はてなキーワード: ウーロン茶とは
当方、田舎務めのリーマンである。京都市の端っこに住んでいる。消防設備関係の仕事をしている。
一昨日、とあるスナックに行った。私は月に一度、このスナックに足を運んでいる。そのお店は、雰囲気としてはスナックバス江のところに近い。照明はもうちょっと明るいかな。
新しい女の子が入っていた。おとなしい見た目の、ふっくらした子だった。自己紹介の後で、チーママから年齢の話を振られると、「19才です」って答えてた。
さてさて。10分くらい、チーママとその子と話をしてた。俺はキープボトルしない派である。ビールを飲んで、あとその子にウーロン茶を一杯おごったよ。
やがて別の団体客が入って来て、19才の子がそっちに付いたんだが……。
接客が始まってすぐだった。その子は、団体客(その子とは顔見知りのようだ)からドリンクをもらった。すると、おもむろに団体客のキープボトルの焼酎(美岳)を自分のグラスに注ぎ始めた。その子は、何事もなかったかのように、焼酎を炭酸で割って、グイグイとお酒を飲み始めた……。
俺は迷った。こういう時、どうすればいいかわからない。キャバクラやラウンジだったらいい。女の子が飲むお酒にはアルコールが一滴くらいしか入ってない。多くても2,3滴か。だから18,19の子でもメニュー表のお酒を注文できる。それはいい。
しかし、あんなにフツーに、居酒屋レベルの焼酎ハイボールを未成年の子が飲んでいるのを見たのは初めてである。
まあ、業界にもいろいろあるんだろうよ。あの子が入った水商売の世界というのは、「未成年だからお酒が飲めません」だとお客に好かれないんだろうなぁ。世知辛い。あの子がアルコールに強い遺伝子を持っていることを祈ってお店を出た。
というタイトルに対する答えではなく、門外漢の自分がどう考えるかというのを吐き出してみたい。
私自身の前提知識としては、世界史の小話的に、東インド会社によって茶の中国からイギリスへの輸出が確立する中で、ウーロン茶よりもさらに「発酵」をさせたお茶が人気となり、それが紅茶の起源となったというものがあった。そのため、茶が発酵の程度によって分類されるというのは誤りという情報を見て、①そもそも自分の知っていた小話が間違っていた、②根拠となっているISOの分類はあくまでも統一規格として分類上の正確性を必要としているだけ、という2通りの可能性が思い浮かんだ。
そこで、ざっとwebを検索する限り、比較的信頼度が高いサイトでも少なくとも日本語情報では発酵程度を分類の指標にしているものが多くみられた(サントリーなどの大企業サイトや農水省のコラム、JASの紅茶飲料の分類など)。他方で、ISO以外に紅茶の分類を発酵程度で行うことを否定する公的な情報はパッとは見当たらず、この時点で、少なくとも、日本国内においてそのような分類で考えることで法令等に違反することはなさそうだという考えに至った。紅茶の起源の小話については、定説はなさそうだが、概ね自分の認識と同じような話が多くみられ、これを積極的に否定するような話はなさそうというところでいったん腑に落ちた。
もちろん、国際規格での定義がある以上、それに反しかねない情報に問題がないとは言わないし、実際にかなり発酵の程度が弱いものであっても紅茶とする例がある以上、日常用語としても完全発酵茶=紅茶とするのは問題を含んだ用語法ではあるだろう。もとになったサイトでは、「発酵させるか、途中まで発酵させるか、しっかり発酵させるか『のみ』が異なります。」としていて、さすがに修正が必要になる記載だろうとは思われる。しかしながら、これをデマの拡散とまで断ずるかのような反応もあり、その点は、どこまで意識してそのような強い反応をしているのかが気になるところではあった。そもそも、紅茶という言葉は定義が先にあったわけではなく、歴史の中で使われてきた言葉を現状に合わせて分類することで定義づけられたに過ぎない。日常生活において、完全発酵茶=紅茶と理解していて困る場面がそうあるとは思えず、むしろ、世界史のダイナミズムを感じる一つのエピソードにも繋がるものである。どういう意味で、なぜ誤りであるのかということまで含めた理解が大切で、ISOという根拠を示されただけでそれ以外を全否定するという姿勢も、やや極端に過ぎるもののように思われた。
ご両親が特別なワインを特別な日にだけ飲むというご家庭ならばともかく、
下々の者は集まればアルコールみてーなノリですし、率直に下品、身を滅ぼすと思ったのでしょう
ワイくんも同様の理由で大嫌いです
(まぁジュースも果物・野菜100%以外は嫌いなんですけどね。お茶も紅茶や緑茶やウーロン茶の類いは飲みません、ごぼう茶やデカフェインなら飲むけど基本的に水)
実際、酒カスはワンルームで酒盛りして揉め事起こしてますし、欧米では割と犯罪になってる路上で寝るかましてますし、
万規模(売上超規模)の会社で起こる傷害事件の大半は酒がらみですよ
自分が住んでいるところはせんべろとか飲み屋が都内でも有名な下町なところ。これだけでピンとくる人は来ると思う。
で、その中でもそんな有名ではないけどグーグルの評価が高い中華料理屋によく行ってる。
そこは味はもちろんうまいし、何より量が多い。
例えばチンジャオロース丼1000円、とかするんだけど
一見コスパいいの?って思うけど、ラーメンどんぶりに米も具もたっぷり出てきて、一般男性でもしっかりおなか一杯になれるぐらいの盛りがある。
他のメニューも同様。餃子400円とかのちょっと安めだけど、子供の拳ぐらいの大きさの焼き餃子が6個とか出てきてそれだけでおなか一杯になれる。
しかもお酒を飲む、飲まないに関わらずお通しがでてきて、中華風の味付けされたもやし・豆腐・キャベツとかが皿いっぱいになって盛られてくる。しかも無料。(これだけでわかる人はわかるだろうな)
正直これだけで瓶ビール一本とか余裕だし、人によってはこれでおなか一杯になるだろう。
実際に今日俺が頼んだのは
・瓶ビール
・餃子一皿
だけだった。これで1300円。安すぎ。ウーロンハイも濃くてもはやウーロン茶の味しない。べろべろだよ!
俺はそこがお気に入りで夕方くらいにいってサクッと飲んで帰るってのがたまの休日の楽しみだった。
今日行ってみたら先にいたのはテーブル4人客と、カウンターで一人の女性だった。
普段行ってるからわかるんだが、その店には若い女性の一人客なんてほとんどいない。
いたとしても団体客の中で、おそらくその地元に住んでる妙齢の女性なんだろうなと思うぐらい。
その人は綺麗な格好をしていた。例えるなら丸の内でOLやってます!みたいな。まあ俺は丸の内で働いてもないしそんな知り合いもいないんだけど、イメージね。
で、俺よりも早く来ていたその方は料理二皿ぐらいと例のお通しと、緑茶ハイかな?を飲んで、一人で動画を見ながら楽しくやってそうだった。
席を一つ空けて、その隣にカウンターで俺は座っていたんだが、物珍しさとその人自身も綺麗だったから、バレないぐらいに横目でチラチラ見ていた。
まあバレてるんだろうな。
ただ、やっぱり料理の盛りがすごいからか全然全然食が進んでない。
なんか卵の料理と水餃子を頼んでいたんだけど、俺がいた1時間半から2時間ぐらいの間、まったく減ったようには見えなかった。
やっぱり量が多いっての知らずにきたのかなと思った。
で、そこで声をかけるかどうか迷った。
「ここ持ち帰りできますよ」とか、「よかったら一緒に飲みますか?」とか。
持ち帰りは実際できるし。
お腹いっぱいで残そうかと思ってたらこういう時声かけてもらったら単純にうれしいというか気が楽にならない?そんなことない?
まあ、あわよくば見たいなことは考えたよ。
こんな駅からちょっと離れた、有名でもない中華料理屋に来ている俺と同年代ぐらいの綺麗な女性。
まあでもやめたね。
昨日仕事終わってからシャワーも浴びず歯も磨いてなくて髭も沿ってないまま、
残ってる仕事を昼から夕方にかけて終わらせて、それで腹減ったから、来ただけだったから。
髪とかもちゃんとセットして、髭も剃って、小ぎれいなシャツとか着てれば声かけたかも。
俺はナイキのスウェットに、下はプーマのウィンドブレーカーみたいなの来て、ジョジョのキャップ被ってた。
上下真っ黒の完全黒子スタイルだった。俺だったらこんな奴に声はかけない。
あと何よりも、居酒屋に来て男に声かけられるのって、女性からしたら嫌らしいじゃん。
一人の時間を大切にしていて、たまの休みに居酒屋に来て酒を飲んでるのだとしたら、
自分が興味ない男に声をかけられるのって相当嫌だろうなって思う。
だから結局何もせずに帰ってきた。
帰り際にスマートに「お姉さん、ここ持ち帰りもできますよ」とか言えればよかったんだろうけど、
そんなことできないし。絶対にどもって変な感じになるだろうし。
結局その行為は性欲が透けて見えるだろうから、その女性に対して失礼だし邪魔したくないなって思って、
何もせずにお会計をして帰ってきた。
いや、嘘。助けたいが1であわよくばが9ですね。みんなそんなもんだと信じたい。
こんな経験、みんなある?
こういう経験を逃して、もう丸2年ぐらい付き合ってないよ。
夫と個人経営ぽい居酒屋に行ったときに料理が美味しくお酒が回って機嫌がよくなってくると、店主さんとか若いバイトさんに飲み物を勧め始める。
マジでダサくて同行者として恥ずかしいのに、それを1杯だけじゃなく2杯とか場合によっちゃ3杯とかやる。
その行為で夫自身もダサいしそんなダサい奴が夫の自分もダサく思えてきてホント嫌。
最初のころに止めてほしいと頼んだのが「こちらの気持ちを表しているだけだ」とかなんとか言って不機嫌になるんだよ。
あのなあ、酔って機嫌の良くなってる客の不興を買いたくないから店員は飲みたくなくても断れないし、
ソフトドリンクにしたって水分を取りたいタイミングなんて人それぞれだし、
奢りを押し付けられた店員側は、通常業務以上の謝辞や愛想の提供を要求されるわけだからいい事なんて何もねーんだよ。
学生バイトはとりあえずウーロン茶持参してお礼言って一瞬口付ければそれでいいだろうけど、
成人してる店主さんの場合客のゴキゲンな空気に合わせるためアルコールを選択する空気感になるし、刃物や火を飲酒状態で触らせることに罪悪感とか感じないわけ?
あとこの間一人で良くいくバーに行ったらカウンターの隣の席が高齢男性だったのよ。
そのお爺さん、後から入ってきたテーブル席の若い女性に飲み物出してやってくれってマスターに言って、
30分くらいしてからそのお爺さん、カウンター席から振り返って「もっと飲まないのか?マスター2杯目を聞いてやってくれ」みたいなこと言い出して気持ち悪い男感が爆発してた。
「うわあ…今日は日が悪かったかな」と思ってたらマスターが「もういい、ほっといてあげて、余計なことするな」とピシャリと言って、オジイが「え…?なんで?」みたいなこと言ってたけど最終的に大人しくなってた。
『一人鍋 なべや』
↑と書いてはあるが、独りで行くのは危険だぞ
「紀州街道沿い」といえば風情はあるが、現場はいわゆるNISHINARIの中にあり、マジで昭和から居るような風貌のオッサン&ジジイ・それ目当ての激安マンションアパートに呑み屋に日焼けた自販機、それらに「トイレ大解放中」「覚醒剤を売るな」とゴシック体で書かれた看板が彩りを添える景色だ
(ちなみにマジで昭和から居るような風貌のオッサン&ジジイ達は毒づきながら自転車走行して来るので要注意だ)
そんな情景に空腹の胃をキュッとさせつつ到着すると、昼の2時から開店なのに5分過ぎでもう十数人が外の寒空の下で北風に吹き曝されつつ並んでた
…四十分くらい待って呼ばれて入ると壁に向かって設置してある独り客用長机に座らされる
年季の入った都市ガス式鋳物コンロが置いてあり、入口にワンドリンク制と注意書きあったとおり訊かれたので恐る恐るウーロン茶を(尿路結石の術後でもう呑みたくないんや)
居酒屋グラスで茶が来たので動画で視てから食べてみたかった『牛肉すき焼』鍋1000円と告げると「トッピングノタマゴワイリマスカ!?」?「トッピングの卵は要りますか!」「いりますっ」あと『ごはん 中』も、て付け加えると「ごはんは鍋が煮えてから注文してくださいっ」ピシャッと言われ「わかりましたっ」と答えた
カツンとアルミの鍋に山盛りの鍋が来てコンロにのせてくれたあとサッと火も点けてくれる、鍋のフチのギリギリまで詰め込まれた野菜と豆腐の山にのっけられた牛肉、コック全開の強火でジワジワと、そのうちグツグツと煮えだすワイの鍋ちゃん
(…これ、火加減って誰かみてくれるん?)
…なんかガス火で鍋のフチの肉の端っこコゲてきてるんですけどー、あれ?こっちから見えてなかった反対側で吹きこぼれてないか?あーあー
しょうがないので勝手にコンロのコックを捻って中火にしてみたり、肉も裏返してみたり、中の野菜(白菜だった)もみたけどまだ白かったので、依然として吹いてるけど我慢する
(都市ガス鋳物コンロ?バーナー()みたことないひとはどうにも操作できないよねこれ)
そろそろ『ごはん 中』を、とおもって「すみません」と声かけするが忙しいらしく聞いてもらえない、先客がほとんど四人連れでデキアガってて、その他人の四人VS四人で盛り上がってるのもあってワイのやわらかヴォイスじゃとおらない
仕方ないので適当に弱火にして、もう食べ始める、動画でも見て知ってたけど鍋というか深皿レベルに底は浅く、砂糖醤油味の鍋汁はほっとくとカラメルになりそうなくらい少ないのでコックを全閉にして火を消す、あーらら豆腐の横と下は鍋に焼き付いてるわー
喧しい背後の四人客が会計で少し減ったので『ごはん 中』をたのんでやっと届けてもらえた
個人店でも静かで居心地よいスペースがとれるとか、中小チェーンで騒がしくても店側のスタッフが多くて声とおらなくても注文の意志を見つけてもらえるとか、そーゆーところではありまへん
立地も老若男女だれにでもオススメちゃう雰囲気だし…平気なのは青年男女が数の力に任せて行く場合か、中高年が年の功でそのふてぶてしさ全開で行くか、だからワイくんみたいな都市型優男はリピート無理やね
京都の繁華街(中京区~東山区)で飲食業に携わってきた。もう二十年以上になる。独立してからは居酒屋をやっていた。
ワンピースがあるだろう。漫画の方だ。多くのキャラクターが出てきて、麦わらのルフィのメンツ(なぜか全員童貞に見える…フランキーは別だ)が色々いて、そのうち誰かとは気が合いそうな気が読者はするわけだ。そんな路線をめざしていた。多様性である。
今回は自分の考えを伝えてみたいし、お客さんへの接し方の哲学についてもご教示願いたいことがある。料理の作り方や仕入れ、広告宣伝とか、そういうのは自分なりの答えをもってる。が、こればっかりは答えが出ない。「嫌な客は出入り禁止にすべきか」という論題だ。
以下、うちの店でお客さんが取った問題行動+店側の対応という形で説明させてもらう。四人分ある。
50代ほどの男性だった。夜7時くらいにお店に来る。いつもスーツだった。小綺麗とまでは言わないけど、まあ整った感じだ。性格はおとなしいのか騒がしいのかわからない面があった。『壁』という小説に出てくるS・カルマ氏なんじゃないかと思える時もあった。
うちの店は、京都の個人居酒屋の標準的なメニューを置いていた。豆腐とか、焼き魚とか、季節の野菜の煮つけとか、湯葉のスープとか、柚子胡椒風味の鳥のから揚げなんかの、まあ京都って感じのメニューだ。みんなそれぞれ、お互いの店からメニューを盗み合っているという事情もある。俺も若い頃は祇園で修業してたけど、京都市内の飲食街はすべて巡って勉強した。「うちの店」というのも祇園の端っこにあった。先斗町や河原町寄りの。
どの業界でもそうなんじゃないか。週刊少年ジャンプだってそうだろう。漫画家同士、お互いに表現方法をコピーし合っている。半年以内で打ち切りになる漫画でもそうだし、鬼滅の刃みたいな大傑作でも変わらない(○○の呼吸はジョジョの波紋をリスペクトしてる)。
京都の飲食業でもそうだ。同業のお店に一般客として出入りし、美味しそうなのを見つけたら、調理法をこっそり見て、自分の店でも同じようなものを提供する。
うちの店では、とあるサービスがあった。お客が女の子の店員に飲み物を出すと、暇な時間限定で話相手になってくれるのだ。A氏は、いつも地元の高校に通っている女子店員にウーロン茶(400円。お客は2杯目から200円)や、イチゴミルク(500円)をごちそうしていた。それで、15~20分程度のお喋りに興じるのだ。そういうサービスが確かにあって、それを目当てに来るお客さんが何人もいた。40代過ぎのリーマンが多かったかな。
彼らは、女子高生や女子大生に限らず、自分の好みの子がいたら「一杯飲んでいいぞ」と声をかける。お気に入りの店員に飲み物をやり、わずかな時間の楽しみに興じる。
それで、店としては売上が立ち、女の子は注文金額の50%のバックがもらえて、お客さんも喜ぶというわけだ(損して得取れ)。だがある時だったか、猛者の女の子がいて、なんと誕生日にシャンパンを奢ってもらっていた。当店の一番安いシャンパンは二万円だったので、一万円儲けたことになる。いやぁ、あれには参ったね……(以後、一万円超の場合は25%バックに変更した)。
そんなある日だった。A氏が行動に出た。帰り際に、ドリンクを奢った女子高生に連絡先を聞いて、食事の約束をしようとしたのだ。女子店員は、「え~」といった表情でケータイを取り出していた。すぐさま俺が止めに入って、「お客さん。困ります」とひと睨みすると、「あんたの方がいけんで。こっちの自由やん」とアレな発言をしていた。
この人には二面性があった。このお店に居る時と、それ以外の社会とで違う顔をしていた。女の子には、「オレね、自分の名前がわからなくなることがあるんだ」とか、「世界の果てに行ったみたいなあ。世界の果てってどこかわかる?」とか「このグラスと君のグラスが、この間がね、オレとあなたの心の距離」など意味不明なことを喋っていた。
ある日、同じ会社の仲間数人と一緒にお店に来たことがあるが、まるで別人だった。大人しくって何も喋らない。黙々と飲み食いしている。女子店員が話に行っても変わりなしだ。借りてきた猫みたいだ。
かつて、A氏の「世界の果てはどこだろう?」という質問に対して、地元の高校に通ってる女子店員(※上で誘われた子)が、「うちの店も世界の果てのひとつですよ。地球は丸いんですよ」と答えたことがあった。でも、その子に話しかけられても黙っていたかな、確か。
で、A氏を止めに入った俺はイライラしていた。「すいませんけど、もう来ないでくれます? 次来たら、その場であんたの会社に連絡しますよ。警察は勘弁してあげますから」とタンカを切った。すると、A氏はそそくさと会計を済ませて出て行って、それ以来うちの店には来ていない。
その日、店員から感謝された。普段、俺に尊敬の念を一切抱いていないと思われる従業員ですら「マスター見直しました!」と言ってくれた。世界の果ての女子高生は、「やりすぎだったんと違います?」と言っていたが、その子の未来のためには正しい行動だった。
俺の考えが変わるきっかけだった。どんなお客さんでも受け入れるのが飲食店の正道だと思っていた。面倒くさい客はいるが、それが多様性の確保に繋がるという考えをもっていた。
二人目:B女史
B女史は大学生だった。同志社女子か華頂短期大のどっちかだった気がする。
この子は、いつも夕方に来て、安い定食だけ頼んでサッと食べて帰る。週に一回ほど来ていた。「高島屋の化粧品店でアルバイトしてる」と、B女史と店員が話しているのを聞いた。
ちょっと話は逸れるが、うちのお店には、居酒屋としてのメニュー以外に定食があった。安い値段で昼食を食べたい人に向けて、なんと800円でから揚げ定食(弁当)を用意していた。味は当然祇園レベルだ。先斗町や木屋町にある標準的な店とは比較にならない。
祇園にも、夜に高い値段で酒肴を出している居酒屋が、昼の時間帯にリーズナブルな価格で昼食を提供している例がある。それでも千円超えは基本だった。それを、原価計算を積み重ねた末に800円という価格を実現させた。しかもウーロン茶が一杯まで無料だ。二杯目からは200円。
お昼時に、店の近くの路上で弁当を売りに出すのだが、売り切れることが多かった。やはり、コスパがいいのがわかるのだろう。少なくとも毎日30食は売れていた。コスパでこの定食(弁当)に勝てる可能性があるといえば、近所だと長浜ラーメンかやよい軒くらいのものだった。安い店だと、松屋が近くにあったが、あの定食の味に比べればゴミかクズのどちらかだった。
※ここに書いてる話は、相当昔になる。今だと祇園レベルの味で800円のから揚げ定食など不可能だ。あと、今だと道路で売店とかやったらすぐに警察が来る。昔は、無許可のラーメン屋台などがよく営業していた。
経営は回転寿司のやり方に倣っていた。くら寿司とかで、いくらやウニが100円ほど(※当時の価格)で廻っているだろう。ああいう原価割れのメニューを提供できるのは、赤だしとかタマゴとかラーメンとかうどんとかデザートとかで黒字にしているからだ。撒き餌である。
祇園の寿司屋で出してるようなウニだったら、木箱ひとつで当時5万円(200円/g)はした。回転寿司がどんなウニを使ってるかは知らんが、卸値だと(5~10円未満/g)といったところか。祇園で出てくるウニの握りなどは1貫3,000円以上することもある。それでもサービス価格だ。
他流であっても、いいところは積極的に盗むべきだ。から揚げ定食が800円だと原価割れ寸前なのだが、そのお客さんが夜の時間帯にも来てくれたら投資は回収できる(弁当にチラシ入れてる)。そんな未来に賭けていた。
B女史に戻ろう。上のから揚げ定食は、昼の売れ残りの一部を再利用して夕方以降の営業時間にも提供していた。クオリティが落ちてる分は600円にしていた。そして、彼女はその定食しか注文しなかった。夜に来てくれるわけじゃなし、お酒を頼むわけじゃなし、友達と一緒に来るわけでもない。30分くらい居て、女子店員やイケメン大学生店員と軽くお喋りをしてアルバイトに出かけていく。
彼氏(同志社)と一緒に来たことは何度かあったが、なんと、二人でひとつのから揚げ定食をシェアしていた。一緒に食べていたのだ。ひとつの定食を。仲睦まじく。電線に留っているツバメのカップルみたいだった。
B女史は、ほかの男性客から不評だった。うちの店はコの字のカウンターだが、そんなに広いわけじゃない。常連同士、話をするのが基本だ。
B女史の近くの席になった男性客が話を振ることがあったのだが、B女史はいつも愛想がなかった。せめて演技くらいすればいいのに。ストレートに「気分が悪いです」とか「今話したくないです」とか、人が不快になる言葉を発していた。
このまま社会人になれば通用しないだろう。せめて愛想はよくするべきだ。ジェンダーとか多様性とか言われているけれども、保守寄りの価値観も大事にすべきだ。人間の本来的な感情に根差しているのだから。B女史は、せめて社会関係を保てる程度の『優しい嘘』はつくべきだった。
それである時、とある男性客のおじさんがB女史を叱ることがあった。「あんた、もう少し考えて行動しいや。いけんで。もっと仲ようせんと。就職しても通用せんで」だったかな。俺もそのとおりだと思い、フテ腐れているB女史をやんわりと宥めた。
すると、「だったら、もっとおいしい店を紹介してもらっていいです?」(※京都だと、いいです?↑とイントネーションが上がる)と、人を舐めくさった態度を取るので、俺も頭にきてしまった。
「前から思ってたけど、このお店は君には合ってないみたいや。もう、今日で来るの終わりにしとき」
と言ったら、B女史が席を立って会計をしようとした。すると、近くに座っていた若手社会人の常連さんが、「○○さんだっけ。あなた、まだほとんど食べとらんやん。俺も注文しとらんし、よかったらいい店教えてやろか。どうする、まだ時間ある?」と提案をして、それでB女史も同意して、二人で一緒にお店を出て行って、それから彼女が店に来ることはなかった。
三人目:C氏
さっきの若手社会人だ。当時30代前半だったが、人間ができていた。相応の男前で、体格もあった。すでに遠方に異動しているので言わせてもらうと、日本銀行の職員だった。ほかの常連さんには内緒にしていたが。会社名を聞かれると、彼はやんわりと『優しい嘘』をついていた。
ちなみに、後で聞いたところによると……彼がB女史を連れて行ったのは、京都で一番予約が取りにくいとされる伝説の居酒屋だった。グーグルマップに載っている。高島屋からも近い。C氏は、お店の扉を開けて、「今日入れますか」と店主に声をかけたところ、予約客がキャンセルしており入ることができたらしい。
だが、B女史の財布には非常に厳しい金額だった。C氏が「千円払ってくれる? 好きなだけ食べていいから」と言うと、B女史は本当に好きなだけ食べたらしく……C氏によると、その時に連絡先を交換して、またおいしい店を紹介する約束を取り付けたらしい。それで、その後はと言うと……これはまた別のお話、機会がある時に話すことにしよう。
※ここだけの話、『伝説の居酒屋』(食堂 おがわ)はバッファーを作っている。全席が予約されてるわけじゃなく、店主の気分次第では、予約なしで入れてくれることもある。後は、偉い人が来店した時くらいか。体感だと、5回に1回くらいは予約なしでも入れる。
とにかく、C氏は人格レベルが高かった。若い店員にも敬語だし、いろいろ注文するし、お店の周年記念にはシャンパンを入れてくれるし、テーブルは綺麗にして帰るし、飲み方も綺麗だ。
なぜC氏をここで挙げるかというと、彼もまたやってくれたのだ。どんな人間にも欠点はある。C氏の欠点は、完璧すぎることだ。完璧すぎて、ほかの仏―の人間からすると予想できない方向でトラブルを起こす。
事例①
女子店員がC氏に近づきすぎる。彼はモテた。見た目はそれなりで、清潔感があって、人当たりがよくて、自信に満ちた振る舞いをしていた。彼からいい扱いを受けたい女子店員の人間関係が悪くなった。
事例②
正義感が強く、営業中のトラブルに首を突っ込む。警察を呼びたくないのに彼が呼んでしまって、えらいことになった。特に暴力団や半グレの関係。体を張ってくれるのはいいが、清濁を併せ呑んでほしかった。
みかじめ料とか何とか言われても、払わねばならないお金だってある。俺に言わせれば、あれは税金の一種だ。あれで飲み屋街の平和が守られている面は確実にある。あの辺りの多くのお店は、おしぼり台や観葉植物のリース料として支払っている。たまに半端なやくざ者(半グレに近い)が現金を要求してお縄につく。
事例③
4人目に譲る
ある時、C氏にやんわりと警告をした。うちの店の課題に首を突っ込まないでほしいと。うちの店の課題は自分で解決する、と。行政に頼るのは最後の手段なのだと。
それからスッタモンダあって、彼はお店に来なくなった。後は風の噂で聞く程度だ。残念な結果になったが致し方ない。いいお客さんだったけど、これも運命だ。
四人目:D氏
時系列的には、C氏がまだ来ていた頃だ。
D氏は、障害者だった。軽度の知的障害で、あまりモノを喋ることができず、メシは食えるが手がおぼつかない。テーブルの上は汚い。いつも母親が一緒に来ていた。
来客を断る意思はなかった。当然だ、お客さんなんだから。いつだったか、彼が口からご飯を吐き出す行為をマネしていた大学生(立命館だったと思う)には厳しく注意をした。「客を馬鹿にするな。お前、今度やったらクビにするで」と明言している。
が、お客さん同士のトラブルになると話は別だ。ある日の午後八時頃だったか、その母親とD氏が米類を食べていたところ、ゲフンゲフンとD氏がせき込んで、口の中から飛んだ米粒が別のお客さんグループのビールジョッキに入った。幸い、店員が気が付いてすぐに替えのビールを用意した。ほぼ満席で席移動は難しかった。
その日、同じようなことが何度も起きた。何度も何度も、D氏の口から飛び出したモノが、隣のお客さんのスペースに飛んで行った。ついにキレたお客の一人が、「おいあんた! そこのぎこちない感じの人(※京都人なりの婉曲表現)、家に帰してくれへんか!!」と母親に怒鳴った。
母親は「すいません」と謝っていたが、彼が譲る様子はない。「その人は外に出したらあかんのと違うんか。なにしとん。帰ってくれん?」と捲し立てる。
母親は何度も謝っていた。その間も、何がしかの物体がお客さんの方に飛んでいく。彼はさらにカッカして、これはいかんとなったところで、離れたところで呑んでいたC氏がこちらを見た。
俺はもう、余計なことは勘弁願いたかった。母親に向かって「お代はいいんで。今日は帰ってください」と伝えた。すると「すいません。堪忍してください。今日は誕生日なんです」と返ってきたが、今度はもっと強く「帰ってほしい」と伝えた。
すると、C氏が怒った様子でこっちに来たのだ。「増田さん。その対応で本当にいいんですか。自分がこの人の隣に行きますよ。五人くらいスライドすればいいでしょ」と。
俺はキレた。「お店のことに口を出さないでって言ったでしょ。俺が責任とりますから」と端的に返すと、C氏は憮然とした様子で自分の席に戻った。
母親と息子には、その場で帰ってもらった。お母さんには「ほかのお客さんのこともあります。お店が空いている時でないと今後のご利用は難しいです」と伝えて、お店の入り口まで案内した。
翌々日だった。京都市役所の福祉部署から架電があった。母子のことで、差別に該当するおそれがあるとの内容だった。C氏か、D氏の母親が京都市に連絡したのだろう。俺はこういう卑劣な行為が許せない。どうしてこんな惨いことができるのだろうか。「障害を理由に差別をすることは~」と電話口で喋る京都市の職員に怒号を発した。
「ええか、こっちは商売でやっとんのやぞ。お前らは公務員やんけ。民間の商売に口はさむなや。こっちがどんだけの思いで商売やっとんかわからんやろ。障害者も受け入れんといかんのくらいわかっとる」
みたいなことを言った。すると、福祉部署の職員は変わらず「差別はだめ」とオウムのように繰り返すだけだった。「公務員は楽でいい。頭の中が非現実で、お花畑で、お金や暮らしのことなんか考えなくてもやっていけるんだからな。羨ましい」そう感じていた。
「それは行政指導やろ。従うかどうか選べるんやろ。ウチは従いません。ええな、おい、おーーーーい!! わかったな」という具合で、受話器をガチャンと置いた。
これが商売の世界だ。勝った負けたの世界では、強く、強く自分の意思を強く主張できないと食っていけない。公務員やサラリーマンじゃないのだ。
結局、お客に接することの哲学というか、そういうのは何が正解なのだろう。どういう場合に出入り禁止にすべきなのか。未だに答えが出ない。
ところで、『うちの店』は、約二年前に閉店した。コロナウイルスに勝てなかった。飲食店組合から休業要請の通知があって、当初は休んでいたが、行政の対応が誤っていると気が付いて通常営業に切り替えた。うち以外にも、筋違いなことをしている行政には従わないという店舗がいくつかあった。
が、コロナウイルスは強すぎた。店を閉めざるを得ないほどに経営が追い込まれた。ほかにも、グーグルマップや食べログの口コミにあることないこと書くような卑劣な奴らがいた。自分を正義とでも思い込んでいるのだろう。
今でも飲食の仕事をしている。いつかまた、お金を貯めて店をやるのが目標だ。あの店は居抜き店舗で残してある。幸い、まだ借主は現れていない。いつかまた、店を開いてみせる。
今回は、そんな決意を新たにするために増田に投稿した。どんなお客を断るべきか、受け入れるべきか。何かアドバイスがあればいただけると幸いです。
なんだか本当に急に寒くなってきて、
着ると見せかけてまだ着ないそんな着たら暑くなるかもの懸念も恐れなくていいぐらい、
なんだか本当にひんやりしてきたわ。
厚手の物1回洗濯しておかなくちゃね。
そうそう、
こないだね
駅ビルの地下に私が行ったことなくて不思議と引き込まれそうなほど魅力的なその小さなイタリアンレストランがあったの。
私はえいや!と
お店の前の手書きのチョークで書かれたメニューをお店の前からずっと見ていると
そうよあれよあれ、
トランペットに憧れてジャックスカードで割賦して買うあのショーウィンドーを覗く少年を彷彿とさせる
店員さんも警戒させちゃいそうなので一旦離れたんだけど
やっぱり行ってみたかったお店だったので
新たなる私の世界ふしぎ発見が最終回出終わっちゃうって街の噂だけど
一旦離れたけどやっぱり行ってみたいと思ったので
えいや!と私は飛び込み前転を決めてそのイタリアンのお店に入店したの。
もちろん
今回は本当に飛び込み前転を決めて、
私はこのお店に食べたい意気込みをお店の人に伝えたかったの。
1人客と3人組のお客さんがいて
テレビはお店の角のコーナーの上にある町中華テレビ設置ポジションスタイルでバリボーがやってたの!
バリボーの試合のテレビがそれをかき消すほどの活気と迫力で実況中継やってたわ。
向かいの1人のお客さんは
もう食後なのかコーヒーカップを片手にヒーコーを決めていて、
となりの3人組のお客さんは
2人はテレビ観戦して盛り上がっているんだけど
もう1人はテーブルに突っ伏して酔い潰れちゃってるのか分かんないけど
突っ伏して寝ちゃってるようなのよ。
酔っ払って気の毒だなって最初は思っていたけど
あまりにその2人が1人を気にしなさすぎて逆にそれが面白くなっちゃった端から見ていて。
私はお店が一番イチオシするメニューは始めてはいるから知る由もなかったけれど
なので聞く人ぞ聞く!
なぜか店内の冊子の表紙が皮になっているようなそれなんてギュー!いや牛皮?って言っちゃいそうな手触りのいい高級なグランドメニューの中身は
ラミネート加工されたページが連なっていると言う、
で、そのメニュー表にはないお店の外のチョークで書かれた看板に書いてないようなメニューのミートソースパスタを頼んだの。
もちろんルービーもね!
思わずニッコリよ!
そんでさ、
その1人突っ伏して寝ている3人組のお客さんが食べていた
あれどうやって注文しているんだろう?って
人の食べている物を見ると食べたくなっちゃうそれなんてピッツアマルゲリータ?って思わない?
また次の機会でそのピッツアマルゲリータを頼んでみようと思ったんだけど
やっぱりメニューにないのよね。
適当にイタリアン的なものを言ったら深夜食堂方式でやってくれるのかしら?
でもそのとき値段は気を付けて予め聞いておいた方がいいかもしれないビビリ体質だけれども
そそられるわよねー。
私はミートソースパスタとルービーですっかりご機嫌さんだったのもあり
また来店したいと思ったので
実はそこでミステリーハントが出来なかったって理由も半ばあるけれど
そのお店をネッツ、
インターネッツで検索してもぜんぜん違う時間帯で営業してるから
これはまったく信用できないインターネッツですね!って思ったので
あと1人テーブルに突っ伏して寝ている人にウーロン茶でも!って
そんであのお客様からですってバレちゃうと恥ずかしいし照れちゃうので、
その1人突っ伏してテーブルで寝ている人にウーロン茶が提供される前に私はお店を出たの。
まあ酔い潰れて気持ち悪くなってないか心配だったのは以降知る由もないけれど山脈に向かってヤッホー!って叫べたから良かったわ。
自己満足ね!
でもお店のイキフンや雰囲気はとても気に入ったので
また行きたいと思ったのよね。
あちらのお客様からです!って喰らったことはないけれど喰らわせちゃった記念日でもあるわ。
だけど
とてもここから遠いみかんの花咲く丘公園駅前からは遠いのが難点かなー
世界ふしぎ発見だったのよ!
うふふ。
まだね遅くにブランチでも決めようかしら?
まだ未定の予定よ。
いや予定は未定よ。
お水だけ飲んできたわ。
寒いけど、
時すでにね。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
2次会に行かなかった。行く流れだったがもう限界だったし、誰も得をしないと考えたからでもある。
俺は飲み会で端っこでウーロン茶啜ってるだけだった。そんな人間が2次会に参加しても、次は緑茶を飲んでるぐらいの違いしかないだろうし、むしろ俺が行くと迷惑だろう。
俺は耐えられなかった。そんなふうに考えてしまった。自分は発達障害なのだと強い実感を得た。
帰りの電車でこれからの人生のことを考えている。俺は大学のサークルの飲み会に適応できなかった。思えば小中高と適応出来たことがない。大学ならば、と思っていたが、結局適応できそうにない。
この前行った就活関連の講演会で、企業が就活生に求めるものとして、コミュニケーション能力が第一に挙げられていた。俺はきっと企業にも適応できないんだろう。そもそも鬱と発達障害で留年しそうな人間は雇われないか。
ただ苦しい