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2023-11-19

ジャニーズ」「宝塚」「羽生結弦」に見る女性オタクパラノイア

なにはともあれ、今年2023年日本社会を席巻したのは「ジャニーズ問題であろう。ジャニー喜多川が築いたアイドル王国が、BBC番組1つで崩壊していった。昨年末、こうなるとはだれも予測できなかった。愛すべき依存物が突然消失したことで、一部のマニアたちは今日SNS呪詛をふりまいている。

と思っていたら、秋になって「宝塚」の全公演が中止、さらに「羽生結弦」の突然の離婚宣言、あるいは従前からの「韓流」界隈やら「ホスト」界隈やら......ジャニーズに限らず、「女の園」のパラノイア的な「負」の言葉が噴出している今日この頃である

宮崎勤氏の例の事件から34年。男系オタク界隈の一部の偏執狂ぶりはこれまでさんざんと語られてきた。最大勢力のアニメオタクはもちろん、撮り鉄代表される鉄道オタクAKB坂道、地下系のアイドルオタク.......21世紀になってオタク趣味の「浸透と拡散」でかなり薄まりつつあるものの、往年の臭いを漂わせる10代~60代のオタクたちのアレな行動はしばし語られる機会があった。

一方、女性系のオタクのアレな部分はほとんど可視化されてこなかった。ジャニーズ系のおっかけ、宝塚の異様なファン組織、あるいはBL同人誌界隈のあれこれ.....などなど。報道される機会がなかったわけでもないが、運営側当事者トラブルをあまり前面に出したくないこともあって、週刊誌などで取り上げられる機会は本当に少なかった。知らない人も多いのだろう。

そういや、20年前、暴露本で有名な鹿砦社が「ジャニーズおっかけマップ」「タカラヅカおっかけマップ」という名前の本を発行して話題となった。タレント個人情報暴露したり、自宅の地図掲載した書籍である。一部の女性オタクが、この本を片手に、SMAP、嵐、V6、そしてヅカガールらの家に押し掛け、つきまといをしたり、郵便物洗濯を盗んだり、無言電話をしたり、と傍若無人なふるまいをした。それらの本の「監修」をしていたのが、ジャニーズ性加害問題当事者の会の代表平本淳也だ。平本はジャニーズタレント被害者でもあり、「加害者」でもあった。

https://www.translan.com/jucc/precedent-1998-11-30d.html

当時、ジャニーズ宝塚界隈のアレっぷりには驚かされたものだが、女性オタク界隈の「負」の部分が2023年になって可視化されるようになった。

そして今週の羽生結弦界隈。クマ人形スケートリンクに投げていれていたあたりからもちろんアレな空気は漂っていたが、年長の元タレント結婚報道されたあたりで、マイナスオーラが爆発した感もある。何故人は傷つけあうの。幸せに小石を投げて。

と、2023年女性系のオタク界隈のアレっぷりを見ていると、男女のパラノイアなふるまいは、思っていたほど違いがないもんだなあ、と改めて認識しました。撮り鉄界隈とジャニーズ界隈と本当に似ているなあと思ったり。

来年はみんな落ち着いて趣味活動ができるといいですね。

2023-11-08

人付き合いで安心ってするんですか?

タイトル通り。一つ質問がしたいです。

きっか

現在私はカウンセリングに通ってます

きっかけは職場起因の適応障害でしたが、今はそれは治っていて、今後同じことが起きても適応出来るように認知行動療法を通じて自身の耐性を高める為に通っています

認知行動療法の中にはコラム法と呼ばれる手法があるのですが、そのワークの中で

という指摘を頂きました。

これは正に仰る通り。


職場内のチームチャットにAさんが投げかけた質問に対して、その他チームメンバーが反応していなかったのを見て「冷たい人たちだ」「なんで助けようとしないんだ」と憤りやら不信感を勝手に覚えたり、

「何らか困っている人がいればそれは助けるべきだろう」という価値観に基づいて、それに反した(ように自分は捉えている)Aさん以外のチームメンバーに対して冷たい人間、ク◯共、と捉えて見下したりしていました。


テンプレート的な返答についても覚えしかありません。

自分はいじめられっ子でコミュニケーションコンプレックスがあったこからネットに落ちてる情報やら心理学、果ては哲学の本も読んだりして、

的なパターン結構頑張って勉強していて、それを元に動いているからです。

ワーク後に私は健全人間関係を築けるように「自分にとって安心出来る関係はどのようなものか?考えてみて下さい」という宿題を貰いました。これは非常に難しい。



自分人間関係検討すると、ネット情報心理学やらの勉強のお陰でそれなりの人間関係は築けるようになったと思うし、社会人になった今は一緒にいれば楽しめるみたいな関係性の人もそこそこいると思ってます

でも、どこまで行っても安心なんて出来ないんですよね。



世俗的には実の親との関係安心出来るものという考えがあるのかなと何となく思っていますが、自分にとってはこれは当てはまらないので除外されます

仲のいい人、昔からの友人、酒をよく飲む関係性、いずれを検討しても、楽しさはあれど安心は出来ない

今の自分にとって人間関係安心絶対に相容れない関係に思えるんですね

なぜ安心出来ないか安心ではないか

私にとってその答えは間違いを冒さないように神経を使わなければいけないかです

私にとって人付き合いは、その場その場で相手が求める内容を会話の流れに応じて間違えないように返答することです。

そんなもん安心できるわけないじゃん、と私は思ってます

間違いとは何か

会話の流れから逸れる返答だったり、相手の求めているものと違うレスポンスを間違いと私は捉えてます

文章化すればなんだかおかしものだとすぐに思います

ですが、ある程度のルールのもと成り立つの人間関係なのではないか、という観念も同時にあって、それはもっともらしい風にも感じています

守らなければ死ぬ法律と同じレベルの拘束!義務!ではないにしても、互いができるだけ守りましょうねという形で定められた努力義務レベルの効力はあるものではと捉えています

そして、それを守ることは、やはり私にとっては安心出来るものとは言えません。神経をとても使います

適応する方法を考える

守るのが苦しいのであれば

というようなアプローチがあるのかなと考えています


守らないアプローチ

守らない方面であれば簡単結論が一つ思いつきます自分が何をやっても許されるってことです。

傍若無人に振る舞ったって何だって誰にだって許される。それは安心でしょう。

ただそれに対して思うのは、そんなん非現実的すぎるということと、それが私の望むような関係だろうかということ。

自分の中のいい子ちゃんが反射的な反応を示しているようにも思えますが、常識的な対人場面を想定した時に、他人に対して「あんなことこんなことやってやりてぇぜ」みたいなことはあまり思いつきません。

別に1人で良くないかと思う。誰かといる意味を感じられない。

てかきっと気持ち悪さを感じる。なぜ相手がそんな自分を許す必要があるのか疑念が湧くだろうし、疑心暗鬼になり、そんなもの安心とは言えない。


ふと思いついたのが、もう1人自分がいて目の前に現れたらどうだろうってことだ。

ただ、自分はきっともう1人の自分にも気を遣うと思う。その時の私は出来るだけもう一人の自分が辛くならないように「まぁ気にしないでよ」みたいな声をかけるでしょう。

ただ、その声をかけられるもう一人の自分はきっとその声を受ける前に「マジで気にしなくていいからなんでも好きなこと言ってよ」と先制してくるでしょう。もう一人の自分なのだから気を遣ってくることは想像出来るので、相手が変に気を遣ってくる前に先制をします。

ただ、そうやって先制してくることはやってきそうだな、と私はもう一人の自分からの先制を読んで……

気を遣う無限ループ先読み大会

私がもう1人という無理筋勝負したとしても安心には辿り着かないように感じます

別方向のアプローチでの検討

1人はとても安心します。なぜ1人は安心なのか。それは何も気を使う必要がないからだ、とすぐに返答できます

何か試される訳でもない、求められる訳でもない、それは非常に安心します。何をやってもいいということだからです。

では、その自由さが私にとっての安心出来る要因だとして、それを通常の人間関係適応出来るものなのか?と考えると、そんな気はしません。

気を使わないことなんてありえなくないか??と感じて袋小路に感じてしまます。ここまで来て、手詰まりを感じて今こうやってブログにしています

表題質問をさせて下さい。

人付き合いで安心ってするんですか?

2023-11-05

チャリ歩道を走らせていただいてると思うべき

今の街に来てから傍若無人のクソゴミチャリが増えたのでうんざりしてる

細い道は押せ!歩行者を煽るな!てめーらは本当は車道走るように決められてるんだぞ

お情けで見逃されてるんだ

歩道において最底辺と思って行動しろ

2023-10-21

anond:20231021153024

デレがなくても傍若無人でもツンしかなくても、真っ直ぐなキャラは人気あるイメージ

変にデレてるキャラは逆に作者の理想の都合のいいオンナノコ的なオナニー臭さを感じて嫌う層も多そう

anond:20231021152712

一昔前は多少傍若無人でもデレの部分があるツンデレキャラが多くて、俺の嫁みたいな好意?があったけど

今のデレがないようなキャラクターは男オタクはどう思ってるのか気になる

anond:20231021140738

なんとなくだけど、とらドラ!は、女性傍若無人な振る舞いをしても受け入れてくれる男性 が求められているように思える。

2023-10-17

anond:20231017183512

あなた産休育休時短勤務するのに理由があるように上司だって理由があるんだし、それを傍若無人と言うなら産休育休時短勤務も傍若無人と言われるよ

2023-10-15

他人気持ちを察することができないタイプはい

知人については許容できずに連絡を絶った

もう10年近くになる

身内にもいるが、身内は身内だけあって利害関係として近いため、一見傍若無人に見える言動にも根拠推し量ることはできる

なので縁を切るところまでは行かずにいる

共感力の有無も生まれ持った資質によるところも大きく

そう思うとサイコなA氏も資質に恵まれなかっただけであり、配慮してやるべきなのかもしれない

配慮必要かもしれない、それは確かだ

だがしかしA氏の被害者我慢を強いるということではないのだ

2023-10-11

ま~た相変わらずパヨッチョが

「「反権威」が時の権力者とかではなく「学級委員的な世間きれいごと」に向いちゃってる」とか言っちゃってるポストバズらせてるけど

パヨが叩かれてるのは「学級委員的な世間きれいごと」を盾に傍若無人に振舞ってるからだといい加減気付いてもらえませんかね

現実と向き合えよ

2023-10-05

ジャニーズ問題がエグい泥沼化してて草

今までメディアに対して相当な傍若無人っぷりだったみたいだから絶対服従の犬みたいな記者がいるのと同じように相当腹に据えかねてたブチギレ記者も沢山居るんだろうな

しかし、なんであん杜撰対応ちゃうんだろうな?ジャニーズ事務所側も。

ヒガシしろ井ノ原しろ、もう今まで通りになんか見れないよ。

事務方も「タレントを盾に乗り切ろう」って最悪なこと良く出来るもんだな。

でも、喜多川容疑者が生きてた頃はアレが普通だったんだろうな。

とんでもない地獄が意外と近くにあったんだと今更ながら気付かされた。

2023-09-08

anond:20230908195634

から勘違いしてるんだよ

感性の違いとかじゃないw

あなた論理的に飛躍している

傍若無人の件ではっきりしたでしょ

怒られたくないか

不可解な態度をとったんだから

それは突っ込まれるのは当たり前でしょ

怒られたくないっていうのはあなたエゴじゃん

感性の違いじゃない

そこで感性の違いって結論になるのもおかしいと思う

相手が怒りそうだったらなんでも萎縮していうこと聞くの?

聞かないでしょ?

試食に来たのに交換もしないってどういうことなのって相手が思うのは当たり前だ

anond:20230908182836

ならその時言えばいいのに後から関係無いところで面と向かってネチネチ言ってくるの意味わかんないよ

自分もやってること同じじゃん

傍若無人に振る舞えるなら

試食の交換がなんで傍若無人な振る舞いなの?

傍若無人意味わかってる?

勝手気ままな振る舞いをすること」だよ

試食ってなんのためにするかわかってる?

サービスなんだから無料で食べさせてもらってる立場とか考えてるのがおかしいんだよ

そういう論理の飛躍してるところが増田普段からあるんだよ

よく考えてよ

2023-08-28

残念だけど美少女イラストを叩く活動は当分なくならないよ

美少女イラストに対して文句を言ってくる人全員がそうであるわけではないけど、ここでは便宜上そういう人達フェミ呼称します(関係ないのに巻き込まれちゃった人はごめんね)

フェミはいつも性的消費だなんだって叫んでるけど、あれって別にイラスト自体の何が問題なのかわかってないからね

わかってたら具体的な表現技法の話になってるはずなのに、そうはなってない

じゃあ何が問題なのかって俺らオタクが信用されてないんだよな

「〇〇は嫌いじゃないけどそのファンが嫌いだからやっぱり〇〇も嫌い」の最上バージョンみたいな

オタクって、今まで何度も「お前らの振る舞いおかしくね?どういうこと?」って聞かれてきたのにロクに返事してこなかったじゃん?

自分意見を聞いてもらえないと怒るけど、自分にとって都合の悪い他人意見には耳を貸さな人間の集まりだってバレてる

そんな人間の行動が信用されるわけないし、何を言っても話聞いてもらえるわけないんだよな

からと言って、フェミの考えが正しいということには当然ならないけどね

結局オタク達は信用できない→そんなオタク達のやってることだから何か問題があるんだろうってだけの幼稚な考えにすぎないか

ただ、今まで何十年と時間をかけて自分達は人の話を聞かないカスだと行動で示してきてしまった人達が、そこに向き合うことなくどんな反論をしても無意味なんだよな

問題フェミだけじゃなく、非オタクの人達ほとんどから同じように思われてしまっていることだよ

そういう人達にすら、あいつら自分に都合のいい事だけ言ってるなって思われちゃってるから、決して味方してもらえない

オタクvsフェミの構図で上手くいってないんだからオタク+その他vsフェミの構図を作り出さなきゃならないのに

過去傍若無人な振る舞いが、今の敵を作り味方を減らしているということにいい加減気付くべき

自分達の話を聞いてもらいたいなら、これまで通り抗議しつつ自分達の考え方について見つめなおす必要がある

でも、そんなことをしようする集団じゃないんだよな

自分は何も間違ってないと根拠なく思い込んで他人とのコミュニケーション放棄してきた人達が、今更自分やらかしに気付こうとするわけがない

このままだとオタクフェミ世代交代して考え方や生き方が大きく変わるまでは当分続くんじゃないかな?

それが10年なのか20年なのか、もっと長い時間かかるのかは知らないけどさ

2023-08-20

anond:20230820211817

割と都会のランナーの人たちで傍若無人自分さえよければいい、みたいな走り方の人結構いるから、ランナーの人はほぼ全員嫌な奴っていう印象がある。都市公園とかで、他の歩行者とか犬連れて散歩している人とかのことを省みず自分コース取り優先して、汗とか唾とか飛ばしながらすり抜けていく人達自己中心的なんだよなぁ

2023-08-18

母親と一緒に過ごして

なんだろうこの人の、この…幼さというかなんというか、としんどい気持ちになる

亡くなった父の未使用だった衣類を、子供やら親戚やらに譲るのはい

ももう亡くなって1年半

片付けて出てくるたびに親戚の甥っ子にその子供にと押し付けるのはどうなんだ

ていうか、押し付けようとしている親戚、今年の7月に親父さんが亡くなったところなのだ

盆だからお参りにいく、それはいいけど、

そこに昨年亡くなったうちの父の衣類を引き取ってくれ?むしろそちらの親父さんの衣類なんかを片付けてる最中だろうに

それともそんな発想をするのは自分くらいで、地元年寄りは気にもとめないのだろうか

もういっそ中古古着屋に引き取ってもらうかバザー等に出せばいいのに、なんで血縁の誰かにあげる、なんだろう

まあ自分に片付けろと言われたわけではないし、任せてはおくけど…なんだかなあという感じ

母方の祖母は優しい人で、人に対する当たりの柔らかい人だったが、その気質は母には遺伝していないようだ

母方の祖父自分の小さい頃に亡くなって人となりなんかは知らないが、親戚筋にキツイ性格といわれた人がおり 話を聞いているとその辺に似ている気がする

決して本人は傍若無人にふるまっているつもりはない

なんなら、ちゃんと弁えているつもりのようだ

けど傍目にはとても幼い、自分気持ちばかりで通そうとする、ように感じる

母はちょっとおかしい、嫌な言い方するならちょっと足りない、と感じる

自分の親のことだしどうしようもないけど

2023-08-17

anond:20230817104454

そもそもAIを使っていない証明をする必要なんてなく、

まず反AI側がAIを使った証明をする必要があって、それができていないだけだ。

その上で大衆の動き自体AI使っても何ら問題ないのに

AI傍若無人誹謗中傷を続けていることに対するバックラッシュだろ。

2023-08-16

傍若無人、かたわらに人無きがごとし

そうふるまう人は他人認識する能力に欠いているということなのかな

だとしたら単に人からまれている以上に孤独だなあ

2023-07-23

[]7月22日

ご飯

朝:ヨーグルトバナナ。昼:なし。夜:おにぎり味噌汁唐揚げ。間食:ポテチ

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみー。

ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期

・はじめに

ダンガンロンパシリーズの完結作となる総決算的な作品

十数人の超高校級の才能を持った高校生たちが閉鎖空間に閉じ込められ、彼ら同士が殺人とその犯人を見抜く学級裁判を繰り返していくデスゲームものという骨子はそのままに、新しいストーリーが展開する。

魅力的がすぎるキャラクタ達、非常に残酷で救いの無い絶望的な展開、それらを丁々発止の議論で盛り上げていく。

今作はボリュームがあるのに加えて、かなり込み入った構成になっており、感想を書くのが非常に大変だった。

まずはキャラクタの魅力を語ってから作品自体感想を書こうと思う。

物語を牽引する赤松楓が好き

主人公として視点人物になる超高校級ピアニスト

アクの強いキャラ達振り回されてきた歴代主人公の序盤の挙動とは違い、良い意味最初から自分物語を牽引していくタイプ主人公

これが前向きで読んでいて楽しく、その積極さを応援したくなっていった。

他の面々に道を見出すシーンが多く、特に密接な関係となる超高校級探偵最原終一との関係値がどんどんと変化していく様が好き。

しかし、この前向きさが、必ずしも正解とは限らないと批判されるエピソードが、幾つもあるのが今作の感想をまとめることの難しさの一つだ。

現実世界では何かを評するときに必ず良い面も悪い面もあるのが普通だが、フィクションとしての娯楽作品ではその辺はざっくりと抽象化してくれるものが多く、特に主人公思想については過程はともかく、結論肯定的に描くものが多い。

ここを多様的に肯定批判が繰り返されるだけならまだしも、結論として肯定なのか否定なのかが明示されないのが本当にややこしくて、楽しくて、好きになった。

ダンガンロンパテキスト主体作品では初の女性主人公ということもあり、女性陣とは最初から距離感が近く、男性陣とは少し遠いのも、今までとの違いが楽しめた。

特に男性が嫌いな茶柱転子とは女性同士だからこその関係性を築くのが良きだった。

・王馬小吉がエグくて格好いい

彼の才能は超高校級総督というよくわからないものだが、物語が進むにつれてその意味が否応なく理解できていく。

悪の秘密結社総督自称していて、最初から最後まで一貫して悪を貫いていて格好いい。

しかし、ここでいう悪がどのような意図言葉なのかは、物語をそのまま書き下す以外ないぐらいに複雑で幾重もの意味を持っている。

彼の当番章は、僕がダンガンロンパシリーズでもし章単位番付表を作るなら、一番に据えるかもしれない、それぐらい、好きで気に入ったキャラクタだ。

ただ、この好きを言語化するのが本当に難しい。

どこまでが本心で、どこまでが演技かも不明なシーンが多く、彼を好きなこの気持ちも、どの彼が好きなのかをはっきりできない。

ただ、正義真実希望といった、ダンガンロンパシリーズで「良い」とされてきた価値観と真っ向から対立する存在なのは間違いない。

それだけに、ある意味ダンガンロンパシリーズを包括して批判する評論家のような一歩引いたメタ的な立ち位置(物語構造や超越的な設定の意味メタフィクションと言っている訳では無い)なのが魅力的に写ったのかもしれない。

見た目は元気そうな少年なのも、悪なシーンとの対比が映えて好きなところ。

自由入間美兎が可愛い

超高校級の才能であれば多少の無茶は飲み込める世界観だけに、超高校級発明家というざっくりした才能はかなりの自由さだった。

一章からうそうに発明家としての才能を発揮していく上に、自身の当番章ではまさに縦横無尽活躍する。

そんな才能面での自由さ以上に、日常会話が成り立たないレベル下ネタ好きっぷりに惹かれた。

女性同士という点を差し引いても、ドン引きレベル下ネタが開幕から続く。

性的ネタを好み下品言動ばかりで一貫して喋るキャラで、真面目な学級裁判での議論中でも容赦なく下ネタをぶっ込んでくる。

中人物達から人間性評価特に女性からのそれは散々で、めちゃくちゃ優秀な才能で活躍するにも関わらず、非常に嫌われている。

傍若無人な態度をとりながらも、相手強気で来られるとマゾヒズム感情を刺激されるのか恍惚の表情で命令を聞いてしまう辺りも、下ネタ好きキャラとして一貫した個性になっている。

性的に奔放で自由な様の娯楽的な面白さに、後付けで理由を付けてしまうのだけれど、ここまで自由とある種の強い社会から解放すら感じられて、見ていて飽きない楽しいキャラだった。

まりテーマとは関係のないコメディキャラだが、まさにそのコメディ部分が楽しめたし、清涼剤的な役割だった、性欲剤でなく。

「嘘」

そんなわけで、必ずしも肯定だけで終わらない主人公赤松楓と、どこまでが本心かがわからない王馬小吉の二人が好きだという感想を書いた。

その上で今作の物語テーマ「嘘」である

これはゲームシステム的にも表現されていて、恒例のノンストップ議論相手発言を、証拠証言で打ち抜く際に偽証をすることができる。

要するに議論を進めるためなら、それが真実でなくても良いというスタンスだ。

物語としても終始この「嘘」について取り上げられ、実際に起きた事件議論という枠組みに収まらず、ある意味では倫理観ある意味では普遍的な、様々な問いを議論していく。

非常に複雑な構造になっており、作中から得られる情報では絶対真実には辿り着けない。

その上で、物語での言葉を借りると、誰を信じるのかを決めることが重要なのだろう。

主人公である赤松楓や、ある意味で名敵役である王馬小吉と言ったすごく主軸となるキャラクタですらその本心と、それに対する評価が多様なことが、まさにニューダンガンロンパV3全体の感想にそのまま繋がる。

このゲームが楽しかったのか、好きなのか、つまらなかったのか、嫌いなのか、自分の中で多様な意見結論が出ないままにそのまま残っている。

そんな感情の整理が付かないまま終わってしまった。

別に物語として尻切れトンボなわけではなく、まさにこれが狙ったこなのだろう。

明確な結論を出さず保留し、ずっと考え続ける。

そういう結論がないことこそが結論作品だったと、こうして感想四苦八苦しながら書いて感じた。

・おわりに

こうやってゲーム感想を書くようになって以来、楽しむと自然感想も書けるものだと思っていたのだけど、今作はかなりこのアウトプット時間がかかった。

とにかく複雑で入り組んだ構成をしているゲームで、端的に何かを語ることが難しかった。

かと言って考えさせられる系の現実としての生き方に尾を引くお話なわけでもなく、あくまフィクションとしての娯楽作品であることは貫かれている。

このゲームが好きなのか嫌いなのかすらもよくわからない、自分の中で整理が付きにくい。

この独特の読後感が唯一無二なのは間違いなく、アドベンチャーゲームというジャンルを飛び出して、ダンガンロンパダンガンロンパなんだとトートロジーしか評せない癖の強いゲームだった。

2023-07-14

anond:20230713151517

人生がお詰むから傍若無人(つよつよ)SNS(死なせてくれなぁ頼むよ死なせてくれ)の意

2023-06-24

ゼロコスト投資

牛丼チェーン店での「ごちそうさま」をめぐるマウントの取り合いの件で、少しだけ体験談

過去に3種類の経済団体というか奉仕団体所属したことがある

Aは創業者が多く年配の方が多い団体で、Bはその後継者が会員の8割を占める組織、Cは地方でそれなりに成功した人が集まったグループだった

それぞれ「定例会」というものが月に数回あり、そこでは会食を伴うことがほとんどで、定例会後はそのまま夜の街へと繰り出すことも多かった

それぞれの組織で若輩者だった私は、先輩方についていき酒の飲み方を教わったり、美味しいもののご相伴にあずかったりして、いわゆる「夜の街の作法」を学んだのだが、ここでもグループごとに明確に差があった

まずAの団体では、会食時に「いただきます」「ごちそうさま」は欠かさず、給仕をしてくれるホテルスタッフへも感謝は忘れない

思うよりも先に口が「ありがとう」再生しているかと思うほど、周囲に生かされてきたという謙虚さがまず先に立つ

夜の街でも粋な飲み方が多く、訪れる店のランクもその地方ではかなり上流の方で、着物を来た女性上品接待してくれ、飲み物こちから「どうぞ」というまで口にしない

店が混み始めるとサッと会計して退店する

次いでBの組織だが、結論からいうとここが一番ゴミ溜めレベル品性が低かった

彼らはお礼や謝罪を口にすることは自身プライドを傷つけると思うのか、たとえ飲み物を絨毯にこぼしても「おい、拭いといて」の一言で済ます

食事前に私が「いただきます」と手を合わせると「給食じゃないんだからw」と揶揄されたこともある

そして夜の街ではキャバクラ梯子し、それぞれの店で飲み散らかし、大声で女性容姿を罵り、まさに傍若無人の振る舞いだった

Cのグループでは、地元では少しばかり名が通った「名士見習いレベルの方が多かったが、ここでは職種ごとに品性の差が激しかった

BtoB商売をしている方や士業など、オフィシャルな席が多い人ほどAの団体メンバーのような所作が徹底されていたが、BtoCの商売、例えばコンビニ経営者飲み屋オーナーなどはBの組織にいる者と大差なかった

お金を持っている分、Bよりも質が悪い場面もあって、口に合わない料理は大声で貶し、その際に「この前エクシブで食ったステーキの切れ端よりもまずい」だの「こんな酒、1合2万の酒を飲み慣れてるから飲めたもんじゃない」と付け加える

彼らの口からいただきます」はおろか「ありがとう」という感謝言葉も聞いた記憶がないし、全ての返答は「おう!」「おーう!」で済ます点は、言語野機能していない可能性と野性味すら感じるレベルだった

この状態で夜の街に繰り出すのだから女性スタッフを触ろうとするは序の口で「おい、この後ホテル行くぞ」と値段交渉を始めたり、それが叶わないと「なんだこの店!最悪だな!」と騒ぎ、同席するこちらが赤面するような行為オンパレードだった

話を戻すと、たとえ二者の関係性に商取引が介在していたとしても、誰かの手間をかけさせたり食材への感謝がある人は、収入がどうであれ「いただきます」や「ごちそうさま」を言うし、他者への感謝は心の隅々まで染み込んでいる

一方、その段階への発育途上の者ほど、自身の実力を高く見積りすぎて横柄な態度を取り、なんならそれを仲間と認定した人へも強要したりする

低所得者ほど「ごちそうさま」を言うという指摘は一理あるかもしれないが、あまりにも見ている世界が小さすぎて、まるで知見を伴っていないことに恥ずかしさを感じる

こちそうさま」や「ありがとう」というコストがかからない行為好感度は上がりこそすれ、下がることはないはないのだ

周りよりも一段高い位置に立ち見下ろしたい者たちへ、品性お金では買えないが、お金を使い他者から学ぶことは可能なのだから自身の実力を見極められない者こそ一度謙虚に周囲を見回すことをおすすめしたい

2023-06-22

ゆとり世代って氷河期世代とZ世代みたいなゴミに挟まれ可哀想だよね

まれた時からゴミ扱いされてるのによく見たら上も下もカスみたいな世代なくせに上からは出来損ない扱い、下は傍若無人可哀想だわ

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