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2024-04-11

anond:20240410213232

働いている人ならわかるけど世の中ってそんな単純じゃないよね?もしかして社会人なの俺だけ?みんな学生?え、怖いやめて

私は大学院都市政策を専攻していて、水道・電力・ガス・交通などのインフラについては学部卒で公務員民間で働いている同期の友人達よりも詳しいという自負があります

あなたの電力に対する解説に対しては概ね同意いたしますが、社会人目線学生馬鹿にするかの言動があって大変残念な気持ちになりました。

エネルギー政策を語る上で社会人学生かという立場関係ないと思います

2018-11-27

給料上がらないのもあるけど、住宅政策都市政策なんとかならないだろうか

東京一極集中から都心部住宅は高くて、3000万ローン組んで手に入れてもという感じだし、

かといって郊外住宅買うと通勤が大変なわりに、ローンが終わった頃には都市が死んでいて、バスないといけないような場所に家があった場合なんてバスがなくなっているかもしれない。

定年まで同じ会社にいる場合はいいが、転職考えると、同じような業種の仕事がある場所に住んでおくのがいい。

転職するくらいの年数でローン返せるくらいの住宅価格になるように、技術開発されていればいいが、投資先としての不動産があり、価格は下がらない。

通勤しなくても働けるようになるとネットで言われていたが、結局近くにいないといけない。

2015-05-15

大阪市廃止による「暗い」未来予想図はすでにある

元増田

http://anond.hatelabo.jp/20150515102420

橋下徹大阪市長の「大阪都」構想に基づき、17日に同市の有権者に問われる大阪市の廃止と五つの特別区への分割についてどう考えるか―。長年、地方自治研究してきた宮本憲一大阪市立大学名誉教授京都市内の研究室で聞きました。(聞き手藤原直)

 ―維新の会が「都」構想と呼ぶ大阪市廃止・分割案についてどうお考えですか。

 大阪市歴史的形成されてきた日本代表する大都市であり、24区のコミュニティーを基盤とした自治体です。これを廃止するのは極めて乱暴なことであり、暴挙だと考えています

 私は京都市民ですが、京都市民に「京都市をなくして、いくつかの区に再編してもよいですか」と尋ねれば、ほとんどの市民は反対します。神戸市でも同じです。現に大阪府堺市市民も市の廃止に反対しました。

 当初、「都」構想を政令市改革の一案として議論していた専門家の間でも、具体化された現在の未熟な案には、これを一般的評価するほどの関心すらなくなっています

 具体的には、やはり財政調整に大きな問題がありますね。現在の市のかなりの税源が府に取られる。しかも府から特別区に配る交付金の配分割合の決定権は府にあります。5区の意見が十分に反映されるか疑問があるし、吸い上げられた財源が特別区のために使われる保証もありません。

 120もの事務が、住民の声が届きにくい一部事務組合に任される。これだけでもこの構想は間違いだと普通なら判定しますよね。

 とくに大阪市をつぶすという橋下氏の個人的目的が先にあって、なぜ大阪市が廃止されなければいけないのか、大都市を分割していいのかという基本的問題がまったく議論されていない。それが私は非常におかしいと思っています

 そもそも大都市には集積の利益と言われるメリットがあります近代社会では経済医療高等教育文化といったものが、一定人口規模や経済的な諸力がなければ成立しません。ですから、どの国でも大都市形成され、一国の華をなしています大都市は全国に発信する文化経済の核を育てるゆりかごです。その発展は一国にとっても重要意味をもっています

 他方、大都市には集積によるデメリットもあります貧困公害住宅難や交通渋滞といった都市問題です。この影の部分を直すのが都市政策です。

 大都市メリットを維持しながら、都市問題都市政策改善していくのが都市行政の基本です。それなのに、角を矯めて牛を殺すようなことをしてどうするのか。市を解体しても都市問題は解決しません。しかも、いったん壊してしまったら、単に市民にとってだけではなく、一国全体に大きな不利益をもたらすことは間違いないわけです。

 大阪市を五つの特別区と府に分けると、市の都市政策に関わってきた優秀な人材も、その蓄積もバラバラになります。辞める人も出てくるでしょう。区行政が落ち着くまで恐らく数十年はかかる。サービスが落ちるのは目に見えています

◇  ◇

 ―では大都市において今、本当に必要なこととは何でしょう。

 まず、都市政策というものを、もっと市民福祉を向上させるために行うべきだということ。そのためにも住民参加の仕組みを充実させなければならないということです。

 大都市において住民の声をどう行政に反映させるかという課題は各国共通していますしかし、そのために大都市を廃止して分割した例はないわけです。

 どうしているか。例えばニューヨーク市では、59のコミュニティー委員会に50人ずつの委員が選ばれ、市議会とは別に市政に参加する仕組みをつくっています。ここで議論されたことはかなりの割合予算にも反映されていますイタリアにも地区住民評議会という制度があります

 日本政令市でも内部に区自治協議会を設置したところもあるし、行政区総合区に格上げすることなどができるようになってきたので、各都市市民自身地域に合った住民参加の仕組みを考案していけばいいのです。

 ―橋下氏は1990年代に府と市がそれぞれ建てた高層ビルを「二重行政」と批判し、政令市である大阪市が大きな予算をもち府と似たような仕事をするから無駄が起きると主張しています

 それも間違いです。そのビルが両方とも破綻したのは事実ですが、それは二重行政の失敗ではなくて、それぞれの行政の失敗にすぎません。

 市をつぶして、府知事という「一人の指揮官」をつくるという考え方自体がよくないんですよ。やっぱり府があれば、市も市議会もあり、市民がいるんでね。例えばカジノの誘致問題府知事市長意見が違ったって構わないんですよ。

 ただ、いまだに少なくない市民が橋下氏の構想に期待を寄せている理由は、何よりもまず中身がよくわかっておらず、大阪が「都」になれば、東京匹敵する経済力や行財政力になるのではないかという幻想があるからだと思いますしかし、実際には大阪市が無くなるだけで、今回の投票では府の名称すら「都」にはなりません。

 第一、大阪がなぜ東京のまねをしなければならないのでしょうか。私は、戦後大阪府市政、財界政策の失敗の原因は、東京の後追いをしてきたことにあると思います。民生部門が多い「商業の都」だったのに東京重化学工業に追いつこうとして造った堺泉北コンビナートが、あまり地域経済に貢献せず、逆に公害を出したこともありました。(茨城県の)筑波研究学園都市)のまねをして失敗した「けいはんな学研都市」にしても、湾岸部の開発にしても、失敗の連続だった。地域の特徴を踏まえて大阪の持っている力をどう引き出すかということにならなかったからです。そこにきて今度は、戦時中戦争のためにつくられて今でも安定しない都区制度までまねるという。それで良くなるというのはまったくの幻想です。

◇  ◇

 大阪市民はもっと誇りを持たなければいけません。戦前は「都市政策大阪を見ろ」と言われ、どの街も大阪を模範にしました。東京高商(現在一橋大学)の教授から助役を経て市長になった関(せき)一(はじめ)市長(在任1923~35年)が目標とした「住み心地よき都市」を今こそ目指すべきです。

 関は、御堂筋地下鉄建設で有名ですが、本領社会政策にあります労働者住宅保育所をつくり、市民の絶大な協力で大阪商科大学現在大阪市立大学)を創設し、文化殿堂しました。大阪衛生試験所をつくり、日本初の大気汚染観測を始めています

 当時、中川望という府知事や、関の親友だった東京市顧問・岡実が「都市格」を大阪市目標として提唱しています。岡は、日本には天子天皇)のいる権力の都(みやこ)はあったけど市民都市がなかったと。だけど大阪は「都市格」のあるまち、すなわち、市民の自治都市でなければならないと言ったんです。

 いまは国際的にも都市目標というのは環境文化にあります大阪には人々に尊敬される都市になってほしい。権力の都にはなってほしくない。

 昔から大阪江戸じゃないんです。大阪市民がつくった市民の街なんですよ。自由なる市民都市。そこに大阪の意義があります。「シティ」とはそういうものです。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-04-29/2015042903_01_0.html

2015-05-09

大阪に、大規模公園必要か?

大阪都構想に関連して、外野の人(多くは東京人)が、

 『大阪は緑が少なくて、住みにくい『ハズ』』とお節介意見をよく書いている。

 果たして、当の大阪人自体が、『緑を増やしてほしい』と思っているのかどうか、正直疑問だと思う。

 都市開発の教科書では『1人辺り緑化面積を増やすべき』だが、果たしてそれは住民ニーズなのか?

大阪人アンケートしたら、

 『緑を5割増しにして、でも上場企業本社数が半減』という選択肢Aと、

 『緑は半減するが、上場企業本社数が倍になる』という選択肢Bなら、

 選択肢Bを選ぶ人の方が多い気がする。

 東京の『知識人』が、勝手にAの価値観大阪押し付けてきて困る

★そもそも、

 『まとまった広い公園がある方が、狭い公園複数あるより優れている』という価値観も、妥当価値観なのかどうか疑問。

 ニューヨーク的なセントラルパーク公園も、『広すぎると、公園内部での犯罪リスク高まる』という問題を抱えているらしい。

 むしろ都市政策教科書には反するが、『ミニ公園』『ポケットパーク』を街中無数に配置した方が、個人的にはベターと思う。

★モクミツエリアであれば、まとまった公園の確保は『災害時の防火帯を作る』ということで意味があるが、

 それ以外のエリアであれば、公園が『集合している』のと『散在』しているので、差はないと思う

★むしろ、これから高齢化時代には、

 『高齢者が歩いていけない距離に、デッカイ都市公園がある』のにはなんの意味がなく、

 『高齢者が歩いて行ける距離に、ちっちゃな公園が無数にある』方が、はるか重要じゃないか?

東京の『デッカイ都市公園』って、 戦前紀元2600年紀念事業の名残の公園が多い。

 その意味合いは、緑被率を高めるというより、『国威発揚』と『万一の際に、空港転用できる』という理由であり、現代ニーズとはそぐわない。

 現実的ニーズとしては『空襲時の延焼防止帯』であり、それは現代でも多少意味はある。

 でも、戦前の時点と今と比較しても、城東方面防火建築率はそうとう上がっており、『大規模な公園』にしなきゃならない必要性は薄い

★『大阪にも、東京並みのデッカイ都市公園を作るべきだ!そんなこともわからない大阪人バカだ!』と上から目線東京知識人は、

 『そもそも、なぜ都市公園はデッカクなきゃならないのか?』を、自分のアタマで考えるべきでは?

 
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