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はてなキーワード: 陰鬱とは

2023-05-05

anond:20230505125851

障がいがある人の巨大なうめき声は気が滅入る人も多いらしい…

子どもの元気な声は日々成長が感じられてうれしくなるけど

何十年とそのままの大人の地割れを起こしそうな声は昼下がりに聞くとなんとも陰鬱な気分になるとさ

2023-04-27

GWになんのゲームを遊ぶのか自分会議

ライフイズストレンジシリーズ

タイミングよく5月2日に1のリマスタがSwitchで出る。

なんかよく知らないけど百合タイムリープらしい。

ただ海外言語翻訳したゲーム苦手だし、3D空間を歩き回るの好きじゃないからあまり乗り気ではない。

ケムコADV

amphibianさんのデスゲームものは全部遊んでるけど、

ささぐ、アーキタイプ魔女(とついでにケムコじゃないけどカガミハラジャスティス)はまだなので遊びたい。

特にアーキタイプは年間ベストに選んでる人も割と見かけたし、熱いお話らしいから遊びたい。

プレイ時間も相当かかるらしいので丁度いいかも。

魔女の方は、同じ作者のカガミハラジャスティスも気になる。

amphibianさんがお辞めになられてからADVチームは存続してるの嬉しいな。

ダンロン

いや遊んでるんだけど、レインコード前に復習しようかなって。

(あれいや、僕V3途中で積んだ気がするぞ)

セールで安いし。

しまりすさんチーム

白衣性愛依存症の途中で詰んでやめたので、恋愛症候群を復習してから愛情依存症夢現と一気に遊ぼうかなあ。

恋愛症候群上司に詰められるシーン重いからあまり気が進まない気持ちもある。

5ANOS1

僕のオールタイムベストに選ぶ候補の一つなので割とはっきり覚えてるんだけど、まあ何回遊んでも面白いから

2、3、4、6、7とシリーズ全部移植して欲しいし応援兼ねて買おうかな。(いや7は移植できなくない?)

エクスペリエンス心霊ホラーADVシリーズ

1がめっちゃ面白かったので、2と3もやりたい。

ただガチで怖いか勇気がいる。

7ファタモルガーナ

陰鬱としてそうで遊べてない。

っていうかVitaパッケージ版買ってた気がしたけど、本体探すのたるいしまた買うか。

8ghostpia シーズンワン

めちゃくちゃ評判が良い。

ただ、続き物なので作者がキャンプカーに目覚めたら続編が遊べない懸念があるな。(いやクロス探偵の人以外にキャンプカーに目覚めてゲーム開発やめる人いないから)

白昼夢青写真

美少女ゲーム界隈だとオールタイムベストと評している人をよく見るので遊んでみたい。

10FATAL TWELVE

最近デスゲームもの遊んでジャンルへの熱が高いんだよね。

ちょっと百合っぽい雰囲気があるのも楽しそう。

2023-04-15

 はじめて触ったその子の手は、すこししめっていて、でもすごくやわらかくて、ぬるかった。でも、確かに熱を帯びていた。わたしはその時、わたしではないものが、わたしの中に入り込んでくるのを感じた。はじめての感覚。これが他者を知るということなのだろうか。甘美で、それでいて、刹那の味。乳酸飲料とは言い得て妙なのだ。そういう青春が誰にでもあって、今は誰もが忘れているだけで、ふとした瞬間に思い出して、失われた純潔に思いを馳せる。情熱を思い出す。だけど、失われたものを想起することと、失われたものを取り返すことは違う。そういうわけで、恋と結婚が生まれるのだ。前者には美しさと儚さがあり、後者には信頼と恐怖がある。どちらが優れているとかいないではなくて、単に両者は全く異なっているだけである

 たとえばもし、この星に夜がなかったとしたならば、人間は死に絶えていただろう。陰鬱人間は、夜無くして生きられない。健康人間もまた、夜無くして生きられない。眠れないかである。その上で、私は、夜がもっとも嫌いなのだ。だが、そういう夜もまた、あっていいと思う。

 はじめて触ったその子の手は、すこししめっていて、でもすごくやわらかくて、ぬるかった。でも、確かに熱を帯びていた。わたしはその時、わたしではないものが、わたしの中に入り込んでくるのを感じた。はじめての感覚。これが他者を知るということなのだろうか。甘美で、それでいて、刹那の味。乳酸飲料とは言い得て妙なのだ。そういう青春が誰にでもあって、今は誰もが忘れているだけで、ふとした瞬間に思い出して、失われた純潔に思いを馳せる。情熱を思い出す。だけど、失われたものを想起することと、失われたものを取り返すことは違う。そういうわけで、恋と結婚が生まれるのだ。前者には美しさと儚さがあり、後者には信頼と恐怖がある。どちらが優れているとかいないではなくて、単に両者は全く異なっているだけである

 たとえばもし、この星に夜がなかったとしたならば、人間は死に絶えていただろう。陰鬱人間は、夜無くして生きられない。健康人間もまた、夜無くして生きられない。眠れないかである。その上で、私は、夜がもっとも嫌いなのだ。だが、そういう夜もまた、あっていいと思う。

2023-04-06

anond:20230406161200

まあ俺のもアドラーに言わせれば「腫れ物に触るように接してほしい」という目的があって陰鬱な気分をこしらえてるんだとなるんだろうな。

お互い頑張ろう

2023-03-31

はてな村への新規移住に失敗したか引っ越しする

主にブックマーク半年ROMってみて思ったこと。あくま自分が感じた傾向の話であって全部がそうとは言わないし、ROMの期間も量も少ないだろう。しかし少なくとも自分はこう感じた。

住民の年齢は全般的に高めなのは見て取れるが、年相応の落ち着きや老練な知恵といった物は見られず極論や感情論結論ありきの意見があふれている。

自覚があるかは知らないが自己評価は高く自分知識人日本人の上位〇割側だと認識している。実際は新書一冊すら読んだことが無さそうな無知か半可通ばかりが目立つ。

雰囲気陰鬱ネタ系の話でもなぜか全く明るさを感じられない。

・常に殆ど同じ連中が殆ど同じテーマ殆ど同じ内容の言い争いをしている。新しい知見が放出されたり取り入れられたりすることもなく、何十回と同じ試合再放送される。

しか帰属意識や身内意識はどこよりも強く、喧嘩している相手も含めた「ウチ」と、それ以外の「ソト」の区別が非常にはっきりしていて「ウチ」には甘い。

・「ソト」には基本的に冷淡。「ウチ」とコミュニケーションをとるためのツールくらいにしか思ってないのではないか

twitter・5ch・爆サイの悪いところだけ濃縮還元したような場所でここまでストレスフルになる場所は見てこなかった。

定住している住民自分とは別のはてな村を見ているのか?それとも自分感覚が異常なのか。どちらにせよここに戻ることはもうないだろうが。

2023-03-24

遺伝子に自信が無い

私の母親には姉と弟がいて、母の姉は重い障害を持って生まれたらしく子供の頃に死んでしまったそうだ。

母の弟もまた知的障害と全身に軽い麻痺があり、一人で生活は出来ないので今は私の両親と同居している。

子供のころから、なんとなく自分子供をつくらないだろうと思っていた。

ありていに言ってしまえば自分遺伝子に自信がないのだ。

障害を持った子供が生まれてくる可能性は、普通のひとより高い。

もちろん私の両親は私を生み、そして私は健常者なので、その心配は考えすぎなのかもしれない。

でもやはり怖い。

叔父のことは嫌いではないし、何かひどい目にあったりはしていない。

今年の年末実家に帰って一緒に過ごした。キャパティを超えるような出来事が起こらない限り、朗らかでニコニコしながら静かに生活を送っているひとだ。

それでも子供を産むのは怖い。

叔父の影響かは分からないが、母は障害支援仕事をし、父ともそこで出会った。

親共に緊急の呼び出しがあって幼い私を夜に家に置いていけない時など、子供のころからたまに職場についてゆくことがあった。

子供の頃の私はやっぱりそこが怖くて、陰鬱で、嫌だった。

また、記憶に残っている出来事として、珍しく夕方に家に帰ってきた父親が黒いスーツを着てまたすぐに家を出て行ったことがあった。

普段は突然走り出したりする利用者を捕まえるためにジャージを着ている父親のその珍しい装いが不思議だった。

漏れ聞こえた話によると利用者家族一家心中したらしい。

そのままの印象で大人になってしまった。これは障害者への偏見なのだろう。

学生時代恋人が出来た。

私は事情を話して、子供だけは作るつもりはない、結婚もしない。と言っていたし、彼もそれでいいと言ってくれたが、社会人になって彼はやっぱり結婚したいと言い出した。

障害を持った叔父がいることを相手家族説明するのか、と考えると恐ろしかった。

どういう顔をされるのか、反対されるのではないか、その時彼は見方してくれるだろうか、私は冷静でいられるだろうか。

それ以前に、将来叔父の面倒を見るのはきっと私だ。

もちろん両親はその道のプロなので最適な支援と繋げているし、私に100%負担がかかるようにはならないだろうが、それでもどうなるか分からない。

その時結婚していれば否応なく相手人生を巻き込んでしまう。

子供を作りたいわけじゃないと言われたけど、将来どうなるかは分からない。事実結婚に関しては心変わりをしたわけだし。

そういう煩わしさや、子供を作らないという自分人生に彼を巻き込んでしまう恐ろしさが積み重なって、結局別れた。

それから数年たち、その時の判断を後悔したりはしていない。

でも時々、あの時私に勇気があれば結婚して子供を作っていたかもしれない、と思うと複雑な気持ちになる。

いや、それは自分を良く見せようとしている。

本当は叔父がいなければ、私はどんな人生を歩んでいたかを考えてしまう。

そしてそれは、自分人生に岐路が訪れたとき、何かから逃げる言い訳叔父存在を使っているだけかもしれない。

そんなことをグルグル考え続けてしまう。

2023-03-18

[]3月18日

ご飯

朝:春雨スープクラッカーチーズ。昼:カロリーメイト玄米ブラン。夜:カップヌードル。(予定)

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみー。

○パラノマサイト FILE 23 本所不思議

○はじめに

まだ発売されて間もないのでネタバレを書くのも良くないと思いなるべく抑え目に感想を書きます。ただ、僕はネタバレ基準が人と大きく違うらしいので、その辺り違うなあと感じさせたら申し訳ないです。

スクエアエニックスから発売された「ホラーミステリー」のアドベンチャーゲーム

あの石山貴也さんがリッチADVをやるということで期待度をあげて、あらかじめ癸生川シリーズを永劫会まで予習してから遊び始めた。

癸生川シリーズ新本格ミステリ文脈に沿ったような文章の書き方で読者を騙す類のトリック探偵役によるサプライズじみたどんでん返し、そこに人間の底知れぬ悪意に対抗する探偵真摯な態度がまぶされた、探偵というキーワードを掘り下げたミステリへの理解度の高さが魅力的だったね。

今作は「ホラーミステリー」ということで、オカルト実在する前提で、蘇りの秘術という死者を蘇生させる術を巡って争うストーリーだ。

○躍動感のある立ち絵360度背景によるリッチな読感

立ち絵ポージングが躍動感のある動きを演出したものが多い上に、接近したり遠くから撮ったり、背中を向いてるものもあったりと、パターンの幅が広い。

そのおかげで、3Dモデリングによる演技にも負けないぐらい、立ち絵の演技が面白い

パターン数が膨大なわけではなく、若干無理のあるシーンもないではないが、この「そこでその立ち絵かよ」というツッコミも含めて立ち絵の演技が面白い

その立ち絵が立つ背景についても、360℃ぐるぐると回せれるシーンが多くあり、背景を探索する遊びもある。

墨田区舞台にして実在する風景ベースになっているからか没入感が強い。

(聖地巡礼にいつか行きたいな)

ホラージャンプケア表現とのマッチ絶妙で恐ろしかったが、中盤からはなくなっていくz

おそらくオカルトが恐ろしい夜と、人間が恐ろしい昼を分ける表現になっていたのだと思った。

立ち絵の演技の面白さと、背景絵のリアリティある雰囲気という、ADV基本的構成要素だけでもパラノマサイトらしさを感じさせられた。

○フェアな特殊設定ミステリ

次にストーリーについてだが公式的には「ホラーミステリー」を自称をしているが、僕としては所謂特殊設定ミステリ」だと感じた。

特殊設定ミステリ」とは、現実には存在しない特殊な設定(超能力魔法オカルトなど)が実在する世界でありながら、作中に提示される謎が読者がフェアに推理可能な類のミステリ

現実世界物理現象(氷が溶けると水になる、針と糸は細いなど)と違い、魔法超能力現実存在せずその世界に生きていない読者が推理することは困難におもえるが、作者の工夫でそれをアンフェアに感じさせないのが特殊設定ミステリ醍醐味だ。

今作でも蘇りの秘術を巡って本所不思議呪い再現したオカルトじみた力がぶつかり合う。

しかし、きちんと読者のその力のルール提示されるため、それを前提としてフェアに推理可能な謎が提示される。

このフェア/アンフェア非常に重要特殊設定ミステリではここをアンフェアだと感じてしまうと一気に熱が冷めてしまうのだが、そこは癸生川シリーズの頃から本格ミステリに造詣が深い石山さんらしさだろうか、バッチリ決まっていた。

勿論何を持ってフェアとするかアンフェアとするかはかなり個人裁量にもよるのだけれど、あくまで解くべきものとして提示される謎に関しては十分フェアに設定を開示しておりきちんとこの綱渡り成功させている。

(なお、この「特殊設定ミステリ」という呼称定義自体に思うところが無数にあるのだが、本題から大きくズレる上に、昨今では書評解説でもかなり浸透してしまったワードなので、最初は渋々だったのに僕も最近普通に使ってしまっている、悲しいね)

○軽快な掛け合いの楽しさ

ジャンプケア表現オカルト実在する世界ということでファーストインプレッションは暗いゲームだった。

事実最初の方はかなり陰鬱とした雰囲気が続く。

ところが物語が進んでいくと、三組のバディが主役になっていく。

艶のあるマダムな志岐間春恵と快活な探偵櫂利飛太の組。

陥落ある中年ベテラン刑事津詰徹生と妙な距離感面白い若手刑事の襟尾純の組。

江戸っ子チャキチャキ女子高生の逆崎約子とオカルトに詳しい転校生の黒鈴ミヲの組。

このコンビたちの掛け合いがとてもとてもコミカルで笑えるものになっていた。

地の文ほとんどない会話劇な構成からかと最初は思っていたのだけど、徐々に大胆にふざけはじめる。

人が死んでるんだからもっと真面目にしろよと思っていたのは最初のうちだけで、中盤はこの掛け合いの楽しさのどっぷりハマっており、まあなんとかなるか感すら強かった。

中でも以下の三人はとても印象深いキャラだった。

○黒鈴ミヲさんが格好いい

オカルトに詳しい女子高生のミヲは、今作屈指の「強キャラ」感が魅力的。

少しぽっちゃり気味でほわっとしたお顔なデザインだが、オカルトに立ち向かうときのキリっとした表情が格好良い。

もちろんその見た目だけでなく、オカルトに向き合う姿勢、助けられる人を助けようとする心構えなど、精神もまた格好いい。

格好いい場面だけでなく、お寿司にデレデレになるところや、労働環境改善を訴えるシーンなどコメディパートもできる万能っぷり。

自身名前の「ヲ」の部分を、くっつきのをと呼ぶところのフェチ感といい、本当に見所がたくさんある。

それだけに彼女が敵わないならもう無理でしょという絶望感の演出シーンも逆に映えるという、最後の方は何しても魅力的に写っていた。

○津詰徹生ちゃん可愛い

格好いいキャラがミヲなら、可愛いはこの人、中年男性ベテラン刑事津詰。

オカルトについても一家言があり、警察組織力を持ちつつ、今回の特殊事件にきちんと対応すう有能な刑事

奥さん離婚独身ながら、娘のことを今も思っている優しい一面もある。

というファーストインプレッションはどこへやら、可愛い萌え萌えシーンが盛りだくさん。

最初の内は襟尾純に乗せられて仕方なくコメディパートがはじまることが多かったのだが、気付くと完全に今作屈指の可愛いキャラになっていた。

甘味が大好きで00年代前半美少女ゲーム並みの食べ物にまつわる、あざといシーンもあったりして、完全に狙っている。

可愛いだけでなく可哀想立ち位置でもあるのだけど、そんな可哀想な一面が出る場面ですら、なんか萌えキャラみたいに変な口癖でスッとボケたりするので、最早最早。

○櫂利飛太の探偵

ネタバレを気をつけてると言いつつ、一文だけ彼のセリフ引用させてもらう。

「人の心に寄り添うのが探偵からね。」

ああ、癸生川シリーズを遊んでいてよかった、予習しておいてよかったと心の底から満足した瞬間だった。

そうなんだよね、犯人を捕まえるでもなく、事件解決するでもなく、人の心に寄り添うのが探偵……

この一文は世界観やキャラクタの繋がりがなくても、癸生川シリーズを書いた人間が書いた新しい探偵なんだと理解できて良いシーンだった。

(この探偵自体は例えば夢水清志郎とか幾つか思いつくんだけど、そういうことじゃなくてね、面倒くさいミステリオタク自分バイバイ)

マルチサイト楽しいが合流するシーンの多さは少しもどかしい

そんな特徴的な三組の視点多角的事件を追う。

所謂マルチサイトシステムで、ある程度決められた順序ながら、交互に行き来しながら物語を進めていく。

ADVなら街や428やEVE、癸生川シリーズでも対交錯事件永劫会事件で取り扱われたお馴染みのシステムだ。

Aというキャラ物語を進めるために、それをなにも知らないBをプレイヤー誘導するところが醍醐味だと思っている。

とても楽しいシステムであることに異論はなく、今作でもそれが楽しいシーンは幾つもあるのだけど、少し気になったのが、合流して意見を交換するシーンがちょっと多すぎた。

マルチサイトの魅力はそれぞれの視点情報差異を読者であるプレイヤーのみが俯瞰することで生まれる妙を楽しむことにあると思っている。

(過去の名作でいうと街の花火のシーンとか、EVEパソコンコンソール越しに二人の捜査が重なるところとかね)

もちろんそれが全てではなく今作のマルチサイトが失敗しているわけではないのだけれど、割とことあるごとに三組の意見交換会のようなシーンが挟まり知っている情報が均等化する。

これが悪いことではないんだけど、情報がチグハグからこそのすれ違いや勘違いマルチサイトの見どころだと思っていたので、すぐ合流するし、回数が多いのがもどかしかった。

結果そこにまつわる仕掛けを作らなかったからこそ、サクサク話を進めるためにそうしたのだろうけど、ちょっと流石にやりすぎだったかなあと。

最初の方に一回、最後の方に一回とかならとても良かったと思うんだけど、ちょっと回数の多さが気になった。

システムを利用した仕掛けが面白い

設定画面などの物語の外にあるゲーム的なシステム部分を利用した仕掛けがいくつかある。

前例がないわけではないので、目新しいというよりは、オカルトに対抗するためにゲームシステムで工夫することで、オカルトもまたルールに沿っているということがわかる点が面白かった。

特殊設定ミステリについて感想を書いたところで今作がフェアであるとしたのは、こういったオカルトルールゲームシステムでも制御できることで、ルールを身をもって体感たからかも知れない。

こういう体験によって実感を持って物語に入り込めるのは、小説ではないゲームの魅力だと思うので好きなところでした。

○はじまりにおわりがあると思い込んで僕がミスをした

ここからゲーム本編の感想というよりは自分ミスの話。

ゲームシステムを利用した演出マルチサイトにより俯瞰するプレイヤー目線、これは「はじまりにおわりがあるパターンだ!」と思っていた。

そしてゲーム内の謎解きで、まさにそれを示唆するセリフ

はいはい、わかりましたよ、セーブデータを消して最初名前入力でアイツの名前を入れることで、プレイヤーこそがアイツ自身だったということを開幕早々に思い出しこの悲劇を覆す展開でしょ! と思い込んだ。

念のためニンテンドースイッチオンラインセーブデータバックアップクラウドに保存してからセーブデータを消して、最初からにした。

しかし、アイツの名前入力しても一向に変わらない……

違ったのかあと思いセーブデータクラウドからダウンロードしようとしたときに気づく。

オンラインバックアップ自動モードになってるから、さっき消したセーブデータで上書きするじゃん、と。

結果、このゲーム二週してます

(念のため書くけどこれは僕がミスっただけでパラノマサイトは何も悪くないからね)

○さいごに

10時間ほどのプレイの間にギッシリたっぷり魅力が詰まった作品だった。

ボリューム的には過不足はなく、きちんときれいにまとまっているが、これだけ面白いと良い意味で物足りない。

シリーズ展開が出来そうな余白があるので、次回作を強く期待したい。

その際には、ミヲさんの過酷修行や津詰さんの甘味もぐもぐを描くサイドストリーなんかもいただけると助かります

癸生川シリーズを永劫会まで遊んでから今作に挑むというハードルの上げ方をしてもなお楽しめたので、次はスクールガールストライカーズも遊んでみようと思う。

2023-03-03

ラーメン二郎日本の闇を見た

ラーメン二郎が気になったため、ラーメン二郎に行ってみる事にした。

愛車のGR86を快適に飛ばし、現地に到着する。

近所迷惑です。騒がないでください、タバコポイ捨てはやめてください等、明らかに治安の悪そうな張り紙が貼られている駐車場を見て不安感が募る。

駐車中の車も、軽自動車を中心に古びた車種が多く、自宅周囲に駐車してある美しい車たちとは雲泥の差があった。

駐車を済ませ、店の正面を見る。

全体的に薄汚れ、シンプルで安っぽい黄色看板ラーメン二郎とこれまた洗練されていないフォント文字を見て、本当に食べて大丈夫なのか?と足が止まってしまう。

しかし、よく見れば開店直後だというのに5名以上の男性が店外に並んでいる。

男性たちは明らかな低所得、いわゆるヘコオス感が漂っており、全員がスマホを食い入るように見つめていて、怖気を覚えた。

店はドアが無造作に開けてあり、食券をその場で購入して並ぶタイプの店だと推測する。

食券機も古びていて、案の定電子マネー等は対応していないようだった。手書きの汚い文字でわかりにくく書かれたメニューを解読し、初心者おすすめらしい「小ラーメン」の食券を購入した。

周囲の影響で自分価値が下がっていくような錯覚を覚えながら弱者男性たちの陰鬱な列に並ぶ。

かに春の陽気を感じるが、ここは日当たりすら悪く、うっすらと寒い10数分ほど待たされて入店する。

待機中にも弱者男性たちがわらわらと集まり、どんどん列が伸びていくのを見て、日本貧困はここまで…と驚愕を覚えた。

店内も外見と同様、薄汚れた雰囲気で、満員だというのに誰もがラーメンを食べるだけなため、異様な静けさが漂っていた。

無理もない。この店にくるような男性は、他人と喋るということがまず特別体験で、食事は1人で摂るもの、黙食が当たり前なのだ

店員に促されるままにカウンター席に着く。

ここで何度目か分からない驚愕に私は打ちのめされた。カウンターは、布が山と積まれ、拭いてくださいと書いてあるのである

まり、ここの店員テーブルを拭くことすらしないのだ。衛生状態が気になるため、できるだけテーブルに手をつけないよう、意識して姿勢を正す。

することもないので、ラーメン調理風景を眺める。覚悟はしていたが、分厚いチャーシュー素手で、手袋など一切せず皿に盛る様子を見て、帰宅したいという思いが強くなった。

5分ほど待たされて、ようやく注文したラーメンが到着する。

スマホ写真を撮ろうか迷ったが、全体的に薄汚れた茶色で「美味しそう」と全く思えなかったため、写真に残す価値を感じなかった。

衛生状態不安を抱きつつ、テーブルの箸を取り、これでもかと盛られた野菜一口食べる。

まず感じたのは異様な塩気と舌にからみつく脂だ。野菜にも味がついていて、異様なしつこさがある。

次は麺をすする。麺は、異様に太く、黄色く、もったりしていて、ボリューム感だけはたっぷりだ。

口の中がニンニク匂いに包まれる。

はっきり言って、豚の餌だ。

この時そう感じた。

外見から覚悟はしていたが、これは妻子がいる健全人間が食べるものではないのだ。

一口食べるごとに、体の中に毒のようなものが溜まるのを感じる。

スープはまるで色のついた汚水だ。

その時唐突理解した。

この店にわらわらと集まる弱者男性たちは、死にたいのだと。

ラーメン二郎とは遠回しな自殺なのだ

これほど塩気と脂身が濃いものを食べれば、血液は汚れ、腎臓は腐り、寿命は一気に消費されるだろう。

現世に絶望した弱者男性たちは、ラーメン二郎を啜ることで、現世から解脱を求めているのだ。

箸を置きたい衝動と、吐き気を堪えつつ、豚の餌を胃に押し込む。

しかし、無くならない、無くならないのである。私が注文したのは小ラーメン、のはずだ。食券を確認しても小と書いてある。

しかし、そのボリュームは通常のラーメン店の大盛り以上であった。

これを全部食べろというのか、意識が遠くなった。

私が一体どんな罪を犯したというのか?

好奇心に駆られたのが間違いだったのか?

早くここから出たい。その一心で、口と手を動かし、豚の餌を掻き込む。

千と千尋の神隠しの両親のように、だんだん自分が豚に変身していくような錯覚を覚える。

私の努力は実り、水の助けも借りて、なんとか全てを胃に押し込むことに成功した。

その直後、私は店を飛び出していた。この空間にいる時間が1秒嵩むごとに私の寿命が減る恐怖に駆られたからだ。

駐車場に逃げ込み、愛車GR86のエンジンをかける。

いつもなら心を沸き立たせるエキゾーストが、この時は救いの福音のように感じられた。

私はラーメン二郎を実際に食べることで、日本が抱える闇、醜さをこれでもかと体感することができた。

政治家は、ラーメン二郎に是非行くべきである。これが日本の闇、政治が正すべき癌なのだから

私の寿命は、今日ラーメン二郎でどれだけすり減らされただろう?窓を開け、春になりつつある陽気を肌に感じながら、私はGR86のアクセル踏み込み、闇から逃げ出した。

2023-02-26

anond:20230226232038

ほー、そうなんだ、ありがとうあん陰鬱な歌ばっかり聴いてて大丈夫なのか?と思ってたけど、そういう傾向があるんだね

2023-02-04

テーマは深いけど娯楽性の乏しい作品を持ち上げるの辞めて欲しい

今日ブレードランナーを観た

SF映画の名作と聞いていたが、長年観ないで居たのをふと思い出して観てみた

同じリドリー・スコット監督ブラックホーク・ダウンはすごく良かったし、エイリアンについては自分の中でもベスト3に入るぐらいの名作だったのですごく期待してた

あらすじは

近未来人類遺伝子操作で産まれ人造人間レプリカント奴隷として使役していた

レプリカント身体能力、知能において人間凌駕する存在で生きている内に感情を持つようになるため、反抗を抑えるために4,5年で寿命を迎える

そんなレプリカントたちが脱走したため、主人公捜査ブレードランナーが4人のレプリカント抹殺を命じられる

本当につまらない映画だった

まずやたら暗い

前編通じて、スターウォーズEP6の序盤のジャバ・ザ・ハットの宮殿のシーンのような陰鬱

それでいて盛り上がるシーンや見せ場がどこにもない。驚くほど盛り上がらない

そして、強敵かと期待させたレプリカントが弱い、というよりバカ

まず4人の内2人があっけなく倒される

そこは序の口で残りの2人が強いのかなと予測する

3人目のレプリカント主人公を不意打ちで追い詰める、かと思いきや唐突に謎の嘗めプをしあっさりと倒される

そしてラスボスとなる4人目のレプリカント

こいつも不意打ちで主人公を負傷させたかと思いきや、また謎の嘗めプをしだす

その後主人公じわじわ屋上まで追い詰めるのだが、そのシーンもつまらなさすぎて欠伸が出る。

そして最後主人公が絶体絶命のピンチに陥るのかと思いきや、レプリカント寿命が来て死亡という、糞オチ

どこが知能高いの?ただ運動が出来るバカじゃん。こいつらIQ70あるの?

そういいたくなるアホな悪役たちと盛り上がるシーンが一切無い糞映画

「ワクワクを返せ」とキレそうになった

一番面白いシーンは序盤のうどんを4つ頼んだ主人公が店主に「2つで十分ですよ」と怒られるシーン

まだ派手なアクションや悪い意味予測を裏切るシーンがあるだけディズニースターウォーズの方が面白かった

まさか自分の中のワースト映画更新されるとは夢にも思わなかったな

でも、こんな糞映画評価されてるのって近未来SF陰鬱で退廃的な雰囲気を取り込んだことと、遺伝子操作というテーマを扱ったことが原因なんだろうな

でもさ、映画ってのは娯楽なんだからどれだけ重くて深いテーマを扱おうともつまらなかったらそれはゴミじゃん

高尚なテーマだけ語りたいなら、映画なんか創らずに、思想書でも書いてりゃ良いじゃん

そのせいで色々思い出した

前に話題になった「明日、ママがいない」というドラマ

これも児童養護施設という重大なテーマを扱っているけど、作品としては陰鬱で退屈だった

ゲド戦記原作もそうだ

高尚で哲学的テーマを扱っているのは分かる

でも、本当に盛り上がらなさすぎてつまらないんだよ

1巻と3巻はまだ楽しめた

2巻と4巻がガチでつまらなさすぎて苦行だった、特に4巻は糞

まあ、ゲド戦記は作者の文才と興味深い世界観があっただけマシだな

陰鬱作品でも面白い作品ってのは山ほどある。自分が観た中ではディア・ハンタープラトーン、炎628、ヒトラー忘れ物存在のない子供たちetc

どれも観ててしんどい作品だった。特に前3者は観た直後かなり凹んだ

でも、決して退屈はしなかったし、なんだかんだで観て良かったなと思える作品

パラサイトだってテーマはかなり深刻だけど娯楽作としても超一流じゃん

テーマは退屈さのいいわけにはならない

映画ドラマ文学どれも前提条件として娯楽なのだからまらなければただのゴミなのだ

から、通ぶって重いテーマ扱った駄作を持ち上げてんじゃねーぞ、自己満オ○ニス映画オタクども

腹立ちすぎて長文投稿しちゃったよ

2023-02-02

ゲーム周辺機器メーカー退職しました(パワハラ編)

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20230113180013


ゲーム好きなら社名を出せば「あぁ」と分かるくらいには有名な某ゲーム関係会社パワハラ退職しました。

在籍しててきつかったことをツラツラ書いてるだけなんで面白いかどうか分かりません。ただ、心のもやもやをぶちまけないと区切りがつかないので書きます

平均的増田が在籍している富士通NTTのような超大手ではないですが、あわよくばこれがバズっていろんな人に読んでもらえることを祈る。それで私を退職に追い込んだ品質部のハゲの目にも止まって少しでも嫌な気持ちになってもらえたらとても嬉しい。私に優しくしてくれた大多数の一般的良識を持った社員の方々、巻き込んでごめんなさい。

ちなみに転職会議でもボロクソに書かれてます退職された先輩方、お疲れさまでした。

特定部署環境が死んでる

タイトルの通りです。ピリピリを通り越して死んでる。

ボス癇癪持ち自分が言ったやり方で出来ないとバチ切れるし成果を出せなくてもブチ切れる。ちょっと間違えてもキレる(当然か…?🤔)

以前、定時後に入社2年目をみんなの前で1時間以上説教した時は流石に居た堪れなさ過ぎてトイレに逃げたちゃった。勘弁してくださいよ社員のやる気削ぐだけですよ…。

私自とある業務マニュアル使ってやってたら、そのマニュアルが間違っててポカしちゃったんだけどそれが原因で机ぶっ叩かれるほどブチ切れられて泣いちゃった。ワァ・・・・・・・。

マニュアルが間違ってたんだからしょうがないでしょ…な態度が出てたらしく声張り上げられた。マニュアル作った人にも注意してくれよ何を信じればいいんだよマニュアル疑ったらなんも出来ないでしょ…

「あ、パワハラ証拠取る為に録音しなきゃ…」と一瞬考えたけど行動に移せなかった自分が情けない。

「とりあえず謝っとけ」が出来なかったので大激怒させちゃいましたもちろんみんなの前で。それ以来そのボス普通に話せなくなっちゃった。焦点が合わなくなって何も考えられない。会議の時地蔵なっちゃいましたよ怖すぎて。言うことすべてが「間違ってたらどうしよう」になってうまく言葉が出てこない。なにを言えば正解なんですか?

ちなみにそのボスは「仕事してる時は多少ピリっとしてた方がいい」と仰っていました。どこが多少なんだ。

プロジェクト上司が全く専門知識がないしパワハラしてくる

専門知識がないしやる気もないので基本的に私にぶん投げてました。

それでいて文句しか言わない。文句言って具体的な指針は出してくれない。社員のやる気しか削がない。

2週間ほど「お前がダメ理由をこれから一つずつ挙げていく」と言わんばかりに私が提出した資料に関してくどくどネチネチ1時間以上じっくり挙げて頂いた結果めでたく鬱手前になって退職しました。ハゲは1言えばいいことを10に伸ばしてねちっこく説教してくるから嫌いだ。

この品質部のクソハゲは社内でも有名なねちっこさで、先輩に私がこのクソハゲの下でプロジェクト動かすことを伝えたら「あーあのねちっこい…」と同情されました。実際そのねちっこさが原因で退職しました。

このねちっこさで退職に追い込まれた人は割といるらしく、今の役職持ちの方も本気で辞めようとしたとか。その時は会社トップ相談してクソハゲプロジェクトから外してもらったらしい。

私は追い込まれ過ぎてたのと、直属の上司がこのプロジェクトに関わっちゃ駄目ってトップに言われたのでその選択値がありませんでした。せめて言うだけ言っておけばよかったと少し後悔してる。

「もうお手上げです。どうしたら出来るようになるの?」

自己防衛で胸抑えてるんだったら止めた方がいいよ」

「君とやっていく自信がない」

「鬱になったら終わりだよ?」

部品質部のハゲに言われたことです。世間一般で言うパワハラでいいの?これ。よく分かんないや。モラハラ?テメーのやる気のなさとイラつきをこっちにぶつけてくんじゃねぇよハゲ死ね

こんなハゲが人の親だってことが信じられません。どういう人生歩んだら他人の子供に上記のような暴言吐けるんですかね。

苦しんで死んでほしい。

ちなみにこのハゲに遠回しで「俺はお前より1時間早く出社してお前より遅く退社してるが?」と言われた。だからなんだよ死ねハゲ。お前転職会議でも「かわいそうな髪の毛してる。陰湿マイナス思考質問をしてくる」って書かれてるぞ。やっぱ昔からじゃねーかハゲ。陰気陰鬱陰湿陰性。

パワハラ普通にある

上記みたいなパワハラ野郎がまかり通ってる。

トップも例に漏れずちょいちょいやる。

役員会議で「お前の言ってる事がどう間違ってるか一つ一つ解説したいからお前が今言ったことをホワイトボードに書いて一から説明してくれ」と言わんばかりに社長自ら晒し上げた時は流石にドン引きしました。

なんというか「お前がどう間違ってるか一から説明するわ」を1:1でなく社員の前で平然とやるのが怖すぎる。文化が違い過ぎる。

今ってこういうのパワーハラスメントになるんじゃないんですか?私他所会社の事よく分かんないんですが、昔の会社あるあるなんですか?

まぁ…いつもこうじゃないんですけどね……平時普通なんですよ。普通なんですけどね……なんかDV受けてる彼女の気分だ。「時々こうなるだけで普段は優しい」。

以前先輩に「あの役職持ちのパワハラヤバくないですか?年上の人に『こんなことも出来ないんですね』って…ちょっと酷いと思います」と言ったら「それは期待の裏返しです。頑張ってほしいからああ言ってるんです…」とちょっと苦しい顔で返されました。そこは擁護しなくてもいいんじゃないかなぁ…。

「俺が出来るんだからお前らも出来るだろ」な人が出世する

上のような思考の人って「なんでこんな簡単なことも出来ないの?やればいいだけじゃん」な気持ち仕事してるから怖いです。

全員アンタみたいに動くことが出来たらこんなに苦労しないですよ。出来ないから悩むのであって…って、これ言うと「出来ないじゃなくてやらないだけ」になるんですよ。サイコかお前は。

基本的叩き上げしかいないから「俺はこれでここまで来れたからお前らもこれやればここまで来れる。別のやり方するなら倍努力しないと評価しないからな」な思考しかいない怖い。

ポジティブに捉えれば「自主的に動ける人」「協調性がある人」「向上心のある人」「推進力のある人」「行動力のある人」と、どの会社からも求められる人材です。

でもネガティブに言えば「押し付け」になるし「他人のことを考えられない」。「俺はこれで成功した」でしか教育が出来ないしそれも時代にそぐわないかガンガン辞めていく。

とある新卒が先輩社員に「なんでこれやってないの?」「こうすれば出来るよね?」「なんでやらなかったの?「明日まで/今すぐにやって」と毎日進捗確認という名のガン詰めされた結果半月ほど休職した時は頭抱えました。実際これが原因か聞いてないので分かりませんが、これぐらいしか思い浮かばない。

会社的には「後輩を指導している先輩」なんだろうけど、はたから見たら「新卒をガン詰めしてる先輩」なんですよ……助けてあげられなかった…あれで辞められてたらどうなってたんだろう。

新卒向けの軍隊研修

昭和からある古い会社なのでこの令和の時代にも昭和感覚会社が動いています

個人的入社してドン引きしたのが「新卒向けの軍隊研修がある」。

毎年3月に社外講師を招いて軍隊式の研修を行います4月入社の、まだ入社してない新卒向けに。

何度か拝見する機会があったのですが、よく分からん精神論10条ほどを丸暗記させて一人ずつ大声で暗唱させてました。

もちろん一度でも間違えたらやり直しで、全員が終わるまで終わりません。

行う順番も自主的に手を挙げて前に出ないとダメです。少しでも遠慮すると講師から怒られます

こんなクソ下らねぇ、うちはブラックなので未だに根性論重視で会社回してます^^と言ってるようなゴミカス研修

誰が自主的に受けたがんだよボケが。3月から逃げられんし新卒可哀そう。

2010年後半まで山奥に連れてかれて一週間ぐらい軍隊研修を受けていたらしいです。

こんなんやって帰属意識でも芽生えるとでも思ってんのかね。今日日流行らんですよ。

これやって「うおおおおおお!!うちの会社最高!!!!!!!!!!」ってなる奴います?何のためにやってんですかねほんと。

祝日がある週の土曜日は出勤日

昭和会社なので未だに祝日がある週の土曜日は出勤します。

以前誰かが「なんで土曜出るの?」と上司に聞いたら「他の会社に差をつけるためです」と大真面目に返されたそうです。

ば~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っかじゃねぇの???????????????

差がついてるのが古参連中とそれ以下の意識の差だろが。なんで普通に休ませられないんだ?最近は出勤日を有給強制消化させられるしアホらしいわ。

これのせいで何度か行きたかったライブ見送りました会社死ねTRFの30thライブ行きたかったよ。

朝礼

うちの会社は割と始業時間が早いんですが、始業時間10分前に全社員が集まる「朝礼」なる儀式があります

各部署や各社員持ち回りで事業内容や「私は今こんなことやってます課題はこうです!」みたいなのを発表するんですが…それがまーキツイ

運が悪ければ我が社のトップが長時間社員の前で盛大に説教してきます。晒上げ吊し上げ状態です。

私も一度やられましたが完全に心折られました。他部署部長からも「これ覚えるの1,2週間で出来ますよwなんでそんな時間取ってるんですか?」と煽られて泣きそうになりました。それ今言うか???

あと朝礼のせいで何だかんだ始業30分前に出社しないといけないのが嫌でした。

離職率がエグい

私が辞める前年、若手が4,5人辞めました。怖いねぇ。

谷間の世代

20代後半~40代前半がいません。ほとんどいません。20代後半はマジにいなかったです。5年目前後が本当にいなかった

聞いた話では一時期大量離職されたみたいで若手とベテランしかおらず、技術継承教育がろくすぽ出来ていない状況。

なんで離職されたかはこの増田を読んで察してください。昔はもっと酷かったらしい。

そもそも社員使い捨てしか考えてないからどんどん辞められるんですよ。中堅がいなくて若手も結構な頻度で辞めていく会社未来なんてあるんですかね。

鬱は甘え

役職持ちが鬱休職した方が出たため「鬱で休職しました」「ああいうところに行けば八割(鬱判定)貰える」「私は鬱になりませんから相談してください」と堂々と部内朝礼で報告した時は泡吹いて倒れちゃった。

個人的休職自体結構センシティブであまり詳細に言ってほしくない事だと思うんですが、あろうことか鬱で休んでいる事、鬱休職は誰でも取れることを普通に報告しますかね……。

なんか言葉の節々に「鬱は甘え」と言いたげというか鬱で休むのは悪い事だと言いたげというか……人の心が分からない人に相談出来ないでしょ、無理ですよ相談できないです。気合で直せとか言われそうですもん。

実際に体調不良で休むと詰められる文化があったそうです。今でも月曜は休めませんし、休まないことが文化としてあります分からんでもないけどそれを自信満々に文化として捉えてるのがちょっと面白い。自慢できるもんじゃないでしょ。

パワハラクソ上司に心をバッキバキにされて鬱退職する人結構いました。私もその一人。

上の人には逆らってはいけない

正直「怒られない為に」仕事をしていた気がする。もう何が楽しくて仕事してたのか分からない。怒られたくないからビクビクしながら業務をこなしてた。下手なことするとガン詰めされて死ぬ

チャレンジ精神を持て」とはよく言われてましたが、環境が死んでるから委縮してなんも出来なかったです。そんなの関係ねぇやるぜやるぜ俺はやるぜな人なら上の方まで登り詰められます。それ以外は悪いこと言わないんで辞めましょう。

一族経営なので経営陣にたてつくと死にます絶対に口答えはしないでください。「でもでもだって」なんて言い訳したらパワハラクソ上司半日詰められます。とにかく謝ってください。

ちなみにトップはちょいちょい部署で決まったことをちゃぶ台返ししてきます。勘弁してくれさい。

自分から学びに行く姿勢重要

当然っちゃ当然だし私もそう思います。ただ、この会社では放置プレイ意味します。放置したくて放置してるわけじゃなく一人ひとりの仕事量が多過ぎて他の人にまで手が回ってません。

若い子が先輩に仕事ぶん投げられすぎてキャパ崩壊した挙句飛びました。かわいそう。ぶん投げまくった先輩は反省してませんでした。お前人の人生潰してるんだぞもう少し反省した顔しろ

「教えてくれるのを待つのではなく自分から学びに行く姿勢重要」と言ってしまえば簡単です。物は言いよう。

結局何がクソだった?

パワハラが横行してる

社員数に対して仕事量が多過ぎる

・社内の空気が死んでる(一部)

仕事自体箇条書きマジックやりがいあるし名も通ってるし一目置かれる有名会社なんですけど、内情はかなり死んでる。老舗で名前結構売れてる会社でこれなのか…って結構ショックでした。

もちろん一部社員ゴミカスなだけでいい人も多くいました。私が辞めるとき悲しんでくれたり餞別くれたりパワハラで辞める事伝えたら「相談してくれたらよかったのに…」と心配してくれる方もいました。

最後最後ゴミカスハゲ上司ボロボロにされたけど、本当にこの人の下で仕事できてよかったと言える上司にも出会えました。私の入社推してくれた上司挨拶に行くと本当に悲しそうな顔をされていたのが少し心残り。

上でちょっと悪く書いたトップも言ってることは分かるし結構話が面白い。叱責するにしても間違ったことは言ってない。言い方がキツイだけで。流石トップと思う。

ただもう限界でした。本気で上層部意識会社空気を変えて欲しい。部長が率先してパワハラしちゃダメでしょ…いやハラスメントは誰がやってもダメですけど…。

外部講師呼んで一年ぐらいセミナー受けてくださいよ…もうこれ以上若いのがボロボロになって辞めていくのは見たくない。

正直品質武のハゲパワハラが原因で辞めてなかったら退職エントリ書いてないしそもそも辞めてないですからね。

あのクソハゲが二週間で私を鬱寸前まで追い込んで頂いたおかげで逃げ出せましたし、こうして元気に退職エントリ書いてますありがとう品質部のハゲ。もう会うこともないので盛大にハゲハゲ言いますあいつは本当に苦しんでお亡くなりになって欲しい。お前のせいで辞めた人何人もいるんだろうな。いるって聞いたぞ。10年前からやること変わってないのな。

転職会議でボロクソ書かれていることはおおむね事実です。

あと退職希望日伝えたら「トップが『キリがいいので今月までの方がいいんじゃない?』と仰っていたのでそうしてほしい(面倒事起こしたくないよね?)」と却下されました。そんな会社

2023-01-23

俺でよけりゃいつでも呼んでくれ

CALL ME 久々に聞いたけど

神様に「もう死んでよくなったらさっさと殺してくれ。いつでもいいぜ」と謳ってる

すげー陰鬱な曲でめっちゃ好きだなーってなった

2023-01-16

陰茎、陽根

雪が降っていた。

雪が降っていたというのはウソで、ただ天気が悪かった。昨日の晩に雨が降ったらしく、分厚い冬の雲の下で、アスファルトが黒く染まっていた。

海に行こう、と思った。

海に行こうと思ったというのは嘘で、スーパーに行こうと思った。そのすぐ後、やっぱ天気悪いしダルいから近くのドラッグストアにしておこう、と思った。

そこで、僕は彼女出会った。

彼女出会ったというのは嘘で、店内にいたのは知らねえオッサン、知らねえ同世代のしけたツラの男、パツキンのヤンキーっぽいギャル、というような、いかにもどうでもいい面々で、俺はその誰とも出会うことはなかった。ただ、ちゃんぽん麺を2パック買った。

外に出ると、驚くほどに空は晴れ渡っていた。

これは本当のことだ。

というのは嘘で、天気は全然変わっていなくて、相変わらず見ているだけで鬱病になりそうな、つまらない陰鬱な天気だった。少し雨が降ってさえいた。

帰ろう、と思った。これは本当に、本当の話だ。

というのは嘘で、俺はそもそも外に出なかった。天気が悪かったからだ。

外に出るかわりに、俺は陰茎をしごいた

陰茎をしごいたが、陰茎は勃たなかった。

2023-01-07

anond:20230106012622

才能無いと思うぞ

躓いたら転ぶ分野には才能なんてないんだよ

才能ってのはそういう物じゃない


中学の時絵が上手くて何度も入賞しそっちに進学したけど、芸大には行けず専門

その後はうだつが上がらずに鬱

家業が自営だから何とか生きてる奴には「絵の才能」なんてない

偶にはがきが来て、会おうとか書いてあるが、そいつと会うと陰鬱になるから会う気も起こらない


知り合いの子で、要領悪くて鈍臭いけど頑張れる子が

場末出版社に入ってデザイン仕事してる

才能って意味ではその子の方がよほど「絵の才能」はあると思うんだよ

なんかこう、みんな「ギフト(才能)」に夢見すぎ

から小学校の掛け算順序とかで「才能を潰す」とか言っちゃう

ねぇよ

そんなんで潰れるのが才能?

ねぇよ

2022-12-25

22年の増田でショックだったのはアレだな…

はてな匿名ダイアリーの住人、増田たちが今年何を書いたかの報告をし始めた。

自分も、今年は何書いただろうとなあ〜と思って、つらつらと読み返していた最中

陰鬱気持ちになった。

そうだ、この事件も今年だった…。

カップ表記事件

いま振り返ってみても、胸糞悪くなるショッキング事件だったよ…。

女性キャラクターの胸のサイズデータとして明記しても、女性読者は大して傷つかないだろう」

比較先進的な倫理観を持つ、はてなブックマーク男性オタクの間でも、こういう認識が多数だった…。

2022年以前に、様々な実態が明るみに出た。

女性けがタクシー敬語を使われなかったり。

女性だけにミサイルのようにぶつかってくる男がいたり。

AV撮影が十分な意思確認もないまま無理矢理に強行されてしまったり。

から女性性の被害者性への認識は広まってきてるはずなのに。

女性たちが日頃どのような不躾な眼差しに晒されているかに、いまだに理解のズレがある。

女性の性は男に評価されるもの」——… まるで道具か奴隷のような認識が、いまだに正当ヅラしてる。フィクションに逃げ込んだ先の、愛する漫画の中でさえ、女性性の比較をされて、女性読者が『誰ひとり傷つかない』わけがない!

表現トレードオフ

カップ数を表記する、表現を取る。

天秤⚖の片方の皿に「女性の傷つき」が載っている。もう片方の皿には何が載ってる?

カップ数を明記する必要ある?」と問われても、「作者の趣味だし別にいいだろうが」とか「他の少年漫画だってやってるっしょ」とか、はぐらかす意見ばかりが人気だった。クリエイター目線創作上の意義を説明しようとする人はゼロ。それどころか納得させようと理屈を探索するオタクさえ現れなかった。

これがネット倫理最先端

これが2022年。

絶望しかない。

2022-12-21

やっぱMCUフェーズ4おもんねーわ

どこに向かってるのかよくわかんねぇわりに

作品同士のつながりは出てくるからなんか集中できねぇ

 

フェーズ1→アベンジャーズ結成秘話単独映画たっぷり見せる。

フェーズ2→それぞれのキャラクターの掘り下げに加え、楽しい新メンバーも。

フェーズ3→シリーズ集大成ヒーロー同士の断絶と最強の敵サノスとの決戦。そしてその後の世界へ。

 

フェーズ1~3が「アイアンマン」「キャプテンアメリカ」という2本の大きな主軸が

背骨のようにシリーズ全体を貫いており、シリーズとしてかなり頑強な作りになっていた。

 

フェーズ4→その後の世界、かと思いきや過去の話かと思いきや、どう関係するかわからんキャラ出し。

 

どこに向かっているのかさっぱりわからないところが正直つまらない。

とにかく過去シリーズの後始末をしているようなシーズンだった。

それだけインフィニティガントレットの話が大きすぎたというのも理解できるし、

ブラックパンサー役のチャドウィック・ボーズマン逝去してしまたことで

最終作のワカンダ・フォーエバーの内容が変わってしまたこともわかる。

だが、とにかく陰鬱でワクワクしないくらーいシーズンになってしまった。

 

これまでは新キャラどれもカッコいいじゃんって感じだったのが

シャンチーエターナルもびっくりするくらい魅力的じゃなかったのもつらい。

 

しかもここから正式にDisney+オリジナルドラマシリーズ正式フェーズ入りして

ドラマ見て映画見ないと全部はわからない感じになってそれが余計に鼻につく。

特にドラマワンダヴィジョン」と映画マルチバーズオブマッドネス」は、

かなり地続きに作られているがドラマを見ていると映画は「なんか同じ話してるとこ多いな」と感じ

ドラマを見ていないと「なんかよくわからんとこあるな」と感じる作りになっている。

なんかなーだ。

 

フェーズ5は個人的に好きなシリーズであるアントマンガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの新作がある。

この2作はめちゃくちゃ楽しみにしている。

が、他の映画は強すぎて使い勝手が悪いキャプテンマーベルの続編、まさかブレイドの新作、

黒人キャプテンアメリカヴィランチーム映画に6本のオリジナルドラマ構成

なんか出涸らし感が否めないんだよなぁ。

フェーズ6には何回作っても毎回全然売れないファンタスティック・フォーリブートも控えてるし。

なんかなー。

2022-12-17

今年読んだ新作漫画

「今年読んだ新作漫画なし! anond:20221216094035 」に触発されて、

自分老いたわ~。この間『「若い頃にハマった音楽を聴き続ける」のは「頭の老い」のスタート地点である、という仮説』ってまとめも見て確かにそうだと思ったわ~」

と落ち込んでニコニコ静画お気に入りAmazon履歴を見たら

実は結構新作を読んでたのでここに書く。

濁る瞳で何を願う ハイセルク戦記

なろう小説原作だが、チート能力で孫ったりハーレムを作ったりはせず、陰鬱世界兵士として生き抜く主人公を描いた物語

人物世界観の描写がいい。まさにダークファンタジー

ELDEN RING 黄金樹への道

オープンワールドゲーム ELDEN RINGコミカライズ

絵柄とは裏腹にギャグマンガ

原作をやったことないけど、ギャグマンガとして楽しめる。

真面目な話を期待していた原作ファンは怒ってるかもしれない。

残虐すぎる異世界でも鈴木可愛い

なろう系。

魔族に滅ぼされようとしている世界に、転生する際の手違いで「強靭な肉体のチート」ではなく「現地の種族に愛されるチート」を授けられて転生させられた主人公物語

ギャグマンガの割には結構グロ描写もあったりするので、注意が必要

明日の敵と今日握手

カルロ・ゼン原作架空戦記モノ。

地理的には現実世界そっくりだが全く架空世界において、

世界大国が二つの派閥に分かれようとしている中、中立国の軍の武官工作を行う物語

ところで先生、『幼女戦記』の続きはまだですか?

プロ奢ラレヤー ~働かずに生きるコツ~

エッセイ

貧乏漫画家の著者による、奢ラレヤーのレポート漫画

素朴な絵柄が好み。

好き好きだいちゅきつよつよソード

ファンタジーギャグマンガ

話のベースウィザードリィのもの王国の近くのダンジョンの奥深くに悪い魔法使いが現れ、王国呪いをかけて年上の大人たちが石化していく。

そんな中主人公たちは、持ち主に好意が向けられると強くなる剣を持ってダンジョン攻略する。

2021年12月26日開始なので厳密には今年ではないのだけれど、日付が日付なのでギリギリセーフということで。

はたらく細胞イリーガル

ご存じ『はたらく細胞』のスピンオフ

原作一般人、『LADY』が女性、『BLACK』がブラック企業勤めの会社員、のそれぞれの体の中を舞台にしていたのに対し、

本作はタイトルの通り非合法人物(一巻の時点で覚〇剤を打ち、バイク山道暴走した挙句事故る)の体が舞台

異世界転生RTA

ゲームRTA(リアルタイムアタック)におけるあるある用語を詰め込んだ短編ギャグマンガ

サクッと読める。

これ以外にも結構あったけど長くなったのでここまで。

2022-12-02

ジムに行ってきたら少しすっきりした。

少なくとも陰鬱とした気持ちがうすれた。

少なくとも重いダンベルを持っているときは、余計なことを考えている暇がない。

こういう空白が人生には必要なのだ

アップルウォッチは1日の半分くらいの目標消費カロリーを記録している。

こういうレベルから慣らしていこう。

2022-11-27

いろんなチャンスが逃げ出すタイプ

同僚にAという女性がいる。

彼女は30代前半の女性現在婚活中らしいのだが、全く成果が無いらしく「やる気の無い男ばかり!」と憤っている。

しかし周囲は「そりゃAみたいな人は結婚できんだろ」と分かっている。流石に面と向かっては言わないけど。


彼女

・年上だろうが年下だろうが口調が命令形キツイ

・一方で実力的に上の人には媚びて、下の人に対してはイビリも平気でする

・得意先は若年者のお客さんが多いのだが、気に入った子とは業務中であれ長々と(一方的に)立ち話

・当然の如く「自称フェミニスト


これだけでもなんだかな~という人間性だが、以前Aが起こしたトラブル彼女評価を決定づけた。


上司が得意先の独身男性をAに紹介。

Aは最初は乗り気では無かったが、途中で相手年収(30歳で800万以上~)を知り、掌クルーで付き合いだす。

一方で何故かAは得意先の若い子へ嫌がらせする。

(嫌がらせした理由不明だが、若い子を牽制する目的だったと推測している)

若い子がこちらの本部へ直接抗議する。

結局若い子は退職し、今までの数々のA起因の大小トラブルもあって得意先が大激怒

一時は取引全面中止とも示唆された。(その場合職場のものが無くなるレベル)

結局会社の偉い人が謝罪行脚の末、何とか取引全面打ち切り回避したが、一連の騒動は当然得意先にも知れ渡る。

当然、Aが付き合っていた彼の耳にも入り、「そんな人とはやっていけない」とAがフラれる。

Aは無理矢理愚痴吐き会を開催して泣きながら愚痴こぼしながら被害者面。


職場ではAは問題行動起こすもの資格者なので中々切る事が出来ない。

というかAは上司お気に入りで、上司と一緒になって何人かイビリ倒して退職させている始末。


上司とA以外はまともな人が多いので、この人達が報われるような職場改善して欲しいと願っているが

上司とAのせいで万年人手不足状態に陥っているからもう限界だとも感じている。



それにしてもAは、その陰鬱高慢性格では結婚のケの字もないことを自覚しているのだろうか。

Aの言動を見た男性が口を揃えて「俺にはあの人は無理」と言っている。


これまでにもAみたいな「私以外みんなバカ」と言わんばかりに、鼻白んだ表情でキッと睨んでくる女性は何人か遭遇した。

その全員が、少なくとも私と会った時点でみんな独身だった。

周囲も腫れ物扱いしてるので、いろんなチャンスそのものがその人から逃げてるのだろう。

2022-11-21

町の明かり

町にでかいアポロチョコのような形をした建物があって、夜になると光っている。

何時ごろから光っているのかはわからない。たぶん、今の季節だと、18時か19時か、その辺りだと思う。

まわりに高い建物がない、というか、町全体に高い建物がない中で、その建物は群を抜いて背が高い。そんな建物が、単色の、やや深い青色赤色紫色などに、光っている。

陰鬱な光り方だ。多くのイルミネーションもつ、「誰かにまれて光っている感じ」を欠いている。

ビル飛行機が突っ込まないようにするために点滅している赤色の光とか、人通りのない道で一応光っている街灯とか、そういうものが放つ雰囲気だ。

そういう陰鬱な光なんだが、建物デカいから、存在感デカい。

町のど真ん中で、頼まれてないし、別に光りたいわけでもないんだが、ただ光っています、そういう感じで光っている。

結構"良い"のかもな、と思う。

2022-11-09

アイカツ黒歴史として葬られる前に「硝子ドール」について話しておきたい

アイカツは恐らくもう死ぬだろう。

10周年記念のタイミングで起きた事件が大きすぎる。

いつか無かったことにされる。

その前に、「硝子ドールだけは人類史に残すべき」と伝えるために俺はここにやってきた。

俺は音楽のことはあまりからないのでメタルだとかディストーションだとかの話は誰かがやってくれると信じてひたすら歌詞解説をする。

「硝子ドール」とはなにか

硝子とは鏡であり、ドールとはそこに映る人影である

まり、それは鏡に映った自分自身

硝子ドールは、鏡に映した自分に問いかけるようにして紡がれる詩である

その本質は「変革を望む気持ちと拒む気持ち、変革への確信普遍への確信矛盾自己憐憫自己批判、そんな自分客観的に見ているつもりで、自分思い込みに縛られる様子。モラトリアムの中で戸惑いながら、終わらない日常を願いながら、昨日までと違う明日も同時に願う少女の姿」である

アイカツ対象年齢を幼児向けとしながらも、音楽テーマは若干背伸びさせてジュブナイルに仕上げているが、その中で最も痛烈に「青臭さゆえの痛々しさ」を描き出しながらも、それを「永遠時間を生きる設定の吸血鬼美少女」に重ねることで「耽美的」とも言える絶妙な痛快感に仕立て上げているのがこの硝子ドールである

幼少期の知りうる世界の狭さをもってしか生み出すことの出来ない1人セカイ系とも言える感覚原体験がここに詰まっている。

紛れもない名歌である

乱反射する眼差し 鏡越しに誰かが見てるの?

鏡越しに見ている人とは誰か。自分で鏡の前に立ってみると分かる。自分である。ではなぜ眼差しが乱反射するのだろうか?それは自分自分に対して焦点を合わせることを躊躇っているかである。人は元来、自分の姿に気恥ずかしさを感じるものだ。自分を鏡に写したとき自分直視するのは難しい。まして、自分に自信がなければ。

ビロードの重い空

ビロードと聞いて最初に浮かぶのは「手触りのイメージ」。これによって聞くものは空に手を触れる感覚を持つ。手を触れられるほどに低い空は陰鬱イメージを。それと同時に、もっと強く手を伸ばせば突き破れるほどの低さを感じさせる。心の中に浮かぶ自分だけの夜の世界ガラス天井は突き破ろうとすればいつでも破れる。その空の低さが「なぜここにいつまでも留まるのか?」を問いかける。もちろん、自分の心に広がるセカイの狭さも。

ざわめく風が昨日までと違うのよ

今日こそは変化が起きる。モラトリアムに揺れ動いた日々、いつもどこかでそう思っていた。それは夜になるほどに強くなり、「今、もしも布団に潜らなければ、今日こそはセカイは変わるのに」と強く思い込みながらも、社会迎合することを選んで眠りについた日が誰にでもあるだろう。

声を聞かせて 姿を見せて わたしを逃して

誰かが連れ出してくれると信じている。自分が踏み出すのを助けてくれる誰かを待っている。自分だけでは不可能だと。ここは自分だけの世界。それならば本当に待っているのは、自分を助けることが出来る強さを持った自分自身。今ココにいる自分では駄目だと感じ。それでも、どこかに強い自分がいてきっと自分を助けられると信じたい。

鍵が壊れた鳥籠の中

鍵が壊れているからそっと押すだけで開くのか。壊れた鍵が噛み込んでもう開くことは出来ないのか。重ね合わった2つの可能性。果たして実際に試したのか。それとも、ただ心のなかで思うだけで扉に触れてもいないのか。

永い物語

昨日と同じ明日永遠と繰り返されているような感覚無限大過去を遡ってもずっとそうだったような気がする。無限大未来を見ても、ずっと変わることはない気さえする。長いのではなく、永い。命が尽きるまで終わることがないのなら、我が身が吸血鬼ならばそれは永遠意味している。

自分だけに見える鎖に繋がれたまま 夢を彷徨っている

かに尋ねても貴方はもう自由だと返ってくる。それでも自分はここから動けない。自分を縛っているものが確かにある。他人にはそれがわからない。もしもこれが自分の心にしか無いのなら、自分はずっと夢の中にいるのと変わらない。夢の外にたどり着くことその日が来るまで、自分で生み出した鎖から逃げられない

待ちくたびれた顔の 硝子の瞳がふたつ

硝子=鏡。硝子の瞳=硝子に映った自分の瞳。自分自身自分に対していい加減に終わりにすることを望んでいる。夢から醒めることを待っている。終わりのないこの夢に退屈している。それでも辞めることが出来ない。鏡を覗けば自分でさえも呆れ果ているのは明白なのに。

もうやめにしたいのに 終わりが怖くて またくりかえすの

そうしてもまたモラトリアムは繰り返される。


感情アラーム 引き裂いて欲しいこの世界ごと

現実容赦なくやってくる。心は夢に閉じ込められたままでも、体は現実を生きなければならない。自分の夢にだけ引きこもれる夜が終われば、夢と現実が重なりあった時間が始まる。

窓を打つ雨音に 耳をすまして 朝の気配を探してる

ゆっくり時間をかけて現実へとチャンネルをあわせていく。夢の世界が閉じていく。今日もまた夢の中の自分は鳥籠から出れないままに、現実自分を布団からゆっくりと起き上がらせていく。醒めない夢は、心の奥でまだ続いている。それでも現実に向けて歩みだしていかなければいけない。

錆びた扉が光を連れて来るわ

誰かが扉を開けている。終わらないはずの夜が外の世界の向こうへと誰かがそっと抜け出ていく。扉を開けているのは自分自身。扉を締めてまた暗闇の世界に戻っているのもまた自分自分の中でとっくに夢を抜け出ている自分がいる。夜の世界に居続けることを選んでいる自分はそれを見送っている。本当は今ここで鎖に繋がれている自分も抜け出せるのだろうか。

守られていることも 守られていないことも 全部わかっているけれど 本当はどこか 安心している

こうして私が夢の中に閉じこもり続けることを選び続けることを世界もまた望んでいる。同時に夢の外に出て生きることもまた望まれている。重なり合って矛盾にまみれている。だけどその矛盾の重なり合いに身を委ねるなら、どちらでもないままで居続けることが許されている。それに苦しみながらも、それに助けられながら、それを恨みながら、それを望んでいる。

このままここで朽ちてしまえたなら

終わることのない矛盾を終わらせることを投げ出してただこのまま全てを終わりにしたい。変わることを願いたいと思う自分に満足したまま、変わらないで居続けられるままで。永遠にただ今のままであれば、選択する必要もなく、選択しようとしたことだけを残し、何者でもありえるままにいられる。

消せない予感旅立つ私がいる いつか

それでも、いつか変わる日が来るのだろう。変わろうと思わずとも変わることになる。きっといつかその日が来る。でもそれは今日じゃない。明日かも知れないけど今日ではない。確信けがそこにある。まだ何も始まらないままに、何かがいつか起きることだけを知っている。鏡の中の私は硝子の瞳でそれを待ちわびている。待ちわびたままでじっと動かない。硝子で作られた動くことのないお人形。硝子ドール

2022-11-08

斯くして私は象牙の塔から逃げ出した。

私は今年度をもって大学院中退する。

人生において最初でおそらく最大の挫折。それがこんなことになるとは思いもしなかった。

辞める前に今までの記録を残しておこうと思う。

私は元々好奇心が旺盛であり、なんでも「面白そう!楽しそう!」で物事を決める人間であった。

高校も「この学校面白そう!全寮制だって!」の一心で家から離れ、3年間寮生活を送った。

また、大学学部を選ぶときも「高校化学めっちゃしかったし、化学科に行こう!」の気持ちだけで1浪して都内化学科に通った。

友人たちは、いわゆる楽単と呼ばれる楽に単位が取れる科目の情報を集め、楽に卒業までの単位を集めていた。

しかし私は、興味のある科目は全て取り3年生になってもほぼフルコマという大学生活を送っていた。

大学4年生になる春を迎えた瞬間、世界に疫病が蔓延する。そう、新型コロナウィルスである

このまま大学生活を送っても、まともな研究ができなさそうだなと思った自分は1年間休学をした。

休学している間はアルバイト漬けの1年であった。

平日の昼間に週6で入れる若者である私は重宝され、1年間楽しいアルバイト生活を送った。

楽しすぎて103万円の壁を余裕で超えてしまったのもこの頃である

そして、2度目の4年生を迎える2ヶ月前、就職大学院進学かの選択を迎えた。

元来、研究をしたいテーマが決まっていた私は大学院進学しか考えていなかった。

家の近くの某国立大学の先生がそのテーマ研究していたので、そこを目指して院試勉強を始めた。

無事合格し、卒論も書き終え、希望に胸を膨らませてその大学院に入った。

しかし、入ってから絶望

やりたいと伝えていた研究テーマは別の人に渡され、私は別の1年目のテーマを任されることになった。

1年目ということで引き継ぎももちろん存在しない。

その研究教授の思いつきで方針が変わる、後出しジャンケンで取ったデータを捨てられる、パワハラアカハラ日常茶飯事であった。

人格否定もあったかな、個室でよく詰められました。過去自分選択否定されました。今思うと教授人格破綻していたのかな。

それが4ヶ月ぐらい続くとその人の顔すら見たくなくなりました。相談もできなくなりました。

結果が出ない→叱られると思って相談ができない→進め方がわからなくなる→結果が出ない

悪循環

この頃から、家ではよく笑うようになりました。研究室の辛さを忘れるように。

その後、家でよく笑う自分研究室で陰鬱になる自分、どっちが本当の自分がわからなくなりました。

9月の半ばに「このままじゃ2年での卒業は難しい。」と言われて心が折れました。

元々1浪1休なのにこれ以上遅れられないと思いながら生きていた矢先、この一言自分の心に大きな穴を開けました。

同級生就職結婚といった人生イベントを徐々に始めている。

その様子を象牙の塔から見続けるのには限界があった。

辞めたあとはどこかの学校非常勤講師をできればいいな。

持っててよかった、教員免許

こうしてただの24歳、無職が生まれたのです。

大学院は出来る人がもっとできるようになればいい、無能は去るべきだ。」と言った教授ありがとうございました。お言葉に甘えて去ろうと思います

最後一言

ブラック研究室なんて、潰れろ。

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