「譜面」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 譜面とは

2023-05-04

ぼっち・ざ・ろっく観て楽器始めようとは思わなかった。過去ギター買って弾かなかったから。

でも邦楽を色々聴いた。高校の頃割と好きだった事変とかサカナクションとか、元ネタアジカンとか。

そっからナンバガミッシェルスーパーカーフジファブリック、有名どころ色々をざーっと聴いた。

鬱病の皆さんに人気のシロップとかアートスクールにも期待したけど、そこはあんまりハマらんかった。私は音楽には鬱ではなく躁を求めているのかもしれない。

バンドサウンドはかっこいい。しっとりしたのも悪くはないけどやっぱり多動でバキバキなのがいい。

閃光少女アウトロは最高だし、あんまり歌詞に耳を傾けない自分OMOIDE IN MY HEADシンプル言葉が妙に刺さった。

一人でシコシコとピアノ弾いてるんじゃ一生辿り着けない場所だ。ピアノにはピアノの、ギターにはギター領分がある。

センチメンタルピリオドギターソロがかっこよすぎて思わずギターを買った時の高揚を思い出してみた。

ネット譜面探していざ弾こうとしたら、当たり前だが遠すぎる道のりを知って早々に挫折した。

基礎練とかかったるいし、「出来る」ではなく「やりたい」に動かされていたかたから、最初からそれだけをやってたかった。

やっぱり考えを改めて、「出来る」からやっていこうと教本を1ページから進めた。

難所とネタにされているFコードも、なにくそと思って抑えられるようになった。指の皮も少しは硬くなった。

難所は超えたと思っていたら、AだかBだかの方が難しかった。退屈な練習曲をやるのもバカバカしくなってきた。

その辺でギターに触らなくなって、引っ越す時にメルカリで売った。結局「やりたい」を見失ってしまった。

youtube見たら初心者が0からこの曲練習して〇〇日みたいな動画がよくある。

そこそこ弾けてる人もいれば、絶妙リアルレベルの下手さで努力限界を見てしまった気分になる事もある。

私も頑張れば弾けたかもしれない。でも頑張らなかったか後者にすらならなかった。

今思えば別にバッキングをしたいのではなくソロを弾きたかったんだからもっと別な練習をすれば良かったのかもしれない。

そもそもアコギ向けの教本だった気もする。6弦ベースを買うコテコテやらかしをした喜多郁代さんを笑えない。

あとあんな退屈な練習を耐え抜いた喜多郁代さんは凄い。彼女の決意の前に退屈なんて言葉は無かったのかもしれない。

それを孤独に耐え抜いた後藤ひとりさんはもっと凄い。というか全てのギタリストは凄い。

まあかといって私の初期衝動が偽物だったとはサラサラ思わないけど。

ギターはもういいかな、という感じがする。

経験者なら分かると思うが、一度やっていた楽器を再び始めるというのはかなり億劫だ。

いくら強い憧れを抱いていても、練習は退屈だ。特に最初なんてロクな練習ができない。

それでも最初は誰だってメキメキ上達する。その喜びを糧に退屈な練習を耐えながら、ようやく憧れに少し近づいていくんだと思う。吹奏楽部トランペットやってた時もそうだった。

世の中卓球が好きで好きでたまらない星野裕やボール友達になれる大空翼ばかりじゃないし。

私のギターにはまだまだ勢いよく上達する余地はあった気もするけど、また一からはな…という気持ちは否めない。ギターへの敷居の高さ(原義)もさることながら。

それでもロックを聴き漁った今、楽器欲は再燃している。というかベースに惹かれている。

忘れられないの(サカナクション)のベースソロが滅茶苦茶かっこよかったから、懲りずに憧れてる。

真っ新に生まれ変わって一から始めて首の皮一枚繋がったどうしようもない人生を生きたいって訳。

いきなり憧れに近づこうとしても息切れするのは覚えた。

バンドに入るでもなくリズムをひたすら刻むのは退屈かもしれない。ベースギターとは本来そういう楽器だ。

でも別に本来」にこだわらなければいけない訳でもない。最近じゃ割とスラップベチベチの曲も結構あるし。

ギターみたいなコード弾きも実は出来ちゃうらしい。クラシックギターみたいにしっとりしつつ、ベースらしい色気もあってオサレな感じ。

でも私がやりたいのはやっぱりバキバキ音楽なんだよな。それもかっこいいけど。私はブレてばかりだ。

なんて出来もしない事を空想してばかりで、カラテを疎かにしてジツばかり追い求めていては身につくものも身につかない。

とにかく「出来る」と「やりたい」の間で上手く揺れ動きながら、それでもやっぱり初期衝動を大切にしていけば、今度は…なんて甘い事を考えてる。

まあまた諦めてしまっても別に人生終わる訳じゃないし、やっぱりやってみようかな。

いつかバンドに参加したい思った時にギターよりは需要高そうだし。ベースってなんか逆張りの心をくすぐられるし。

あとやっぱり草刈愛実ベースかっこよかったし。

2023-04-06

坂本龍一アルバム「BTTB」の収録曲リスト関連図

先日亡くなった坂本龍一アルバム「BTTB」にはバージョンが4種類存在している。

一つは1998年11月26日に発売された譜面MIDIデータなどのおまけが付いている初回限定版、

次に1999年2月24日に発売された通常版だがこれにはおまけが無い代わりにTong PooとSnake Eyesの二曲が追加されている。

三つ目は2002年8月12日リリースされたインターナショナル版で、日本では1999年5月26日に発売されている「ウラBTTB」収録の三曲新曲「Reversing」が追加されている代わりに通常版から四曲オミットされている。

最後2018年9月26日に発売された発売20周年記念盤。これは通常版にインターナショナル版収録の「Reversing」とウラBTTB収録の「Energy Flow」(たん♪た♪たらりらたん♪で有名なあの曲)を加えたリマスター版だ。

まりBTTBとウラBTTBの内容を網羅した完全なリマスター版は存在していない。

 

とてもややこしいが簡単に書くと以下のような構成だ。

 

初回限定版(14曲)(おまけ付き)

初回限定版+Tong Poo+Snake Eyes=通常版(16曲)

通常版+ウラBTTB+Reversing-do bacteria sleep?-distant echo-sonata-Snake Eyesインターナショナル盤(16曲)

通常版+Reversing+Energy Flow20周年記念盤(16曲)

20周年記念盤+ウラBTTB=完全版(18曲)(Energy Flowダブる)

 

わかりづらいから表にする。

バージョンの曲リスト
No初回限定通常版インターナショナル20周年記念盤
1opusopusEnergy Flowopus
2sonatinesonatinePut Your Hands Upsonatine
3intermezzointermezzoRailroad Manintermezzo
4lorenz and watsonlorenz and watsonOpuslorenz and watson
5choral no.1choral no.1Sonatinechoral no.1
6choral no.2choral no.2Intermezzochoral no.2
7do bacteria sleep?do bacteria sleep?Lorenz and Watsondo bacteria sleep?
8bachatabachataChoral No. 1bachata
9chansonchansonChoral No. 2chanson
10distant echodistant echoBachatadistant echo
11preludepreludeChansonprelude
12sonatasonataPreludesonata
13uetaxuetaxUetaxuetax
14aquaaquaAquaaqua
15snake eyesTong Pooenergy flow
16tong pooReversingsnake eyes
17tong poo
18reversing

さらにわかやすくしたのが下の図。

リストの変遷を見やすくした図
初回限定通常版インターナショナル20周年記念盤
opusopusOpusopus
sonatinesonatineSonatinesonatine
intermezzointermezzoIntermezzointermezzo
lorenz and watsonlorenz and watsonLorenz and Watsonlorenz and watson
choral no.1choral no.1Choral No. 1choral no.1
choral no.2choral no.2Choral No. 2choral no.2
do bacteria sleep?do bacteria sleep?除外do bacteria sleep?
bachatabachataBachatabachata
chansonchansonChansonchanson
distant echodistant echo除外distant echo
preludepreludePreludeprelude
sonatasonata除外sonata
uetaxuetaxUetaxuetax
aquaaquaAquaaqua
tong pooTong PooTong Poo
snake eyes除外snake eyes
ReversingReversing
Energy FlowEnergy Flow
Put Your Hands Up
Railroad Man

からなんだと言われたらそれまでだがアルファ商法よりひどくないかこれ?と思ったので増田に書いた。以上。

2023-04-04

anond:20230404204551

スクフェス初期から色んな音ゲーやってきたが今はどれもやってない

でも最近触った原神の音ゲーが一番プログラムとしての出来が良かった気がする

イベント間中限定ミニゲームなのに進歩ヤバい

あのタイミング調整システムは一番直感的だと思ったし

何よりこの手のアニメ系で譜面エディットまで実装されて投稿共有システムまであんのは常軌を逸してるわ

デレステ系みたいに背景で踊ったりはしないで楽器演奏emoteが続いてるだけだけど

そもそもモデリング自体が一体に何百万と掛けてるデレよりも普通に良いしフィールド動き回っても破綻しない細かい仕草等も作り込まれてる3Dモデルからもう音ゲーダンスに魅力を感じないわ

2023-04-02

音大まで行ってクラシックが嫌い?

深刻なのになると、専攻している楽器のものが「自分のやりたいことじゃない」と言い出す場合も。

挙げ句ピアノヴァイオリンだとジャズロック流れる

(プラスヴァイオリンだとフィドルに行く場合も)

管楽器コントラバスだとジャズの他に、吹奏楽流れる人も。

でも、マジな疑問として音大まで行ってそんな事ある??

クラシックの何が嫌いなんだろう?

譜面ベースの繊細な解釈必須の音作り?

音大なんて端から無理だったクラシック好きの楽器愛好者からしたら、

クラシックより好きな道に行った」

ならまだわかるけど、

クラシックが嫌いだから別の道に行った」

とか、最高にクラシックを学べる環境にいながら、なんて勿体ない…と思ってしまう。

2023-03-18

anond:20230316191200

東方ダンマクカグラをオススメする。

音ゲーとしての完成度はそこそこ。プロセカの判定をちょっと緩くしたのでガルパをやる感じ。初期は不具合があったようだが今では普通に遊べるし、不評だったファジーノーツの判定も改善された。譜面制作者が表示されるので自分お気に入り制作者を探せるのもいい。

ガチャはかなり緩い。

無課金では少し厳しいかもしれないが少し課金すれば100連くらい回せるようになるので大体なんとかなる。

デイリーミッション普通に遊んでたら気づかないうちに全部終わってるし、メイン要素のひとつである復興」が楽しいのでアイテム集めのおでかけも全く苦じゃない。

なにより、運営東方愛が凄い。ストーリーやらカードやら何から何まで「本気」なのだ。ここまで愛のあるソシャゲ運営を俺はこれまでに見たことがない。

そういうわけで、ぜひ東方ダンマクカグラの世界へ飛び込んでみてほしい。

唯一の欠点は、もう遊べないこと。

2023-03-03

今まで非プレイヤーに原神のイベがレベチなのなかなか伝わらんかったけど

今回の音ゲーイベは交流Webページあるから一発だな

https://act.hoyoverse.com/ys/event/ys-ugc-music/index.html?game_biz=hk4e_global&act_id=e202301114735

前回より自作譜面シェアもしやすくなったわ

2023-02-20

anond:20230220172549

ああそういえばそんなのあったね。stepmaniaにハマってた頃偶然入手した譜面なかにあったってだけでやったこと全くないけど。

2023-02-09

スペクターサウンドを256倍楽しむ方法

 日本では'76年に、フィレス・レーベル作品がまとめて再発売されたことがありましたが、ボックス形式としては本邦初で、しかCDボックスとしては今回が世界初ということになります。また同時に、<ヒーズ・ア・レベル>という、関係者インタビューを中心にした本が白夜書房から発売されます。それを読みながらこのBOXを聞きますと512倍楽しく聞けることを保証します。

 では、時代を追って解説していきます

テディー・ベアーズ

 1958年17才にして彼は”スター”でした。この後ポップス歴史を彩ることになるクリスタルズロネッツキャロル・キングバリーマンビーチ・ボーイズビートルズの誰よりも先に<NO.1ヒット>を持っていた!、このことが良くも悪くもスペクターのその後の人生を決定づけたと思いますポップス史上、#1ヒットを星の数ほど作り続けたリーバー&ストラーや、ジョージマーチンも、自らの#1ヒットはなく、このことが彼を単に<プロデューサー>の範疇では捉えられない最大の理由です。<彼を知ることは、彼を愛することだ>というデビュー曲の<彼>は、もちろんスペクター本人の意味で、そこには強引さ、傲慢さも感じられますが、実はそれが力強くもあり、<スターの要素>そのものだともいえます。彼の仕事ぶりを評して、全てを自分一色に染めてしまう、という批判をよく聞きますが、これはことの本質理解してい居ない人の発言です。かれは<裏方>ではなく<スター>なのです!それを、アーティストの持ち味を引き出すのがプロデューサー仕事だ、という常識的意味で彼を捉えようとするから批判的になるのです。彼こそが<スター>で、誰が歌おうか演奏しようが、他の人は全て脇役なのです。単に映画監督と言う視点ヒッチコックを捉えるとおもしろ解釈は生まれない、というのにも似ています。(誰が主演でもヒッチの映画になります黒沢さんもそうですね。)

 デビューアルバムTEDDY BEARS SING」のB-1「I DON'T NEED YOU ANYMORE」の<ステレオバージョン>はナントリードボーカル女の子の声が左で、真ん中がフィルコーラスしかも、ところどころリードボーカルの3倍くらいの大きさでコーラスが<邪魔をする>といってもいいほどの前代未聞のバランス!です。

 デビューからしてこうなのですから自己主張とかワガママなどという、なまやさしいことではないのです。

SCHOOLもの

 のちにブラックミュージックにのめり込んでいった彼ですが、スタートは白人ポップスでした。まずは自らのヴォーカリストギターリスト、および作曲家としての才能を試すところからはじめた、というところでしょうか。'50年代後半は、まだ黒人音楽一般的ではありませんでしたが、若者の間では熱狂的な指示を得ていました。スペクターもいろいろな黒人アーティストを聞いていたようですが、こと自分デビューに関しては、世間的に穏便な方法をとったところなど<奇[...]

 また'50年代中期には「暴力教室」をはじめ「HIGHSCHOOL CONFIDENTIAL」など<怒れる若者>をテーマにした映画が続々と作られ、その代表としてJ・ディーンが登場し、代表作が「理由なき反抗」-REBEL WITHOUT A CAUSE -でした。このように、当時の若者キーワードの一つは<REBEL>であり、「乱暴者」のマーロン・ブランドのような皮ジャン、サングラスバイクというスタイル流行しました。

 彼のでデビューソングはたしかに<学園もの>でしたが、それまでの、例えばドリス・デイの「先生お気に入り」調のホンワカしたものではなく、女の子自分の想いを直接的、また積極的に<ナゼわかってくれないの?>と切々と歌い上げるというのは冬至若者フィーリングにピッタシきたようです。実はこの手法スペクター特有の<ソフィスティケーションの中の直接性>というもので、彼を理会する上で大事ことなのです。

ガレージサウンド

 ある程度、あるいはそれ以上の音楽素養がなければミュージシャン作曲家になれなかったジャズと違って、ギター1本あればだれでもロックンローラーになれる、というのがロック時代でした。子供技術を会得して成長し、大人の仲間入りをするのがジャズだとすると、ロックは、子供子供のままで音楽ができるというのが特徴でした。ヒョットしたらオレにもなれるかもしれないと、多くのシロウトがわれもわれもと参加したことが、音楽単純化拍車をかけました。ジャズ豊満でふくよか、とすると、R&Rは骨と皮だけといえましょう。ジャズ大人音楽で、背景はナイトクラブ女性お酒が似合いましたが、子供音楽として誕生したR&Rの背景に一番ピッタリだったのはナント、<ガレージ>でした。

 麻雀同様4人(あるいは3人)いればすぐにできたのがR&Rの特徴でしたが、ニュー・ヨークのようにせまいところで大声を上げれば、お母さんに怒鳴られるだけですからストリートへ出るわけです。50'sのDoo Wapブームの背景は街角ストリート・コーナーが似合ったわけです。

 それにくらべて土地の広大な中西部西海岸は車がなければ不便なので、当選、どこの家にもガレージがあり、ここが若者の格好の練習場所となりました(蛇足ですが、今の日本ロックサウンドの背景は<貸しスタジオ>--密室--ではないでしょうか?)。さて、楽器感覚でどうにか弾けますが、作曲というのは簡単そうでもやはり多少の音楽素養必要です。しかし、若者の、なんでもいいからR&Rをやりたい!という想いはこんなことではくじけません。骨と皮だけのロックを、さらに皮も捨てて骨だけにしたのです。それが<ギターインストゥルメンタル>でした。これは、楽器感覚的にかき鳴らすだけですから、とりあえずだれにでもできました。ジャズ単純化ロックとすれば、これはさらに、ロック単純化で、その極致であったわけです。

 これが<ガレージサウンド>の正体でしたが、この時代呼応するかのように、新しく生まれ現象がありました。それは、録音機が少しずつ普及し始め、ガレージ居間などでの<ホームレコーディング>が行われるようになったことです。そして、デモテープのような、ある意味では乱暴

チャートに登場するようになり、まさに音楽大衆化が、内容だけではなく、音質までにも及んだのです(エルビスバディ・ホリーデビュー曲地方の、オヤジさんが社長、オカミさん専務、というような町工場風のスタジオで録音したものです)。

 それまでの録音は、演奏者と録音技師ガラスを隔てて別々の仕事場でした。技師演奏者にマイクの使い方を指導することはあっても、演奏者の方が技師に注文をつけるというケースはめったにありませんでした。しかし、ホームレコーディング特有の、機械いじりの好きな少年の思い付きや、また機材不足からひねりだした斬新な工夫は、新しいサウンド母体となるのです。

 スペクターは、テディー・ベアーズの録音の時からスタジオ内と調整室を行ったり来たりして、録音技師を困らせていたようですから、コダワリの姿勢最初からのようです(口述しますが、後年よくいわれるワグナー好きやソウルミュージックの追求というのは、スターありがちな<後付け>である、と私は考えています)。

 このホームレコーディングが、実は<スペクターサウンド>の根幹なのです!<BACK TO MONO>の意味もこのことなので、一つのかたまり大人数、熱気、乱雑の中の整理、複雑の単純化、そして<ホーム>、これが彼の求めたものでした。かたまりは<MONO>、大人数はミュージシャンの数、熱は<ハルブレインドラム>、整理は<J・ニッチェアレンジ>、単純化は<L・レビンミックス>、そしてホームは<西海岸>、これがスペクターサウンドの中味の分析ですが、詳しくはこれも後述します。

インストマニア

 この当時のロックンロール少年と同じく、スペクターギター少年でした。本名フィル・ハーヴェイとしてインストレコードも発表しています。また'58、'59年はインストロックの当たり年で、チャンプ栖の「TEQUILA!」が#1になったり、B・ホリーのインスト版ともいえるファイヤーボールズ、リンクレイ、そしてジョニーハリケーンズサント&ジョニーサンディー・ネルソン(「TO KNOW HIM~」のドラムデビュー前の彼です)、そして極め付きはギターインスト王者、デュアン・エディーの登場でした。

 日本ではなぜか、ほとんど評価されませんでしたが、ギターリストとして一番の人気とヒットのあった人で、そのサウンドユニークさとポップ・シーンへの影響は大きいものがありました。またイギリスでの人気は特に異常で、'60年の人気投票では1位でした(すごい!)。近年リバイバル・ヒットした「PETER GUN」などは後の<007シリーズ>や<バットマン>のもとになったともいえますし、日本では未公開の映画「BECAUSE THEY'RE YOUNG」のテーマは、彼の"トワンギー・ギター"と流麗なストリングスとのコンビネーションは、すぐアル・カイオラが取り入れて「荒野の7人」となって登場、西部劇インストテーマの基本形となりました。また「ビートルズがやってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!」のジョージマーチン楽団の「リンゴテーマ」も、まさにD・エディーのマネジャープロデューサーレスター・シルで、テディー・ベアーズの録音の際、隣のスタジオ仕事をしていて知り合ったといわれ、この人と出会ってなければ<スペクターサウンド>はこの世に存在しなかったといえるほど重大な出会いでした。

 シルはこの時すでにスペクタープロデューサー向きであることを見抜き、早速契約を結び、最初に買った曲のタイトルナント「BE MY GIRL!」。

 スペクターについては、まわりにいた人に才能があったので、本人にそう才能があったわけではない、という人もいますが、これは間違いです。確かにまわりにいた人々は有能でした。しかし、彼はプロデューサーとして一番重要な要素である<何をやりたいのか>ということが明確にありました。それは前にも述べましたがいろいろな意味での<直接性>というテーマを持っていたことです。これはもちろんR&Rのイディオム佐野元春調)ですが、荒々しいサウンドの中の直接性より、スペクターポップスに折り込んだ直接性の方がより<暴力的>ですらありました。

 例えば、R&Rの時代になって<BE>という動詞で始まるビッグ・ヒットは「BE MY BABY」が第1号です(BE CAREFUL~などの慣用句を除く)。簡単なようですが、作る側にまわってみると、これが簡単に言い切れるものではないのです。まさにこれをスパッと言い切れるのが<スター>なのです。「TO KNOW HIM~」の断定と「BE」の命令。このシェイクスピア調の、時代がかったともいえる口調が、逆に新味を呼んだのではないでしょうか。この大時代的で、且つ直接的な手法は「I WANT TO HOLD YOUR HAND」(ユーモアの点ではJ&Pの方が数段上ですネ!)に共通したものを感じます

 シルと契約直後、スペクターはD・エディのセッション見学しています。さっそく実地訓練をさせようというシルの計らいで、時は'59年の4月の後半でした。この年のエディーの最大のヒットは6月に発売された「FORTY MILES OF BAD ROAD」(9位)で、この曲はナントベースドラムだけをイントロでフィーチャーした、ポップス史上初のヒット曲>なのです。さて、ベースドラムイントロといえば「BE MY BABY」ですが、この2曲の因果関係についての疑問を、10年ほど前の<ニュー・ミュージック・マガジン>で発表したことがありましたが、時期的にはこの推論が成り立つようです。が、モチロン、その因果については全く憶測の域は出ておりません。

 エディーのスタジオは1トラックテープレコーダーが1台しかないという粗末な設備ながら、そのエコーを駆使してのサウンド作りは、特に録音にはうるさかった若き日のスペクターには刺激的な体験だったと思われます。トワンギー・サウンド秘密であった水道管やドラム缶をエコー使用するという一風変わった手法は(そのためシルは何10個もドラム缶を買い、しかも一番響きのいい缶を探したといいますスペクターが興味を持たなかったはずはありません。

 そのような多彩な録音技術を駆使していた人は、D・エディー・サウンド製作者<リー・ヘイズルウッド>でした(エンジニアはエディー・ブラケット)。ヘイズルウッドといえばナンシー・シナトラとのデュエットアストロノーツの「太陽の彼方に」の作者として日本ではおなじみですが、エディーのプロデューサーとして最初評価された人なのです。

中したスペクターは、一瞬たりともヘイズルウッドの背後から離れなかった>と発言しています

憧れのリーバー&ストラー

 その後シルは、スペクタープロデューサーにすべく、今度はニュー・ヨークリーバー&ストラーのもとへ送り込みました。’60年代代表的なコンビレノンマッカートニーとすれば、’50年代リーバー&ストラー時代で、ロックビジネスを目指す人々にとっての目標でした。スペクター学校の先輩でもあった彼らのデビューに一役買っていたのが、これまたレスター・シルでした。シルがマネージャーをしていたコースターズをきっかけに、ドリフターズ、そしてエルビスへの曲提供プロデュースを行い、初のR&Rにおける独立プロデューサーとしての地位確立したのがこの二人なのです。

 スペクターにとって、このニュー・ヨークでの修行時代の最大の収穫はベン・E・キングヒット曲「SPANISH HARLEM」をJ・リーバーと共作できたことでしょう。これはR&Rビジネスへの切符を手に入れた、つまり、お墨付をもらったということ......って、最大の自信となったことは疑う余地はあり.....

 ま.... ドリフターズの「THERE GOES MY BABY」...にストリングスをフィーチャーする手法を....ことも<スペクターサウンド>への引金になったと、私は思います。その手法プロデュースしたジーン・ピットニーの「EVERY BREATH I TAKE」は、全くドリフターズ調でしたが、すでに<スペクターサウンド>は出来上がっていた、ともいえる、本家を凌ぐ作品でした。<ゴフィン&キング>との最初作品でしたが、この日のセッションにはリーバー&ストラーをはじめ、B・バカラック、B・マン&C・ウェイル、アルド出版社代表のD・カーシュナーら、そうそうたる顔ぶれが集まったといいます。そしてこの作品が、ここに集まった全ての人にスペクターの印象を強く与えることとなり、一緒の仕事が始まるわけです。特にこの曲で印象深いのはドラムフレーズですが、G・ゴフィンの証言によれば、フィルドラマーゲイリーチェスターに指示をして、それが実に的確だった、ということです。

 この修行時代にすでに、J・ニッチェやH・ブレインがいなくても、これだけのものを作っていたことは見落とせません。スペクターサウンドを作ったのはやはり彼なのです。

 この曲は残念ながら大ヒットにはなりませんでしたが、来たるべき<スペクター時代>の幕開けを飾るにふさわしい素晴らしい曲でした。

 また、この頃、レスター・シルとリー・ヘイズルウッドは共同活動を解消、スペクターは新たなパートナー、いわば後釜としてシルと関係を結び、それが二人の頭文字を合わせた<PHIL+LES>の誕生となりました(シルとヘイズルウッドのレーベル名は二人の息子の頭文字から<GREG+MARK>というものでした)。

ガールグループ

 '60年代初めにシュレルズがキャロル・キングの名作<WILL YOU STILL LOVE ME TOMORROW

....きっかけに、ガール Permalink | 記事への反応(0) | 09:24

2023-01-22

AVを見てセックスを学ぶ

あの最初ナンパの所とか、インタビューシーンてほんとに参考になる

こちからこう言って、そう返されたら、こう返すとか

あちらから、そう言われたら、こう返すとか

音ゲー譜面を覚える感じ

返すタイミングやノリが重要

2022-12-23

プロジェクトセカイカラフステージがなんか変な方向に行き始めてる

https://twitter.com/pj_sekai/status/1606171638416171008?t=TdsTo51OKqXsPYQ563u5Fg&s=19

ついに3点押し・4点押しを解禁…したのはいいけどなんだこれ?

こんな難しいのができるならチュウニズムでもやったほうがいいと思うんだよな

そりゃYouTubeで上手いプレイ動画投稿してるような狂人の1人や2人APできるかもしれないよ?

でも実際のところプレイヤーの殆どはそこまで上手なわけでもない中高生な訳だし、ここまで難易度インフレすると皆やる気失くしそうな気がしてならない

スマホ音ゲースマホ音ゲーらしく初心者が目指したくなるような高難易度譜面を作って欲しいというお気持ち

2022-11-18

anond:20221118013358

そもそも画面見てタイミング見てボタン押すゲームなので…

難易度では譜面作る人も適当で(本当はそれではいけないんだけど)、意味不明ノーツの置き方をされてることがある

難易度を触ってみるといいよ

2022-11-16

なぜオンゲキは不人気なのか

オンゲキを始めて3か月半が経った。超がつくほどの新規ユーザーだ。

3か月半曲がりなりにもプレイしていれば、嫌でも気がつくことがある。

このゲーム、人気も活気もない。まず並んだ記憶がないし、半年に1回行われていた大型アプデはもう8か月以上止まっているらしい。

小出しに曲が追加されるだけの現状ではサービス終了がささやかれるのも当然といえる。

ではなぜこのゲームは人気が出ないのか。理由は①譜面微妙、②難易度の調整が難しすぎる、③キャラに魅力がない、の3つだ。

譜面微妙

よその音ゲーでは特定譜面を指して「認識難」「リズム難」と言うことがあるが、このゲームはほぼすべての譜面がこの両方である

さらに後半にかけて難しい配置を詰め込んだ局所譜面が多い。序盤のノーツ数は意図的に抑えられており、それが「この音は取るのに、あの音は取らないんだ」といった違和感につながっていることも少なくない。

また局所難ゆえに全体のノーツ数が少なく、わずかに乱れただけでスコアが大きく凹むので理論値狙いでなくても精度に終始気を配る必要がある。

とにかく遊ぶのに気を遣うのだ。ほどよく全体難で直感的に押せる爽快な譜面が足りない。

これだとせいぜい十数曲で脳が限界を迎えてしまうため、長時間遊んでもらうこともできない。

難易度の調整が難しすぎる。

実は①の原因はほぼこれである。左右3つずつのTAPボタン中央レバーさらに壁ボタンという造りは人類には早すぎる。

ゆえにこのゲーム体験譜面作成者プレイヤーの間にある非常に多くの暗黙の了解の上に成り立っている。

ほんの少しでも誘導を怠ればプレイヤーの手はあっという間に迷子になってしまうし、その他ささいなことで難易度が跳ね上がってしま危険が常にある。

サビで盛り上げたい、でも複雑な配置は連発できない…結果、とりあえずやりたいことだけやって他の部分は「守り」に入った譜面が量産される。

キャラに魅力がない。

複数女の子が用意されていて親密度を上げたりカードを集めたりできるというのはこのゲーム重要セールスポイントのはずだがいかんせんキャラ力不足

まずオンゲキを知らない人が一目見ておっとなるようなデザインキャラはいるだろうか。正直いない。

ではオンゲキを知らない人に持ち時間10分で任意キャラについて熱弁し、唸らせることができるだろうか。これも厳しいだろう。

残念ながら薄味すぎるのだ。外見のみならず性格や設定もいたってありきたりで、ぱっと見でこちらが抱いた「どうせこんな感じのキャラでしょ」という想像を超えてくることもない。

いまの時代キャラ売りをしたいならもっと複雑で奥行きのあるキャラクターを用意するべきだ。高すぎる目標を挙げるならシャニマス樋口円香。

ついでにストーリーソシャゲのイベストレベルでまったく面白くない。完全に詰みである

もちろんキャラゲー要素なんぞなくとも成功している音ゲー無限にある。言いたいのはとりあえず頭数だけ揃えましたみたいな中途半端キャラゲー要素はやめろ。

と、ここまで散々に書いてきたがこのゲームにも良いところは当然ある。

とくにオリジナル曲の完成度は音ゲー界でも群を抜いて高い。ボーカル曲、非ボーカル曲問わず粒ぞろいだ。

なんにせよ一度このゲーム自分人生と交わってしまった以上、あっさり死なれても困るので運営にはオンゲキをなんとか盛り上げていただきたい。

あいちばん気に入っているところは並ばなくていいところなので人気が出すぎても困るのだが。

2022-11-05

音程というものが分からない

ザックリ言うと「フーリエ級数変換をしたときに基本波となる成分」がいわゆる『音程』と呼ばれているものでいいんだよな?

まあぶっちゃけこんなのあっていても間違っていても俺にはもう関係がないんだが。

なんつうか「クオリア色盲」とでも言いたくなるような状態なんだよな。

色盲人間が「赤」を本質的理解は出来ないが、「みんなが赤いと呼びそうな色」は漠然と知っていし「こっちの方が赤いと皆が言いそう」までは分かる気がする状態というか。

まり漠然と「高い」「低い」は分かるんだが、それがどう「音程が取れている」に繋がるのかが分からない。

そもそも声質の違う人間同士が「ハモっている」と言われる状態もよく分からん

科学的に「2つの波形を比べたとき、基本波が揃っている状態」になるのであろうことは理解できる。

でもそれを耳が認識できないんだな。

多分みんなの耳は「おっ、一番強い成分だけが強くなってて基本波だけがデカく聞こえるから音響工学的に理想的な音に近づいとるやん」ってのを感覚として理解しているんだと思う。

俺もそれを解析装置にぶっこんだ画像とか見せられると「なるほど~~~~完璧っすね~~~」ってのは分かる。

だが耳では理解できん。

マジで分からん

音痴カラオケで採点モード使って音ゲーっぽい譜面見ながら歌えと言われても、そもそもその譜面通りに自分が音をだす方法がわからない。

初音ミク動画楽譜見せられても「うーん。この楽譜でどうやってこの声が出ているのか分からん。つーか俺もしかして高い低いとかも分からないのかも」となってくる。

まあマジで俺は「音の雰囲気づくりとしての付属成分が大きすぎると、どれが基本波の成分なのかを分解しきれなくなる」という問題が起きているように感じる。

人間という楽器の持つ癖の強さに対して俺の耳が全く追いついてないんだろうな。

この状態をどう訓練すれば良いのかがわからない。

一時期「色分析能力テスト」って名前実質的に「モニター性能テスト」になってるゲーム流行たことあったよな?

あれを皆が最新プラズマディスプレイPS5でやってる横で俺だけがゲームボーイカラーレベルでやってる状態なんだわ。

超超大雑把には分からなくはないんだが、ちょっと複雑になるともう完全に無理になる。

それを想像で補っても結局は答に辿り着けるかが毎回の運勝負で、そうなるとまともに歌を歌ったりは不可能に近い。

どうすりゃいいんだろうな。

「耳の解像度」みたいのを上げる必要があるっぽいんだよな。

で?

どうやんの?

2022-10-26

音楽芸術から練習しなくても感性があればいい、練習しても譜面と同じものが弾けるようになるだけ」って

モブサイコ読んで「漫画芸術から面白ければ絵が描けなくてもいい」って信じちゃって絵を全く練習せずに漫画化志望してそう

無理だよ

anond:20221026205359

素人がいきなり試合やったら、怪我故障の原因になりかねない。

から延々と素振り的な基本的な動きの練習になるのはそう。

スタートから認識が違うんだけど。

スポーツ基礎練習は最も効率的動作を、無意識にできるようにするため。先人が積み重ねた偉大な知恵。

バットの振り方も満足にできない奴が試合だけやりまくっても全然野球は上手くならないのはイメージつくでしょ。

 

音楽もそう。譜面に書いてる音が吹ければOK音ゲーだったらいいだろうけど、トータルの完成度は全然上がっていかないし音も良くならない。

2022-09-27

AI活用した絵の作成って、絵を描く意味なくなってる部分がある気がするんだけど。

それなりに描ける人が、色を塗る作業に使う筆の筆圧設定や詳細な設定にAIを使って作業の円滑化とかならわかるんだけど、

大して描けない未熟な人が、AIを使ってプロに近い絵を作成したとしたら、それって絵を描いてるって言わない気がするんだよね。

単にAIの使い方を知っているだけで、絵描きとしての能力は低いわけだし。

それを絵描きと言っていいのかもどうかと思うし、プロと呼ばれるのもどうかと思うし。

正直、AIによって絵が出来上がるって凄く余計な機能だと思うんだよ。

そりゃね、革新的機能だと思うんだけど、クリエイターとしての能力を低下させるだけにしか見えないんだよね。

AIが悪いというか、AI機能はもう少しバカなくらいが良かったと思う。

ボーカロイドなんかは、音楽作成簡単みたいなキャッチがあったけど、実際は音楽知識もそれなりに必要譜面はある程度理解できなきゃならないし、音楽の才能も磨かなきゃならないわけで簡単と言う割に、そこまで簡単じゃないんだけど、

AIを使った絵は、ある程度ボンヤリした絵でもそれなりに出来上がっちゃうので大して描けない人が絵についての知識を学ばないでも完成させちゃう

これって本当に堕落につながる完成だと思う。

光の三原色色の三原色理解できてない人が、陰影も何一つ理解できてない状況でも、それなりの絵に仕立ててくれるのがAIなんだよ。

そんなもので作られたもの自分が描いたと主張してたりしてるのは絵を馬鹿にしているような感じ。

それなりに描けて、絵の知識もあって、そこにAI使用して自分の求める色彩や陰影調整なんかをして完成させたっていうなら、これは最後の味付けみたいなもの理解できるんだけどね。


そうじゃない人がAI使用して完成させましたってドヤ顔で言われてもね、機械任せじゃんって感じで何の敬意も持てないんだよね。

だってそれAIが描いた絵なんだものってね。

AIは、もう少しおバカさんなくらいがいい気がするね。

2022-09-04

anond:20220904091834

そう思うじゃん?

譜面通りには弾いてるんだよねこれが

2022-08-21

吹奏楽部ではほぼ野球応援しか出来なかった

高校生の時はとあるマンモス吹奏楽部といわれるところに居た。3年間、ほぼ野球応援しかやらせてもらえなかった。

中学校からある管楽器やってたのもあって入部した。

部員100人を優に超えてたが、吹奏楽コンクールには55人しか出られないので選抜が行われる。増田は3年間落ち続けた。3年生だから優遇されることもなかった。

落ちた部員マーチングコンテストへの選抜に回される。こちらは80人まで出られるが、部の方針として楽器演奏メンバーは60人まで。増田はこっちも落ち続けた。

増田に残された選択肢は2つ。

野球応援担当するか、見栄えの良いシンバル役としてマーチングにまわるか。シンバル役は8人居るが、演奏はせず、シンバルグルグル回して視覚的にアピールだけの役目。

増田管楽器を吹けないのは嫌だったので野球応援選択した。

まり増田所謂3軍部員だった。

3軍の扱いは悲惨だった。1軍メンバー雑用係が3軍の役目だった。1軍メンバー譜面コピー譜面台やつば皿の準備や交換、部屋の掃除打楽器運搬は3軍が担当。指揮の先生も見に来ない。少しでも準備でヘマすると1軍メンバーから怒鳴られたり殴られたり。これ、昭和年代じゃなくて2010年代の話な。

そして演奏機会もほぼ野球応援だけ。一応定期演奏会には出させてもらえたが、3軍メンバーは本編で1曲プラスアンコールの1曲しか出番が貰えない。しかも吹けるのは1分以内。下手な3軍が目立たないようにするためらしい。

ブラック部活典型例だったが、楽器練習が出来る1軍や2軍はまだ恵まれていた。3軍は雑用練習時間が過ぎてしまう。選抜は毎年行われ、前の年に1軍だった人が3軍に落ちることもあるのでみんな必死だった。落ちたくないか夜遅くまでみんな個人練習していたのだ。

そうして増田高校生活は野球応援だけで終わった。もう楽器をやることはないと思う。

2022-08-07

fripSide - come to mind

それはそれは今から20年前、2002年頃のお話

当時ドラムマニアにハマっていた私は、PCでもドラムマニアができるDTXManiaというものを熱心に練習していた

ネット上に数多いた譜面製作者様たちの譜面をせっせとDLプレイしていた

ときは流れ20年後の現在

ドラムマニアなどすっかり忘れた人生を送っている私はあるときfripSideというアーティストYouTubeチャンネルを見つけた

とあるアニメの曲で有名なことくらいしか知らなかったのでいくつか曲を聞いてみた私に、衝撃が走った

…このメロディ、知っているぞ…!!

まさに20年前の思い出が曲名の通りcome to mindしてきた。20年前のあのとき、せっせとプレイしてお気に入りの曲だったにも関わらず、すっかり記憶の彼方に消えていたあの曲が、ここにあった。

でもちょっと細部が違う。今聞いている曲は【come to mind(version3)】というらしい。コメントを見てみると、どうやら原曲があるらしい。

原曲を聞いてみた。原曲名は【come to mind】だ。

…これだ。20年前のあの曲だ。懐かしき思い出に私は涙を流した。

とあるアニメくらいしかfripSideのことを知らなかった私だが、実は20年前にすでに繋がっていたのか…

ということでfripSide大好きになりました。YouTubeでほぼ全曲聴けるって素晴らしい。

お気に入りの曲は【come to mind】と【Clover Heart’s -Re:product mix-】です。永久ループしてる。

2022-06-26

https://anond.hatelabo.jp/20220625113314

そのいつも出てくる、というところで挙げられているのは稀代の名作だとか割と新しいジャンルだとかいうのが多い

デッキ型ローグライトの走りになったStSだとか、自動化ジャンル商業確立したFactorioとか、コロニーシミュのRimとかな

そういうのは模倣品が出てきて始めてあぁジャンルとして形成されたのかって共通理解になるからリリースから初の季節セールくらいではまだそういうフォロワーが出来てきてないか難しい。

既存ジャンル化したやつを1本出すならそりゃ元祖を薦めるのが人間心理だし、そもそも新規ではジャンルのもの定義するタイトル最近そんなないと思う。

からまぁ新しい知らないゲームを求めるなら例えば、StSに嵌まったんだが同じ感じで面白い新作ないか?とか聞くと求める答えが来るはず

あとついでにリスト書くときレトロチカとかも見所はあったなって思ったけどまだセールになってねーんだよ!新作あげろっていうけど新作はセールにならないの!そしてこういうエントリはどうせセール時期しか目立たないんだから新作は無いのしょうがないじゃん!

まぁそんなこと言っても求めてねーよと言われそうだから幾つか個人的ジャンルから新しめ(流石に1年レベルしか挙げれなかった)のを言うと

パズル

PATRICK'S PARABOX 一見普通倉庫番なんだが、入れ子構造になっており新しい感覚の発想力を試される。(体験版あり)

Unpacking 物を正しい位置収納するというだけの簡単パズルだが、それを通じて1人の人間の成長していく過程ぼんやりと語る面白いストーリー認識のさせ方が良い。(Game passにもあり)

デッキ構築

Inscryption 正直このジャンルとして紹介するのが適切かはともかく、一見バランス取れてるように見えて途中からぶっ壊れを押し付けゲーム性に変わる第1部はデッキ構築としてみてもめっちゃ楽しい

音ゲー(リズムゲー)

Rhythm Doctor リズ天の系譜普通音ゲーなら譜面があるから画面ガン見しないといけない中、リズム天国の系譜だと音楽さえあればいいということを全面に活かしたPCならではの画面描画は一見価値あり。Act2(かな?)のボスステージ演出が最高

ソウルライク

Tunic ぶっちゃけ戦闘はつまらん、オプションから無敵があるからそれでいいと思う。肝は操作方法最初から開示されておらず、世界に落ちている昔のゲーム買ったらついてきたような説明書を拾うことでゲームシステムがわかっていくというワクワク感。クリア後はジャンルが変わるほどの別レベルの楽しみが用意されてるのも、設定を崩さない中でほんと凄い上手く仕込んでいる。

ここら辺はオリジナリティがあって面白かった。まずは増田自分最近とかのゲーム遍歴を書いてくれよ。

全部ぶっ壊すが入ってなくて驚愕したのは同意最近言葉遊び系本当に面白いのにね、、

2022-06-08

吹奏楽部地域クラブ化にかかるお金を試算してみた

吹奏楽部学校から切り離した地域クラブ化が議論されている。

地域クラブということは、一般吹奏楽団とほぼ同じような団体になるので、一般楽団複数経験している増田が「お金」の面を試算してみたよ。

1.かかる費用は何か

練習場所費用楽器保管場所費用楽器保管場所から練習場所コンクールなどの本番演奏場所まで楽器を運搬するための費用、外部講師費用個人保有が難しい楽器設備(主に打楽器ハモデレなど)の維持管理費用譜面購入費などだ。

2.前提条件

地域首都圏ベッドタウンレベル。今話題柏市クラスとする。

練習は週3回(平日2回、土日どちらか1回)、1日あたり3時間とする。一般楽団初心者を断っていることもあり週1回の練習ほとんどだが、学生対象とした地域クラブ場合初心者教育も行わないといけないため、週3回とする。

練習準備と後片付けにかかる時間はそれぞれ1時間とする。つまり練習場所の確保は5時間必要

・外部講師は毎回の練習に来てもらう常任指揮者1名と、土日練習管楽器打楽器などを見てもらう講師2名が居るものとする。

練習場所公民館ホールレベル、保管場所は8帖のレンタルボックス楽器運搬に使うのは2tトラックレンタカーとする。楽器運搬に使うレンタカー運転は団員の親が持ち回りで担当するものとする。

・本番は吹奏楽コンクール2回(県大会地区大会)、定期演奏会1回とする。→これは学校部活と同じ条件なので、費用試算では考慮しない。

・年に50週間活動するものとする

・大型楽器打楽器ラインナップは地区大会まで出られるレベル吹奏楽部と同等とする。ティンパニ4台、鍵盤楽器一式、ピアノなどを保有。また、楽器購入費は考慮しない。

3.試算結果

練習場所公民館は5時間利用だとだいたい5000円くらい。意外と安い。これが年間150回になるので75万円。

講師費用は、まともな人(何処かのプロ楽団常任メンバーとして属しているクラスの人)なら1人あたり3時間で2万円くらいが今の相場だ。常任指揮者には2万円×150回=300万円、講師2名は2万円×50回×2名=200万円。合計500万円。

保管場所は、8帖のレンタルボックスは1か月あたり3万円~4万円が相場。3.5万円とすると、年間42万円。2階建てのレンタルボックスの2階だともう少し安くなるが、レンタルボックスの2階は楽器の保管には使えない。階段の傾斜が急すぎて大型楽器の出し入れが物理的に不可能からだ。

練習場所への運搬費用は、レンタカー費用が1回当たり1.5万円なので、150回を掛けると225万円だ。

楽器維持管理費用20万円もあれば十分だろう。

合計すると、862万円。

この中で学校部活動だとかからない(学校側が負担してくれる)費用は「練習場所費用」「常任指揮者費用顧問が担うため)」「保管場所費用」「練習場所への運搬費用」であり、それらを差し引くと300万円。

部活から地域クラブ化で3倍のコストがかかると言う計算だ。

これは大雑把な試算だが、部活動を地域クラブ化することで、かかる費用、つまりクラブ活動参加者負担するお金は2倍以上になると言うことは覚えておくとよいだろう。もちろん団としてのレベルを下げて、ティンパニ保有しない(ティンパニを使う曲を一切やらない)で4帖のレンタルボックスで間に合うようにする、練習回数を減らして楽器運搬もミニバンで間に合わせるようにするなどしたらかかるお金もっと減るが、それは吹奏楽団の「質」とトレードオフになる事も覚える必要がある。

2022-06-05

anond:20220604191504

アーケード太鼓の達人

非力なので全力で叩いてもびくともしねえ

譜面が細かいと力を入れるどころではなくなるので低難易度で叩くのがおすすめ

明るい曲でなんか元気になるまである

2022-06-01

anond:20220528174311

個人的にはバンドスコア買ってその譜面通りに打ち込むのがおススメ

なんとなくこんな感じで曲出来てるんだ~ってのがわかるようになるし

自分の好きな曲だと出来上がっていくのが楽しい

そうやってる間にDAW操作にも慣れて一石二鳥

2022-03-23

anond:20220321134039

うそう。昔の作曲家/アレンジャー仕事は、まず譜面を書くことだったんだよね。

なので楽器の種類や数、編成にも一定制限があると同時に、ある程度それぞれのパート役割を振ることが求められていたな。

2022-03-04

譜面も読めないのに曲が浮かんだ

急に始まるとそのまま展開していって、きれいに終わった途端に最初の方は忘れていることが多いし、覚えようとループしてても他の事に意識が行き過ぎた途端に消える

鼻歌メモにしようとしても周りの音は消えるし、声を出せないとき落書きで残すにも書き方がわからない

どうにか覚えている曲も頭の中の和音がどの組み合わせなのかわからなくて出力できる気がしないけど、DTMで作れれば、覚えておけるようになるもんだろうか

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん