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2024-05-16

anond:20240516184744

東日本大震災の直後とかコロナ最盛期の頃は「このまま独身なのは将来が不安になった」とかで結婚する人が増えたみたいな話を聞いた気がする

地方議会首長ガチンコ勝負」という幻想

議会との対立を鮮明にして泥仕合を繰り広げた安芸高田市長東京都知事選出馬するということで話題になっている。

この市長は、議会との論戦を志向していたようだが、本邦の地方議会二元代表制は残念ながらそういった方向には適していない。

議会との調整」の意味

議員リソース不足

当然ながら、首長はその自治体職員を駆使して議会に向けた調査研究を行う。対して地方議員は、多少の政務活動費こそあれど国会議員と異なり公設秘書はおらず、秘書を雇えるような収入が確保できる議員は限られる。自治体業務は広範で、議会に諮られる案件産業振興、厚生、文化教育など多岐に渡る。これらの内容を議員やその支持者の少数で調査し、理解し、疑問点を整理しなれけばならない。加えて、議案説明会は上程日の1週間前が相場である時間も足りない。

なお、議員から条例の制定などの提案可能だが、その場合は一層の調査研究必要なのは言うまでもない。

それは本当にガチンコなのか?

先述のとおり議員側には方方のリソースが不足しているため、特に首長政策的な面が強い案件については、突然議会に諮られても賛否以前の問題なのが現状である。そこで、議案説明会の前に、政策の内容を議員説明し、質疑応答などを経る「調整」「根回し」というものが行われる。これを馴れ合い忌避する人もいるが、議員側に事前知識がなければ議会で実のあるやりとりはできない。

「初歩的な部分を質問せざるを得なくして首長マウントをとる」「事前に言われれば簡単に用意できた内容を不意打ちで質問して議員が勝ち誇る」といった展開は、果たして議論として称揚に値するものなのだろうか。

対等のようにみえ首長優勢な権限

チェックアンドバランスということで、議会首長は対等のように見えるが、一概にそうともいえない。かつての阿久根市での暴挙一定の枷はついたが、専決処分は依然として強力であり、再議も可能首長不信任決議は逆に議会解散させることもできる。

根回しを不要とするためには

首長議会権限の差は置くとして、まずは議員リソース強化に尽きる。時間的な面では議案説明会から議会への上程までの期間を空けることも一考だが、首長側のスケジュールタイトになる。政務活動費報酬の増はわかりやすい例だが、賛同する人は少ないかもしれない。住民を巻き込むという点では、議会広報などによる発信強化も面白いところだ。

なお、件のガチンコ志向安芸高田市長にあっては、議会広報予算カットした予算を提出、議会が当該部分を復活させた修正予算を可決したことでやっぱり揉めていることを申し添えておく。

そもそもとして別に勝負ではない

議会首長ガチンコ勝負というのは昨今の政治エンタメ化の文脈では受けるかもしれない。しかし、国と異なり地方二元代表制で、議員首長市民が直接選んだ代表である。それぞれがそれぞれの民意を反映している。この中で必要なのは、各々の背負った民意をすり合わせて着地点を探ることである。一方の民意が他方の民意を足蹴にする様で快哉を叫ぶのはよく考えた方がいい。自分民意が足蹴にされないとも限らないのだから

今起きている海外への売春問題結構深刻

男女問題とかで変な形で言及されているけど、軽い闇バイト売春版が、ここ数年で広がっていると言えば危なさがわかるだろうか。

それも、責任や罪は本人が被る形での。

女衒がいるのではなく(いたとしてもかなり下位の人間)、紹介されたとか、行き方ややり方を教えてもらったとかの形で誘導されるとか。

どうやら、売り上げは本人からではなく、行先のところからもらう形でピンハネする。

それでも国内より稼げるし、海外へ行けるというメリットもあるので、本人はピンハネをされている自覚がない場合もあったりする。

それでいて問題が起きたら、国外から本人は対処も、そもそもどういう問題かも理解できていない場合がある。

ライトにつながるSNSというモノを利用したパターンの増え方が異常なのは、そういうのを小さな組織ではなくちゃんとした組織が作られ始めているという問題がある。

しかもその組織国内でも海外でも(どうやら海外にあるらしい)いいわけで、対処は遅れるので被害はどんどん大きくなる。

これから、かなり深刻な形の組織犯罪なので、男女論とかで取り上げるのとは、また別の話だと思うよ。

anond:20240516163143

試しにGPT-4o に校正してもらったんだけど、これと読み比べてどう思う?

GPT-4o の出力

そういえば、句点の置きどころについての話だった。

現状、彼女はすこぶる快調そうであり、それはつまり久々に会う時の話題として、俺の知らないことが増えているということだ。醜い感情をぐっと飲み込んで、これは慶賀すべきことだと言おう。実際、とても喜ばしい。

役割を終えてなお、細い関係の糸を保とうとするのは許してほしい。誰の赦免を受けたいのかは不明だが。

順調とはいえ、まだ投薬中で、仕事場の状況も不透明だ(これは俺の健康を非常に損ねているが、それは別の話だ)。

一生見守ると決めたし、そんなのは言い訳で、単純に楽しいのだ。友達でありたいのです、と口調の変化に含羞をにじませ、俺は未来を予想する。

anond:20240516090439

AIに聞いた

以下のようなタイプの店が良いかもしれません:

カフェダイニング:昼も夜も営業しているおしゃれなカフェランチやディナーに最適です。

イタリアントラットリアカジュアルイタリア料理店ピザパスタが美味しいお店。

ビストロカジュアルフランス料理店。気軽に本格料理が楽しめます

パスバースペイン料理小皿料理が楽しめるお店。シェアしながら楽しむスタイルが会話を弾ませます

大切なのは、事前にお店の雰囲気メニュー確認し、相手の好みに合うかどうかを考えることです。予約が可能であれば、予約しておくと安心です。

キモい文体増田について

このキモい文体何かのラノベに似てない?

この増田熟語を知りながらキモい文体を書くことにこだわってる、つまりラノベしか読まない知識の偏ったオタクなんじゃないかと思う

みんなどう思う?

anond:20240405014811

そういえば句点の置きどころ、という話であった。現状彼女はすこぶる快調そうであり、それはつまり久々に会う時の話題=俺の知らないことが増えているということで、醜い感情をぐびりと呑み込んで、慶賀すべきことだと言おう。実際、とても喜ばしい。役割を終えて尚且つ細い関係の糸を保とうとするのは許してほしい。誰の赦免を受けたいのかは不明だが。順調とはいえまだ投薬中で、仕事場の状況も不透明で(これは俺の健康を非常に損ねているがそれは別の話だ)、一生見守るって決めたし、とかそんなのは言い訳で、楽しいのだ、単純に。友達でありたいのです。と口調の変化に含羞を滲ませ俺は未来を予想する。

anond:20240516113305

氷河期後期あたりで弾かれた側からするとすごく分かる

幸か不幸かフリーランス生活できるようになったんで今何とかなってるけど、取引先での揉め事の大半が40代以降

彼らが優秀なのは違いないんだろうけど、一方で常に怒ってるというか余裕が無い感じがして一番相手にしたくないタイプがその世代に多い

日本舞台なのに黒人主人公なのはポリコレ

ジャップの方が黒人より上だと思ってるの?

しろジャップ排除してブラックウォッシングしてる反ポリコレとして糾弾すべきでしょ

砂糖化学式で表せるから体に悪い!

とのたまう謎のマンガ冊子をご存知だろうか?

うちの母親がある日どこかから貰って帰ってきて、ネタにして笑うつもりなのかと思ったら本気で信じていた

俺が「世の中の全てのもの化学式で表せる、そもそも水をH2Oって言うのも化学式だよ」と言うと、「あ、そうなのね…」と曖昧に笑ってその話は終わった

一応母は高校を出ている。授業を全部寝ていたとしても、どこかで化学式に触れることはあるだろうに、何故こんなものに騙されるのだろうか

しかし逆にその程度の思考であれば、世の中の多くのことが摩訶不思議なんだろう。だから水素水みたいな化学式でどう結合しているのかよく分からない商品を信じたり、陰謀論にのめり込んだりする

最悪なのは、こんな母親が若かりし頃は教育に熱心だったことだ。俺はゲーム睡眠時間を奪われながらも期待に応えるべく頑張ったのに、そのコントロールを握っていた女がこんなに勉強していないとは。確かに中学に上がって勉強したばかりの方程式の話をした時も、母親曖昧に笑ってやり過ごしていた

そして哀れなことに、母親は俺の受験成功したのを見て、自分も幼少期から教育を受けさえすれば頭が良くなっていたはずだと信じているフシがある。別に勉強なんていつからでもどこからでも始めて構わないのに、パートから帰ってきたらずっとネットテレビに集中しながら砂糖毒物だと信じている

もし子ども時代に戻ることができたなら、同級生やそのお母さんにうちの母親のことを言い触らすだろう。外面を気にする人だから、きっと明るみに出れば恥ずかしがって少しは努力したのではないか

今は一部の同級生母親エピソードを話してはいる。面白く味付けしながらも関わりたくなさを理解してもらうことを意識して

アサクリ最新作実際ちょっと荒れててワロタ

Youtubeコメント欄見たらいつものUbiのゲームは実際プレイしたら糞 みたいな批判コメントもあるけど

なぜ日本人ではなく黒人なのかとか、Netflix適応したゴーストブツシマとかディズニー+が作ったとかボロクソ言われててワロタ

まぁアサクリって基本現地人が主人公なのに日本だけ急に黒人なのは変だよな(笑)

Shogunめっちゃ盛り上がっただけにハードル上がりすぎて評判クソ悪いな。

トレイラー後半のわけわからん曲も含めてとんでもジャパンも嫌いじゃないが。

anond:20240516080151

まりアッラーは偉大であり神敵異教徒どもはカスであり滅ぼす必要があるってことか





アホくさ

レイシズムリベラル正義

差別は良いことであり、人権倫理よりもリベラルこそが優先されるべき

日本必要なのは正式カースト制度、そして合法差別迫害

リベラルこそが正義であり、それを疑うものは悪である

リベラル叩きは全員バカ正義に逆らうカス

レイシズムリベラル正義

差別は良いことであり、人権倫理よりもリベラルこそが優先されるべき

日本必要なのは正式カースト制度、そして合法差別迫害

リベラルこそが正義であり、それを疑うものは悪である

リベラル叩きは全員バカ正義に逆らうカス

Xだとインプレゾンビやってまあちょっとでも金になるわけだけど、増田でひたすら釣りやってるのってもう10年とかの単位でいるわけだけどなんなんだろな。

まとめサイトとかのソースにつかってるみたいなのはあるけどそんなのそんな沢山あるんかね。

anond:20240405014811

24.5.15

そういえば句点の置きどころ、という話であった。現状彼女はすこぶる快調そうであり、それはつまり久々に会う時の話題=俺の知らないことが増えているということで、醜い感情をぐびりと呑み込んで、慶賀すべきことだと言おう。実際、とても喜ばしい。役割を終えて尚且つ細い関係の糸を保とうとするのは許してほしい。誰の赦免を受けたいのかは不明だが。順調とはいえまだ投薬中で、仕事場の状況も不透明で(これは俺の健康を非常に損ねているがそれは別の話だ)、一生見守るって決めたし、とかそんなのは言い訳で、楽しいのだ、単純に。友達でありたいのです。と口調の変化に含羞を滲ませ俺は未来を予想する。先発ローテーションの谷間のピッチャーのように、いつ何時呼ばれても大丈夫なように準備だけは抜かりなく行いつつ、雨やローテ再編や新外国人・若手の台頭によって出番がなくなることに怯え続けるのだろう。監督は俺のことを忘れてしまってはいませんか?と直接尋ねられる図々しさこそがベテランの味だねなんて言いつつ、“寄る年波に恥じらいさえも忘れ”俺は句点を打つということそのものを忘れようとするかもしれない。しかしその時は必ずくるのだろうという確信めいた予感も同時に覚えているのだ

anond:20240515221358

続きです。

しかし、結果的に言うとマンガ部も違った。こんな言い方が正しくないのは分かっているが、みな意識が高すぎるのだ。真面目にマンガに取り組もうとしている人たちばかりだった

「人は経験したことだけしか描けない」という信念のもと、学外活動にも熱心だった。いろいろな経験を積むことで、その経験作品に、キャラクターに深みを与えるのだと。マンガが好きだからマンガしか読んでない奴には面白いマンガは描けない。そう断言してはばからない人たちだった

しかし俺はその考えには否定的だった。なぜならエロ自由からだ。エロく感じるなら現実など無視して良い。腹ボコ子宮姦も感度3千倍もリットル単位の精液も、どれも現実にはありえない。だがありえないからこそエロいのだ。現実に縛られずに自由に描けるからエロマンガエロ同人エロいのだ

そして俺は漫画家になりたいのではない。エロ二次創作がしたいだけだったのだ。そのためだけに絵を練習してきたのだ。男などは描きたくはないが、竿役がいないと始まらないので仕方なく練習した。毎回毎回異空間に閉じ込める訳にも行かないから、背景も勉強して練習した。もちろん女体もしっかり練習した。だがしかし精緻な設定も重厚ストーリー人生経験エロ同人には必要ないし、そもそも俺にそんなものを生み出せるはずもない。生み出そうという気持ちすらない。俺にとって重要なのは読子まほろさんをんほおさせること。それだけだから

とはいえ先輩方の絵は上手かったし、デッサン勉強会なども定期的に行われていて、同期で入ってきた部員も何人かいたので、しばらくはこのままでいいかと思い、部に残ることにした。表向きは俺も漫画家志望だということにして

マンガ部では定期的に部誌を発行しており、部員は全員それに載せる作品を描くことが義務だった。作品を落とすことは一度目はセーフだが二度目はペナルティ部員全員に食事を奢る、部誌の印刷代を出すなど)を課すという厳しいものだった。なので落とす人はほとんどいなかった。が、これに毎回苦戦していたのが俺だ

だってそうだろう。自分が一から考えたマンガなど、俺は一度も描いたことがない。ストーリーがあるマンガも描いたことがない。だが見様見真似でコマを割ることを覚えたりと、マンガ形式を少しづつ学べたのは良かったと今でも思う

そうして大学生活や部活動にも慣れ始めた頃、ついに俺は念願を実行に移すことにした。そう、エロ同人作家としてデビューすることだ

いきなりコミケハードルが高すぎるし、何よりもサークル当落があるので、本ができても落選では意味がない。だからまずは手近なイベントにしようと俺は考えた。ネタとしてはやはり、当時人気だった「おねがい☆ティーチャー」が鉄板だと俺は予想した。印刷所も手配し、同期にも手伝ってもらって原稿も描き上げた。この同期は真面目でエロマンガエロ同人などには良い感情は無かったが、それでもマンガであることには変わりはないと割り切って手伝ってくれた。マンガとして成立しているかもきちんとチェックしてくれた。コマ運びや大ゴマの使い方など、エロしか描けない俺の絵を「マンガ」にしてくれたといっても過言ではない。ただ、俺が本当にやりたかったのがまさにエロ同人だったと知っていたら手伝ってはくれなかっただろう。そういう意味では騙したみたいで、今でも時々申し訳無さを感じる

そうして出来上がった俺の初のエロ同人誌は、自画自賛だがなかなかのものだったと今でも思う。もちろん今から見れば何もかもが荒削りだし、絵だって素人にしてはまぁまぁ、というレベルだ。当時と今とでは要求されるレベルが違うが、それを勘案すれば「まぁまぁ」だった(今基準ならクソ認定されるかもしれない)

そして結論から言うと、俺のこの初エロ同人誌は完売した。ビビって100部しか刷らなかったのを後悔した。初めてのイベント参加で、初めての本なんか売れるわけがない。そうネットでは言われていたので、100部というのもかなりの冒険だったのだけど、当時は最低ロットが100部からだったので仕方なかった。今のオンデマンド方式なら部数は自在から、30部ぐらいにしていたかもしれない。それはともかくとして

初めてのエロ同人完売したという事実に俺は喜びに打ち震えた。たった100部とは言え、初めての参加で初めての本だ。それの「完売」の勲章は何物にも代えがたい。今までの努力が認められた気がした。エロ同人作家として価値を認めてもらった気がした。子供の頃からなりたかったエロ同人作家に、いちおう俺はなれたのだ

そこから俺はイベントごとにコンスタント新刊を出すようになっていった。この頃にはとらのあなが最大勢力で、信長書店メッセサンオーといった同人を扱うショップも多くなってきた。一方で長年お世話になっていたLLパレスは悲しいことに規模を縮小していったが、こういうショップが勃興することで、俺は部数をどんどんと伸ばしていった。イベントで売れ残っても、その在庫ショップが引き受けてくれるのだから、スペースの限界まで持ち込めるのだ。100部から始まった俺の本の印刷部数が4桁後半になるのもあっという間だった。実家から離れて一人暮らしを始めたのもこの頃だった

一方で同人活動にかまけて、学業どころか大学生活が破綻するようになった俺は留年危機を迎えていた。おまけに世は就職氷河期真っ只中である。だが俺はまったく気にしていなかった。この頃の俺は1000万円以上の収入エロ同人から得ていたからだ。就職卒業もする意味理由も俺にはまったくなかった。が、親に懇願されたのもあって、卒業だけは一応しておくかと思って追試でどうにかなった。大学側の温情も多分にあってのギリギリ卒業だった

から就職をどうするのかと何度も問い詰められた。いまの状況ではまともな就職など出来ない。だからしばらくフリーターをやると言うと、それなりに納得していたようだった。エロ同人作家フリーターも似たようなものだ。だから俺はここで本当の「エロ同人作家」になった。大学生のお遊びではない、本物になったのだ

さて、無事に大学卒業して「職業エロ同人作家」となった俺は、変わらずに活動を続けていた。好きなアニメゲームを見ては妄想股間を膨らませて、いかにこのキャラアヘアヘ言わせるかだけを考えていた。清楚なタイプならギャップ萌えダブルピースも悪くない。ロリロリでもアリだ。ちょうどこの頃はメスガキ分からせという概念も生まれつつあって、それに乗った俺は絶好調だった。少なくとも表面上は

だが、当時は分からなかったが実は俺はほんのりとスランプを感じていた。マンガ技術は桁違いに向上したし、画力だってプロと比べても遜色ないほどに腕を上げた。しかしやってることや描いてる内容は最初デビュー作品から何も変わっていない。いや変えられなかったからだ。技術レベルは上がっても、「中身」は小学生レベルなのだ小学生の描くバカみたいなマンガプロが清書してるだけのようなものなのだ。誰を描いても、何を描いても「うんこ! おしっこ! ギャハハ!」だ。そういうものを延々と再生産しているという事実に気がついた時、俺はゾッとした。結局のところ、俺はエロ同人作家」としては何も進歩進化もしてないのではないか。そう思った

学生の頃、マンガ部の真面目な先輩たちが真面目にマンガを描いていたのを見て、意識が高くて違うなぁと思った。俺にはそんなもの不要だと考えた。エロ同人必要なのは、一にも二にも画力エロスだけだ。そう信じていたが、そうではなかった、エロとはそんな単純なものではない。…俺はそんな風に段々と思うようになっていった。エロスとは人間真実を浮かび上がらせる深奥なる営みの一部なのだ、と。今頃になって先輩たちの「人は経験したことだけしか描けない」という言葉が俺の心をえぐるようになっていった

しかるに今のこの俺はどうだ。実際のセックスなど知らずに、小中学生妄想をただ絵で表現しているだけの、エロスも人間も描いていないただ手先が器用なだけのバカなのではないか小手先エロい絵を描いてるからある程度評価されてるだけで、「作家」としての評価は下の下なのではないか

俺は「漫画家」になりたかった訳では無い。ただエロ同人作家ありさえすれば良かった。だがエロ同人作家であろうとするなら、同時に「漫画家」的な資質要求されるのだということを、俺はようやく思い知った。エロいからというだけで、設定など無視してキャラアヘ顔ダブルピースをさせるなど、そもそも作品理解していないから出来ることだ。果たしてそれは二次エロとして正しいのか。エロ同人作家としてあるべき姿なのか。そんなことを突きつけられた気がした

から思えばそれは事実だった。だが当時の俺に、その事実を受け入れ、飲み込む度量はなかった。なまじ売れていたからこそ、自分が真のエロ同人作家ではないという事実が受け入れられなかった。あれほど憧れたエロ同人作家として成功したというのが、すべて幻だった、勘違いだったなど受け入れられるはずがない

から俺は、「本当のセックス」を知るためにまず風俗に行くことにした。実際のセックス体験すれば、それが何らかの形でマンガフィードバックできると考えたからだ。そのフィードバックを得られれば、俺は一つ上のエロ同人が描けるようになる。そう信じた。マンガ部の先輩たちが言っていた「人は経験したことだけしか描けない」という言葉に、今更のように俺はすがった

だが、「実際のセックス」は俺の求めたフィードバックインスピレーションも、何も与えてはくれなかった。実際のセックスはさほど刺激的でもなく、快感という点でも右手に大きく劣るという有り様だった。しかし一つだけ大きな学びがあった。「セックスはいうほど気持ちよくはないが、しか女の子イチャイチャするのはたまらなく心地良い」のだ

話は少し前後するが、俺は外面が良いというのは何度も書いた。芸能人レベルイケメンとまでは言わないが、雰囲気イケメンぐらいではあった。身長だって175センチあって、武道で鍛えてはいたので細マッチョだったから小中高と女子には受けは良かった。告白されたことも何度かある

でも俺はそれらを断った。なぜか? それは真実を知ることで幻想が壊れることが怖かったからだ。そして己の欲望ありのままにぶつければドン引きされるのが分かっていたからだ

俺とて子宮姦など現実にはできないことは知っているし、そんな長大なナニも持ち合わせてはいない。感度3千倍なら脱法ドラッグあたりなら何とかなるかもしれないが、それとてリスキーが過ぎる。なにより俺には妹がいると最初に書いたが、そのせいで「現実の女」に対する期待値などゼロだった。「人語を一応は解する邪悪な獣」である妹が俺の中では現実若い女性のモデルケースだったので、そんなのの類似品と「お付き合い」など出来るはずがないし、したくもなかった。故に俺はセックスへの憧れ、期待を持ちつつも実行には至らなかった。現実女子などは鬼神のごとく敬して遠ざけるのが最良なのだ

とはいえ性欲は人並み以上にあったので、ヤりたい気持ちは常にあった。ヤれそうなタイミングもあった。しかエロ同人的な世界観内面化している自分が、常識的セックスで満足するとは思えなかったから踏みとどまれ

話を戻すと、いざ実際に現実女子と致すと、なるほど予想の通りにさほど気持ちよくはなかった。全くの想像以下だった。しかし、事前事後に快感とは別の多幸感のごときが押し寄せてきたのだ。これは予想外、想定外だった。幸せホルモンがドバドバと脳内に分泌されている。セックスとは竿の快楽だと考えていた自分にとっては、これは盤外戦のような感覚だった

だがこの感覚マンガフィードバックはできない。竿役のおじさんや触手多幸感を感じたというのをどう表現しどうエロ昇華できるというのか。悩み、迷走した結果、俺は今まで通りの路線で続けることにした

ところでこの頃、自身の迷走もあって売上はよくて現状維持ネタによっては大きく落ちることもあった。かつて数千部を誇った発行部数在庫として積まれるようになっていった。そして何度も言って恐縮だが、俺は外面はまぁまぁいい。高校生の頃からの習慣で、イベントには常にピシッとした装いで参加していた。それは落ち目になったこの時でも変わらなかった

後にどこかで聞いた話だが、腐女子などもイベント参加のために気合の入れた服や装いを用意するらしい。大事同人イベント敬愛するサークルのスペースに訪問するのに、勝負服を着ないでいつ着るのか、という文化があるらしい。俺の装いへのこだわりもそれに近い、と感じた。俺はエロ同人誌が好きだった。それが頒布されるイベントも好きだ。それへの、そこへの敬意として正装をする。それらに対して恥ずかしくない格好をする。もちろん自分なりの、ではあるけれど、それが「礼儀なのだと俺は思う

そして迷走してはいものの、まだある程度の売上があったこの頃、この俺のファンだと名乗る女性サークルスペースに現れた

まだ続きます。。。

2024-05-15

anond:20240515231450

一般通用してる言葉だとは思えないので。

意味を知りたい! より

何いってんだコイツw ってニュアンスなのは理解いただいてます

anond:20240515215637

どういう意図なんや

よくわからん

まあ一風変わった人なのは投稿の時点で察せられるのであれだけど

馬鹿自分馬鹿であることに気づかず、賢いとすら思う実例

漫画家フリーランスアーティスト業の収益構造を維持するために中小企業経営のような自転車操業を続ける必要がある二重構造である」という話をしたら(https://anond.hatelabo.jp/20240515193304)、それを読解することの出来ない馬鹿が、フリーランスアーティスト業なら何にでも当てはまることを漫画家特有事情かのように偉そうに講義してくる(https://anond.hatelabo.jp/20240515194535)という目に遭った。

 

 これがほんと、無知の知がないってことだよなあと思う。

 馬鹿が何故馬鹿なのかって言うと、自分が知らないこと、理解してないことが何かを理解することも出来ないから、自分視点が足りてないことが、何故か相手よりものがよく見えてる証拠になると本気で思ってるんだよな。

 

 まあただ、こんな抽象的なことを言うだけでは「自分客観的に見れないことはみんな同じだから誰も馬鹿かわからないことになる」とかって屁理屈言い訳に使われるので、もう一歩踏み込んだ話をしよう。

 

客観性のない馬鹿判別できる

 これを高精度で見分ける方法普通にあって、それはこういう風に「他人へのリアクションしか言いたいことを言えない」奴は大抵馬鹿ってこと。

 本当に他人より上の目線ものを考えてる奴なら、それを語るのには一次発信をする必要が出てくる。

 その必要を覚えず、他人へのリアクションコメントブコメトラバSNSリプライばかりして賢ぶってる奴は、ほぼ間違いなく100%自分を賢いと思い込んでる馬鹿

 反論されないところから相手の揚げ足を取ることばっかりやってて、本当に批判的思考力がつくことなんてないのよ。だって批判的思考力って、自分の気づいてないことを気づこうとする努力とか、それで磨かれたセンスことなんだから

 でもそれを、逆に考えてしまうのが真の馬鹿なんだよね。批判されないところから他人の揚げ足ばっかりとってるのが、成功体験から賢くて偉い証拠だと本気で思い込んじゃう。

 今のネットが駄目なのは、こういう馬鹿を増やすシステムからだね。

anond:20240515194535

そんなのは他のフリーランスアーティスト業も一緒でしょ。

漫画はその上に制作体制を維持するのにコストがかかりすぎるのが矛盾を生んでいるって話をしてるんだわ。

一段高いレベルの話をしてるのに気づかずに、そうやって目線の低いクリシェを繰り返す奴って、一番面倒なタイプ馬鹿だね。

人生の全ての問題面白くないとやる気がないに収束する。

積極的に楽しもうとする姿勢を持つよう努めよう、面白いと感じられるもの主体的に探していこう、そうやってその楽しみを糧にちょっとずつでもやる気を出していこう。

なんて原因の分析に基づいた解決策はとっくの昔に分かりきってるけど、それを実行するやる気がない。

やる気なんてやってる内に出てくる、やりながら出すしかないんだよとか言われた所で、そのやり始めるやる気がない。

面白くないからやる気が出ないし、やる気が出ないか面白いことを探せないし、面白くないから生きている意味がない。

ちょっとした刹那的な楽しみはあるけど、こう人生の意義を感じられるような、人生の芯になってくるようなものを持ってない。そんな快楽区別意味があるのか、そもそも妥当区別かどうかだって分かりゃしない。

面白くもないなら死んだ方がマジだろ、とどうせ死ぬ根性もないしな、を無限に反復横跳びしてる気がする。身体を動かしてみたらまあ少しはスッキリするけど、それはそれとして頭にまとわりつく実存不安が解消されるかと言ったら全くそんな事はない。

人生の本当の面白みは家庭でも持って他人人生に食い込んでみたり、他人との関わりの中でしか見つからない。なんてありきたりなもの自分にも当てはまるかどうかなんて分からない。

まあ何やかんや言っても自分にもそれが当てはまる蓋然性は高いような気もするが、そういう生き方志向して実行に移すほどのやる気がない。

出来ないと諦めてかかって逃げてるだけだろ、なんてありきたりな言葉もあるけど、そういう出来そう出来なさそうとかの問題ではなくマジでやる気が出ない。

鬱病とか学習性無気力とか色々と言葉はあるけど、そんなのはただの言葉で何の解決にもならない。 あるあるネタにラベルを貼るだけだ。ロクな取扱説明書がついてない。

anond:20240515195213

ワイは長身貧乳が一番抜けるし、AVで一番好きなのはアスリートものやな

ただ成人女性貧乳AV自体供給量が少なくて、致し方無しにミニもので抜くこともある

ミニものこそが疑似貧乳なのよ

anond:20240515193304

それらは死ぬほどどうでもよくて(デジタル活用や発表する媒体をお選びください)、

 

問題なのは底辺漫画家新人漫画家労働実態が、請負契約ではなく、雇用契約を結ぶ必要のある労働実態にあることだよね

描かせたボツネームの料金払わないとか、不掲載場合原稿料金を払わないとね

 

B2B請負契約なんだから、オーダーを受け作業が発生した分は請求するよ?って言っても、

平然と『ウチはそういうことはやっていない』『そういう請求するのはあなただけだ』とかのたまうそうだ

 

これは個人選択で選ばなきゃいいとかいうやつじゃないでしょ、シンプル犯罪

政権交代が起きたらリベラルフェミニストのやりたい事がこぞって実施されると思うけど

連中っていつも日本と男に罵詈雑言浴びせてるだけだから何をしたいのかよく分からないんだよね

リベラル気質だとミーハーでその時々の流行りが好きなのは分かってるけど、今何が流行ってるのか分からん

政権交代したら何やりたいの?

anond:20240515153856

敵意にばっかり敏感で、人の好意には気付けてないとかいうのは

一見よくできたお説教だけど、関係ないものをくっつけてるだけですね。

人の敵意や悪意に敏感なのは人間生存のために必要本能でしょ。

人の好意理解したり感謝したりというのはまた全く別個の、主体的エネルギーを注がなければ実現できない「事業」です。

心をオープンにするだけでいいみたいなぬるい話ではなく、他人の考えや思いを理解する努力をしなければ「好意に鈍感」からは抜け出せません。

なんかそういう深刻ぶってるわりに薄っぺらくて何もしてないとこがキモいんですよ

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