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はてなキーワード: 行政官とは

2024-02-23

ナイチンゲール

長生きした上に名前も残して、しかも自らが考案した看護師育成システム病院運営看護システム現代にも形や技術は変わりつつ残ってるとか羨ましすぎる。

あと数百年は忘れられないだろ。

まりそれだけ生きた証を残したってこと。

俺が育った町はイギリスと何も関係ない海沿いの片田舎だったけど、その近くにある看護学校にもナイチンゲールの像があった。

まりそれだけ多くの人間名前存在を刻み込んでる。

羨ましい…

羨ましい…

ああ、羨ましい…

対比して俺の人生は…

家族や友人以外の誰の記憶にも残らない…

死んで数十年経てば殆ど人間に忘れられている…

悔しい…

悲しい…

虚しい…

ああ!!!!!

過呼吸!!!!!

はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!

日本学士院賞受賞

ノーベル〇〇(平和文学経済学除く)学賞受賞

第〇〇代内閣総理大臣

第〇〇代合衆国大統領

〇年〜〇年の間、世界で一番の億万長者であった(Forbes

こういう誰にも忘れられない、何かしらの記録に残るであろう称号が欲しい!!!!!!

でも!!!!!!!!!

ただの高卒郵便局員の息子で!!!!!!

数学2B挫折してMARCH法学部に入って!!!

地方公務員になった俺には!!!!!

何も手に入らないんだ!!!!!!

死んだらそこで終わり!!!

まれ意味なし!!!!!!

虚しい人生!!!!!!

俺「死が怖いです。どうすれば生きた証をこの世界に残して後悔しない人生を送れますか?」

馬鹿旅行行って良い温泉入って良い焼肉食べなさい。幸せになれるから

はぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜???

馬鹿じゃねこいつ?

いや、旅行行って温泉入って美味い焼肉食うのが嫌なわけではないよ。

それが人類史に刻み込まれて、俺が死んでも俺の生の証がこの世から失われないってなら旅行行って温泉入って美味い焼肉食うのだって十分幸福だと思う。

でも実際死ぬ前に俺が旅行行って温泉入って美味い焼肉食ってもこの世界の誰の心にも残らないじゃないか

から旅行温泉焼肉じゃどうやっても幸福にはなれないんだよ。

医師から冷徹に「あなた状態だと平均余命は〇〇ヶ月ですね」って言われても「我が人生に一片の悔いなし!」ってその場で自害できるくらい満足できるにはどうすればいいかって聞いとんじゃボケ

どうやったら「自分の生きた証」や「人生モニュメント」を築けるかって聞いてんだよ。

集積回路発明重力波観測免疫チェックポイント阻害因子の発見に並ぶような功績をどうやってこの世に残すことができるかって聞いてんだよ。

俺は何人にも俺の人生を忘れて欲しくないんだ。

ニュートンアインシュタイン大隅良典先生が羨ましい。

結局フォーカスゴールド2B挫折してMARCH法学部から地方公務員になった俺みたいな人間病気になって死んだらすぐにこの世から忘れられてしまうのか?

もしもニュートンアインシュタイン大隅良典先生のような能力と功績がが手に入って歴史名前を刻めるなら、焼肉旅行温泉も含めこの世のありとあらゆる娯楽や享楽快楽を一生禁止されたって構わない。

この世に生きた証が欲しい。

かに今の職場仕事を頑張って区長局長さらに進んで副市長になって、定年後は外郭団体理事代表になることができれば葬式には沢山の人が来てくれるだろう。

婚活して結婚して子供を持てば子孫は受け継がれるし子育てに間違いがなければ子供や孫が墓参りにも来てくれるかもしれない。

でもそれじゃダメなんだ。

途中で俺がこの世で何よりも恐れる癌になったら?

行政官として名前を残したり孫の顔を見るなど「一般的幸せ」を手に入れるには時間がかかり過ぎるし癌というはずれくじを引かずに長生きする必要がある。

途中で死んだら何も残すことができないままこの世から消えてしまう。

最後まで頑張れたって次の世紀には誰にも覚えられていない。

そもそも、お前らはもう小松法制局長や香川財務事務次官のこと殆ど覚えてないだろ?

それじゃダメなんだ。

ニュートンアインシュタインガンジーマロリーナイチンゲールキング牧師

彼らのような自分の生の証をこの世に残してモニュメントを築いて名前を残さなきゃ生まれ意味がないんだ…

郵便局定年退職して一日中刑事ドラマ見て脳梗塞で死んで葬式には家族と友人と元同僚しか来てない父親のようになったら怖いんだ…

白血病でこの世で何も為さないまま大学時代に死んだ従兄のようになったら怖いんだ…

せっかく生まれたんだから

ああ…

怖い…

癌は怖い…

脳梗塞も怖い…

病気が怖い…

事故も怖い…

死が怖い…

いや、ただ単に死が怖いんじゃない…

「この世で何も為さないうちに訪れる死」が怖いんだ…

定年して刑事ドラマ見てたまにゴルフして誰にも知られず90歳で心不全も怖い…

ノイマンマロリーのように世界に名を残してからなら逆に早死にも怖くない

忘れられたくない

消えたくない

せっかくこの世に生まれたんだから

2024-01-08

議員への陳情意味

無知世間知らずなので教えてくれ

よく行政問題議員相談したり陳情したって話を聞く

地方国家わず

あれ何の意味があるの?

議員陳情したところで議員は何もできなくない?

例えば市政だったら議員陳情するより副市長とか局長とか部長陳情する方がいいし、国政だってどうにか繋がって次官とか局長とか部長かに相談した方がいいよね?

なんで行政官ではなく議員への陳情なの?

2023-11-07

最高裁判事の任命の慣例破りについて

結論

事実関係

最高裁判事の枠や各団体裁判所弁護士検察官からの一名を推薦し、内閣はそれに従うという慣例が成立したのはここ50年ほどで、法的根拠はない。

⇒一名は誤り。追記にて修正

○慣例ができるまでは内閣最高裁も各団体も枠にとらわれず、内閣任命権実質的ものであった。

○現行の慣行については賛否がある。(利権ではないかバランスが取れている)

(所感)

○少なくとも慣行破りが直ちに悪とは考えにくい。

○より相応しい人選であったのかは議論する余地がある。

そもそも最高裁判事任命権三権分立趣旨からすると内閣から最高裁への牽制機能であり、それが形骸化していることは制度趣旨に反するのではないか

本論

以下の記事ブコメにおいて、「最高裁判事の任命を慣例に従って日弁連の推薦の通りとしなかったのは間違っている」という前提のブコメが大半を占める。

安倍内閣が崩した最高裁判事選びの「慣例」 6年経て「元通り」に:朝日新聞デジタル

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.asahi.com/articles/ASRC65HZXRC2UTIL03S.html

○このレベルのことが6年かかる。公文書改ざん、不誠実な答弁などのモラル崩壊倫理欠如が「彼」以前のレベルに戻るまでどのくらいかかるのか

○本当に本当に酷い政権だった。「無能による社会の衰退」より更にタチの悪い「卑劣さによる社会破壊」が続いた。まだ与党内にその残滓は残っている。

法学的な顕著な実績もない加計学園学園関係弁護士最高裁裁判官になったり、安部政権はめちゃくちゃだったよね。亡くなって本当によかった https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E6%BE%A4%E5%85%8B%E4%B9%8B 典型的友達人事

○今でもできないはずなのだが、ペナルティがないのが問題政治司法干渉できる余地絶対ないように、干渉犯罪化できるように法律を整備しなおすべき。

○幼稚で未熟な政権がおよそ10年続いた事を考えれば司法失われた10年はあまりにも長かった訳だ。

○どこが元通りなんだ。何の反省改善もない。つぎはぎを当てただけ。また別の悪が現れたらすぐ崩される。

○「人事によって政権の意に沿う方向に物事を動かすのは安倍菅義偉政権の特徴だった」司法だけでなく、教育機関公共放送日銀内閣法制局など、独立性が重視される機関で尽くやった。

(例示は11月7日11時45分現在の上位から順としている。)

だが、それは果たして正しいのだろうか。条文を見ていこう。

明文上の規定

日本国憲法

六条(略)

2 天皇は、内閣指名に基いて、最高裁判所の長たる裁判官を任命する。

第七十九条 最高裁判所は、その長たる裁判官及び法律の定める員数のその他の裁判官でこれを構成し、その長たる裁判官以外の裁判官は、内閣でこれを任命する。

(略)

なるほど、6条2項からは、最高裁長官指名内閣権限があり、天皇任命権形式的もの理解できる。

そして、79条1項から最高裁裁判官任命権内閣にあることが一目瞭然だが、この任命権が6条2項の天皇による任命権のように形式的ものなのか、それとも指名権まで含む実質的ものなのかは実はどこにも規定されていない。

最高裁裁判官の決め方

現行の実務

最高裁裁判官は、現在概ね裁判官出身者6名、弁護士出身者4名、学識経験者学者行政官など。検察官もここに入る。)5名で構成されている。

そして、退任者が出た場合、退任者と同じ出身母体裁判官日弁連検察庁)が自分の枠に誰を当てはめるかを内閣に推薦する。

内閣最高裁長官意見聴取した上で決定するとされているが、出身母体からの推薦は一名であり、最高裁はその推薦を尊重し、内閣はその通りに任命している。

⇒一名は誤り。追記にて修正

まり内閣任命権というのは形式的ものとなっている。

過去運用

1970年代はじめ頃までは推薦された者について内閣最高裁議論が交わされ、内閣最高裁に従わないこともあった。

更に、検察庁日弁連両方から別の者が推薦され、内閣判断することすらあった(例えば日弁連から4名、検察庁から2名の推薦があり、内閣で1名を決定するなど)。

それ以降は、各団体は枠を意識して推薦するようになり、内閣は各団体からの推薦のとおりに任命するようになっていった。

出身枠の根拠評価について

実はこれは一切根拠がない。元々戦後5:5:5でスタートし、その後5:4:6となったり4:5:6となったり5:3:7となったり様々だ(前述の通り複数の枠からそれぞれ推薦されることもあったので、内閣判断で枠が動くこともあった)。

しかし、概ね1970年代はじめから、ある枠の後任者は当然にその出身母体から推薦するという慣例が取られるようになった。また、推薦される者が一名に限定されたのもこのころで、内閣任命権形骸化されたと言って良いだろう。

⇒一名は誤り。追記にて修正

そして、この枠については二通りの評価がある。なお、これらの意見安倍内閣による任命への評価を避けるために00年代以前のものとしている。

肯定的評価

最高裁長官意見を聞くかは内閣自由だが、この習慣は是非続けて欲しい」(最高裁長官 裁判官出身 矢口洪一

「この特殊日本的な状況は、今後も維持するに優れて価値があることは疑いもない」(最高裁判事 弁護士出身 宮川光治

「非常に旨味のある、また実益のある人選である。この慣行は長く守って貰いたい」(最高裁判事 行政官出身 入江俊郎)

否定的評価

既得権益秘密裡に行われ、少数の人のみによって進められる。」(朝日新聞記者 野村二郎

比率を定めることは最適な人物が任命されないことになる」(法学田中英夫

立法司法へのチェック機能という司法役割を考えれば決してあるべき姿ではない」(最高裁判事 弁護士出身 滝井繁男)

以下は私見だが、宮川判事の「特殊日本的な状況」という意見が非常に興味深い。宮川判事肯定的意見としてこれを述べているが、「出身母体間や推薦者間に軋轢を生じさせないために事前に調整している」という意味合い(実に日本的だ!)だろうから、今となっては肯定的に受けとるのは難しいのではないかと思う。

三権分立における最高裁判事任命権

別の論点として、三権分立制度趣旨としてこの任命権がどういうものか見ておきたい。

三権分立説明において、最高裁から内閣への牽制機能として違法性審査があり、内閣から最高裁への牽制機能として最高裁長官指名最高裁判事の任命がある。

ここからは再度私見となるが、最高裁判事任命権形式的ものであるならば牽制機能としては意味がない(小学校ときに習った三権分立の図が誤り!)ため、制度上は(天皇による各種任命権と違って)実質的ものととらえるべきだと考える。

また、上述の矢口長官も「最高裁長官意見を聞くかは内閣自由」と述べているように、少なくとも当時の関係者は既得権益などではなく単なる慣例であり、実質的任命権内閣にあると考えていたようだ。

従って、最高裁判事任命権実質的にも内閣にあり、安倍内閣の行った慣例破りが正しいかどうかはその人選が適切であったかどうかで判断されるべきではないだろうか。

追記

弁護士枠の判事は、まず日弁連候補者の推薦リストをまとめ、最高裁がその中から数人を選んだ上で、最終決定権を持つ内閣が決めるのが近年の慣例だった。

朝日記事にはこうあるけど、増田の『各団体は枠を意識して一名のみ推薦する』とどっちが正しいの?

大変申し訳ない、これは朝日新聞が正しい。

従って、枠の存在は固定、枠の母体から推薦された範囲内での選択権が内閣にあるのが実情ということになる。

実質的任命権と言えるかは微妙批判意見のとおり)なので論旨には変わりはない。

2023-05-22

anond:20230522190905

これも疑問符がつく。

50年前ならわからなくもないが。

仮に30年先に実用化すると見積もられている技術分野が認知されているとして、実際に研究開発の効率性が高まってくるのは後半の10年であろう。

最後10年に集中投資すれば、十分にキャッチアップ可能であろう。

日本が弱いのは、この最後10年の目利きと、集中投資決断なのだ

なんとなれば、テニュアアカデミアはみな自分タコツボをもっており、集中投資判断に従わないから。

また、目利き役の一端を担う経産省文科省厚労省環境省等の意思決定はいまだに文系事務官であり、目利きができるとは思えないし、学校の時の成績で勝る財務省官僚にも頭が上がらない。

ほんとは博士号持ちが、(公務員研究者としてではなく)行政官として多数任官しているのが望ましいと思うのだが(厚労省医官についてはここでは触れない)

2022-08-06

anond:20220806072158

だとしても、クリンチを狙っているという推測は一応は成り立つと思うぞ。行政官としての自分対応がまずかったとしても、それを告白することによって誰かに政治的な打撃を与えることが出来れば目的は達成されるという判断。  

極端な言い方をすれば、これは一種自爆攻撃のようなものかも知れないが、現時点での彼は行政官としての地位を失うことを恐れてはいないと思うので、失うものの無い者による攻撃と言うべきか….

2022-03-21

anond:20220321151400

あい軍人じゃないだろ。秘密警察から行政側だぞ。行政官が軍事を完全に握って失敗した好例。

2021-10-27

最高裁判所国民審査用のメモ

投票用のメモ

名前出身夫婦同姓1票の格差女性裁判官投票価値平等
深山卓也裁判官
岡正晶弁護士--評価国民が行うこと個別事件で熟議したい
宇賀克也学者違憲違憲
堺徹検察官--意見差し控えたいが、活躍は望ましい考えは差し控えたいが、平等重要
林道裁判官
岡村和美行政官
三浦検察官違憲違憲状態
草野耕一弁護士違憲条件付き合憲
渡辺恵理子弁護士--回答は差し控えたいが、機会は重要具体的な事件で考えを示したい
安浪亮介裁判官--回答は差し控えたい具体的事件で考えを明らかにすべき
長嶺安政行政官- 具体的事件で考えを示すべき

ソースNHK。「合」は合憲、「-」は就任前で判決に加わっていない。

https://www3.nhk.or.jp/news/special/kokuminshinsa/2021/

夫婦同姓はこの判決での意見

https://www3.nhk.or.jp/news/special/kokuminshinsa/2021/trial-dai20210623.html

一票の格差はこの判決での意見

https://www3.nhk.or.jp/news/special/kokuminshinsa/2021/trial-dai20210623.html

この判決に関与していない裁判官については、朝日新聞アンケートに対する回答。

https://www.asahi.com/senkyo/kokuminshinsa/

女性裁判官数は、アンケート6番の「現状の女性最高裁判事数は妥当か」に対する回答。

投票価値平等は、アンケート8番の「議員定数是正司法もっと積極的に関与すべきという意見にどう考えるか」に対する回答。

最高裁判所国民審査用のメモ

投票用のメモ

名前出身夫婦同姓1票の格差女性裁判官投票価値平等
深山卓也裁判官
岡正晶弁護士--評価国民が行うこと個別事件で熟議したい
宇賀克也学者違憲違憲
堺徹検察官--意見差し控えたいが、活躍は望ましい考えは差し控えたいが、平等重要
林道裁判官
岡村和美行政官
三浦検察官違憲違憲状態
草野耕一弁護士違憲条件付き合憲
渡辺恵理子弁護士--回答は差し控えたいが、機会は重要具体的な事件で考えを示したい
安浪亮介裁判官--回答は差し控えたい具体的事件で考えを明らかにすべき
長嶺安政行政官- 具体的事件で考えを示すべき

ソースNHK。「合」は合憲、「-」は就任前で判決に加わっていない。

https://www3.nhk.or.jp/news/special/kokuminshinsa/2021/

夫婦同姓はこの判決での意見

https://www3.nhk.or.jp/news/special/kokuminshinsa/2021/trial-dai20210623.html

一票の格差はこの判決での意見

https://www3.nhk.or.jp/news/special/kokuminshinsa/2021/trial-dai20210623.html

この判決に関与していない裁判官については、朝日新聞アンケートに対する回答。

https://www.asahi.com/senkyo/kokuminshinsa/

女性裁判官数は、アンケート6番の「現状の女性最高裁判事数は妥当か」に対する回答。

投票価値平等は、アンケート8番の「議員定数是正司法もっと積極的に関与すべきという意見にどう考えるか」に対する回答。

2021-10-20

政治の首がすげかわっても行政担当してる官僚とかが変わらないならあまり変化は起こらないんじゃないのと思うんだけど違うのかね。

過激な人が総理大臣になったらその国民に害をなしそうな方針にも官僚は完全に言いなりなんだろうか。

そこは頭がいいんだから命令に遵守するふりをして、実際は「いいように」その方針行政として実行するにとどまるんじゃなかろうか。

うろ覚えだが江戸時代でも何円(通貨単位には突っ込むな)以上盗んだら死罪という法律があったものを心ある奉行はそれより1円分少なく盗んだということにして死罪を回避させたという話があった。まあ現代でもそういうふうに総理大臣が横暴な政治を行おうとしてもその具現化を担う行政官は融通効かせるんじゃないですかねって話。

話は変わるが弱者マイノリティーだとすれば、量で決する政治制度弱者には危険だと思う。

まあ荒唐無稽仮定なんだけど高卒以上は年収が500万に達さな場合その分だけ補助金支給される、高卒未満が最終学歴状態で成人した人は死刑になるように憲法改正から行っていくという考えの政党ができたらどうなるだろうか。

中卒の割合は2%だからこの政治方針により害を被るために積極的にこことは別の政党投票しようとする層もたかだか2%前後ということになってしまう。

もし相対的強者にこのような弱者を思いやる心の者がいなければ簡単議席3分の2以上の議席をとれてしまうかもしれない。

国民投票も余裕で過半数を超え無事弱者生存権無視されるように改正死刑執行、なんて結末も理屈ではありえてしまうわけなんだよな。

過半数とか3分の2とか、そういう量を基準とする議決の仕組みを政治に導入しているのは本当はよくないと思うんだよな。

まあそうなってもミャンマーみたいに心ある警察官ボイコットが始まるかもしれないんだけど。

何が言いたいかというとこういう制度下でしかもろくに思いやりある人がいなくなっちゃうと、たとえば中卒という括りで弱者を定めた場合は2%=300万人とかが該当するわけだけど、つまりそのとき弱者の定め方次第で最大3000万~4000万の相対的弱者の命が積極的に奪われるような社会が実現しかねないってことなんだよな。

これを人数としてものすごく多いと思うのも結局主観しかないんだろうけど、主観で済む規模なのかなって引っかかりもあるわけで…。

2021-03-10

anond:20210310132143

うーん、あくまでも学部卒業ぐらいなら、求められるのは研究者としての本当の意味での学問能力ではなくて、

基礎を学ぶことで涵養されたある程度の思考力で行政官銀行員会社員などのホワイトカラーとして働くのが

日本法学部が設置されたときのメインの目的だったからなあ。まあ大学によって違うけど。それは仕方ないのでは。

仮に司法試験に受かったり、ロースクールを出たりしてもそれは法曹という実務家のための能力なわけで。

まあ学士助手という例外中の例外存在したのが法学部って世界なわけでもあるが、全体から見たら極少数だし。

2021-03-03

anond:20210303200212

あくまでそのへんの人達役割理論とかの研究であって、直接世の中をどうこうするのは

法曹とか行政官とかの実務要員の立場の人に委ねるべきだと思ってるけど、駄目なん?

不当にでしゃばってる人の存在を以て、でしゃばってない人にお前もでしゃばれと要求するのはちょっと違うのではって思ったってことだよ。

2021-01-02

anond:20210102164702

それは行政官僚が強かった頃の計画主義に戻るだけじゃないの?

2020年代においてそれが成功すると思う?

仮にケインジアン理想があったとして、誰がそれを実現して、成功に導けるの?

2020-10-10

今週のマイ流行語欠如モデル

https://imidas.jp/genre/detail/K-126-0007.html より


リスク社会」を論じたドイツウルリッヒ・ベックは、科学技術専門家行政官は、一般人科学技術に対する不安知識の不足(欠如)のせいと考える傾向があると指摘した。これが正しいなら、科学技術知識を十分に与えさえすれば不安は解消するはずである科学技術社会に受け入れられないのは一般無理解のためだという考えも、欠如モデルに基づいている。イギリス科学技術社会論の専門家ブライアン・ウィンらは、このような考え方を欠如モデルと名付けて批判した。


今週バズったアレコレにつながる話

2020-06-19

anond:20200619123651

デフレ解決できないのは、流動性の罠、という問題があるからインフレであれば金利を上げればコントルールできるんだよね、上げる分にはどこまでも上げられる、青天井なわけよ。しかデフレ場合は下限がある。0があるわけよ。これが流動性の罠言葉は難しいけど、言っていることは単純で、金利ゼロより下げられませんよ、ってこと。しかし実際にはマイナス金利というものがあるではないか、という話もあるけれど、マイナス金利というのは、中央銀行お金を預けている場合に発生するものなんだよね。つまりマイナス金利は、中央銀行お金を預けなければ発生しない。自前で保管しておけばいいわけだな。しかし、そうなると現金を保管しておくための、セキュリティ問題が発生するわけ。マイナス0.1パーセントとかだと、セキュリティを保つためのお金の方が高いので、中央銀行お金を預ける方がいいけど、1%かになると、自前でセキュリティを維持した方が安上がりなわけ。なので、マイナス金利というのも、実質的に下限が生じてしまう。これが流動性の罠だ。なので、デフレというのは、金利操作するだけではなんともいかいね、という話になっている。

他の問題については、省庁が出す資料というのはとても立派で未来は明るいように感じるものがいっぱいあるんだけど、何一つとして実現したことはない。実現したとしても、一般市民恩恵を感じることはない。行政というのは調査能力には秀でているけど、実践力に乏しいお坊ちゃんお嬢ちゃんしかいないのではないかと思っている。実現しなくてもおとがめなしだからね。明治時代であればエリート行政官が国をよくしてくれたんだけど、今の行政官にその力はない。もうこの国はダメかもしれないね

2020-05-05

anond:20200504154613

出羽」とは日本旧国名行政区画の1つである現在山形県秋田県領域

出羽守は、出羽中央から派遣された国司官名

古代から中世日本で、地方行政単位である国の行政官として中央から派遣された官吏で、四等官である守、介、掾、目を指す。

律令制崩壊後は、任地と関係なく、朝廷官位名称として用いられた。勝手に名乗っていた武士も多い。

欧米『では』~で」とよその状況を引き合いに出す人のことをいう。

2019-09-16

千葉の一件でいか地方権限移譲することが無駄なことかよくわかるよな

地方のことはその地方行政が一番良くわかってるって言ってたじゃん

じゃあ千葉県の行政官共は単なる給料泥棒無能の衆なのか?

地方自治とかの虚言で親方日の丸の小さい組織がたくさんできただけ

2019-07-24

47歳の私が、選挙で自民党に投票した理由

自己投票紹介

候補者政党名どっちかは自民、どっちかは立憲にしようとおもってた。県には立憲民主党に気に入った経歴を持つ候補がおり全国の名簿には自民に気に入った経歴をもつ候補がいたのでちょうど都合が良かったので2名をそれぞれ書いた(だから正確にいえば自分には「自民党にいれた票」はない。タイトル詐欺である

シングルイシュー政党について 

N国党とかのことだよ 当然ながら東大卒の二枚舌どもを支配し絞り上げ政権を担う能力がないので与党を任せたくはない でも野党になれたみたいだから全分野勉強して成長してほしいとはおもう いわば反抗期バンドのことしか目に入ってない青春さなか、これから社会を学びますみたいな人たちだろう 議員給与もらってるうちに成長できるといいですな お笑いでも一発屋セミ芸人からMCできるまでに脱皮できるやつまでいろいろおるのは当然だし

さらにいうと昨日N国から出馬し落ちた若奥さんニュース特集をみてておもったんだが著作権法改正教育指導要領だの高等教育社会制度改定などやらないとN国だけつついても国民のIT化に体質の古い政府報道機関がついていけるようにはならないと思うぞ 知る権利と知る義務もうちょっと根本から手をつっこまないといか

病人当選したことについて

端的にいうと坑道におくりこまれカナリアをみているようだ 当人がよければいいんだが覚悟があってもあとで後悔することになりはしないか? 安倍のようなさほど重病でない人でも一度やめて療養したりするし まして小渕のようなことにならないといいなあ 

与党野党について

役人指導するのに適する一度内閣にいた者を含む野党もある けどそれに政権とらせたあとは現在与党とほぼかわらない路線をとることは歴史証明している。マニフェストよんだら注意深く歯切れ悪そーにかいてあるワードがあるのでよくわかる。

今の状態はまあまあバランスが良いと思っている グッドコップとバッドコップを与党野党が演じている 甘い糖衣につつん国民をいい方向に導こうとしているがちょっと一般国民水準(とくに女性)を賢く強く設定しすぎだとも思う 野党個人攻撃も少しはやっていいけど法改正ちゃんやってほしいし文脈ぶちこわし切り取りバラエティ向け報道はもうちょっと賢くなって今日大事法案出てるってしっかりやって シングルイシュー政党とおなじ衆愚政治ポピュリズムなっちゃうよ まあパブコメに直接意見なげてるけどやっぱ手が回らん ラノベでこういうふうにすれば楽に平和な世の中になるのにって思ってる人はおまえの脳内設定の出番がパブコメかもしれんぞ 

実際役人でも市場経済に出てないために気づかないことだって多いんだから、少なくとも国立大卒くらいの知能がある人は投票とおなじくらい自分のわかるジャンルパブコメ活用すべき https://twitter.com/hounavi_pubcom https://twitter.com/pabukomekun https://twitter.com/pubcome_kun ツールがいくつかあるぞ 野党議員・在野政治家でこのパブコメにこういう意見しましたって言ってる人(そんでパブコメの内容も妥当っぽい人)はたぶん行政官に言うこと聞かせる能力があるぞ むしろそれしか能力みわけるとこがない気がする(スズキ宗男議員みたいな特殊能力の人もいるんだろうけど) 

バランスについてもういちど 与党外交で強面役、野党が内政の不満を与党にぶつける役でちょうどいい お父さんが外で給料稼いできてお母さんが給与かかえこんだ父親子供たちの不遇を訴えるようなもん 

田と本の取り違えについて

え~?まさかのぉ~?切腹ぅ~(冗談)でもよく見つけたな ツイッター増田政治の場になったんだな

その他 

たとえばサマーウォーズで(LOVEマシーンが出る前の)ツイッターマイナンバー(10年遅れだろ)

たとえばCMでこどもちゃれんじで配布してる子供向け採点機能付きタブレット

たとえばユーチューバー

たとえば選挙

若者やら私企業にできて政府にできないことはたくさんある しか政府はなにをしたらいいか気づいてない 政府にサボらせるな

2018-04-05

川上日記見て思ったけど、官僚目線情報開示コストって、実質的にはウソや失敗を取り繕ったり隠蔽するためのコストほとんどじゃない?

国民目線としては法令を遵守した透明な行政を行っているかどうかが重要なのであって、必ずしも経済的完璧行政を求めてるわけじゃないし、

問題があればそれを認めた上で速やかな対応策を取ってくれれば十分なんだが、なぜ隠すことを最優先にするのかね。

情報隠蔽担当行政官とその周辺にとってはインセンティブになるけど、その利得は巡り巡って国民負債として返ってくるわけでただの時間稼ぎにしかならない。

こう書くと国民不寛容からじゃん、というツッコミが入るのが常だけど、

適宜少なくとも法令上の問題があればスピーディーにそれを認めることを上から始めてくれれば、意識も変わってくるんじゃないかねえ。

2017-07-04

https://anond.hatelabo.jp/20170703231515

http://www.sankei.com/politics/news/170703/plt1707030091-n1.html

識者はこれをどう見るのだろうか。

 元都副知事明治大公政策大学院青山●(やすし)教授選挙直前代表就任し、終わったら退くというのは筋書き通りという印象を受ける」と話す。

 公平性中立性が求められる執行機関の長の立場ローカルパーティーの代表を続けるとは思えず、辞任は必然知事は9割が行政官で1割が政治家。裏切られたという声は理解できるが、選挙期間中は政治家としての顔が前に出たのだと思う」と分析した。

 中央大佐々木信夫教授行政学)は「知事主導で政党を作り、代表となって議会勢力を変えるという行為はやり過ぎで、二元代表制のルールから逸脱していたと思う。形式上辞任したことは、けじめとして評価する」とする。しかし、「腹心の特別秘書新代表としたことは実質上、小池氏の影響力を維持することにみえる。有権者としては複雑な気持ちかもしれないが、影響力は変わらないと思う」と今後を予測してみせた。

あたりまえだがこれが識者の反応と批判

この程度の分析批判はてなでは一つも出てこなかった

マジで相当レベルが下の馬鹿揃いだぜ?

2017-06-05

続・山川出版日本史の何がすごいのか、さっぱり分からない

http://anond.hatelabo.jp/20170604204919

これの続き。(文字数制限にひっかかったので分割します)

  

三省堂日本史B 改訂版』(日B 015)

1183(寿永2)年、義仲軍は京都に入り、食糧不足もあって狼藉を続けた。京都にとどまった後白河法皇後鳥羽天皇即位させ、寿永二年の宣旨頼朝東国での支配権を認めるとともに、義仲軍の乱暴ぶりを口実にして頼朝上京要請するなど、政治力の強化につとめた。しかし、頼朝東国支配を固めるために鎌倉を動かず、かわりに弟の範頼・義経上京し、1184(元暦元)年、二人は義仲を打ち破った。

義仲が京都乱暴狼藉を働いたという記述があるのは、意外にもこの教科書だけでした。

兵糧不足のまま進撃して首都占領しても、どうせ軍規が乱れて略奪しまくるぞというのは、日中戦争における南京事件南京大虐殺)のことを言いたいのかなと思いましたが、それは深読みのしすぎかもしれませんね。どうなんでしょう?

  

また、これは下記の引用部分になりますが、頼朝が初めて上京したタイミングがいつだったかを明記しているのは、この教科書だけだと思います

(この点はとりわけ山川の『詳説日本史』が最悪です。頼朝西国での平家追討の仕事をすべて弟の範頼・義経らにやらせ自分はその間ずっと鎌倉にひきこもって地盤を固めていたという基本的事項すらも把握できない書き方がされているんです。)

頼朝挙兵以来、北条氏三浦氏などの東国武士たちと主従関係を結んで、彼らを御家人として組織した。そして1180(治承4)年、御家人の統率と軍事警察担当する侍所を設けて、有力御家人和田義盛別当長官)に据えた。さらに1184(元暦元)年、一般政務をつかさどる公文所(のち政所)と問注所を開設し、実務に優れた下級官人らを側近にして職務を分担させるなど、支配機構の整備を進めた。

頼朝後白河法皇要請を受け、範頼と義経平家追討を命じ、1185(文治元)年、長門壇ノ浦平氏を滅亡させた。後白河法皇頼朝権力拡大を恐れて義経を重用し、頼朝の追討を命じたが失敗した。逆に頼朝は、親鎌倉派の公卿九条兼実藤原兼実)らを朝廷重要政務担当する議奏につかせ、反鎌倉派の貴族追放し、義経の捜索を名目に国ごとに地頭を置くことを認めさせた。さらに1189(文治5)年、頼朝義経をかくまったことを口実に藤原秀衡の子の泰衡を攻め、奥州藤原氏を滅ぼした。こうして頼朝東国西国の多数の武士御家人として組織しながら、主に東国支配確立していった。

1190(建久元)年、頼朝挙兵後はじめて京都に入り、右近大将に任命され、後白河法皇没後の1192(建久3)年には、法皇の反対で就任できなかった征夷大将軍に任命され、名実ともに鎌倉幕府が成立した。」

当然ながら『詳説日本史』にも、侍所政所問注所地頭というキーワードは出てきますしかし、治承・寿永の乱とは別項に記述されているため、時系列が分かりづらくなっています

それに比べて、この教科書歴史の流れの中にキーワードを配置しています。だから時系列に即してこれらの言葉意味理解することができるはずです。

  

結びが「名実ともに鎌倉幕府が成立した」という記述になっているのも、味わい深いです。

鎌倉幕府の成立が何年かという論争を垣間見ることができます名目的には1192年に幕府が成立したと言えるが、実質的にはそれ以前から幕府政治機構ができあがっていたというニュアンスを含ませているのでしょう。

  

  

  

あとは、上記引用中の「義経の捜索を名目に国ごとに地頭を置くことを認めさせた」という記述が最高にクールです。

一般には1185年、義経の捜索を名目にして守護地頭が設置されたとされていますし、国ごとに置かれた役職地頭ではなく守護だと暗記している人が多いんじゃないでしょうか?

例えば山川の『詳説日本史』はそうなっています。それによると、頼朝は1185年に「諸国には守護を、荘園公領には地頭を任命する権利」を獲得したとされています守護は「おもに東国出身の有力御家人から選ばれて「原則として各国に一人ずつ」任命され、「大犯三箇条などの職務を任とし」て国内御家人を指揮統率し、とくに東国では在庁官人支配することで「地方行政官としての役割も果たし」ました。いっぽう、地頭は「御家人のなかから任命され、任務年貢徴収・納入と土地官吏および治安維持」です。「頼朝は主人として御家人に対し、おもに地頭に任命することによって先祖伝来の所領の支配保障したり(本領安堵)、新たな領地を与えたりした(新恩給与)」わけですが、このことが御恩と奉公関係となって封建制度の基礎となりました。

  

ところが、三省堂の『日本史B 改訂版』(日B 015)によると、ここの説明がこれとまったく異なります。私が先に引用した項では、1185年の出来事として守護の設置には言及せず、地頭の設置だけが記述されていますしかもその"地頭"は国ごとに置かれたものだとされているのです。

私は最初にこれを読んだとき、わけがからなくて混乱しました。それでがんばって自力で調べてみて(独学なので苦労したナァ)ようやく理解できたのですが、1185年の文治の勅許守護地頭が置かれたとする『吾妻鏡』の記述には疑いがあり、実はこれがかつて学者の間でも論争になったテーマだったらしいのです。

1960年石母田正が新説を発表したのですが、おおざっぱに言うと、新説では、この時点で置かれたもの守護地頭ではなく、地頭(国地頭)だったとしています。それはわれわれが普通一般に知っている地頭(荘郷地頭)とは異なり、一国を統括する強大な権限を持つ存在です。この国地頭はすぐに廃止され消滅しましたが、守護前身となりました。

三省堂教科書は、次項でそのことが説明されています頼朝がはじめは国ごとに"地頭"を派遣して荘園国衙領のいずれからも兵糧米を徴収させていたこと、そのやり方がひどすぎたから反発を招いて、以後は"地頭"に代わるものとして守護を置いた、という記述になっています。またこれに続いて、頼朝は「荘郷地頭と呼ばれる地頭を任命し」、平氏没官領や謀反人の所領跡で「年貢公事徴収治安維持に当たらせた」としています

このように、三省堂教科書では、「国地頭」と「荘郷地頭」をはっきりと区別しているのです。

  

実教出版もこの新説を採用していますこちらも合わせて読んでおくと、国地頭のことが大変よく分かります東京出版は本文の記述が旧説に拠っていますけど、欄外では国地頭が惣追捕使とならび、守護前身として存在していた話をちょこっと説明しています。これらの教科書は「国地頭」論争の成果を取り入れており、学問的に誠実だと思います

それに対して山川の『詳説日本史』は旧説を採用し、1185年に守護地頭の設置が認められたとする断定的な記述になっています。これが他の教科書とのあいだに無用矛盾を生じさせているのです。私と同じようにこの点につまづいて、困惑してしまった高校生が少なからずいるんじゃないでしょうか。

  

なお、山川参考書『詳説日本史研究』にもこの新説の紹介はありません。同社『日本史B用語集』には「国地頭」という用語掲載されていて、そこでは一応説明がされているんですが、あたかも国地頭が荘郷地頭前身だったと思わせるような記述です。

地頭(じとう)⑪:1185年、頼朝要請後白河法皇諸国公領荘園地頭を設置することを認めた。当初は1国単位荘園公領支配する国地頭を設置したが、まもなく平家一族の所領として没収された平家没官領と謀反人跡地に限定した荘郷地頭となった。しかし、公家寺社の強い反対で、一時縮小、承久の乱後に全国化した。任務土地管理年貢・兵糧米の徴収治安維持など。

地頭⑤ 荘郷地頭

  

山川出版日本史B用語集』より

ですが三省堂実教出版東京書籍の教科書によると、国地頭はむしろ守護へと発展的解消を遂げたという記述なんですから、『日本史B用語集』のこの説明とはやはり若干の矛盾が生じています

「国地頭」を教科書に載せている上記の主要3社の文脈に従うなら、この用語独立の項目として取り扱うか、せめて「地頭」の項目じゃなく「守護」の項目にいれて取り扱うべきじゃないでしょうか。

  

(追記 これはインターネット上の情報なので私は未確認ですが、現在は『詳説日本史』にも国地頭掲載されているそうです。近年改訂されたんでしょうか。

予防線を張っておくと、私は高校日本史Bを履修しなかったし、大学理系に進みました。教科書を読んだのは興味本位にすぎません。

はじめに書いたとおり、最新版教科書を持ってません。今回はてブでバズっていてびっくりしましたが、筆者は歴史学の専門家でも何でもないことをお断りしておきます

追記id:HRYKtbykさん、確認をしてくださり感謝です。)

  

  

  

追記

複数教科書を読み比べすることで、『詳説日本史』を読むだけでは見えないポイントが浮かび上がってきます

『詳説日本史』では、前九年合戦後三年合戦のところで、「これらの戦いを通じて源氏東国武士団との主従関係を強め、武家棟梁としての地位を固めていった」とあります。これが後の頼朝挙兵につながるわけですが、それは時代を経てからのことだから教科書のページが離れすぎていて、この関連が把握しづらくなっています

ここで例えば山川出版社『新日本史B 改訂版』(日B 018)のような他の教科書と読み比べてみると、『詳説日本史』がこの簡潔な一文を通して伝えたかたことを理解することができるのです。(上述参照)

  

つぎは例えば、貫高制・石高制を見てみましょう。

『詳説日本史』によると、戦国大名性格は次のように説明されています戦国大名は「新たに征服した土地などで検地をしばしばおこなっ」て、それにより「農民に対する直接支配」を強化しました。そして国人地侍を取り込むため、貫高制を導入しました。これは戦国大名が彼らを「貫高という基準統一的に把握」して軍役を課す制度でした。それでここからすこし時代下り、別のページで豊臣秀吉太閤検地説明しています太閤検地により石高制が確立しました。それは「荘園制のもとで一つの土地に何人もの権利が重なりあっていた状態を整理」し、「一地一作人」を原則とするものです。農民は「自分田畑所有権を法的に認められることになった」わけです。

このような記述だけでも表層的な理解はできると思いますが、実教出版日本史B 新訂版』(日B 014)は、貫高制について「荘園の複雑な土地制度は貫高に組み込まれ大名統一的な国内政治を推進」するものとしています。『詳説日本史』ではせいぜい石高制と荘園制の関係しかからないでしょうが、本書はこのように貫高制と荘園制の関係を明示しているのです。

この視点を最もわかりやす記述しているのが、三省堂日本史B 改訂版』(日B 015)です。本書は貫高制、石高制、荘園制の全部を一つの項目に入れて記述しています。それによると、秀吉太閤検地を行い、「戦国大名の貫高制にかわって、それを発展させて全国に広げた石高制」を導入、その結果「荘園制を完全に崩壊させ」ました。このポイントを把握しておけば、中世から近世への社会の変化を、土地一元的支配確立荘園制の衰退・消滅という視点で見ることができます。本書の特徴は、貫高制・石高制をともにこの視点から語っていることと、しかもそれが荘園制を「完全に崩壊させ」たと言い切っていることです。

ちなみに、東京書籍『日本史B』(日B 004)では、石高制を「近世封建制体制原理」と書いています。これがまったく新しい制度であることを強調しつつ、近世という言葉を使ってその射程を江戸時代にまで広げているのです。)

2017-03-29

http://anond.hatelabo.jp/20170328225956

忖度は悪くない

行政官僚が背任しても追及しにくい状態が悪い

公文書管理責任が軽すぎる、チェックが甘い)

2015-12-17

裁判官性別判決が左右される恐れ

大学の転籍先の一つに法学部がある。法学部文学部経営学部法学部はなんだかんだ面白くない気がしなくない。

夫婦別姓がどうのこうの言っている。

何が正しいのかというのは自分は分からない。別に夫婦別姓再婚禁止期間かいうには自分にとってどうでもいいことだ。

容姿が醜いから結婚できそうにない。

ただ夫婦別姓裁判事実を見ると15人の裁判官のうち女性3人は夫婦同姓は違憲だという判断を下したそうだ。

10人とくに行政官とか役所上がり系の人を中心とした男性合憲判断した。

司法正義をうんぬんというのは、基本的に建前である

しかしたら、この合憲という判断は正しくないのかもしれないし、正しいかもしれない。

ただ、女性はみんな基本的に少なくとも女性には有利な判断を示したという事実から見ると、裁判官性別判決バイアスをかけるということを表している。

それは女性裁判官女性人権にたいしてとても意識があるのかもしれない。

それは素晴らしいことだ。

ただ、裁判官性別によって判断が変わってくるということは、女性裁判官というのが今後さらに増えた時、女性に有利な判断をする可能性があるということを表している。

自分はとても恐ろしいと感じている。自分は醜い男性だ。

基本的にみんなから嫌われる。

とりあえず、司法にはあまり期待していないが、世の中にはもっと期待できない。

男性貧困だって深刻で、自殺率だって高い。そこから目を背けて、比較的同情しやす女性にだけ逃げようとしている気さえする。

首都圏通勤電車によくいる足を引きずっている中年以上にホームレス男性嘲笑ったり、避けるコメントを男女問わずしているのを散見する。

その癖、妊婦などは皆、同情したり助けたりするのだろう。

醜い者でいるのはうんざりだ。

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