はてなキーワード: 里塚とは
上記の今昔マップを見比べてみてほしい。札幌市清田区の里塚1条地区の現在と、1916年(大正5年)の地形図の比較である。
札幌市中心部から三里の距離にあることから名づけられた地名であり、大正時代の里塚地区は見渡す限りの原野や森林地帯が広がっているだけだった。
昭和50年代に入ると里塚地区は住宅街として造成されることになり、地区内を流れていた石狩川水系厚別川の支流である三里川は埋められて暗渠化された。
そして今回の地震で里塚地区の一部エリアで液状化被害が起こったわけであるが、その場所は見事に三里川やその支流を埋め立てたラインに沿っている。
谷筋に土砂を埋め立てて月日が経ったとしても、その土砂は周囲に元からある土壌の硬さには決してならず、比較的大きな地震が起こると容易に液状化する。
さっきからすごく揺れている気がするけど、私が揺れているのかもしれない。
病院でもらった風邪薬を飲んでから体がすごく揺れている気がする。軽く酔いそうだ。また余震かもしれない。わからない。揺れが収まるまで寝られないのでちょっと書こうと思う。
金曜日の夜に停電から復旧し、停電の間は意識していなかった治りかけの風邪がぶり返した。
会社はばたばたしてみんないつも以上に頑張っているのに、私だけ頑張っていない。頑張って勤務時間より早く行こうとしても体がだるい。短縮勤務でもなんとか勤務するので精一杯だ。
みんなこんな私を見て、頑張るべき時に頑張れない人間だ、自分だけつらいと思ってるんだろう、などと軽蔑しているに違いない。返す言葉もない。熱もない、大した風邪でもないのに。
上司には、お前は生き延びる力がない、有事に弱い、食料だって手に入れられないだろう、あとこういう有事の際は言われなくても早く来るものだ、と言われた。
…私もそう思う。インフラ関係の方やなんかはもっとずっと働いてるのに。
そもそもこんなときに風邪を引くなんて、しっかりしろよ、とも。しゃきっとして、早く治すのが基本だろう、周りに迷惑だと。
…返す言葉もない。
低レベルなことだ。
私も30歳近いのだから、報連相くらいは分かっている。むしろそれをバイトに指導する立場だ。でも実際にそれができず叱責されている。やはりくずめいている。
今頃は、そんなこともできない人間なんだ、こういう時に人間としての真価がわかるな、などと軽蔑されているに違いない。
この数日でどれだけ周囲に軽蔑されたか。頑張るべき時に頑張れない人間は評価されない。
また心のどこかで風邪のせいにしているのもダメだ。まっとうな人間は風邪を引いていてもこんなときはいつも以上に働くはずだから、私はやはりくずめいている。日常に戻ったころに体調が戻ってまた頑張ったって無駄だ。地震の直後に力及ばなかったことはなかったことにできないし日常では名誉挽回できないのだ。
そもそも日常に戻っても、近頃仕事において以前のように使命感や責任感を持って果たすこともできていなかった。ただ人手不足で代わりがいないから休みなく働いているだけで、組織に対し何の貢献も価値もない。頑張らないといけない。
しかし役割がわからない。私の役割は何なのだろう。上司は何を期待しているのか。それとも何も期待していないのかもしれない。期待もされていないし役割もない。頑張りたいのだが。ただ休みがないだけだ。
そう思うと、日常は緩慢な地獄で、停電は非日常で、これからまた地獄のような日常に戻っていくのだ。
ラジオやテレビで、もう少しで日常に戻れるから、みんな明るく頑張ろう、といった主旨の発言がされるたびに、みんなそんなに日常に戻りたいのかと不思議に思う。
などと考えてしまう私はやはりくずめいており今回大変な目に遭った里塚の人に申し訳もない。死ぬしかないのか。が、死んだら代わりがいない。会社は人手不足だから私が死んでも補充などしないのだ。それは補充しない会社が悪いのだが、みんなそうは思わないだろう。あいつ死にやがって迷惑だ、ということになれば、周りにさらなる迷惑をかけてしまう。
だから選択肢としては頑張るべきときに頑張れないくずめいた人間として、軽蔑されながら、かといって役割も期待もわからないまま週6日勤務を延々とつづけるほかない。
だめだそういったことを延々と考えるのではなく、たんたんと、かつ軽蔑されないまっとうな人間として働ける薬とかはないのだろうか。困る。
揺れが収まったので寝る。