなものであり、労使一体みたいなのが当たり前であり、60年をピークに民間の争議はピークアウトする。そのなかにあって、国鉄だけは年中行事のように、順法闘争ストライキを繰り返して市民生活に甚大な影響を及ぼし、会社のみならず社会的に損害を与えた。さらベトナム戦争反対や成田闘争など、新左翼政治闘争が加わっていくなかで、日本人のいら立ちは頂点に達していく。

国鉄やら共産党やら新左翼にひどい目にあわされた、という日本社会のこの経験というのは、争議だなんだといっても社会迷惑をかけてはいけない、という教訓を強く残し、憲法に組み込まれ暴力的な契機をできるだけ抑制的にするべきだ、という認識支配的になるきっかけだったんだろう。1973年最高裁は、それまでリベラル保守裁判官の間で揺れ動いていた官公労組の争議権の是非について、完全に保守化の方向に舵をきり、封殺する結論に至る。公労協のスト権奪還スト(1975年)を時代の潮目に、公社民営化路線が進められていく。争議権だかなんだが知らないが、憲法に書いてあったとしても、市民としては正直、うんざりしてしまったというところだろう。戦後、長い間、政治闘争旗手として大きな存在だった総評、そしてその大半を国労が占めていた時代は終わる。

ということで「労働」をキーワードにせっかく手に入れた不服従暴力は、迷惑をかけんじゃねーという市民社会常識を繰り返し強化する経験を重ねることにより、空洞化した。

その後の日本社会では、エスタブリッシュメントと化して長い間、社会運動の先頭に走っていた労組が今度は勢いを失うと、どういうことになるか。

例えば、正規雇用非正規雇用ギャップみたいに新たな問題が浮上してきたとしても、ユニオンショップ非正規も入れてあげたほうがいいんじゃない?、という手続き的な、上から目線的な議論の仕方に収れんしてしまう。日本社会があまりにも保守化してしまって、そもそも争議という暴力的な手法は何のために憲法というシステムに組み込まれたのか、根本的な思想がわからなくなってしまっているようにも思える。言い換えると、憲法さらメタ視点からとらえる思想的な背景がさらに弱くなっている。

歴史を振り返ると、20世紀初頭、メタ視点があったからこそ、資本主義社会の現状と課題に即して、社会権という新しい権利が組み込まれたのだが、現行憲法を頂点とし、人権普遍性憲法の最高規範性を強調してしまうと、憲法思想根拠はと問われたときフリーズしてしまう。日本では制憲者の意思議論は起こらず、代わりに基本書読め、といってなぜか憲法学者に振られるのが定番。(制憲者があいまいなのも諸悪の根源かもしれないし、ステートに対するネイションオーナーシップの違いとも思える。)

欧米環境運動というのは、あるいはLGBTも同様だけど、恐らくそうじゃないんだと思う。

既存規範に書いてないものであっても、新たなムーブメント意味真剣に見極めようとする思想文化があるんじゃないと思える。

そのムーブメント暴力性を違法認識しつつも、時代ダイナミズムとしてとらえようとする、というか。

繰り返すと、

・美の概念など、概念の構想力、概念について深く考えたがる文化の違い。

憲法など国の根本的なシステムアップデートするのに必要社会ダイナミズムへの関心の低さ。

この二つをひとまとめにして、斎藤平氏のように想像力の欠如といってしまえるのかもしれないが、因数分解すると、社会設計をするのに基本的重要な2つの能力、この二つには欧米社会と大きく差があるように思える。

2022-11-18

はてブの人って「経営者」と「社畜」以外の存在が見えないのかな?

労働問題関連の話題経営者寄りの意見賛同すると

社畜のくせに経営者の味方をするな」みたいなご意見があがってくるけど、

別にプライド持って働いてる労働者だっているわけで、

従業員立場で「会社」に、そして「社会」に貢献したいという方だってたくさんいる。

フリーライダー化して会社からちゅーちゅー給与吸ってる連中を批判してる従業員だっているんですよ。

2022-11-17

結局、労働問題なんてのは

自分がクビになったら不当解雇だの騒ぐけど

他人がクビになっても無能排除されただけ、ザマーミロって感じでしょ

で、普段リベラル馬鹿にしてるくせに、

自分当事者になっ、たら苦しんでるのに助けてくれないなんて被害者面して逆恨みする

2022-11-07

労働者叩きはネトウヨにとって「エンタメ

ネトウヨ安倍政権下で労働問題理解あるフリを一時的にしてたが

結局基本はこのスタンスなんだなってことがイーロン事変で再可視化されている

anond:20221107124136

自分の使っているツール悪化している要因がいなくなるのになんで労働問題にしているの?

その人のこと同情するぐらいなら自分スキル磨けば?

同情されなくてもツイッター社員さんたちはもう次の仕事決まっている人もいるで

2022-10-24

anond:20221024132318

>>CPUやらカスタムLSI競争力付けるには、理系高度人材を大量に育成しなければならないけど、文系労働組合が結託して理系権力が強くなるのを嫌がった

労働組合は、理系高度人材だけ高給になって労働者の団結が弱くなるのが容認できなかった

ワイ、元中の人失笑

労働問題微塵も関係ないよ

というか最善の道勧めていても多分負けてたと思う。

貨幣有効利用できる土地問題大きかったし

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