はてなキーワード: 青天の霹靂とは
分かりづらかったからcぁうでに要約死てもらったで。さんきゅcぁうで
実は先日、ふと思い立ちまして、久方ぶりに「寄せて上げる」ためのカップ有り・ワイヤー入りのブラジャーを試着してみることにいたしました。普段はもっぱらノンワイヤー派の私ゆえ、このような類のものを着用するのは約十年ぶりのことでございます。
思い立ったが吉日とばかりに、贔屓にしている店に赴き、気になっていたランジェリーを手に取り、いざ試着してみると、なんとも奇妙な事態が発生したのでございます。左のカップはぴったりと収まるのに、右のそれはぶかぶかとしており、まるで私の胸が左右不均等であるかのようなのです。
店員に確認したところ、「右と左で2サイズくらい違いますね」との由。さらりと言われたものの、私にとっては青天の霹靂とも言うべきショックでございました。「2カップも違うなど、普通のことなのでしょうか」と恐る恐る尋ねると、「生活習慣などによって、けっこういらっしゃいますよ」とのお返事。
胸のサイズが左右で2カップも違う生活習慣とは、いったいどのようなものなのでしょうか。自分の胸に手を当てて考えを巡らせてみるも、その原因が皆目見当もつきません。仮に左がDカップであれば、右はBカップ。左がCカップなら、右はAカップということになるのです。
めまいがしそうになりながらも、ふとこのショックの本質について思いを馳せてみました。これまで付き合った男性からは、「意外と大きい」などと言われることが多かったものの、それが具体的にどういう意味なのかは定かではありません。ただ、少なくともネガティブな意味ではとらえていなかったのです。
普段から身体のラインがわかるような服装や、胸が強調されるような格好を避け、特に夏場はTシャツを着る際に胸の大きさを気にして、できるだけ小さく見せたいと心掛けてきた私ですが、今回の出来事で気づかされました。結局のところ、私はDだかEカップある自分の胸に、密かな自信を抱いていたのだと。
その後、店員から「右のお胸にパッドを入れることもできます」と提案されましたが、私はそこまでしてカップ有り・ワイヤー入りのブラを着用したかったわけではございません。いつも通り、ノンワイヤーのものを購入し、店を後にした次第でございます。
高校からは別だったけどなんだかんだで一緒に帰ったり遊ぶことも多かった。
飲みの席で結婚や子供の話をすることもあったけど、「他人と一緒に住むとか無理だよね」とか「自分の生活で手一杯なのに子供ができても育てられる気がしないわ」みたいな感じだった。
それが急に「子供ができた」って話になり、ラインの名前がフルネームから名前だけになってた。
ってオィィィィイ!!冗談じゃねえよ!!彼氏できたの報告もなしにいきなり結婚?!しかも子供?!青天の霹靂過ぎる。
私はあのころから腐女子のままなのに、あっけなく置いて行かれてしまった。
惚気もしないし子供の話も「できた」という話以降は一切話をしてこなかった。多分気を遣ってくれてるんだと思う。今までと変わらずラインもくれる。
でもなんかもうこっちが惨めになってきて、気を遣われてることも嫌になるし、正直言って子持ちと独身じゃ今まで通り遊ぶのも難しいじゃん。
ラインをくれても何通か当たり障りのない会話して終わりにしてしまう。
向こうは今まで通り仲良くしてくれようとしてるんだと思う。子育てで忙しいのにわざわざ連絡してくれるし。
でもなんか無理。そもそも「子供できても育てられないよねー」とか言ってたのにデキ婚ってなんなんだ、と思ってしまう。避妊しろよと。
20年以上の付き合いなのに旦那の顔も知らないし、どんな人なのかもわからない。私の方が付き合い長いのにポッとでの奴に奪われた感。
愚痴らせてほしい。
当方、とある上場企業に勤めている。役職名はメーカー特有なので増田の皆さんも聞いたことないと思うが、一応は役員級である。トヨタ自動車などに比べれば小さい会社だが、トップが創業家という点では一致している。
歴代社長は全員創業家である。正月やお盆に親族が集まる時には、必然的に役員同士の飲み会と同じようなメンツになる。私も一応は社長と同じ苗字である。
それが突如、青天の霹靂のような事態になった。社長が交代するという。正式な記者発表はつい先日だった。自分以外の取締役の誰も知らされてなかった。いや、相談役や副社長、近しい家族などには相談していた。正式な社長指名会議の場では、まさにシャンシャン総会という具合だった……。
新しい社長は、地元の銀行出身の人だった。ものづくりのことは何も知らない。当然現場経験もない。銀行の役員だっただけあり、経済に明るいのはわかる。一度だけ見たことはあるが、大人物に見えるのは認める。コミュニケーション能力とか通り越して、政治力が凄そうだった。一緒に仕事したことないからよく知らないが。
さて、ほかの親族社員も自分と同じ意見だった。なんで、そんな大事なことを事前に話さなかったのかって。そういう意見が大勢を占めていた。
実際、社長がYesと言えば、ほかの役員は黙ってしたがう。そういう風土だったのは認めるよ。若かりし頃から実力のある人だった。一流の業界人だった。しかし、ほんっとうに一言も相談がなかった。創業家と血のつながりのない人を社長に据えて、会社や親族が心配にならないのだろうか。
あまりに憤っている。社長にとっての私たちは、そこまで信頼に値しない存在だったのか。さすがに馬鹿らしくなってくる。何十年も一緒に働いてきたのに、この仕打ちか。次のトップは、皆で話し合って決めるものだと思っていた。
あの最高にクールなフォンテーヌオーケストラMVの指揮者がこの録音に言及してる動画を発見した!
https://www.youtube.com/watch?v=kInblnRmMT8
普段はYouTubeの登録チャンネルページしかチェックしてないけど
それはそうとスタレの永火官邸の四天王?みたいなPVもついさっき発表されて青天の霹靂だな
これが本作で言うファトゥスみたいな役回りになるんだろうか?
なんか全体的に小物感があるけど
「私たちみんな死ぬかもしれない」はメタ的に考えて「プレイアブルキャラじゃないですよ」の示唆かね
久々のWebイベで高圧洗浄の清掃員をやらされるとは思わんかったけどわりと気持ちよくて好き
いつも些細なお遊びですら無駄に凝ってて才能有り余ってるのやっぱスゲーわ
さて、今夜9時は原神の予告番組
【追記】
最初は私たち両親にも反省点もはあるけど、こんな風に言わなくてもとか、ブコメにあるように「いくら親でも息子がゲイと気づくのは無理」とか「(成人してるのに)親に甘えてるんだ、八つ当たりだ」と思っているところがありました。
ただ、息子と同じゲイやセクシャルマイノリティの方でしょうか、
「常にマイノリティに配慮されて甘えた環境で生きてきたマジョリティ様」という言葉を見て、異性愛者である前提でコミュニケーションを取る私達両親を、息子がずっと我慢して空気を読んで受け流してきてくれたからこれまで平穏に、皆と一緒のどこにでもある家庭というのをやってこれたのだということを理解しました。
家の中だけでなく、息子は自分をゲイと自覚したときからずっとどこに行っても「ゲイだと知られたら笑われる、嫌われる」と不安と緊張の中で生活してきたこと、本来安心して過ごせるはずの家でもそれが続いていたであろうことを思うと息子の怒りや悲しみは至極当然だな、と腑に落ちた次第です。
わざわざ辛いこと、言いにくいことを高いハードルを越えて言わせないと息子の家での安心感が得られないという状況をつくっていたことは親として落ち度しかないです。しかも日常の私達の態度から、勇気を出してカミングアウトをしても息子が安心して過ごせる環境を得られるかは不透明だったと思います。
よく勇気を出して彼氏の紹介までしてくれたなあと思います、今となっては。
・これまでの言葉や態度でたくさん傷つけたこと、もしかしたらこれからも傷つけてしまうことがあるかもしれないことを謝罪
・親戚の集まりについてはたぶん息子に「彼女は?」とか親族の子どもを抱っこさせては「子どもは良いだろう?」みたいなことを言う親族がいるのでそこが行きたくない原因と思われるので行かなくて良いこと、時間が経って従兄弟たちに会いたいと思ったらいつでも取り計らうことを伝えた
・どんなときでも息子のことは大切に思ってるし、理解したいし、連れてきてくれた彼氏のことももう一人の息子と思って大切にしたいこと
などなどを送った
既読にはなりました。
返事が来るかはわからないけどそれでも定期的に息子へ思いを伝えていきたいと思います。
【追記おわり】
先週息子がゲイだとカミングアウトして彼氏を連れてきて紹介された。
親ばかかもしれないけど息子は割と見た目が良い方だと思ってたし、ほんとは彼女がいるんだろうなとか思ってたから青天の霹靂だった。連れてきた彼氏だという男の子は優しそうな純朴そうな子だった。
相手の男の子が帰ったあと、優しそうな良い子だったねと伝えた。
息子が近いうちに同棲するかもと言うので大人だしあんたの人生だから好きにすれば良いよ、ということを伝えたら、息子に親族の集まりにも二度と顔を出すつもりはないし実家に帰る頻度も減ると一方的に言われた。声を荒げてはいないけど今までの人生で溜め込んだ怒りをぶちまけたような感じだった。
思春期ですらあんなふうに親への怒りをあらわにしない子だったので、驚いた。今もまだ戸惑ってる。
・好きに生きるも何もゲイやマイノリティが好きに生きられないような社会に産み落とされている
・たまたま彼氏ができたから生きてるけど、そうでもなかったらこの世の中で生きていたいなんて思えない
・子どもがゲイとして生まれる可能性を一瞬でも考えたか?今みたいな社会で子どもが差別されながら生きることを一瞬でも考えたか?
というようなことを言われて、正直考えてなかったけどどんな子でも大切に愛していけると思ったから子どもをもうけたという話をした。
息子には、それは親が子どもに愛情を注げるかどうかの話であって、生まれた子どもが現実をどう認識するかは何も考えていない、子どもというモノがほしかっただけだと言われた。
返す言葉が見つからずどうしようかと考えてるうちに息子は帰っていった。(いま息子は一人暮らししてる)
生まれる子どもが病気や障害を持っているかもとかは考えたけど同性愛者の可能性はまったく考えてなかった。病気や障害があったとして、その子が今の社会でどんな辛い目に合うだろうではなく、親として常にサポートしよう、味方でいようとか自分の目線しか考えていなかったのは事実だった。
きっと息子にとって聞くに耐えないような差別的な発言や態度を何度も取ってたんだと思う。
こんな親と社会で今日まで息子が死を選ばなかったことと、素敵な彼氏に巡り会えていることは嬉しいことだと思う。
次息子に会えるのはいつだろう。
フェイク
1992年 虹の彼方へ テレビ神奈川『ミュージックトマトJAPAN』テーマソング
星になれたら テレビ神奈川『ミュージックトマトJAPAN』テーマソング
1993年 君の事以外は何も考えられない 矢崎総業CMソング
虹の彼方へ OVA『湘南爆走族9 俺とお前のGOOD LUCK!』主題歌
1994年 innocent world 日本コカ・コーラ「アクエリアス ネオ/アクエリアス イオシス」CMソング
Tomorrow never knows フジテレビ系水曜劇場『若者のすべて』主題歌
1995年 【es】 〜Theme of es〜 東宝配給映画『【es】 Mr.Children in FILM』主題歌
1996年 名もなき詩 フジテレビ系月9ドラマ『ピュア』主題歌
1997年 Everything (It's you) 日本テレビ系ドラマ『恋のバカンス』主題歌
1998年 ニシエヒガシエ フジテレビ系ドラマ『きらきらひかる』主題歌
1999年 I'LL BE ブリストル・マイヤーズ スクイブ「SEA BREEZE」CMソング
ニシエヒガシエ フジテレビ系スペシャルドラマ『きらきらひかる2』主題歌
2000年 フジテレビ系スペシャルドラマ『きらきらひかる3』主題歌
NOT FOUND フジテレビ系月9ドラマ『バスストップ』主題歌
2001年 Everything is made from a dream BIGLOBE「Mr.Children Alternative」CMソング
youthful days フジテレビ系月9ドラマ『アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜』主題歌
君が好き フジテレビ系月9ドラマ『アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜』挿入歌
Any NTTドコモ「NTT DoCoMo Group 10th Anniversary」キャンペーンCMソング
PADDLE NTTドコモ「FOMA 900iシリーズ」CMソング
タガタメ 日清食品「カップヌードル "NO BORDER"」CMソング
2005年 愛・地球博「国際赤十字・赤新月パビリオン」イメージソング
and I love you 日清食品「カップヌードル "NO BORDER"」CMソング
ヨーイドン フジテレビ系教養番組『ポンキッキーズ』エンディングテーマ
フジテレビ系教養番組『ガチャガチャポン!』オープニングテーマ
ランニングハイ 東映配給映画『フライ,ダディ,フライ』主題歌
2006年 僕らの音 日清食品「カップヌードル "NO BORDER"」CMソング
箒星 トヨタ自動車「トビラを開けよう」キャンペーンCMソング
2007年 くるみ -for the Film- 幸福な食卓 松竹配給映画『幸福な食卓』主題歌
彩り オリンパス「デジタル一眼レフカメラ E-410 E-510」CMソング
GIFT NHK北京オリンピック・パラリンピック放送テーマソング
HANABI フジテレビ系ドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』主題歌
2009年 HANABI フジテレビ系ドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 新春スペシャル』主題歌
風と星とメビウスの輪 フジテレビ系ドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 新春スペシャル』挿入歌
声
fanfare 東映系アニメ映画『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』主題歌
2010年 HANABI フジテレビ系月9ドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 2nd season』主題歌
声 フジテレビ系月9ドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 2nd season』最終回挿入歌
2011年 蘇生 BBC EARTH製作映画『ライフ -いのちをつなぐ物語-』主題歌
2012年 祈り 〜涙の軌道 東宝配給映画『僕等がいた 前篇』主題歌
Happy Song フジテレビ系情報番組『めざましテレビ』テーマソング
youthful days キリンビバレッジ「大人のキリンレモン」CMソング
hypnosis 日本テレビ系水曜ドラマ『トッカン -特別国税徴収官-』主題歌
Marshmallow day 資生堂「MAQuillAGE」CMソング
常套句 フジテレビ系ドラマ『遅咲きのヒマワリ 〜ボクの人生、リニューアル〜』主題歌
2013年 REM 東宝配給映画『リアル ~完全なる首長竜の日~』主題歌
足音 〜Be Strong フジテレビ系月9ドラマ『信長協奏曲』主題歌
2015年 fantasy BMW「2シリーズ アクティブ ツアラー/2シリーズ グラン ツアラー」CMソング
進化論 日本テレビ系情報番組『NEWS ZERO』テーマソング
街の風景 住友生命保険「ヤングジャパンアクション2015活動」篇CMソング
Starting Over 東宝配給映画『バケモノの子』主題歌
また会えるかな テレビ朝日系バラエティ番組『あいつ今何してる?』オープニングテーマ
2016年 足音 〜Be Strong 東宝配給映画『信長協奏曲』主題歌
ヒカリノアトリエ NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』主題歌
蘇生 花王「アタック」30周年キャンペーン「30歳の挑戦者たち」CMソング
HANABI フジテレビ系月9ドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 3rd season』主題歌
君がいた夏 NTTドコモ「NTT docomo group × Mr.Children 25th Anniversary キャンペーン」コラボCMソング
365日
花 -Mémento-Mori-
抱きしめたい NTTドコモ dヒッツ「娘の帰り篇」CMソング
2018年 here comes my love フジテレビ系木曜劇場『隣の家族は青く見える』主題歌
HANABI 東宝配給映画『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』主題歌
2020年 Birthday 東宝配給映画『ドラえもん のび太の新恐竜』主題歌
君と重ねたモノローグ
The song of praise 日本テレビ系情報番組『ZIP!』テーマソング
others キリンビール「麒麟特製ストロング」「麒麟特製レモンサワー」CMソング
turn over? TBS系火曜ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』主題歌
Brand new planet カンテレ・フジテレビ系火9ドラマ『姉ちゃんの恋人』主題歌
2021年 others キリンビール「麒麟特製レモンサワー」「麒麟特製辛口こだわりサワー」CMソング
CROSS ROAD 東宝配給映画『夏への扉 -キミのいる未来へ-』挿入歌
2022年 others キリンビール「麒麟特製レモンサワー」「麒麟特製 酎ハイボール」CMソング
同じ年に還暦を迎える母は、パジャマが欲しそうだったので、わりとすんなりパジャマをあげることに決まった。
結果、ジェラピケのトイプードルのぬいぐるみをあげた。トイプーも、還暦のおじさんへのプレゼントになるとは青天の霹靂だったに違いない。
一応、その頃父がぬいぐるみを欲しがっていた(半分冗談だと思っていたが、思ったよりガチだったらしい)ことと、昔から父は犬が好きで飼いたがっていたが、母が動物苦手なので飼えなかったという過去もあったので、トイプーのぬいぐるみを選んでみた。
とはいえ、いい年したおじさんに、ジェラピケのぬいぐるみをあげても喜ぶんだろうかと、あげるまでずっと不安が拭えないままトイプーをあげる日がやってきた。
結果は大喜びで、今でもたまにラインでトイプーの写真が送られてくるし、実家に帰ると大切にされてのびのびと過ごしている様子が伺えてほっこりする。ただ、わたしはららちゃん(仮名)で、そう両親に呼ばれているのだが、そのトイプーはらら茶と名付けられており、なんともいえない気持ちになることはある。
我が子がもうすぐ1歳を迎える。
辛いことや苦しいことは笑顔を見れば吹き飛び、生きる活力をもらえた。
だが、どうしてもひとつだけモヤモヤが残る。どうしてもかき消すことができないのだ。
私の心が狭いのかもしれない、私の常識が、私の感覚がおかしいのかもしれない。それでも、モヤモヤがどうしてもなくならない。
私には弟がおり、弟にも子が生まれた。私と3日違いでの出産。両親は嬉しい悲鳴をあげていた。もちろん、私もとても嬉しかった。
私はおしるしがあった日に、車で30分の実家へと戻った。ほどなくして陣痛が始まった。
陣痛が7分感覚になった頃、弟が仕事から帰宅し「大丈夫?いきみのがしとか、YouTubeとかで予習してる?」と聞いてきた。予定日より1週間も早かったため、正直全く予習なんてしていなかった。夫も仕事で立ち会えない可能性があり、不安だった。そう答えると、弟は「こんな感じだよ。俺ナイスサポートだって誉められたんだよ」と言いながら携帯の画面を見せてきた。それは、義妹の出産に弟が立ち会う姿だった。もちろん細部やデリケートな部分は見えておらず、引きで撮影されているため義妹と弟の声が聞こえるくらいだった。1分ほど見たが、陣痛でそれどころではなく「ありがとう」と切り上げた。頭のどこかに「この動画見ていいのかな?」という疑問が浮かんだが、弟には聞かなかった。その日の深夜に入院し、午前中に出産した。
出産した3時間後、義妹からおめでとう!とメッセージがきた。先に出産した同じ病院に入院していて、少し心強くも感じていた。
私は産後の高揚したテンションのまま義妹に返信を打った。純粋な尊敬の意味で「弟があなたの出産の動画を見せてくれてレクチャーを受けた、私はあなたのように冷静でいられなくて、たくさん叫んでしまって恥ずかしかった」という文言を打ってしまった。義妹からは普通に返信がきて、お互い休み休み行きましょうね、というようなところでメッセージのやり取りは終わった。
これが全ての始まりだった。
産後、私は実家に戻った。少し落ち着いてきて、産後2週間が経った頃だった。
母の携帯に、弟から電話がかかってきた。電話に出た母の様子が明らかにおかしい。ただごとではなさそうに思えた。話していたのは2時間くらいだろうか。げっそりした顔で戻ってきた母は、ものすごく困惑していた。
弟からの電話は、出産の動画を見た私と母に怒っているという内容だった。あとで聞くと、母もその動画を少し弟から見せられていたらしい。
電話を代わると、義妹と、義妹の母が劣化の如く怒っていると、憔悴しきった声で弟は言った。義妹の怒りは主に私に向いているようで、「夫から見せたもので、いくら陣痛中とはいえ、そんなセンシティブな動画を見せられたら『それは私に見せるべき動画じゃないでしょう』と止めるべきではないか?私なら止める。そして、産後ハイとはいえ、メッセージで私本人にそんなことを言うなんて信じられない。」というものだった。
なんてことをしてしまったんだ。絶望感に襲われ、涙が止まらなくなった。必要なら直接謝りに行くと言った。
その夜は自分の行動を悔やんで眠れなかった。
次の日、弟が1人で話をしに実家へ帰ってきた。開口一番、離婚してもいいと言われている、と、憔悴しきった顔で弟は言った。
この際だから、義妹は私たち家族に言いたいことがあったという。特に私には、少し気を遣えない人だなと思っていたが今回のことで全てが繋がってしまい不信感しかないと。
これはどうあっても謝罪に行かなくては、今後の弟夫婦の関係に響く。この段階では、謝りに行くのも辞さない気持ちだった。
以下の内容を聞くまでは。義妹の言い分はこうだった。
①弟夫婦の結婚式が仮で決まった日程が、義母母の命日で一周忌の日だったため、私が母にどうしようかと相談したこと。
→この件について、私が相談したことで母が「まだ日程は本決まりしてないなら変えられないか」と打診してくれました。結局義妹が友達に日程を告げてしまったということでそのままになり、時間がズレていたため私たち夫婦は一周忌に参加した後式に出た。
慶事なのに、弔事を理由に日にち変更の打診をしてくる神経が分からない、私ならしない。ということだった。
→私たちの2年前に弟夫婦は入籍。良い日の重なった日だったので入籍。
これについても、私ならわざわざ同じ日を選びません。とのことだった。
弟には「同じ日にしてもいいか」と事前に相談済。弟はどうぞと言ってくれたので、そのまま入籍した。
③私の娘と義姉夫婦の息子が同じ学年になるように産んだこと。
→「普通は姉弟で話し合って子ども同士の学年がかぶらないようにしませんか?私の母は叔母さんと話し合ってイトコ同士で学年がかぶらないようにしたそうです。比べられたりして嫌な気分になると思いませんか?」
ここで、私は謝る気が失せてしまった。
我が子の誕生にケチをつけられたようで、悲しく、情けなく、こんな考え方の人もいるのかと衝撃を受けた。どうしてそんなこと、言われないといけないの?と、人生でいちばん悲しくなった。
→弟夫婦は実家の敷地に家を建てて住んでいる。確かに、私たち夫婦も余っている敷地に家を建てるという話が出たことがあった。
子どもの学年がかぶっているし、学校が一緒になると比べられたりするし、気も遣うので絶対に嫌だと。私たちの近くには住まないでほしいですとのことだった。
元々近くに住む気はもうなかったし、私にも実家の土地をもらう権利は当然あるのに、どうしてそこまで言われなくてはいけないのか分からなかった。
⑤義姉息子への育児や行事など(写真撮影など)について。私たちが娘にしていることを参考にされたくない。
→同じ写真館を使われたり、同じものを使われたりするのが嫌。義両親が遊びに来た際に、娘のバウンサーを見て「○○ちゃん(義姉息子)にもこういうのあったらいいよね」と言っていましたが、真似されるのも嫌ですし、私の娘の前でそんな話をされたくなかったですとのこと。
真似する予定も、育児を参考にする予定も、一切なかったし、今後することも絶対にない。
→夫は水商売をしており、私も会社員だということは知っているが何の仕事をしているか弟も義妹もよく知らない。
普通話しませんか?不信感しかありません、とのこと。これも聞かれなかったからわざわざ話さなかっただけのこと。そしてその時夫のことを「あの人大丈夫なのか?」とまで言われ、私の悲しい気持ちは怒りの感情へと変わってしまった。
産後、まさかこんなことを言われるとは思っておらずメンタルはボロボロ。自分の感覚がおかしいのかもしれないと思い、新生児期の我が子を抱いて、涙する日々を過ごした。
①-⑥まで、まさに青天の霹靂で、①②については配慮が足りなかったと思っていたけれど、③④⑤と続いて謝る気も引っ込んだ。
③については特に、授かり物である子どもに対してそういう感覚を持つという感覚が理解できず、ショックしかなかった。
弟には、他のことはまだしも、娘の出生のことまでそんな風に思われるとは思っていなかった。動画を見てしまった件と失礼なメッセージを送ったことについては直接会って謝罪するが、それ以外には全く触れないでおくと伝えた。
後日、義妹の父親が実家へ来て私たちに「本当に失礼なことをして申し訳ない」と頭を下げた。その後、弟夫婦は2人で実家へ来て、夫婦で解決すべきことを大きな騒ぎにしたと謝った。
私も、動画を見たことで辛い思いをさせてしまったことは誠心誠意謝った。
動画を見たのは陣痛中でとてもそんなことに気付けなかったことや、産後数時間でのメッセージのやりとりだったため、産後ハイのようになっていて気が遣えなかったことなどを伝えた。
今、全く普通の顔をして弟と義妹は過ごしている。実家にも普通に出入りしているし、4ヶ月の頃に会った我が子を見れば「かわいい〜抱っこしていいですか?」と言い抱いた。
私は、かわいいはずの弟の子をかわいいと思えず、抱くことが恐ろしくて抱かなかった。
いつまでも終わったことを考え続けている私の心は狭いのかと何度も自問自答している。
情けないけれど、あの時弟の口を通して伝えられた言葉の全てを、じきに産後1年が経とうとしている今も、どうしても忘れることができず、モヤモヤとした感情を捨てられないままでいる。
先日、東北地方のある市役所から連絡があって、あなたが相続権所有してる土地がありますと連絡がありました。
え、新手の詐欺?!と思ったけどよくよく話を聞いてみると、叔父さんの奥さん(2人とも他界)が相続権を所有しており、巡り巡って私に連絡が来たとのこと。
土地の名義は知らない人だけど、固定資産税がうんちゃらかんちゃらと説明が続き、あぁ…費用を負担して欲しいのだなとうんざり青ざめていました。
更に話が続き、どうやら名義人、居住者も他界しているため、土地を売却してその費用を捻出したいとのことでした。
手続きの関係上私も対応する必要があるとのこと。持ち出しもほぼ不要のはずなので安心してくださいと言われホッとしました。
良ければ簡単な土地情報を送付しますと言ってくれたのでお願いしてみることに。
その書類が届いたのが昨日。
土地勘がないのであたりの雰囲気などは分からないけど、主要駅から車で20分ぐらいの場所で記載されていた土地面積を合計すると400坪弱…。
相続比率が1/10あるらしいので、売却後全て精算したら私にも150万ほど入るとのことで逆にびっくり。
まだまだ話半分で聞いているけど、本当であれば臨時収入有難いな。
親戚も少なく付き合いもほぼないけど両親の墓を建て、名もわからぬ先祖の供養は毎月してました。
身内のない私に協力してくれたのかな。
昨日は父の命日でした。
間違い電話の折り返しで母と話したとき,祖母が数か月前に亡くなっていたと教えられた.
祖父はかなり前に他界している.祖母は一人暮らしで痴呆症も進行し,介護施設に預けてから大分経っていた.
最期は呼吸が困難になり苦痛でのたうち回った.母は何度も病院に呼び出され最終的に看取りはしたが,火葬などの手続きは叔母に任せたそうだ.
年齢的には大往生と言ってよいのだろう.祖母には末っ子の一人っ子として幼少の頃は大分可愛がられた.
母から伝え聞いた話によると医者を志していた才女だったようだが,時代や親族がそれを許さなかったそうだ.
おぼろげながら思い出せる会話からも教養の片鱗は覗かせていた.
2DKの狭い実家にほぼ毎年帰省してはいたが,親子間の関係はかなり冷え切っていたように思える.
理由ははっきりしていて,母は幼いころ大叔父にレイプされたそうだ.
母は我慢強い性質ではあるものの,全てを隠しとおせるほど強靭ではない.
当時も周囲に告発したものの,祖母,つまり実の母には「お前が股を開いたんだろ」と言い捨てられたらしい.
そのときの母の絶望は想像に難くないが,当然ながらそのやり取りは姉弟にも知られ,親子関係は破滅した.
私はその経緯を学生の頃,母から涙ながらに電話で教わる.まさに青天の霹靂だった.
因果関係は不明だが,母は障碍者手帳を持つ程度には重度の双極性障害で,私は虐待を受けていた.
短気で仕事に没頭しがちだった父と母は相性が悪く,離婚していないことが不思議なくらい夫婦仲はよろしくない.
小学生の頃,母に連れられ不倫相手の家に泊まったこともある.当時はポケモンカードを買ってもらい口封じされる程度には単純だった.
いつしかその行為も終わったが当時専業主婦だった母は精神を病み,私を風呂場に閉じ込め,叩き,包丁でお気に入りの自転車のサドルをめった刺しにした.
私は逃げるように県外に進学した.小中高大院と全て国公立だったが塾に行かせ,学費も負担してくれる程度には父は稼いでいた.
勉強や研究は楽しかった.指導教員にも恵まれ,JASSOの奨学金も返済免除となる程度には業績も評価された.そこに件の電話が来た.
私は病んだ.祖母を憎悪し,母を憎み,父を恨んだ.祖母に無邪気に懐いていた自身も悍ましく思った.
ほどなくして不登校となり,カフェインのLD50を調べエスタロンモカをがぶ飲みした.ブルーシートを敷きドアノブを使って首を括ったが死ねなかった.
結婚25周年を目前にして、かみさんが浮気してるのを発見してしまった。
うちって、子供の迷子対策で、昔からgoogleの位置情報を共有しているんだけど、在宅勤務中に何気なく地図見たら、仕事行ってるはずのかみさんが、何故か近所のIC付近にいる表示で、場所確認したら、ラブホテル。
とりあえず知らないふりをして、翌日、カーナビで録画内容確認したら、仕事さぼって浮気相手とサービスタイム10時間コースだった。
相手に電話で場所確認してたんで、ドコモの明細確認で電話番号ゲットして、電話帳確認したら、結婚前の元カレだったことが判明。
適当な理由付けてかみさんのLINEトーク履歴確認したら、もう5年ぐらい密会を続けてたっぽい。
流石にやってられないんで、慰謝料請求して離婚しようと思うんだけど、
・不貞期間5年
色々ググってみたけど、300万が上限なんかなぁ?
はてなーはこの手の情報詳しいっぽいんで、有識者いたら宜しくお願い致します。
【追記】
コメントありがとうございます。なんか改行しても省略されるっぽい?
ご指摘の通り、自分もかみさんも、不倫相手も50代。それなりに円満家庭だったから青天の霹靂。。。
物的証拠としては、カーナビに録画されたラブホテルの入退店時の顔出し映像と会話、LINEトーク履歴の密会の打ち合わせぐらい。トーク履歴は、画面スクショも撮っておいた。
弁護士3社にメール出したところ、2社は面談じゃないと具体的な話はできないって言われて、1社は「2人合わせて200万、かみさんには別途離婚慰謝料として100万」との回答。
親権云々はともかく、中1の娘になんて説明すればいいんだろうねぇ。
【追記2】
20~30代で赤ちゃんと一定期間触れあい、世話をする機会を作ることだと思う。
人は赤ちゃんと触れ合う機会が無いと赤ちゃんというものにリアリティを持てない。特に核家族化、ネットでのコミュニケーションが進んだ現代だとなおさら。
親や親戚じゃない限り、赤ちゃんと触れ合う機会はほとんど無い。親もあまり知らない人に触らせたくないと思うだろう。
しかし直に触れ合って抱っこして世話をした後に実感できる「赤ちゃんという存在感」は思った以上にインパクトがあると思う。
どのくらいの重さか、どのくらい柔らかいのか、泣き声や笑い声、ミルクを飲むしぐさ、時間をかけて寝かしつける経験があれば赤ちゃんにリアリティが持てるようになる。
「なるほど、こういう感じなのか」という実感が湧きさえすれば漠然とした不安感が無くなり子供を産むハードルが一気に下がると思う。
子どもの教育費や日本の将来に不安があり子どもを作ることを躊躇するのは十分理解できるが、
あまり言及されない「赤ちゃんという存在のリアリティの無さ」も大きな原因の一端を担ってると思う。
自分もそうで、子どもが出来て育てた後に赤ちゃんという存在が実感でき、「こんなにかわいい存在だったのか!」という青天の霹靂を実感した。
若い頃に子どもを作るのは勢いの力が大きい。ノリというか勘違いというか「大丈夫だろ、多分」という若気の至りからくるチャレンジ精神。
いわゆる自己効力感というものだと思うけど、バンデューラのヘビ恐怖症克服のエピソードのようにまずは赤ちゃんと触れ合う機会が少子化対策に効くんじゃないだろうか。
愚痴も兼ねて吐き出す。
プロジェクトに女性が入ってきた。コロナ始まってからずっとテレワークだから声しか分からんけど、おそらくアラサーからミドサーあたりの女だ。弊社は業務柄女性が少ないから、みんなフレンドリーに受け入れたし、それなりに大事にもしてた。事件が起こるまでは。
事件は女が会社に告発をしたことで始まった。彼女曰く、「女性だからという理由でプロジェクトからアウティングを受けた」という話だ。プロジェクト責任者はもちろん、私含めた他の社員にとっても青天の霹靂だった。
プロジェクトはかなり大規模で、いくつかのブランチに分かれている。そのぶん会議もたくさんある。入ってきたころ、その女性社員はとにかくあらゆる会議に顔を出してた。それを見かねたプロジェクト責任者が「あなたの領分ではない会議はでなくていいし、自分の仕事を優先してください」というニュアンスのことを言った。どうやらそれが女にとっては「アウティング」と判断されたらしい。
私はその場にいたからぼんやり覚えてるけど、きつい言い方ではなかったし、「あなたも忙しいだろうから、適宜よろしく」くらいのニュアンスだと理解してたんだけど、その女は「女性だから能力が低いと思われた」「女性だから不要と判断された」と言ってもないことを曲解してブチギレ始めたわけだ。
結局、その場はプロジェクト責任者と女性社員の直属の上司が話し合って解決した。各会議は必須メンバーと任意参加のメンバーを明確に区別することでなんとかなった。
でも、女性社員はまだプロジェクトにいる。正直別のとこに行ってほしいんだが、そんなことをしたら今度はどんなブチギレ方をするか分からない。
こうしてプロジェクトはフェミニストという爆弾を抱えることになった。毎日が海賊危機一髪みたいなスリリングな日々に早変わりした。助けてくれ。
その理由は以下の通りだ。
だが幸運であったのは、私は比較的若い両親のもとに生まれ、現在もなお子供部屋おじさんまたはおばさんでいられるということである。
一応は定職につきなんとか働けている。
友人も数名だけだが居る。
両親も友人も良識があり優しく慈悲深く、たまにこちらの話をまともに聞いてくれない以外は親切だ。
私は頭の出来が良くないので、まともに取り合って貰えないのも仕方のないことだとは思う。
現状は、という言葉が頭につくが。
親は子より早く死ぬものだし、友人は人生に寄り添ってくれる訳ではない。
結婚だとかパートナーシップだとかに対しては正直に言うと、憧れはある。
しかし、まるで出来る気がしない。
私の恋愛対象は、過去に好きになった相手の統計からすると、男女の比率としてちょうど半々ぐらいである。
頭が軽いので短絡的が故に、好きになったら無策のままに即告白を繰り返してきたのだが、残念ながら全ての恋は実らず片思いに終わってしまった。
愚かなので、高望みし過ぎているのだろう。
私は他人から好意を向けられたことはないが、性的な興味を向けられたことはある。
当時の私は男子学生として生活していた。髪をツンツン逆立つほど短くして学生服を着て通学していた。
だが、男子の制服を着ていても見知らぬ男性サラリーマンと思しき人物にナンパされたり、仲良くなった筈の同級生男子から俺の女扱いをされたり、友達の友達ぐらいの浅い関係の女子生徒によりトイレに連れ込まれてズボンを脱がされそうになり死に物狂いで脱出したりしていた。見知らぬOLっぽい女性にいきなり家に来ないかと誘われたり、電車に乗っていたらキツいパーマのおばちゃんに痴漢行為を働かれたりもした。
当時は自覚などなかったが、何故周囲からそのように性的な対象として一方的に扱われるのかという答えを無意識にわかっていたのだろう。
己の肉体から逃れることは誰にも出来ない。
故に、自分の、現状女である肉体から一時的に逃れて、憧れである恋愛を無責任に無我の境地で、荒唐無稽な美しい夢のエンタメを楽しむこと、その欲求を満たしてくれるのがBL二次創作だったのだ。
加えて、追加するのであれば私の身近に居る腐女子は軒並み常識人であり、善良で、精神的にも肉体的にも理由なく他人を加害しない人ばかりだったというのも大きいだろう。
さて、ここでまた話が逸れるが、よく小説や漫画やアニメなどで「精神的ショックから嘔吐する」という描写がある。
1回目は二次性徴を迎えた時、風呂場の鏡に映った自分の姿が気持ち悪くて吐いた。
2回目は数年前にひとまわり年下の仲良しの従兄弟からセックスさせてくれと頼まれた時だ。
今でもまだ引きずっている。
私はそれまでずっと普通に暮らしていたし、従兄弟とはごく稀に顔を合わせる程度であり、会えばソシャゲの話をするぐらいの関係性だった。
呑気かつ平和に「殺生院キアラで爆死した俺を笑えよ」などと気安く話し「それよりメルトリリスが来ねえんだが?」というような返しをするような距離感である。
青天の霹靂だった。
加えて、全く根拠がないというのに、当時三十路をやっと迎えた私は「これでやっと他人の性愛対象ではなくなった」と考えていたし、老いて若さを失うか醜くなるかすれば誰からも路傍の石ころの如き扱いしか受けなくなると信じていた。
私は従兄弟に対して動揺しつつも「金ないならあげるからさっさとソープでもなんでも行きなさい」と凶悪なまでにクソなことを言ったのだが、従兄弟はそれでも引き下がらず途方に暮れた。のみならず、私が学生の頃から好きだったとかふざけたことを言った。
私が学生時代、短く髪を整えて学ランを纏い、ヤンキーの男子生徒に喧嘩を売られれば嫌でもなんでもタイマンに持ち込んで殴ったり殴られたり時にはボディにいいのを喰らってゲロを吐いたりなどして頑張ってきた、男性として必要だと判断して払ってきたコストはまるで無駄だったのだ。
なんだかメンヘラの気配がしたのでそれなりに話は聞いていたのだが、精神的に削れてしまってギブアップした。その後、暫くの間従兄弟は半ばネットストーカーのようになってしまい、私は思った。
「男って気持ち悪いな」
「私の頑張りは無駄だったんだな」
「同じ生き物になりたくないから男になるのやめよう」
と。
そのような体験を経て、二次元であればどれだけえげつないエロだろうが大丈夫だが、現実の性的接触に対して死ぬほど嫌悪感を覚える人間が爆誕してしまった。
阿呆なので、極端から極端に走るが故に、髪を伸ばして赤い口紅を引き派手な化粧をして、ナベシャツを捨ててブラを付けた。
気の強そうな女の姿の方が残念ながら適性があったらしく、他人から面倒な絡まれ方をしなかったので、そのままそうやって暮らすことを覚えた。
驚くべきことに、そうしているだけで頼んでもいないのに見知らぬ若い男を紹介して来ようとする気持ちの悪いお節介既婚者女性もついでに激減した。
遺憾ながら便利なので、以来ド派手なアイシャドウを塗って出勤している。
毎日会社と家の往復をして給料を貰い、帰宅してはTwitterを眺めゲームをして漫画を読み、ごくたまに友人と交流するだけだ。
転機が訪れたのは昨年の秋だ。
何が起きたのか自分でもわからなかった。催眠術だとか超スピードだとか諸々ナントカそういったチャチな外的要因であればまだ納得して呑み込み受け入れられたのだろうが、自分の中にしか要因がないので余計に受け入れ難かった。
今でもまだ受け止め切れていない。
たまたまフォロワーの紹介で教わったジャンルの、とあるキャラクターの夢豚に、なってしまったのだ。
動転しつつもpixivの夢小説用のアカウントを作り、人生初となる夢小説をン万文字書き、震えて怯えながら投稿した。
内容としてはその推しキャラと自己投影した理想の自分がご飯を作って食べたり並んでお昼寝したりするだけのものなのだが、それは紛れもない疑似恋愛だった。
自分自身がどういった存在にどうやって何をして貰いたいのか、自分の欲しい愛情とは何かを探っていくのはとても新鮮な自己分析で、驚きの連続だった。
そして探ってゆくうちに、私は自分が普通の枠に収まりたい、普通に求めたり求められたりしたい、即ち、セックスがもし自分に出来るのなら、やりたいのかも知れないと思い至り、成人向けを書き始めて、手を止めた。
書き始めたところで、決定的な過ちを犯したことに気が付いてしまった。
「私は好きなキャラクターを加害している」
「どうして私は自分がされたくないことを好きなキャラクターにしているんだろう」
しかし、自己投影した夢小説の主人公を推しと性的に絡ませることに、喩えようもないおぞましさを感じた。
BLなら客体であるからと逃避できていた部分が、夢小説となると途端に襲ってきた。
世間の現実に存在するカップルや、仲の良い友人夫婦、加えて、他の夢小説を嗜む友人を見て話を聞いても何も嫌悪感などない。
なるほど、それは確かにさぞかし良いものなのだろうなぁと思うだけだ。
異常であるのは分かっている。
ただ、異常であることは嘆きの対象にはならない。私は基本的に社会のマジョリティになれないという意味において常に異常だったからだ。
理解していた筈のことだが、空想の中ですら不可能であるという事実が、どのような形であれ伴侶を得ることの出来ない欠陥品であることを再認識させた。
自分の中には、
男の体で女を抱きたい願望と、
男の体で男を抱きたい願望と、
男の体で男に抱かれたい願望と、
女の体で男を抱きたい願望と、
女の体で女を抱きたい願望と、
女の体で女に抱かれたい願望、全てがあることを知った。
要するに性欲は厳然として存在しており、己のその性欲の全てが、気持ちの悪い加害行為でしかないと認識している。
唯一の安息の地である二次元が失われて、もうきっと二度と戻ってはこないだろう。
いつになれば人生が終わるんだろうと考えている。
2022年11月24日付で、半年間働いてきた欧州拠点の某スタートアップ企業からRedundancyを言い渡された。永住権を持たない国で働く女性として、この経験はシェアしておくべきだろうと判断したので、文章にまとめて公開する。将来的に、自分自身でもこの経験を振り返ることがあるとも思う。
なお、Redundancyととはこの文脈では「会社都合による余剰人員の整理」を意味する。基本的に、Redundancyは個人の能力やパフォーマンスと関係なく、財政的都合に拠って行われる(Fire、いわゆるクビは個人の能力が会社で求められる基準に満たないため起こるので、Redundancyとは異なる…とイギリス人上司に言われた。実際、退職金の扱いなどもFireかRedundancyかでは違う)。アメリカ英語ではLayoffと呼ぶらしい。最近TwitterやMetaで行われているのもこれではないかと思う。
当事者: 29歳日本人女性、イギリス在住(執筆時)。Youth Mobility Scheme(30歳以下の候補者のための2年間の就労ビザ)を所持、マネージャーからは、会社がスポンサーとなって今後5年間の就労ビザへ切り替えを行う可能性があると告げられていた。
会社全体の状況: 創業10年以下、本社はオランダだがロンドンにも支社あり。私の勤務地はイギリス。社員の人数は100程度のスタートアップ。一般の人には知られていないものの、業界内ではある程度名前を知られている会社だったのではないかと思う。
当事者の会社での役割: 主に日本語を話すクライアントとの関係構築。所属部署の中でも特にAPAC(アジア太平洋地域)担当チームに配属されていた。当該部署に日本人は私のみ。数字だけで見れば業務成績は悪くなかったし、日本語スピーカーかつ前職でも当該分野での経験を積んでいたため、会社内ではユニークなポジションにいたと思う。
11/25
前もって断っておくと、この文章は自分が読んだ本をあしざまに貶すために書かれている。信じてもらえないかもしれないが、自分は普段ならフィクション、特に小説に対するネガティブ感想は書かないようにしている。新刊だとネガティブな感想が売上=作家の収入にダイレクトに響きかねないからである。他人の収入に影響を与える覚悟はない。ただ、本作はもう書店に並ぶことがないのが確定しているので、その点は心配しなくていいだろうと判断したので、放流させてもらうことにした。
樋口毅宏が書いた『中野正彦の昭和九十二年』という小説がある。この本、本来なら12月19日発売だったのだけれど、イースト・プレスが発売日前に回収を決定したことで話題になった。以下、その際の回収理由である。
https://www.eastpress.co.jp/information/detail/2034
その内容の表現手法の個性から、出版にあたりしっかりとした社内議論が必要であると考えます。しかし、今回刊行に至るプロセスにおいて社内で確認すべき法的見解の精査や社の最終判断を得ることを行っておりませんでした。同時に刊行時においても契約書の締結が終了しておらず、刊行における責任の所在が曖昧だということが発覚しましたので、社内協議の上、回収対応といたしました。
この回収理由、一読して意味がよくわからないと思う。法的見解の精査とはなんぞや? 契約書の締結とは? そういう疑問がわいたので、この記事を書いている増田は書籍回収の報が出てすぐ書店に駆け込み、回収前に購入することができた。で、いざ読んでみて、「あーそういう意味ね……」と朧気ながら理由らしきものも推測することができたのだが……。
先に言っておくと、回収騒ぎの責任は100%版元にあり、その点において樋口毅宏氏に責任はない認識である。フィクションはなんでも書いていいからフィクションなのであって、版元はフィクションの書き手である作家を守らなければならない立場だろう。誰が悪いにしろ、配本が始まってる段階で回収することに対して版元は作家に対して極めて不誠実である。というか回収の原因と思しききっかけが、Twitterでイースト・プレスの社員が騒いだことっぽいのも最悪だ。最低限コンプライアンスは整えろ。大体フィクションの記述をヘイトって騒ぐんじゃねえ。
※編集者が抗議した件は→https://togetter.com/li/2008033
……が、そもそもこの本は絶対買わなくていい。作品の記述がヘイトだからではなく、単に小説として苦痛だからである。小説読んで「小説のていをなしていない」って感想が出てしまったの10年振りくらいだぞ。それくらいきつい。
正直、自分と同じ被害を誰にも受けてほしくないので、以下にきつい理由を苦痛度・ドン引き度を添えて列挙しておく。
『中野正彦の昭和九十二年』は、安倍晋三を「お父様」と仰ぐネトウヨ青年の主人公が、昭和92年=2017年の2月~11月にかけての日々を語るという構成になっている。
いきなりネタバレになるが、本文の殆どはブログに書かれた内容を引用しているという体裁である(終盤で判明する)。なので、「実際にあったニュースに対して主人公が意見を開陳する」という構成になっているのだが、そのパートが長すぎて苦痛なのである。たとえば、連載時の本文を引用すると、以下のようなものである。
https://twitter.com/byezoushigaya/status/1275385842286997505
6月8日 「驕るな! 安倍首相」現職文科幹部が本誌に激白 「不満を持っている人は大勢いる」
【緊急特集】 政権批判で“更迭”釜山総領事私的会 話をご注進したのは誰だ? 読者調査では「前川喚問」 賛成 86% 内閣支持率2 2% (週刊文春)
青天の霹靂とはこのことか。
これまで無条件で寄せてきた信頼がすべて音を立てて崩れ落ちた。記事を読むまでもない。まさか中韓による見えざる言論弾圧がここにも......?
わかった、編集長がハニートラップに嵌められてゲス不倫をしたネタで脅されているに違いない。
一刻も早く会社ごと共謀罪で逮捕→お取り潰し。芥川賞と直木賞は安倍お父様と昵懇の見城徹に譲渡すべき。幻冬舎で二大文学賞を運営していけばいい。直木賞の選考委員長はもちろん百田尚樹大先生。選考委員長に就任と同時にこれまでの全作品を対象に直木賞を獲得。芥川賞も同時受賞されるといい。
夢が広がる。希望が出てきた。
それよりきょうの菅官房長官の定例会見で気になるところがあった。
東京新聞の望月衣塑子とかいう記者が、「前川さんだけでなく、複数の告発が出ています。もう一度真摯にお考えになって、文書の公開、第三者による調査という考えはないですか」「(文科省が再調査をしないのは)安倍総理や官房長官の菅さんたちが判断しているのではないのか」「(文科省が再調査をしないのは)安倍総理や官房長官の菅さんたちが判査という考えはないですか」「(文科省が再調査をしないのは)安倍総理や官房長官の菅さんたちが判断しているのではないのか」「(文科省が再調査をしないのは)安倍総理や官房長官の菅さんたちが判断しているのではないのか」などと執拗に質問を重ねていったのだ。事務方が何度も「同じ趣旨の質問はやめて下さい」と頼んでいるにもかかわらず、「きちんとした回答をいただけていると思わないので繰り返し聞いています」と返した。
おかげで通常十分程度の会見は四〇分に及んだ。菅官房長官はおまえのようにヒマではないのだ。
もしこの間に北朝鮮からミサイルが飛んできたらどうするのだ?おまえひとりのアピールタイムのせいで日本が崩壊したらどう責任を取るつもりなのか。
もっと空気を読め。他の新聞社、テレビ局の政治記者を見習え。一流大学を卒業して、難関と呼ばれる大手マスコミに入り、自分の意見は一切絡めず、官邸の発言を一語一句正確に国民に届けることを至上としているではないか。
ひとりだけジャーナリズムを発揮したつもりになって目立とう精神はやめろ。共謀罪が成立したら東京新聞は取り潰し。女だてらに記者をやる生意気な奴
これ自体はネトウヨ文章のよくできたパロディで、個人的にはそんなに違和感がない。
ただ、作中では毎日~2日置きにブログを更新している体裁になっているので、上記のような文章が約8ヶ月分、延々と続くのである。2-3ページとか4-50ページならまだいい。300ページある分のうち200ページだぞ。正直、きつい。きつすぎる。
あと、前述のとおり本文がブログの記載であることを終盤で明かしてるのは小説技法として失敗してると思う。事前に知っていた方が読者も読むときのスタンスの置き所が安定する筈。自分は少なくとも知っていた方がすんなり読めたと思う。
引用したような文章が続くのはまだいい。ただ、個人的にきついと思った理由がもう一つある。主人公の人となりがほとんど開陳されないのである。
主人公の中野正彦は、ピザ屋のバイトをして糊口をしのぐ男である。近所の既婚者女性と不倫関係にある一方で限られた金で風俗通いをする日々を送っていたが、作品の冒頭で彼は沖縄の基地運動をする男を暗殺する。ネットで知り合った「会長」に心酔し、彼から命じられたのだ。中野正彦は国を救うための次の指令を待って日々を過ごしている……。
こう書き出してみると、それなりに設定は盛られている。ただ、前半200ページのうち、その辺りの記述に費やされるのはおそらく30ページに満たない。そして、その描写があまりにも「薄い」。不倫や風俗パートは実質タダのサービスシーン以上の意味が見いだせない。
何より、一番気になる「どうして彼がそのようなネトウヨにハマったのか」という部分が殆ど説明されないのである。たとえば、どんな生い立ちで、どういう家庭環境で、どういう趣味嗜好でどういう性格の人物か、それが200ページかけてほとんど開陳されない。されたとしてもあまりにも薄っぺらい。
個人的な趣味の話になるが、この手の「嫌悪されるような人物を主人公にした小説」は、その人物に共感させてこそそのグロテスクなネトウヨ描写に効果が生まれると思うんだよ。その「共感」がない。結果、「ただきつい文章を読まされる」だけになっている。せめてそこは「きつい文章を書いているような人物に共感してしまう」くらいのことはしてほしかった。
正直、この本は200ページくらいから話が動くので読むなら終盤100ページでいいよ……と言いたいのだが、こっちはこっちできついのである。終盤の展開は以下のようなものである。
せめて設定考証をしろ!!マグニチュード11.3は荒唐無稽だがまだいい、高さ50メートルの津波も千葉神奈川沿岸全滅もまだ許す。東京湾沿岸から20キロメートル地点まで津波が来たら中野も壊滅しとるわ!!!Googleマップをみろ!!!!!
そこから先の被災生活の描写はそれなりに読ませるものがあるのだが、この時点で小説としては〇〇の判定を下した。ググれば、あるいは校閲に出せばツッコミの入る内容を残すな。
ここまでが「小説として」きびしい理由である。ただ、それ以外にも、ここからは個人的な感覚で「ちょっとどうかなー」って思った部分を書いておく。この辺は多分回収理由にも関わってくるのでそこそこ大事な話題でもある。
東京大震災が起きたことで東京は大パニックになって、大久保とかでは外国人、というか朝鮮人虐殺などの暴動が起きたりする。で、左派的な人達も暴動によって処刑されたりするのね。その際に殺される人の名前が実在の人物なんですよ。「江川紹子」「タマガワトオル」「青木理」の3人は確実、それ以外にもいたかもしれないが読み飛ばしてるかもしれん。
これ自体は別にやっちゃ駄目とか言うつもりはない。朝鮮人虐殺するような人は左派も吊す。それはそう。ただ、実在の人物名出して作中で処刑させちゃうのには結構ビビった。政治思想がどうとかそういう話じゃなく、実在の人物やぞ。それができるのがフィクションのいいところだけど、マジで殺したぞおいってなる。
上記でわかるとおり、本作の特徴は実在の人物名をガンガン出してくるところにある。安倍晋三をはじめとして、先に引用したところでも見城徹とか望月衣塑子とか出してるしね。
でも、本作の中で1人だけ仮名にされている人物がいる。田永クリニックを運営する田永克哉という人物である。高須克弥やんけ! 実在の人物名出して殺すまでやっといてそこは仮名にするのなんなんだよ!!!!!
「実在の人物を出して酷い展開を描く」が徹底されているなら好き嫌いや作品の是非は置いといてその心意気は買ってやろうという気持ちにもなれたよ。でも高須克弥で日和るのは流石になしだろ。いい加減にしろよ。
これ以上続けると血管がキレそうなのでそろそろまとめるが、つまり『中野正彦の昭和九十二年』には「①全体の2/3近くが薄っぺらく、読んでいて苦痛」「②ググればわかるレベルの設定考証ができてない」「③実名を出す態度が一貫してない」という3つの欠点があるわけである。
正直、本件を問題にしたイースト・プレスの編集者は失敗だったと思うよ。こんな小説として苦痛の作品、つまらなさから世間から黙殺されて仕方ないレベルで、話題にするような対応にさせたのが良くない。単につまらないよ。というか話題になったから買って読んだの失敗だった。金の無駄。金返せ。あと作品自体はヘイトではない。作品の中にヘイト描写がたくさんあるのはたしかだけど、「フィクションの描写としてのヘイト」と「作品の主張としてのヘイト」はわけて考えなきゃ駄目でしょ。
……で、ここまで整理したところで、あらためて回収理由の件に戻る。
「社内で確認すべき法的見解の精査や社の最終判断」「契約書の締結が終了しておらず、刊行における責任の所在が曖昧」ってあるけど、これ多分実在のニュースをめちゃくちゃ引用してること、実在の人物が作中で殺されたり、ネトウヨ男の語りであしざまに貶されたり(例えば、山口敬之の事件の被害者の方とか)することへの法的リスクを精査できてなかったんじゃないかなと思う。
1箇所2箇所とかならまだいいけど、前述のとおり「ネトウヨ男の語り」って体裁で実在人物をあしざまに書くパートが200ページくらいあるんよ。これは推測だけど、
みたいな展開があったんじゃないかな……と勝手に妄想してしまった。
なんというか、この本は回収されたことで本文にアクセスできずキャンセルカルチャー云々の話に回収されそうになっているのが結構つらいなと思うところで、プレスリリースのとおり実名人物出してフィクション書く時の炎上リスク全然精査してなかったって話だと思ったのである。信じるかしんじないかはあなたしだいですが……。
あと、それはそれとして作品は本当につまらないから変に神格化されないでほしい。この増田は「2200円が本当に無駄だった、金返せ」「メルカリで数千円単位で転売されているのが本当に勿体ない、100円でいい」という二つの気持ちから執筆されました。
ただ、本作は続編として「橋下徹が首相になった二〇三九年の日本を舞台に、弁護士の主人公小林大助が、死刑囚中野正彦の再審弁護人として奮闘する」という展開の『小林大助の昭和一一四年』という構想が存在するらしい。本作の出来からするとあまり期待はできないのだが、気になるは気になるので出たら買って読んでみようかなとは思う。この増田は「読まずに批判をするな」のモットーの元運営されています。
2022年11月24日付で、半年間働いてきた欧州拠点の某スタートアップ企業からRedundancyを言い渡された。永住権を持たない国で働く女性として、この経験はシェアしておくべきだろうと判断したので、文章にまとめて公開する。将来的に、自分自身でもこの経験を振り返ることがあるとも思う。
なお、Redundancyととはこの文脈では「会社都合による余剰人員の整理」を意味する。基本的に、Redundancyは個人の能力やパフォーマンスと関係なく、財政的都合に拠って行われる(Fire、いわゆるクビは個人の能力が会社で求められる基準に満たないため起こるので、Redundancyとは異なる…とイギリス人上司に言われた。実際、退職金の扱いなどもFireかRedundancyかでは違う)。アメリカ英語ではLayoffと呼ぶらしい。最近TwitterやMetaで行われているのもこれではないかと思う。
当事者: 29歳日本人女性、イギリス在住(執筆時)。Youth Mobility Scheme(30歳以下の候補者のための2年間の就労ビザ)を所持、マネージャーからは、会社がスポンサーとなって今後5年間の就労ビザへ切り替えを行う可能性があると告げられていた。
会社全体の状況: 創業10年以下、本社はオランダだがロンドンにも支社あり。私の勤務地はイギリス。社員の人数は100程度のスタートアップ。一般の人には知られていないものの、業界内ではある程度名前を知られている会社だったのではないかと思う。
当事者の会社での役割: 主に日本語を話すクライアントとの関係構築。所属部署の中でも特にAPAC(アジア太平洋地域)担当チームに配属されていた。当該部署に日本人は私のみ。数字だけで見れば業務成績は悪くなかったし、日本語スピーカーかつ前職でも当該分野での経験を積んでいたため、会社内ではユニークなポジションにいたと思う。
11/25
女として生まれ約30年。その内の25年間くらいは一般的なセクシャルを携えて生きていた。疑問や違和感もなく、特段、不幸を感じることもなく生きてきた。男性を好きになり、男性と恋愛をし、ごく自然に自分はヘテロなんだと思いながら、ヘテロとしての人生を歩んできた。
そんな自分が、ひょんなことをきっかけ(このきっかけの部分、途中まで書いてたけど長すぎるから割愛します!)に「女の子を責めたい」ってセクシャルを自認した。気づいたのは30歳になる手前くらい。
それに気づいてから「ネナベ」に手を染めるまでの期間は一瞬だった。最初は「なりきり」に手を出したけど、違う!だめだこれじゃない!相手が自分のことを本当に男って思ってくれてた方が燃える!!と思って、すぐさま匿名チャットアプリに居住を移した。
匿名チャットは楽しかった。女の子とも男の子とも文字で楽しく話した。もちろん相手だってネカマやネナベかもしれない。それでも全然構わなかった。自分が男として発言できることが物凄く楽しかった。チャットでえっちなこともいっぱいした。
でも、嘘は嘘だ。通話しようとかライン交換しようとか言われる度、様々な理由で断ってフェイドアウトするばかりだった。ボイス変換機能がある通話サービスはないのかって毎晩血眼になって探したし、「ネナベ、通話、バレない」で死ぬほどググったりもしてた。
ある時、一人の女の子に根負けして通話まで行った。「女にすごい間違われるから通話は嫌だったんだよね」と本気で嫌そうに言ってたら、なんとかいけた。そう、いけてしまったのである。で、今度は通話でえっちすることに溺れた。通話はチャットの比じゃない。良すぎる。月に20回くらいやりまくった。
その子には後々、女であることを明かしたんだけど「明かされるまで男だと思ってた」と言われた。いけるもんなんだな…と思ってしまった。思ってたよりいけるよ、ネナベのみんな!
で、その子とは別で、そうゆう自分の悪癖を全部晒してる女の子がいた。仮名を「つんちゃん」としよう。
つんちゃんにはネナベ秘話やネナベ裏話をたくさん聞いてもらってた。つんちゃんも「いいな〜私もかわいい女の子と気持ちいいことしたい」とよく言ってたから、自分は当時つんちゃんのことをタチなんだと思ってた。
でも、違った。つんちゃんはネコだったんだ。つんちゃん曰く「自分の見た目はかわいいと言うよりかっこいい部類だから」って理由で、今までの人生はタチ役を担うことがほとんどだったらしい。(ちなみに、つんちゃんも自分と同じように、男女問わず恋愛をしてきた人だ)
でも、つんちゃんがネコだったんだと知るのは、ずっと後の話なんだけど。
しばらくして自分は、別の場所から現れた女の子に猛アタックされた。それも、お互いの素性を知ってて、会ったこともある女の子に。
え、ネナベって嘘を吐かなくても女の子と気持ちいいことできる世界線、あるの????え、マ?????
それで、めちゃくちゃ調子に乗ってしまった。その子の勢いに飲まれて、なんか付き合う手前の楽しいムーブを外部にも撒き散らかしてしまった。
そしたらつんちゃんが、青天の霹靂みたいに一気に崩れた。「元気になるまでちょっと諸々おやすみするね」って。泣きながら。
もうすっっっごいショックだ。だってつんちゃんの楽しい話悲しい話は全部、いつだって自分が一番最初に知れると思ってたから!驕りだけど、自分とつんちゃんは心の一番近い場所に居るんだって、感じてたから!
「おやすみの間ずっと待ってる、寂しいなって思いながら、この寂しさだって抱きしめたまんま待ってる!」と伝えた。伝えまくった。自分が苦しかった時たくさん助けてもらった。みっともないところも汚いところもキモいところも、全部聞いてくれた。このまま言葉なく関係がなくなってしまうのは嫌だ!と、思った。
つんちゃんは、遠いところに住んでいる。だから、それまでずっと会ったことがなかった。匿名チャット遊びをしている頃から自分のことを慕ってくれてたにも関わらずだ。「会えるもんなら会いたいね」って、お互いずっと耳にタコができるくらい言ってた。
でもつんちゃんは、いろんなものに緩く首を絞められていて、なかなか自分の意思で遠出したり外泊したりするのが難しい生活をしていた。
「会いたいと思うから苦しくなるんだ。会えないって思っちゃえばさ、いいんだよね。」いつも明るいつんちゃんが、崩れる前にそういえば、こんな言葉をこぼしてた。
つんちゃんが諸々をおやすみしている間もラインを送った。既読はつくし返信も来る。連絡の全てが断絶された訳じゃないんだと思って、寂しいながらも安心した。だけど「おやすみするね。」の理由は、すぐには知ることができなかった。つんちゃんは「時効が来たら言うね」と言っていた。
「…もしかして」と思った。
もしかして、つんちゃんは、自分のことが好きなのかな。だとしたらうわぁぁぁ、え、うわぁぁぁ。
で、本人に通話の時、直接聞いてみた。「ねえ、つんちゃんはさ、恋愛の気持ちで自分のこと好きと思ってくれてるの?」って。
つんちゃんは、一番最初は「わかんない…」みたいなことを言ってた気がするけど、だんだん素直になってきて「あの時から周りの女の子が羨ましかった」とか「ずっと前からネトストみたいに見てた」とか「私の方が会いたいのにって、あの子に対して思ってた」とか、ぼろぼろ教えてくれた。え、えぇ〜〜〜〜。か、か、か、か、かわ〜〜〜。
かわいさにノックアウトされてしまって、ひゃーーー好きになってしまって、ひゃーーー両思いになりました。
で、周囲に割と明確な名言をした。自分に好意を持った女の子が寄ってこないように&つんちゃんに言い寄ってくる男が現れないようにってことで。
それからちょっとして、今年初めてつんちゃんと会うことができた!!つんちゃんはあらゆる呪いを振り切って、片道6時間かけて、会いに来てくれたんだ!!!わぁ!!!
つんちゃん、白くて細くて体が全体的に薄っぺらいんだ。嗚呼めちゃくちゃ性癖だ。自分はおっぱいが小さくて華奢な子がとても好きなんだ。
女の子を責めるのが好きだと言っといて、もしかしたら自分は実際には何もできないのかもしれない。いざ本物の女性の体を前にしたら「あ…」ってなるのかもしれない。
そうゆう一抹の不安もあったけど、全然、いらん心配だった。つんちゃんが濡れてることを直接自分の指で確かめて、こっちも最高にだらだらになった。
一回目に会った時は、ちゅーと、指でいかせるクリイキだけしかしなかった(諸事情で)。だから次に会う時は手マンもクンニもしてみたい!童貞だけどいいかな!?と本人に聞いてみた。つんちゃんは「えっちなお願いはなんでも聞いちゃうよ」と言ってくれた。や、やったあ。
で、つい先日、二回目の逢瀬を果たした!宣言通りクンニと手マンもしてみた。全部初めてだったけど、自分の中に欠片も嫌悪感が湧かなくて、興奮しかなくて、あー本当にマジで自分は女の子の体で興奮するんだーと理解した。
クンニ、どんなんだろうと思ってたけどちょっとしょっぱいだけで何の匂いもしなかった!(綺麗にしてくれてたのかも)吸引のおもちゃにちょっと興味あるって言ってたから、吸ったりもしてみた。気持ち良さそうにしてくれてた!と思う!
あと、初めての手マンは大成功だった。冗談か?って思うくらい上手くいった。つんちゃん、自分と出会うまでナカイキしたことなかったんだって。なのに手マンで何回もいってくれた。嬉しいしかないです。指が気持ちいいところに当たる度「だめだめだめだめだめ」って言いながら、すぐいく。自分に呆気なくいかされてしまう、そんなつんちゃんに、馬鹿みたいに燃えた。
二泊三日の逢瀬だったんだけど、四回くらいやった。つんちゃんは多分累計で50回くらいいってたと思う。自分は、自分のナカイキにはこれっぽっちも興味がないので、射精の要領で最後だけ一緒にいく感じのスタイルを取った。
「一緒にいってもいい?」って聞くと必死でうんうんって頷いて「だいすき」って言ってくれる。嬉しい。棒がないから概念だけど、言葉は魔法だから「中に出していい?」「中出しでいってもいい?」って言いながら、自分の性器をがしがし擦った。つんちゃんはその間、おもちゃでセルフこんこんをする。自分の擦る速度に合わせてこんこんしてくれるから「速いのだめ」とか「いっちゃう、これいっちゃう」とか、昂るセリフをいっぱい言ってくれた。嬉しかったし気持ち良かった。
女の子同士でやる、というより、自分は「男」になりきって女の子を責めるのがやっぱり好きみたいだ。つんちゃんもその辺に問題はないみたい。通話の時は「俺」って一人称を使うんだけど、実写だと現実の自分の体が壁となって立ちはだかるから、一人称迷子になってしまう。これが今の小さな悩み。(あだ名で呼ばれてるので、とりあえず現状は「◯◯(自分のあだ名)も一緒にいきたいなー」みたいな方法を取ってる)
ハメ録りもした!後で一緒に聞き返したけど、百点満点をつけたいくらい最高の仕上がりだった。自分の声もまあ、聞きようによってはところどころ男に聞こえなくもない、かな〜?って感じ。自分の声に萎えちゃうかなと思ってたけど、つんちゃんの気持ち良さそうな声がそれを遥かに凌駕してくれてたから大変に助かった。10分ちょいの、このハメ録りが、今一番抜けるおかずです。
次はいつ会えるかな〜!今度はホテル行こうね、大きい声たくさん聞かせてね、いっぱい録ろうねって約束した。
あと、これは嫌じゃなかったらで良いんだけど、自分は「おもらし」が好きなので、もしできたらおもらししちゃうところ見たいな〜…とも言ってある。つんちゃんは「…うん、おもらしでも、なんでも…」と言ってくれている。や、や、やったぁ。
また会えるのが楽しみ。会えない間は最高のおかずと、通話で乗り切ります!
世の中の、まだ陽の目を浴びてないサディスト側の皆さん!サディストは結構需要が高いと思うので、がんがん素を出してください!責められたくて、でも報われてない人間が多分この世にはたくさんいる気がします。