はてなキーワード: ヴァリエーションとは
英語系のエントリーが多いから、オレの英会話遍歴もまとめてみた。 なんか参考になるといいなあ。
英会話スクール1年半(2年前に卒業)、業務的(雑めな感じ)な英文のやり取りが1年ちょい。 聞くほうは何となく適当に理解、喋りは「uh」とか「really?」とか単語返しが好き。 タイ人相手なら口げんかできる。
グループレッスンは非常に楽しい。これは間違いない。時間帯によるが可愛い女の子居るし、アラサーのオレが女子高生と英語でお喋るできるなんて始める前には想像もしてなかった。行くなら下心出して同じクラスの女の子に声かけて、「英語の勉強もかねて英文でメールしない? I'd love to mail for you.... don't you?」 こんな感じで。 フラれたり、声かけられないとかだったら英会話スクールはそそくさと辞めてしまおう。
なぜかというと、居すぎるとスクールのマネージャの営業が「相当」しつこくなる。 授業のサポートとかハロウィンパーティとかでも顔合わせるし仲良くなってしまうからね。
致命的な事を言ってしまうと、教材の内容が構造的にダサい。 一日のスケジュールの話、寿司が好きとかピザが好きとか、旅行先でのお土産買う、買わないとか。 まあ、張り切ってこんな眠くなる話をペラペラ日本語でも喋んないよな。 「僕はサラリーマンをやっているんだ、朝は7時に起きるよ」とか。 どうよ?って言われても女子高生以外なら「ふーん」でしょ。そんなら、アイリッシュパブとかに行けば外人一人二人いるから、カウンターで飲んでるついでに「どこから来たの?」って聞いたりしたほうが楽しいし、エキサイティングだ。 (そんなに難しい話にはならないし)
つまり、誰でも参加できるグループレッスンでは日本語でも面白く話す気にはなれなかった。 あ、でも外人がペラペラって喋ってきて「発汗」してしまうタイプの人は克服できると思うから試すといい。 言っとくが、いろんな人(日本人)が居るからレッスンは楽しい。
結構有名な洋書の学習帳。言っとくがコレも楽しい。絵が多いし基本的な文法を簡単なヴァリエーションで記入して覚える内容。TOEICには使えないが(700点を取るには意味無いと思います)基礎を叩くという意味では中、高での英語教育をサボっていて錆びてるタイプの人には効果はあると思う。
なにより日本語なんてひとつも無いから余白部分に自分で単語の意味や追記したりしてみると、あとで見返すと達成感がある。書いた内容をさらに音読し例文ごと覚えてゆけば、基礎的な会話のヴァリエーションが単純に増える。 have とか get とか簡単だけど重要な使い方が多いものについては身につくと思った。 しかし過信してはいけない。これはストレッチみたいなもんだと割り切る必要がある。
ここまでであれば、「無駄じゃない?」とか思っちゃうかも知れないけど、コレにも理由がある。 かれこれ数年前、オレはこのドリルを会社の休み時間などを利用して解く、家に帰って見返して気が向いたら音読。こんな感じ。まあ、洋書のテキストつうのでモチベーションが続いたのかな。今思えば英会話の教材でも大差は無い。この時点で分かるけど英語ってコンプレックスみたいな所あるよね。
ある日、喫茶店でドリルをシコシコといてると、隣に座った知らないオバサンに「悪いけど、コレ意味無いわ」といきなり言われたことが大きな機転となる。話を聞いてみるとオバサンは日本とアメリカを行き来ているタイプで普通にどちらも喋れるタイプの人だった。 オバサン曰く、高校まで出ているのであれば6年間、このようなドリル学習的なものは既にやっている。理解できない、サボってた、理由はいろいろあるかもしれないけど、「6年間も」やってダメだった事をまたやってどうすんだ?という内容の話だった。
よりによって、知らないオバサンにこんな直撃な事を言われるとは思わなかった。内心気付いてたんだろな、一応勿体ないから最後までやったけど。 これはズバっと言ってくれてありがとうだったのかもしれない。 よく言えば「英語のストレッチ」、早口でいえば「英語の一人エッチ」 つまり、コレを読んでいる君が思っているであろう意味で英語が自分の中では広がっては行かないのだ。
英会話暦自体がそんなに長くない3年目くらいだから、陥りやすい失敗内容だと思う。 次はオバサンの言った話と、、、あとタイトルに至る経緯を書いてみようかな。 つか、長すぎだなコレ。
ブクマしてくれるかな・・・ふふふ。
少し前、詐欺の被害にあいそうになりました。
てくてくと帰宅途中、乗用車がすぅと近づいてきて、助手席の男から呼び止められたのです。
「すみません、ちょっといいですか。」
道を尋ねてくるかと思ったら、違いました。
「今日展示会があったのですが、一寸商品が余ってしまったので見てください。」
「怪しい者ではありません、こういう会社に勤めていまして。」
名刺まで見せてくれます。
「このまま会社に帰ると怒られてしまいますので、貰って頂けませんか。」
なかなか丁重な言葉遣いです。
「本当は40万円ほどするんですけど、これもご縁ですし、どうぞどうぞ。」
物腰も柔らかく如才無いので、思わず手に取ってしまいました。
でも腕時計をする習慣は無いし、第一自分は格好いい系よりはむしろかわいい系なので高級腕時計が似合うとも思えません。言わば猫に小判です。
「ただあの、飲み代くらい頂ければ結構ですので」
飲み代というと数千円から1万円くらい出せばいいのかなぁと思いつつ、本当に使うかどうかわからないのでまぁいいですと言うと、窓を閉めて行ってしまいました。
変なことがあるものだと思ってしばらく心に引っかかっていたのですが、ふと思い立ってネットで検索してみたところ、詐欺の一種でした。「時計詐欺」「時計あげる詐欺」などと言うそうです。
つらつら考えてみると、種々の点でとても良くできたシナリオです。
1)40万円という「定価」が最初に提示されているので、出さなければいけない金額はほんの少しに思えてしまいます。
2)しかも、こちらから出す金額については「飲み代」という幅のあるものなので、具体的な金額を相手から言われるよりは自分で決めたかのように錯覚します。
3)「助けてください」というメッセージも込められているので、あたかも善行を施しているかのように思えてきます。
さらにディテールまで考えると、
4)きっちりとしたスーツを着こなしており、なるほど展示会帰りなのだろうと思われました。
6)お金のことは後出しです。「これあげる」と言われると手に取ってしまいます。
7)「展示会」用だったのですから、本人が使用していたなどの中古品ではない筈です。新品に決まっているというメッセージも込められているようです。
…時計に興味があったら引っかかっていたことでしょう。僥倖とばかり1万円は差出していたかもしれません。
このような手法は、最初に思いついた人から連綿と受け継がれ、磨かれてきたのでしょう。恐らくシナリオのヴァリエーションも相当数あり、自分なりの工夫を加えながら、より成功率の高い方法が編み出されてきたに違いありません。
人の知恵なるものの豊かさに感服してしまいました。