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2024-02-14

新條まゆ先生が連載している作品情報に辿り着けない

漫画家出版社搾取される時代が始まっている

https://note.com/mayutan126/n/n54607a9ecd37

上記の件でブクマカ達は誰も先生の連載作品について言及しないから逆に興味持ったので、軽く調べてみたんだが、よくわからん

とりあえず名前表記が「新條まゆ@『虹色の龍は女神を抱く』連載中!」と、タイトルが含まれているので、それでググってみたら以下のような感じ。



分かること

WEB配信漫画であり、シーモア、ピッコマAmazonなど主要サイト販売している(上記エントリ言及ある「ナンバーナイン」が配信している模様)

2021年配信開始

少女マンガであること


よく分からないこと

・いつ更新されるのか、どういうペースで更新されているのか

現在何巻、何話あるのか(現在16話? 配信場所によっては6話までの所があって混乱する)

・その他、出版予定はあるのか、どういう特徴の作品なのか、メディアミックスはどうなってるかなど作品の詳細な情報wikipediaページもない)


まり新條まゆ」または「虹色の龍は女神を抱く」に関する公式サイトに該当するものがないので、どこから情報確認して良いのか分からない不便さがある。

名前作品名入れてなかったら本気で何の連載しているのかも辿り着けなかったかもしれない。

ナンバーナインには編集部がいるということだが、そういうサポートはしてくれないようだ。

サンデー公式サイト見ると簡単情報把握できるし、そもそもサンデー買えば読めるという分かりやすアクセス方法がある。

WEB配信スタイルに切り替えるなら、セルフプロデュースとかマーケティング自身でしっかりやる必要ありそう。


バズったおかげでこの作品名はX上でも作者名ごと拡散されてるが、内容に関する言及は見かけないので、広報活動としては上手くいってなさそう。ものを売るのは大変だ。

2024-02-13

anond:20240213185617

広告マーケティングでの成否に関する指摘なら何も燃えんでしょ。事実として数字が出るし「現に存在する市場表現をあわせる」行為なので。

お気持ち社会正義表現をあわせろ(企業広告効果の最大化よりも自分たち社会正義に準じろ)、と言っているので燃えるだけだよ。

anond:20240213184745

「どういう年齢・性別収入属性ターゲットとしたいから、今回のクリエイティブは〜な方向性で、こういうアプローチで、こういうモデルを使って」みたいなことを考えるのは、広告とかマーケティング的には普通だと思う

いうてもアッパーではない

40代男。

投信で2800万、貯金定期預金で1000万、合計3800万くらい貯めてる。

嫁さんは別途1000万くらいあるらしい。

他人貯金の話ができないのだが、こんなもんなのか、頑張っている方なのか、あるいはもっと貯めないといけないのだろうか。

家は賃貸幼稚園児が一人いる。

妻の胸は縮んでしまったが子供のほっぺに変換されたため外でも揉むことができる。

税込年収は700万ちょいで平均以上だけど、一馬力だし世帯年収としては平凡オブ平凡だと思う。

出て行くほうとしては全身ユニクロだし車も中古だし、贅沢してないが特段爪に火を灯しているつもりもない。

きのうもセリア子供シールを買ってあげた。

世間的にはアッパーマス層というらしいが、自分としてはド平民であってアッパー感は全くない。

アッパー何ちゃらというのは庶民勘違いさせにかかっているマーケティング用語かなにかじゃないのか。

(家を買った人が貯金よりローン返済を優先してるだけとか?)

日本民間企業におけるSDGsのクソさ

SDGsって言われなきゃ他人に親切にできないというのもそうだし、SDGsに取り組み始めたとて投資家の金と顧客を集めるマーケティング以上のことは経営層の頭に無いところ

2024-02-11

anond:20240211102439

おみくじ屋に転身した増田は気づくだろう

もっと単価の高い商品を作らなければならない、と。

そして占い師祈祷師としての活動を始める

マーケティング必要理解するだろう

どんな層が何に不安に感じているか

カリスマ風のブランディングスキルアップ必要も感じるようになるだろう

霊能力開発サービス課金をしているうちに

自分でも類似商品を作って売るようになるだろう

なんか凄そうな霊能力開発サービスが次々と出てきて

増田自身霊能力ブーストするために思い切った課金を決意するかもしれない

同業者とのつながりができイベントに参加しているうちに

業界成功している人の共通点に気がつくかもしれない

実家が細く、サイコにもなれない増田

結局どの道を選んでも搾取される側から脱却できない

貯金もできないまま年月だけが過ぎ去る

anond:20240211100634

でも年収は高ければ高いほど人格上品というのがマーケティング()における前提だから

2024-02-10

漫画編集者の端くれだったことがある


青年向け漫画編集者をしていた。といっても若い頃の話だ。都内にある編集プロダクションを辞めて田舎に帰ったのが36の時だから、おじさんの入り口に立った頃か。今では完全なるおじさんである

本日記は『セクシー田中さん』の件とは関係ありません。

働いていた会社というのは、講談社とか小学館とか秋田書店とか、そういう大手出版社ではない。あくま編集プロダクションである出版社編プロがどう違うのかって……ざっくり言うと元請け下請けだ。出版社出版事業(今回だと青少年向けの漫画作りや商業展開)の企画をして、漫画家が作品のものを作って、編プロ雑誌本体を作って、その制作過程印刷所やデザイン事務所といった専門集団関係することになる。

イマイチ説明になってしまった。一般社会の例で説明する。民法でいうところの委託(準委任契約)に当たる。公共建築の分野でいうと、公共機関の建築技師が新しい建築物のマンガ絵を作り、建築事務所が基本設計~詳細(実施)設計をして、出てきた成果物を元に大手建設会社施工監理し、地元にある中小事業者が実際の土木建築作業をする。

自分が勤めていたのは、この例でいうところの建築事務所だ。受益者(国民=漫画読者)の希望に応えたい組織があって、そこから依頼を受けて動いている関係会社ひとつ。そういうアナロジーだ。

出版社との役割分担は、そこまで分離しているわけでもない。漫画編集者といえば、昔の手塚治虫ほかの自伝みたいに、漫画家とアツいやり取りをしているイメージがある。ああいう、企画経営制作現場の間にあるような仕事は、出版社社員が直接することもあれば、編プロ出版社(編集部)のオフィスを間借りして行うこともある。

前者の例だと、マガジンサンデーチャンピオンなどだ。コンビニ書店にほぼ必ず置いてあるレベル漫画誌。大手出版社総合職コース入社した人が、(編集取材制作、資材、宣伝マーケティング、総務経理人事その他事務)といった多くの部門ひとつである漫画編集部に割り振られて其処に居る。

後者の例だと、大手出版社が出している漫画誌でも、あなたが聞いたことのないやつもけっこうあると思う。そういうのは、編プロ出版社(編集部)の仕事を丸ごと請けて実施していることが多い。自分は、そういう会社で働いていた。職場自体大手出版社の中にあるが、いわゆる委託先の社員だった。別の言い方をすると、親雑誌に対する子雑誌関係

ほかの長文増田記事を見るに、あまりたくさん書けない仕様のようである。何文字までかは知らないが、文字制限があると思う。本当は何万字でも書きたいのだが、あくま自分が書きたいだけであって、あなたが読みたいとは限らない。一万字以内になるよう心掛ける。以下に、自分が関わった漫画家を2人だけ紹介しよう。最後に所感を述べて終わりにする。

その2人(A先生とB先生。どちらも若手)と私は、分水嶺のような関係追記;わかりにくい表現ですいません。ブクマカのBuchicatさんコメントのとおりです)だった。ある日、私が担当していた漫画家のA先生が新作の企画提案に来ていて、同じタイミングで別の編集者のところに持ち込みをしたのがB先生だった。その別の編集者が不得手なジャンルだったこともあり、A先生との話が終わった後で、私も一緒にB先生作品を読んだ。

その後、編集部責任者を交えた会議で、私が引き続きA先生の新作の担当者に決まった。新人であるB先生担当になる可能性もあったが、そうならなかったのは、今の漫画界の一界隈にとって幸運なことだった。



A先生について

A先生は、雰囲気が暗めだった。人間性まで暗いというわけではなく、心を開くと明け透けになるタイプだった。モードに入ると饒舌になる。

弊誌では、読み切りを何度か掲載したことがあった。アシスタント経験あり。小さい賞を取ったことがある。ヒット作はないが、若き漫画家としてはキャリアがあった。

画力が抜群だった。小学校中学校で、学習ノートフシギダネの絵とかをソラでゲームパッケージそのまんまに描く子がいただろう。とにかく天賦の才を持っていた。最小限の画量で、それでいて迫力と感情に溢れた1枚1枚を描く。そういう人だった。

難点は、マジメすぎるところか。少し前にやっていたアニメだと、チェンソーマンに登場するアキくんか(少し前……?)。とにかくマジメだった。いや、やはり『直向き』に訂正する。

A先生は、少年誌に見合わない重たいテーマに挑むことがあった。今でもそうだ。彼のマンガには『緩さ』がない。それもいいところなのだが。私は好きだった。はっきりいって。が、読者の傾向に合っているか微妙だった。

子どもの頃から漫画が好きだったらしい。中学生の頃のイラストを見せてもらうと、俄然キャラクターへの愛に溢れる作画を見ることができた。中学生らしい、プロには程遠いクオリティなのだが、しかし見ていて違和感がないというか、自然にくっきり入ってくる。

私という人間は、具体例で物事説明する癖がある。上の「中学生らしいイラスト」を別の事例で表現すると……「うるせ~!!知らね~!!FINALFANT ASY」(短縮URLhttps://x.gd/L5cc4)だろうか。以前、いつぞやかのid=pptppc2さんのブックマークコメントきっかけで元ネタを知ることになった。

あの時のA先生イラストは、ベルセルクセルピコだったと思うが、力強い表現だったのを覚えている。セルピコファルネーゼを抱きかかえて、

申し訳ありません 道案内を頼まれまして 少し席を外していましたもので」

と言うシーンの模写だった。

さて、そんなA先生だったが、ある時これまた重量級のテーマで描きたいものがあるという。先ほどの、編集部での新企画提案の話だ。

その際、A先生からプロットをもらい、私のデスクで拝見させてもらったところ……うちの雑誌では持て余しそうだった。作品の質が低ければ普通に打ち切りになりそうで、作品の質が高くても――弊誌の売上規模だと会社グループ全体の機会損失になりそうだった。私の前でパイプ椅子にかけているA先生は、不安げな面持ちだった。

内部の話で悪いが、例えば「甲」という雑誌亜流「乙」という雑誌があるとする。ビッグコミック(オリジナルスピリッツスペリオール)みたいな感じだ。この時、甲と乙に明確な上下関係があった場合、乙誌に掲載された漫画が甲誌に引き抜かれることがある。その際、甲誌の編集部から言われるのが、

「なぜうちの編集部に見せなかった?」

という意見だ。これは、ストレートに言われる場合もあれば、暗に言われる場合もある。だが、事前に上流の雑誌に見せていたとして、多くの場合玉虫色の返事があるだけだったりする。

話を戻そう。この時の自分は、編集部自分デスクのあたりでA先生次回作を見せてもらっている。確か缶コーヒーを飲んでいた。

自分としては、A先生マンガを弊誌に載せたいと思っていたが、先ほど述べたとおり、後ろ髪を引かれる思いもあった。社会派少年漫画というのは扱いが難しい。その作品が「あしたのジョー」の影響を受けているのは明白だった。「A先生であれば、きっと面白い作品にしてくれるのだろうな」という期待はあった。

うーん、大いに悩むところだ。どうしよう。思いあぐねていたところで、別の編集者から声がかかった。要約するとこんなところか。

「持ち込みに来た人がいる。私の専門じゃないので判断が難しい。門前払いにするレベルではないので、あなた判断を仰ぎたい。上の人間は今出かけている」

要するに、自分の専門外なので判断できないよ、と言っている。ここも会社なので、編集者の上には当然上司がいる。その人達がいなければ同輩に相談するのが基本だ(余談だが私は後輩だった)。こういう原則一般会社と変わらない。

その『別の編集者』というのは、儚い感じの純文系が得意なタイプだった。一番わかりやすい喩えは……『はちみつクローバー』みたいなやつだ。ああいうのが得意な人だった。

その時は、A先生との話が終わったら行くと告げた。それで、しばらくそのまま話を続けた。

「この作品はい意味で重たいねちょっと考える時間がほしい」

と言って、その日は解散した。A先生は、「お願いします!」と言ってパイプ椅子を立ち、そのまま帰っていった。いつもだったら喫茶店ご飯をおごっている。

A先生は、『いい子』だった。あまり感情は出さないけれど、人間に対する愛を持っている。そういう子だった。私が当時、A先生ご飯を奢って、彼がおいしそうな表情で食べている時、私は幸せだった。A先生幸福だと、自分幸福だと思えた。A先生漫画という手段で自らを表現している時、まるで自分もそれに劣らぬような喜びを得ていた。

ヘンな表現かもしれないが、例えば読者がA先生を褒めている時、自分A先生との区別がなくなっているというか。彼のことが、自分ことみたいに嬉しかった。これは愛なのだろうか。



○ B先生について

持ち込み部屋に行くと、別の編集者と、持ち込みに来た子が対面で座っていた(ちょこんと挨拶をしてくれた)。自分が座る席には作品が置いてあった。綴じられていない原稿用紙がある。ページ数にして30枚ほどだった。もっと多かったかもしれない。記憶あやしい

実際、B先生作品面白かった。コテコテの学園ものかと思いきや、登場人物それぞれに適度な制約があって、キャラクターも立っていた。これまでのキャリアを聞き取ったところ、作品雑誌掲載されたことがあるようだ。アシスタント経験もある。

絵の方は、自分がこういうのも大変失礼だが、上手な方ではなかった。どちらかというと、脚本や設定、キャラ作りが得手のように映った。当人情熱を注いでいる箇所はすぐにわかる。キャラ絵が有名漫画家の影響を受けているとか、キャラクター台詞回しがハリウッド映画風とか、背景や小物を手を抜くことなく全部描いているとか、そんな具合に。

光るものがある作家だった。これを見抜けないようなのはモグリ――そんなレベルで輝いていた。

私は作品を読み終えた後で、「ちょっと待ってね」と自席に戻り、少し残っていた缶コーヒーを飲み干して、思案を重ねつつ持ち込み部屋に戻った(どうするのが最良かわからないケースだった……)。

それで、テーブルではこういうやりとりをした。

私「イイ作品だと思います特にセリフ回しにセンスを感じます掲載ができるとかここでは言えないけど、話は通してみますね」

B「ありがとうございます

私「それで、担当はね……縁なので。あなたがするのがいいのでは?」

編「私よりもほかの人がいいと思いますもっと才能を引き出せる人が……」※小さい声で

私「いや、でも恋愛描いてるよ。エンタメだけどいいんじゃない」(こいつ、作家の前でアホなこと抜かしよって)

編「難しいです」

私「でもこれ、縁だよ」(意識が低すぎる……)

編「ほかの作家さんも抱えてるので。いっぱいいっぱいです」

私「わかりました」(トラブル回避のため後で編集長に説明しとこう)

B「すいません。僕の作品はどうなるんですか?」

私「後日連絡しますね。必ずしまから、それまでは他誌への持ち込みは待っていただけますか」

B「あの、はい。できればですが、早めでお願いします。一週間くらいでなんとかなりますか」

私「なんとかしてみます

作品のものと、作家プロフィールと、付属資料コピーを取らせてもらって、彼には外で缶コーヒーを奢った。ビル入り口まで送ったところまではいい気分だったが、正直、身に余る事態だった。

持ち込み作家の才能がありすぎるのも考えものだ。嬉しい悲鳴というやつ。誰が担当に付くかで今後の雑誌の売り上げに影響がある。重大な意思決定ということになる。

最悪、『進撃の巨人』の時みたいに優れた作家を逃してしま可能性がある。あれも、実際は諌山先生門前払いではなく、週刊少年ジャンプ担当が付くか付かないか微妙ラインだったらしい。それで、誰が担当になるかを押し付けあっている間に諌山先生が他雑誌に持ち込んでしまった、という話が業界団体公的飲み会で囁かれていた。



○ その後~

B先生についてだが、一週間後に担当編集が決まった。「別の編集者」でもなく私でもない。当時、若手のひとりだった20代の子が任されることになった。編集部トップを交えてB先生原稿コピーを読んだのだが、「若い感性が光る。年齢が同じくらいの人と組ませる方がいいのでは?」という結論になった。

その20代の子は、上の組織からこっちに出向してきている子で、いわば武者修行の身だった。一流大学出で、本社プロパー社員。いわゆる総合職である

最初は、私に選択権があった。B先生担当になる道もあった。だが当時の私は多忙であり、月に何度も会社に寝泊まりするレベルだった。新人は抱えるべきではない。しかし、才能のある子だから迷いがある。

A先生のこともあった。彼のあの作品を世に出してやりたい。もっと有名にしてあげたい。そんな想いがあった。

私が悩んでいるうちに、例の20代の子が手を挙げたのだ。私としても、彼のやる気と知性と直向きさは買っている。諸手を上げて賛成した。

今思えば、正しい選択だった。もし私がB先生担当になっていたら、面白い恋愛エンタメを楽しめる読者の数は減っていただろう。これでよかったのだ。

以後のB先生は、例の持込漫画ブラッシュアップを続けた。翌年には、晴れて弊誌に第一話が掲載されることになった。さらに以後は、担当編集とともに二人三脚で躍進を続け、イケイドンドンの勢いを保ったまま、一度も息切れすることなスターダム上り詰めた。今では漫画家として世に知られている。

一方で、私が担当を続けたA先生は地道な努力を続けた。

上で挙げたA先生の意欲作は、読者層に合っていなかった。それでも、高い画力シナリオ構成の上手さがあったのだろう。その意欲作は、連載期間を積み重ねる度にファンの数が増えていった(業界的には、Amazon第一巻のレビュー数が人気の代替変数になることが知られている)。

今では、A先生は親雑誌で連載を勝ち取るまでになった。去年だったか。彼の作品コンビニ立ち読みする機会があったのだが、やはり突き抜けた画力だった。週刊連載であそこまでの画力というのはまずない。



2024年現在、私は東京を離れて田舎暮らしている。地元町役場Uターン就職して、実家農業を手伝いながらスローライフに近い生活を送っている。

実は、編集者だった当時、働きすぎて病気になった。ある日、下腹部の辺りに違和感を覚えて、血の塊のようなものが血管を這っている感覚があった。病院に行くと、「遅くても明日中に入院しなさい」という医者から指導があった。

それなりに重い病気にかかってしまった。一応は死亡リスクもある。数か月ほど入院した後、どうしようかと考えて、考えて、考えて……編集部に復帰後は、労働を最小限にしつつ転職活動スタートした。

A先生については、幸いだった。彼の意欲作とは最終回まで付き合うことができた。私が退院した後、無事完結を迎えることができた。あしたのジョーに比べればハッピーエンドだった。

入院中に、A先生とB先生がお見舞いに来てくれたのを覚えている。ほかの編集仲間も来てくれた。A先生は、テンションが低めで、何を考えているのかわからないこともあるのだが、人間への基本的な愛というか、思いやりがある人だった。

もう40才を過ぎている。はてなユーザーの中では平均的な年齢か。思えば齢を重ねたものだが、当時の日々は今でも夢の中に出てくる。

若いから編集者をやってきた。身体を壊さなければ続けていたのかというと、多分そうだろう。でも、今の生活も悪くないと感じている。自分語りはここまでにして、締めにしよう。

もしあなたが、Webでも紙媒体でもいい。気になる漫画作品を見つけたとする。面白いものを見つけたと感じたら、ひとまず買ってみるのがいい。Webだと1話単位で売っている。

ひとかどの漫画家というのは、自らが産み出すモノを本気で高めにいっている。あなたフィーリングが合ったのなら、ひとまず1巻だけでも読んでみる方がQOL高まると思う。ハズレを引くことはあるだろうが、アタリだってちゃんとある人生は運試しである

2024-02-09

アホ携帯買うなら古いiPhone でよくね?

メール通話しかできないアホ携帯最近話題になってたけどさ、

機能限定された通信機器が欲しいなら古いスマホでよくない?

処理速度は遅いし、画面はちっちゃいし、古いOS対応するアプリはどんどんなくなっていくから自然に使う機能時間も減るんだよ

古いOSだとセキュリティ心配

なおさら使う機会が減っていいだろ

変にハイコンテクストぶったやつらのマーケティングに騙されるなってことだよ

なお、このエントリiPhone SE第1世代で書いてる

メルカリで5000円で買ったやつ

本体の軽さは正義

2024-02-02

ギョーカイ残滓に関する注意喚起の発出

ネット言論的な事、ソーシャルメディアでの短文コメントなどでTV局、アパレルマーケティング広告電通などに関する議題で変なマウントじみた上から目線を感じることがないだろうか?例えば広告出稿の実務や電通業務範囲などの解説に「電通を判ってない」と漠然としたコメントが付いたりする事だ。

亦は例えば脚本家原作者トラブルに端を発した自殺に関して「己の近いところに着弾」などと書いて自殺クリエータナイーブを嗤うような文章だ。

実はこれらには「ギョーカイ」という30年前の知的スノビズム関係しており、現在のその全ての発言者はただのワナビーだ。故に無視するか嘲笑するのがいい。

 

だがギョーカイがどういうのか判らない人には判別が出来ないであうからギョーカイに就いてざっと解説したい。

 

80年代カルチャー誌が当時の若者を釣る為のコンテンツ総体ギョーカイ

1980年代大学生というのはまるで勉強しなかった。これは60年代に反権威主義全共闘世代大学の知の権威攻撃して教授講義尊敬解体してしまった事に由来する。その後反体制という態度も流行らなくなり、更には嘲笑嫌悪さえされるようになっていった。

だが大学権威は復活しなかった。この為に80年代になると大学レジャーランドとなり、特に文系学生教科書さえ買っていないという風になっていた。

 

更にここにプラザ合意という政治状況が追い打ちをかける。日本復興を遂げて70年代には経済規模が異常なほど膨れ上がっていた。アメリカベトナム戦争で、欧州の旧連合国諸国植民地独立による経済構造変化で苦しんでいた(除西独)のと対照的だ。

だが国民生活は然程裕福にはなっていなかった。また戦後の窮乏状態から贅沢を忌避する経済道徳があった。

プラザ合意でこれが一変する。これは円高誘導日本対米貿易黒字を削減する政策なので経済構造がそれまでの輸出産業優先のままだと立ち行かなくなってしまう。

そこでそれまで禁止されていた贅沢がお上お墨付きで推奨されるようになったのだ。国民経済道徳なんて政策で左右されるのである文化は決定因子ではない。

また円高によってそれまで贅沢品だった輸入品価格が下がる。当然購買意欲は刺激される。

この浮ついた好景気が加熱してストックバブルとなり、やがて弾けて失われた30年になったのは皆の知る通り。 

この景気加熱はレジャーランド化していた大学生にも影響を与えた。それまで国内アパレルメーカーが若者向けブランドを展開してそれらが人気を博していたが、海外ブランド志向が進み、遊びの高級化が進んだのだ。有名なのがディスコマハラジャジュリアナ東京であろう。マハラジャ運営会社はそれまで「並」のディスコ経営していたが、マハラジャで極端な高級志向ドレスコードチェック(アメカジとかは入場禁止で上から下までブランド必須)にしたところ大盛況となった。

 

だが大学生が高級志向になったのは自然出来事ではなく、当時のファッションカルチャー誌が誘導したのであった。

 

POPEYEホットドックプレスの例

こういう大学生に影響の大きかった雑誌マガジンハウス社のPOPEYE(以下ポパイ)と講談社ホットドックプレスが挙げられるが、この二つは性格が違った。ポパイが先行、ホットドックプレスが追走、イノベーター理論で言えばポパイアーリーアダプター志向ホットドックプレスマジョリティ志向という感じだ。

マガジンハウスファッションカルチャー専業だけあってイノベーター人脈があるから未来への提案という形で誌面が作れる。

一方、ホットドックプレスは大出版社なのでもっと安牌志向だ。あまり冒険すると滑る危険がある。

そして流行於いてマジョリティ相手にするという事は、アーリーマジョリティになれとけしかける事であり、故に強迫観念的になるのである大学デビューした若者ファッションや遊びを勉強しろと迫る性格を帯びる。

 

山田五郎氏はyoutubeの「オトナの教養講座」を運営して大変引き出しが多くて教養がある人物だ。同氏は同誌の80年代編集長であった。

教養人だが編集長時代マガジンハウスの後追いで背伸びしたい若者楽しいライフスタイル提供というよりも「これぐらいマスターしないとモテないぞ」とオブセッションを刺激して走らせる誌面を作っていた訳で、正直そこについては評価できない。

 

これはホットドックプレスが悪いというのではなくて、トレンドの後追いする方は強迫観念に訴えるようになるという例だ。

 

ギョーカイホイチョイプロとんねるず

そんな雑誌群でやたらと持ち上げられていたのがTV局、アパレル業、広告代理店という業種だ。

ホイチョイプロはこれらのブームが起きる前から広告代理店漫画を書いていたが、このブームに乗って多角展開するに至った。広告業の業務中で電通けが特別視されたり、変なマウント取る奴が現れたりするのはこのホイチョイプロの影響である

またとんねるずパワハラ芸とTV局の内輪ネタ若者の歓心を得て売れるようになった。

特に初期のパワハラ芸が有名だがこのパワハラ芸人同士のそれではなくてTV局での上下関係に限られるのがポイントだ。TV局内とスポンサーなどの上下関係ギョーカイなので売り物になったのである

 

ギョーカイ情況である

故にギョーカイというのは単にがTV局、アパレル業、広告代理店という業種を指すのではなくて、当時の風俗上の序列に裏打ちされたそれら業界という事が出来る。広告代理店業務特別視してマウントするという態度の背景には、輸入ブランド志向、高級ディスコVIPルーム、見せる為の彼/彼女ポストモダン思想という今では時代遅れの事物文脈がある。

一方、家庭を築いて建売とかと言った一般的価値観は外部化されていて入っていない。

 

身に沁み込んだレイトマジョリティへの強迫観念

先に述べたように流行の浸透期には強迫観念に訴える形の言説が商売になる。面白いものがあるよ、じゃなくて時代に遅れるな、だ。

これらはもう時代遅れだが、この強迫観念に訴える扇動効果は残っていて、広告TV局に関する事が話題になると、今でも「電通本質は違う」などという謎マウントが湧き出すという原因になっている。

特に地方在住者に顕著だ。広告への関係の仕方は様々あり、出稿する立場印刷を受注する立場看板屋など様々な立場人間ネットに書き込む。また電通業務のうち広告ではない部門人材派遣イベントプランニングなどに関する議題で書き込む人も居る。

それらに対して謎マウンティングしでいないではいられない人が現れるというのもネットの常だ。

これらの人は自分が参画しえない場所の話だったホイチョイプロなどのギョーカイ話を実業務での経験他者の含む)で上書き具体化するのに失敗し続け、レイトマジョリティ転落の強迫観念駆動され続けているのである

 

彼等の言い方は、「電通とは」など目前の具体的解説よりなどまるでその評価軸が高級だったり知的であるかのようで、事情を知らない人は騙されてしまうが、その実は時代遅れの流行追っかけの知ったかぶりしかないので、騙されないようにして貰いたい。

インターネット下さい」やソーカルコテンパンにされたポストモダンの亜種である

 

この辺の事情を知っていれば、「己の近い場所に着弾」とか原作者自殺をそのナイーブさ故と揶揄するAI画像投稿してTV局の事情通風を吹かす者が現れたとしても、その破廉恥さに憤るよりも前に、その者がオピニオンバラティに数回出ただけでドラマには関係してない事、職域が権利者との折衝と重ならないであろう事、出演回数的に業界風吹かしたい欲が最大化される地点である事、年齢的にギョーカイ特別視のレイトアダプター層である事、とんねるず世代などに着目し、地方バーで「業界出身の人」ってこういう感じだよなぁなど感慨に耽り、祇園精舎鐘の音が胸中に去来するはずである

またマナの力に長ける者であれば、AIに向かって「政権のブレーンとして官邸に出入していた事がある事は履歴的に自慢したくなりますよね?という建前を押し出し笑顔発言者の前で、現在相手にしている読者層がその政権へのドグマ批判を共有するので炎上評価低下を恐れて答えに窮し発言者善意の天然なのか悪意があるのかはかり兼ねて引きつった笑いを浮かべる男性」という詠唱により画像を得る事が出来る筈である

TVに出るようになった切っ掛けってそのブレーン抜擢ですよね」と発言を重ね掛けする画像でもう一枚行けそうである

 

いずれにしてもTV広告業などの話で具体性も無いのにウエメセマウンティングが発生したら、その実は以上のような事情背伸びしたい「追いかける人」であるので、良く知らんけど高級な知識っぽさに騙されないようにして欲しいものである

2024-01-31

原作者にもいろいろいるのよ

原作者個性バラバラ一枚岩でもないという話。

今回、最悪の事態になってしまった先生のように

強いテーマを持って漫画を描き、一つの文芸作品として扱い、絶対主張を曲げない原作者もいる。

その一方で、ビジネスライクマーケティングをして受けそうなテーマ漫画を描き、

主張とか何にもないかドラマ化とかでも改変自由

その代わり視聴率取ってバズらせて漫画で儲けさせてくださいと注文つける原作者もいる。

まぁ、大変よな。

anond:20140917075035

とりあえず乾燥機を買え

日本人含めアジア圏は乾燥機を毛嫌うが、使えばわかる神家電

よくお日様の匂いと言うがありゃ正体は残留した皮脂等が紫外線で分解されたアルデヒド脂肪酸匂い、気中の常在菌なども作用している

まり美しいものでは無い

 

だが一体型ドラム式はやめておけ

分離する理由故障率とメンテナンス

洗濯機から乾燥機に移す手間はかかるが外干しの手間と比べれば屁でもない

そもそも洗濯機ドラム式はおすすめしない、ありゃ欠陥品だと開発者も認めている

マーケティング大人の事情で売り出しているだけ

 

あとついでに、やたらと高い洗濯機を買う奴がいるがこんなもの消耗品と割り切れ、三種の神器時代じゃあるまいし

激安Haier三菱謹製最高級洗濯機でも洗濯性能はまったく変わらない

洗濯大事なのはお湯を使うこと、水の温度重要

洗剤の効果と水温は明白な相関がある、粉だろうが液体だろうが同じ

界面活性剤及び化学反応温度が決め手なのだ

家事時短、空いた時間オナニーしなさい

2024-01-26

Adoの件に見る「イエスマン有害性」と「トキシックイエスマン有害性」

今回のAdoの件、ブコメ等を見ていても基本的にはAdo側に同意する意見が多く、自分も同じような意見なので、

それに反論する側にさら反論する必要は本当は無いのかもしれないけれど、ちょっと考えた事が有ったので書いてみる。

 

自分違和感を持ったのは以下の「Adoお気持ち表明内容に違和感を覚える」等の意見。(この増田は一例で、大雑把にこの辺の意見

anond:20240125214431

 

その中でも「創作者に対しマイナス意見を言うなという事か」「周りをイエスマンで囲いたいのか」といったタイプ意見違和感を覚えた。

こうしたタイプ意見が前提にしているのは、例えば以下の増田の文のような、「創作者はマイナス意見も許容すべき」といった価値観

それに、クリエイティブを世の中に公開したときマイナスの反応が出ることを押さえつける、否定するのって提供側としてあるべき姿なのか?

クリエイティブやってれば思ったとおりに受け取ってもらえないことや、逆に迷惑に思われちゃうことだってよくあるじゃん

表にアウトプットを出す以上、そういう反応が出ることもひっくるめて覚悟キメる必要があるんじゃないかなーって思った。

さよなら絵梨でも主人公父親が言ってたじゃん。創作やってれば自分が傷ついちまうこともあるって。私はこの感覚価値観大事だなあって思うんだよな。(今回は創作自体というよりコラボについてではあるけれど)

なもんだからクリエイティブをやってる側が「私が正しい、お前たちが間違ってる、正せ」ってよう言えるなあって。

自由意見配慮に欠けた言葉として区別して、攻撃された傷ついた、傷つけた人間は悪、ってドツボにハマってるのはAdoの方なのではと思ったりした。

あいつはけなした、僕は怒った、それでこの一件はおしまい」とか、畜生ムカつくなあ今に見てろ、みたいなマインド大事というか。

「私は嫌だからブロックする」っていうのと「こんなやつはブロックされて当然の人でなしだからブロックする正しさが私にはある」ってのは全然違うというか。

この増田については、まずおさえるべき点があると思う。

 

Adoは「コラボに対してマイナス意見を言ってる方やそれに賛同してる方々へ」今回のツイートを書いているという事

 

増田はあたかも「Ado創作物へのマイナス感想も表に出すべきではないと言った」というような書き方をしているけど、そうじゃないんだよね、あくまで「コラボに対してマイナス意見を言ってる方やそれに賛同してる方々へ」なんだな。

創作においてたしかマイナス感想を拒絶し、イエスマンだけで周りを固めることには一定リスクが有る。つまりマイナス意見きっかけとした成長ができなくなる、という事だね。

けれど、「コラボに対して」に限定している今回の件ではこれは当てはまらない。

それに今回の件についてはさらに話がずれるっぽい。どうも、Adoファン自称)がコラボ相手に対し「パクリコピー」だのなんだのと誹謗中傷した、というのがきっかけらしい。

自分ファン自称)が他者コラボ相手)に迷惑をかけている、困った」という事態で、ファンに自制を求めるのは常識的対応だと思う。むしろやらないほうがどちらかといえばまずい。(ただ、やる義務があるかは微妙かな? やったほうがいい、程度か)

さてここで、通常のイエスマンはまぁ大雑把に以下の様に定義できるわけだけど

 

イエスマン対象に対しプラス意見しか言わない人

 

今回のファン自称)がこれに対するノーマン(?)かというと、むしろ形を変えたより厄介でトキシックな別のイエスマンの様に見える訳だ。

 

トキシックイエスマン対象に対してはプラス意見(本人の中では)しか言わないが、その周囲に対しトキシック言動に出る人

 

で、言いたいのは、このトキシックイエスマンに囲まれることは、単なるイエスマンに囲まれるより更にまずい事態になるんじゃない? ということ。

そして厄介なのは、往々にしてこのトキシックイエスマン自身の自認は「自分対象に対しマイナス意見も言えてる」だったり「自分イエスマンに囲まれ事態を防いでる」だったりすること。

しかし実際には、その人の言動創作プラスに繋がることはないし、単なるイエスマンに囲まれるより更にまずい事態しか引き起こさない。

ただのイエスマン自分の成長が阻害されるだけだが、トキシックイエスマン場合周りに迷惑を掛けてしまう。周囲を巻き込む以上、問題の大きさも質も段違いになってしまう。

 

VTuber等を見ていても、こうした「本人に対しては全肯定に近い態度だが、その周囲やコラボ相手に対しトキシック」な人はたまに見る。厄介だなぁ、と思う。

それがファンではない外野から見ると「本人に対してマイナス意見も言える非イエスマン」に見えているとしたら、更に不要なこじれが発生してしまっている、より厄介だ。

こうした厄介さは「イエスマン」という既存の語彙だけでは捕捉できないのが問題なのかな? と思ったので、今回は仮に「トキシックイエスマン」というあたらしい語彙を作って考えてみた。

 

 

最後蛇足自分創作者のはしくれなんだけど(この話題自称するにははしくれ過ぎるが)、個人的には「マイナス意見効用」についてもあんまりあるとは思っていない。

これは自分がやってるのが小説で、音楽とは事情が異なるというのもあるかもしれないので本当に蛇足なのだけど、

小説場合基本的に書くのは結構孤独作業で、例えば新人賞作品を送る場合でも誰にも見せずに送るという事もザラで、それで普通に受賞しちゃうケースも勿論ある。(自分がそうかは伏せる)

もちろん編集者の目や校正は入る訳だけど、それはマーケティングだったり専門知識だったりがある程度入っていて、素人マイナス意見とはすこし質が違う訳だ。

もちろん役に立つことがないわけじゃないけど、基本的プロでない人のマイナス意見マイナス感想がその作品やその後の作品の役に立つと思うのは、少し希望的観測が入り過ぎかなぁ、と個人的には思っている。

それに、逆に自分がほかの人の作品に対し「有益マイナス意見」を言えるかというと、真面目に考えるとムズイよなぁ、と思う。プロ同士でもそういうのは難しい。

だもんで「あいつはけなした、僕は怒った、それでこの一件はおしまい」も、あの漫画の話のようなプロ批評家場合ならともかく、素人マイナス意見にそのまま適用ちゃうのは、ちょっと微妙かなと。

もちろん感想を言う側としては「自分感想自由に言えて、しかもそれが役に立つ」となったら嬉しいのだとは思うけど、それって「チートスキル自分を見下してた奴らを見返す」みたいな一方的な都合のいい話でしかなく、

基本的にそんな都合のいい話は無いよ、と感想を言う事もあれば言われる事もある側としては思う。基本的に「お客様神様」的なご機嫌伺いよね、あれ。

ので、じつは「イエスマンで周りを固める」ことの方のリスクも、(デビュー済みで既に才能が確約されている場合は)思われているほど高くは無かったりするかもな、と。(特にAdoのような天才場合は、Adoのような天才の役に立つマイナス意見を言うのって、その為の才能が無い限り無理ゲーかなと)

しろそのリスクが高いと「思いたい」のって、非イエスマン自認の人の方で、それは実は自身を守るための希望的観測または願望に過ぎないのかもしれない。

とはいえもちろん、有益性の問題自由問題は別なので、「自分感想特に役には立たず、有害なだけだが、自由なので言う」という態度はアリだとは思う。ただ誹謗中傷にはならないように気を付ける必要はあるね。

2024-01-23

パルワールドポケモンパクリ燃える一方アイマス燃えなかった

パルワールドモンスター(パル)がポケモンパクリだとして主にデザイン関連で様々なお気持ちに晒されている。

アクロバットな無茶な論理での叩き方も多数ある一方、燃えている要因として挙げられてるいる中では「必要以上に意匠が寄せすぎ」「元ネタへのリスペクトの無さ」「元ネタ知名度に乗っかる意図」あたりについてはまあそうかなという印象を受ける。このゲームPVから先に作っていることも公言してるし少なからずそういう面はあるだろうとは思う。

ところで、アイドルマスターシンデレラガールズというゲームがある。モバゲーがやってたアイマスで、デレマスとかモバマスとか呼ばれ後のデレステとなるゲームである

このゲームの初期のキャラの多くは既存の何かのキャラクターや人物パロディだった。

かなり分かりやすい例だと

のように、既存キャラデザに全乗っかりをしているアイドル結構いる。他にも、

等、アニメ/漫画/ゲームだけでなく生モノ実在人間元ネタにしているものもある。

元ネタ知名度こちらのアイドル知名度が上回ってしまったものも多い。

これは当時はどちらかというとパロディとかオマージュとしてユーザに気づいてもらうためのデザインだったように思う。

ただ、やっぱり方針が変わったのか、こういったキャラは後からイラストを変えたり出番を減らしたりしていった場合が多い。(ただし人気が出て声が付いてしまったキャラ元ネタがあろうが消えにくくなる)

個人的にはパルワールドデレマスデレステ結構プレイしているのでどちらにも肯定的だけど、パルワールド基準で行くとこの辺も燃えてもおかしくなかったように見えてしまう。

ポケモン複数体の融合とかですら無く単品の元ネタのものは多く、マーケティング目的他所キャラデザを節操なく使っており、銃は出てこないにせよ特に元ネタに忠実な動きをしないキャラは多いし(逆に設定を他所からコピーしてる場合もあるけど)、後からフェードアウトさせるのにも開発側の後ろめたさを感じる。

だが、こちらは(少なくとも見えてる範囲では)そんなに大きな問題になることもなく、いい感じに洗浄に成功したように見えるのが興味深い。


等いろいろ考えてしまう。勝因/敗因はどのへんにあったんだろうか。

anond:20240123114712

というより、「どうせ炎上してプレイできなくなるから今のうちにやらないとというユーザー心理を織り込み済みのマーケティング手法」だろ、2つ前の増田がいってることは。 

ゲームに乗っかったというよりゲームメーカー法務にのっかっとる

パルワールドのパルがなぜポケモンに似ているのかを憶測で考えてみる

なぜパルはポケモンに似ているのか

→パルはポケモンに似せてデザインされているか

なぜパルはポケモンに似せてデザインされているのか

→パルにポケモン連想して重ね合わせてほしいか

なぜパルにポケモン連想して重ね合わせてほしいのか

ポケモンを使わずポケモン的なるもの表現したいか

ポケモンではないがポケモン的なるもの表現したもの」を「ポ○モン」と呼ぶとするならば

パルはポ○モンでありポケモン代用である

「まるでポケモンを狩ったり解体したり使役する体験」を表現する手段としてパルというポ○モンが必要となった

ここで例えば全くポケモンを知らない人がパルワールドプレイした場合カワイイARKという感想になるだろう

オリジナル世界オリジナル野生動物を狩ったり解体したり使役するゲームとしてのカワイイARKも十分にゲームとしては成立する

しかカワイイARKではマーケティング上のインパクトが弱いため「あのポ○モンを狩ったり解体したり使役するゲーム」という表現必要になった

ゲーム世界では特に「従来からの逸脱」というのは大きな意味を持ってプレイヤーに訴えかけるものである

本家ではブランドイメージから不可能レベルの「逸脱」をポ○モンを使って(ポケモン世界を借りて)表現することが可能になっている

そしておそらくそこがポケモンプレイヤーからの反発を招いている部分でもある

ちなみに似ているのではなく似せてデザインしているとしたのは

複数のパルにわたって類似点がある

・見た目だけでなく複合タイプや技タイプなどシステム面でのデザインにも類似点がある

・「法務レビューを受けており、安心して購入してほしい」という表明がわざわざなされている

の3点からその意図判断した

2024-01-22

バーウイスキーを飲もう その2

https://anond.hatelabo.jp/20240122183330 の続き

ピートについて

ウイスキー製造に使う大麦麦芽は成長を止めるためと貯蔵のために乾燥させられている。この乾燥に用いられる燃料のうち伝統的な燃料がピート(泥炭)である。このピートを燃料とするとピート香り麦芽に移りこの麦芽を使ったウイスキーにはピーティと言われる香味(燻製のようなスモーキーさとヨードチンキや正露丸のような薬品香)がもたらされる。その香りピートを燃焼させたときの燻煙に含まれフェノール化合物によるものであるが、その麦芽に含まれフェノール化合物割合フェノール値と言いppm単位として示される。このピートスコットランドに広く存在するがアイラ島ピートには海藻由来の成分が多く含まれ特に薬品香を強くもたらすと言われる。このピート乾燥させた大麦麦芽を使った原酒は程度の差こそあれアイラのみならず多くのスコッチウイスキーに使わている。また日本ウイスキーにも広く使われている。

ウイスキーがどれくらいピーティかは実際にはフェノール値だけでなく蒸留のどのタイミング蒸留液をどう使うかや熟成に使う樽によっても変わるのであるが便宜的にフェノール値を用いてほぼ0の場合をノンピーテッドそれから順に(人によって違うが)10ppmぐらいまでをライトリーピーテッド、25ppmぐらいまでをミディアムピーテッド、50ppm台までをヘヴィリーピーテッド、その上をスーパーヘヴィリーピーテッドとしてウイスキー区分することがある。ただ特にフェノール値が非常に高いような場合、例えば150ppmウイスキーを飲んでも50ppmの3倍スモーキーだと感じるようなことは(増田経験上は)ない(多分それを目指して作っていないと思う)。フェノール値はあくまで目安である

 

ノン・チルフィルター

ウイスキーには様々な成分が溶けているがその中には冷却すると目に見える澱や白濁の原因となるものがある。この原因となる成分を除去するためにウイスキーを冷却して濾過するのだがこの成分にウイスキー香りや味わいの成分が含まれるとして香味が薄くなるのを避けるためにこの冷却濾過をしないウイスキーがある。このような冷却濾過しない製法もしくは冷却濾過していないウイスキーのものをノン・チルフィルタードと言い、一般にラベルにNon-Chillfilteredと書かれている。冷却濾過は大量生産するウイスキーの味の均一化という側面があるとも言われる。

 

主な蒸溜所のごく一部

スコッチウイスキー蒸溜所地域別(ハイランド、スペイサイド、ローランドキャンベルタウン、アイランズ、アイラ)に分類されることが多い。ここではスペイサイドとアイラ蒸溜所の一部を紹介する。ここに挙げた蒸溜所はすべてモルトウイスキー蒸溜所である

 

オフィシャルボトルボトラー

ジャパニーズウイスキー

日本ウイスキースコッチウイスキーから大きな影響を受けている。そのため法律に基づく部分を除き日本では用語等はジャパニーズウイスキースコッチウイスキーで同じ意味で使っていると言えるのであらためて説明しない。日本ウイスキーについてオーセンティックバーで見ることが多い銘柄のうちいくつかを紹介する。

 

代表的銘柄のごく一部

 

ジャパニーズウイスキー定義

もともと日本ウイスキー定義酒税法で定められたものだけで非常に緩く輸入した原酒を日本で瓶詰めしただけのウイスキージャパニーズウイスキーと称されて販売されたり、酒税法上の焼酎海外ジャパニーズウイスキーとして販売されたりしていた( https://toyokeizai.net/articles/-/216248 )。その問題への対処として業界団体である日本洋酒酒造組合が「ウイスキーにおけるジャパニーズウイスキーの表示に関する基準」でジャパニーズウイスキー定義した( https://www.yoshu.or.jp/files/libs/550/202303291553482719.pdf )。この基準施行前に販売していたウイスキーについては経過措置により従前の表示が認められているが2024年3月31日で経過措置の期限となるためもしかすると一波乱あるかもしれない。

 

その3へ続く https://anond.hatelabo.jp/20240122184434

 

2024-01-21

最低な発想だけど売れない人間と付き合うのやめてくれって思ってる

人に注目してもらってお金稼ぐ仕事してるのに売れない同士で組んで何かいいことある

芸能人ってウケてなんぼの仕事でしょ?うちら推しはまだ掘り出されてないだけとか本当に思ってんの?

もう次の若手がバンバン呼ばれてるんだから掘り出されようがないんだよ年齢的に

それなのに同世代バカ売れしてる人見てその人の売り方に文句つけるのアホすぎる。マーケティング大成功してるじゃん。うちら推しは大失敗してますが?

こないだの舞台だって正直座組の中で一番下手だったのに顔がいいスタイルがいい以外に何を売るん?正直私は見てて恥ずかしかったよ。演技を売りにできるレベルになんか達してない。

仕事がない身内同士でつるんでるだけのファンクラブ動画見ても「あっ仕事ないんですね〜😅」にしかならなくてきつい。実際仕事いから暇なんだと思うけど。

売れてなくてももう少し頑張る姿勢見せてくれないと応援してる側もしんどい。頑張ってるから応援したくなるのであってあなたありのままでいいとかいママをやれるファンじゃないんだよね。つらい。

2024-01-19

日本企業における職人主義がクソ

属人的仕事自己完結型のやり方が多すぎる。

大企業であってもマニュアル軽視、マーケティング軽視。

そら、生産性低いわ。

中小企業でも好調なところは職人システム業界的に有利に働く限られたマーケットのみ。それでも職人の頭数に依存するから、成長率に限界あるけどな。

2024-01-17

宮崎映画に携わったって嘘ついて新聞に乗った人が炎上しててワロタ

https://www.cartoonbrew.com/feature-film/geraldine-fernandez-studio-ghibli-boy-and-the-heron-236877.html

宮崎駿監督の『少年とサギ』は1月25日コロンビアで初公開される。初公開に先立ち、地元女性が約2万5000コマ描いたと大手メディアを説得して話題になったため、この映画は予定外の、おそらく評価されていないマーケティング活動を受けている。映画制作のために。

ジェラルディン フェルナンデスは、コロンビアバランキージャに拠点を置き、建築ガラスアルミニウム製品製造する会社テクノグラス社のグラフィック デザイナーです。しかし、最近の一連のインタビューで、彼女スタジオジブリの最新映画制作に深く関わっていることをいくつかの主要メディアに納得させた。彼女の主張に対応する記事ほとんどは、エル・ヘラルドやエル・ティエンポなどの報道機関を含む出版社によって削除されたが、以下にリンクされているもののように、一部のインタビュークリップYoutubeに再アップロードされている。

流石に草。

小島秀夫と言い、日本クリエイターは嘘つきに良く利用されるな。

2024-01-14

山崎元氏追悼: まだ一般には受け入れられていない主張まとめ

「ほったらかし投資」をはじめ山崎元氏の活動は多くの個人投資家ガイドになったが、数々の主張の中にはまだ一般的には受け入れられているとは言い難いものもある。

これらを列挙して追悼したい。順番は個人投資家意思決定に影響を与えそうな順。

1. 低成長の国だからといって株式のリターンも低いわけではない

理屈上、株式には、低成長でもリスクフリー金利よりもかなり高いリターンがあっておかしくないし、マイナス成長でもそれは同じなのだ

(中略)

将来の低成長自体はその予想が株価に十分織り込まれたなら、後のリターンにとって問題ではない。

https://media.rakuten-sec.net/articles/-/4007

直観的にはかなり受け入れがたい主張の筆頭。行動ファイナンス的には、その直観に抗って合理的に考えられる投資家が得をするのだろう。

2. 外国債券は、国内債券と比べて期待リターンが高いとは言えない

外国為替市場では、通貨の交換比率と金利がセットで取引されているので、高金利通貨をロング(買い持ち)しても、低金利通貨をロングしても、母国通貨ベースで期待される利回りは基本的にはどちらが高いとも言えない

(中略)

外国債券は、国内債券と比べて期待リターンが高いとは言えないのに、そこそこの大きさの為替リスクがあるので、リスクに対するリターンの割が悪いから持たなくていい

https://media.rakuten-sec.net/articles/-/14921

10年債利回りが4%という2024年投資環境に刺さる主張。ただ為替理論から本当に理解しようと思うと難しすぎて私は諦めた...

3. 株式インフレ中立

長期的には株式のリターンに対してインフレは「中立」だと考えられる

(中略)

インフレから」あるいは「インフレに備えて」何か特別なことをしなければならないとか、何か有効なことが出来ると思わないようにしよう。

https://media.rakuten-sec.net/articles/-/39905

投資業界の作るマーケティングストーリーに踊らされることに山崎氏警鐘を鳴らされていた。

4. ドルコスト平均法は気休め

ドルコスト平均法投資として有効リスク・リターンの関係改善している(たとえば分散投資のように)と考えているとすると、それは「勘違い」なので、正しく理解しておきたい。

(中略)

ドルコスト平均法が、「ゆっくりリスクを取っているだけだ」ということと、「買った後のリスクは縮まないし、積み立て後半には、リスクが過大になっていないか注意が必要だ」という2点を押さえておいてほしい

https://media.rakuten-sec.net/articles/-/24299?page=5

ドルコスト平均法に説得されて積立投資を始めてみようと思った人にはショッキングな主張。ただ害もあまり大きくないと感じたのか、晩年山崎氏ドルコスト平均法に対する態度をいくぶん軟化されていた印象。

5.「ハイリスクハイリターン」の原則為替取引コモディティなどのゼロサムゲームには通用しない

ハイリスクハイリターンの原則」と呼ばれるのは、リスクが大きな資産は平均的なリターンが大きくなるよう市場価格形成されるということなのだが、この対象になるのは、株式債券不動産への投資のように、生産活動お金(≒資本)を提供する際の価格だ。

(中略)

市場で売り手と買い手が「ゼロサム・ゲーム的」に将来の価格を当てる競争をする構造マーケットでは、「ハイリスクハイリターンの原則」は働かない。

https://media.rakuten-sec.net/articles/-/32090?page=3

山崎氏プラスサムゲームを「投資」、ゼロサムゲームを「投機」と呼んで区別されていた。常々おっしゃっていた「投資リスクプレミアムのコレクションである」という主張とも通じる本質的な教え。

2024-01-13

圧迫面接された話

前職で鬱になり退職して、数年休んでから

社会復帰を目指して就活をした時のこと。

ハロワに通い、希望に近い仕事を探し、

面接に行く日々だった。

そんな中で、とあるホテル求人を見つけた。

そのホテル郊外にあり源泉かけ流しが売りで、ホテルの予約サイトマーケティングに関する仕事とのことだった。

勤務先はホテル本社がある都心で通いやすそうだったしし「未経験歓迎」とあったので、ハロワ担当者相談して応募することにした。

履歴書を書くにあたり、マーケティングというものについてもネットで少し調べたりした。

後日一次面接に行き、おそらく働き始めたら上司にあたる方とお話した。

優しそうな女性で、仕事内容についても簡単に教えてくださった。

パソコンが使えるかなど聞かれ、スキルがあるということも伝えたところ好感触だったようで、面接は終始穏やかな雰囲気だった。

最後の方で「よろしければ二次面接を受けて欲しい」と言われ、その場で次回の日程を調整し、退室。

二次面接社長が来るそうだが、忙しい人なので…と、日程は数日後に決まった。

二次面接の日、会社がある1階の駐車場に、派手な赤いスポーツカーが停まっていた。

一次面接の時は無かったので、社長のものかもしれない。そう思いながら階段をあがった。

この日は一次面接の際の方と、社長、他にも何人か面接官として人がいたが、詳しくは忘れてしまった。

社長は恰幅の良い中年男性で、ハキハキと話す方だった。

自己紹介をし、志望動機などを話したところで、社長からマーケティングについて勉強してきましたか?」と聞かれた。

私は正直「勉強」という程のことはしていなかったし、嘘をついては後々ボロが出ると思い、ネットで少し調べた程度だとオブラートに包んで伝えた。

社長は不満気な顔をした。

「未経験歓迎」とはあったが、おそらくこの人は「マーケティング勉強はしているが実務は未経験」そういう人が欲しかったのだと、今振り返ればそう思う。

それならそうと言って欲しかったし、早々に面接を切り上げてほしかった。

社長は次に「弊社のサイトが今こういう作りだが、集客力を上げるにはどのように変更したら良いか」とホームページを見せてきた。

不勉強であることを前置きした上で、自分なりの知識などから改善点と思わしき部分を伝えたが、社長は「偉そうに」と声をあらげ、私の事を責め立てた。

この人にとっては「面接を受けに来るぐらいうちに入りたいのに、勉強してこなかったとはなんて失礼なやつだ」と思っているのかもしれない。

だが、私はただ働ければどこでもよかったし、マーケティングという仕事も興味があるというそれだけだった。

ムカついたので自分なりに食ってかかったが、中年男性デカ声に勝てるはずもないまま、面接は終わった。

一次面接の際の女性玄関まで送って下さり、出たところで抱きしめてくれた。

「ごめんなさい…あんな人だけど普段はいい人で…」と泣いていた。

私は、いやいやこちらが不勉強申し訳ないと謝り、その場を後にした。

私は自分のことは被害者とも思ってない。

本当に働きたいなら本を買うなりして勉強してから面接に挑むのが普通だったのだと思う。

ただ私はもうこの会社ホテルには絶対まりたくないと思ったし、周りにもその事を話した。関連施設も利用しない。

社長名前も顔も調べて、心の中で呪っている。

たかだか面接でと思うかもしれないが、面接を受ける人は部下でもなんでもない、客側にもなれる人なのだ

別に1人2人客が減ろうがどうでも良いと思われてるのかもしれないけど

私は今は違う業種で楽しく働けているので、今後もこの会社ホテルについて聞かれたらこの話をしていこうと思う。

2024-01-12

クソ面白いアニメエスタブライフはなぜ話題にならなかったのか分析

2022年アニメエスタブライフが今更ながらめっちゃ面白かったので、みんな見てくれって話。

ちなみにFOD独占だったみたいだけど、今はアマプラでもやってる。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0B51DVC1W

https://www.amazon.co.jp/dp/B0B649HFDQ

追記:すまねえ、アマプラ無料なのは1話だけだったわ。FOD独占が憎い。ろくに作品紹介もできない。 勘違いでした。はてブ感謝

作品を知ったきっか

正月番組でやっていた「『BLOODY ESCAPE地獄の逃走劇-』公開直前スペシャル」という特番。その中でテレビシリーズから選りすぐった3話分を放映していた。

新宿舞台魔法少女になりたいヤクザ親分お話

お台場舞台パンツ禁止温泉島のお話

わがままお嬢様モデレーター消滅するちょっと悲しいお話

「このすば」よりさらにぶっ飛んでいる設定なのに、アニメの新作はほぼ全部チェックしている増田記憶にない。なんだこの作品は?となった。


そしたら番組中にエスタブライフというキーワードがチラチラ出てきて、「BLOODY ESCAPE 」はどうなった?と思いながらググった。

ちなみに魔法少女CVくぎゅう)は後の回で登場するぞ!かわいい

エスタブライフの作品情報

2022年アニメ

原案 コードギアス谷口悟朗

監督 ごちうさ橋本裕之

シリーズ構成 ふもっふ賀東招二

キャラデザ パズドラコザキユースケ

フジテレビ「+Ultra」で放送

こんな作品です(公式Xより)→https://x.com/establife/status/1742567880825487715

錚々たる制作メンバー

自分nasne検索したら、なんと2話以降の録画が残っていてびっくり。全く印象に残らない凡作判断して、1話切りしていた。

しょぼいカレンダーで調べた所、MX再放送し、フジの+Ultraでさら再放送し、計3回も放送していた。なのに話題にならなかった。どう見ても実況向きなのに、ニコニコ実況に残っていたコメントも非常に少ない。

東西冷戦みたいな政治風刺していたり、おバカ回やちょっと泣けそうな話など、多様な内容でフルメタ風味あるかも。

官僚主義的な東池袋水族館でショーをしているペンギンが、さいきょう線の開かずの踏切突破して西池袋亡命する話とかおバカすぎて大好きだった。


追記)そうそう、マルテ脳内会議面白かった。マルテはスライム人間なんだけれど、エステを押し倒したい過激派穏健派に別れて戦ってたら、実際の身体も分裂しちゃう話。合体した時に泡沫政党ノーパン派(こいつはノーパンしか言わない)が2議席に倍増しているのに注目!ほんとバカアニメ。そしてお台場クラスタに繋がる。

↓↓↓当時のまとめ

【マルテース脳内会議穏健派強硬派が分裂、ぶつかり合うwww】エスタブライフ グレイエスケープ -第4話感想まとめ-

https://ttb-superdata.blog.jp/archives/13806445.html

盛り上がらなかった理由

・盾の勇者放送と裏被りしていた

最初のつかみが必要なのに、1話が平凡すぎた。魔法少女の2話と入れ替えればよかったのに

・FOD独占という悪。当時TverやAbemaやニコニコオンエアーしていたら反応はだいぶ違ったはず。 すみません確認不足で「FOD独占先行配信、遅れてテレビ放送TVer配信」でした。これは大外れ

作品自体はとても面白いのに、構成プロモーションがあまりにも下手だった。ちなみに初回放送より、テレ東再放送の方がニコニコ実況コメントが倍以上多かった。

映画版感想

12話一気に見てしまって世界観に惚れ込んだので、今月配給が始まった映画版の『BLOODY ESCAPE -地獄の逃走劇-』も観てきた。エスタブライフの名前を使っていない時点で、マーケティングセンス絶望的。

ポリゴン・ピクチュアズ映像美って感じで映像は良かったけれど、内容としては60点くらい。良作とは思うけれど、テレビシリーズとは似ても似つかぬ暗さだった。

あれだけ人情深いエスタがまるでコンピュータのような、人格が消えてしまった感じ。攻殻機動隊漫画版映画版くらい違うパラレルワールドだった。期待と違って残念。

カバネリとか刻刻とかID-0みたいな、ああいちょっと暗い雰囲気好きな人は気に入りそう。

【おまけ】実況コメント置き場

一番コメントの多かったTOKYO MX放送ニコ生実況コメントxmlファイルをアップしました。ニコニコ規約では非商用に限り利用OKだったので再配布可能判断。わかる人だけ使ってください(ニコニコ実況過去ログAPI感謝)

https://drive.google.com/drive/folders/1QKp0pEzdPekPWxoGIl6UIrgC_G2gtPen?usp=sharing

使い方としては以下の泥臭いやり方になってます

・commeonをダウンロード

・透明化と最前オプション有効にする

Googleドライブから取得したxmlファイルをcommeonで開く

アマプラとかで同時に再生する

・"K"キーで「キター」のコメント、"A"キー「A」コメント、"B"キーで「B」のコメントに合うので、上手いことタイミングを合わせてください

実況コメント作品を同時に見る楽しみが広がるといいなあ。

2024-01-06

Youtube詳しい人おしえて

いわゆるタイムパフォーマンスとは別の文脈で本を効率的に見つける手段としての本の紹介チャンネルみたいなものを探しています

でも本要約チャンネルのようにものすごく低い解像度で本の紹介をし、その紹介内容も執筆内容自体になんの敬意もなく己のマーケティング欲求だけで制作しているような軽薄(かつタイ用途)なチャンネルは除外したいと思ってます。このチャンネルマジで害悪だと思っていて個人的には無限健康知識本を紹介する傾向があることから令和のみのもんたって呼んでます。FUCKノイズ

一方でアバタローのように普段自分が読まないような古典名著を周辺の歴史的背景や教養知識も含めた解像度の高い形で紹介してくれるチャンネルは未知の本を読んでみようという気になるのでとても有用だと思ってます

そこで詳しい皆さんにお聞きしたいのですがアバタローのような高い解像度面白い有用な本を紹介してくれている書評YouTuberチャンネルがあったら教えてもらいたいです。

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