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はてなキーワード: 財政健全化とは

2021-04-17

anond:20210417074939

配分とか言っちゃう辺りまともに勉強したことないんだろうけどそもそもお金ってのは借金の形でしか民間に出回らないものなんだよ。

大元が全部日銀債務なの。

借金でばら撒いて最終的に税金で回収すると当然金持ちのほうが多く税金を払うわけだから金持ちから貧乏人への再分配効果はあるよ。

消費税みたく逆進性の高い税金財政健全化を図ろうとするとその効果は薄れるんで財務省はクソだけどな。

まあ財政健全化は立憲民主も唱えてることなんで結局自民党下野したら下野したでもっと格差は拡大すると思うよ。

2021-03-27

anond:20210327065108

MMT新興宗教みたいに捉えてる人いるけどベース20世紀前半からあるケインズ経済学からなあ。

特に経済理論としておかしな主張がされているというわけでもない。

まあぶっちゃけそのあたり元増田感覚も間違ってなくて政治家は割と無学なんだろうし、官僚法学部卒が幅を利かせてて経済に対する素養がない感がある。

大体日本ケインズの言う不確実性への反応がもっとも過敏な部類の国民性があるんだから特に有効だと思うわ。

コロナ禍で順調にタンス預金増えてるけど、この辺も不確実性に対する備えっていう概念が抜けてるケインズ以前の経済学だと資産として配当も何もつかない現金を貯め込むなんてのは想定外のことだったりするわけで。

その辺ケインズ金融政策で低金利を維持して現預金メリットを減らしつつ、財政政策有効需要を拡大させて投資国内に向かうようにすることを提唱してたわけだけど、日本異次元緩和始めたまでは良かったけど財政出動消極的消費税上げて財政健全化図ろうとしちゃうから半端にしか機能してない。

政策でもって将来の不安に備えて現預金を増やすという行動を抑制した上で、消費や投資メリット不安を解消する社会保障を拡充しない限り日本不況永遠に続くわ。

つーか奇しくもコロナ日本以外の主要国が概ね金融緩和財政出動もフルパワーで事実上MMT採用してる感じになっちゃってるからMMT有効かどうかは10年も経てば明らかになるだろうし、有効であれば財政面でひよってる日本がまたしても一人負けする時代が来るだろうな。

2021-03-04

日本貧乏になったか

平成28年衆議院での質問がある

http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a190039.htm

なぜ日本がここまで貧乏になってしまったのかという疑問に関する質問主意書

 内閣府は昨年十二月二十五日、二〇一四年の国民一人当たりの名目GDPが三万六二〇〇ドルで、これはOECDに加盟する三十四か国のうち上から二十番目で、統計確認される一九七〇年以降、最も低い順位になったと発表した。なんとイスラエルにまで抜かれてしまった。失われた二十年と言われている期間に、日本はここまで貧乏になってしまったのである。この期間において、財政規律を重んじすぎ緊縮財政デフレを続けてしまったのが原因だと考える。円安・株高・原油安という日本経済にとって追い風を受けながら、デフレ脱却さえできていない。二年で二%のインフレ目標も、実質二%、名目三%のGDP成長率の達成にも失敗した。日本経済成長率の低さは現在世界の中で際立っている。一月三日のTBS時事放談にて石破茂地方創生担当大臣は「財政規律が緩んでしまったらハイパーインフレしかないと強く認識している」と発言し、アベノミクス三本の矢のうち第二の矢を否定した。

 これに関連して質問する。

一 内閣府経済社会総合研究所編の「国民経済計算報告-平成二年基準-(昭和三十年~平成十年)」によれば、一九九三年と一九九四年、日本の一人当たりの名目GDP世界であると書いてある。これらのデータは今でも変更はないか

二 一人当たりの名目GDPは、その国の豊かさを表す経済指標である。その意味日本は一九九三年、一九九四年、世界で最も豊かな(あるいはそれに準ずる)国であった。しかし、その後財政規律を重んじすぎて緊縮財政を続けデフレが続くことになり、二十年以上の間、実質賃金が下がり、結果として貧乏な国になってしまったと考える。つまり経済政策の失敗が日本貧乏にしたと考えるが同意するか。

三 もし日本貧乏になってしまったのが、前記の理由ではないと主張するのであれば、何が原因であると主張するのか。また、どのようにしてその流れを止めることができると考えるのか。

四 日本がここまで貧乏になった理由円安では説明することはできない。一九九三年、一九九四年頃、一ドルは一〇〇円~一一〇円程度であった。この頃、一人当たりのGDPを見ると、ルクセンブルグスイスなどは日本と大差なかったが、現在ルクセンブルグ日本の三倍以上、スイス日本の二.四倍になっており、とても円安では説明できないのは明らかではないか

五 増税国民からお金を取り上げ、貧乏になった国民を更に貧乏にする。二〇一七年四月から消費税増税は、国民の実質所得を下げ、国民節約強要し、消費を縮小させるから世界の中で相対的日本国民を更に貧乏にしてしまうと考えるが同意するか。

六 日本貧乏にしてしまったら、国の借金一〇〇〇兆円は返せなくなるし、社会保障も貧弱なものになると考えるが同意するか。

七 財政規律をごく僅かでも緩めると、とたんにハイパーインフレになると考えているのか。財政赤字が何兆円を超えるとハイパーインフレになると考えているのか。

八 例えば財政規律を五兆円だけ緩めるとしよう。平成二十二年八月に内閣府計量分析から発表された乗数によると、五兆円公共投資を増やした場合一年目に実質GDPは一.〇六%増加、名目GDPは一.一五%増加、消費者物価は〇.〇七%上昇ということで、ハイパーインフレにはならず、可処分所得は〇.九四%増加、また公債残高の対GDP比は一.六五%PT減少するとなっており財政健全化するわけで、日本経済にとってよい材料ばかりである。このような経済の好循環を引き起こすのは公共投資だけに限らない。日本が急速に貧乏になっていくのを防ぐためには、緊急に財政支出を拡大すべきだと考えるが同意するか。

九 公共投資の増額を二年後以降も同様に続けた場合を考えると、債務が蓄積されるかのような錯覚を受けるかもしれない。しかし、毎年乗数は変わるのであり、二年後以降はその年に計算された新しい乗数で何が最良な財政政策であるかを検討すべきだと考えるが同意するか。

十 昨年の十二月二十二日に甘利大臣は二〇一七年四月に予定されている消費税一〇%への引き上げ実施は「増税デフレに戻ることがないのが条件」と述べた。もし、大部分のエコノミスト増税デフレに戻ることを予想したら増税は延期されると考えて良いか

 右質問する。

これに対しての回答がこれだが、いつも言われていることを繰り返しているだけで、あまり意味がない。

一について

 お尋ねの日本の一人当たり名目GDPについて、平成六年につき「平成二十六年度国民経済計算確報(フロー編)」(平成二十七年十二月二十五日内閣府公表)等、平成五年につき「支出系列簡易遡及平成十七年基準」(平成二十六年一月二十日内閣府公表)等を用いて計算すれば、米ドル換算で、それぞれ三万八千八百四十四米ドル及び三万五千五百四米ドルとなり、いずれも経済協力開発機構(以下「OECD」という。)加盟国第三位となっている。

から四までについて

 御指摘の「貧乏」の定義が必ずしも明らかではないため、お答えすることは困難であるが、我が国の一人当たり名目GDPOECD加盟国内の順位が低下した要因としては、世界経済が成長する中で、我が国経済デフレ状況にあって、名目GDP成長率が相対的に低かったこと等があると考えている。

 政府としては、長引くデフレからの早期脱却と日本経済再生のため、大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資喚起する成長戦略三本の矢からなる経済政策を一体的に推進してきた。今後の経済財政運営に当たっては、アベノミクス第二ステージにおいて、名目GDP六百兆円を平成三十二年頃に達成することを目標とし、これまでの三本の矢を束ねて一層強化した新たな第一の矢である希望を生み出す強経済の推進に取り組むとともに、その果実を第二、第三の矢である夢をつむぐ子育て支援安心につながる社会保障もつなげることで、新・三本の矢が一体となって成長と分配の好循環を強固なものとしていく。

五及び十について

 社会保障制度次世代に引き渡していく責任を果たすとともに、市場国際社会における我が国の信認を確保するため、平成二十九年四月の消費税率の十パーセントへの引上げは、リーマンショックや大震災のような重大な事態が発生しない限り、確実に実施することとしている。その上で、政府としては、経済財政運営に万全を期してまいりたい。

六について

 御指摘の「貧乏」の定義が必ずしも明らかではないため、お答えすることは困難であるが、平成二十九年四月の消費税率の十パーセントへの引上げは、市場国際社会における我が国の信認を確保するとともに、社会保障制度次世代に引き渡していくためのものである。その増収分は全額、社会保障の充実・安定化に充てることとしている。

七について

 ハイパーインフレーションは、戦争等を背景とした極端な物不足や、財政運営及び通貨に対する信認が完全に失われるなど、極めて特殊な状況下において発生するものであり、現在我が国経済財政の状況において発生するとは考えていない。

八及び九について

 我が国財政については、極めて厳しい状況にあり、デフレ脱却・経済再生を図りつつ、その持続可能性を確保することが重要である政府としては、「経済財政運営改革基本方針二〇一五」(平成二十七年六月三十日閣議決定)に盛り込まれた「経済財政再生計画」に基づき、平成三十二年度の財政健全目標の達成に向けて、経済財政双方の再生を目指す経済財政一体改革に取り組むこととしている。

2021-02-12

はてな民ツイッター民政財界見方が完全に間違ってる

特にこれを消費増税に関する議論で強烈に感じる。

みんな大前提からしてもう間違ってる。

そもそも総理大臣閣僚官邸官僚財務官僚も大企業も、「公共のため」とかの清潔な動機一生懸命なにかを成し遂げようとすることがあるってのは完全なフィクションだとまず理解しないと。

国難に立ち向かう偉いさんなんてものフィクション

井戸作品的な感覚を捨てないと完全に見誤る。

彼らがガチるのは利益共同体権益が侵された時、拡大できそうなときだけ。

この事実をわかってないはてな民Twitter民が多すぎる。

肝に銘じて欲しいのは、例え大災害が起きようと政治家とか大企業が「金銭的な損得抜きで」手助けのために何か行動を起こすなんてことは絶対ない。

一見公共のため」っぽい動きがあったとしてもそれは例外なく「私利私欲のため」。

公共のため」は建前。

消費増税に話戻すけど、

消費増税推し進めようとするお偉いさんは「このままだと財政破綻する!増税せねば!」ってスタンスリフレ派とバチバチやり合ってる。

でも彼らは、少なくとも今増税すると財政健全化どころかひたすら経済死ぬだけってことなんて百も承知なんだよ。

だてに東大出てねえわ。

リフレ派vs緊縮財政派」っていうおとぎ話を信じちゃいけない。

「身内の利益派vs身内の利益派」←これが大前提からな。

肩書きは建前で使ってるだけ。

こいつらどっちも国のため、財政のためじゃなくて、狭い身内の利益のためだけにやり合ってる。

消費増税庶民が超不利であっても、富裕層(特に企業)にとってはモロにそのまま金銭的な意味で超絶ボーナスステージになるから国は死ぬ気で増税したがってる。

財政健全化が~」とか「このままだと国が沈没する!!」とか言ってるけど全くナンセンス

経済学的に今増税したらぐうの音が出ないほど大間違いっていうのもそうなんだけど、なによりこの国のお偉いさんは大前提としてもし仮に「国が沈没する!!!」みたいな危難が到来しても、目下の身内の利益関係なさそうならそれを防ぐために死にものぐるいにはならないってことを理解しないといけない。

逆に言うと、身内の利権を獲得するために国が破滅に向かうことが頭で理解していたとしても彼らは「うーん。でも利権を獲得せねば!」で全く止まらない。

消費増税推進派の真の動機は「日本経済死ぬ!だが俺たちの利益のために!」。

消費増税反対派の真の動機は「俺たちの利益のために!あと庶民生活増税するよりマシになるらしいな!(知ったこっちゃねえけどな!)」。


お偉いさんは庶民が血反吐はいて死のうが、日本が滅ぼうが「身内の利益」のために動きまくるって大前提理解した上で、「どのお偉いさんも、俺たちを死んでもいいゴミクズだと思ったうえで動いてはいるが、副次的に俺たちも恩恵に与れるのはどの政策なのか、どの権力者なのか」って考えを持ったほうがいい。

拉致被害者奪還も、震災復興も、企業メセナ活動も、太平洋戦争遺骨収集も、とにかく全部「自分の財布や地位にとってプラスから」やってるだけ。

なによりもまず、こういう彼らの生態を理解しよう。

2021-01-20

なぜ補助金手続き煩雑なのか。

某有名声優が、新型コロナ対策補助金手続き煩雑だと嘆いている。

周囲の人間が誰も給付できてないし書類不備差し戻しされているらしい。

でもまあ残念ながら国民自業自得

生活保護受給要件を「本当に必要な人だけに。ズルは許さない」「国のお金なんだから厳正に審査されるべき」厳しくしていった結果、自分必要になった時の審査が異常に厳しくなるのは公務員のせいでもシステム設計のせいでもない。

自分関係ないと思っていた国民のせいだ。

なぜ政府補助金手続き煩雑なのか?

財政支出を小さくするためにあれこれ条件をつけて手続き煩雑にしている」

これは明らかに間違い。

補助金には「売り込み」という作業があって「お願いだから使ってください」とお願いしている有り様だ。

不正受給が起きるたびに厳しくしろと言った結果。

今更「手続きが難しい」「金を出さないつもりか」と怒るのは筋違いだよ。公務員だってこんなくそ煩雑なのかシステム給付なんてしたくないんだよ。

これで金額間違いや不正受給が起きたら許せないって怒るだろう。

何回も書類不備で差し戻されるということは「実際に審査して給付する気がある」ということだ。

給付する気がないならどこが不備だから直してくれなんて言わない。差し戻される、この書類をつけろと言ってるのは「出す気がある」ことの裏返しだ。

これはエンドレスに公金の取り扱いを厳しくしろ要求をされ続けた結果なのだ。こんな審査誰もしたくないが、国民要求に応えた結果である

補助金は、「出しすぎて予算が足りないので要件を厳しくする」ってこの前みたいなことはあってもことは「払いたくないか予算内だけれど申請の段階で最初から書類不備を作り出してはねる」なんってことは絶対にない。だって予算消化しないと実績にならないじゃん。

国民要求に応えた結果だ。

補助金漬けだの財政健全化だの言いまくった結果、いざ自分補助金必要な時には、こんなにしちめんどくさいことになってるってだけの話だ。

2021-01-02

anond:20210102223910

民主党は何であんなに公共部門財政健全化にこだわったんだろうな。

ダムから人へって言って、結局建設土木雇用は減らしたけどそれに代わる雇用を創出できなかった。

2021-01-01

最近財務省メディア戦略と思われる記事大手新聞社説を賑わせているな

コロナ禍での補償を口実とした財政拡大により、国の財政健全性が損なわれているとか、そんな感じの内容だ

朝日産経毎日大手新聞社説として似たような論調で揃えているが、財務省が裏で糸を引いているのは明らかだ

国民財政健全化が必要なんだと思い込ませた上で、コロナに託けた増税という腹だろう

ただでさえ支持率の低い菅政権から、そんなことをすれば退陣待ったなしではあるが、

どうせ民衆の信頼を失った政権なのだから、ここらでバクチにでも打って出させて、増税が通れば儲け物って計算

2020-12-31

日銀ETF購入は財政健全化のためだろう

富裕層恩恵格差広げた日銀ETF購入 売却も困難、引くに引けず:東京新聞 TOKYO Web

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.tokyo-np.co.jp/article/77315


ブクマは「実体経済との乖離」で大合唱だが、

この株価高によって、政府が着々と財政健全化果たしていることになぜか言及が見られない。

もちろん、それが正しいということではなくて、

実体経済との乖離問題にするなら、なぜ緊縮財政への批判が見られないのか、ということ。

2020-12-17

悔しいがトヨタ社長発言は正解では

まーた、自動車ビジネスモデル崩壊なんてしとらんやろ、という見出し詐欺はともかく

コロナで一度はマイナスにまでなった原油価格である

その結果、原油が安いのでパナマ運河通行料払うぐらいなら迂回するわ、になってたはずである

まり、新型コロナの影響がまだまだ続くのであるならば、ガソリン車は経済政策的にも大正解なのである

政府がなんでこんな混乱した状況下でレジ袋だの脱炭素だの騒ぐのか理解に苦しむのだが、

試験の前になるほど部屋を片付けたくなるとか、そういうことだと思ってる

ただ、ニューディールとでもいうか、コロナだの戦争だので社会が混乱していると考えるならば、このタイミング財政健全化などクソ食らえであって、

今は金を出して人工的にでも雇用仕事を作るのが国の役割のはずである

よって、レジ袋はともかく、脱炭素という名目仕事雇用ができるのなら、それはそれで正解であろう

しかし、政府が掲げる脱炭素だのDX化だのといった経済政策特定企業流れるようにしか見えなかった

もっと広く雇用を作ることを目指さなければ、本当にコロナダメージが酷いなら国が根底から揺らぎかねない

不愉快ではあるが、政府Uberのようなギグエコノミーに半分金を出すというのもアリかもしれない

それによってギグエコノミー従事する者は正規雇用になり、安い賃金であれ日本社会保険システムから医療も受けられる

自転車バイクにできるし、バイクEVでなくてガソリンで構わないはずだ

皮肉なことにトヨタコロナで大儲けである

それはハイブリッドであり、コロナ需要ガソリン価格の低下が牽引しているのだろう

ここで急な脱炭素というのはトヨタのような勝ち組にもよろしくないし、自分のような社会負け組にもメリットがないように思える

2020-12-12

アベノミクス評価

日銀若手記者が直撃:読者の疑問に答えます アベノミクス評価割れるのはなぜ? 立場で異なる成果と課題 - 毎日新聞

https://mainichi.jp/articles/20201211/k00/00m/020/140000c

BNPパリバ証券河野龍太郎チーフエコノミストによると、

第一の矢の金融緩和と、第二の矢の財政出動を続けて景気を回復させ、完全雇用に近い状態を維持しました。この点は十分にやったと言えます

で、第三の矢が不十分であったと。

嘘だろう。

第二の財政出動最初の1年こそ行われたものの、その後は不十分であり、

少し景気が上向きになりそうになると、増税予算削減をして意図的に成長率を抑えることで、

セコセコと財政健全化に励んだのがアベノミクスの正体だろう。

肝心の野党財政健全化自体批判するどころか、放漫財政などと批判する始末で、どうしようもないのが、日本の状況。

追記

まり理念としてのアベノミクスは間違っていないと思う。

そりゃそうだ、基本的には中学社会教科書に載っているような、オーソドックスマクロ経済イロハに沿っているのだから

コロナ禍の今こそ必要なのはアベノミクス理念通りに完遂することで、金融緩和財政出動を控えることではない。

つい野党を腐してしまうのは期待の裏返しなのだが、つい先日も立民枝野代表は、はっきりと金融緩和と財政出動疑義を呈していて、絶望的な気持ちになった。

なぜなら、頭の中がまだ昭和なんですよ。公共事業を増やせば景気がよくなる。金融緩和と言って、銀行がじゃんじゃん金を貸す、そうすれば、みんな金借りて、家を立てる、新しい工場を立てる。昭和はそうだったんです。でも、もう三十年以上たって、同じやり方が通用しない時代になったんだから、もうひとつ選択肢を、みなさん、私たちと一緒に育てませんか?

「温かい政治をもう一度この国に取り戻す。」街頭演説 #新立憲大作戦1105 @新宿南口 11/5 《全文書き起こし》

https://note.com/edanoyukio0531/n/nbd47a79de0f5

景気をよくしよう、正社員を増やして消費を伸ばそう、内需拡大しよう、は、いい。

しかしそれなら何で、金融緩和財政出動NGになってしまうのか。馬鹿なのか。

エッセンシャルワーカーへの支援必要だろう。

しかし、それだけで景気が回復し、消費が伸びるものか。

2020-12-11

高齢者医療費問題のような社会福祉は、もうMMTを論拠に国債をじゃんじゃん発行して拡充させていくしかないでしょ

もしそれに反対だったら、今国民享受できている福祉はどんどん利用できなくなっていく

今よりも苦しい生活格差の拡大を我慢してまで、国の財政黒字にしようとするのは馬鹿げてる。

ってか、いまさら財政健全化(笑)なんてやるのも無理だし、開き直ったほうが潔くてよっぽど良いよ

2020-11-26

anond:20201126060058

結局株価金融緩和財政出動で上がるから中央銀行政府ビビるような出来事が起きれば起きるほど上がっていくんだよなあ。

逆にいえば何もない時にはその分国が経済にフタをしているわけだが。

まあこういう時は通貨統一しちゃってて各国で独自金融政策が取れず、感染状況も酷いEUが一番深刻な事態に陥る可能性があるかもね。

日本なんて慎重になって財政健全化を図ったり規制各種法規制が厳しすぎて先端産業がさっぱり育たないのが原因で衰退してるだけだから、なりふり構っていられない状況になった方が伸びるよ。

歴史的にも毎度毎度追い詰められてめちゃくちゃになってからじゃないと復活しないだろこの国。

2020-09-08

自民党総裁選で誰を選んでも経済的悪夢な件について

石破

経済政策グレートリセット

資本主義による経済発展否定的ポルポトキチガイ

岸田

経済政策財政健全化

政府支出を絞って財政再建を目指す伝統的なキチガイ

経済政策経済スリム

中小企業を締め上げて倒産に追い込み大企業への富の集中を目論む新自由主義キチガイ

何とどれを選んでもハズレ

どの地獄が一番マシかを選ぶ今回の自民党総裁

さあ、君は誰を選ぶ!?

2020-08-30

次の政権はどうすりゃいいんだ?

経済科学技術について。


輸出立国から投資立国になったといわれ、その根拠に使われている国際収支発展段階説だと、

投資立国は5段階目で、次の6段階目に待っているのは債権取り崩し国となる。

国家として理論通りならいいじゃないいかと言いそうだが、本当にそれでいいのかというのがある。


金融政策だけでは効果がなく、財政政策もセットで行わなければという声が、ここ数年で大きくなっているが、

具体的な仕組みに対する議論が進んでいない。

コロナ政府事業を行おうとすると、特定企業を頼らざるを得なかったり、急な需要増に対して人手が確保できない、財政健全化との両立ができないなど、上手く動けなかった。

第二次世界大戦アメリカの時のように、素人を集めてきても標準化や分かりやすマニュアルや仕組み作りで、急な需要増に対応できるといったことを、この国は結局してこなかったということだろう。

財政出動と言っているが、ここの事業政府投資すればリターンがあるという話がない。

政府が金だけ出してなんとかなるなら、地方創生もっとうまくいってるはずだ。


輸出立国ではなく内需に支えられているというが、成長産業があるかという点が抜けていて、衰退するのが予想されると投資が行われない。

S&P500に投資するように、アメリカにばかりお金が流れていく。

一部の産業けが衰退ならまだいいが、複数産業でとなると難しい。


財政再建ドイツを目指せという話もあるが、ユーロ圏に属していて経済力に対してドイツ国以外とは割安になって輸出に有利になること、緩衝地帯があるので軍備を無視できるなど、事情も違う。


2020-05-13

anond:20200512021208

アンチ安倍の主張とは裏腹に、安倍政権ビビリだから、新解釈の強行でも改竄でも、コトの本丸には手を付けない傾向にある。

原理的にはやりたい放題になる可能性はあるんだが、それを利用してめちゃくちゃやるのかというと、そうでもない。

森友の改竄も、読めば確かに文書趣旨は変わっておらず、まあ政治家とか首相夫人名前が消えてたんで一部の人らは発狂してたけど、

彼らの関与で土地の値段が下がったわけではないのは明らかだったんで、あれ、野党マスコミビビりすぎたのが最大の失態なのよ。

要は安倍政権というのは、とりあえず政権が存続することが至上命題になっている感すらある。改憲ですら与党陣営へのポーズに見えてしまう。

安倍が巨額のカネを動かすとか、どこ見てもないでしょ。疑惑になるのは、政権周辺の、せせこましい案件ばかりだ。

それにしてもポスト安倍となると、与党にも野党にも、インパクトのある経済政策を語れるものが少ない。

しろ維新が緊縮の側から存在感を増してきてやばい

ええ、安倍のやってることは緊縮ですよ。ただし安倍に信念はない。風向きが変われば、コロッと2回消費増税を延期したりもする。

信念がなければこそ、財政拡大派の学者をしれっとブレーンに据えたりもするし、またその下で金融緩和だけ続けつつ、財務省の言うがままインフレにならぬよういわゆるデフレスタビライザーで財政出動を抑え、財政健全化の実績を作っていたりする。

しかしこんな右往左往安倍に対してですら、特にマクロ経済政策において、アベノミクス問題点個別に指摘し、うちの党は金融政策はこうやる、財政についてはこうだ、と語れる政治家ほとんど皆無だ。

カネを右から左に移すことしか考えてない政治家多すぎ。

アベノミクス金持ち優遇格差拡大!としか言えない奴ら、論外。「人への投資しか言えないのも、論外。

さらコロナ騒ぎで増税正当化しようと躍起になっている連中が跋扈している。これに日本国民抵抗するのは、至難のわざだよ。

安倍みたいに汚れまくってる奴より、清廉な顔して、国民のために寝ずに働いてます、この身を犠牲にしてでも国民のために頑張ります、みたいな顔してる奴が、一番危険

2020-04-13

anond:20200413132951

地方病院赤字経営も抱えていて

財政健全化をずっと言われているなかで人件費を増やすのは稟議通りづらいんじゃねえかな

給料1/2に減らして2人目を雇うとなったら医者生活厳しくなるだろうし

2020-02-29

おかしルールはさっさと変更して、がっつり財政出動をしなさい。民が困っている時に金を配らない政府なんて、存在意義がありませんよ!

"国債返済を「予算外」一時検討 会計分け単年度収支明瞭に/さら財政規律ゆるむ懸念 財務省"   朝日新聞 2020年2月18日 5時00分

https://digital.asahi.com/articles/DA3S14369120.html

財務省が、国の財政制度の抜本見直しを一時検討していたことがわかった。財政の現状と健全化の進み具合を一般会計予算上で見えやすくし、健全目標の達成を促すためとされる。ただ、具体策としてあがった国の借金となる赤字国債の返済ルール見直しなどに対し、逆に規律さらに緩みかねないとの慎重な声も省内で強かった模様だ。

日本は「60年償還ルール」があるので、財政赤字であっても国債を最長60年で償還する必要があります公債については発行、償還とも予算に計上され、借換債を発行する場合一般会計からの償還費の繰入れにより財源を確保しなければなりません。だから外国で実行ないし検討されている100年債等の超長期債の発行もできないし、毎年の予算国債の利払費のみならず償還費も計上されます。その結果、日本予算国債依存度は高くなり、それが財政危機的だという論拠とされ、マスコミの全部、政党もほぼすべてが財政再建の必要性を強調するという現在の状況を作っています

しかしながら、このようなルール採用しているのは、先進国-私が確実に言えるのは、アメリカイギリスフランスドイツイタリア-では日本だけです。ドイツを除く各国では予算に計上されるのは利払いだけで、公債の発行、償還とも予算には計上されません。またドイツも含め償還のルールはありません。財政黒字になれば償還しますが、そうでなければ国債を発行する。それだけです。したがって債務残高は維持されたまま継続的に借り換えされます。例によって「財政規律」を心配する朝日新聞は、「過去債務特別会計で『塩漬け』になり、見えにくくなることも懸念材料だ。」などという識者の声を紹介していますが、過去債務は「塩漬け」にするのが普通なのです。なおドイツ憲法原則財政均衡を義務付けていますが、それを可能にする特殊マクロ経済環境については省略します。

政府債務が発生すれば同額の民間債権債券)が発生し、さら国内で消化されていれば償還時に国の資産国外流失も起きず、あらた国債を発行して調達することに何の問題もないのですから日本以外の国がそのような処理をしているのは極めて合理的です。それを残高ゼロにしようとすると、財政支出は縮小し、国債の一部を中央銀行保有していれば流動性も縮小することになります。要するに、国の借金を減らすのと引き換えに、ISカーブとLMカーブを同時に左に引っ張って、わざわざ不景気にすることを義務付けているのがこのルールで、当然のことながらわが国もそれを守ることができず、ほぼ毎年赤字国債を発行しているので、日本財政は悪く見え、プライマリーバランスを達成しないと国がひっくり返るなどという議論が横行しているのです。日本の識者はなぜ借金だらけなのに金利が上がらないのか、変だ変だと連発しますが、マーケットが変なのではなくて、ルールが変なのです。

外国と同様のルール計算すれば予算に占める国債関連費は10%程度で(8.8兆円÷86.8兆円)、先日、The Wall Street Journalも指摘したとおり、日銀保有分をオフセットした純利払いの負担GDPの1%未満で-日銀剰余金のうち準備金と出資者に対する配当以外はすべて国庫に納付しなければならず、それは一般会計の歳入になりますFed財務省に戻していますし、これはどこの国の中央銀行も同じです。通貨発行権を認められた組織ですから当然です。だから利払いの対GDP比を計算する場合はその部分はオフセットすべきです。-これは先進国最低レベルです。どうです?がっつり財政出動しても問題ないって思えるでしょ?

消費税増税新型コロナウイルス経済が急速に縮小しています観光業飲食店ホテル派遣社員、みんなこのままでは首をくくることになるのでは、と思い詰めるほど困っています。他方、政府資金調達コスト10年債でマイナス0.155%、30年債でも0.3%以下です。今、投資家は金を払って政府に長期資金を貸し付けているのです。こんなおかしルールはさっさと変更して、がっつり財政出動をしなさい。こんな時にお金を借りて民に配らない政府なんて、存在意義がありませんよ!

追記

"いつもだったら無条件で賛成するんだけど、今回は中国との貿易に支障が出ていて、供給不足が生じうるんじゃないかというのが怖い"

https://b.hatena.ne.jp/entry/4682193618112679330/comment/allezvous

一理ある指摘です。私もサプライチェーン破壊による供給不足が、これまでの日本経済の苦境=需要不足とは違った側面をもたらしうる、政府支出が潜在GDPを超えたところでなお作用し、民間投資を押し出す、悪い物価上昇をもたらす可能性は微かに意識しています東日本大震災生産設備が壊滅したとき需給ギャップマイナスのままだったので可能性は極めて低いとは思いますが。いずれにせよ支出の規模と内容は(例えばパソコンを買って生徒に配るなんていうのは、教育的な意義はともかく経済政策としては悪手でしょう)、状況を見て、と言うことになります

過去増田です)

"れい新選組立憲民主党 どちらが正しいか (自民党とどちらが正しいか追記しました) " https://anond.hatelabo.jp/20190622204530

"金融政策はこれからマクロ経済の安定化ツールであり続けることができるのか サマーズとクルーグマンツイートより" https://anond.hatelabo.jp/20190824134241

"国土強靱化いつやるの?今でしょう!" https://anond.hatelabo.jp/20191014111057

"お金が余ると財政健全化できない?そんなバカなことあるか!...あるんです " https://anond.hatelabo.jp/20191111070842

"長期停滞下の経済政策" https://anond.hatelabo.jp/20191208114156

"財務省さん、5年前にはなんて言ってたっけ? " https://anond.hatelabo.jp/20191213120042

2020-01-21

[B! Abe the Liar Cabinet] 安倍首相「税収は過去最高」演説をファクトチェックする:朝日新聞デジタル

そもそも税収が過去最高って自慢気に言うことなんかね

https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/2020/0120shiseihoushin.html

日本経済は、この七年間で十三%成長し、来年予算の税収は過去最高となりました。公債発行は八年連続での減額であります経済再生なくして財政健全化なし。この基本方針を堅持し、引き続き、二〇二五年度のプライマリーバランス黒字化を目指します。

年貢!増えてますありがとうございます!!これは皆さんの成長の証!!どんどん行っちゃいますからねェ~!みたいな。


google:一揆 年貢


やっぱ一揆ですわ。

今何が流行りなん?

https://japan.zdnet.com/article/35148154/

次世代一揆システム拡張一揆/仮想一揆VR一揆AI/VIVRI)、デジタル一揆スマート一揆、量子一揆一揆チェーンとかで攻めるか。

誰かどこかで一揆ソリューションとか提案、新しい一揆体験披露してほしい。

革新的技術一揆未来を変える。そんなん。一揆2.0とかあったな昔。

スマホ釘バットみたいにして高く掲げて鍬(くわ)担いだ雰囲気で行けば?

若者情報端末に関しては食いつき結構いからな。スマホに関連付けとけば何かしらビビッとくるやろ。一揆peria!!一揆アプリ一揆Tube!ウォウ!


まあ皆さん思ってることはだいたい同じだと思う。はいはい寝言レム睡眠状態でっていう。俺もそう。

その思いを一つに、そして一揆。これ。まあめんどいよね。

あ、おはようございます

2020-01-10



憲法よりずっと重大なら、素直に山本太郎応援すりゃいいじゃんね

2019-12-13

財務省さん、5年前にはなんて言ってたっけ?

純利払い費が対名目GDP比で1%を優に下回っていることを考えれば、日本債務の持続可能性を重要視しすぎている。

"日本が繰り返した消費増税という過ち" By Mike Bird, The Wall Street Journal 2019年12月12日 14:28 JST https://jp.wsj.com/articles/SB11472337774144154450204586073110834531904 ちなみに英文タイトルは"Japan and the Art of Making the Same Mistakes Over and Over Again"

今年の日本の年間利払い費は8.85兆円で、直近の名目GDPは559.22兆円です。そのまま割ると1.6%程度ですが、ここでウォールストリートジャーナルが純利払い費(英文ではnet interest payments)を対GDPの1%未満としているのは国債のうち政府機関(主として日銀保有分に対する利払いをオフセットしているからです。

そのように観察すべき点については、アメリカマクロ経済学者も指摘しています

GDP比で250パーセントにのぼる日本債務警鐘を鳴らす識者が少なくないが、この比率危険性は誇張されている。金融市場は引き続き落ち着いており、2017年8月時点で日本の長期国債金利はほぼゼロで、世界最低水準にある。金融市場日本債務懸念していない理由は2つある。第1に、日本国債の多くを保有しているのは、日本政府日銀であり、それ以外の民間保有する国債の対GDP比は40%に過ぎず、アメリカより大幅に低い。第2に、アメリカ場合国債残高のかなりの割合外国人保有しているのに対し、日本国債ほとんどは国内の貯蓄者や機関保有している。

ロバート・J・ゴードンアメリカ経済 成長の終焉日本版・日経BP2017年 https://www.amazon.co.jp/dp/B07KWMYP13/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

公的債務とは政府負担するトータルとして定義されます。すなわちあらゆる経済主体に宛てて発行された債券負債)の総額です。そしてその経済主体には他の政府部門家計民間企業、そして外国投資家が含まれます公的債務財政赤字の累積でもあります

・・・ここで政府債務とは政府内の他の部門によって保有されている債券も含まれていることに留意してください。2010年の半ば時点において、連邦準備制度は1兆ドル財務省証券保有しています。それに加えて数兆ドル財務省証券ソーシャルセキュリティ社会保障基金)やメディケアトラストファンド医療保険基金)によって保有され、それによってベビーブーム世代リタイアした場合に増大する給付や彼らが支払ったペイロールタックス(※増田注:社会保障税。アメリカ公的年金の財源です)に対応する支払い等の将来の支払い義務対処することが可能になっています

このセクションで議論になるのは、将来世代負担という問題は、政府債務政府内の他の部門によって保有されている場合は必ずしもあてはまらないということです。政府負担するグロス債務政府保有する総額です。それゆえ、ネット債務グロス債務から政府自身保有する持分、すなわち連邦準備や政府信託保有する債券を控除して求められます懸念すべき唯一の問題ネット債務です。なぜならばネット債務の利子は将来の納税者によって支払われるからです。それと対照的に、政府内部で保有されている負債から生じる利子は、支払われると政府に戻っていきます。例えば、Fed連邦準備制度)はその大量の政府証券保有から得る利子から毎年多額のドル財務省に戻しているのです。

Robert J Gordon "Macroeconomics" 12th Edition,Pearson(2013) https://www.amazon.co.jp/dp/B00IZ0B3NK/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

ところで、2019年の年間利払い費は8.85兆円は、実は名目GDPが350兆円程度だった昭和60年代よりも少ない額なのですが、財務省は5年前には利払い費は今後10年で2.4倍になると試算していました。

"国債利払い費、今後10年で2.4倍に 財務省試算" 日本経済新聞 2015年2月18日 https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS18H4K_Y5A210C1EE8000/

グロス数字のみ示す不適切さはおくとしても、当時の試算によると2019年の利払い費は12.9~13.2兆円、来年は14.0~14.7兆円、再来年は14.8~16兆円。2020年の予想と2019年の実際の利払い費の差額は今年の増税分とほぼ同じ、このような試算をしていたのであれば、予想が外れた今年、むしろ消費税は下げるべきでした。

日本経済がパッとせず人々の暮らしが苦しくなったのはGDPが増えなかったからで、GDPが増えなかったのはアベノミクスの以前の日銀金融緩和消極的かつ財政支出が不十分だったからで、アベノミクス以後少し増えるようになったのに物足りず、「生活が苦しい」という人が少ししか減らないのは安部政権が1年目を除き財政支出を渋るうえに消費税増税しているからですが、そうした政策はこういう邪悪で愚かな試算を根拠としていますしかしながら盛大に外したことあきらかになっているのに、財務省責任を問う声はまるで聞こえず、財政再建批判するのは外国新聞エコノミストばかりです。マクロ経済に関心が薄い社会は、財務官僚にとってはチョロい社会ですがロスジェネは救われません。

過去増田です)

"れい新選組立憲民主党 どちらが正しいか (自民党とどちらが正しいか追記しました) " https://anond.hatelabo.jp/20190622204530

"金融政策はこれからマクロ経済の安定化ツールであり続けることができるのか サマーズとクルーグマンツイートより" https://anond.hatelabo.jp/20190824134241

"国土強靱化いつやるの?今でしょう!" https://anond.hatelabo.jp/20191014111057

"お金が余ると財政健全化できない?そんなバカなことあるか!...あるんです " https://anond.hatelabo.jp/20191111070842

"長期停滞下の経済政策" https://anond.hatelabo.jp/20191208114156

2019-12-08

長期停滞下の経済政策

サマーズ氏はこれまで唱えた仮説を学術論文で補強するなどしているが、主張の大筋は変わらない。第1に先進国では需要構造的に不足しており、ケインズ的な景気循環への対応では不十分だ。第2に金融政策効果日本欧州の例をみても特に小さく、これは経済の需給にとって中立な「自然利子率」そのものが急低下しているためと推測される。追加の金融緩和余地も小さく、金融仲介機能を妨げるので、経済にとってもむしろマイナスかもしれない。その一方で、第3に財政政策は成長率の押し上げに効果を発揮してきた。低金利を生かして支出を拡大すべきであり、環境関連投資の拡大や、企業設備投資を促す施策有効だ――。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51594960Q9A031C1I00000/

最近日本経済新聞ラリーサマーズの長期停滞論が何度か取り上げられています。これも文字で読むよりはISカーブを使うと分かりやすいと思います。みなさん、お手元の紙の縦軸にrを、横軸にYをとって、右下がりのISカーブを描いてください。横軸の適当場所Y1を取って、上に向かって伸ばしてください。ISカーブと交差する箇所から左に向かって線をひいて縦軸とぶつかる場所r1と書いてください。Y1が潜在GDPr1自然利子率です。縦軸のr1の上の適当なところに点をとって0(ゼロ)と書いてください。ISカーブや潜在GDP説明は省きます

現実の財市場ISカーブで示されますが、これが潜在GDPY1)と一致する水準が"自然利子率"(r1)です。サマーズのいう「長期停滞(Secular Stagnation)」とはr1<0の状態をいいます

需要(=C+I+G+NX)<潜在GDP場合(これを放置するとデフレが進行しリストラが始まります)、利子率(r)を低下させて投資(I)を増やせば総需要も増えて総需要=潜在GDPとなりますが、0>r1場合は、金融緩和をやり尽くして現実の利子率をr1にしたら、もう金融政策はすることがなくなります

Y=C+I+G+NXY1で、Iを増やせないとしたら、方法は3つしかありません。

ドイツのようにNX(純輸出)を増やすもっともこれがいくらでもできるのはドイツのように為替レートや貿易障壁など交易条件が制度的に有利に設定されている場合に限られますし、他国NXを削っているので、世界中が長期停滞に陥っていれば他国貧乏にするものすごく迷惑方法です。サマーズが国際協調立場からドイツ国際的監視せよと主張しているのはそのせいです(※1)。

日本のようにG(政府支出)を増やすトランプ政権のように減税でC(消費)を増やす。いずれも財政悪化します。

あるいは下げられないはずの利子率(r)をさらに下げ、その効果をIではなくてバブルにつなげてCを増やすという方法もありますサマーズは金融危機前はバブルのおかげでY=Y1が達成できていたとみています(※2)。

日本経済新聞記事で「第1に」「第2に」「第3に」と並べられてる内容については、需要構造的に不足して自然利子率がゼロ以下になっているので、金融政策無効で、財政支出しかないでしょう、せっかく財政支出をするなら長期的な成長につながるようなものに出しなさいとまとめた方がわかりやすいでしょう。

いずれにせよ、かつてのケインズのようにまったく新しい経済政策を誰かが発見するか、科学技術上の大発明あらた需要を作り出してくれるまでは(いつになるかはわかりませんが・・・ロバートゴードンは、AIロボット家電製品自動車ほどじゃない、あんなすごい発明は今後も無理でしょ、としていますが(※3)、技術需要に結びつくのには時間がかかるのだからまだわからない、という意見もあります)、バブル金融システムリスク晒すか、減税か大規模財政支出財政破綻のリスクを高めるか―今は高くないですが―どれかしかないのです(もちろん、みんなで貧しく生きようというのもあります。)。

なお、減税といってもCに与える影響はさまざまですが、一般的貧乏な人の方がMPC限界消費性向)が高いうえ、日本低所得者所得税負担は既に低いので、するなら消費税減税でしょう。今主張しているのはれい新選組です。

安部政権は国と地方あわせて13兆円の財政支出をまとめようとしています。但し、その年のGDPだけかさ上げしてあとはさっぱりといったものではなく(典型的なのは誰も来ないコンサートホールなど)、地球温暖化対策のように社会的に意義がありかつ外部不経済を解消するとか、潜在GDPを長期的にあげるような有用支出必要です。私は何が有用支出なのか、例えば小中学生パソコン一人1台用意するのが良いかいかさっぱりわからないので、マスコミでその点をしっかり議論をしてほしいのですが、残念ながら日本は主要な野党経済に関心が薄いうえ、主要な新聞そもそも財政支出の拡大に反対しているので、安部政権に丸投げ状態です。

※1 "Global economy is at risk from a monetary policy black hole" By Lawrence H. Summers , Financial Times, OCTOBER 12 2019

https://www.ft.com/content/0d585c88-ebfc-11e9-aefb-a946d2463e4b

その他ドイツ事情についてはマーティンウルフ"日本化しないドイツ幸運" 日本経済新聞フィナンシャルタイムズ2019年11月1日 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO51634760R31C19A0TCR000/

※2 "もしもあなたが少し過去を振り返り、金融危機以前の経済について調べたら、ちょっと奇妙なことに気づくでしょう。多くの人が当時の金融政策ユルユルすぎたと信じています。みんなあの頃は膨大かつ過剰な貸付けが行なわれていたのだという意見に賛成していますほとんどすべての人が、家計保有していた富はバブルだったと考えています。過剰なお金、過剰な債務、過大な資産・・・でもそんなに景気良かったでしょうか?設備めいっぱい稼働していたわけではありません。失業はすさまじい低水準だったというわけでもない。インフレなんてまったくなかった。そう、どういうわけかグレート・バブルですら総需要を過剰にするにはまったく足りなかったのです。" IMF Fourteenth Annual Research Conference in Honor of Stanley Fischer Washington, DC November 8, 2013

http://larrysummers.com/imf-fourteenth-annual-research-conference-in-honor-of-stanley-fischer/

※3 ロバート・J・ゴードンアメリカ経済-成長の終焉」(日経BP2018年

https://www.amazon.co.jp/dp/B07KWMYP13/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

過去増田です)

"れい新選組立憲民主党 どちらが正しいか (自民党とどちらが正しいか追記しました) "

https://anond.hatelabo.jp/20190622204530

"金融政策はこれからマクロ経済の安定化ツールであり続けることができるのか サマーズとクルーグマンツイートより"

https://anond.hatelabo.jp/20190824134241

"国土強靱化いつやるの?今でしょう!"

https://anond.hatelabo.jp/20191014111057

"お金が余ると財政健全化できない?そんなバカなことあるか!...あるんです "

https://anond.hatelabo.jp/20191111070842

2019-11-11

お金が余ると財政健全化できない?そんなバカなことあるか!...あるんです

"資金循環 ゆがみ拡大 借金政府に偏在 日米欧企業カネ余り-チャートは語る"日本経済新聞2019年11月10日

"ピーターソン国際経済研究所のオリビエ・ブランシャール氏は金利が成長率より低い現状では財政赤字の許容度が高まると説いた。"

"上智大学中里准教授は「経済低迷を放置すればデフレに陥る。経済政策として財政健全化選択しにくい」"

https://r.nikkei.com/article/DGXMZO5185015006112019MM8000?disablepcview


なぜお金があまると、貯蓄が過剰だと財政健全化できないんでしょう?

Ys = Yd, Y = C + I + G + NX という等式からスタートします。

前者は生産、分配(所得)、支出からみたGDP三面等価より総供給Ys=総需要Yd、後者はYが所得、Cが消費、Iが投資、Gが政府支出NXがX-M、経常収支プラスなら黒字です。これはマクロ経済学の基本なので、分からない人は教科書などで確認しておきましょう。

この等式の両辺からC, I を引きます

Y - C - I = G + NX

左辺はY、つまりその期間に生産された財・サービスから消費と投資(いずれも家計がする場合企業がする場合があります)を除いたものですから民間部門の貯蓄です。つまり民間部門の貯蓄は政府支出経常収支黒字の合計に等しいということです。

もちろん消費も投資政府支出も、異なる経済主体が独自判断ですることなので、当期に直ちに等しくなるとは限りません。事後的に等しくなる方向で経済が動くという意味です。Ys > Yd 、つまり供給過多で生産された物・サービスから売れ残りが生じても、長期間でみれば価格調整メカニズムが働いて、Ys = Yd となるのかも知れません(この考え方を"セイの法則"といいます。)。しかしながら短期間で観察すると価格調整メカニズムが働くといっても限度があります売れ残りが生じるとなると、企業は次年度はむしろ生産する数量を減らすでしょう。つまり、少なくとも短期間でみると需要供給規定しているのです(この考え方を"有効需要原理"といいます。これはケインズ発見とされています。)。

では民間貯蓄が過剰な場合経済を縮小しないで左辺と右辺を均衡させるにはどうしたらいいでしょう?

まずIを大きくする、つまり投資を増やす方法があります。全体としてのIは利子率rの関数とされているので(これを"投資関数"といいます。)、貨幣供給を増やして金利を下げることです。ただし利子率が10%もあればいいのですが、下げて下げてゼロゼロ近辺に達した場合は、これより下には下げられないか、下げられたとしても(注1)Iを増やす効果限定的です(この状態を「ゼロ金利制約」「流動性の罠」といいます。)(注2)。そもそも過剰貯蓄とは本来資金不足で、つまりお金を借りて商売をしていた企業資金余剰に転じたから生じた現象で(家計はもともと資金余剰です。)、企業資金余剰というのはお金の借り手がいないということですから、そういう現象が生じた時点で利子率はかなり低いのです。

次にNXを増やす方法があります。ただ、この方法他国との軋轢の原因になるうえ、貿易黒字通貨高を招き国際競争力の低下を来たすので、ドイツのように特殊な国際環境でもない限り増やすといっても限度があります(注3)。

残った方法はCを増やす、つまり減税か、Gを増やす、つまり政府支出の拡大です。いずれも財政状況は悪化します。中里准教授が「経済政策として財政健全化選択しにくい」というのはこのようなメカニズムを指していますいくらお金があっても誰かが使わないと所得は産まれないのです。

財政健全化というのはマクロ経済的にいうと貧しくなれというのと同義です。もちろん少子高齢化ならやむをえないとか、むしろ経済成長にとらわれない里山資本主義でいくのだ、というのもひとつ生き方選択だと思いますが、それならそれで正直にそういうべきで、財政健全化たらみんなが安心して豊かになってという説明はどうかと思います

(注1) 銀行間の借入れ金利に働きかけることにより銀行家計企業に貸す出す貸出金利を間接的に下げる「伝統的な金融政策」に対して、ゼロ近辺に達したインターバンクレートからターゲットを変えて、ターム・プレミアムリスクプレミアムによってそれより高く設定されている長期金利を下げることを狙うのが、いわゆる「非伝統的な金融政策」です。貸出金利の指標商品である長期国債を大量に購入する、MBSETFなどのリスク資産を購入してリスクプレミアムを下げる、インフレ目標と金政策の先行きを示して期待インフレ率を上げる、などの方法があります

(注2) 近時、低すぎる利子率は弊害を産む可能性があることが指摘されています。"金融政策はこれからマクロ経済の安定化ツールであり続けることができるのか サマーズとクルーグマンツイートより"、ラリーサマーズのいくつかのツイートを参照。https://anond.hatelabo.jp/20190824134241

(注3) ドイツ事情についてはマーティンウルフ日本化しないドイツ幸運フィナンシャル・タイムズ日本経済新聞2019年11月1日がよくまとまっていますhttps://www.nikkei.com/article/DGKKZO51634760R31C19A0TCR000/

過去増田です)

"れい新選組立憲民主党 どちらが正しいか (自民党とどちらが正しいか追記しました) "

https://anond.hatelabo.jp/20190622204530

"金融政策はこれからマクロ経済の安定化ツールであり続けることができるのか サマーズとクルーグマンツイートより"

https://anond.hatelabo.jp/20190824134241

"国土強靱化いつやるの?今でしょう!"

https://anond.hatelabo.jp/20191014111057

2019-03-08

水産庁「魚は絶滅させる」

財務省財政健全化のために貧困層絶滅させる。富裕層優遇

警察庁JS iloopは逮捕。将来の芽は摘む。本物のサイバー犯罪は追えないので無罪

文化庁文化は滅ぼす」

厚労省高齢者障害者間引く医師無償奉仕

内閣人事局「よしよし」

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