はてなキーワード: 装丁とは
めちゃくちゃわかるわ。
ワイは直木賞で「一番面白かった作品の次の作品くらいで受賞する現象」を許してないよ。
まぁ、一番面白かった作品で評価が上がった結果での次回作受賞なんやろうけど、やっぱり直木賞受賞作が代表作みたいに語られるから、ファンからすれば、「いやそれじゃないねん」って言いたくなるんや。
俺の中だとその一番は桐野夏生の直木賞受賞作である柔らかな頬だわ。
柔らかな頬も悪くはないけど、絶対一個前に出したし直木賞ノミネートもしてた、OUTの方が面白いわ。
世間的にも、OUTは火曜ドラマ、映画、舞台になったし、日本推理作家協会賞を取り、アメリカのエドガー賞の候補にもなってるので評価されているはず。
柔らかな頬は直木賞を取ったのと、マイナーなBSドラマになったくらい。
まあメディアミックスのしやすさとかエンタメ性は大した指標にはならんかもしれんけど、でも単純に小説を読み比べても主婦四人がDV夫を殺して隠すOUTの方がぜってーいいわ。
桐野夏生側(または編集側)もそれをわかってんのか、数年後には女子高生四人が死体を隠すリアルワールドってのを書いたし、十年後にはINってタイトルな上に装丁もOUTに似せた小説を出した。
INはOUTの続編かと思いきや内容は全然関係なくて、まあ「OUTでめちゃ売れた自分への決算」みたく深読みできるのかもしれんけど、俺としては関連作と思わせて昔の読者を釣る商法に思えて印象よくなかったな。リアルワールドは焼き直しにとどまらない面白さがあって良かったんだが。
桐野夏生への愚痴になっちまったが、とにかく直木賞選考委員は、桐野夏生の柔らかな頬ではなくOUTを受賞させるべきだったと思う。
早川書房のkindle1,500点以上半額を受けて、Amazonのリストから俺の興味のあるものをリストアップしたから、みんな見るとよい。
全部購入したいところだけども(全部買っても、たぶん1万円強に収まりそう。お得)、当の俺が何しろ吝嗇なので、気になったものは、まず図書館で検索 → 人気のため多量の順番待ち、もしくはそもそも在架なし、の場合にだけ、購入することにする。
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『息吹』
おそらく、今回の目玉の一つだろう。『あなたの人生の物語(映画題名『メッセージ』)』を書いたテッド・チャンの作品集。
試しに図書館で検索したところ、予約待ちではあるものの待てないほどではない。ということでいきなりだけど購入×。
ちなみに、同氏の『あなたの人生の物語』はボルヘスの幻想小説にロードムービーを掛け合わせたみたいな素敵な雰囲気の作品が多くて良かった。おすすめ。
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『ザリガニの鳴くところ』
今回の目玉その2。図書館検索すると…すごい、100件以上待ち。ということで買います。
ミステリーは普段あんまり読まないんだけど、話題となると触れたくなるのミーハーなんだろうな。
あと装丁が良い。カバーってほんと大事。電子書籍が勢力を拡大する時代でも。
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余談だけど、文庫で最近出た同じ作者の『文字渦』が面白かった。これもボルヘスっぽくて、あとは異様な世界をぎちぎち理屈と設定で詰めていくのが酉島伝法もちょっと入ってるかも。
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同じタイトル、同じ内容で日本発だったら手に取らなかっただろうと思うのは、なんとなくラノベを基本的に卒業したつもりでいるから。
そんな中で、中国のラノベってどんなもんや、って動機で気になったんだと自己分析する。こういうところに自分の変ないびつさを感じる。
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購入×。
ちなみに早川の戦争ものというと、『ブラックホーク・ダウン』の原作を思い出す。上下巻でサイズはあるけど、グズグズの市街戦で疲弊する現地部隊と混乱する司令部、隊員たちが基地で過ごす日常の描写が様々なコントラストを描いていて、それが果てしなく悪化して正義の上っ面さえまともに繕えなくなっていく様子が素晴らしい。激烈に面白いからおすすめ。
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購入◯。ケレン味◯。あと、何気に南方熊楠×SFって目新しい? めちゃ相性良いと思うんだけどな。
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『なめらかな世界と、その敵』『楽園とは探偵の不在なり』『月の光』『地下鉄道』『紙の動物園』『少女庭国』
×。どれも少し予約待ちすれば借りられそう。
気になってた本の半額セールが来る頃には図書館貸し出し予約もピークを過ぎている、ってことなんだな。と変テコなさとりを得る。
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『禅とオートバイ』
購入◯。タイトルで惹かれ、説明書きを読んでも何がなんだかわからないところにさらに惹かれ…。なんとなく予想はしていたが、図書館にも在架なしということで、買うことにした。
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なんだよ、買わねー作品ばっかりじゃねえか、ってなんとなく心苦しくなってきたので、今回セールになっている作品の中で、すで購入して良書だった本のPR。
①『サルたちの狂宴』
twitter → Facebookと後の世の巨大SNS企業を舌先三寸で渡り歩いたウェブデザイナーのドキュメンタリー。当人は技術力や創造性よりも機転とノリで生きてるタイプで、ほんとに虚飾&虚業って感じなんだけど、イヤミじゃなくそれも生きてく上で本質的に重要なスキルだと実感させるところがある。最近ノってる『トリリオンゲーム』にもちょっと近いかも。
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②『オクトローグ』
新刊だからもっとプッシュすればいいのに。酉島伝法のSF作品集。
初期の弐瓶勉漫画みたいな、ダークで無機的な荒廃と有機的などろどろぐちゃぐちゃがミックスされた至高の雰囲気。全編、Steamあたりで即でゲーム作品に展開できそうなくらい個々の完成度が高い。っていうか、このレベルでそれぞれを長編として起こさない酉島伝法には創作におけるコスパって概念がないのか? と思ってしまう。どうかしている(褒めてる)。
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ヴォネガットというとSF作家のイメージが強いと思うが、それ以外の作品にも素晴らしい小説がある。『ジェイルバード』はその一つ。
年齢を重ねることで区別されてくる人間の類型の一つに、他人と感情をむき出しにして触れ合うことができない者がいる。いわゆる「心が冷たい」人。
俺は、文学の使命の一つはこの「心が冷たい人」を救うことだと思ってる。『ジェイルバード』はそういう本。漱石好きな人とか意外とハマると思う。
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閑話休題。
『目を擦る女』
購入◯。最近亡くなった小林泰三の作品集。有名な『玩具修理者』しか読んだことがなかったので。
毒々しくも可憐な笹井一個の表紙が目を引く。装丁ってやっぱり大事だね(そういえば、この方も故人だ…)。
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『死亡通知書 暗黒者』
×。中国ミステリだそうだ。俺の生活圏の問題か、SFと比較するとあまり話題に入ってこなかった印象がある。
『息吹』といい、早川はこういうデザインの装丁好きだね(良いとは思う)。
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『華竜の宮』
×。椎名誠の『水域』といい、小野不由美の某作品のエンディングといい(ネタバレなので名前は伏せます)、文明は水没させてなんぼ、みたいなところが俺の中にある。
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×。あんまり趣味はよくない、と知りつつ、孤絶した文明と足で暮らす人々の特異な体質というテーマが好き。
似たような切り口で面白かったのは、『眠れない一族――食人の痕跡と殺人タンパクの謎』。不眠症、クールー病(ニューギニアのある部族が罹患する風土病)、同族食によって体内に蓄積されるプリオンがテーマの本。
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『透明性』
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ふと思い出したのが、別の作家の『全滅領域』。あまりにダウナーなので続編の『監視機構』で挫折したが、知らない人で『ソラリス』みたいな内省的なSFが好きな人はハマるかも。
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購入◯。そろそろル・グウィンに挑戦してみるか、ということで。
ただ、SFを露悪と飛び道具で評価するところが強くて思想性は最後に1%出てくればいいや、という性格なので、どうかな。合わないかもな。本当に一冊も読んだことがないから見当がつかない。
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×。「そんなに黒くない」「毛がない」…なんのこっちゃ?(amazon説明文ママ)
興味はあるけど挫折する可能性高いよなあ…と思っていたら、見透かしたように「必ず読み通せる科学解説」とまで書かれていて笑ってしまった。
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『100年予測』
×。国際情勢にフォーカスし、トランプ大統領誕生を予言したという本。
『紛争でしたら八田まで』が個人的に来ているのもあって、俺の中でいま地政学が熱い。
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×。
わかるようでよくわかんねー概念を三つ挙げろと言われたら、エントロピー、不確定性原理の次にアルゴリズムを挙げる。ちゃんと理解している人からすれば何を頭の悪いことを…という感じなんだろうけど。ここらでしっかり説明できるようにしておきたい。
ちなみに、よくわからんと言っておきながらアルゴリズム関連で面白かった本に、『マインドハッキング: あなたの感情を支配し行動を操るソーシャルメディア』と『ニュー・ダーク・エイジ』の2冊がある。前者は政治的煽動を目的として展開されたSNS経由のターゲッティングと思想誘導、後者はテクノロジーの発達が不本意に実現してしまった笑えないナンセンスとグロテスクがテーマだった。
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結局、買わないでも借りればいいか、ってのがかなり多くなっちゃったな。最後に、今回のセール対象ではないけど早川から出ている本で「ちゃんと」買った良書を紹介して茶を濁しておきます。
類まれな想像力と合理性を持つ天才。強欲と自らでさえ使い捨ての駒のように扱うむなしさが同居する矛盾したパーソナリティ。「これをああしたらどうなるか」をプログラミングだけでなく現実世界に反映させてしまったエンジニアにして犯罪者、ポール・コールダー・ル・ルーを追ったノンフィクション。
犯罪ものであると同時に、この世界の構造の一端が見えるような錯覚を抱かせてくれる作品。
…
②『闇の自己啓発』
反出生主義、変態性愛、身体改造、犯罪など、アンダーグラウンドだったりインモラルなテーマについて、決められた課題図書を通じて参加者たちが議論する体裁の本。内容それ自体も面白いけど、紹介されてる本が豊富で、そこから派生して読書体験けっこう広がる。
読んでて、最初は「自意識過剰過ぎてわけわかんなくなっちゃった大学生みたいだなー」ってイライラすることもあったんだけど、段々、各人の痛切なところとか博覧強記ぶりが見えてきて後半は感心しきり。面白い。続編読みたい。
…
以上です。
困ったら流行りのものを読めばいいのだ、と思って書店のランキングなどは見てみるものの、昔みたいにタイトルや表紙にわくわくすることが減ってしまった。土日はずっと図書館にいて、学校の帰りに書店に寄るのが日課だったのに。宿題は読書感想文がいの一番に終わるような子供だったのに。
はるか昔、中学生の頃は年間多読賞を貰うくらい読んでいたはずなのに、その頃は表紙の色が好きだから、紐のしおりがついててなんかよかったから、装丁のフォントが好みだったから、新刊だから、なんとなく目に付いたからで本を選べていたのに。
たしかに子供と比べて自由な時間は減ったかもしれないが、別にブラックの社畜ではない。他に時間を大きく割かねばならない趣味もない。ただ手に取らなくなってしまっただけ。
手元にあるものならいくらでも読み返す。読むことで疲れたりはしない。目が悪くなったわけでもない。多分「本好きレベルが普通の人」より少しだけ早く読める。なので1時間もあればそれなりにまとまった量を読める。恋人と二人暮しなので土日なんて10時に起きて12時に家事が終われば寝るまでずっと自由時間であるはずなのだが、最後に本を読んだのは先月とかではなかったか。
新しいものがわからない。わくわくするものがわからない。流行っているらしいものはなんとなくのレベルでしかわからない。アンテナ感度が足りていないのか、私の好奇心が足りていないのか、やる気がないのか、疲れているのか。本1冊もよめないほど干からびているのか。あの頃の私はどうやって毎日読むものを決めていたんだったか。
勤め先の近くに大きな書店があるので、昼休みに覗きに行く。覗きに行って買うこともあるが新刊ではなくかつて読んだものであることもざらにある。
二次創作だけど人を驚かせるような面白い小説を書きたい そんな気持ちが去年の冬ごろからずっとあった
だから思い切って新規読者開拓のためにオリジナルを書き始めようかと冬の終わりに思った
単純に相談して失敗したからである周りは私の欲しい意見を持っていなかった
自分の考えた最強のカプ論を積み重ねた努力で作品に昇華させるというものではなかった
私ははぐれメタルだった
その方は神奈川県で占い師をやっている方で 自身も二次創作をしているので同人に明るい方だった
その方に占ってもらったのは2回 3月と4月に占ってもらった
これ間違いだった 自分はメモをとるとメモに集中してしまうたちだった
開口一番「今日は書くのを止めないでとお伝えしに来ました」と
メモに集中しすぎて話聞いてないだけだったのだが
気がつけば1時間ほど話していた
何かとはどんなことを言うんだろうか?
本当は自分の作風とか創作に行き詰ったときの対策を聞きたかったのに
占いをしてくれた彼女のTwitterには面白そうな体験談がいくつもRTされており
ここは「よっ、さすが厄年!」というべきなのか
占い師さんがTwitterで「今日は予約が無くて暇」とツイートしているのを見て
「やらないで後悔するくらいなら、やって後悔しろ」というタイプなので
乗り換えを間違えたら諦めて帰るつもりだった
結果私は乗り換えを間違えなかったし 店にも無事着いた
今日は思い切って来たんです」
私「あっ、はい 確かに全く関係ないパロディでなん万字も書いたりします
二次創作は楽しいんですけどずっと界隈で浮いている気がして、オリジナルやろうと思ってるんですけど どうでしょうか?」
占「何かからインスピレーション受けて制作するタイプなので二次創作向きではあるんですよね
でも二次創作の皮かぶった一時創作なんでオリジナルも行けると思いますよ!」
私(インスピレーション受けて一次書くなんて 厄介な奴だ)
占「作風は…刺さるもの書けますね。あと 深い話が書きたいタイプです
エロもいけますね ラブコメっていうか…なんか変なシチュエーションを大真面目に書くタイプ
私「刺さるは言われますね(占星術の筈なのに、どっから出てくるんだその情報?!)」
あなたの作風が好きでついている固定ファンが多いです 放っておいてもどんどん寄ってきますね」
私「ああ、確かになんも考えてないのに泣いたって感想きますね」
占「なんも考えてないわけじゃないと思いますよ;」
私「通り魔みたいに刺して、読み終わった後もしばらくは悩んでいて欲しくてw」
占「刺されて死んだ人たちがどんどん寄ってきますよ」
ずーっとこの作風何かな~って考えてたんですけど虚〇玄ぽいです
心温まる話に見せかけて地獄に落とす 虚〇玄を目指しましょう!」
私「んふふw」
占「厨二心を思い出して書くと良いですよ!」
私「厨二www」
占「集中力もありますし エネルギーもアイディアもあるし…特にいうことないですね」
私「え?(他の方は時間決めてやるとか言われてたのに?!)」
占「あえて言うなら目標ですかね。目標さえ決めればそこまで一気に突っ走れます
突っ走れるだけの集中力とエネルギーあるので 火がつくと一気に書けちゃいます それに任せるだけです」
私「確かに1週間で1冊とかやったことありますけど でも これってどうなのかな?と止まることもあります」
占「止まるからダメなんです 振り返っちゃうとダメ 振り返るとしても終わってから」
私「ふーん…そうすると、やっぱり(目標は)同人誌なんですかね?」
占「うーん……商業出来るんですよね」
占「ああ そうですね 締め切り必要なので同人誌作るといいですね!
しばらくツラい時期は続きますが
今年は土壌を耕す期間だと思って1年やれば
2月に転機が…いや 4月に転職しそうなので
私「て、転職してまだ数年なのに…」
占「付箋とか使ってアイディア出しとくといいですよ」
占「いや、付箋に思いついた台詞とか場面を書いて それを貯めて置く箱を作っておくんです
私「あー、心当たりあります
書きかけの文章とか取っておくんですけど 書いた当初はそれ以上思いつかなかったのに
忘れた頃に見ると新しいアイディア出るんですよね」
私「この間オンリー合わせで本出したんですけど 思ったよりも通販動かなかったです」
占「イベント出た方がいいです 通販なぜか動かないタイプですね
イベントで動くタイプ イベント行くとエネルギーもらうんでいいです」
私「DL無料頒布は130ぐらい出たんですけど…通販は50もいかなかったですね
私「今は出たくないんですよね」
占「友達には会いたいけど 隣近所の人に興味ないタイプですしね」
私「ふふっw(バレてやがる)」
占「装丁を凝るといいです!」
私「え?そうなんですか?」
私「いいですね(すっげぇエロすすめられるな)」
占「装丁凝ってイベント行って 目にとめてもらうのが一番いいです」
占「オリジナルでは書く時はキャラはキャラだと思って書いて下さい 自分重ねてしんどくなるタイプです
二次創作の時は大丈夫なんですけど オリジナルになると自分を出したくないのに自分を投影して苦しむことになります
私「え?二次創作だけどしんどいんですけど 周りから受け君と考え方同じタイプって言われてマジでしんどかったのはその性?」
占「……(優しい微笑み)
エゴさしちゃタイプでもあるのでスマホ触る時間を予め決めて あまり触らないようにするといいですよ」
こんな感じで楽しく同人と創作活動について話せて大満足して帰りました
恥ずかし過ぎて誰にも言えなかったんですけど
と言われてとても驚いたと共に嬉しかったです
まさにここにも繋がってきますね
私はライト層向けの話が書けない
理屈を分かっても書きたい話じゃないので
私は目の前にあるハードルを越える力はない
入っても100位以上 50位以下 そんなもん
私もそれ読んだよって友達と話したいもんです
そこには楽しいこと 面白いことを誰かと一緒に共有したいという
乗りこなしてやるぞ!と思う気もないんです
ただ目標を作って超えたいだけなんです
生きている限りスモールステップしていきたいんです
これでもう終わりにしようと思います
占ってもらう動機は
「自分のことを全く知らない人間に 自分の悩みを聞いてもらいたい」
で私は十分だと思っております
SNS全盛のこの時代、前評判なしに作品に触れることはほとんどないように思う。
悪いことじゃない。誰だって面白そうな作品を見たいに決まってる。でも、ちょっとだけ、この現状に危機感を覚える自分がいる。
「テセウスの船」という有名なパラドクスがある。船のパーツをすべて交換したとき、それは元の船と言って良いのか?というアレだ。私の覚える危機感はこれに近い。つまり、前評判ありきで作品を見た後の感想は果たして本当に私自身のものなのか?ということだ。
どんな作品なんだろうと検索すれば、耳触りのいい言葉が無数に並んでいる。「どうあがいても●●」だとか、「(作品A)+(作品B)÷2」だとか、「(なんかそれっぽい形容)な(任意の作品名)」だとか。よく考えつくなあと思うし、実際的を得ているのだろうとも思う。一方、この上ない空恐ろしさも感じる。こんな素晴らしい感想を見た後、この作品を見た俺は新しく何か感じ取れるのか?俺の感想はすべてネットの共通解に塗りつぶされやしないか?結局他人の言葉のパッチワークでしかないのでは?自分で思いついたはずのうまい表現もいつかサブリミナルに見た他人の言葉じゃないのか?…。
既に用意されたテンプレを新しい作品に当てはめ、みんなで同じように使うインターネット組体操は確かにすごく楽しい。でもそれだけじゃダメだろという感情はぬぐい切れない。他人の感想で作品を誉めたかと思えば、評価が間違っていれば責任逃れ。次は他人の感想で作品をくさす。自分をオタクと思ってるあなたたちも無意識にこうなっちまってないか?
だから私は作品とタイマンを張る。休日、本屋でじっくりと腰を据え、本棚を眺める。タイトルと、装丁と、ほんのわずかな粗筋。これら一次情報だけで本を選ぶ。読みきるまで他人の感想は見ない。どんなに拙くとも、自分の感想を書ききって初めてネットに触れる。時には多数派と真逆の見解になることもある。正直心臓がバクバクする。そのたび「これは答え合わせじゃないぞ」と念仏のように唱える。すると、意見の違いを楽しむ余裕が出てくる。
ぶっちゃけめちゃくちゃ疲れるし、割に合わない作業だ。だけど、これをしないと自分が自分でなくなってしまう気がするから気の向く限りは続けようと思う。続くかな??
誰かのヒントになることを祈って書く。
とても長くなってしまったのだけれど、増田って下書き保存できない……よね?
よくまぁ皆さん長文をお書きになるものだ……(今回初めて使った)
25年くらい実家にいて、家事スキルはあんまりお手伝いをしない小学生くらいだった。3年前くらいに結婚して家を出た。
人がたくさんいるところに住んでいる。
一汁一菜(汁物+主菜)を基本にしてる。余力があれば、トマトや豆腐を切ったりして「副菜」と呼ぶ。
以下4つを適当に組み合わせる。主菜が適当でも、徳を積んでいる気持ちになれる。
2日分くらいまとめて作ってる。食べ終わったら冷蔵庫に入れて、一日に一回火を入れる。
皆が大好きだったやつ。
動画を見るより文字を読むほうが得意な人間には向かない(優位性がない)。
それなりに簡単に、それなりにちゃんとしたご飯を作りたいときに。
キッコーマン(https://www.kikkoman.co.jp/homecook/index.html)とか味の素(https://park.ajinomoto.co.jp/recipe/)とか。
間違いない。
アレンジまで書いてあって親切。
ニチレイ(https://www.nichireifoods.co.jp/media/freezing/)と旭化成(https://www.asahi-kasei.co.jp/saran/preservation/chart.html)を信じろ
開きっぱなしにできる装丁の初心者本があってもいいと思うけど、あまり見かけない。
https://www.sanctuarybooks.jp/book-details/cate00054/book1158.html
初級者以降なら、楽しく読めるんじゃないか(作れるとは言っていない)。
ちゃんとした料理の作り方を教えてくれる(ちゃんとしているが故に、素人には現実的じゃないところもある)。
材料をそろえてくれて、みんなとワイワイしながら、心強い先生(多くはおばちゃん)に聞きながら作れるいい場所だった。
コロナ環境下ではかなり厳しいみたい。昔通っていた教室は閉店してしまった。
時間に融通が利く人は、スーパーのセールを調べてもいいのでは。
2か月くらいチラシを眺めてると、各スーパーの得手不得手が見えて面白い。
調味料はドンキが安いことが多い(勢いだけの値札もある。要注意)。
冷凍食品じゃないけど、3割引きになった中村屋の中華まんを買ってすぐ冷凍庫に放り込んだものを冬場はずっと食べてる。
もし幸運なことに近所に魚屋・肉屋・豆腐屋があったら、ぜひそこのお惣菜を試してみてほしい。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/ChieOsanai/status/1378765605491204099
https://twitter.com/ChieOsanai/status/1378765605491204099
松尾匡の『左派・リベラル派が勝つための経済政策作戦会議』の装丁に女児のパンツが見えるとのことだけど、
小山内知恵さんのことは好きだけど、この感性は理解できない。私が時代に遅れてるだけかもしれない。
世の真正ロリコン男性(二次元じゃなくて、3次元のロリが好きなほう)が、この手の写真を見て欲情するからダメなんだろうか。。。
ロリコンに餌を与えるな。という意味だと、もう女児はいかなる媒体にも写真は載せられなくなる気がする。
パンツ丸見えの写真がネットに出回ると、この女児が大人になった時恥ずかしい思いをするとするならば、
ネットで広く知らしめた小山内知恵さんこそが加害者になってしまうのではないか。
とも思ったりもする。
まだ、例がそこまで集まっていないが、二つ手に入れたので記入
ゲームブックは昔隆盛したが衰退している。
オープンワールドは現在盛り上がっているが、将来下火になるだろうという自分の予測。
・オープンワールド(https://dic.nicovideo.jp/a/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89)
いわゆるステージ制のような一方通行あるいは限定的な経路や、ゲームプレイが中断されるロード画面を繰り返し挟んだ構成などから成るのではなく、シームレスで自由な移動や行動が可能な単一の広い空間が中心のレベルデザインや、それを採用しているゲームのことをオープンワールドと呼ぶ。有名な例を挙げると、GTAシリーズやTESシリーズなどをイメージすると分かりやすいだろう。
つまるところ、オープンワールドという概念と呼び方はGTA3以降に定着したもの(先のシェンムーは「FREE」というジャンルを称していた)ではあるが、それと同様のレベルデザインは古くから様々なゲームタイトルで用いられており、概念が定着した現在では過去のゲーム作品のレベルデザインを指して呼ぶことも一般的である。ただし、過去のゲーム作品は当時オープンワールドと名乗っていた(意識して製作された)わけではなく、あくまでプレイヤー側の解釈なので若干曖昧な部分も含まれている。
こうした理由からオープンワールドという概念は厳密には2D/3Dを問わないものであり、3Dで構築されたワールドに限定されているわけではないが、3Dのオープンワールドの普及とともに広まった概念であり、その定義において3Dに限定して考える者も少なからずおり、2Dも含める者との間で解釈に違いが生じていることもある。(後述)
・ゲームブック(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF)
本文は数十から数百個のパラグラフ(段落)に分けられており、各パラグラフには順に番号が付いている。読者はそれらのパラグラフを頭から順番に読むのではなく、パラグラフの末尾で指定された番号のパラグラフを次に読む。パラグラフ番号の代わりにページ数をそのまま利用し、1ページを1パラグラフとして扱うゲームブックもある。いずれも次に読むべきパラグラフは1つに限らず、多くは複数の行き先が存在する。それらはプレイヤーによる任意選択ができたり、後述するランダム要素によって決められたり、以前に行った選択や判定の結果が影響して決まる。このような方法によって、多様に変化するストーリーを実現している。
と、あるが
一方、当時の日本は任天堂のファミリーコンピュータ(ファミコン)をはじめとする家庭用ゲーム機が爆発的に普及していった時期であり、そのため日本ではコンピューターゲームをベースとしたゲームブックが多数発行された。特に双葉社の「ファミコン冒険ゲームブック」はコンピューターゲームを主体とした低年齢向けのゲームブックを多数だしており、最終的に130以上のタイトルが刊行された[1]。他にはケイブンシャから「アドベンチャーヒーローブックス」シリーズが刊行されるなど、数多くのゲームブックが発売されている。中には全て漫画で描かれた作品も存在した。ゲームメーカー自らが制作する例もありコナミからは双葉社を意識した装丁で、自社ブランドの『コナミワイワイワールド』、『メタルギア』や『魂斗羅』、『ドラゴンスクロール』などが発売されている。エニックス(現スクウェア・エニックス)からも「エニックスオリジナルゲームブック」として、同社が発売したコンピュータRPGの人気作ドラゴンクエストシリーズ(ゲームブックドラゴンクエストの項参照)などのゲームブック化作品が発行されている。 「所さんのまもるもせめるも」は所ジョージ自身が書いた。
さらに
本の形式ではないためゲームブックとは異なるが電話を使用したテレホンアドベンチャーと呼ばれる作品も存在する。これは決められた電話番号にかけると音声ドラマが流れ、選択肢番号の代わりに電話番号が示される形式であった。正しい選択肢を選ぶと少ない電話代で最後にまで辿り着くことができ、そこでのメッセージを送ると抽籤で賞品が当たるようになっていた。『地層階級王国』や『次元からくり漂流記』『魔界横断ドラゴンラリー』など双葉社の作品があった。
後にCDが普及すると各トラックが選択肢番号になっている作品も存在する。選択肢の代わりに指示されたトラックを選択すると音声ドラマが流れるという形式である。ゲームブック原作からは『地層階級王国』と『次元からくり漂流記』の二作品がCDゲーム化されている。
コンピュータゲームの一ジャンルであるサウンドノベル(またはビジュアルノベル)は、ゲームブックの影響を受けたものであり、画像や音楽による演出やゲームブックでは難しいマルチストーリーやエンディングを盛り込んだものとなっている。[2]
ここで、私がよいと思う定義の発展性をみよう
・ローグライト(新しい方)
・ローグライク(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0)
「International Roguelike Development Conference 2008」において議論された、ローグライクの持つ要素[2]。 厳密な定義ではなく、いくつかの要素を無視しても構わない。
ランダムな環境生成 ― マップ構造やアイテム配置がランダムで、リプレイ性が高い。
恒久的な死 ― 一度死んでしまえば最初からやり直しになる。ランダムな環境生成と合わさることでゲームが面白くなる。
ターン制 ― 一つのコマンドが一つの動作に対応する。じっくりと考えながらプレイできる。
グリッドベース ― ゲーム世界がタイル(マス目)で構成されている。
ノンモーダル ― 移動も戦闘も一つの画面で完結しており、画面変遷を伴わない。AngbandやCrawlの「店」等、しばしば無視される。
複雑さ ― 豊富なアイテムやモンスターが用意されており、ゲームの解法が一つではない
リソース管理 ― 限られたリソース(食料やポーション)を管理し、その用途を考える。
ハックアンドスラッシュ ― 多くのモンスターを次々に倒していく。
探索と発見 ― マップを慎重に調査し、未知のアイテムの使用法を発見する。
1人のプレイヤーキャラクター ― プレイヤーは1人のキャラクターのみを操作し、そのキャラクターの死をもってゲームオーバーとなる。
プレイヤーに似たモンスター ― プレイヤーとモンスターに同じルールを適用する。モンスターもアイテムや装備を持ち、魔法を使う。
戦術的な挑戦 ― ゲームの難易度が高く、何度もプレイすることで戦術を学び、プレイヤー自身が成長していく。
数値 ― ヒットポイント等の数値が明示されている。
・ローグライト(https://minorgame.syowp.com/archives/roguelike-roguelite.html)
有名なSFゲーム『FTL: Faster Than Light』。ランダム生成された星系マップを進んでいき、そのさきざきでランダムイベントが起こります。
つまり厳密にはローグライクではないけど、「死んだら終わり」「ランダムマップ」という『ローグ』の要素があるものです。
ゲーム評論家のTotalBiscuit(John Peter Bain)氏は、それらを「ローグライト(Rogue-lite)」という概念で位置付けました。
学術系新書とは、いわゆる岩波新書とかちくま新書とか、装丁のフォーマットが決まっていて
アレが、ブックオフの一部の店舗で、なんということか、ジャンルごとに並んでいる店がある
ジャンルって例えば「心理」とか「健康」とか「歴史」とか「スポーツ」とか「ビジネス」とか
これがもうめちゃクソ見づらい
あの細い(薄い)背表紙にこまこまとタイトルが書いてある新書というものは、フォーマットが揃っていないとこれほど見づらいものかと
しかもジャンルって、まず客からしたら、そもそもこの新書の棚の中に、どういうジャンルが設定してあるのかがわからない
医療と健康は別の見出しなのだろうか、医療と精神医療は別の見出しだろうか、精神医療の他に「こころ」なんてジャンルもあったりする?
棚の上のわかりやすいところに書いてもいない、本と本の間に挟まってる見出しを見るしかない
ジャンルの設定もわからなければ、当然、探している本がどのジャンルに入っているのかわからない
通常の単行本だってそうといえばそうだけれど、新書は何しろ薄い、タイトルが見づらい、それがぎゅっと棚に挟まっているところがそうなっていたら
なんであんなアホなことしてるんだろう
もしかすると複数人で主催をしたのが間違いだったのかもしれない。
私の心が狭いだけなのかもしれない。
でも本当にこの件で私は今後の同人活動に一歩引いた姿勢ができてしまった。
オタク友達と話すのが楽しいと思って初めたTwitterだけど、もう作品公開の告知しかしないと思う。
◆
およそ1年前、同じカプ(以下○△)で活動している仲良し4人でアンソロ出したいねという話になった。
4人とも○△でそこそこの数作品も本も作っていたし、何より○△のアンソロがまだ出ていなかったから。
誰が主催する?え〜私は無理だよ。なんて話をしていたら、誰かが「じゃあ4人でやる?」と言った。
そうしてとんとん拍子で4人が主催のアンソロを作ろうという話になった。
私は執筆者への声掛けや、連絡、取りまとめの係。
Bちゃんは執筆者への献本の手配、通販サイトとの連携をする係。
CちゃんはアンソロのHP作成やTwitterで情報を発信する係。
誰か一人に負荷が掛かり過ぎないように分担した。
誰にお願いするか、テーマはどうするか、ページ数はどのくらいにするか、装丁はどうするか、印刷所はどこを選ぶか。
ある程度決まったと思ったらまた決めなきゃいけない事が出てきたり、4人揃ってSkype出来なくて不参加の人の為に情報を共有したり。
深夜まで話し合いながら作業は本当に大変だったけれど、4人全員が同じ方向を向いていたし、頑張ろうね、良い本作ろうね、と互いに励まし合いながらどうにか乗り越えられた。
◆
それから8ヶ月後。
執筆者の誰一人欠ける事なく、締め切りを延ばす事なく、無事に原稿が集まった。
勿論アンソロの事はちゃんとやるよ!と言っていたけど、Twitterにも前程の頻度で浮上しなくなっていたし原稿の完成もBちゃんが一番遅かったから少し心配だった。
もしBちゃんが本当に忙しくてどうにもならない!という事なら3人でフォローするつもりでもいた。
どうにか入稿し、あとは本の到着を待つばかり!という頃になってBちゃんからの返事が目に見えて減った。
例えば私が「Zさんは2冊献本して欲しい(今回は2冊までの献本は可能としていた)って言ってたからお願い!」と伝えても返事が無かったり、Cちゃんが「HP更新したからみんなTwitterで拡散して!」とグループDMに送っても返事が無い所かTwitterでも何もしなかったり。
Bちゃんを除いた3人でSkypeをした時は、Bちゃん最近大丈夫かな、お仕事忙しいって言ってたもんね、なんて話題が出る程。
何か分担変わろうか?とAちゃんがグループDMでBちゃんに聞いても返事は無かった。
たくさんの人がアンソロを楽しみにしてくれていたし、Twitterも拡散してくれて○△界隈では話題になった。
予約してくれる人が多くて刷った部数が全部予約で埋まってしまい、慌てて増刷をする程だった。
Bちゃんからの返事の無さは前ほどではなくなったけど、相変わらずこちらの連絡には5回に1度返すくらいの頻度だった。
どうしてもBちゃんからの返事が無いと先に進めないとなった時、普段は人に物を催促する事のないCちゃんが「Bちゃん返事して〜」とDMを送った。
それに対して「え?私の返事待ちだった?」と返って来た時には怒りを通り越して呆れてしまった。
◆
最近はツイートをする事なんてほとんどないから珍しいなと思っていたら、内容が『最近別のジャンルのカプ(以下☆□)にハマっている』だった。
新しいBちゃんのアカウントを見れば、Bちゃんが仕事で忙しくなったと言っていた頃に作ったようだった。
そこでのBちゃんはほとんど毎日のようにツイートをしたり、新しいフォロワーとリプのやり取りをしていたり、本当に楽しそうだった。
私は激しく憤った。
別のジャンルに行った事や、新しいアカウントを作った事に怒っている訳でもない。
Bちゃんがアンソロの事を適当にしたまま、碌に返事もしないまま、新しいジャンルではしゃいでいる事に憤りを覚えた。
アンソロの事でまたSkypeしようとグループDMで決めた時、珍しくBちゃんも参加した。
久々に話したBちゃんは本当に楽しそうで、☆□がどれ程素晴らしい物なのかを熱弁していた。
みんな良い歳の大人だからそれを「うんうん」って聞いていたけど、正直私はこのままBちゃんの話を聞いているだけなら自分の原稿を1コマでも進めたかったから、途中からは適当に流して作業しながら聞いていた。
Bちゃんが話したい事を話し終えると話題は当然アンソロの事に移ったけれど、さっきまでの勢いが嘘のようにBちゃんは静かになって、代わりにスマホの画面をカツカツ叩く音が響いた。
大方今ハマっているジャンルのクエストにでも精を出しているんだろう。
アンソロの話なんて興味が無いというようで、本当に嫌だった。
その割には「じゃあこうしよう」と決まりかけていた事に「え〜でもそれってさぁ」と口を出してきてまた話がごちゃごちゃになったり、かと思えば「私は3人を信頼してるから、3人で決めた事なら何でも従うよ」と言ってきたり。
正直この頃には、Bちゃんの事が嫌いになっていた。
◆
無事本が通販サイトとBちゃんの家に着いた時もこちらから尋ねるまで連絡はなかったし、執筆者への献本も一言「これから送る」というような連絡は無く私達の知らない内にいつの間にか行われた。
献本と一緒に送るプレゼントのギフトカードとノベルティはちゃんと全員に届いたらしいけれど、メッセージカードは入っていない人もいれば2枚入っているという人もいて散々だった。
私がお願いしたZさんへの献本は、やっぱりというか何というか1冊しか送っていなかった。
微々たる物かもしれないけれどZさんへ追加で送った送料やメッセージカードの刷り直し代、送料は当然私達の売り上げから引かれ、当のBちゃんは全然気にしていないようだった。
私達主催の分も遅れてBちゃんから本が送られてきたけど、本1冊がぺらんと入っただけだった。
以前Bちゃんも参加していたSkypeで「主催は3冊ずつ持っておこうね」と話したのも忘れてしまっているようだった。
私はBちゃんのそのあんまりな姿勢に文句を言いたかったけれどAちゃんも Cちゃんも気にしていないのか、スルーしているのか、何も言わなかったので黙った。
アンソロを手に取ってくれた方がたくさんリプやDMをくれたけれど、それにありがたいと思いながらも変に冷めている自分がいた。
執筆者の人も私達を労ってくれたけど、当然Bちゃんにも同じように賛辞の言葉を送っていたのも、仕方の無い事だと分かってはいたけれど、もやもやした。
◆
最近Bちゃんは別垢で何かあったらしくまた私と繋がっているアカウントに戻ってきつつある。
それでも話す事は☆□の事ばかりで殆どファボも付かない。
それが悔しいのか知らないけれど、時々思い出したかのようにアンソロの話を持ち出したり○△の話をしたりする。
最近○△の本も出した。
当然私はBちゃんのツイートに反応する事も、本を買う事もしていない。
グループDMでAちゃんやCちゃんが「本買ったよ!」とか「よかったよ!」と言っているので、上辺だけの同調はしている。
Bちゃんの新刊はこれまで支部やベッターにアップした物の再録だったので、私も内容を知っていたから会話に付いていく事には困らないのが不幸中の幸いだった。
Bちゃんは私達に対する配慮なのか、既存のアカウントでツイートする言い訳が欲しいのか分からないけれど○△の事はまだ好きだと言う。
そう言う割に私達が○△の話をグループDMでしていると全く関係の無い話に無理やり変えたり、何なら☆□の話を始めたりする。
☆や□のキャラどころか、その作品も私達3人はよく知らないのに。
最近の○△で活躍している描き手の話になると、Bちゃんはあからさまに興味が無くなるようでまたスマホの画面をカツカツし始める。
○△の話は出来ても、同人は追っていないから自分が分からない話はつまらないのだろう。
AちゃんもCちゃんも、Bちゃんがまだ○△を好きだという言葉を信じているようで、話に上がった描き手の人を勧めたりどれ程すごい作品かを話しているけれどBちゃんの返事は毎回「今度見てみるね」で、その『今度』が訪れた事は一度も無い。
いい加減AちゃんもCちゃんも気付けば良いのになあとも思ってしまう。
でもそんな事したらAちゃんやCちゃんと気まずくなるのは目に見えているし、Bちゃんには本を送ってもらう為に本名も住所も教えてしまっているので、何かあったら怖いしそれも出来ない。
最近では前と変わらずBちゃんに笑顔で話しかけているAちゃんや、SkypeにBちゃんが来ると喜ぶCちゃんにもモヤモヤしている。
二人ともアンソロの事はもう過去の事と割り切ってBちゃんに接しているのに、私だけが子供でBちゃんを許せていないと突きつけられているような気になる。
アンソロの執筆者には本当に感謝しているし、本を手に取ってくれた人にもありがたいと思うけれど、正直今回のアンソロの件で私は何もかも嫌になってしまった。
それでもハマっているカプってそう思って離れられる訳でもないから、私はまだこのカプで本を作ったり作品をアップしたりしている。
本の発送する時、通販サイトとやり取りをしている時、他の人の本を買う為に通販サイトを彷徨っている時、Bちゃんの適当な、投げやりな態度を思い出してはイライラする。