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はてなキーワード: 遠くへとは

2024-04-24

「ヒメゴト~19歳の制服~」って漫画があってな

自他共に認めるボーイッシュ女子ボーイッシュさをこじらせて「あの人トランスジェンダーってやつかな?」と言われるぐらい男じみた言動をして

女の子らしいことに憧れながらも敬遠してgdgdしていたのだが

最終回になる頃にはボーイッシュの檻から解き放たれて「普通女の子」になる

19歳ではなくなり成人式を迎えた日には伸ばした髪を結ってありふれた振り袖を着て

ボーイッシュ時代を知る友人が呼びかけようとしたが、遠くへ歩いていく女の子の群れの中でどれがその子かわからなくなり

これで良かったんだけど寂しさを感じるという最後

2024-04-07

はなしたい

誰かと話したい。声を聞いた後、涙を流していることに気がついた。胸の奥がざわつくのを横目に、僕は足を畳んで、そっと席を立ってトイレへ向かった。誰かはわからない。ここで誰にも会わなかったとしても、どんな風に過ごしていたのかもわからない。

声を聞けなくても、ふたりを切り取るように変わっていくのを、僕は感じることができた。ずっと側にいられるわけではないけれど、遠くへ行くわけじゃない。ふたりの間には、これからも付かず離れずのような、曖昧距離感が流れていくだろう。

Anond AI作成

2024-03-29

おはよう

おはます

ねぎちゃんおはよー

のしとしと感

水菜のシャキシャキ感

正体不明ゆらゆら

そよ風より激しい暴れん坊な風に吹き飛ばされそうになりながら

今日遠くへ行ってきます

いい子にして待っててね!ねぎちゃん

2024-03-21

寒くなる急に戻る寒気団増田酢魔ノンダキンカル共にうゅ着る鳴く武佐回文

おはようございます

朝寒くって目が覚めたら、

地面の水たまりが氷が張っていたのでビックリしたわ!

この寒さたるや!って思っちゃったわ。

まだまだ油断が出来ないので、

しっかり心して暖を決めるしかないわよね。

久しぶりに車で乗ってお出かけしてぶらっと走ったんだけど、

取り分けどこへ行くわけでもなく

とは言え気が向いたところへ行く気が利いたところがあるわけでもなく。

なんとなく車を走らせて勢いは海へ!って思ってしまいたいぐらいな

久しぶりに車に乗ってどこかに行きたい欲がふつふつと湧き出してくるのよね。

もうコロナ禍明けて久しいけれど

コロナ中はもっぱらいけなかった分その反動もの凄く遠くへ走って行きたいのよね。

知らない道を走るのは好きなのよね。

からそう思って

ゆっくりとした長い時間があれば絶対私はどこか遠くへ行って行きたいのよ。

でも私は向こう見ずじゃない大人から

行ったら帰ってこなくちゃいけないことを考えると

行きと帰りの往復の往路はよしとして復路は帰ってくる時間と同じ時間いわゆるかかるわけじゃない。

どなると、

休日のめいいっぱいの時間の半分が行ける到達できる距離になるわけ。

実際にはその半分弱の時間見積もっておかないと、

時間内に戻らないこともあるのでそういうのがネックになるのよね。

つーか

でもその前にこの寒さじゃ出歩くにも出歩きにくい引き抜きにくい釘抜き級の億劫さ。

ゲームも今落ち着いているから、

そんなにスプラトゥーン3のヨビ祭りフェス前だとは言え、

いま夢中になるほどのものもなく

てなると久しぶりに銭湯いく?とかって

これもまた寒くって、

以前はこのぐらいの寒さでもどんどん行っていたのに

寒さとは億劫のもとよね。

早く暖かくなってくれないのが悪いのよ。

そしてこのまた寒の戻りの戻り

戻るのは鰤だけでいいわ!って思うあの寒鰤の美味さたるや!

良い鰤の柵のお刺身があったら絶対に買っておきたい冬の味覚であり、

刺身を引く包丁も張り切っちゃうってわけなのよ。

でもなかなかいい鰤の柵って無いかハマチとかの柵でもいいのがあったらもれなくお刺身にしちゃうんだけどね。

冬のそういうお魚は美味しいので

白菜の美味しいシーズンアンド鰤やハマチが美味しいシーズンも相まって

寒くなったからまたそのことを思い出しちゃうわよね。

なかなかでも刺身の柵っていいのがないので、

刺身にしちゃう前に柵で売ってちょうだい!って思うけど。

切り身になったお刺身はもうそれだけでボリュームダウンに見えてしまうのよね。

自分で引くお刺身は角が立ってそりゃー切り立ては何故か美味しい気分がするわ。

ファミレスにお刺身定食がない理由はそれよ!

ファミレスって食の祭典と思ったけど

意外とそういうピンポイントなお刺身定食とかが無いのに気付いちゃったわ。

あと餃子定食とか!

餃子専門店しかいかないと食べられないじゃないあの手の美味しい餃子って。

でね、

餃子専門店に行けばいいじゃん!って言うけれど

カウンターコートを掛けるところがないから、

冬は行きにくいこと極まりないそこを考えて欲しいけれど

別にカウンター席でも良いんだけれど

荷物置き場カゴが欲しいのとコートかけても大丈夫なところがあれば

冬の餃子活動いわゆる餃子活も捗るってものよ。

から

割と薄着になってもう厚いダウンジャケットとか着なくてもいいぐらいの季節になったら私の本当の春が来たんだなぁって

餃子の訪れを同時に餃子が私が頼んだものカウンターに着た訪れのそれと一緒の感覚で春が来たな!って思うの。

もうなにしろやっぱり

もっと暖かくならないと活動的になれないわ、

つー言い訳かまして結局億劫なだけなのよね。

きっとえいや!って気合いを入れたら元気があればなんでもできるワケなのよ。

うふふ。


今日朝ご飯

パンコーンスープヨーグルト食べて出てきました。

あんまり早くに食べ過ぎるとお腹痛くなっちゃうそれ警戒してるんだけど

最近調子いいみたいよ銚子ヨーグルト伊達じゃないわね!

朝にヨーグルトととか食べてる女子って丁寧な生活送ってそうなイメージない?

それべつに醸し出して言いたいわけじゃないけど

うっかり自分が丁寧な生活を送りそうになってビビったわ!

もっとサンドイッチとかでもいいのよね!

デトックスウォーター

電気ポットをタイマーかけて起きたら5秒でホッツルイボスティーウォーラー

もうタイマーが欠かせないこの冬の寒の戻りの大寒波

お湯が欠かせないわ!

お湯のある生活をユーにもね!

湯だけに!

温活温活


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2024-03-13

anond:20240313163405

ちょっと勉強できる子は金沢大学を目指すからね。

ガチガチ保守風土なので遠くへの進学は親が許さないけど北陸で圧倒的名声を誇る金沢大学なら許すパターンも多い。

2024-03-08

大阪地裁で見た刑事事件物理証拠なしで強姦扱いになった

事件概要

詐欺罪と監護者性交

スマホ分割支払中に飛んで転売して儲けるなどしていた

また義理の娘にフェラやペッティングを強いていた

詐欺証拠あるが、娘への性的虐待は全て証拠なし

検査では娘は膣性交経験はないとわかっている

性的虐待は物的証拠はないものの、娘の証言真実性ありとして有罪

(当時のメモを紛失したためうろ覚え

家族構成

A 上2人の子とは血縁ないが下1の実父? 60代ぐらい。別にイケメンではなく細身で背が低い。生活保護受給無職

B Aより20歳ぐらい若い。A逮捕後に自殺

長女 中学生だが通っておらず制服も買ってない。Aに性的虐待されたと主張

長男 小学校高学年だが通っていない。性的虐待について知らない

次男 未就学児ぐらい? 性的虐待について知らない。Aを慕って釈放を強く希望

更に下にもう一人子供いる?

経緯

Aは過去に二回結婚したことがあり、一つ前の妻との間には子供もできたが親権を取られ会わせてももらえない

中卒だか高卒だかで働かず適当にやってるAに対し、前妻は大卒ちゃんとしていたので性格が合わなかったとのこと

Aは、同世代の友人に相談があると言われ大阪へ行く

その友人の娘が、後に三番目の妻となるBである

Bは当時既婚で子供がいたが、旦那DVされて逃げたいと相談してきた

九州なり北海道なり遠くへ逃げるようAはアドバイス

その後、北海道シングルマザーをするようになったBが自殺未遂して、Aが呼び出される

一人で子供を育てるのが不安、幼少期から知っていたAのことが好きだったとBは告白し、男女の関係

AはBの連れ子も受け入れた。会わせてもらえない実子への未練があったので、子煩悩だったという

でも働くことはせず、一家大阪へ戻って生活保護を受けるようになった

北海道に逃げる前からDVから逃げて借宿転々としていたので子供たちは全員学校に通っていなかった

大阪に戻ってきてから通わせようとしたが、今までまともに通っていなかったので浮いており馴染めないため行かなくなった

家の中にwifi飛ばしているので、子どもたちはスマホをいじるなどして時間を潰していた

Bは息子たちには普通対応だったが、長女にだけご飯を用意しなかったり、いないもののように扱った

なんでも、長女は5歳の時に弟である長男自分性器を舐めさせていたという

Bはそれを見て以来、長女のことが気持ち悪くて仕方がなく、Aと長女の接近もひどく嫌がった

だがBに育児放棄されているからこそ長女はAを慕い、Aも長女をことさら可愛がった

Aの弁護士は「長女は5歳の時からそのような異常行動を取る子供で虚言癖もひどい」と主張し、

検察と長女を保護してる団体の人は「幼児の頃の話ですよね?」と返していた

長女の虚言癖について、整体院?だかの人が証言する

ある時、長女が「知らない男の人に追われている!」と言って整体院に逃げ込んできた

不審者が外にいるかも知れないから怖い、泊めてほしいと言ってきた

家が併設されてるような個人の院らしいが、長女は顔見知りとはいえいきなり泊めることはできない

警察通報しようか、お家の人を呼ぼうか、と提案すると長女は「じゃあいいです」と外に出るのを怖がっていたはずなのに普通に帰っていった

そのことはABの知るところとなった

また別の時、次男が高熱を出して病院入院することになった

見舞いに一家で来ていたら、長女は「頭が痛くて歩けない、病室に泊まらせて」と言い出した

Bも次男心配なので付き添いで泊まりたいと行ったら、「じゃあいい」と長女は普通に歩いて帰った

「頭が痛い」というのを長女はしょっちゅう言っていたが、病院に行かせてもなにもなく、常習的な虚言癖であるという

Aによれば、Aは長女に性的ことなどなにもしていないが、長女から誘ってくることがあったという

小遣い稼ぎのためにAが遠征した際に、長女は同行し、「お母さんは怖い、Aさんに味方になってほしい。Aさんの女にしてほしい」と言ってきたという

長女は学校いかずに無料割れ漫画など読んでおり、子供が見るものではない性的漫画を見ていることもよくあった

気づいたら叱ってはいたが、隠れて読むだけだろうし長女は変に性的知識が多くあった

Aは性犯罪などしていないが、長女は漫画の影響でありもしないことをでっちあげていると主張した

長女は別室から音声のみで尋問を受けた

Aは長女が小5ぐらいから体をさわってくるようになったという

長女の方から誘ったことはないと主張

Bには物心付く前から嫌われているし弟たちも幼いし、周囲に他に大人もいなくて誰にも相談できなかった

襖を隔てて隣に弟がいる部屋でフェラ強要されてもう人生が終わったと思った

その後もまたフェラをさせられて、このままもっとひどくなっていくと危惧した

詐欺証拠も持って弟たちを連れて交番に行って告発した

Aをずっと刑務所に入れて自分や弟たちに関わらせないようにしてほしい

Aは詐欺は認めたが、性犯罪はしていないと主張

子供たちの環境が悪かったのは認めるところで、詐欺だけだと数年で出てくるから、長く入れるために性犯罪も加えようとでっちあげたのではないか

長女の体には性犯罪の物的証拠はなにもなく、元からの虚言癖と漫画知識が合わさればリアリティのある嘘もつける

詐欺は罪だが、詐欺で儲けた金で子供に物を買ってあげるなど一貫して子供好きであり

Bのことを愛していたので、Bを裏切るようなことやBを自殺に追い込むような性犯罪絶対にしないという

次男がABの不在を悲しんで泣き暮らしているとの報告があり心を痛めているので、早く家族で暮らせるようにしてほしい

長女の虚言も許し和解したい

結果、長女の発言矛盾がなく一貫性があるため、物的証拠はないが監護者性交が認められ、Aは10年くらい刑務所行き

2024-02-21

なんでだろう

仲の良い(といっても会社内だけでの話。2人で飲みに行ったりとかは一回も無い)女性の同僚が退職し、とても遠くへ行くことになった。彼氏同棲を始めるそうだ。

送別会後に、その同僚に「借りてたUSBCケーブル返すから家寄って」と言われて玄関入ったらめちゃめちゃキスされてそのままセックスした。

翌々日元同僚は遠くへ行った。だからこそ大胆な行動に出れたのだろう。

こういう時にするセックスが1番気持ち良いの。不思議

空腹が1番の調味料みたいに、背徳感があるのが最高なんだろう。

2024-02-06

飼い猫は昔ちょっとブスだった

猫といえば「かわいい」だろ、と思う。

自宅で飼っている猫でも、他人が飼っている猫でも、私の場合、分け隔てなくとにかく「かわいい」と感じる。

だが、猫や犬、ペットの「かわいい」を無闇に、無理やり他人押し付け行為はなんとなく苦手だ。SNSでも、そんな目で見られないようになるべく心がけている。

しか特定の誰かに読ませる目的のないスペースで、宛てもなく猫の話をするのはセーフだろう、と個人的に思っている。

特に私は猫好きなので、ネットに転がっている猫についての文章は大抵ありがたく享受している。

そういう人は多いはずだ。

自分一人が考えていることは、世間で百人以上が同じことを考えていると思う。

ので、増田では好きなだけ猫の話をしたいと思う。

で、飼い猫は昔ちょっとブスでした。

あんまり飼い猫についてこういう話をする人を見かけないので、どこかに同じ体験をした人はいないだろうか、という考えもあってこの話を書き始めている。

いや、猫はかわいいんですよ。

猫はずっとかわいい。フワフワしていて、よく眠るし、たまにニャンと鳴いて、夜に見つめ合うと目がギラギラ光っている。ずっとかわいい

しかし、写真に撮ってもなんだかやけにかわいく見えない時期があった。

自分で撮った写真自分で見返しても、他人に見せても

「なんだかムスッとしている」「不機嫌そう」「ブスに見える」

と、等しく不評だった時期があるのだ。

「昔」ブスだった、とわざわざ言うのにはもちろん理由がある。

なんだか最近やけにかわいく、撮った写真は誰からも好評だ。

「目がきゅるきゅるしている」「人懐こそう」「ハンサムだね」

と、昔と比べると随分な褒められ方をしている。

それはなぜか。思い当たる節はある。

猫は二年前、我が家にやって来てからやけに可愛くなったのだ。

猫のことは二年前まで、典型的人間嫌いの猫だと思っていた。

この増田記述している猫は、もう十歳を超えるじじいキャットだ。

じじいキャットは元々実家で飼っていた猫で、いろいろな事情があって二年前に我が家へやってきたばかりだ。

そのため、じじいキャットの性格は、帰省したときに見せてくれる一面しか知らなかった。

実家帰省した際にひと撫でさせてもらえるかな、と近寄ると、ササーッと遠くへ逃げていく。

撫でさせてもらえなくとも近くで観察させてほしい、と近寄っても、尻尾ブンブン振って無言の抵抗をする。

布団に潜りこんできたり、人間の後ろを着いて歩いたりするなどもっての外だ。

威嚇をするほどではなくても、人間には近寄らない、媚びない。そういう性格の猫だと思っていた。

だが二年前、じじいキャットは十年以上暮らし実家を離れ、我が家暮らし始めた。

それ以降、じじいキャットの行動が全て逆転したのだ。

名前を呼ぶと耳と尻尾をピンと立て、撫でられるために近寄ってくる。

寝姿を近くで見つめていると、「そうか」と言うように薄目を開け、喉を鳴らす。

人間が眠ろうと寝室へ行こうとすると、なんと先回りして布団の上に座って待っている。すごく賢い。

しばらく相手してやると飽きてポテポテとどこかへ歩いていくが、起きていると十分置きくらいに布団へ遊びにやってくる。

別の猫じゃないか?と思うときもある。

だが、じじいキャットは基本的に十年前に実家で飼い始めてから今まで、彼の美学を貫いて生きているのかもしれないと、最近思う。

別に実家で粗末に扱われていたわけではない。むしろとても大切に飼われていた猫なのだが、実家ちゃんとした人間が暮らす家だったので、ちゃんとした猫の飼い方をしていた。

ごはんも、おやつも決まった時間に与える。夜間は寝室を締め切り、猫と人間の夜の時間は完全に区別していた。

この「人間生活別にする時間」が、じじいキャットにとって少し寂しかったのではないか、と私は推測している。

我が家にじじいキャットが来てからは、ごはんおやつも、お腹が空いたであろうとき、食べたいと思ったであろうときにあげている。寝室も開放し、夜間も昼間も部屋を自由に行き来できるようにしている。

人間と似ている。お腹が空いたとき、食べたいとき食事を摂り、家の好きなスペースを自由に行き来できる。わざわざ意識しているわけではないが、我が家では人間と猫の行動に隔たりがそんなにないように思える。

我が家のじじいキャットは、ずっと人間と同じ暮らし方をしたかったのかもしれない、と思う。

目がきゅるきゅると輝き、人懐こさが表情から滲み、生き生きとしている。

なんだかムスッとしていないし、不機嫌そうに見えない。

ブスに見える要素が二年前から、すっかり全部取り払われたのだ。

こんなにブスじゃなくなったのは、二年前から生活の変化が大きいと、不満が少なくなったからだと、私は飼い主として認識している。

もちろん、ペット人間時間区別する育て方も、ペットの心身の健康のためには重要なこともある。ペット人間時間をきっちり区別する方が丁寧だと感じるし、ちゃんとした飼い主だからこそできる飼い方だと感じる。

あくまでこれは我が家だけでの話だということを留意されたし。

我が家のじじいキャットの場合暮らし方が変わったことで本当にブスではなくなったのだ。

この事実を子細に記しておきたくて、個人的に忘れたくないと思ったので、私はこの増田を書いた。

ずっとかわいい猫が、暮らしぶりが変わったことで、もっとかわいくなった。

新しい一面を、十歳を超えて尚見せてくれた。

猫ってすごい。生き物ってすごい。成長ってすごい。

もっともっと、かわいくなるポテンシャルを持っている。

もっともっと、かわいく見える暮らしになるよう人間として努力する。

あと、私が単純に写真を撮るのが下手だった可能性もある。

写真も、もっと上手くなろうと思う。

2024-01-28

AI人間を越えることがないとか断言する馬鹿

こういうやつの論調ってだいたい「AI動作原理人間とは違うから」だけだよな。

そもそも人間がどういうふうに思考しているのかすら良くわかっていない中で、AI動作原理人間動作原理が違うなんて断言できないんだよ。

しか動作原理が違うとしても、鳥より飛行機のほうが早く遠くへ飛べるように、AI人間を超える可能性は多いにある。

人間特別視しすぎ。

反論したい馬鹿がいるならしてみろよ。

2024-01-23

anond:20240122181932

今年も海へ行くって. いっぱい映画も観るって.

約束したじゃない. あなた約束したじゃない.

強がる肩をつかんで

バカだなって叱って

優しくKissをして

嘘だよって 抱きしめていて

会いたい…

遠くへ行くなと言って

お願い一人にしないで

強く 抱き締めて

私のそばで生きていて

2024-01-13

ネット匿名性が無くなったもは、20年前のプロバイダ責任制限法ができてから

昔、2ch界隈では、串(プロクシー)を使うのが当たり前で、生(プロバイダから直接)で2chをやっていると、「お前。正気か」と言われたもんだ。

2chで当たり前のように誹謗中傷ができたのも、自分匿名性を確保できてたから。

今はフツーの人が2chでもないサービスで、誹謗中傷を書き散らす時代になってしまった。

ああ、遠くへ来たもんだ。

2024-01-11

多分、日本人は、他国よりも弱者に厳しいというより、単に、貧困によって、どれだけ治安生活破壊されるか分かってない。

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/78705?page=3

>>「政府は貧しい人々の面倒を見るべきか?」

>>これは、世界47カ国を対象アメリカのPew Research Centerが2007年に行った調査だが、これに「同意する」、つまり面倒を見るべきだと答えた人の割合が、日本は59%で世界最下位。ちなみに最も高かったのはスペインで96%、英国は91%、中国は90%、韓国87%だった。(下記「グラフ2」を参照)

 多分、日本人は、貧困のせいで、どれだけ一般国民生活も身の安全も脅かされるか分かってない。

 生活を守れるのは、あらゆる資源を独占し、ボディガードを雇い、砦のような豪邸に住める超金持ちだけってことが。

 単純に襲われるってだけじゃなく、手軽に食料品が買えるスーパーとかも全滅するんだよ、格差が開くと。

 金持ちが高級車で集まるようなところにしか、店がなくなるから

 中流者向けの店なんて殆どなくなる。

 海外行けば分かるけどね。どこにも何も売ってないから。

 都会に住んでる住民さえ、日本の超田舎民みたいに、何日かに一度、遠くへ買い出しの大遠征をしないといけない。

 毎日のようにショッピングなんて不可能

 歩いて行ける距離には何もないから。

 だから海外料理って保存食ばっかなんだよ。

 新鮮なものを買ったその日に食べるなんて無理だからね。

 だから毎日、買いだめした同じ缶詰冷凍食品ばっかになる。

2024-01-07

anond:20240107220708

賃貸民が備蓄する必要ある?

カネ持ってすぐに遠くへ引っ越せばいいんでは?

2023-11-26

思えば遠くへ来たもんだ

昔はよかったなあ

2023-11-20

anond:20210827211340

  「ネロー愛された小さな犬に」  谷川俊太郎

 ネロ

 もうじき又夏がやってくる

 お前の舌

 お前の眼(め)

 お前の昼寝姿が

 今はっきりと僕の前によみがえる

 お前はたった二回程夏を知っただけだった

 僕はもう十八回の夏を知っている

 そして今僕は自分のや又自分のでないいろいろの夏を思い出している

 メゾンラフィットの夏

 淀の夏

 ウイリアムスバーグ橋の夏

 オランの夏

 そして僕は考える

 人間はいったいもう何回位の夏を知っているのだろうと

 ネロ

 もうじき又夏がやってくる

 しかしそれはお前のいた夏ではない

 又別の夏

 全く別の夏なのだ

 新しい夏がやってくる

 そして新しいいろいろのことを僕は知ってゆく

 美しいこと みにくいこと 僕を元気づけてくれるようなこと 僕をかなしくするようなこと

 そして僕は質問する

 いったい何だろう

 いったい何故だろう

 いったいどうするべきなのだろうと

 ネロ

 お前は死んだ

 誰にも知れないようにひとりで遠くへ行って

 お前の声

 お前の感触

 お前の気持ちまでもが

 今はっきりと僕の前によみがえる

 しかネロ

 もうじき又夏がやってくる

 新しい無限に広い夏がやってくる

 そして

 僕はやっぱり歩いてゆくだろう

 新しい夏をむかえ 秋をむかえ 冬をむかえ

 春をむかえ 更に新しい夏を期待して

 すべての新しいことを知るために

 そして

 すべての僕の質問に自ら答えるために

  (詩集『二十億光年孤独』・東京創元社1952年刊)

2023-10-28

[]紀伊国狐憑漆掻語

谷崎潤一郎

漆掻きと云ったって都会の人は御存知ないかも知れませんが、山の中へ這入って行って漆の樹からうるしの汁をしぼるんです。いいえ、なかなか、百姓の片手間ではありません。ちゃんとそれを専門にする者があったんで、近頃はめったに見かけませんけれども、外国の安い漆が輸入されるようになったそうですから、いまどきあんなことをしても手間ばかりかかって引き合わないんでしょうな。兎に角以前には私わたしの村なんかへもよく漆かきが奈良あたりからやって来たもんです。漆鉋うるしかんなと云って、鎌のようなもので先の曲った奴を持って、腰に三四合ぐらい這入る竹の筒を提げて、漆を見つけると、その鉋で皮へ傷をつける。それがあんまり深く傷をつけ過ぎてもいけないし、浅過ぎてもいけないし、呼吸物なんで、その傷口から松脂まつやにのようにどろりと滲しみ出て来る汁を箆へらですくって竹の筒へ入れる。そんな時にうっかり下手なことをやって汁が顔へはねかかったりすると、それこそ赤く脹れ上りますから、馴れた者でないと出来ない仕事なんでして、漆にカブレないように紺の手甲を着けて、すっかり紺装束で出掛ける。まあそんなことをする人間なんで、私の村にもその商売の者が一人住んでいましてね。此の男は遠くへ出稼ぎをするのでなく、村の近所の山へ這入ってはうるしを採ってくらしていましたが、或る夏の日に、その漆かきが一と仕事してから山の中でひるねをしていますと、夕立ちが来たもんですからふっと眼をさましました。そしてそのときに、ハテな、己はひょっとすると寝ていた間に狐に憑つかれやしなかったかなと、そう思ったと云うんです。それが別にどうと云う理由があるんではないんですけれど、淋しい所をひとりで歩いているときなんぞに憑かれることがよくあるんで、ただ何んとなくそういう感じがしたんでしょうな。で、まあ、家へ帰ってもそれが気になって仕方がない、どうも狐がついたようだから明神さまへお参りをして来てくれろとお袋ふくろに頼んだりして、友だちなんかにもそんなことを云っていましたが、そのうちにとうとう床について、飯も食わないようになったんです。それで先生布団をかぶって半病人のようにうつらうつらしながら、日が暮れると云うと、ああ、今夜あたりは狐が迎いに来やしないかな、今にきっと来やしないかなと、心待ちに待たれるような、妙にそれが楽しみのような気持ちでいると、案の定夜になってから友達のような男が三人ばかり表へやって来て、「さあ、行いこら」「さあ、行こら」と誘うんだそうです。尤も友達と云ったって見おぼえのある男ではないんで、みんなせいが三尺か四尺ぐらいの小男で、法被はっぴを着て、木や竹の杖をついていて、何か非常に面白そうに「行いこら行こら」と云うんですが、それを聞くと行きたくって行きたくってたまらなくなるんだそうです。けれどもアレは狐だから行くんではないぞ、あんな者に誘われてはならないぞと思ってじっと我慢していると、友だち共は仕方がなしに帰ってしまう。するとその後ろ姿に尻尾しっぽのようなものがチラチラ見えるようなんで、ああやっぱり行かないでいい事をしたと、そのときはそう思いながら、又あくる日のゆうがたになると、今夜も誘いに来やしないかなと心待ちに待つようになる。そうするうちに果たしてやって来て「行こら行こら」と誘うんですが、それがもう、さも面白そうなんで、ついうかうかと行きたくなるんだそうですな。しかしその晩も一生懸命我慢してしまったところが、三日目の晩の九時頃に、家の前に庭があって、庭の下が六尺ばかりの崖がけになっていて、崖から向うは一面に麻の畑でした。それが夏のことですから麻が高く伸びていて、ちょうどその庭と畑とが同じ平面に見える。で、その畑の方へ例の小男が三人連れ立ってやって来て、「さあ行こら」「さあ行こら」と云うんだそうです。よくよく見るとその男たちの着ている法被に何か圓い紋がついていたそうですけれども、どんな紋だったか、そこんところはハッキリ覚えていないんだそうで、いつもの通りめいめいが杖をついていて、しきりにそう云って誘うもんですから、とうとうその晩は我慢しきれなくなってしまった。それでそうっと家を抜け出ようとしたとき生憎親父が小便に起きたんで、こいつはいけないと思って、「行きたいんだけれど、親父に見付かると面倒だから己は止すよ」と云うと、「なあに己たちが一緒なら大丈夫だ、こうすれば親父に見つかりはしないから、まあ附いて来い」と云って、その三人の友達が手をつなぎ合って、輪をこしらえて、その輪の中へ丑次郎―――という名だったんですが、その漆掻きの男を入れた。そして、「さあこうすれば親父が見ても見えやしないか心配するな、附いて来い/\」と云って連れて行くんで、ちょうど便所から出て来た親父とすれちがいになったそうですけれども、成る程親父には此方の姿が見えないようなあんばいだった。それからその晩は麻の畑の中で遊んで、いろいろ御馳走をしてくれたりしただけで、明け方には無事に家へ帰してくれたそうですが、四日目の夕方は日が暮れないうちから楽しみで楽しみで、早く誘いに来てくれないかなと思っていると、やはり昨夜ゆうべと同じ刻限にやって来て「行こら、行こら」と云うんです。で、又附いて行きますと、今夜はいい所へ行こうと云って、家のじき近所にガータロのいる淵があるんですが、その淵の方へ出かけたと云います。え、ガータロですか。ガータロと云うのはあれは河童かっぱのことなんです。ぜんたい私共の村は高野山の南三里ばかりの山奥にあって、私の字あざは一方が山で一方が谷になったゆるやかな傾斜面のところどころに家がチラホラ建っている。丑次郎の家というのも山と山の間にある淋しい一軒家なんでして、前に三四枚の段々畑があって、その先が今云ったガータロのいる淵なんです。別に名前のあるような淵ではないんで、村の者はトチ淵ぶちトチ淵と云っていましたが、さあ、どう云う字を書きますかな。何しろ大滝だとか赤滝だとか云って、非常に滝の多いところでしてね、その滝壺の下流が今云った谷の底を流れていて、淵になっているのはほんのわずかなところなんですが、そこにはいつも水が真っ青に澱よどんでいて、まん中に平べったい一枚岩が出ていました。ガータロはその一枚岩の上にときどき姿を現わすことがありましたから、たしかにその淵に棲んでいたには違いないんで、見た人は大勢あるんです。ええ、ええ、私も一遍たことがありますよ。なんでも夏の日ざかりに山の上を通っていると、下の方にその淵が見えて、岩の上に変な奴がすわっているんで、「ああ、ガータロが出ているな」と思ったことがありました。さあ、そうですな、遠くから見たんだからよくは分りませんでしたけれど、人間よりは小さかったようで、まあ猿ぐらいでしょうかな。姿も猿に似かよっていて、ただ斯う、頭の上に妙な白いものが喰っ着いているんで、鳥打帽子を被っているように見えましたよ。ええ、ええ、よく人間に害をする奴なんで、私の知っている人でも、ガータロに見込まれて水の中へ引きずり込まれそうになったり、ほんとうに引きずり込まれて死んでしまったのもあるんです。これは餘談になりますが、その谷川の別なところに丸木橋がかかっていましてね。或る私の友人が夕方その橋をわたろうとすると、うっかり足を蹈み外して、水の中へ片足をついたのが、岸の方の浅瀬だったんですけれど、その片足を抜こうとしても水が粘ねばり着くようになって、どうしても抜けない。しきりに抜こうともがいているうちに、次第にずるずると深みへ引っ張られそうになるんで、ハテな、ガータロに見込まれると水が粘ると云う話だが、こりゃあガータロの仕業しわざだなと気が付いたんです。ところでガータロと云う奴は鉄気かなけを嫌うもんですから、そう云う時には、何んでも構わない、鉄気のものを水の中へ投げさえすれば助かるんで、ふっとそのことを思い出して、幸い腰にさしていた鎌を川の中へ投げた。そうしたら難なくすっと足が抜けたんで、真っ青になって帰って来て、実はたった今此れ此れだったと私共に話したことがありました。もうよっぽどの歳ですけれども、未だに達者な人でして、至って正直な、うそを云うような人間ではありませんから事実そんな目に遇ったに違いないんですな。しかし此の男はそう云う訳で命を取りとめましたけれども、もう一人今のトチ淵へ篏はまって死んだ者がありました。十四五になる可愛いい女の児でしたがね。なんでも同じ村の餘所よその家へ子守りに雇われていて、めったとひとりで遊びに出るようなことはなかったのに、その日に限って、赤ん坊の寝ている間に出て行って、二三人の友達と一緒にその淵の所で鮎を釣っていたと云うんです。それが、おかしいのは、淵によどんでいる水が、ほんの一間ばかりの間岩の下をくぐって、すぐその先の方へ行くと滝のようになって流れ落ちているんですが、その女の児は淵と早瀬との境目にある岩の上にしゃがんで、瀬の方で釣ればいいものを、淵の方を向いて釣っていた。すると、友達の女の児もみんな同じ所で釣っていたのに、どう云うものか外の者には一向釣れないで、その女の児の鈎はりにばかり魚がかかる。外の女の児たちは詰まらないもんですから、此処は止そうよ、何処か別の所へ行こうよと云うんですけれども、その女の児だけは面白いように釣れるんで、夢中になっていつ迄も釣っている。そのうちにだんだん日が暮れて来ましたが、もうおそいから帰ろうと云っても聴き入れないんで、外の者はその児を置き去りにして帰ってしまった。さあそうすると、晩になっても姿が見えないもんですから、主人の家では心配をして、親元の方を尋ねさせると、其方そっちへも来ていないと云うんで、大騒ぎになって、いろいろ心あたりを調べると、実は晝間これこれだったと云う。外の児たちは云えば叱られると思ったんで、聞かれる迄黙っていたんですな。で、早速みんながその淵のところへ行って見ると、ちゃん下駄が脱いであるんで、いよいよガータロに見込まれたんだと云うことになって、それから泳ぎの達者な者が体へ綱をつけましてね、ガータロが出たら合図をするから、そうしたら綱を引っ張って貰うように頼んで置いて、淵の底へもぐって行って、屍骸を引き上げたことがありましたよ。兎に角その女の児が鈎を垂れると、ほら釣れた、ほら釣れたと云うようにいくらでも釣れるんで、外の鈎にはちっとも寄って来なかったと云うんですから、そこが不思議なんですよ。あ、そう、そう、そう云えば、その前の日に、その女の児の親たちの家の屋根の上からその淵の方へ虹がかかっているのを、たしかに見た者があると云います。虹がそんなに近いところにある筈のものではないのに、ちょうどその家の上から出ているんで、何かあの家に変ったことでもあるんではないかと思っていたら、その明くる日にそう云うことがあったんだそうです。でまあ、そのガータロのいる淵の方へその漆かきは連れて行かれた訳なんですが、なぜだか知れないが死のうと云うことを考えて、今夜は一つあの淵へ身を投げてやろうと思いながら附いて行くと、大勢の人が提灯をつけて淵の方へぞろぞろやって来るんだそうです。それで暫く物蔭に隠れて窺がっていると、村長さんだの、伯父さんだの、伯母さんだの、親類の誰彼なんぞの顔が見えるんで、中にはもう死んでしまった人なんぞが交っているもんですからおかしいなあ、あの伯父さんは死んだ筈なのにまだ生きていたのかなあと、そんなことを考えながら待っていましたけれど、提灯の数が追い追いたくさんになって来て淵のまわりをウロウロしている。この様子じゃあとても駄目だと思ったんで、「どうも死ぬのに都合が悪いから、今夜はもう帰る」というと、「そんならもっと面白い所へ連れて行ってやるから、まあ一緒に来い」と云って、棕櫚山の方へ引っ張って行った。その辺はいったいに棕櫚が多いんでして、大概の山には、高いのになると三間ぐらい、普通二間ぐらいの棕櫚と、一丈ぐらいの薄のような草が生い茂っているんですが、その茂みの中を分けて行ったら、山の中途に大きな岩が突き出ていて、友達の連中はその岩の上へするすると身軽に登った。だが見たところ丑次郎には登れそうもないので、「己はそんな高い所へ上あがれないから止める」というと、「なあに己たちが手伝ってやるから大丈夫だよ、上って見ろ/\」と云って、三人の小男が上から引っ張ったり下から腰を押し上げたりした。お蔭でどうやら上れることは上れたけれども、上る拍子に脛を擦り剥いたんで、今度はそれが痛くってたまらない。「痛い痛い」と云うと、「よし、よし、つばきを附ければすぐに直る」と云って、つばきを附けてくれたらじきに痛みが止まった。すると又咽喉が渇かわいて来たんで、「水が飲みたい」と云うと、「じゃ、まあ、ここで休もう」と云って、道ばたに休んで、何処から持って来たのだか直ぐに水を飲ましてくれたが、なんだかその水が小便臭かったそうです。で、その山を越えると、私の家の方へ下りて来ることになるんで、ああ、そうだったな、此処はもう鈴木さんの家の近所だなと、はっとそのときに気が付いたらしくって、「もう己は帰る」と云い出したところが、「まあいいからもう少し遊ぼう」と云って、しきりに引っ張って行くんだそうです。それでも無理に帰ると云って、とうとう振り切って来たそうですが、その晩も、その前の晩も、家に戻ったのは夜中の三時ごろだったそうで、いつも夜の明ける迄には必ず帰してくれたと云います。さて五日目の晩に待っていると、又「行こら行こら」と云いながらやって来て、今夜は伊勢へ連れて行ってやると云う話で、伊勢松坂へ出かけて、何んとか云う料理屋の二階へ上ると、たいそう結構な朱塗りの高脚たかあしのお膳が出て、立派なお座敷で御馳走をたべた。それから街道を歩いて行ったら、此処はカノマツバラだと云うんで、見ると成る松原がある。けれども、その時に斯う、ぼんやりと分ったのは、私の村から有田郡ありたぐんの方へ抜ける山路にヤカンダニと云う谷があって、めったに人の通らない淋しい所なんですが、そこをその漆掻きは前に一遍あるいたことがある。で、そう云う時にもいくらかその記憶が残っていたものと見えて、カノマツバラだと云うけれども、どうも此処はヤカンダニのようだから、「ヤカンダニじゃあないか」と云うと、「なんだ、お前はヤカンダニを知っていたのか。ではもっと外の所へ行こう」と云って、又方々を歩き廻って、「さあ、どうだ、此処がカノマツバラだ」と云われて見ると、今度は覚えのない土地で、松がずうっと生えていて、たしか松原景色になっている。しかしそう云う間にもときどき正気に復かえるらしく、己は狐に欺されているんだと云う考えがふいと起ることがあって、三人の小男の様子なども、人間の姿をしているように思えながら、どうかした拍子に尻尾が見える。はっきり見えるんではなしに、チラチラと斯う、見えたり見えなかったりするような工合なんですな。要するにまあその時分からそろそろ意識回復して来たんで、ヤカンダニを通ってからも暫く何処か無茶苦茶に引っ張り廻されていたようですが、そのうちに、村にイカキ山と云って、笊いかきのような恰好をした山があるんで、そこを通った時は、此処はイカキ山だなと云うことが分ったと云いますしかしその山は松だの欅けやきだのいろいろな雑木ぞうきが生えている密林なんでして、その林のなかをぐる/\歩いているうちに、木に引っかかって、フンドシが解けた。で、「まあ、待ってくれ、フンドシが解けたから」と云うと、「そんなものは構わないから放って置け、ぐずぐずしていると夜が明けるから急がなくっちゃいけない」と云って引っ張って行くんで、「もう己は帰る」と云うと、「帰らないでもいいよ。それより何所か寝る所があったら、みんなで一緒に寝ようじゃないか」と云うんだそうです。するともう夜がしらみかかって来たもんですから、その漆かきも今更家うちへ帰りにくくなってしまって、私の家いえの近所にある阿弥陀堂の方へ行った。と云うのは、その阿弥陀堂なら四人で寝るのにちょうど都合がいい場所なので、そこへみんなを連れて行って寝ようという考えが、ちゃんとそのときに頭にあったらしいんですな。それで阿弥陀堂へ行くのには、私の家と隣りの家との間を通らなければならないんですが、隣りの家の庭に古い大きな柿の木があって、それが往来の方へ枝を出していた、その木の下を通った時分に、「ああ、此処は鈴木の家の側だから、もうすぐ其処が阿弥陀堂だ」と思ったそうです。その阿弥陀堂は草葺きのお堂なんでして、うしろの方に四尺に一間ぐらいな裏堂が附いていて、その中に村のお祭り盆踊りなんぞに使う提灯だの行燈だの莚だのが置いてあったんですが、その莚のことを覚えていて、あの裏堂で寝ようというつもりだった。ところがそこへ這入るのには屋根からでないと這入れない。今も云う通りいろいろな物が入れてあったもんですから子供なんぞがいたずらをしないように、扉を中から締めてしまって、屋根から出入りするようにしてあったんで、そのこともちゃんと覚えていて、屋根裏へ上った。尤もその時に矢張り小男の連中が上から引っ張ったり下から押し上げたりしてくれたそうで、上って見ると、そこに二尺ぐらいの幅の厚い欅の板が渡してある。これはお堂の中の品物を出し入れする時の足場に作ってあったんで、その板に腰かけて莚の上へ飛び降り料簡だったんですが、小男共は、「此処がいい、/\」と云って、草葺きですから、庇ひさしの裏の方から上ると、竹を編んだ屋根の土台が見える、その竹の棒に掴まって屋根の草の中へ体を突っ込んで、「此方へ来い、/\」と云うんだそうです。成る程その連中はみんなせいが低いんだから巧く草の中へもぐり込めますけれども、丑次郎には這入れる訳がないんで、「己は体が大きいから駄目だ、そんな所へ這入ったら足が出てしまう」と云うと、「まあ試しに這入って見ろ」と云うんで、這入って寝てみたら案の定足が出てしまった。「ほれ御覧、こんなに足が出たじゃないか」と云ったら、「では仕方がないから中へ這入ろう」と云うことになって、さっきの屋根からでなく、別な所へ穴をあけて、その穴から、一人ずつ莚の上へ飛び降りて、裏堂の中の狭い場所へ四人が並んで寝た。それから少しとろとろとしたと思うと、お堂のうしろの板が三寸四方ぐらい切り取ってある、それは以前に、泥坊が内部にしまってあるものを覗のぞこうとしてそんな穴を拵えたことがあるんで、もうすっかり夜が明けたらしく、そこから朝日がさし込んでいる。と、やがて表が騒々しくなったんで、その穴へ眼をつけて見ると、村の子供たちがお堂の前で遊んでいるので、ガヤガヤ/\云っていてとても眠れない。「どうもあの子供たちがうるさいな」と云うと、「よし、よし、己が彼奴等あいつらを追っ拂って来てやる」と云って、一人の小男が外へ出て行った様子でしたが、どんなことをしたのか知れませんけれども、兎に角その男が行ったら子供たちはいなくなってしまった。それでようよう落着いて寝ようとすると、生憎とまた小便が出たくなったんで、「一寸小便をして来る」と云ったら、「いや、出てはいけない、出てはいけない」と云って、一生懸命に止める。「出ると掴つかまるから出てはいけない。小便がしたければ此の中でしろ。さあ、己達も此処でするぞ」と云って、三人とも寝ながら小便をしてみせるんですが、丑次郎にはどうしてもそこでする気になれない。もう出たくってたまらなくなって来たんで、とうとう又その屋根の穴からお堂の外へ降りたところが、遠くに私が立っていて自分の方を見ているので、「あ、鈴木さんに見られたな」と、その時はっきりとそう感じた。そして私が近寄って行く間に、三人の小男どもは慌あわてて逃げ出してしまったのだそうです。

さあ、そうでしたね、掴まえたのは朝の九時頃でしたかね。何しろ丑次郎がいないと云うので、村では捜索隊を作って山狩りを始めていたんです。それが明神様のお告げでは丑寅うしとらの方の山手にいると云う訳なので、一間置きぐらいに人が立って、八方から山を囲んで登って行こうとしていました。私もその捜索隊に加わっていたのですが、みんな鎌だの鉈なただのを持っているのに、私は素手すでだったもんですからすこし気味が悪くなって、もう山へ登りかかっていたんですけれども、ちょっと家へ行って来ると云って、それを取りに戻って来た時に丑次郎がお堂の縁に立っているのを見たんです。なんでも斯う、縄の帯をしめて、両手をうしろへ廻して、前の晩に雨が降ったんで裾の方がびっしょり濡れた着物を着て立っていましたがね。「丑じゃないか」と云って、此方こっちも恐恐こわごわ声をかけながら近寄って行くと、急いでお堂の中へ逃げ込もうとするので、掴まえようとしたところが、えらい力で抵抗してなかなか云うことを聴きませんでしたよ。そのうちに大勢駈け付けて来て、やっとのことで押さえつけて家へ引っ張って行ったんですが、家の閾しきいを跨ぐまでは可なり元気に歩きましたね。それからそっと寝かしつけておいて、行者を呼んで御祈祷して貰ったら、一週間ぐらいですっかり正気に復かえりました。尤もっともその前から少しずつ意識が戻って来て、己はこんな目に遇ったとか、何処そこへ連れて行かれたとか、欺されていた間のことをぽつぽつしゃべり出しましたがね。ええ、そうなんです、今申し上げた話と云うのは、その時私がその本人から聞いたんですよ。後で念のためにお堂のところへ行ってみましたが、成る屋根大穴が開いているし、中には小便が垂れ流してあって、臭いと云ったらありませんでした。当人も、「そうそう、己はあの棕櫚山を上る時に怪我をした筈だが」と云って、脚を出して見ると、たしかに皮が擦り剥けている。フンドシの解けたのなんぞも、よっぽどたってからイカキ山へ芝刈りに行った女が、木の枝に引っかかっているのを見つけて、ひどく恐がって逃げて来たことがありました。その外何処でこういうことがあったと云う所を調べてみると、大体その地点に證拠が残っていたんですから、それを考えても出鱈目じゃあないんですな。縄の帯をしていたのも、歩いているうちに帯が解けたんで、無意識ながら縄を拾って締めたんでしょうな。そののちその男一年ぐらい多少ぼんやりしていましたが、今でも酔っ拂った時なんかに、「狐つきの話をしろ」と云うと、笑いながら話し出すんです。

2023-10-15

アニメ感想を書くよ

https://anond.hatelabo.jp/20231013162728

 

増田ですげーいっぱいアニメおすすめしてもらったので、これからちょっとずつ見ていきたいと思うよ

本当に見るの遅いので、期待はしないでください。

 

 

アイドルマスターミリオンライブ

今日トランスフォーマーのあとテレビつけっぱなしにしてたら始まったのでちょうどよかった。2話だそうです。いつもならキングオージャーちゃうとこなので、たまたまでした。

これたぶん全部3DCGでやってんだよね!?凄くない!?ほとんどのシーンで2Dで描いてるようにしか見えないんだけど!!!いやーまじで、遠くへ来たなーと思いましたね。最初にこう言う系の絵で衝撃受けたのはフレッシュプリキュアEDだったか……もう放送は15年前ぐらいですか……

社長とか男の奴らはたぶん手を抜かれてて、動きが3DCGらしいヌルピタッとした動きをしておられましたね。まあ良いんじゃないですか。必要からいるだけの存在ですからね。3Dモデルもいらなかったんじゃないですか?書割りでいいよ。いなくてもいいんだろ?

お話の感じは、まあこういうもんですよねという感じです。私にとってはかなり無味に近いですね。

ライブの途中でなんかキラキラーって衣装が豪華になるのはプリパラみたいで見ててきれいだなあと思いました。

あと天海春香とかが出てきてくれたのでレジェンドライダー!!!と思って熱い気持ちになります採石場の山の上に1号が駆けつけてくれるやつね

これは文句なんですが、プリパラとか見てても結構思っちゃうやつで、なんか、心の動きが綺麗すぎるんだよなあ!まあ綺麗なのは良いんだけどさ。なんかセリフ聞いてても退屈なんですよ。他のことしたくなっちゃう。そういうの含めてなんかチンタラしてんなって思っちゃうのかな。丁寧にやってる割に、なんか予想外のことが何にもないっていうか、まあそういう感じがしちゃう

あと全然関係なくて恐縮なんですが、フレッシュプリキュア最初ED、今見てもめっちゃくちゃに可愛いですね……すごいわ……前田健は死んだんだっけ……

ブレイベストウォリアーズ

YouTubeで見られるのが気楽。1話5分だし。9話?ぐらいまで見ました。キャットバグかわいい字幕だとずっと集中して画面を見てないといけないので疲れますね。セリフもすごい多いからね。

すごいスピードで話が進むので楽しい。進んでいく話のそのほとんどはワケわかんねえんだけど

あとまあキャラクターかわいいからね。かわいくてワケわかんないものでずーっと埋め尽くされてるのが気持ち良いのかなあ

そういうワケのわからんものに埋め尽くされてる中に、恋愛感情とか、子供時代からずっと一緒にいるけどまだ言ってないトラウマとか、両親との関係性とか、そういう「わかる」ものが埋め込まれてると、なんかすごいエモを感じちゃうのかなって思いました

とにかく終始ずっと軽薄なのがいいんだよな。けっきょくこういうのが僕は好きなんだろうとは思います

 

 

これから見る予定のやつ

今数えたらあと89個もあったわ。たぶん一生かかるな。また見たら言うね!!

ダイナミックコード

グレゴリーホラーショー 

Show By Rock

Show By Rockましゅまいれっしゅ

おねがいマイメロディ

ジュエルペット

美男高校地球防衛部LOVE!

OBSOLETE

SSSS.GRIDMAN

DYNAZENON

アルドノア・ゼロ

忘念のザムド

ニンジャバットマン

プロメア

KING OF PRISM

てーきゅう

オッドタクシー

リヴァイアス

ガンダム00

ビルドファイターズ

ヨルムンガンド

バーディウィング

カウボーイビバップ

灰羽連盟

攻殻

ガンドレス

剣風伝奇ベルセルク

サマータイムレンダ

天国大魔境

RWBY

ダンタリアンの書架

グレンラガン

ストレンヂア 無皇刃譚

レヴュースタァライト

けいおん

トップをねらえ!

フリクリ

蛍日の社

夏目友人長

SPY×FAMILY

鉄コン筋クリート

星方武侠アウトロースター

呪術廻戦

サイバーパンクエッジランナーズ

獣旋バトルモンスーノ

舞HiME1期

今、そこにいる僕

バッドガイズ

長靴をはいたネコと9つの

ヒロアカ

アンデッドガールマーダーファルス

Vガンダム

ケムリクサ

GREAT PRETENDER

巌窟王

ガルパン

サイコパス

メイドインアビス

ソルティーレイ

終末のイゼッタ

スプリガン(1998)

劇場版エスカフローネ

まどか☆マギカ

キディグレイ

宇宙のステルヴィア

パワーバフガール

羅小黒戦記

パトレイバー

BLAME!

TRIGUN STAMPEDE

バズ・ライトイヤー

妹だけど妹じゃない

MIND GAME

フリクリ

ロングウェイ・ノース

BECK

NANA

蒼穹のファフナー

イヴの時間

アイの歌声を聴かせて

コップクラフト

王立宇宙軍オネアミスの翼

エデンズボゥイ

The Midnight Gospel

トランスフォーマー シージ

ゴジラシンギュラポイント

雲のむこう、約束の場所

南海奇皇ネオランガ

スパイダーバース

2023-10-08

楊麻の冒険

ChatGPTに歌を作ってもらった。

「儂の名前は楊某

儂の名前は麻某

二人合わせて楊麻じゃ

汝と儂とで楊麻じゃ」

上記歌詞です。

続きを作ってください。

ChatGPT

「風に乗って、遠くへ行こう

楽しい冒険の始まり

儂と汝、共に手を取り

未知の世界へ旅立とうじゃ」

「山を越え、海を渡り

見知らぬ土地を踏みしめ

楊麻の名を響かせながら

笑顔歌声を届けようじゃ」

「春の風に舞う桜の花

夏の日差しに照らされて

秋の紅葉が揺れる世界

冬の雪が舞い降りるじゃ」

「人々の心に希望を灯し

悲しみを癒し勇気を与え

楊麻の旋律で奏でる歌は

誰もが心をほぐすじゃ」

「時には困難に立ち向かい

絆を深めて強くなろう

汝と儂、共に進む道は

喜びと勇気に満ち溢れじゃ」

「楊麻の名は世界に響き

平和と愛を広げていく

儂たちの歌は絆を紡ぎ

永遠に輝く旅路となるじゃ」

以上が、続きの歌詞です。楽しい冒険や感動的な旅路を描きながら、楊某と麻某の名前を誇りに思い、世界に喜びと希望を届けるというテーマが織り込まれています

2023-10-03

犯罪者の住む場所について

例えば暴行不法投棄淫行などの比較的重くない犯罪逮捕され名前新聞に乗ったような人はやはり住んでる場所は離れて遠くへ行くんだろうか。 それでも隣の市などでほそぼそ暮らす人もいるんだろうか

2023-10-02

運送距離税っての考えて課税したら良くない?

そしたらみんな通販で買う遠くから取り寄せも控えて

地産地消もっと盛んになるのでは?って思うし、

燃料費高騰分も運送距離税の方で負担してもらったら

運送業者へ目くじらたてる人も居なくなるだろうから

とにかく今大変な遠くから遠くへ距離のかかる運搬の配送距離課税したらよいのでは?って思う。

そしたら多分体力のある企業が各地に倉庫を作って駆逐されるかも知れないが。

2023-09-21

私が好きだったライブコンテンツがどこか遠くへ行ってしまった話。

自分が好きだったライブコンテンツがひとりでにどっか行ってしまったという話。

まず始めに…

基本的お気持ちベース感想であるので、アレルギー症状をお持ちの方はブラウザバックなり、閉じて頂くなりが幸せに生きられると思う。

私的には世の中には自分が傷ついてまで見る事は無いというのが全てで、何でも見えるネット時代からこそ、何でも見てしまうよりは知らず生きる幸せをかみしめてほしいと思う。

お気持ちベースで書き鳴らしているので場所によっては乱雑な文章が取っ散らかっている所がありますので、ご容赦下さい。


正確には私も私で時計の針を一歩進めてしまい、どこかへ歩んでしまったが為に私にも原因の一端があるので、

キモオタクの単なる戯言だと思って聞き流してほしい。むしろこのような記事時間を割いてまで見るべきではないと思う。

世の中にはこういう意見もあるのだなあと思うならばそれは引き止めませんが、結果や貴方健康までは保証しません。


九月の頭、愛知県での事だった。片日だけのチケットを握りしめた私は高く飛び過ぎたイカロスのように叩き落されてしまった。

片翼では飛べなかったのだ。それも一番最後にだ。私を好きなら今すぐ来てねという声を聴いたっきり、私は明日また会う事が出来なかった……。


…と、いう事で片翼のオタク戯言を聞いてほしい。私は1日目しか行かなかったので1日目の演目の下、話を進めようと思う。


まずは、何故通し券がないにもかかわらずあの演目をするのか…という話から

これは全てのコンテンツライブに言えるが、1日目と2日目が同じタイトルな以上は、両日お互いに対して余計な負荷を掛けたり文脈を持たせるのは間違っていると思うからだ。

同じタイトルである以上、両日はツアー大トリで無い限りはどちらにも重きを置かずにある程度はその日だけでも楽しめる演目を組んでいただけるとありがたいと筆者が望んでいるかである

これは、全ての人間に言えるかもしれないが、仕事などの都合がつかずに、或いはチケットの都合上、片日しか行かれなかった場合、翌日に対して意味ありげ演出をされても困るので、

そういう意味では翌日に負荷をかけるトリの演目というのは好ましくない…と思っていたのだが…。演出家は検問所にある計測所において過積載で捕まる心配をした方がいいと思う。


ただ、同タイトルであれ、二日通しでお楽しみ頂けるように組んでいくのであれば二日通し券があるべきなのでは…?と思う。折角チケット先行用のプレミアム会員もあるのに…。

と、いうのがまずはお気持ちの一つ。まあ、ゲームでは毎日会えるので不健康オタククンはおうちでブルーライトと仲良くしてなさいと言うならばその通りに受け止めるが…。


過去演目の焼き直しが多すぎる・楽曲選出に偏りがあるという事

何曲かは過去の同地で行ったウケの良い演目オマージュしたいのだろうか、そういう選曲がなされているのは理解しているが、

余りにも毎回やっているのでそろそろ飽きが来たこと、そしてどうせこの曲が来てしまうと言う展開が読めてしまう事に一つある。

特に本年の愛知公演でも1日目13番目の演目は、一昨年に行われた同地前回の2日目に出て来ていて、更に遡ると名古屋市内の公演でも披露していて、

土地楽曲が著しく結びついて意外性という面白味に欠けると筆者は考えているからだ。方言キャラは多くないのに曲に地域性があるらしい。凄く奇習だと思う。

近年は意外性を売りにしているコンテンツライブだと筆者が受け止めていたばかりに、楽曲が予想の立てられるものでは非常に面白くないという話でもある。

1日目を取っても5曲ほどは過去2年で同地で行われた楽曲が含まれている。なんと演目の約20%だ。降水確率なら雨の心配をするレベルでもある。

思い出話をしたい人には良い話だが、わざわざ遠征までして見たもの過去の焼き直しというのはまったく面白くない話だ。家で円盤を見た方がマシだろう。

それならば百均で売っているHIT曲のコンピレーションアルバムを買う方が安上がりだと思う。実に100分の1の値段で済むというから良心的な話だ。

コンテンツには――――税と呼ばれるまでに高騰化しているチケット代という概念が既にあるのに、更にコンピレーションアルバムを流されているようでは溜まったものではない。

特に先ほどの13番目の曲はコロナ禍前にも同地域でやった事がある演目が故に、特に薄味として印象深い。5年で3公演に顔を出している。皆勤賞狙いか

他、強いオマージュを感じる公演としてコロナ禍前最後大阪での公演の事を強く思うが、今回の28曲の内3曲が被っている。概ね300曲を超える曲数のコンテンツライブとは思い難い被りようだ。

一曲演目場所といい特殊バージョンイントロといい強くオマージュを感じざるを得なかった。この曲の起用方法に関しても少し思うところがあるが、少なくとも思い出は思い出でじっとしておいて欲しかった。

もっと曲数が少ない所でももう少しいい組み方をする所はあるし、過去演目同士を切り貼りしてもキモいフランケンシュタインが出来るだけだと思う。これからパッチワーク教室でも開くなら是非頑張ってほしい。


機会の均等化による歪さが目立つ印象が強かった。

ここのコンテンツファンは熱心なファンが多く、機会均等法を声高に叫ぶファンが大変多い為しっかり起用に応えてくれたのはある種一つ良かったと思う。ここだけは評価している。

ただ、その陰でこのコンテンツが元来持っていた時に人を傷つけるような美しい鋭さは失われ、特に機会が均等に機械的に割られただけで、

センターの回数までは気が回って居なかったり、楽曲が持つイメージを損なってしまったりしていた演目があったのは一つ残念な点として深く印象に残った。

出場機会の均等を図るくらいならば偏りがあってもセンターをしっかり廻すべきだったと思う。私が応援していたのは果たしてアイドルコンテンツだったのか…?と疑問に思ったくらいに。

あと、楽曲が持つイメージを損なったという点では意外性のある選出やキャラクターの新しい一面を見る為の科学反応の為の選出ならば目を瞑るが、

三角形イメージした楽曲に6人投入するのはどういう意図なのかは掴みそこねた。六角形は半分にしても三角形にはならないというのに。

こういう滅茶苦茶な演目の組み方をする事が近年の公演で増えており、イメージ先行でのみで組んで、歌詞の割り振りなどの子細にまで目がいかなくなってしまったのかと悲しみを感じる。

どの演目とは言わないが2人がユニットでの相方や一人からの選出に対して、残り一人が公式で絡みがあるだけで特にユニットが組まれた選出ではなかった演目があり、個人的には疑問に感じた。

もしその人の推しであるならば大変申し訳ないのだが、あくまでも公式として謳って出しているもの非公式的に近い事に対しては納得がいっていない為であるキャラクターや演者に罪は無い。

そういったこともあり、深い意味合いで文脈が無くなってしまったが為に演者サイドからサインを受け取るのも難しくなった。魔法が解けた灰被りのお姫様を見ている気分だ。

私らは吊るされた男ではなく一端の魔術師としてこのコンテンツライブを見に来たつもりなんだけどな…。運命の輪というのは時に残酷カードである


続いてハコの選出に関して

結局大きなコンテンツと言うのは人数を収容しなければならない以上、場所を選んでしまうので多少仕方がない事ではあるという事は理解しているがやはり平面と言うのは…。

そもそもハコを見て応募を辞めようとも思えばいい事だというのは重々理解しているが、それはそうとして推しが出ている以上は行ってみるか…と応募したがばかリにこれを強く思う。

と言うのも筆者は身長が約150cmしかなく、とてもではないが前方席を引かなければ170cmや180cmなどの有象無象に埋もれてしまう事に一端があるとしても、多少手心があれば…と。

厚底の靴などで身長を積み増せばいいとは思うが、今回のハコは大変僻地もいい所の絶海の孤島なので動きやす恰好が望ましいと思った次第でどうにもこうにもならなかったというのが一つ。

是非よろしければ低くなって頂ければありがたいが、強要をするのも間違っているとも思うので、次回から平面の客席を採用する際は竹馬を利用する事をどうか許してほしいと思う。最低限は脚立。

それからパイプ椅子による指定席で隣の人と距離が近すぎる上に、隣人を選べないというのも一つ困ったという話だと思った。どれだけ身が細くても斜めに立たないと肩が当たる気がする。

卒業式のように姿勢よく座るならまだしも、多少動きの生じるライブパイプ椅子というのはちょっと狭くないかなあと思うところがある。幸いにも圧迫はされたことはない。

筆者が最近ライブハウスに通う事が多くなり、様々な曲や演目人間に対してご自由ポジショニングを取る事に慣れてしまったので致し方ない部分はあるが、

流石に外出するに際して見てくれの悪いオタクや二階三列四番の雰囲気を漂わせた隣人を2時間もの間同じ空間居合わせしまうのも考え物だなと思ったからだ。

頼むから家を出る前に最低限の見てくれと香りは何とかしてほしい。別にそこさえ担保してくれるなら絵具を混ぜた様な情けないナンセンスコンテンツTシャツを着てても許すから


因みにだが、別にオタクが好き勝手自分の頭上や近隣で暴れたり光ってくれる分には特には思わない。その人の推しが居てその人なりの表現があると筆者は考えているので。

しろある程度元気な方が演者と観客の対話的なコミュニケーションみたいで大変面白いので積極的にやってほしいと考えている。勿論、レギュレーション範囲内での話だが。

こう明記しておかないとこのコンテンツ勝手に余計な文脈を取って独りでに発狂する大変熱心なファンが多い為にコメントを返信する時の私が苦心するのでここに記しておく。


良かったと思うとともに私がここを去る事を決めたという話

今回一番良かったと思うのはコンテンツ新人が暖かく迎えられたという事だ。

拍手喝采でこの大舞台に迎えられてしっかりと立っているのを見ると、私のような逆張りオタクではなく、もっと相応しい人が客席に立つべきだと感じたかである

つい4年前はこのコンテンツの熱心な盲信者たちが私の心地よいインターネット楽園荒らしていたと思うともう隔世の感が出てきたが、

そういった逆張りをしなくてもよくなったというのは一つ明るい話であったと思う。もし過去にそういう事をしたと思うならばしっかり反省してほしい。


おわりに

長々と語ってしまいましたが、無計画闇鍋によって昔のような歌詞割りや演目による演者から文脈を感じ取る事が出来なくなり、

過去公演の焼き直しと新曲披露会のような地方産業館で見る様な薄味の展示会に高いチケット代を支払うのは勿体なく感じてしまった為に

このように文句を垂れているオタク戯言にお付き合い頂き、本当にありがとうございます

こうしてみるとこのタイトルは半分くらい間違っていると今思っています。でも正直向こうも半分は間違えている気もしている。私が勝手に。

これは一端のマジョリティでもあります私のお気持ちであり、大多数が今のままでいいと望むならばそのコンテンツはそのように進めばいいと思います

たまたま持っていた銀河鉄道切符が、今回で私の終着駅となったからです。今まで楽しい旅をさせて頂きありがとうございました。

これからが目ざましい活躍を見せる推しオタクはここからが始発駅ですし、勿論ここに至るまでに終点に至ったオタクも居ると思います

推し方は人それぞれで、私はここで一旦区切りがついたと思っているだけですので、是非どうか私の事は呼び留めずに忘れてください…。


今、私は安いチケット代と共に無計画闇鍋の極みみたいなフェスなどを空中浮遊しております別に規模や演者に一切の貴賤はありません。

もし気になれば知見を広めるためにも様々な「アイドル」に触れてみるのは如何でしょうか。素敵な音楽出会い、様々な人々の熱い思いなど、

色んな物を吸収してみるのも一つの栄養ではないか?と思っています。このような場でお勧めするのも私としても大変心苦しいものがありますが…。

また、どこかで亡霊となった私をどこかの会場で見掛けた際は、暖かく出迎えて頂けると幸いです…。本当にお読みいただきありがとうございました。

2023-08-16

君がタバコの灰を落とす度

君が少しづ遠くへ行ってしまう気がするんだ

2023-08-02

誰か故郷を想はざる

いしいひさいちのROCAがKindle Unlimitedに追加された

発売から1年の区切りらしい

それまでは公式ホームページから通販する以外ほとんど手段がなく、この制限さえなければまだまだロカは遠くへ行けるはずだろうにと思い歯痒かった

もしこれを読んでいて、まだROCAを読んでいない諸兄は今すぐKindleを開いて欲しい

今まで注文して振り込みして数日待たないと読めなかったポルトガルカラーの本がすぐ手の中に収まる


この1年ありとあらゆる場所評価されて続けてきたのでご存知かもしれないが、読後は凄まじい衝撃と言い表せない感情に襲われる

衝撃というと地割れとか雷みたいなイメージだが、ROCAのそれは波だった

突然ザーンと襲われて消え、え?と思った瞬間またザーンと襲ってくる、そうしてざらざらと削られるまま立ち尽くしていたら、そのうちに落ち着いた波の音とカモメの声しか聞こえなくなってしま

この海がどこにあるのかは、読み終わった時に誰しもわかるだろう


ROCAは宿命望郷物語

もう別れてしまって会うことのない人や、頭の中にしか残っていない子どもの頃に見た景色

そして必ずそこには変わることのない想いや風景があるということを思い出させる

いしいひさいちのようなシニカルな人にもそういった想いがあり、それを漫画として表に出したということが、驚くと同時になんだか嬉しくもある


9月3日には、ROCAの新作「花の雨が降る」が発売される

9月2日に72歳を迎えて1発目の単行本(同人誌ではあるが、もうそんなの関係ないと思わされる、あとタイトルがすごい)

ロカという歌い手の歩み、そしていしいひさいちという作家の歩みをこれからも見られることに感謝したい

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