はてなキーワード: 読書メーターとは
学のない人間だが、去年は100冊本を読んだ。おととしは8冊だったのですごく進歩したと思う。
読書習慣をつけるまでに何をしたか、記念に書き残しておきたい。
最初はどんな本を選べばいいかすらわからなかったのだが、好きなラジオでおすすめ本紹介コーナーをやっていたので、そこから手を付けた。
感想を送るとすごく喜んでもらえたのでモチベーションになった。
読んだ本を記録するために始めたが、これがすごくよかった。人の感想をだらだら眺めたり、読んだ本を登録してグラフが伸びるのがすごく楽しくて、最初の3か月で40冊くらい読んだ。
しかしその後急速に飽きてしまい、今は読んだ本の登録と読書データを見るためだけに使っている。こまめに感想を書いてる人は本当にすごい。
その昔、本をよく読む人に続けるコツを聞いたら「つまらない本はすぐに読むのをやめろ」と言っていた。貧乏性にはハードル高い。
しかしサブスクなら切り捨てても罪悪感がないのが最高。読むのをやめる練習になった。
昔読んだ「本は10冊同時に読め」という本の教えを思い出し、基本的に本はkindleで買って、スマホ・タブレット・PC全部にアプリを入れ、どこでも読めるようにした。紙の本もいろんなとこに置いた。
前述の本の教えにより3~10冊くらいを平行して読むようにした。
1ページ目から面白い本はまあないと思うので、つねにどれかの面白いところがすぐ読める!みたいな感じにするとモチベーションが続く。
思い切って毎月5,000円のAmazonギフト券を買い、月内に使い切ることを目標にした。
貧乏性なので1,000円を超える本は手を出しづらいと感じてしまうのだが、ためらいを払拭するのにとても役に立った。
図書館が近くにあったのでしばらく通った。ただ小さい図書館なので途中で飽きてしまい、コロナ禍もあって行かなくなってしまった。
でも無料で本が読めるのは何よりありがたい。返却期限までに読もうという気持ちになれるのも良い。
何分頭が悪いので、漫画なんかを読んでも忘れてしまうことが多く、ましてや本など、と思っていた。
そこでとりあえず読書習慣をつけることを優先し「読み終わったあと、何かひとつでも思い出せることがあればいい」ことにした。
印象的な言葉とか、短編集ならどれかひとつだとか、この作者イラっとするな、とか本当に何でも。
歯磨きを10分かけてやるのだが、そのとき本を読むようにした。10分ぽっちでも今日はちゃんとできたぞという気分になれて良い。
当然最初から目標だったわけではないが、前述の通り3か月で40冊くらい読んでしまったので、その頃から年100冊いけるんじゃね?と思い始めた。
でも頑張るのは嫌いなのでできないならできないでいいかなと思った。
1年前と今で特に何もかわっていない。本を読めば頭が良くなると期待していたが、幻想だったようだ。
100冊くらいでは変わらないのかもしれないし、読み方が良くなかったのかもしれないし、読みやすい小説ばかり読んでいたせいかもしれない。
でも勉強するぞと意気込んで難しい本を読んでいたら途中でやめていたと思う。
普段本を読まない人間は「読むのを頑張る」みたいなとこがあると思うのだけど、今は空き時間に自然と読めるようになった。
好きな作家が見つかり、続きが楽しみなシリーズがあり、趣味としての読書を楽しむことができるようになった。
頑張る必要がなくなったので、何か知りたいことがあるときはとりあえず本を読むようになった。
一番よかった点はこれかなと思っている。
本読まないコンプレックスが消えた。自分でやり方を考え目標を達成できたため、ちょっとはやるじゃん、と思えた。
あと習慣化する方法は他のことにも応用できそう。
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(以下追記)
初増田がこんなに読んでもらえると思わなかった。
達成したら増田に書こうと思ったのもひとつのモチベーションだったのでちょっとうれしい。
気になったブコメ返信。
「100冊読むためだけに読書した」みたいに思われてるのはなんで?と思ったが、タイトルのせいかな。「読むため」じゃなくて「読むまで」なんだけど。もっとよく考えればよかった。
人と話してるとき、自分は人と比べて無知で馬鹿だなと思うことが増えて、知識を増やしたい・頭が良くなりたいと思ったから。
そして周りに読書家が多くて、本を読まないことがコンプレックスだったから。
途中から100冊を目標にすえたせいで、12月にもなると焦りがあったのは否定できないけど、モチベーションにもなったから悪いことばかりでもないと思う。
まあ年100冊はもうやらない。他の趣味がおろそかになってしまったので。
アウトプットしてる人は具体的に何してるんだろう。聞いてみたい。
知らなかった。どちらもすごくよさそう。
使ってる中で一番読みやすいのはiPad miniの横向き。サイズ感が文庫本に近くて好き。
好きな本を否定されたくないので具体的には言わないが
正直すまんかった。
(今回は数々のやべー人力増田を尻目に、スパム増田が文句なしの優勝。おかげで新しい増田を拾う気力もかなり低下しています。→前回の【幕内】・【十両以下】)→【今回の十両以下】)
昭和時代やイオン、ぷちくらちゃん(女装子らしい)などの例外を除き、森羅万象を罵倒する増田。自身の経歴からか、特に法や裁判所を目の敵にしている。
何度も削除を食らっては毎回戻ってきており、かつての安倍botや低能先生に劣らぬやべー増田筆頭。
文頭をスペースで空けるため「字下げ増田」と呼ばれるが、ごく稀に空けないこともある。
「子供に虚を突かれて殺された」という、確認されただけでも2015年の増田まで遡るフレーズを用いることから、実はかなりのベテランだった説がある。
得意技は怪文書じみた判決文や精神鑑定。その文体と自分語りの内容から、****で**された****である可能性が極めて高い。前述の通り、なぜか女装子にご執心。
ひたすらIT関連と思しき意味不明な愚痴ポエムを垂れまくるメンヘラ系増田。「自分のプラモデル(=プログラム?)に勝手に手を入れられ、成果を横取りされた」旨の主張を延々と続けている。
THEクソ増田。自己顕示欲とイキりだけはいっちょ前だがユーモアが全く追い付かず、「増田のチンフェのような存在」と称される。「ポリコレ」ではなく「パリコレ」が正しいと勝手に主張し、文中に「ポリコレ」が含まれた増田に「パリコレ」とトラバを繰り返すのが名前の由来。
他にも「エビデンス→エビでやんす」「フェミ→笛民」など意味不明な言い換えを提唱するがどれも根拠はなく、「ゾーニング→ゾーサイス」に至っては「ネトゲでムカついた奴の名前を挙げただけ」というただの私怨。
この他にも猛虎弁・トラバ誘導など、他人のパクリも含めた様々なネタを操る(以下の増田もこいつと同一人物と思しき奴がいる)が、やることなすこと面白くない生粋の荒らし。技のデパートならぬ技のバッタ屋。
文字通りのスパム。ひどい時には最初のページがスパムで全部埋まるほどの勢い。一応後で消されてはいるのだが、こんな状況下で増田を発掘しなければならないブクマカたちの苦労は察するに余りある。
そういうわけでどのやべー増田よりも猛威を振るい、スパムの分際で優勝をかっさらってしまった。
しかしこいつが消えたら消えたでやべー投稿が目立つのが増田であり、ある意味増田の業を浄化する存在なのかもしれない。
主なスパムにpdfスパム・フォーラムスパム・スポーツスパム・robuxスパム・ハリポタスパム・他人の投稿をパクってこっそり文中にリンク追加スパムなどがあるが、そんなんどうでもいいから早くなんとかしてください。
無駄に長い語りに過剰な自意識を挟んだクソエモ長文増田。ひとつバズると便乗して同じような長文が次から次へと湧いてくる、まさにゴキブリのような存在。『同人女の感情』最終回の感想や二次創作への「呪い」など、相変わらず変なクソ長文が多い。
その他の動向としては、鬼滅の刃終了による呪術廻戦へのシフト、また来年放送予定のヘタリア新作アニメを早くもポリコレの観点からブン殴ろうとする動きなどがある。放送開始の際にはさらなるクソ長文を呼び込む可能性が高く、今のうちからうんざりさせられる。
その名の通り句点2つ「。。」を多用する増田。以前増田で大暴れした「句点増田」に酷似しており、本人も同一人物と主張している。
パンティー
「でもキモくて金のないおっさんは……」と、KKOに対する差別や無関心を訴える増田。活動は長いが、相変わらず共感されている様子はない。
同カテゴリー参照。厨二臭い上に意味不明なSSをひたすら垂れ流すクソ増田。無駄にキャリアが長い割には成長している様子もない。質より量を体現する増田の三峯徹的存在。でも正直なろうかどっかでやってほしい。
左翼・フェミ叩きに対して憎悪を燃やす超ベテラン増田。「711」「R30のところにコピペしないの?」「いつもの地ならし」「○時まで寝ていたんだ」「見つかりそうか」「ということにしたいのですね」「おばさんはいいんだよ」などと、意味不明なクソリプばかり飛ばす。
「R30」というのは大昔のブロガーのことらしいが、ブログは2008年に更新が止まっている。仮にこの人物であった場合、粘着歴の長さはもはや言語に絶する。そしておばさんというのはどこの誰なのか。
また「プライベートで○ブクマwww」「自演ツリー」などと、むやみやたらに自演を疑うこともあった。
左右問わずこの手の人物にありがちだが、「自分の気に食わない奴は全員同一or特定の人物」という思い込みが非常に激しい。
id:Ereniおよびid:iteau両氏の名前を出すことも度々あり、本人の脳内では毎回特定の相手に粘着しているようだが、実際には明らかに政治や思想と無関係な増田に因縁をつけることも多く、結局のところ噛みつく基準は謎。
とにかく自衛隊を叩きたいらしい増田。「国民の敵」が口癖。某議員の件がよほど癪に障ったらしく、何度も何度も蒸し返してくるのが特徴。他にははだしのゲンの町内会長をやたらと持ち出してくる。
男女の産み分けを提唱し、「産まれる男を減らすべき」という主張を執拗に続けるフェミ増田。前から見かけてはいたのだが、最近活動がやたらと増えている。
「女性は下方婚しない」を筆頭に様々な持ちネタを操る反フェミ系増田。キャリアも長く、反フェミの中ではおそらくこいつが最大勢力と思われる。
文字通りの💩リプ。特定の増田に限らない増田ミームの一種。数々のバリエーションが生まれては消えており、最近は「どうでもうんち」が主流のようだが、以前に比べると勢いは落ちた。
なお、この増田自身も↓のミソジニー連呼増田など、他のクソリプ増田から粘着を受けている。同様のミームに、死にたい増田を励ます「しゃぶれよ」などもあるが、意図が通じているかは不明。
「日本の医師と専門家は飛び抜けてレベルが低い」という謎の使命感にかられ、医師免許更新制などを唱えている増田。コンプでもあるのだろうか? 一時は新型コロナにちょっとでも関係する増田に無差別トラバを飛ばし、もはやコロナの大先生と化した。
最近では「日本人は教育に社会選別以上の価値がないと思っている」という持論を振り回し、同様に日本の教育界を叩いている増田がいるが、手口が似ており同一人物と思われる。やっぱりコンプでもあるのだろうか。
これらの増田に共通する要素として、「あまり関係のない増田でも隙あらば自分の長文トラバに誘導してくる」癖があり、この増田も同一人物の可能性がある。わかりましたね?
何の前触れもなく「ワイは~」と誰も聞いてない自分語りトラバ爆撃を繰り返すなんJ臭い増田。横綱・パリコレ増田も同じネタを使うことがあり、元々この増田をパクったと称している。よって正確には何人いるのか不明。
こちらも「非モテの女は『いないこと』にされている」というのが大好きな青汁増田の一人。同様の主張をしているidがあり、現在もはてブで活動中。
反フェミ・反リベラル増田の一人。名前の通り以前はTogetterのまとめを引用していたが、現在はその他の記事にリンクを貼ることが多い。
フェミやリベラルを目の敵にするが、現政権や自民党の熱烈な支持者でもない。特に山田太郎議員や赤松健氏などは頻繁に叩いていた。いわゆる表現の自由戦士としては一貫している?
こちらも(自分で作ったと思しき)Togetterのまとめを増田やはてブで拡散しようとするツイフェミ。以前は「全員同じような文体で」「同時に同じ人物ばかり叩く」3つの複垢を使いこなしていたが、TogetterでBANを食らい、全て使用不能になってしまった。
複垢利用・誹謗中傷・個人情報晒しなどのうち、いったいどれがあっちの規約に引っかかったのかは不明。それでもしつこく別垢でまとめを作り続けているが、さすがにコメント欄で暴れるのはやめたらしい。
前述の通りはてブでも活動しており、日々男叩きばかり垂れ流すことに定評のある「某柑橘系フェミid」とほぼ間違いなく同一人物と特定済み。というのも「Togetterに書いたコメントや増田に書いたトラバと一字一句同じ文章を、なぜか自分のブクマにも書いてしまう」という、
なんともおマヌケな習性があるため。現在も自作と思しきまとめに誘導するブコメを量産しており、中の人を隠す気はないらしい。
なお、はてブでも複垢利用で404化を食らった前科があり、確認されただけでも2度の転生を経験している。即日戻ってくる上、文体にもこの手口にも全く変化がなく、すぐ足がつくのだが。
うんちトラバを見かけるや「ミソジニー」云々という定型トラバをせずにはいられない増田。自称フェミ男らしいが詳細不明。うんちを求め増田を彷徨う姿は哀愁を誘う。
というかKKO増田ですら一応微妙にトラバ元の文章に合わせてくるのに、こいつは延々と同じ内容のコピペしかしない。なんとも不気味な奴である。
なお、実際には男性と思しき増田にうんちトラバがついている例も多々あるのだが、やはりそれにも雑な認定を下してくるあたり、おそらくミソジニーの意味を微妙に理解していない。
疑問形の増田を嫌い「ママに聞け」という言及を繰り返すクソリプ系増田。たまにママ以外も登場する。かつて引退宣言の後に姿を消したが復活し、当番付に対し4000字超の謝罪文を要求するという意味不明な行動に出ている。やるわけねえだろ。
めぐみんに罵倒されたい増田。他にも低能先生の語尾をパクりつつドM性癖を披露する「低能ドM先生」など、この手の奴が妙に多い。
突然現れては規約違反を厭わずブクマカや増田をグッサリ刺してくる、通り魔のような増田。超長文で口も悪いが、文章のキレに関しては一定の評価を得ており、出てくるたびにブクマを稼いでいる。
うっかり変なブコメをすると長い追記で晒されボコボコにされるため、全く油断ができない。
なお、中の人は某idとの噂。実際、この増田と同様の主張をしているブコメがいくつかあり、近頃は増田への書き込みを公言するなど、あまり隠す気もないようである。
また同一人物と思しきnoteも発見されている。村外の人間を攻撃対象にした増田はすぐ消されるため、そちらで書くようにした模様。
自称「知恵袋で有名なdorawii」または「Yahoo! 質問士」。その名の通りヤフー知恵袋(他にニコ百の掲示板や読書メーターでも暴れている)のユーザーだが、あちらでは悪い意味で有名らしく、垢を作りまくってはクソ質問を量産していたらしい。
さらに「艦これりあん」なる謎の造語を流行らせようとするなど、かなりのパリコレ気質の持ち主。どうしてやべーやつというのは互いに示し合わせたわけでもないのに、こうも似通ってしまうのだろうか?
こいつも自分を「注目を受けるに値する特別な人間」と思い込んでいるが、やはり異常な自己顕示欲と自己愛に何もかもが追いついていない。
増田でコテハンを自称する(現在はやめたらしいが)、5chで教えて君をやってウザがられてはその顛末を恨みがましく増田に投稿する、自分のブラウザのブックマークを公開する(が、反応がなく愚痴る)など隙あらば目立とうとしているが、
行動がことごとくどこかずれており、文章も怪文書じみている。なお本人曰く「増田」とは呼ばれたくないらしいので、お望み通りつけないでおいた。
3点リーダー2つ(「……」)を連打する句点増田の亜種。内容も「初カキコ…ども…」コピペを彷彿とさせる中二っぷり。兎の糞のような奴。
「後藤さんのこと」を読んでめちゃくちゃ面白いと思ったのがおよそ10年前。大学生の頃だった。
この短編集は今でもかなりの名作だと思っているし、ハードカバーを買って大事に持っている。(小説は絶対に文庫版で買うという決意を持っているこの俺が、だ)
どの短編もこれまでに読んだことのない新鮮な後味で、何度でも読み返した。
そこで読書メーターやレビューサイトを見ると、「数学や物理を使って書かれた純文学」みたいな書評が目についた(ちゃんとした表現は覚えていない)。
そうかな。と思った。
なるほど。確かに、「さかしま」「考速」「ガベージコレクション」あたりには、理系的なモチーフがふんだんに埋め込まれていたし、その中には確かに数学や物理の単語もあった。
どちらかというと情報系分野の香りの方が強く感じたけど。まあ情報も数学の一部だしな。
でもなんか、「数学や物理を使って書かれた純文学」みたいな批評にはなんとなく頷けない感覚があった。
言い忘れてたけど、自分は一応ちゃんとした大学の数学科出身であるので、数学や物理の単語を言われたらそれが何のことかはわかるし、学問においてどういう立ち位置だったりどう使われるか、はおよそ知ってる(あんまり高度なのは無理だけど)。
だからこれらの話はすごく面白く感じた。理系用語が雑に使われてたから引っ掛かったとか、そういうことじゃない。むしろ日本語としてこれ以上ない適切な位置にそれらの単語は置かれていたのではと思う。
次に「バナナ剥きには最適の日々」を買った。これも素直に面白いと思った。
「equal」には妙な居心地の悪さを感じたけど、「捧ぐ緑」は今考えても円城塔の最高傑作なのではと思えるくらいだ。
なので最初に違和感がはっきりと形になったのは、その次に買って読んだ、「Self-Reference ENGINE」ということになる。
しかしとても残念なことながら、あなたの望む本がその中に見つかると言う保証は全くのところ存在しない。これがあなたの望んだ本です、という活字の並びは存在しうる。今こうして存在しているように。そして勿論、それはあなたの望んだ本ではない。
皆はこの小説をどのように楽しむのだろう。
言っていることは理解できるし、示唆的ではある。人に何かを「考えさせる」文章でもある。しかしそれは「考えさせる」だけで、後に何も残さない文章でしかなかった。
ストーリーもあってないような状態。各章の繋がりもバラバラだし、場面は突然切り替わるし、急に新キャラが出てきて急に退場するし、何もかも説明が不十分で、衒学的な、鼻につく文章だけが延々と続く。
端的に言って、「最初から最後まで何も言っていない」。文字を無駄に消費しているだけの、中途半端な文字列らしき何かだと思った。
そして「エピローグ」を買った。
何故って彼はエージェントで、エージェントとは人間よりも器用にチューリング・テストをクリアすることのできるスマート・クリーチャにしてオーバー・チューリング・クリーチャだからだ。
人間に理解できるのはせいぜい、N文字を利用して作成可能な全ての文章であるにすぎない。Nはある程度の大きさのところに留まり、そこには有限個の文章しかない。
「敵艦影、三。天頂方向より接近。ダミー放出。並列存在を開始。複雑性迷彩が起動しました。オーバー・チューリング・テスト実行。成功。成功。失敗。失敗。失敗。当該宙域には、法則69805f9944ed4298311d0cdaa75da2629d6f3bb3756455d504243fla6c565f75が適用されていません。」
はあ。これでやっとわかった。
彼は詩を書いているんであって、小説なんか最初から書く気が無いのだ。
円城塔の紡ぐ文字列の並びは確かになんとなく美しいと思う。なんか感性に訴えかけてくる。なんか良いこと言われているような気にさせられる。
しかしその実、中身が全くない。その点に限って言えば詩としても程度が低いように思う。詩にも訴えたい内容とかあるからね。
そしてそれに「ていよく」使われているのが、SFだったり、数学や物理の言葉だったりする。
数学やSFが、詩を美しく紡ぐための新しい言語の代わりにさせられている。これがなんとなく違和感を覚えた原因だったのだ。
つまりこれを「詩集」ですと言われて手に取ったら、「おお、面白い詩だね」といえるんだけど、「小説です」と言われたから、「小説か??」となってしまう。
軒並み、「なんだかわからないけどすごい」「深淵」「自分には理解できない新境地と感じる」「文系殺し」といった単語が並ぶ。
端的に口をそろえて「理解できませんでした」と言ってるだけだろうが。理解できないものを、適当に高評価するんじゃないよ。ボーッと生きてるにもほどがあるでしょ。
詩の材料にされている数学や物理の言葉がわからないものだから、その意味不明さに脳が酩酊させられてるだけだよ、それ。酒飲みみたいにその酩酊を楽しみたいなら、いいんだけどさ。
自分は文系だから、知識がないから、それらの語彙が入ってこないだけで、ちゃんと語彙力があったらそこに何か深い意味が込められているんじゃないかと思った?
なかったよ、なんにも!!
さらに頭にくるのはそのやり口で芥川賞なんか取っちまったところだよ!
選考委員も、軒並み騙されてんじゃないか。誰か一人でも意味わかってたんか?「道化師の蝶」のモチーフとなっているという、自己言及プログラムを一人でも書いてみたんか??
俺は、この世に理系人間と文系人間とやらがいるとはあんまり思ってないけど、もし芥川賞の選考委員がそういったSFや数学物理に疎い人で構成されているんなら、円城塔作品はまさしくその脆弱性を突いたクラッキングだよ。
以下が「道化師の蝶」受賞時に高評価をつけていた選考委員のコメントだ。高評価だぞ?低評価じゃない。よく読んでほしい。
- 今回の「道化師の蝶」で初めて私は、「死んでいてかつ生きている猫」が、閉じられた青酸発生装置入りの箱の中で、にゃあ、と鳴いている、その声を聞いたように思ったのです。
- 小片たちがつなぎ合わされ、一枚のパッチワークが縫い上がり、さてどんな模様が浮き出してきたかと楽しみに見つめてみれば、そこには模様など何も現れていなかった。/もし自分の使っている言葉が、世界中で自分一人にしか通じないとしても、私はやはり小説を書くだろうか。結局、私に見えてきた模様とは、この一つの重大な自問であった。
- それ自体が言語論であり、フィクション論であり、発想というアクションそのものをテーマにした小説だ。/この作品は夢で得たヒントのようにはかなく忘れられてゆく無数の発想へのレクイエムといってもいい/こういう「やり過ぎ」を歓迎する度量がなければ、日本文学には身辺雑記とエンタメしか残らない。いや、この作品だって、コストパフォーマンスの高いエンタメに仕上がっている。二回読んで、二回とも眠くなるなら、睡眠薬の代わりにもなる。
『二回読んで、二回とも眠くなるなら、睡眠薬の代わりにもなる。』
完全に酔っぱらってるじゃねえか。
あと、円城塔は、いい加減に繋がっているようで繋がっていない短編の寄せ集めを長編と言い張るのをやめて、最初から最後まで一貫して繋がった長編を書くべきだ。詩集だから無理か。
この先も安定そうなサービスってどこだろう。
1600冊以上のデータがある。同じものを複数買いたくないのでどうしても何らかのデータベースを作りたい。
しかも、ISBNはあるけども通販限定などで書店に並ばない本も持っているため既存のデータベースにない本はISBNを入力する形でプラスしたい。
できたらスマホ(Android)からデータのチェック(持ってるか持ってないか、既にWebで予約してるのかetc)をしたい。
いろいろサービス調べてみたけれども。
ブクログ→Android向けアプリのサービスを終了した。信用できない。
読書メーター→エクスポート機能がない。サービス終了するときにどうしようもない。
ブックフォワードの愛用者だったがスマホアプリがここのところかなり不安定なので心配。
もはやマイクロソフトのAccessとEvernoteあたりを組み合わせて自力でどうにかするしかないのだろうか。
誰か助けてほしい。この1600冊をこえ、日々成長し続けるデータの山を、どうにかしたい。
同人誌はISBNとか何もないので最近買ったやつだけはAccessで管理(サークル名、タイトル、サイズ、発行日、ジャンル、CPをデータ化するようになったらダブり買いがなくなった。イベント当日は「サークル名/タイトル/発行日」だけのExcelファイルをスマホから参照できるようにしといて、不安になったら見るようにしている。非効率なので改善したい)
ヴィレッジブックス社とかのISBNはあるけど書店で見かけたことない本もAccessで管理
電子書籍→プラットフォームを絞ってはいるがデータ化が面倒になるくらい大量に買うので今のところ放置
しています。やはり普通の本もAccessでやるしかないのかな。はてな民ならすらっと代替案持ってきてくれるかなと思ったら特に代替サービスがないみたいで目玉が飛び出そうです。
出版社はNetflixみたいに「こういう系統の本読んでるおまえならこの本も好きになるだろう。ここで買えるぞ」とかいうのを表示してくれるサービス作れば売り上げ上がるんじゃないか…
家計簿をつけるサービス「Zaim」ってのがあるんだが、このサービスはクレカや電子マネー等を登録すれば、その使用履歴を拾ってきてくれて勝手に家計簿をつけてくれる。
本当に何も手間を掛けることなく今月使ったお金が分かるわけなんだけど、ふと、このサービスのアニメ・・・あるいはもっと広げて映画やドラマなどの動画視聴記録版のサービスがあったらいいな、と思った。
dアニメやプライム・ビデオ、Netflixなど各動画配信サービスにはそれぞれ視聴履歴を確認できるページがあるので、これを横断して何日に何を見てる、というのを勝手に記録してくれればいい。
漫画や小説は読書メーターを使ってるんだが、アニメや映画でいちいち手作業で記録するのはめんどくさいし、誰かそういうサービス作ってくれないかなあ。
文学ベスト100と検索すると、国内に限ってもいろいろなランキングが出てくる。英語圏では、ベスト100を選んだときどのような小説がランクインするのか、気になって調べてみた。
そうすると、日本と同様にたくさんの種類のランキングが出てくるが、これらをひとつひとつ紹介するのも退屈だ。
だから、それなりに信頼がありそうないくつかのランキングを選んで、それらにくり返し選出されている作品名をここに挙げてみたいと思う。
なにをもって信頼があるというのかは難しい問題だが、だいたい以下のような基準を満たしているランキングだけを取り上げることにした。
英語で検索しているからには、英語で書かれた小説が多くランクインするのは当然なのだが、英語圏に限らず、世界の文学を選出の対象にしていることを条件とした。なので英米文学オンリーとかなのは避けた。
2000年以降に発表された小説の割合が高すぎたり、「ハリー・ポッターシリーズ」のような、あまりにエンタメ寄りの小説を選出しているものは除外した。
「ハリー・ポッター」が文学かどうかは知らないが、それが文学ベスト100に選ばれているランキングが参考になるかというと、あまりならないんじゃないかな。
どのランキングにしても19世紀以降の西洋文学に偏りすぎなのだが、そこはもう仕方がない。
このような基準で選んだランキングは以下の4つ。検索すればソースはすぐ出てくると思う。
・ガーディアン誌による「The 100 greatest novels of all time」(いつ誌上に掲載されたのかはわからなかった)
・Goodreadsによる 「Top 100 Literary Novels of All Time」(国内でいうと読書メーターや読書ログみたいな位置づけのサイト。ユーザーが投票して選出している)
・Modern Library(アメリカの出版社)による「100 best novels」
・アメリカの文学者Daniel S. Burtによる「the Novel 100: A Ranking of the Greatest Novels of All Time」(同タイトルの書籍がある。Burtは英文学の講師をしていたらしい)
4つのランキングのうちすべてに選出された作品は、ナボコフの「ロリータ」と、ジョイスの「ユリシーズ」の2つだった。ロリータすごい。
4つのランキングのうち3つに選出されたのは、以下の28作品。
このうち22作品はすでに読んでいた。
けっこうそれっぽいタイトルが並んでいるように見えるが、日本ではほとんどなじみのない作家も中にはいる。ジョセフ・ヘラーとかフォード・マドックス・フォードとか。
フォードの「善良な軍人」が翻訳されているかはわからなかったが、これを除けばすべて翻訳で読むことができる。すばらしい。
ブコメの指摘から、フォードの"The Good Soldier"(上では「善良な軍人」と訳した)は、「かくも悲しい話を…」という邦題で翻訳されていることがわかった。ありがとう。
「読書メーター」(https://bookmeter.com/)というサイトがあるのだけれど、これのゲーム版がほしい。
ユーザーが過去に影響を受けたゲームの思い出を淡々を書いていくような感じのイメージ。
だけど、steamの場合はsteamのゲームに限られているし、「購入」ということが前提になった書き方になってしまうのよね。
これをもっと個人の思い入れや、そのレビュアーをリスペクトした人がレビューを過去に辿れるようなものがあるといい。
読書メーターは、Amazonのレビューよりも充実していることがあるし、そういうゲームのレビューや思い出を投稿して楽しみ合う場が、インターネット上に存在してもいいと思う。
「学歴分断社会」という書籍がある。日本社会が「学歴」で分断されているという論の本である。ここでいう学歴は○○卒という「学校歴」のことではなく、大卒かそうでないか(非大卒)ということである。本が出た時点(2009年)で大卒と非大卒はそれぞれほぼ50%ずついたということである。
【参考】
この本にもあるように、近年の大卒つまり高学歴コミュニティからこの層は見えていない。ここ数十年の間、学歴による分断は幼少時から始まるようになった。特に都会においては、40年ほど前から「お受験」が幼稚園から始まるようになり、その傾向はそれ以降地方にも広がっていった。いみじくも以下の日経の記事内で言及されているように、「マイルドヤンキー」という言葉の誕生そのものが格差を示している、と言える。社会の半数を占める非大卒、そのうちそれを再生産している家庭が最近になって「マイルドヤンキー」として「発見」されたのだろう。
【参考】
つまり、今子育てをしている20~30代の高学歴(大卒)コミュニティはこれらの人々をその人生で実際に目にする機会はなかっただろう。本当は昔から存在したこの層に、もしかするとこの騒動で初めて触れたのかもしれない。「あたし」という主語や絵文字は高学歴コミュニティでは非常に未成熟で礼儀正しくないと見られる。また、マイルドヤンキーが共有しているような遵法的ではない価値観には嫌悪感を抱く。
逆にマイルドヤンキーのコミュニティでは高学歴が好む礼儀正しい態度は「スカしている」など不評であろう。男性と同等の権利を主張する女性に対しては「糞フェミ」のような評価を与えるかもしれない。
謝罪にあたっても絵文字や空白行を空けた幼い文体を崩さないことから、炎上が延焼していた。mixi日記時代から、facebookに移っても同じ傾向のようなので、当人の一定したスタイルなのだろう。歌詞においても「あたし」という幼い人称を使っており、その点に「母親として大丈夫なのか」と違和感(不安感)を感じている女性もちらほら見られた。
ちなみに、「あたし」についてはその幼さとのギャップからくる狂気や不安感に定評のある作家「新井素子」の名が挙がるほどであった。
【参考】
自伝「暴走族 絵本作家になる」など、本人が繰り返し元暴走族総長というプロフェールをアピールしており、それに対しては「立派に更生していて偉い」という意見がある一方、「元不良をアピールすること自体に対する不快感」をあらわにする人々も多い。なお、伊集院光氏のラジオに出てその嫌悪感を示された時には周りのプロデュースであり当人は「辞めたいなと思っている」というようなことを述べていたという。
【参考】
さらに、ここのところの騒動で調査が進んで明らかになったところによれば、当人が率いていたという「池袋連合」というチームは存在しないのではないかということである。一般にイメージの悪い「元不良」という経歴をわざわざ「詐称」するのはいったいなぜなのだろうか。
【参考】
チーム人数が160人が200人になったり、「図書館の絵本を6000冊、1ヶ月で読み終えてた」(『暴走族、絵本作家になる』)を読んだなど誇張と見られる表現も多いことから、虚言癖ではないかという意見も出ている。確かに、男性の良くつく嘘に「地元で有名なヤンキーだった、有名な先輩やヤクザと仲が良い」というものがあるらしい。また、芸能界では元ヤンキーであるということは武勇伝として許容もしくはむしろ高評価を受けるとも聞く。そのためなのだろうか?