はてなキーワード: 行間とは
https://anond.hatelabo.jp/20231106153626
実際にやってみるとわかるけど、
日本語の豊富な書き分け(「オレ」と「俺」、あと「漢」と書いて「おとこ」と読ませるルビ)が非常に翻訳困難。グチャァとベシャッなどオノマトペの使い分けにも慣れてない読者多いし。
アニメローカライズは動きがあるから楽だけどそれでも主人公が背中向けた瞬間日本語にない余計な説明セリフをしゃべりだすジブリ映画たくさんあるやで。
小説原稿をつくるときWORDにいうことをきかせる(自然にルビをつけ行間をあけさせない)からのピクシブ転載用ルビ変換すらかなり難しいから日本人未来をいきすぎなんよ
めんどくせええええええ
つまり高校までのあらゆるレベルの参考書や大学受験の問題を解けるような状態にしておかなければならないとか思っている。
それはたとえば難関大の赤本をぱらぱらめくるだけでも、高校数学の範囲の中で可能な問題設定がこれでもかというほど無数に思えるバリエーションで存在することが分かるということだ。これら全てをマスターせずに専門数学を学んだところで、自分で問題設定したりそれを解いたりできるようになるのかという疑問がある。高校数学ですらそれができるようになってないわけですから。
また高校数学の教科書から一歩出た段階の典型問題や応用問題では、解の個数を求めるときは定数分離するといいことがあるとか、二次曲線同士が接する条件は重解条件とは限らないとか、そういう定理というほどでもないいろんな考え方を身につけさせられるものだ。
専門数学を学ぶ上での記述には、そういう頭のいい筆者が高校時代に身につけた考え方など明示的に表現されてなくて、高校数学を完璧にしておかないとそうした行間を補えず躓いてしまうだけなのではないかと思った。
あれ、でもそんなこと言ったらそもそも高校受験や中学受験も灘や開成で出るような問題は解ける保証ないかも?そこからやり直し?ってなってくる。そういえば算数の中学受験問題解いてみたが全然解けない。
そもそも大学への数学シリーズで得意げに解説してる筆者たちは参考書のレベルにおいて今の自分達が執筆してる位置付けのあらゆる本の内容を高校時代にマスターしていたのかすら疑問なのだが。
とはいえ、難関の中高一貫から東大数学科に入った子には中高の数学は自分では全く勉強した覚えがない(つまり中学受験時から塾に行かずに受かってるんだろうな)という人もいるらしいし、こういう人間はいまさら赤本だの中学受験の算数だの解けるか確認するまでもなく解けて当たり前なのかもしれない。そしてそういう人間の一部が次代の受験業界で難問奇問を自在に作る側に回ってるのかもしれない。
とはいえやはり、高校までのレベルのいろんな問題を解く上で必要な、身につけられる考え方というものが純粋数学の研究および証明に活きてくるという事例はないのだろうか。いやむしろ、その考え方を知っていたからこそひらめいたわけで、知っていなかったら証明に辿り着けなかったということが最先端の数学において無いのだろうか?
その考え方を知らないパラレルワールドの自分が証明できてるかどうか確認する術はないので、その考え方が証明に必要不可欠だったかどうかは証明しようがないんだけども。
とはいえ大学数学に臨むために中学の算数から受験問題の研究で徹底的に深掘りし直したなんて話聞いたこともないし、このあたりは「中高で数学は自主勉強しなかった」ような人間がその道に進むのが適切なのであって、いちいちしらみつぶしにあらゆる受験問題を解いたりしないと自分では考えが浮かばないような人は、そういうことを完璧にしようとした時点で人生の時間切れが迫るし、そもそもその程度の人間は大学数学向いてないと見切りをつけるのも必要かもしれないな
https://note.com/yoppymodel/n/nabee5f5c41e4
これ最初に書いておかないと誤解させちゃうと思うから書いとくけど、きっと悪くない記事だとは思います。
たくさんの人がこの記事が役に立ったといってるし、私の方がおかしいのかもしれません。
私のお気持ちを語らせてほしいだけです。
①だーかーら!
おごるおごられるについて男に決定権があるという状況が大嫌い。
おごられただけで女が「ごちそうさまです」って男に頭を下げさせられる状況を強いられるのありえないでしょ。
おごりたいなら最初からおごりたいって言いなよ。なんでどさくさに紛れておごろうとするの。
なんでスマホという道具があるのにもっとスマートにできないの?
「女は男からおごられると嬉しいだろ」っていう固定観点がえぐいよ。
女性から「おごり禁止」って意思表示をどうやってすればいいのかまで考えてよ。
想像力が著しく欠如してるよ。
モテたい欲が前面に出すぎててさすがに引くよ!
さすがに取り繕ってるつもりないよね?
記事の行間すべてから「俺は気前の良いおじさんアピールして女からモテたい」って匂いがむんむんしてるもん。
20代の人間から見たら下心隠すのが下手すぎて全然スマートじゃないですよ!
自分の振る舞いがオッサン臭いっていうのはわざとやってるの?いまいちどういう狙いなのかがわかんないよ
③そもそもなんだけど、歴史的な観点でお話をするならもうヨッピーさんの話って古すぎるよ!
おごるなとは言わないけど、そういうのは会計の前から決めとけボケという話でしょ。
なんで将来の話をしようって時に
食べ終わった後で「会計、どうする?」って顔を見合わせるような前時代的で非効率なシーンが固定化されちゃってるのよ!
もうその時点で発想が古い! ライターとは思えないほどの頭の固さ!
ヨッピーさん、「その部分は自分にとって都合がいいからそこは動かしたくない」という老害一歩手前だって自覚ある?
最初からおごるつもりなんだったら、最初から「男は金払え、女は金出さなくていい」っていって集めればいいじゃん。
ヨッピーさんくらい有名なら周りに若い子たくさんいるはずなのに、
その子たちから教えてもらえてないという時点で危機感を感じたほうがいいと思うのよ。
もうヨッピーさんの話自体が、古臭いおじさんの話になっちゃってますって!
私たちからしたら「会計みたいに面倒なことは全部事前に済ませちゃう」のが当たり前なので
面倒なことを後に持ってくる時点で、「ストレスを後に引きのばしてる」ダメなオッサンなのよ。
先に会費〇〇円ねーっていって集まったならこっちは最初から金払うつもりになってるの。
そこで後からおごられて「ごちそうになりますー」みたいなポーズを毎回取らされるとか間抜けすぎるの。
ヨッピーさんなんて比較的女性と頻繁にごはん食べてるだろうに、そういう人ですら
「あとでおごられる時に備えて、おごる男に合わせて茶番の準備しなきゃいけない私たちのうんざり感」がわからないのかと思うと
男って心底鈍感なんだなあって思っちゃうわ。
おじさんとの飲み会だけだよいまだに飲み会の後に「支払いどうする?」とかいまだに言ってるの。
おじさんのヨッピーさんでも街コンくらいは知ってるでしょ街コン。
ああいう風に最初から男女の料金が決まってるならいいですよそれは最初からお互いが合意してるから。
なんでヨッピーさんはそういう知恵を働かせずに
毎回毎回「本当は男女割り勘にするべきだけど、俺は気前がいいからおごっちゃうよ!」みたいな流れにしようとするの?
市場原理を持ち出してるくせに市場について全然リサーチが足りてないじゃないの。元商社マンを売りにしてるのになんでそんなにリサーチ力ないの!
ヨッピーさんの記事読んでなるほどなあって言ってるの40代とか50代だよ。
「男におごられてます」みたいな媚びたポーズ取らされるの、毎回屈辱でしかないからちゃんと事前に決めてるんですよ。
食べた後に支払いの話になって、結局男はおごって女はおごられる
という旧来の図式に引き戻されるんだなと思ったらウザッ!って気持ちになっちゃうよ!
男性だってその場にいたら「いや、僕はお金出しません」って言えるわけないでしょということが想像できないのかと不思議になるし
そもそも大勢におごってるアピールする人って一人当たり5000円が限度でしょ。
女だとしても焼肉ごときをおごられていちいち感謝させられるくらいならおごられたくないよ。
女へのおごりって1万円越えだすとパパ活感でるのにそういうの考えず無邪気に女におごってますよアピールすること自体
うちらとしては「この人おごってる額が少ないのに気前が良い人間のつもりなんだなー」って思っちゃいますよ。
ごはんおごられた程度で「なんか加算点が入る」という打算自体が、もう元・商社マンのノリすぎてイヤイヤイヤー!
④ヨッピーさんは悪気なかったのかもしれないけど
今回の件に限らず根本的なところでジェンダー観が旧来のマッチョ商社マンなんだって感じちゃうこと多いのよ。
もういい年なんだから自分が最新の流れから遅れてるって自覚を持ってよ!
「自分はこうしてる」じゃなくて
最近の若いカップルはどうしてるの?って感じでちゃんとヒアリングして
「最近の子はこういう感じなんだ!」「オッサンカルチャーギャップ受けちゃったよ!」ってノリで行ってほしいんですよ。
50過ぎのおじさんおばさん相手に40代のおっさんが「最近の流行りは」ってレクチャーしてる図はグロすぎるよ!
ヨッピーさんって謙虚な時とそうでないときの態度が全然違ってて
謙虚というか「僕ちんわかんないから専門家に聞いてみた」って感じの時はすっごい面白いんだけど
「この件については俺がお前らに教えてやる」的な態度の時ってだいたい面白くないのよね。
最初はひとつ目だけ書きたかったのに書いてるうちにだんだんむしゃくしゃして書きなぐっちゃいましたごめんなさい。
でも今回の記事、タイトルあたりではっちゃけてる若者感を出してるのに
書いてる文章はおじさん臭つよくて若作りうわきつってなっちゃったのでちぐはぐです。
https://anond.hatelabo.jp/20230830203626
Aさんは自分のことかと思うくらいだった。
うちの会社にもBのような輩がいる。仮にこのままBとする。
Bは職務経歴書上は綺麗な経歴だったのと、採用面接での受け答えもおかしいところはなく、最終役員面接も通過し無事採用となった。
オファーを出した後になってから、うちの後に合格となったX社に行くことにしました、とBが言い出した。
思えばそこがおかしいと思った最初の出来事だった。うちに来ると言っていたにもかかわらず、後からひっくり返すなんてあり得ない。
ただ、人事は違った。
X社からも合格が出るなんて、Bさんは優秀な人材に違いない、これは採らねばならない。
俺の言うことも聞かず、人事担当のCは何度も交渉を重ねていた。
考えを変えたのか、Bはうちの会社に入ってきた。地獄の始まりだった。
頼んだ仕事が何一つ出来ない。たとえそれが単純な作業であっても、何時間もPCの前に座ったまま何をしているのかわからない。
slackでメンションされても、一切反応することが出来ない。というか気づいていない。
何度も注意したが、改善されることはなかった。
チーム内で公に注意するのも憚れたので、個別に呼び出して指導していた。
何も事情を知らないチームメンバーからは、Bが俺から厳しい叱責、ハラスメントを受けている、と思われていたらしい。
実際に人事Cから呼び出しを受けた。
しかし、Bさんからも聞き取りしますね、といった人事Cから後日言われたのは
「Bさんは〇〇(部署)チームをどうにかしたいと思ってくれてるんですよ!」
なんでわからないんですか?とまるで俺が悪いかのごとくCから責められた。俺のマネジメントに問題があるとまで言われた。
この時点で俺は退職を決意した。
仕事の成果で責められるなら納得できる。
あんな訳わからん奴のせいでこちら側の管理能力にケチをつけられる謂れはない。
会社の人事が信頼できないって、致命的だよな。
Bは相変わらず仕事が出来なかった。
データ一つ作ることもままならなかった。
「あれどうなってる?」と進捗を尋ねようものなら、
「はいはい、自分はこれを作るため"だけ"にこの会社に採用されましたよ!」と大きな声で周りに怒鳴っていた。
ああ、こいつ完全におかしいわ。
俺は上司に事の顛末と、遠回しに辞意を伝えた。遠回し、というのは当時、精神的に疲れすぎて転職活動するだけの気力も残っていなかったから。
定期的に俺からBのヤバさを聞かされていた上司からは、Bのことは放っておけ、というアドバイスを受けていた。
だが実際、目の前にいる以上、他のメンバーの手前もあり、何もさせないわけにはいかない。
ただ、Bのことを理解しよう、どうにかコミュニケーションを図ろう、とすればするほど、ドツボに嵌っていった。
家に帰ってからも、週末も、Bのことで頭がいっぱいになっていた。
気が付いたら、眠れなくなっていた。
もう無理だ。
Cではなく、その上のD氏に伝えた。
D氏の動きは早かった。
Bの部署異動をすぐに決めてくれた。というかD氏がBを引き取ってくれた。
最初からD氏に相談すればよかった。と思ったが、思い返せばその時期は冷静な考えも判断もできていなかった。最悪だった。
もちろんBも残っている。辞めることはないだろう。
Bがいた頃、俺の予定に採用面接があるのを知ったBから、〇〇社出身の人じゃないですよね?と執拗に聞かれたことがあった。※〇〇社はBの前職
「あの会社は頭のおかしい奴ばかりなんで、絶対に採らないでください!」と強い口調で言われたのを覚えている。
お前自分を棚に上げてよう言うなと。
というか前の職場でなんかあったんだろうな。と容易に想像できた。
経歴詐称していようが、問題行動を起こそうが、従業員様なのである。
採用した側が見抜けなかったのがいけないよね、で終わるのである。
それで割を食うのは、真面目に働いている周りの社員達。みんな生きてる?強く生きような。
俺から伝えたいのは
リファレンスチェックまじで大事。導入していない会社は検討した方がいい。
以上です。よい週末を。
追伸。
> オファーを出した後になってから、うちの後に合格となったX社に行くことにしました、とBが言い出した。
大学に入ってから初めて経験した事務系のアルバイトで自分がBさんになっていた。
はじめに些細なことでも自分で判断せずに質問しろと言われたため、バイトを始めてから数週間後に至るまでささいなことで日々質問を繰り返しており、きちんと質問を繰り返している自分は仕事熱心だと思っていた。一度質問したことは全てメモしており、質問に臨む前に必ずメモやマニュアルを見返していたため、全く同じことを質問し直したことはなかったと思うが、行間を読む能力、マニュアルの間を読む能力が疎く、質問すべきではないことがわからなかった。その割には継続的に1日に1つはミスをして注意されていた。
バイトを始めてからしばらくしてほかのアルバイトの新人が入ってきてから、新人が自分ほど質問を繰り返すことなく、注意されることなく、順調に仕事を覚えていっているのを見て、自分が質問をしすぎて先輩に迷惑をかけているかもしれないことと、仕事能力のなさをはじめて自覚した。
だが、数週間働いた経験もあるため自分で判断できることも増えただろうと考えて行った判断は悉く怒られ、ケアレスミスも増えていく一方だった。
数ヶ月後、ふとしたタイミングで上司的な方の私に対する扱いが完全に変わり、自立と成長を応援(?)してくれる方針を諦めたようで、常にその方の隣に座らされるようになった。他の人のしている仕事の3分の1程度の仕事しか任されることがなくなり、特定のいくつかの仕事についてはやらずに他の人に任せろと言われるようになった。
私の業務については常にその方の監視下に置かれ、常にミスがないか真横で見守られるようになった。緊張と無力感でミスは増えていく一方となり、「皆が適当に済ましている暗黙の了解」のような業務についても、私がきっちり精密に行わなかったことを注意されたことで、これについてはきっちり精密に行うという新たな常識が職場にアップデートされた。
そして私がきっかけで、その上司的な方が、職場のアルバイトの全ての業務に神経質になり、私が怒られる回数が増え、他の方々もたまに怒られるようになった。その方の心労もどんどん溜まっていっているようで、自分はここにいても災厄しか引き起こさないと自覚し、アルバイトをやめた。
今大学3年だけど、社会に出て働ける気がしない。アホなので普通に就活をしているけど、面接は精密に準備をすれば初見の印象だけは良く振る舞え、面接に限って臨機応変な対応が取れるタイプで、インターンの面接も沢山落ちたことはないので、自分みたいなタイプは初見で見抜きにくいのだろうなと思う。けど、自分も生活とクソみたいなプライドがあるのでちゃんと仕事には就きたい。
結局のところ、「言語化する」ということが意味を持つのは、言語は曖昧さのレベルが低いという前提があってのことなので、そもそも言葉をその場その場で行間を読んで玉虫色に解釈するものだと思っている日本文化においては、言語化するだけではその本来目的としていた結果を得ることができないのだろう。
処理水の放出なんて、嫌がられて当然なのでは? - 小学校笑いぐさ日記
[B! 原発] 処理水の放出なんて、嫌がられて当然なのでは? - 小学校笑いぐさ日記
id:filinion さんが、はてブで燃えた自ブログ記事への批判、特にトップブコメになった id:sisya さんのブコメについて、それは「オレオレ定義」に基づく「デマ」だとブログに嫌味たらしい追記3件計1,500文字するほどお怒りの件。
定義が何かなんて非本質的なしょーもない話だと個人的には思いますし、ブログ記事への批判は、先に投稿された
東電はALPS処理水の海洋放出をいつから考えていたのか - たたるこころ
あたりで十分ではという気もしますが
こういう「自分が正しいと思いこんで勝利宣言」的なムーブって、経験上、その後SNSの闇に飲まれて狂ってく人が多いという点で予後が悪いですし
id:filinion さんは増田としては結構好きな方なはてな民なので、勘違いしてるのは id:filinion さんの方ということを指摘しておきます。
なお、ここで擁護する形となる id:sisya さんについては増田はむしろ嫌いよりです。
増田もこういうことやらかすことありますし、気持ちは分かるんですが、id:filinion さん、これ経産省の定義をパラフレーズできてません。
「ALPS処理水はトリチウムの基準を満たしていない」ではなく、「ALPS処理水の要件にトリチウムの安全基準は含まない」つまり希釈前のものも希釈後のものも両方ALPS処理水であるということになります。
実際、希釈しようがしまいが「ALPS処理が完了した水」であることは一切変わりないですし。
だから引用した経産省の記事でも「ALPS処理水を海洋放出する」と述べているのですね。id:filinion さんの定義なら放出するのは希釈後なのですから「処理水を海洋放出する」と言わなければいけません。
とはいえ、id:filinion さんは「ALPS処理水」を何か物質的にとらえているのかもしれません。
確かに、実際に放出するのが99.99....%普通の水でも「トリチウムを海洋放出する」は日本語として成り立ちますから、その線なら、id:filinion さんの定義でも「ALPS処理水を海洋放出する」と言えるかもしれません。
しかし、水を加えたところでトリチウムは何ら変化せずに残りますが、id:filinion さんの定義による「ALPS処理水」つまり「希釈なし、ALPS処理直後の水」は水を加えた時点でこの世から消失します。存在しないものを海洋放出することできません。
言い換えると、「トリチウム濃度」という言葉はあっても、「ALPS処理水濃度」という言葉はないということです。物質的にとらえるのは無理があります。
こう説明を尽くしてもid:filinion さんには言葉遊びに聞こえるかもしれません。別の実例を出しましょう。
STEP2: トリチウムについても安全基準を十分にみたすよう海水でさらに100倍以上に希釈
id:filinionさんの定義によると「ALPS処理水」はトリチウムの基準を満たさないもののはずですから、「安全基準を大幅に下回るALPS処理水」という表現は端的に矛盾です。
とはいえ、経産省の定義の正しい解釈に沿っても、id:sisya が仮に「希釈後のみがALPS処理水」だと主張しているならこれも間違いです。
実際のブコメを読みましょう。
ALPS処理水の解釈が間違っています。「トリチウムは安全基準を満たしていないわけ」ではなく、トリチウム以外を全て取り除いた物を、安全基準内まで薄めたものが処理水であり、安全基準は満たしています。
id:sisyaさんは「安全基準内まで薄めたものが処理水」と述べています。「安全基準内まで薄めたものがALPS処理水」とは言っていません。
ブコメは百文字制限なのでどうしても舌足らずなところが出てくるのですが、id:sisyaさんはおそらくこういうことが言いたかったのではないでしょうか。
(ALPS処理水は定義として)「トリチウムは安全基準を満たしていないわけ」ではなく
(中略)
id:filinionさんがid:sisyaさんのトップブコメに強いいらだちを覚えたのは
「海洋放出する処理水が安全基準を満たしていることは百も承知だし、ブログ本文にもはっきりと書いた。それをワザワザ指摘してきたということは…」と認知したからでしょう。
でもid:sisyaさんがブログ記事に対し、「分かってる分かってる言ってほんとに分かってんの? ブコメで念押ししておこう」と感じるのもおかしくありません。
id:sisyaさんの立場から見て、id:filinionさんのブログ記事は「本当に分かってるなら書かないであろうこと」が多すぎる、それだけの話です。
例えば、「ALPS処理直後の水」の飲料水としての適正なんていう、誰も主張していないことを藁人形的に議論したり、とか。
飲んでも安全だというならそうなんでしょう。
なんなら私だって、誰かが
(中略)
でも、タダで飲めって言われたらそれはちょっと……。
当たり前ですが「ALPS処理直後の水」は放射性物質に関する飲料水としての安全基準を満たしていません。
巷で言われる「ALPS処理水は毎日2L飲んでも(放射線に関しては)安全」という言説は希釈後の話をしています(希釈前を毎日2L飲んだら普通に被曝量が原子力作業者の基準値超えます)。
みんなが希釈後の話をしている中、「それはタダで飲めるほど安全ではない」と希釈前の話をしだしたら、「ん?この人は希釈が何か知ってる?」と疑われても仕方ないです。
先にも触れましたが、やはりid:filinionさんの身体感覚として
「いくら希釈しようが「希釈なし、ALPS処理直後の水」というものが希釈水のうちに概念として残っている」
というのがたぶんあるんだと思います。
でもそんなモノ、id:sisyaさんは持ち合わせていません。増田もそうですし、id:filinionさんの記事に批判的なブコメを付けた人はみんなそうでしょう。
論理では正当化できない身体感覚が明示なしに前提とされていたら、その感覚を共有していない人にとってはただの破綻した文章にしか読めないのです。
「なんでこの人、一切放出しない希釈前のALPS処理水に延々とこだわってるのだろう???」
それでいて、「嫌がられて当然なのだ」とid:filinionさんは他者を説得する文章を書いたつもりでいるのだから、ただの笑いぐさなんですね。
id:sisya「通報した」についての増田の意見は「id:filinionさんは通報されるほどのことはしてなくない?」と、id:filinionさんに同意です。
id:koo-sokzeshky さんのブコメがちょっと気になったので、引用の上、増田が本筋から逸れるかなと説明サボったところを追記補足しておきます。
後段はちょっと違う。filinion氏が心配してるのは適切な運用の継続性だよね。「希釈後の話をしてるのに…」と思うのはそこを心配する発想が無いからだ(心配すべきかは別として)
運用の継続性がid:filinionさんの懸念点の1つであるのは正しいでしょう。
ただ、この論点一筋で記事をまとめられたらさほど批判されなかっただろうと思われるのですが、
記事の本文は、運用の継続性とは無関係な主張、継続性への懸念だけでは導けない結論、両方で満ちています。
例えば、
「海水で薄めたら基準値以下になったから海に捨ててオッケー!」
この主張はどこにも「継続性」やら「事業者への信頼性」やらといった概念が含まれていませんね。なんせ「一発で操業停止」ですよ?「常態化していたら」とか留保もありません。
さらにこの記述のたちが悪いところは、完全なデマであることです。
中央環境審議会水環境部会排水規制等専門委員会『ほう素及びその化合物、ふっ素及びその化合物並びにアンモニア、アンモニウム化合物、亜硝酸化合物及び硝酸化合物に係る暫定排水基準の見直しについて』
硝酸性窒素
ふっ素
テキトーにそれらしい箇所を抜き出しただけですが、これらの人体に有毒な物質について「希釈」が排水処理の選択肢として正式に認められているのは疑いの余地がありません。
つまりid:filinion の言う「工場排水とかでやったら一発で操業停止」は