はてなキーワード: ジャイアニズムとは
ワイは黙らんけどお前らは黙れやでというジャイアニズム
NHKのインタビュー取材メモ流出問題で相変わらずのダブスタ反応を左翼やらリベラルやらフェミニストやらがしていて
仮にも不偏不党を謳うNHKが、民事訴訟中の当事者の内、片方だけの主張を一方的に取り上げようとしていたなど
ジャニーズに忖度しまくってたNHKに元よりジャーナリズムがあるとも思えませんが
こうも堂々とズブズブっぷりを見せつけられると、さすがに反応に困りますよね。
これ、リベラルが本気で怒らなければいけない、権力者による権利の濫用だと思うですけど
何故かリベラルがキレてるのが主に暇空側に対してなのが本当に不思議ですよね。
当時から既に出家信者問題や詐欺商品販売問題でガチ反社疑惑があったオウム「側からの要望」に
何故かTBSが忖度して情報流出させたTBSビデオ問題と、下っ端の社員が勝手に当事者にリークして
暇空側も半信半疑で世間に対し拡散した今回の問題、全然違うじゃないですか。
100歩譲って「マスコミが外部に情報を流した!」という点でオウムと同一視しているのならまだ分かりますが
(それにしてもマスコミ関係者が外部からの情報を「リーク!」とするのに、同じ事を一般人がやると大事にするのはどうかと思いますが)
左翼リベラルフェミニストの皆さん…どう考えてもそういう観点で語ってない人も多いですよね?
暇アノン=オウム、暇空(水原)=麻原、みたいな論調で叩いてる人の方が多いですよね?
ミソジニーだのナチスだの、ワードの強いレッテル貼りから始まるリベラル仕草全開で凄いなって思いますよ。ある意味ね。
これが俗に言う「暇空狩り」(@東京弁護士会)なんでしょうか?
平和主義な一般市民には、思想野蛮人の考えがよく分かりませんね。
結局、主張が正しいのであれば訴訟で堂々とやれば良いというのが世間一般の感覚であって
デマゴーグと盤外戦術で相手の評判を貶めて社会的評価を「そういう事」に持っていきたいのは
正々堂々と戦うと後ろめたい事が多すぎて勝てないから、別の手段で攻撃していうのだな、と思ってしまいますよ。
暇空は普段の言動はお察しですがリーガルに関しては極々正当な手段を用いているので
暇空=オウムだと、リベラル=オウム以下の何か、という事になってしまいますが、それで大丈夫?
そもそも「逆」に考えてみて下さいよ。
何かの間違いで暇空だかなるだかがNHKのインタビューを受けた。
当然彼らは好き放題Colaboや仁藤夢乃氏に対して放言しまくった。
そのインタビュー内容を見て、思う所があった派遣社員が仁藤夢乃氏にリークした。
仁藤夢乃氏が、「これは酷い!」といつもながらの勢いでXツイートしまくった。
この流れで、リベラルやら左翼の人達がColabo=オウム、仁藤夢乃=麻原彰子、だなんて主張します?
絶対に、しないですよね?暇空酷い、暇空は悪だ、好き勝手主張しやがって!
こんな感じで騒ぎますよね?仮にリークを受けたのがColabo側だった場合は、絶っっ対にインタビューの対立相手の方を叩きますよね?
500億円かけても良い。
「逆」にすると、途端に対応を変えて攻撃仕草に走るリベラルのダブスタが、たまならく、キショいんですよ。
「俺(私)らは何を言っても良いし誰を殴っても良いけど、お前らが俺(私)らに文句言うのはNGな」
という、ジャイアンを超えたジャイアニズム仕草を、令和の時代になっても昭和の亡霊かの如く押し通すのは
一般社会的に迷惑だし党派性に思想がやられてる姿も浅ましく醜悪もキモくてキモくてキモ過ぎて気持ち悪いし
真面目にこういう所が、左翼・リベラル・フェミニストが、エコーチェンバー界隈以外からの支持や共感をどんどん失っている根源なんですよね。
さて、今回インタビュー内容流出の被害にあったのは、元漫画家の片倉真二氏。(代表作:グリーングリーン、キラ☆キラ、忘却の旋律)
元暇アノンで暇空が色々ヤベー奴というのを最初から最後まで見抜けずに仲間面して
ウザがられ最後には蹴り出され、その後は速攻でアンチ暇空軍団に寝返ってColaboの手先として
活動家デビューしたという、非常に恥ずかしい類のお人なのですが、
かと言って一方的に恨み節を捲し立て、取材相手にも小馬鹿にされているにも関わらず
その事に気がついてる様子すら無く言いたい放題しているという恥ずかしいインタビューを流出されて良い訳ではありませんよね。
それにしても、何であの界隈って元某な人間を持て囃しがちなんだろうね?
元ネトウヨの雨宮や古谷、元性犯罪者のマギー、元男の金尻や自称トランスジェンダーの変質者共、
元テロリストであり凶悪犯罪者の重房とかさ。昔から真面目にリベラルやってきた人達が可哀想じゃん。
100歩譲って、坂本弁護士一家事件の時から既にジャーナリズムとして死んでるにも関わらず
ゾンビ状態で生き続けながら統一教会認定🏺マニア教の伝道師や信者達に忖度し続けるTBSがやらかしたのなら、まだ分かるんですよ。
仮にも不偏不党を謳ってるNHKが、民事訴訟中の当事者の内、片方だけの主張を一方的に取り上げようとしていた。
どう考えても不偏不党とは程遠いですよね?だいぶ偏ってますよ。公共性なんて皆無じゃないですか。
仁藤夢乃氏は、対暇空氏に限った話でも無く、平素から企業や民間団体に対し恫喝まがいの誹謗中傷を繰り返し迷惑や損害を与え続け、
通行人の顔を晒して「性犯罪者」「性犯罪者予備軍」呼ばわりする名誉毀損・プライバシー侵害も当たり前の様に行い、
当然の如く草津冤罪ホロコースト事件にもノリノリで加担しているという、どちらかと言えば加害者サイドの人間です。
そういった方に懺悔して手下になった元漫画家の片倉真二氏こと避難所氏も、まあお察しの様に誹謗中傷を繰り返す迷惑Xユーザーです。
そもそも限度を超えた誹謗中傷が原因で暇の人にキレられて蹴られたんですよね。逆サイドに立って同じ事繰り返してるだけじゃないですか。
NHKは、不偏不党を標榜しているにも関わらず、この様な加害者側の人間の主張を一方的に拡散しようとしていたのですが
情報流出問題というよりは「報道被害問題」なんですよね。正確に言えば報道被害未遂問題ですが。
令和のご時世に一般人の名誉を不当に毀損しようとした報道被害を発生させかけたなんて、昭和の亡霊にも程があるのでNHKは完全民営化してどうぞ。
TBSと同等の存在に成り下がって下さいとしか言い様が無いですよね。
というか、NHKですら自分達の主張が出来てしまう、自称一弱小団体って何なんでしょうか。
すげーコネとか権力とか持ってる様に思えてならないのに、何故か民衆の反権力側を気取っている不思議。一般市民から程遠い存在なのにね。
金があって頭いい女はマジで駄目だよ、表面上は男と女の良い所のハイブリッドに見えるけど、付き合って半年くらいから
具体的に言うと、女としての感情的で非論理的な部分を男のような論理性で肯定し始めるよ。
自分の時間や精神的労力、金はすごく大事にするし、少しでも干渉しようとすると猛烈に否定する。
こちらが少しでも感情的になったり、甘えたりすると持ち前の言語化能力で指摘してくれるよ。
それを見て、男側の時間や精神、金を大事にしてくれるかと言うと大間違い。
大体親から何でも買ってもらったしそれ以上に与えられているから、相手の時間や精神、金は湯水のように出てくるものだと思っている。
自分を守ろうと同じように言語化能力を総動員して指摘すると、「話し合い」と言う名の全面降伏を迫って、それでも指摘すると子供のように感情的になる。
軸が基本的にある。その軸は仕事にはよい方向になるけど、根底には変えようのない頑固さと幼稚さがあって、その脳みその能力を自分を肯定するために活用している。
相手に尊敬の念を持っているなら、その尊敬とは真反対の醜さや幼さに直面することになる。
ここを誤魔化す人が多すぎるように思う。
ロシアは実質的な独裁国家なんだから、プーチン個人がどれぐらい利益を得ているかだけで「成功/失敗」の判定はすべきでしょ。
戦争が始まったことにより軍の支配力が強まり、結果として投票数の操作や恐怖に基づくプーチン票が横行して支持率は鰻登り。
つまり、プーチンとしてはウクライナに侵攻したのは大成功、大正解だったとなる。
ここ誤魔化して「ロシアは失敗した~~~」で語るやつ、マジで信用ならんわ。
独裁国家って、国家元首の私物としての側面もあるけど、別にそうじゃない側面もあるからね。
都合のいい部分だけピックして甘い汁を吸って、面倒な所は国民に放り投げて責任転嫁する権利が独裁者にはある。
だから戦争によって得した部分があるならそれはプーチンの利益で、損した部分があるならそれは国民が背負う損害なわけよ。
つまりプーチンとしては過激なことをしながらジャイアニズムを振り回すのは基本的にお得なんだよね。
そんなプーチンによる支配を選んだことが「ロシアの国家としての失敗」って言うなら、まあ分からなくもないけど、「ロシアは戦争で失敗しましたぞ―」と言ってる人でそっち方向をメインに語ってる人全然見かけないわ。
まあこれも「馬鹿だよねロシア国民は。全員で一斉に氾濫起こせばプーチン親衛隊と刺し違える過程で10万人ぐらいは死ぬかもしれないけどプーチンの支配は終わるのにね」っていう「ウクライナは早く国土を諦めばいいのに馬鹿だよね」と同じレベルのこと語ってる部分はあるんだけどさ―。
でもさー「ロシアは戦争に失敗した」の嘘つきっぷりが酷すぎるから、自分が批判される痛みに耐えて言わないと駄目かなと思ってさ―。
https://anond.hatelabo.jp/20220425213225
まあ一線を越えたら司法の出番なわけで、
それ未満であれば批判を甘受せよ、なワケで。表現の自由の範囲内なわけで。それが表現の自由を尊重する体制に於けるコスト負担でしょう。
表現の自由のある世界、自分だけがキモチイイセカイでも何でもないですからね。むしろ真逆で。不快な表現のほうが多いんじゃないですかね。スルースキルが低い人には生きづらいんでしょうけど。フィルターなりブロックなりを使っていかないと。
議論するつもりがない人にとって論敵に耳を貸す必要はなくて、司法がいう越えちゃいけないラインだけ見てればいい話なんですよね。
表現者にとっては便利ですが、表現の価値を高く評価していなかったり、表現しない人にとっては、表現の自由を理解できない人も多いのもわかりますが。
表現者なのに表現の自由を理解してない人も割といるのが不思議なんですが、どういう認知で生きてるんでしょうね。ジャイアニズム論者なんでしょうか。自分が何のおかげで生きているのかを理解していないって相当な〇か者だと思うんですが・・・。
・たぬかな…レッドブルのプロゲーマーになり、ネットでの差別を問題にするも自爆
日本の声が大きい女性は、ジャイアニズムに傾倒してると思ったほうがいいと言うことを、海外の人に教えてあげたい。
いやまぁ、女性自体がブレないとか矛盾しないってことに重きを置きにくいんだけど…
声がでかくて誰かのせいにしてる人って、自分に免罪符貼りがちだから、より注意が必要なんよね
逆にいい時もあるんですよ。
嫌なこととか失敗を引きずらないでケロッとして次の成功を勝ち取れるのも、声の大きい女性のいいところだったりします。
ブレない矛盾しないからいつもうまくいくってわけじゃないので…得意不得意といいますか、目的を考えて組む相手を選ぶべきというか…そんな感じです
ポスドク問題、研究費が足りない、オーバードクター、精神病む人。。。などなど大学におけるアカデミアのブラックトークのネタは尽きない。これらの問題は確かによろしくないし、しばしばテレビやネット界隈をにぎわせる。
でも、僕はあえて言いたい。本当にアカデミアでやばいのはそこじゃない。
この記事では、5年ほどアカデミアで下っ端の助教として研究にいそしむ著者が、アカデミアの問題点を、普段アカデミアのなじみのない人にプレゼンしようと思う。今回語ることは、根本的すぎてなかなか問題提議すらされない。ぜひアカデミアというガラパゴスの歪みを皆様にも考えてもらいたい。
ではさっそく、アカデミアで最もヤバいのはなにか??それはズバリ【講座制】というシステムである。
講座制って何?と思った人も多いと思う。簡単に言うと講座制は「研究室は、教授がトップ、その下に准教授、その下に助教、そして学生、という小さなピラミッド構造で運営してくださいね」という決まりである。日本の理系研究室、特に著者の専門の化学ではこのシステムが主流である。
え、普通じゃね?と思った人も多いかもしれない。だが、実は世界的にこの講座制を敷いている国は極めてまれである。欧米では、教授、准教授、助教いずれの階級でも自身の研究室を持ち、運営することが一般的である。つまり、世界から見て日本の講座制は「きわめて変」なシステムであるといえるし、実際海外の研究者から変と思われている。
では、講座制の何がそんなにヤバイんだろう?その理由を列挙してみよう。
人間は衰える生き物である。若いときは優秀であった研究者も老いて時代遅れになることは仕方のないことである。アインシュタインですら量子力学をなかなか受け入れることはできなかったのだ。日本の講座制は見事にこの問題をカバーする。老いて耄碌したおじいちゃん教授がいたとしよう。最近の研究トレンドがわからず、大したアイデアもでてこない、研究者としては枯れてしまった存在だ。しかし、日本の講座制はこのおじいちゃんを手厚く保護する。なんと、下についた研究室の若手の准教授や助教がせっせと新しいアイデアを提案して、研究を進め、勝手に論文を書いてくれるのだ!ちなみに論文の著者リストの中で、そのおじいちゃんは責任著者として、「これワイの研究やで!」っていう風に論文を出すのが通例だ。その研究が仮にすごかったとして、世界に名が轟くのはおじいちゃんの名前だ!よかったね!
え?実際アイデア出して、研究を進め、論文書いた若手は?って?いやいや研究室の下っ端なんだから(笑)偉くなってからまた下っ端つかえばいいのよ(笑)今は我慢我慢(笑)
これは知らない人には嘘みたな話に聞こえるかもしれないが、本当の話である。実際、僕が100%自分で考えた研究を、自分を責任著者として発表しようとしたら、ボスから「責任著者は研究室のトップがなるもんや!!」って本当に言われた。「俺の成果は俺のもの、お前の成果は俺のもの」を見事に体現したジャイアニズムといえよう。
本当に笑えない話で、これは日本からなかなかスター研究者が生まれない理由にもなっている。若いときに世界的な発見をしたけど、今その業績には発見者の若手でなく、当時のボスの名前がついている。というケースを何件も知っている。まぁ、搾取だよね。
② 若手にお金を配らない
若手研究者は大学で研究者のキャリアを歩む場合90%以上の確率で、講座制のもと研究室の下っ端から始めることになる。こういうシステムが常態化したおかげで、日本には若手研究者をスタートアップを助けるという文化は存在しない。海外では若手研究者も自身の研究室を持つことからスタートするので、結構スタートアップが手厚い。その分海外は生き残り競争が厳しいが、いくらなんでも日本は若手に主導権を握らせなさすぎる。さらに、大学からの公費も講座制の名のもと、若手研究者にはほとんど配られない。「教授に配っとけば、助教にもいくんでしょ」と言わんばかりである。ほかの予算も大なり小なりその性格がある。この辺は長くなるので省略するが、日本はとりあえず偉い人に金を配っとけばいいという文化がある(少なくとも著者の周りの分野では。)。逆に言うと、若手のうちからまとまった研究費を獲得することは本当に難しい。じゃあ、どうなるのかというと、研究室の教授に頼らざるを得ないのだ。若手は実績・アイデアを引き換えにして、資金的後ろ盾を得る。実によくできた奴隷制度である。
③怪物を生み出す
さて、こういった営みを繰り返したアカデミアでは、普通の社会ではお目にかかれない怪物が生み出されることになる。たいしてアイデアや能力もなく、若手研究者に対し、たまに的外れな茶々を入れるだけで研究した気になり、他人のアイデアを自分の能力によって生まれたものと信じて疑わず、搾取に搾取を重ねるだけの寄生虫である。こんな寄生虫は普通、搾取のし過ぎで宿主を殺してしまうはずだが、講座制はこの寄生虫を手厚く保護をする。都合のいいことに、若手は任期があって二・三年でポイできることが合法化されているからね。若手の変わりなんていくらでもいるのである。あ、ちなみに教授はほとんどの場合任期なんてないよ♪だって教授はえらいもん♪
さて、本当はまだまだあるが、もうアカデミアが思ったよりヤバイことがわかってもらえただろう。
で、こんなことをわかりつつ、それでもこの仕事を続けるのは研究が、学問が好きで、どうしてもやってみたいことがあるからだ。この考えがもしかすると講座制を生きながらえさせている諸悪の根源なのかもしれないな…だとすれば一番悪いのは僕ということになるのがつらい。
講座制の中でも、何とか研究したいから、搾取にも甘んじて付き合っちゃんだよね。
だが、このヤバさは、僕の時代で解決しなくても、10年20年後にはどうか改善していてほしいと思う。というわけで皆様、この記事をSNSでシェアして、バズらせましょう!届け!文科省とか偉い人に届け!!
「子持ちが子を持って(子供のためなら即座に怒ったりするスキルを必要に応じて身につけられて)よかったとおもっている」って素直な発言を封殺してまで自分たちの利権を守り日本まるごと滅びさせたいわけだ
そういうのをマイクロテロっていうんだけど学校で習わなかったんか
追記はおまえみたいな読解力少なめのやつにはちょっと言葉足りなかったなとおもったら足してるだけ
長い文章でも読めないし短い文章でもやっぱりよめないどうしようもないやつもおるからなぁ
追記以前では刺さってないものが追記以後で刺さったとしても悪意を追加してるのではない
オレとしては追記前後で言ってることは全く同じだしツリーを通して1つおきによめばほぼほぼ同じことの繰り返しになっていると思う
また言い方をかえて繰り返すことになるが、「おれは言いたい放題いうがおまえは言わぬが花だ」みたいなわけのわからんジャイアニズムマナーを他人におしつけるなよ 他人に見当違いな理由で口を出したら他人からもおまえは見当違いだっつって口を出されるんだよ自業自得だろ甘んじろ
日々のつらさに耐えかねたのび太は、出木杉くんに相談を持ちかけた。出木杉くんはその協力要請をこころよく承諾し、のび太にこう助言した。
*
剛田武くんは少し乱暴な子として職員室のあいだでも有名であった。しかし、公立小学校には様々な問題を抱えたクラスや複雑な家庭事情を持った生徒が数多く在籍しているため、教員たちは剛田武くんの言動にいちいち構っている暇はなかった。
いじめ慣れしている剛田武くんはひとの目に付かない暴力や強奪がうまく、クラスで大きな問題になることはこれまで一度もなかった。それは彼のいじめっ子としてのセンスのよさであり、また「剛田武は少し乱暴な生徒」というレッテルによって彼の乱暴性を個性として許されてきたところがあった。
のび太くんの声なき声を出木杉くんが拾い上げたのは、彼の中にある揺るぎない正義感に加えて、政治的な意味で次第に声が大きくなっていく剛田武くんに対して個人的に嫌気が差し始めていたからだった。のび太くんはそのことも承知の上で、助かるならなんでもいいという気持ちであった。
「でも、どうすればジャイアンに勝てるんだろうか」と弱気になるのび太に対して、出木杉くんはエリートらしい得意げな笑みを浮かべながら、もうひとつ踏み込んだ助言をした。
「ジャイアンに勝ちたければ学校を動かすしかない。学校を動かしたければ、世論を動かすのが有効だ。そして世論を動かしたければ、メディアを動かすんだ」
*
出木杉くんはあくまでもクラスの内戦に過ぎないこの紛争を、"学校ごと"に格上げさせる方針を示した。
まず出木杉くんは友人である朝日くんに情報提供を行った。朝日くんは学校新聞の編集長で、学校新聞の編集室の中でもっとも発言力を持っていた。
出木杉くんはこれまでの剛田武くんによる悪行をまとめた資料(以下、デキスギ資料と呼ぶ)を朝日くんに手渡した。朝日くんはデキスギ資料に目を通しながら、出木杉くんに対してこう言った。
「確かに剛田武くんの行いは非人道的かもしれない。だけど、これくらいのことはどこのクラスにもよくあることだよ。それに、大きな声では言えないけど剛田武くんを敵に回すことは我々にとっても得策じゃない。我々学校新聞が報道することに意義を感じないね」
出木杉くんはその反応が返ってくることをわかっていたかのようにうんうんと頷く。
「確かに。朝日くんの言う通りだ。5年2組のちょっとした暴力なんて、学校にしてみれば裏庭で起きている猫の諍いみたいなものだろうね」
「じゃあどうして持ちかけたのさ、出木杉くんらしくないぜ?」
出木杉くんはその言葉には応えず、にっこりと爽やかに微笑みながら席を立った。
「とにかく、これからも連絡はするよ。記事にしたくなったらいつでも言ってくれ」
*
のび太くんはこれまで殴られた回数や奪われたおもちゃの数を数えて、デキスギ資料をより具体的な数字で補強していた。それはもちろん出木杉くんの指示であったが、出木杉くんはそんな数字よりももっとセンセーションなものの必要性を感じていた。
出木杉くんはデキスギ資料の改訂版を何度か朝日くんに送っていたが、この日はたった一文だけを載せて送った。
「来週の朝礼で、野比のび太氏が剛田武氏に宣戦布告をします。」
毎週月曜に体育館で行われる朝礼では、校長先生のあいさつと各委員会からの報告が行われる。出木杉くんはのび太の所属する美化委員からの報告時間を巧みにハッキングすることで、のび太に宣戦布告を告げる機会を与える作戦に出た。
校長先生の定型的なあいさつが終わり、学級委員会から順に今月の報告が行われる。美化委員会の順番は最後であることは出木杉くんにとって都合がよかった。続いては美化委員会からのお知らせです、という進行役の声を合図にして、のび太くんが全校生徒の前に立った。
のび太は美化委員として、校舎前の花壇が何者かに破壊されていたことを報告した。本来であれば報告はここで終わりだが、のび太は続ける。5年2組の剛田武くんが教室の備品を勝手に持ち出したり、箒とちりとりを剣と盾に見立てて遊び、すぐに掃除用具を壊してしまうことを報告した。そして、剣のように振りかざされた箒によって、自分の肩や腹に青あざができていることを、お気に入りの黄色いカットソーをめくって見せた。体育館内がざわつく。
のび太の手足は緊張で震えていた。声も震えていた。しかし、出木杉くんにとってはそれも計算済みであった。全校生徒はのび太の震えを見て、緊張ではなく剛田武くんへの恐怖心を連想するはずだと確信していた。のび太の震えは、今まさに剛田武くんから殴られてきたかのようなリアリティを持たせていた。また、のび太の弱々しい外見が同情を引き寄せることも計算に入れていた。
教員たちが異常事態に気づき、近くにいた教員がのび太の近くまで駆け寄ってくる。だらだらと演説している時間的な余裕がないことを察したのび太は、演説の最後に剛田武くんを象徴する3つの行為「モノを奪う行為」「モノを壊す行為」「人に暴力をふるう行為」をまとめてこう呼ぶのだと強く訴えた。
「これはジャイアニズムだ」
*
朝礼は中断され、それぞれのクラスがぞろぞろと体育館を出て教室に戻っていく。その道中、全員が校舎前を通る。つまり、破壊された花壇を見るのだ。そして全員のこころの中で先程の言葉がリフレインされる。
「ジャイアニズム」
実際に花壇を破壊したのは出木杉くんであった。しかしあの朝礼が終わったあとに全校生徒が目撃する象徴的なものを壊すことによって、それが剛田武くんによる破壊行為であるかのように印象づけられる。それに、一見は百聞にしかずという言葉があるように、報告を耳で聞くよりも実際に破壊されたものを見てもらうほうが印象に残ると考えたからだ。
次の日には、学校新聞がのび太の演説をトップ記事として伝えた。ジャイアニズムというキャッチーな見出しもさることながら、これまで出木杉くんがデキスギ資料として学校新聞に送っていた剛田武くんの悪行が記事内容に厚みを持たせていた。のび太の演説と破壊された花壇は全校生徒が知っている。それ以外の皆がまだ知らない情報が載っていることにニュース性はある。新聞が貼られた廊下の前で、あれもこれもジャイアニズムだったんだと誰もが語り出した。メディアが動いたことで学校の話題は剛田武くんの悪行に一気に傾くのをのび太は感じた。
「ジャイアニズム」という言葉はあっという間に一人歩きをし出した。具体的な事実であろうがなかろうが濫用され、よくある単なるケンカではなく、ジャイアンという特別な力による暴力であると印象付けることに成功した。
剛田武くんは怒りに震え、一度教室でのび太の胸ぐらを掴んだことはあったが、周りの目が明らかに自分を悪者として見ていることに居心地の悪さを感じ、それ以降はのび太を無視するようになった。クラスだけでなく学校中から悪のレッテルを貼られた剛田武くんが廊下をとぼとぼ歩いていると、教頭先生が「剛田くん。放課後、校長室に来なさい」と声をかけた。しょんぼりしながら小さな声で返事をする剛田武くんの背中はこれまでにないくらい小さく見えた。
のび太はその様子を遠くから眺めていた。気が付くとのび太の隣には出木杉が立っていて、ふたりで剛田武くんの背中を眺めていた。
最初にのび太に助言したときのように、出木杉くんはエリートらしい笑みを浮かべながら言った。
「でも間違った情報もあった。ぼくがジャイアンや妹の悪口を言ったがばかりに殴られたこともジャイアニズムとして処理されてしまったし、それに、花壇を破壊したのは出木杉くんだろう?」
「花壇を壊したのがジャイアンだなんて一言も言ってないよ。君の読み上げた原稿にも書いてないし、学校新聞にも書いてない。みんなが勝手に誤解したんだ。でもまあ、実際に剛田武くんが花壇を踏みつけたり蹴り飛ばしたり姿を見たことがあったんだ。後日誰かがきれいに整えたので、ぼくは破壊されたときの様子を忠実に再現した。つまり演出したんだ」
「危なっかしいね」
「そうさ。情報の誘導の仕方次第では、世論はどちらにも傾く可能性があったんだよ」
「でもきみは上手に情報を操作することで、クライアントであるぼくを勝利に導いた」
「ジャイアンに勝つにはそれしかないんだよ。ジャイアンが実際の暴力を行なってくるのであれば、きみは虚構の拳を振るわなくちゃならない」
「虚像の拳か。情報は武器になる、っていうのはこういうことなんだね」
感心するのび太の顔を見ながら、出木杉くんは微笑んでこう言った。
「いいかい、のび太くん。情報を武器に仕立て上げる何者かが、その背後には常にいるんだよ。仕掛ける必要のなかった戦争、次世代通信規格の主導権争い、あるいは新型コロナウイルスのワクチン接種まで、情報を武器に扇動する者がいることを、もっと意識しなければならない」
<おしまい>
※この記事はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。のび太やジャイアンといったキャラクターたちは実在しますが、記事中のような人格ではありません。ジャイアンお誕生日おめでとう。