はてなキーワード: 頭皮とは
※前提
夏場は毎日、冬場は2日に1回は風呂かシャワーを使い、とくに脇、股、頭、足、耳の後をちゃんと洗っている。
朝起きたら顔を洗っている。(拭き取り洗顔でもよい)
寝具も定期的に洗っている。
ここまでやってなんか清潔感がない…ダサい…と言われている人向け。男女は問わない。
⚫︎清潔感について
自分の全身と顔のアップだ、耐え難いだろうががんばれ。
・姿勢が悪い
猫背とかそういうやつだ。
そういう人間はだいたい肩こりや腰などの状態もひどいと思われるので整形外科に行ってみるのも手だ、ちゃんと理学療法士がいるところがいい。
マジで骨や筋肉をいわしていないか確認した後、身体にあったストレッチ方法や歩き方も相談できる。
整体や鍼灸も人によっては合うらしいのでいろいろ試してみてもいい。
・髪が汚い
なんかボサボサしてる
フケが出る
風呂から出たら髪をタオルで拭いたあとドライヤーで乾かす。朝起きたら梳り寝癖をなおす。ワックスやオイルはその次だ。
髪がそれでもパサパサする場合、美容院で相談するのも手だが高いシャンプーを買わされるかもしれない。個人的にはuka のシリコンヘアブラシを買い、頭皮マッサージをおすすめする。
髪も沼だがまず頭皮からなのは間違いない。即効性は全くないが。
薄毛だと尚更マッサージはした方がいい。薄いのが気になる時は一度お医者さんに行ってみてもいいが「清潔感」には実はあんまり関係ない。
あとは素直に美容師に相談するのがおすすめだ。金を払ってプロの意見を聞きまくれ。笑ったり馬鹿にするようなやつはプロ意識が低いので随時切って次。
美容院に行く頻度を増やすのもオススメだ。案外髪って伸びる。人にもよるが2〜3ヶ月に一度くらいか。月一で行ってたらおしゃれさんだと思う。
ちゃんと毎日洗っているのにフケが出る場合、アトピーや脂漏性湿疹などの可能性もある。かゆみが出てなくても一度皮膚科に相談したほうがいい。QOLが上がる。
あと眉毛がボサボサしてて全体の印象がダウンしている可能性もある。とりあえず眉間で眉が繋がっていたらそこは剃ってしまおう。
形を整えたい時はそういうメニューのある美容院に行って散髪ついでにお願いするのがベター。
眉毛整え屋さんもあり。実は眉毛のトレンドは2〜3年周期で変わっているのでここだけでも抑えると変わって見える。メンズでも実はある。
どちらにせよ普段ラフなのでラフな感じに合わせてくださいとオーダーする方がいい。バッチリメイクやキメキメヘアスタイルにしか合わない眉毛にされると後々だるい。
・肌が汚い
赤みや湿疹、瘡蓋などがある
こちらも皮膚科案件だ。ニキビ跡もまず皮膚科に相談してから美容外科に行きたければいくでいい。納得がいかなければセカンドオピニオンをきめてもいい。
そこまでではないが保湿とか興味あるな〜とかだとドラッグストアで売ってる極潤を塗っとくと割といいと思う。化粧水と乳液を買う。
オイリーなてかった印象は保湿が足りないが故の皮脂の過剰分泌の可能性もある。
産毛や髭は都度剃るのでいいと思うがより課金で殴りたい場合は脱毛という手もある。
本人が気になる濃さだったり、カミソリ負けしやすい人間にはかなりオススメだ。
・歯が汚い
なんか汚い
現代人で正しい歯磨きができているやつなんてまずいない。歯医者で検診を受けろ。歯石をとれ。歯周病の可能性もある。
何はなくともマジの歯磨き、フロス、定期検診だ。
その後に気になるところがあればホワイトニングや矯正を検討してもいい。
コンプレックスじゃなかったらやらなくていいが、コンプレックスだったらやってもいいと思う。口元を気にせず前を向いて、笑顔が増えるだけで印象は変わる。
・服がくちゃくちゃ
なんか服がくちゃくちゃ
これは割と普通の人間もよくやる落とし穴で、アイロンがいるやつをかけずに着るとなる。
めんどいのはわかるがアイロンをかけるか、クリーニングに出すか、ノーアイロンでいける服を選んで買うかの三択である。
ニットやTシャツで襟首がぐにゃ…としてしまったやつは残念だがもう部屋着だ。
取れないシミ、色が褪せている、ほつれがある服もそうだ。捨ててもいい。
休日に自然光で手持ちのシャツの襟を全部見て黄ばんでるやつは捨てるかクリーニングに出せ。クリーニングでも綺麗にならなければ捨てろ。
あと服に気を遣って靴が汚いパターンもある。薄汚れてたり踵が減ってたりしたら替えたりメンテナンスしたほうがいい。
正直皮膚の状態とか本人にもどうにもならない疾患もあるので嫌なんだが現代日本っていってもこんなもんなのでみんなで変えていくしかない。
あとこんなんで医者に行ってもいいかな? ってことも不快だったり困ってたら別に行っていいのだ。日本はラッキーにもそういうシステムだし。
逆にこういう軽い不快を無視しちゃう人は痛みとかもこのぐらいなら…と耐えてあとで大きな病気が見つかるとか身近にもあったので、健康診断と歯科検診は真剣にやってほしい。
下痢や便秘がついてくる時は過敏性腸症候群の可能性がある。薬が合うと好転する。腸が見られるところに行け。内視鏡とかやってるところだ。
ゲップがよく出る上胃もたれするは逆流性食道炎の可能性がある。いずれもよくあることだ。あなたは悪くない。医者に相談だ。
⚫︎ダサいについて
結論 例の「診断」は早道
背筋を伸ばし、毛や肌に気を使い、歯磨きをして、なおダサい場合は残念ながら服が悪い。
服にあんまり興味がない場合や、金をとにかく使いたくない場合は、ジョブズに倣い無地でシンプル、サイズだけあわせたものをとにかく着て、痛んだり汚れたりしたらバンバン交換するのが一番精神的にも楽だと思う。ユニクロでいい。会社の服飾コードがある場合はそれも言って店員に相談しろ。自社のサイトに載っている他の人間の写真でも見てもらえ。サイズもアドバイスを貰え。
金をケチってへたった服を着続けると「清潔感」が減るのは前述のとおりだ。ここは残念だが諦めて欲しい。
そして、「着たい服」がある場合や「なんかいけてる人」と思われたいときは、あなたはさらに己を知らなければならない。
好きなら試行錯誤を繰り返すのもいいが、このクソ長くだるい文章を読んでいる人間は文字だけで正解に辿り着きたい真のタイパを求めし者だと思う。
近年、美容に興味のある者の中で実しやかに囁かれる、パーソナルカラー診断、骨格診断、顔タイプ診断というのは要するに「己についての客観的な物差し」のひとつで、なんか絶対視されてることもあるがそんなたいしたものではない。とてもざっくりわかりやすく雑にいうとこんな感じだ。
・パーソナルカラー診断
人間の肌色は色である都合上合わせると赤く見えたり、くすんで見えたりする色がある。絵を描く人間ならわかるだろう。配色の問題だ。
そして顔色がくすみ、黄や青にころんで見えるとなんと人間は不健康そうに見えてしまう、「清潔感」も微量だがダウンだ。それを避けるためのガイド。
大きな傾向をざっくり2種類に分けていてこれがイエベ、ブルベというやつ。
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・骨格診断
人間の骨や肉付きは個々によって違う。
合わない形の服を着ると必要以上に太く、短足に見えるたりすることがある。
わかりやすくいうといわゆるおっぱいテント現象がすとんとしたワンピースで起きるとウエストの細い人も太って見えてしまうなどだ。
これはだいたい3種類に分かれている。
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・顔タイプ診断
それは輪郭がまるかったら子供っぽいとか、目と鼻の位置が離れていると大人っぽいとかの印象に繋がってくる。キャラデザに興味のある人ならわかると思う。
大人っぽい顔の人が子供っぽいデザインの服を着るとなんとなくアンマッチが起こる。
それをだいたい4つぐらいに分類している。
↓
これがわかっているととりあえず「顔色とスタイルが良く見えて、顔のキャラにもあった服」を着ることができることがわかる。
マネキン買いをしてしっくりこないのもこれのいずれかの設定がずれている可能性が高い。
この3つを総合して判断してもらうことを「イメコン(イメージコンサルティングの意)」などど呼ぶ。
女たちの間で発展してきた物差しだが最近はこれを男用にも使えるようにした「メンズイメコン」なるものもある。
骨格は女の方が個体差が大きいため印象に占める部分が大きいが、男性でも骨張った人や華奢な人もちろんいるし、顔色と雰囲気は人間なら誰しも持つものなので展開は可能である。
そしてこれは服が好きな人間はだいたい試行錯誤の末に理解している。その分己を見つめてきたのだ。
だがなぜこの物差しができたのか。いろいろある。長い研鑽の後に得た悟りを迷える人に広めたいという欲が人間にはある。組み分け帽子をかぶって遊びたいというきもちなどもある。だがとにかく今はこの物差しがある。
そしてこれは己を見つめるのを面倒だったりとにかく嫌だったりしてサボった人間(私もかつてそうであった)が後でちゃっちゃとあてて使うには結構便利なものなのだ。少なくとも似合わないものはある程度わかるようになる。
物差しを手に入れるため、一番確かなのは診断を下してくれるサロンの予約を取りいくことで、3種類一気にみるとだいたい3〜6万円くらいかかるが、今後の人生の物差し代と思えば安いかもしれない、高いかもしれない。とにかく大きな間違いは避けられる。あんまり安いところは適当な可能性があるので避けた方がいい。主観の話なのはそうなので…
診断を受けにいくといいところは本当に着たい服について、「こういうテイストが好きなんだけど、取り入れるとするとどういう扱いがいいですかねえ」という相談ができるところ。
顔タイプ診断では眼鏡も合わせてみてくれるところがある。というか眼鏡屋でそういう診断をサービスでやってるところもある。聞いてみるのもいいと思う。
なんだかしっくりこないところだけピックアップしてこの考えかたに当てはめてみて自分や友達に聞きながら簡易診断をするのも手で、WEBに解説は大量に転がっている。
ただ自分を鏡で見て客観的に判断するのは見慣れたものなのでかなり難しい。
美容が好きな人間に「当方のパーソナルカラーとは何か」と尋ねるとだいたい「汝ブルベ夏なり」「いや我はブルベ冬かと」となど返事があるのでこれを何人かに聞いて回って中間を探るのもありだ。
なんでもそうだがその属性ど真ん中の人間と、ちょうど中間にあたって判断が難しい場合もある。誰か1人の意見を鵜呑みにしないほうがいいのはだいたいなんでもそう。この話もただの一意見でしかない。
だがこの物差しを手がかりにした上で経験をさらに積むと、苦手とされる色柄でもどうしても入れたければ靴下にポイントでとか、むしろそこをメインにして引き立てる。みたいな小技ができるようになってきて、じつはここが一番楽しい本当のオシャレの入り口で、そこに到達できるのが早まるだけでも価値があると思う。
一応女性なんで、ちょっと恥じらいの気持ちがあって敢えて言及を避けてたんだけど……聞かれたからには答えますわ。めちゃくちゃ恥ずかしいけど!!!
って感じ。意外と普通じゃない?
自分も入浴時間が長すぎて困ってる人(女性)だけど、強迫性障害。併存症も複数あるけどシャワーを含めて入浴時間が長いことに一番大きく寄与してるのはおそらく強迫性障害だと思う。
ここまで時間をかけるのはメンタルの調子が悪くて1週間以上シャワーも洗顔もできてませんって時だけ(※恥ずかしいけど、よくそういう状態になる)。
毎日とか隔日でシャワー浴びることができてる時はもっと時間を短縮できる。
シャワー後に用事があって時間が迫ってる時は「自分なりに完璧に洗うこと」より「気持ち悪くて嫌だけど妥協して中途半端に洗う」こともある。
萎える萎えない以前の問題で、「強迫性障害もしくは強迫症状を呈する何らかの精神疾患がある人(例えば、クリティカルな病名を挙げると統合失調症にも強迫症状がある)」と即座に判断する。以降はその人の存在を完全に脳内ブロックするので、それ以降の発展はない。
風呂に入るのが辛い。顔を洗うのも、歯磨きをするのも、酷い時は水を飲むことすらも辛い。
「お風呂がめんどくさい」とカジュアルに言ってはいるが、まわりの言う「お風呂がめんどくさい」感覚より、多分私の「風呂が辛い」はもっと不衛生な気がする。ので、人には言えない。
風呂に入ることの何が「辛い」のか。言語化してみると、私の場合「濡れる」事が辛いのだと思う。
頭や体を濡らすのが辛い。本当に、とてつもなく疲れる。入ってしまえばサッパリする事は理解していても、そこに至るまでの工程が「辛い」。
清潔であることは最低限の社会性であり、勤め人である以上は外に出なければならない。どうにかして風呂に入り、人前に出ても最低限問題のない状態にしなければならない。
以前、もっと酷い時は一週間以上風呂に入れなかった。当然、その間人に会う事は出来ないし、外にも出られない。不衛生な自分の事も許せない。
肌が荒れ、髪が脂でベタベタになり、体が蒸れて痒くなった頃にようやく風呂に入ってヘトヘトになりながら「不衛生な自分」をリセットする。思春期の頃、誰にも会えなかった時はそうしていた。
今は曲がりなりにも社会に出ており、否が応でも他者と関わらなければならない。外に出ない、誰にも会わない、という訳にはいかない。
「清潔であること」は最低限の社会性だ。人間性の担保だ。あの頃の私には人間性がなかった。多分、今もない。入らなくても良いのなら入りたくない。
それでもどうしても入れない時、シャンプードレッサーがあるとないとでは、かなり変わってくると思う。
服を脱ぐのも辛い時、とりあえず洗面台で髪を洗ってみる。使うのはリンスインシャンプーでいいし、シャンプーだけでもいい。さらに余裕があればコンディショナーも使うと髪が綺麗にまとまる。
髪を洗った流れで、そのまま洗顔をする。泡で出るタイプの洗顔料だと、ポンプを押してそのまま顔を洗えるので便利だ。
ここまで来れれば、「体をシャワーで流す」「体は蒸しタオルで済ませる」「下着だけ取り替える」等、状況に応じて選択が取れるようになる。
髪が清潔だと、外に出るまでのハードルが下がる気がする。「入浴」だと頭を洗うこと、顔を洗うこと、体を洗うことの全てがワンセットになり、どうしても工程が多くて、考えるだけで疲れてしまう。
工程をわけると、髪を洗ってみよう、顔を洗おう、体についてはその後に考えよう、と一つ一つ別にして考えられる。髪が濡れてしまえば勢いもつく。諦めがつく、とも言える。
髪を洗った後、顔を洗うのが難しければ蒸しタオルで顔も体も拭いてしまえばいいし、洗顔シートや汗ふきシートで済ませたっていい。
ドライシャンプーなんかもあるけれど、私の場合は髪や頭皮の油分が多いせいで使っても見た目の不潔さがあまり変わらなかった。人によっては、選択肢としてありだと思う。
スキンケアも、とりあえずオールインワンを塗って、髪には何かしらミルクなりをつけて、乾かさずに終わらせる。洗えただけ御の字だ。
最低限の人間性を保証してくれるから、多少家賃が高くなってもシャンプードレッサーのある物件からは離れられない。
これがなかったら、一週間のうち三日も外に出られないと思う。夏ならもっと出られない。
最近髪を切った。
最後に美容院に行ったのは2020年はじめだったのでもう3年切っていなかった。
切るタイミングはおそらくあった。
頭皮のアトピーがひどくて薬が上手く塗れなくて悩んでたときに親と温泉にでかけてみて貰ったら上手く塗れないし切ったらと言われた時とか、同棲までしてた彼氏と別れた時とか。
それでも切れなかったのは、ブスだけど人並みに結婚とか考えてたときに髪の毛長い方が前撮りやら式で使えるよねって思ってたのが、結婚どころか恋愛から遠ざかり30を迎えてしまったことがひとつ。
もう一つは、昔から身長がでかくてメンズものしか着てなかったがために男に間違われる機会が多かった。トイレで女性と鉢合わせた時、驚いて身構えたあとに女だったのかと脱力して気まずそうにした顔にどうしようもないけどなんか申し訳ない気持ちになってしまった。そんな折、どうすればいいのかわからないなりにはじめたのが髪を伸ばすことだった。男にまた間違われるのが怖かった。昨今話題になってる男性が女装して女性トイレに侵入してる事件をみて、私もこう思われてるんじゃないかって思うとどうしても踏み切れなかった。
呪いみたいに重たくなって切りたいと思いながら切れない理由を探していたので、一念発起して予約も無しにふらっと美容室に入った。暇そうにしてたファンキーなお姉様店主に3年切ってないことを伝えたら、開口一番でショートボブを薦められた。腰上くらいあったので最長35センチくらい切ることになる。
もうやろう、と思って好きに切って下さいと伝えた。
結果は大成功だったらしい。店主さんにはずっと可愛いっていってもらってお世辞でも嬉しかったし、まわりからも概ね好評だった。今のところ男に間違われてない。今考えたらなんでこんなに執着していたのかって思う。
本当にすっきりした。
「あたり、しらみだね!」
ルーペをのぞと医者はうれしそうに言った。全身鳥肌がたち、頭が真っ白になった。
うちの娘にしらみ?
お風呂だって毎日入れてるし、なんならわたしが丁寧に頭皮を洗ってあげてる、そんな娘にしらみ?
「一緒に寝てる?じゃあお母さんも確認ね」
看護師さんがやってきて、私の髪を丁寧にすくいだす。
「先生、これ!」
「あたり!しらみだね」
おェェェェ、頭皮に虫が住んでてタマゴうんでるとか無理、交尾して増えてるとか絶対無理。
まとめると、
◯この地域のしらみは、薬剤耐性があって、普通の薬は効かない。効くのはアースしらみとりローション1種のみ。
◯現在、アメリカの薬が治験中。治験に参加すると謝礼金がでる。
◯でもプラセボの薬があたる可能性があって、それだと当然、薬を使ってもシラミはいなくならない!
とのこと。
「1人4〜5万円でるよ、家族全員15万だよ」
すごい!!15万円欲しい!!
でも、現在進行形で、私の頭で虫が増えてるとか絶対無理。DDT!!DDT!!
15万円だし、産卵だし、旅行???混乱してゲロ吐きそうになってたら、
治験には参加しなかった。無理。
40代男
移行期は周囲の目が気になったが、それは自意識過剰で意外なほど反応は薄かった。
そんなもんだ。
今まで根本の白さに過敏に反応して必死に髪を下ろして隠そうとしていたのが馬鹿馬鹿しい。
まあ、そりゃあやっぱり黒髪より老けたようには見えるわな。
それでも変に隠さずになった分前髪も上げられるし、さっぱりした顔つきになってきたのは自分でもわかる。
そして、あれだけ嫌悪していた白髪なんだけど、染めてない真っ白な毛は、すごく綺麗でツヤツヤなんだな。
最大のギフトは服の襟や枕カバー、バスタオルなんかが汚れなくなった事。
素晴らしい。
でもな、後悔もしているんだ。
頭は完全に真っ白になってしまったわけじゃなく、そこそこ黒髪も残っている。
その黒色も、当然だけど染めた黒じゃなくて自然のとても良い色をしている。健気に生き残ってくれていた。
ごめんよ。大事にしなくて。
フカフカツヤツヤの地毛を愛でていく。
二の腕を気にして袖の長い服しか着られず、体育の授業で半袖の体操服や水着を着るのが凄く嫌だった。
また、無意識のうちにぶつぶつを爪で潰して、そこが痕になったりもしていた。
大学生の頃、ネットで聞き齧った情報をもとに風呂上がりにケラチナミンを毎日塗るようになったところ、1ヶ月もしないうちにほとんどのぶつぶつがなくなった。
つぶしたせいで出来てしまった色素沈着は治らなかったが、徐々に肌色に馴染んでいって、今では気にするほどは目立っていない。
人目を気にせずに半袖が着られるようになった。
高校生の頃あたりから、口が数センチ程度しか開かず、無理矢理開けようとするとガクンと顎が外れてしまうようになっていた。
日常生活に大きな支障を来すほどではなかったので医者に行くという考えには至らなかったが、ハンバーガーが食べられないなどのちょっとした困りごとが多々あった。
大学生の頃に学内での健康診断の際に医者になんとなく相談してみたところ顎のマッサージを教えてもらったので、毎日せっせと言われたとおりにしていたらいつのまにか治っていた。
その後一度再発してしまったのだが、同じマッサージをしたところすぐに治って以降もう10年近く再発していない。
マッサージのやり方は両手の肘を机について、人差し指と中指でこめかみの辺りをぎゅっと抑える。そのまま下顎を左右にコリコリとずらすように動かす。
幼少期はサラサラのロングヘアがチャームポイントだったのに、20歳を過ぎた頃あたりからどんどんとひどい髪質になっていった。
元の髪質である柔らかいストレートヘアの中に、陰毛を火で炙ったようなチリチリの硬い毛が何本もあった。また、抜け毛の量も多く、風呂に入ると瞬時に排水口が詰まったり、職場では自分のデスク周りだけ異常に髪の毛が落ちていたりした。
沢山抜ける分新たに生えてくる量も多いため頭頂部はアホ毛がワサワサで、どんなヘアスタイルをしてもアホ毛のせいで芋にしかならなかった。
なお、その間はずっとネットでの評判が良い高価なシャンプーを使っていた。
数年前に「もうオシャレに金かけなくてもいいかな…」と人生のあれこれを諦め始めた頃にそれまで買っていた高いシャンプーからドラッグストアで売っている一般的なシャンプーへと切り替えた。
すると抜け毛の量がこれまでの半分以下にまで減り、数ヶ月経つとチリチリ髪が生えてこなくなったことにも気がついた。
これまでのシャンプーでは私の脂ぎった頭皮の汚れが落とし切れておらず、毛穴詰まりによって抜け毛やチリ毛が発生していたようだった。
高けりゃ良いというものではないのだと知った。
思春期を迎えた頃あたりからずっと便秘体質だったが、運動はしたくないし野菜も食べたくないのでしょっちゅう便秘薬のお世話になっていた。
数年前、ダイエットのために家のご飯を玄米へと変えた頃から、お腹の調子が良好な日が続くようになった。
しかしながらその時は、その状態が玄米によるものだとは気づいていなかった。
年単位でお腹の調子が良い日が続いていたものの、あるときお米をもらったのでそれを機に玄米をやめて白米を食べる生活へと戻すことにした。
すると、あっという間にひどい便秘が続くようになった。
その後再び玄米を食べるようにすると、便秘は解消されたので、これまでのお腹の調子は玄米によるものが大きかったのだと気づいた。