はてなキーワード: 許婚とは
可愛らしい女の子だった
ふわふわしてちょっと頼りない、男ウケいいだろうなという感じの子
本人は自分が統一教会の信者ということを周りの人間に隠していたと思う
でも噂というのはすぐ広まる。その子とかつて同級生だったという別の同期からいろんな話が回った
幼い頃に決められた許婚が韓国にいるから恋愛禁止とか、異性とふたりきりで部屋にいちゃいけないとか、期末テスト中に小さいマリア像を机の上に出してた、寄付金のせいでお金が無くて修学旅行に行けなかった、信者数人とシェアハウスしてるとか
どこまで本当かわからないけど、でもみんな腑に落ちてた。そういえば定期的に不自然な長期休みがあったり、変な本読んでるのを見かけたり、みんな何かしら違和感は持っていたようだった。もちろんそれを知った後も当人に何か聞いたりなんてことは誰もしなかったけど
ただ、お金を借りることが増えた時期があった。借りると言っても少ない額なのだが、その回数が本当に多かった。ごはんに誘うと来るんだけど帰り際にお金持ってなくて…と言って、誰かが立て替える。でもそのお金は返ってこないみたいなパターンがほとんどだった
この頃、彼女の両親がふたりとも仕事を辞めてしまってお金が無いと、そんな相談を受けたという同期もいた。彼女は遠い実家に住んでいた。収入が無くなった上に寄付金も払ってるから金無いんでしょなんて、他の同期達と話していたのを覚えている。結局お金は返ってこなかった
彼女とはしばらく会っていない。韓国にいるという許婚とは結婚したのだろうか。あの頃流れていた様々な噂は本当のことだったのだろうか
めぞん一刻では、一人旅に出た五代が響子以外の女性を相手に初体験を遂げるという筋書きを、作者の高橋留美子は考えたと聞いたことがある。結局のところ、五代は悪友に誘われてソープランドに行ったが。
当時、男性が主人公に据えられたラブコメ作品は、主人公にとってヒロインは最初で最後の女性であるという形式が主流だったと思う。しかし、めぞん一刻のヒロインである響子は、主人公以外の男性を知っているという意味では主流から外れていた。一人旅の旅先で初体験をするというアイデアも、物語の結末で最終的に結ばれる相手以外の異性を知っているという意味で、五代と響子を対等な関係にするという意図が有ったのだろう。
うる星やつらも、ヒロインのラムは主人公の諸星あたる以外の男を知っているので、この点は音無響子と同じである。しかも、おそらくラムが元彼のレイと付き合ったのは、単にレイがイケメンだった(※人間形態時)からである。その上、後から登場するテンの存在は、実際の作品上での設定はラムのイトコであるが、要するにコブ付きの結婚や男女交際のメタファーであることは想像に難くない。
絵柄がかわいいし、ほとんどの場面では虎縞ビキニ姿というセクシーな姿で描かれているから忘れがちであるが、そもそもラムは別に、男性にとっての理想的ヒロインではない。当初はヒロインとして三宅しのぶが予定されていたが、読者の反応が良かったからラムにヒロインの座が回ったという意味で言うのではない。
味覚の好みは異なるし、コブ付きだし、すぐ暴力を振るうし、元彼を選んだ理由は面食いだからだし、要するにラムは普通の、愚かな部分も併せ持つ女性なのである。これは別に悪口で言っているのではない。
うる星やつらもめぞん一刻も、そこで描かれる男女たちは均しく愚かである。現実世界の我々と変わらず、彼らは等身大の人間である。もちろんうる星やつらに登場するのは宇宙人だの幽霊だ大財閥の跡取りだの様々だが、私が言いたいことは分かってもらえるはずだ。
彼らは、人間の逃れ得ぬ本質として、欲望だって持っているし愚かだから、若さゆえに何となく見た目で相手を選んで交際に踏み切って、結果として失敗したりもする。音無響子が高校を卒業して間もなく、母校の教師だった惣一郎さんとの交際・結婚に至ったのだって、ある程度は響子の若さゆえの未熟さや愚かさに起因する暴走という側面が有ったであろうと思う。読者も大人になると、響子の父親が惣一郎さんとの結婚に反対だったことにも何となく共感できるようになる。卒業まで待ったとはいえ、教え子に手を出した形だし。しかし、人間は生きていれば色々有るものである。元カレや元カノがいたり、周囲から良く言われない交際や結婚をしたりするのも、よく有る、ありふれた話である。
話が少し逸れたが、男性作家・編集者が男性読者向けに作る作品で、ヒロインが主人公以外の男性経験が無いとか、逆に主人公が最終的に結ばれるヒロイン以外の女性を知らないように描かれることは、当時から既にウソ臭い描写になりつつあった。だからこそ高橋留美子は、ラムや音無響子のヒロイン設計に一癖を持たせたし、五代にも響子以外の女性との性体験を持たせようとしたのだろう。
作者である高橋留美子は、作品を通じて「それで良いのだ」と言っている。人間は、生きているかぎり失敗だってするものである。しかし、そんな愚かさも含めて、だからこそ、人間は愛おしい存在なのである、と。
高橋留美子作品のヒットを受けて雨後の筍のように、美少女や美女が大勢登場する後続漫画作品が多数生まれたが、このような人間の内面に対する理解や暖かい(しかし生温くはない)人間観までも見習うことができた後続漫画作品は少なかったと今でも思う。
ここではヒロインたちのことばかり書いてしまったが、もちろん男性キャラたちも平等に馬鹿な感じで描かれている。梅を口にして酔っ払ったラムが、教室で学校の制服を脱ぎ出したの見て、男子生徒たちが興奮で色めき立つと、それを見た女子生徒たちが「バカじゃないの?普段着姿(虎縞ビキニ)になっただけじゃん」と呆れる場面。水乃小路家の一人娘(トンちゃんの妹)との見合い話を渋る面倒終太郎に「もったいない。婚約して許婚になれば堂々とすけべえができるのに」と身も蓋もない誘惑の言葉を面倒の父親が言う場面。これらの場面やキャラを描きながら、しようがない困った奴らだなと作者は苦笑しつつも温かい眼差しを注いでいたのだろうと、ついつい想像してしまう。
登場人物が日本人だとクソゲーオブザイヤーに選出されるレベルのしょうもないエロ話が、登場人物をロシア貴族にしただけで文学として評価される
とある貴族の娘エカテリーナに下っ端役人ニスタロフスキーが恋をし仕事を捨てて駆け落ちした。
しかしエカテリーナが許婚のレズノフ公爵子に住所を教えてしまったことから
「エカテリーナが俺とバーニャに入るなら、1ヶ月文の生活費は出してやろう」
と提案を持ちかける。
ニスタロフスキーはエカテリーナがそんな事を了承するはずがないと思っていたが
自分のためにエカテリーナが犠牲を払ってくれたのだとひとり合点をいかせる。
嬉々として答えるエカテリーナの姿には
数ヶ月が経ちレズノフの
「エカテリーナの真実を教えてやろう。ついては公爵家までふたりでこい」
公爵家に着くとレズノフは二人に対して行為に及ぶよう要求する。
行為が終わるとレズノフは「次は俺が行為に及ぼう」と言い出した。
「生活費がかかっていないのだからエカテリーナもするまい」との確信をもつ。
愛を囁かれた男には誰にでも心を開いてしまう」
「カチューシャが恋慕を失うことはない。
男達は床に崩れ
娘だけが訳が分からないといった様子できょとんと二人を見つめていた
https://www.nicovideo.jp/watch/sm37662612
を書き起こしてみたもの
拝啓。コロナ禍により家ごもりの毎日を過ごしている候、増田ならびに紳士淑女の諸君に夜のおかずとしてノクターンノベルズのおすすめ十篇を紹介したいと思う。あまり小説を読み慣れていない諸君を想定して、完結済みかつ出来るだけ短めの小説を選んでみた。各種ランキングには入ってこないような作品もあるので、嗜好が似ている人は参考にしてほしい(あとオススメ教えてほしい)。
言うまでも無いがノクターンノベルズとは男性向け18禁版小説家になろうである。女性向けのムーンライトノベルズは今回紹介しない。
紹介する作品は、「兄に惚れる妹などこの世に存在しないしオレも別に妹を愛しちゃいない 」、「茜色の世界に思いを馳せる」、「召喚術のいけない使い方 」、「注文の多い魔王城攻略され記 」、「ある日突然男友達が美少女になっているなんてよくある話で 」、「雪待茶屋 」、「恋愛金融 」、「魔界行きの鈍行列車の旅 」、「ウチのお嬢様の話を聞いてくれ 」、「彼女の妹しちゃだめですか? 」。
まずは自分の中で最高で満点で珠玉であり毎週続編待機中の短編シリーズをご紹介。(初っ端から完結済みという言葉を疑われるチョイスだが、独立した三篇で緩いシリーズを成しているのでセーフ)。内容としてはタイトルのままである。つまり兄(ツンデレ)は妹を愛していないし妹(ツンデレ)も兄に惚れていない。ただお互いにどうしようもなく求め合っているだけである。シチュは三篇とも同じ。いろんな場所(主にベッド)で互いに貶し合い煽り合いながらイチャイチャするだけ。お互いに年季の入ったツンデレ(ツン9:デレ1)なので基本的に交わす言葉は甘いものを含まずトゲトゲ一辺倒である。その分、一瞬だが素直になる二人が本当ほんとうに…
どれも短編なのでとりあえずツンデレケンカップルのイチャラブにみえないイチャラブが好きな人は騙されたと思って読んでみてくれ。特に好きで無い人も騙されて読んでくれ。そして一緒にエピソードゼロと続編を待とう。私は一年以上待ってる。
連続して兄妹ものを紹介。これは上の作品と異なり、中学生から高校生にかけて兄妹二人の距離が変化する過程を丁寧に描写した長編になる。うん…長編でごめん。でも百話とかざらにある中だと短めだから。一般(一般的とは…)にこういった作品は初めから互いに(もしくは片方が)思いを向けているものが多いのだが、この作品はまず肉親の肉体への嫌悪から始まるところが白眉。二次性徴を迎えた妹の肉体に嫌悪を感じる兄という視点から物語が始まることで、魅力的な肉体を目の前にした肉欲と本能的な近親嫌悪に挟まれるエロスという序盤の展開に重みがあり、行為への助走として実にマーベラス。しかも両思いになる過程が嫉妬心であるという妙。と書いたものの、露悪的な作品ではなく中盤以降はラブラブなのでご安心を。(最後の方は悲恋感あるけど一応多分ハッピーエンド)。
男と女が家族になるのではなく、家族が男と女になる。それが近親ものの醍醐味であると思う。
次はこの長編をご紹介。これは言い訳できないほんとうに長編。すまぬ。現代の日本から異世界に転生した主人公が身につけた召喚術で片思いをしていた同級生を拉致して性的にいぢめちゃう物語…なんだけどいじめちゃうのはごく序盤だけ。主人公ヴィロ(前世名は長峰)は魔法使いとして元同級生に対して強く出ているけど、なんだかんだ本性は善良な市民なので、異世界の幼馴染テフィーが出てきたあたりからは完全に女性陣の尻にひかれる。この作品をおすすめする理由は二つ。一つは料理の描写や召喚の手順などが丁寧で生活感に溢れる描写をされており、きっちりと日常パートに厚みを持たせる筆力があること。そしてもう一つが先述したサブヒロインのテフィーが純情可憐一途でしかも「ですわ」口調でうぶのお嬢様という自分のツボを完全に射抜くキャラクターをしていること。つまり、専門の小間使いがいたせいで自分で服を脱げず、人さらいから身請けされ隷属する立場なのに幼馴染特有の空気感でどっちが主人なのかわからない間柄の存在で、それでいてヴィロに長年に渡る秘めたる片思いをしているというキャラクターにピンときたら読んで。恋心がバレるシーンが最高にいいんだよ…
あと作中に出てくる異世界の風俗描写が結構好き。特にテフィーがフィンガーボウルを用いて手づかみで食事するところがお気に入り。これはなろう全年齢版の「召喚術の美味しい使い方(ttps://ncode.syosetu.com/n5951bl/)」での話だが、カトラリーが導入されるけどうまく箸が使えないテフィーがヴィロに焼き魚をあーんして食べさせてもらうシーンもよき。
一言で言うならば魔王が勇者に完敗する話である。よくある魔王と勇者をエコシステムとして用いる世界の話(最近では魔王が魔王らしく無いのがむしろ主流な気がするが)。本作ではいつものごとく復活した魔王(復活した時点で世界の法により負けが確定している)が、毎度毎度のやられ役に飽き飽きして、鬱憤ばらしとして今世の女性のみで構成された勇者パーティーへの嫌がらせのためだけに魔王城をセクハラ城に改造する。まあそれはそれはイヤーなセクハラを仕掛ける魔王さまなのであるが、勇者パーティーはそれらをものともせず正面から突破してくる。流石は勇者の名を冠する者たちである。だがそんな中、唯一、皆の希望の星には汚れて欲しく無いと、魔王のセクハラから仲間たちに守られていた勇者。その心に意図せず触れてしまう魔王。運命で縛られた魔王と勇者。覗き込んだ彼女の深く黒いひとみに彼は何を見いだすのか。
あまりにも綺麗なほんとうにきれいな敗北を見せる魔王に、願わくは永い幸せが訪れんことを。一応書いておくけど、エロ薄めっぽく紹介しているがエロいところはしっかりエロいのでご安心を。ちなみに同作者のイン・女神クロニクル(超長い)もストーリーがしっかりしており面白い。
ここらで TS(MtF)ものを一つ。誰よりも気が置けない親友が異性になってしまったらどうしますか。デート体験? いつも通り格ゲーで煽り合う? いやいや、男と女が一緒にいるなら合体一択、という頭の悪い内容である。TS ものには心まで女性化するものとそうでは無いもの(≒精神的 BL)があるのだが、本作はどっちとも取れる展開であるためその筋の方々にも認めていただけるでしょう。性愛が親友の間柄を上書きすると考える人は前者、恋愛感情より親愛の感情の方が燃える方は後者を想定して読めばよろしいかと。
恋愛感情無いけど自然体でいられる関係っていいよね… あと男同士のノリのままアホな会話して、そのノリのままなし崩し的に合体して、なんか気まずくて照れる、って展開とってもいいよね…
再び短編をご紹介。この作品は、正月の頭だけ神社で商いをする謎のお店「雪待茶屋」を訪れた男が茶屋の姉妹とワンワン(ネタバレ)する話である。かわいい姉妹が切り盛りするこのお店は、SNS に写真を投稿するとエラーになる、店員が客の病気を予知する、客の持っていた油揚げやいなりが気がついたら消えてしまう、など不思議な噂がある。腹に一物秘めた男は超高級品の限定いなり寿司をエサに二人に勝負を持ちかけ… 以下の展開は予想できるでしょう。
短編だがエロ以外の起承転結がしっかりしているので、おかずにはストーリー必要派にもおすすめである。
豊富なエロシーンが欲しいんだと言う人は、同作者のミックスベリーシリーズを読むべし。「花束」、「徒花」、「花園」合わせて二百話以上あるのでお気に入りのシチュが見つかるでしょう。
こちらの長編を一言で表すと、エロくてストーリーがしっかりしていてしかも青春もの。個人的に濡れ場を置き換えたら青年向け漫画の題材にしてもいいような気がするほど。−−代金が払えなくて困っているクラスメイトの女子に二百円を貸してあげたらお礼をするというので、「若い男に貸しを作って利息が金で済むと思ったかい?」と冗談を言った。そうしたらクラスメイトの処女を散らしていた。それに加えてそのクラスメイトと「カシ」と「カリ」を契約とする肉体関係を結ぶことになった−− エロ小説とはいえ、普通の女子の行動としておかしいと思う人はいると思うが、あなたは正しい。読み進めればすぐに分かることだが実際に彼女の常識は少し歪んでいるのだ。この作品はそんな彼女「陽奈」を、要領の良い普通の男「森岡」が結んだ契約を通して少しずつ健全な道へ、健全な関係へ導いていく青春ものである。
一言だけ付け加えると、森岡は聖人でもなんでもなく、陽奈の安全日を彼女より把握するほど並々ならぬ中出しへの情熱も持っている年頃の男である。
今回紹介するなかでは一番ラノベっぽい作品。家のトイレに行ったら魔界に召喚された主人公。召喚者である女の子(魔王の後継者。とても可愛らしい)に勝手に伴侶に指名され、魔王修行である魔界世直しに鈍行列車で出発するのであった。キーワードは旅、そしてイチャイチャである。そう、この作品はほぼ冒頭から純情爆裂の両思い全開イチャラブストーリーなのである! いやぁイチャラブはいい。読むだけで健康になる。もう二人が可愛いくていじらしくてたまらないの。主人公のすばるは思いやりのあるいい子だし、ヒロインのユーリは「〜のだ」口調ですばる大好きなやっぱりいい子だし、ラブ(LOVE)しかない。はやく結婚しろだし実際結婚する。
初々しくも求め合うイチャラブを欲している人におすすめ。
悪役令嬢ものが最近流行っているようなので、男性向けの短編シリーズをご紹介。乙女ゲー転生のフォーマットに則り、「転生したら乙女ゲーの主人公!? 王子や騎士団長の息子だけでも大変なのにさらに隠しキャラである王子の許婚(悪役令嬢)の執事まで私を? キャァ(はーと)」 …というのが「ゲーム」での主人公ポジに転生したマリア嬢の思考。この話の主人公は彼女をいじめる悪役令嬢(イザベラお嬢様)の執事であるクロウくんである。出自が平民にもかかわらず王子を侍らすマリア嬢をいじめるお嬢様だが、主人公補整+ゲーム知識で毎回しっぺ返しをうけ、婚約者でもある王子本人にも遠ざけられる。そんな彼女のストレスの吐け口とされ酷い目に遭わされ続けるクロウ。あるとき堪忍袋の尾が切れてしまいついにお嬢様に復讐を企て、睡眠薬を飲ませたお嬢様を一方的に嬲る。だが、そのことがきっかけで自身の秘めたる恋心に気がついてしまう。叶わぬ恋心だったが… というようお話。
ネタバレするけど、ちょっとご都合主義の面もあるがハッピーエンド。
実は作者が短編を基に長編として連載しているので、ビビッと来た人は連載版も追いかけよう。
あらすじを引用「彼女持ちの癖にその妹と隠れて情事に耽る二人のお話」。うん…ほとんどこの通り。ただ、彼女視点だと NTR なのだが、もうちょっと事態は複雑で、中盤から上記に加えて主人公は現彼女との浮気関係を重ねるようになる。意味わからないと思う。図示するとこう 彼女の妹 --(浮気)-- 主人公 --(妹の「彼氏」と浮気)-- 彼女。つまり主人公が彼氏兼妹の彼氏(ただし互いに別人設定)という役割を持つのである。メビウスの輪で織られた三角関係か? とりあえず主人公は最後までクズ。なんでいけないことに興奮してしまうのだろうか、ふう。
浮気しかしていない彼女の妹の純情さに対して、浮気したうえ彼氏も裏切る彼女がまじで淫蕩過ぎる。
終わりに。官能小説はえっちな漫画やえっち絵、音声作品と比べて感覚器官を直接刺激しない分、それらと比べて見劣りを感じるかもしれない。しかしながら想像により興奮する、つまりシチュエーションや会話といった記号を直接インプットする分、好みの作品が見つかりやすくまた飽きにくい気がしている。さらに創作のコストが少ないため多種多様な表現が存在することも前者を助けるし、個人的には文字だけであるがゆえに他のものより生理的な拒絶範囲が小さい気がしている。
おまけにもう一篇
入れようかと迷ったのだけど個人的な思い入れもあるこの短編も紹介。自慰後なぜか幽体離脱してしまい大学生の兄貴の体を乗っ取ってしまった妹。せっかくだしと抜け殻状態の自分の体で遊んでいると兄貴の兄の部分が反応してしまったので、自分で自分を慰めるのはノーカンと欲望に流されるまま自分を抱く話。男と女の快感を同時に受ける妹ちゃんの描写のエロいことよ。女性一人称のものってなぜこんなにも淫靡なのか。この作品は欲望に暴走していく描写も実にエロいのであるが、個人的にはまったくエロ描写の無い最後の段落が、行為そのものより遥かにエロいと思う。この後めちゃくちゃセ構文に繋がる完璧なセリフの一つである。
実はこの作品を初読したのはノクターンではなく、何年も昔に個人ページの相互リンクからたどり着いた今は無き作者のホームページだった。なのでノクターンでこの作品を発見して驚いたとともに懐かしさを感じたものだった。他にも同作者の長編「prismatic inane」も多少、人を選ぶがおすすめ。主人公の少女が自傷行為のように自分の体を売るという実に痛い物語なのだが、大きな腕に抱きしめられるエンディングが待っているので気力がある人はぜひ読んでくれ。そして読後感を噛み締めてくれ。
やる気ないフリーターとかニートとか無職のおっさんとかで、しかも暇を楽しむ度量もなくただただ鬱屈としているようなどうしようもない男が最終的に救われる漫画またはアニメ(アニメ映画含む)で、しかも救われる理由が「美少女が俺の人生に現れたから」「美少女が承認してくれたから」「美少女を助けようとか美少女にいいとこ見せようとかしてちょっと頑張ったら意外と事態が好転したから」とかじゃない話を探してるんだが、なんかある?
登場人物に美少女がいても、主人公が一方的に憧れているだけで現実では何も進展しなかったり、ちょっと優しくされて舞い上がったけど実際は陰口言われてて絶望したりする展開ならあり。逆にどんなに美少女が表面上ツンツンしててもいざという時に駆けつけてくれたり、最終的にSEXできるならダメ。
自分でも調べてみたんだが、ただ美少女が出てこなくて面白いアニメならピンポンとか色々あるが、どうしようもない男が主人公あるいはそれなりにメインの話で美少女なしに救われる話がなかなか見つからないんだ。アニメの「僕だけがいない街」はいい線いってるかなと思ったけど、いまいち存在感が薄いとはいえやっぱりあのピザ屋のJKはどう見ても顔がいいほうだし、最後あっちルート完全に絶つならまだしも結局最終世界線?でも出会えちゃってるから俺が探してるのとはやっぱりちょっと違う。
あと男の場合よりももっと少ないと思うからこれは聞くだけ無駄かもしれんが、ブス女(ブス扱いされてるだけで眼鏡取ったらかわいいとかは論外)とか年増が主役で、突然イケメンと一つ屋根の下の生活が始まったり、死んだ祖母が勝手に決めていた許婚(しかも弁護士、医者など謎に高スペック)が偶然ドンピシャ好みのイケメンだったりしないでも救われる話があればそれも教えてくれ。ブスとか年増に加えて貧乏とか病気持ちとかあればなおいいです。
ちなみに漫画家とか脚本家とかクリエイターと呼ばれる人種が美少女(もしくは高スペックイケメン)という飛び道具なしでどこまで彼らを明るい結末に持っていけるのかが個人的に知りたいだけなんで、ポリコレがどうとかはどうでもいいです。それと漫画とアニメに限定したのは純文学とかだとこういう話は珍しくない程度には沢山あるイメージで、なんで漫画やアニメだと少ないのか(あるいは俺が知らないだけでほんとはいっぱいあるのか)も知りたいから。
思いつくたびに調べてメモしていたら、かなりの数がたまってきたので増田に放出。
何かに役立てられる人はお役立てください。
ランキング形式にしてはいるけれども、決して人気をそのまま反映しているわけではなさそう。
人気があってSNSでよく話題にされるから件数が伸びるパターンと、
同人誌のタイトルになって件数が伸びるパターンがあってそれが峻別できていないので。
無知ックス | 約15800件 |
慰めックス | 約7520件 |
筆下ろしックス | 約3070件 |
水着ックス | 約2670件 |
土下座ックス | 約1930件 |
ごめんなさいックス | 約1520件 |
初めてックス | 約1230件 |
ご褒美ックス | 約1210件 |
制服ックス | 約1190件 |
無理やりックス | 約1160件 |
姉ックス | 約948件 |
寝取られックス | 約883件 |
エルフックス | 約809件 |
無責任ックス | 約765件 |
弟ックス | 約754件 |
合意ックス | 約690件 |
催眠ックス | 約671件 |
妊婦ックス | 約637件 |
クリスマスックス | 約608件 |
お尻ックス | 約583件 |
触手ックス | 約545件 |
寝取りックス | 約527件 |
友達ックス | 約521件 |
スク水ックス | 約438件 |
時間停止ックス | 約436件 |
記念ックス | 約363件 |
おはようックス | 約360件 |
妹ックス | 約342件 |
拘束ックス | 約317件 |
逆転ックス | 約315件 |
男の娘ックス | 約292件 |
夜這いックス | 約275件 |
繁殖ックス | 約267件 |
契約ックス | 約243件 |
屋上ックス | 約241件 |
奴隷ックス | 約236件 |
魔物ックス | 約236件 |
我慢ックス | 約213件 |
おやすみックス | 約209件 |
お願いックス | 約181件 |
分身ックス | 約176件 |
練習ックス | 約171件 |
兄ックス | 約150件 |
卒業式ックス | 約148件 |
勘違いックス | 約125件 |
無垢ックス | 約84件 |
残業ックス | 約73件 |
無言ックス | 約69件 |
最後ックス | 約61件 |
先輩ックス | 約58件 |
後輩ックス | 約46件 |
言いなりックス | 約41件 |
お預けックス | 約37件 |
記憶喪失ックス | 約36件 |
バニーックス | 約36件 |
サキュバスックス | 約35件 |
悔しいックス | 約32件 |
二人羽織ックス | 約28件 |
セーラー服ックス | 約27件 |
ごっこックス | 約23件 |
ナースックス | 約17件 |
ふんどしックス | 約16件 |
他人ックス | 約16件 |
侍ックス | 約13件 |
大晦日ックス | 約10件 |
年上ックス | 約9件 |
絶叫ックス | 約9件 |
人質ックス | 約8件 |
あのねックス | 約7件 |
新年ックス | 約7件 |
強気ックス | 約6件 |
カスメックス | 約5件 |
女騎士ックス | 約5件 |
弱気ックス | 約4件 |
年下ックス | 約4件 |
まんざらでもないックス | 約4件 |
勇者ックス | 約4件 |
夢オチックス | 約4件 |
修学旅行ックス | 約4件 |
従順ックス | 約4件 |
年ぶりックス | 約4件 |
二回目ックス | 約3件 |
同い年ックス | 約2件 |
両手に花ックス | 約2件 |
懐妊ックス | 約2件 |
男同士ックス | 約2件 |
素直ックス | 約2件 |
四人ックス | 約2件 |
見ないでックス | 約2件 |
ぱふぱふックス | 約2件 |
出張ックス | 約1件 |
困惑ックス | 約1件 |
許してックス | 約1件 |
三人ックス | 約1件 |
五人ックス | 約1件 |
世直しックス | 約1件 |
許婚ックス | 約1件 |
卑怯ックス | 約1件 |
たわわックス | 約1件 |
村のしきたりックス | 約1件 |
女同士ックス | 約0件 |
寝たふりックス | 約0件 |
記憶操作ックス | 約0件 |
やめてックス | 約0件 |
気の強い女はックス | 約0件 |
以前36話までの段階で、クッソ長文の直虎考察を書いた増田です。
さてこの前の38話で直虎の恋愛話は終わり(多分)
37、38話は思ったよりハードな展開ではなかった。というか直虎がちゃんと仕事してたのでハードにならなかったと言うべきか。信玄の死因は笑ったw
龍雲丸も死亡退場じゃなくて良かったけど、ある意味死亡退場より重かった…
そしてまた長文を書いてしまい、発表する場所がないので(ブログとかやってないんで)増田に投下する。
誰かに読んでいただけたら嬉しい。
最近のハードな展開で忘れ去られ気味だけど、少なくとも城主になってから気賀ゲットまでの13話~27話は、
(時々「今川に命狙われるけど武力で敵うわけないので知略で何とかする」と言う戦国大河らしい展開も挟んでいたものの)
「親や親戚の急死で実家の零細企業を知識も経験もゼロで継ぐ羽目になった女社長、
いざ会社の内情を見てみたら超人材不足だわ借金まみれだわ社員(家臣)には女の癖にと反発されるわ
親会社(今川)はいちいち邪魔してくるわ、さあどうする!?」的な。
結局は、それを色々努力して解決したのに戦で全部ぶち壊し、と言う戦国大河らしい展開になった(史実です)訳だけど。
んでまあ、女のお仕事ドラマと言ったらよくある要素が「恋と仕事の両立」。
(「恋」は結婚とか出産とか家庭とかと置き換えてもいいし、「仕事」は夢とかやりたい事とかと置き換えてもいい)
現代物の作品なら最近は「最初から都合よく両立出来るor困難があっても何だかんだで最後は両方手に入れてハッピーエンド」が大多数、
あと「恋は叶わなかった(或いは最初から興味なしだ)けど仕事では実績出したよ!」があるくらいだけれど、
時は戦国、史実で主人公は一生独身かつ城主としての実績も大した事ないと決まっているこのドラマでそんな都合の良い終わり方は無理だろう。
でも番宣では恋愛はやるらしい、んじゃその辺はどう片付けるのか、と思ってたわけですよ。
んでどうだったか。
まず、直虎と深く関わる第一の男・直親について。
幼馴染の許婚であり、幼くして親の今川への謀反のかどで井伊谷から逃げざるを得なかった悲劇の美少年であり、
大人になって戻って来たら皆の期待を集める唯一の井伊の男の跡継ぎであり、キラッキラの爽やかイケメンであり、
主人公とは家の事情で結ばれず他の女と結婚したものの、内心では永遠に主人公を愛し続ける悲恋要員であり…
「よくよく考えるとこいつ性格悪くね?」と視聴者に思わせる言動
(隠し里の責任をさらっと政次に押し付けたり、子供がなかなか出来ずノイローゼで不妊様状態な妻・しのを
気遣う事もなくまるで他人事だったり)を取って
ネットでサイコパスイケメンとか爽やかクズとか散々に言われつつ(でも直虎は気付かない)
最後は史実通り、今川に殺されるという悲劇のヒーローとしての結末を迎え、
直虎に「直親の遺志を継いで自分が女だてらに井伊家を継ぐ!」と言う思い切った行動を取らせる理由となった。
…はずだったが、後に逃亡先で現地の女との間に作っていた隠し子の存在と
直虎に言っていたクソ甘い口説き台詞の数々と同じ事をしのにも言っていた事実が発覚し、
直虎にとっての彼の評価は「死しても永遠の恋人たるキラキラ王子様」→「ただのスケコマシ」と大暴落を遂げる。
その直親は、直虎に「今川の命で出家させられ還俗出来ない=結婚出来ないなら、
一旦死んだ事にして今川誤魔化して、こっそり俺と結婚して子供産んでくれ」と言う。
これはつまり、直虎はそれまでの人生とか社会的地位とか将来とか全部失うけどどーでもいいよ、
ただ俺の妻になって子供さえ産んでくれれば、と言う発想だ。
他人の人生をそこまで蔑ろにして平気なのも、彼が視聴者の多くにサイコパスと言われた理由の一つでもある。
直虎は散々迷った挙句にそれを断る(そして直親は家の存続の為に宛がわれたしのと結婚する)が、
もし断っていなかったら、直虎は「直親の妻」と言う立場以外全てを失った状態で
彼のスケコマシな本性を知る事になっていたわけだ。
現代的に言えば、「僕と結婚して専業主婦になってよ!」と言う男と恋愛脳に浮かれて結婚したら
そいつは妻の人生や色々な苦悩など何も考えないサイコパスな上に浮気性だった、ってな感じの話だ。
次は第二の男・政次。
彼に関しては、以前(https://anond.hatelabo.jp/20170911183646)やたら長文を書いたのでここでは短く済ませるが、
直親と同じく直虎の幼馴染であり、幼い頃は直親しか見てない直虎に横恋慕する三角関係要員であり、
(直親の死後も龍雲丸がそのポジションに入る為、相変わらず三角関係要員である)
大人になってからは「直虎や井伊家と対立する裏切り者の今川派の家老」を演じつつ、
実際は直虎や井伊家を守る為に行動する事になる(直虎には途中でバレるが、その後も表面的には対立関係を演じつづける)
直虎にとっては幼馴染であり、政次の行動の真意を理解してからは
(城主としての)仕事上は誰よりも信頼している大切なパートナーとなって行ったが恋愛感情はない。
政次の方は直虎に恋愛感情を持っていたが、最終的には「殿をしている殿(直虎)が好き」だからと
直虎に自分の妻になる事より「殿」であることを望み、自分はそんな直虎を仕事上で支えつつ
他の、今まで自分のプライベートを支えてくれていた女・なつと結婚する道を選ぶ。
現代的に言えば、キャリアウーマンを好きになったが、相手は自分の事を恋愛対象として見そうにないし、
自分もあくまで相手の仕事をしている姿が好きなのであって、相手が仕事を辞めて自分と結婚して平凡な主婦になる事は望まない、
だから結婚は他の「家庭的な」女とするが、キャリアウーマンな相手とは一緒に仕事を続けていきたいという仕事仲間の男、ってな所か。
そしてその直後に敵の罠にかかって反逆者として処刑される。
そして第三の男・龍雲丸。
武家の子だが幼い時に戦で親や周囲の人間全てを失い、盗賊に拾われて盗賊業で食って来た、
今は似たような境遇の流れ者や孤児を集めた盗賊団の頭、というオリキャラ。
直虎は最初こそ彼に直親を重ね合わせていたが、やがてそれとは別に、家に縛られた自分にはない彼の自由さに惹かれていく。
また龍雲丸の方も、直虎が他の武家とは違って底辺アウトローである自分や仲間たちをちゃんと人として扱い信頼しようとする姿に共鳴し、
直虎から持ち掛けられた木材泥棒スキルを生かした木材伐採の仕事を請け負う事で
直虎にとっては超人材不足の解消、龍雲丸にとってはカタギの仕事で稼げるというwinwinな関係を築く。
そしてそれをきっかけに龍雲丸は流れの盗賊業から足を洗い、仲間とともに井伊谷の近くの商人の街・気賀に定住して
よろず請け負い、という言わば人材派遣会社社長として生きるようになる。
だが、この辺りを支配していた今川が弱体化して徳川(や武田)との戦乱の世となって行く中で、
気賀は徳川軍による民衆多数を巻き添えにした大量虐殺(史実上の「堀川城のなで斬り」)の舞台となり、
龍雲丸も自分以外全ての仲間を失う事となる。
ここで瀕死の状態で直虎に助けられた龍雲丸は、同じようにやはり徳川と今川の戦いに巻き込まれて
城も領土も勿論城主としての地位も、更に政次も失って意気消沈して井伊家の再興を諦めた直虎と
「全てを失って自分だけ残ってしまった者同士」の繋がり、悪く言えば傷の舐め合い的な恋愛関係に発展し、
直虎は龍雲丸と共にただの一農婦として生きようとする。
井伊谷の民から元城主として愛され頼られ、彼らと共に生きようとする直虎と違い、
元々井伊谷には何の思い入れもない上に、農作業は行わず一人で炭を焼くだけの生活で
他の農民との繋がりも作れていない龍雲丸は退屈な生活に次第に嫌気が差し、
知り合いの商人から来た、大都市・堺に来て一緒に商売しないかという誘いに乗り気になる。
直虎も迷った末に一緒に堺に行こうとするが、領主時代に井伊谷を豊かにしようと努力して盛り立てようとした結果が
やっと実を結ぼうとしている中で井伊谷から離れる事など出来ない、
家も城も失っても井伊谷の城主である事を捨てる事など出来ない、と言う(恐らく自分では認識し切れていない)本音を
理解していた龍雲丸に井伊谷に残るべきだと説得され、堺に行く事を選んだ龍雲丸と別れる事となる。
ってな展開だったのが最新話の38話。
現代的に言うなら、お互い愛し合ってはいるがお互いキャリア志向もあり、同居ではやりたい事が果たせない、
そしてお互い恋愛の為に仕事を諦められるほど恋愛脳でもないし、相手にそうなる事も望まない故に別れを選ぶカップル、という所か。
因みにこの直虎と龍雲丸の結婚生活、どこか男女逆転した夫婦に見えた。
外で働いて村の実質的なリーダーとして周りから頼られ活躍する妻と、家で働いている引き籠り気味夫、というのが。
(龍雲丸が食事の用意をしている所で直虎が帰ってきた辺り、家事も龍雲丸がしているっぽい。家にいるから当然か?)
そして龍雲丸は、盗賊団の頭をやったり気賀で商売していた頃よりだいぶ鬱屈した姿で描かれている。
それがまるで「夫の馴染みの土地に嫁入りしたはいいが、夫が楽しそうに生活しているのとは対照的に
今までやっていた自分に合う・やりがいある仕事には戻れずつまらない仕事を押し付けられ、
地元民とも馴染めず鬱屈している嫁」に見える。男だし、婿入りした訳でもないけど。
それでも愛する配偶者の為に我慢してる、ってのも「嫁」っぽい。
だから龍雲丸が最終的に直虎の為に井伊谷に残るという選択を取らない(取りたくない)のも、そりゃそうだよな、と思えるし、
直虎が堺に行けば今度は直虎がそういう生活になるだけだろう、と言う予測もついて
この二人が別れるのは致し方ないという気分にさせられる。
愛さえあれば一緒に幸せに生きていけるわけではないよね、と言う嫌なリアリティがここにもある。
現代日本でも、片や日本片や海外で仕事したいとか、相手が転勤族だけど仕事辞めてついて行きたくないとかで
別れるカップルというのは多いんじゃなかろうか。
或いはその時に相手に合わせて自分の仕事ややりたい事を諦めて、鬱屈した人生歩んでる人も。
まとめると、
・女の人生の事など考えず、これまでの人生捨てて俺と結婚して子供産んでよとか言い出す男は要注意
・女が仕事(キャリア)を優先しようとすると結婚できない、男が結婚したい女は「家庭的な女」である
・結婚しても夫も妻も両方とも自分がやりたい仕事優先だと結婚生活は続けられない
・妻がやりたい事やって夫がそれに合わせる、という生活は夫の方が鬱屈生活になる
9か月かけて女主人公と仕事、更に三人の男との関わりを書いて結論がこれかよ!という。
勿論これは時代劇であって現代日本とは置かれている前提が違うんだけど、明らかに現代にも通じるように描いてる。
直虎が、キャリア至上主義で男も結婚も要らない!と言うキャラでもなければ
そこまで仕事が出来るキャラでもない(これで城主としての能力は超優秀ってならともかく、実績はそこそこ成果は挙げてるもののそこまでではない)
かと言って仕事なんかどうでもいいだろどうせ出来ないんだしレベルな無能でもなければ
恋愛至上主義で愛さえあれば仕事なんかどうでもいいの!というキャラでもない、って所もリアルだ。
恋も仕事も両方欲しくても、実際に女が両方手に入れるのはどれだけ大変な事か。
(今後井伊家が再興され徳川家の重臣まで上り詰めるのは、あくまで直虎の子供ポジの直政の実績であって直虎の実績じゃないし、
これまでの現実的な描き方から言って「直政が成功したのはぜーんぶ直虎のおかげ」と言う都合良い展開にはならなそう。
というか今更そんな展開になったら萎えるわ)って所で落ち着くであろう事も史実が物語っている。
うん、大多数の女の人生ってそんなもんだよね。
井伊谷を豊かにしたってのだけでも、史実からしたら盛ってるんだろうし。
こういう所もスイーツ大河ではなくハバネロ大河と言われる所以なんだろうな、と思いつつ、
そりゃ視聴率上がらんわ、明らかに女性向けに描かれてるのに日曜8時にこんな嫌な現実見たくない女性も多いだろ、とも。
最近流行るドラマって、半沢直樹とかドクターXのような正義の主人公が俺TUEEEEEでスカッと系か、
逃げ恥のような明るく楽しいラブコメで仕事も結婚もゲット!か、だし。
俺はまったく強くなく支配国のご機嫌伺いしながらの地味展開と人死にまくりの鬱展開の繰り返しで、女主人公は恋も手に入らず仕事も微妙…
どこが面白いんだよと言われそうだけど、面白いんだよ。別に恋愛だけ描いてるわけでもないし(そちらの比重は割と少なめ)
なので見てない人いたら(見てないのにこんな長文読んでる有り難い人がいたらだけど)NHKオンデマンドで見てー。
月額972円で最新2話分以外は全部見放題だからさー。それで他の大河も朝ドラもNHKスペシャルもその他NHK番組も色々見れるよ!
今後は直虎と直政の(義理の)親子関係が主軸なようだけど、やはりリアリティ溢れる反抗期の息子の子育ての悩み路線になるんだろうか。