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はてなキーワード: 藤本タツキとは

2022-10-26

通じるだろうと思ったボケが通じないのは辛いよね

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/shonenjumpplus.com/episode/316190246906981105

晒すことになって申し訳ないけど、あまりにもひどいなと思ったので。

ながやまこはるという藤原タツキの妹と称するアカウントのことは、藤本タツキ漫画をそれほど熱心に読んでない自分ですら知っている。

もちろん、アカウント運用している人物のことも。

https://twitter.com/nagayama_koharu

なので「妹って誰?ながやまこはるちゃん?」というコメントがどういう意図をもって書かれたかは、氏の漫画を読むファンにはおおむね通じるはずだ。

それが面白いと思うか、「あ、はい」と思うかは人それぞれだと思うけど。

ところがうまく通じなかった人がいたばかりか、そいつに口汚い言葉を投げかけられる始末。辛いよね。

なのに、下手に出るコメント追記するなんて聖人かよ。

自分ならメタブして、なかやまこはるの時点で冗談なのわかるだろボケ文意をくみ取るの下手か!

あとてめえの感想文、なんかこう、なんたら構文といわれそうなアレだな!

くらいのことは言ってやりたくなる。

ただ、これっぽい出来事は、はてブだろうがTwitterだろうが意外と見かけるから地獄だ。

マジレス返されたりして、自分ボケを丁寧に説明している人を見ると、悲しくなってくる。

ボケになってないボケとかしているやつには自業自得だと思うけどね。

2022-10-25

共産主義に思う事

なんか皆「独裁」ばかり指摘してるけど、例えば日本共産主義国家になって(面倒だから過去債務とか無いものとする)「毎月皆35万円もらえるよー、健康保険介護無料だよー」と皆で決定したとするだろ?

そこに独裁もなく清貧な35万で働く総書記長がいたとしても、数年後には相当な人が粛清されるんだよ。

考えても見なよ「往診義務がある20時間働く医者」と「働いてる振りをしながらスマホぽちってる」人が同じ収入なのが共産主義なんだよ。

まず鎖国しなきゃ能力のある人達絶対逃げる、当然だよな?アメリカに行けば数十億もらえる大谷翔平日本にいると毎月35万、チェーンソーマン書いてる藤本タツキも寝ずに書いても35万な?

キューバ野球選手亡命するのはそういう事。

残るのは「才能が無い人」と「サボりうまい人」とかだわ。

当然「そういう能力のある奴らは絶対逃がさない(その人が海外で稼いだ金は皆の給与に!!)」って「民主的」に決まるのよ。

次に起きるのが汗水垂らして自分が働いてる横で携帯で遊んでる奴が出てくる、手を抜いても収入一緒なら手を抜き始める奴らは必ず出てくる。

その横で一生懸命やっても全く収入が一緒、こうなると「俺も手を抜こう」って成るわけだわ。

当然「計画された生産より問題にならない程低い生産」になる。で、その低い生産高だと「働けない病人障碍者」を助けられなくなる。この辺りから「ズルしてサボってるやつらは誰だ?」的な内部告発と、「働けないくせに同じだけ貰えるのはオカシイ」という話が発生し始めるんだよ。皆苦しいんだから、どうしてもそうなる。

ここで大部分の人は「一生懸命働いてるのにこんなに苦しいのはぶら下がってる障碍者やサボってる怠惰な奴らが元凶だ」「そいつらのせいで俺の息子は冬を越せなかった」みたいな感じになると「吊るし」が自然発生するわけだわ。

結局、独裁者の有無に関わらず「人間の愚かさ」で自滅するのが目に見えてる。

2022-10-24

チェンソーマンを読みました

人に勧められてチェンソーマンを読みました。たしか面白い。でもその面白さは、ある程度情緒を育んできた大人が、登場人物たちや作者の意図しているのかしていないのかわからない精神的浅さをスリリングに楽しむ、みたいな方向に昇華して生まれものでしょう。

デンジ動機も、マキマの心理描写のなさも、他キャラクターたちの全く一面的性質も、突然出てくる詰めの甘い設定も、すべて浅いししょうもないけど、それがなんやかんやうまいこと噛み合って生まれ浮世離れした感じにヒヤヒヤニヤニヤして楽しめる。藤本タツキはどこまでそれを自覚してこれを描いてるのかなあ。ぜんぶわかっててやってるならすご〜く良いよね。他のも読んでみたい。

なのに、終盤愛に関する描写が出てきました。嘘でしょ?

そりゃ普段しょうもない人間のしょうもなさを悪く言うなんてことはしません。しょうもないってのはそもそもそんなに悪いことじゃないし、しょうもある(笑)側の人間自分はしょうもありますよみたいな顔して気持ち悪い選民思想を抱くほうが異常。恥づべき行為なのは間違いない。

でもここで愛についてまでしょうもなさで侵すのはやめてほしかった。愛に対してだけは誠実に表現してほしかった。ずっと幼いうちに解決したはずのしょうもなさへの嫌悪嫌疑が沸き立つ。愛について描写はあれだけだけど、じゃああれが愛の全貌だなんて藤本タツキは思ってるんだろうか。愛を正しく理解したいと願う人間が、愛についてまでいい加減なことを書くだろうか。どっちにしろ藤本タツキがわからない。チェンソーマンを勧めてくれた女の子になんて感想を言えばいいかなあ?その点でずっとモヤモヤが消えない。

愛のわからないお前らが!って煽りたいんではないんです。でもたぶんそうなるよね。悲しい。

2022-10-03

藤本タツキ、シラケてるんだけどシラケきれないゆとり末期世代感覚を、最高の形で世に出してくれたって感じでほんと感謝しかない

なんかもうだめだってなった時に読むとなんか友達に悩みを聞いてもらったような気分になる

2022-08-07

馬鹿チェンソーマンのマキマの声が合ってない!」←お前は何様なの?

声が合ってるか合っていないか原作者である藤本タツキ様が決めることだよ?

お前みたいなゴミカス発達障害アスペガイジが決めていいことじゃないんだよ?

合ってないって、何を基準にそう判断したんだ?ん?

お前の脳内にはオリジナルがあるのか?

ばーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーか

2022-08-06

[]ファイアパンチ

藤本タツキ作家性を語る際、『チェンソーマン』や読みきり作品に対し、本作は後回しにされがち。

デビュー作ともいえるし、1話はすごくバズッたんだけど、話が進むごとに脱落者が増えてしまった。

総合すると評価に困る作品で、肯定するにしろ否定するにしろ言語化が難しい。

本作は終始一貫した、重要テーマが実はあるんだけど、それって読み込まないと気づかない。

作品テーマやコンセプトが分かりにくいと、大半の読者は読んでて「何これ?」って感じてしまう。

藤本タツキの持ち味でもある行き当たりばったりな、こけおどし的展開を多用するせいで、なおさら読者が置いてけぼりをくらいやすい。

登場するキャラクター達もインパクト重視で物語に落とし込めてないことが多く、作者がコントロールし切れていないって印象の方が強い。

チェンソーマン』でもその傾向は多少あるけどテーマ道筋シンプルなので、少なくとも読者がその是非を判断できる程度には理解やすくなってる。

粗は依然あるし洗練されてはいないけど、それが気にならないほどの「足し算」ができてるってのもあるし。

ファイアパンチ』はその辺りのバランスがよくない。

あと「それを面白いと思える土壌作り」を読者に提供しないまま話を進めている」ことが難点かな。

駄作とまではいわないし、面白いと思える点も多少あるけど、その結論に至るまでの負担は『チェンソーマン』の比じゃない。

少なくとも、本作をススメてくる輩がいたら、そいつは信用しちゃダメだと思う。

2022-08-05

藤本タツキ天才!!!みたいなムーブあるけど

言うほどそんな天才的な面ってあるかな、絵は上手いと思うけど

anond:20220804004638

俺も藤本タツキ苦手だけど、なんか人物描写の仕方が小馬鹿にしているというか、小馬鹿にしている人の目線で描かれてる感じがしちゃうんだよな。コベニちゃんとか見てると、ダウンタウン松本人志的なものを感じるというか、おっさん劇場見てる時と同じ居心地の悪さを覚える。

anond:20220804004638

自信家でめちゃくちゃ嘘つきな甘えん坊は存在するし

欲望に素直で力を持ってしまったようなやつもこの世に存在するんだよな

インキャラがこういう性格ジャンプ漫画は珍しかったが、

人間としては全然あり得る範囲と思う。

問題は、その人間像を成り立たせた心理描写や生育環境

漫画家が突き詰めて描くかどうかであって

チェンソーマンでは分かりやすく描いてなかったってだけ

ただ2部や短編も見て気づくが、

それは藤本さんの作風なんだろね。

漫画家にも得意な引き出しの種類と開け方があって、

派手な展開は得意

印象的な台詞が得意

直情的な若者キャラが得意(たぶん藤本さんの性格に近いと想像

深い心理描写の引き出しはまだそんなにない

みたいなな感じだろうと勝手想像

ゆえに藤本タツキ漫画って、いつもとても面白かった!という感想と謎の虚無感が余韻としてあるんだよね。

anond:20220804004638

我はジャンププラスチェンソーマン20話くらいまで読んだ者

藤本タツキ先生作品は他にはSQに載ってた読み切り予言のナユタと妹の姉を読んだ事がある

自分タツ先生作品好きだけどこの元増田が言わんとせん事も何となく分かる

デンジくんみたいな自分欲望に正直で美味い飯食いたい、美人おっぱい揉みたい!って主人公は本当最近だと珍しいから好きだけども

元増田の描いて欲しかったところが描かれてなかったか微妙に感じた、って感覚はそういう見方になる人も居て当然だと思う

我は最近作品だとドクターストーンがもう滅茶苦茶大好きでドハマリしてるんだけど、ネット感想見るとつまんねえ何が面白いの?って人が増田にもブコメにも居たし

作品好き嫌いなんて人それぞれだし我も作品好き嫌い激しい方だからキツイ事言う人が居てもそんな物だと割り切ってほしい、辛いだろうけど

2022-08-04

anond:20220804222650

ルックバック」と「さよなら絵里」は「藤本タツキ」の名前隠して出したら絶対あそこまで評価されてねえよなぁって正直思う。

隠しても絵柄で即バレるから無意味

ハイロンパッパ

anond:20220804004638

藤本タツキ漫画読んで「まるでタランティーノ映画だ」とか言う奴見るたびに「タランティーノ映画たことねえのかよ馬鹿が」って思うわ。

藤本タツキ漫画嫌いじゃないけど、藤本タツキ好きで「天才」とか熱狂してる信者がすげえ嫌い。

ルックバック」と「さよなら絵里」は「藤本タツキ」の名前隠して出したら絶対あそこまで評価されてねえよなぁって正直思う。

anond:20220804202047

藤本タツキは凄いクリエイターであることは疑いの余地がないと思うけど、異常な量の映画を見てるタイプ人間が作る作品って意味でのテンプレ感が強いんだよなあ。個人的には。

異常な量の映画を見てテンプレに到達できる人間ほとんどいないのでそういう意味でめちゃくちゃ凄いのはそうなんだけど。

開成出身東大法学部を出て経産省に入って事務次官になりましたみたいな感じというか。

ヒーローの心はノンフィクションなのか?

https://anond.hatelabo.jp/20220804004638

これを読んでいてふとそんなことを考えた

自分チェンソーマンを読んでいるのでこの人が言うニュアンス理解できる

ただ、指摘されたキャラクターが心がないように映る!っていうのは、作劇上キャラクターとして、そもそも人間ではない等々共感し得ないタイプキャラなので、これに関しては藤本タツキが「あえてわざと」そうしている、という話ではある

から、そう読めたというのは読み方として正しいし、作者の意図は感じられている状態になる。つまりこの人は漫画を読めていないわけじゃない

では、それを踏まえた上で、「なぜそれが不快なのか」というところになる

いや、そもそもこれ実はとても真っ当な感想で、だって藤本タツキはわざと不快になり違和感を持つようにそのキャラを作っている部分があるから、という理由になるからだ。

まりこの疑問というのは、『じゃあ、なんで、わざわざこういう共感できないキャラ主人公として、さらに味方側にも配置したのか』というのが本質にある

この疑問にに関しては、藤本タツキはいろんなインタビューで語っているのだが、この作者の作品というもの基本的に世の中に対しての「怒り」駆動で出来ており、チェンソーマンはその「怒り」の原因に対してのヒーローからだ。

ここで重要なのは「怒り」という感情人間はどういう時に抱くかという問題で、それは大抵の場合は「理不尽」なのである

道理の通らない自分ではどうしようもない不幸や絶望的な状況、助けられない何かを見た時に人はそれに対して「怒り」を持つ。これが基本的な怒りの発露だ。

なので、ヒーローというもの私たちが想定した時にヒーローとはこの理不尽を打破してくれる存在になる

さて、ここで任意ヒーローを思い浮かべてほしいのだが、ヒーローというのは大抵においてある種の神的パワーを持つ存在として描かれる。これは前段の話を考えれば当たり前で「理不尽」に対抗するには理から外れた存在、「別の理不尽」で対抗するしかない

この場合「別の理不尽」というもの人間の理や感情に沿わないものなので、物語インフレすればするほど、どんどんと理解範疇外になっていき、共感しづらくなっていく

ドラゴンボール悟空共感できる人間ワンピースルフィ共感できる人間というのは部分的理解共感はできても、おそらくそ思想丸ごと受け入れられる人は少ないだろう。これはワンパンマンとかだとより顕著になる。

まりヒーロー文脈において僕らはヒーローそれ自体に「心や理がある」から共感しているわけではないのだ。そいつらが世の中のどうしようもない「理不尽」をぶったおしてくれるところに、スカッとしたくて見る部分がある

から、この人の言説に乗るのであれば「ヒーローの心は基本フィクションだし、その敵もまたフィクションだよ」ということになる

これ自体おかしなことでもなんでもなく、悟空に対してこいつやべえよなって思っている人はいっぱいいるし、ルフィに対して引いている人間はわりといる。多分Twitter検索したらそこそこ出てくるくらいには。

なので、増田不快感というのはわりと一般的ものだと思うし、そこに共感できないのは当たり前で、物語の優先度が違うから面白く思えないのはしょうがねえよなあってところだ。

ただ、もし、この増田がこれらのヒーローものを読んでいたとして、チェンソーマンより不快感を持たなかったのだとしたら、その差異はどこにあるのだろうか?というのは気になる

これに関しては、仮説というかおそらく「共感できる人の少なさ」と「読者が共感できそうになった人から死んでいく」というチェンソーマン特有の作劇の問題かもなあ

チェンソーマン主題は前述した通り「世の中に対しての理不尽(恐怖)に対しての怒り」であり、その恐怖っていうものを前提として見せなければならない

から共感できる理の側の人間文字通り理不尽に殺されなければならない。そうしないと、理不尽キャラとして出せないからだ

から、そういった意味で「心がノンフィクションキャラ(もしくは、ノンフィクションになったキャラ)は確実に死んでいく」ので、後に残るのは理不尽な奴しかいない

この共感キャラドラゴンボールだと生き返るし(クリリンとかヤムチャとかブルマとか)、ワンピースでもわりと生き残ったり報われたりするので、不快感は少なくなる。また生き返らせる、生き残らせることができるのはこれらの作品ファンタジーからだ。つまり、この場合作品世界フィクションで、生き残るキャラたちはノンフィクション(心がある)」になる

でも、藤本タツキは理が理不尽に侵されるというものに対しての怒り駆動なので前提として侵される瞬間をまっすぐに描くし、それを取り返しのつかないものとして描く

だって理不尽に奪われたものは取返しつかないでしょ?リアルだと

藤本タツキの書くものはそういった意味で「作品世界ノンフィクション、生き残るキャラたちはフィクション」となるので、この違いが大きいのかなと思う

まあ、いずれにせよ増田の感じ方はもっともで個人の感想としては至極真っ当に合わなかったんだなあというのがあるので、問題ないと思うよ

藤本タツキ天才

「私この作品好き!(っていえば変わってる作品が好きなオレアピールになるやろなぁ(ニチャア))」という需要

「私この作品嫌い!(っていえば世間で人気な作品が嫌いな変わってるオレアピールになるやろなぁ(ニチャア)」という需要

「私この作品ファン嫌い!(っていえば世間迎合しないオレアピールになるやろなぁ(ニチャア))」という需要

これ全部自由に満たせるわけわからんマンガ描くやつ他におらんやろ

anond:20220804004638

藤本タツキ作品全般趣味は合わんなーみたいな友達オタク語りしているのを延々と聞かされてるような気分になるので私もノットフォーミー

元気なときはまだ流せるけどちょっと疲れてるときにはしんどい

作品とは会話のやり取りができないか友達以上に向こうからの歩み寄りがないしね

とか書いてたら「趣味合わんなーみたいな友達からチェーンソーマン感想送られてきててちょっと笑った

anond:20220804004638

それをしないかチェンソーマンダメ、とか結論づけるよりも

「なぜチェンソーマンはそれをしないのか」とか考えるのが面白い

 

まさにそういう部分が藤本タツキ独自性であり良さってとこある。

狙ったB級映画感というか。

チェンソーマン、私にはめちゃくちゃ合わなかった

個人的に肌に合わないという感想なので、ファンの方は読まないことを推奨します。

チェンソーマンで頭が痛くなった理由

藤本タツキ天才」と絶賛する友人から勧められて、漫画喫茶11巻まで一気読みしてきた。

結果、頭痛に耐えながらこの日記を書いている。

絵は迫力があるし、キャラ可愛い。展開も面白いと思う。でも私には合わなかった。

Twitter感想検索しても手放しの大絶賛ばかりで肩身が狭い。

何がここまで合わないのか。読んでいて疲れるのか。わからなくて帰宅してからずっと考えた。

たどり着いた答えは「人物が不自然」だった。

人物の不自然

ここでいう不自然さとは、リアルな心の辻褄が合っていないということ。

レゼは少しだけ多面的に描かれたので読むのが楽だったが、他のキャラクターは心に奥行きがない。

全然そんなことない!と怒りを感じた人は、たぶんファンの人だと思うのでこのページを閉じて欲しい。

パワーを例に取ってみる

強気で無遠慮で素直。

実は臆病で逃げグセがある。虚言癖もある。

こういった設定がリアル人物として像を結ばない。

いくつか、個人的違和感が大きい部分を挙げてみる。

臆病だけど強気という設定。

臆病なのに強気に振る舞っているなら、そこには臆病さを隠す理由がある。

例えば、弱い自分を受け入れられないとか、強くなければ必要とされないと無意識に感じているとか。

そんな不安が根っこある人間は、素直に人に甘えられない。でも、デンジ無防備に甘えるので違和感がある。

虚言癖。

そこにも必然性がある。意味もなくあんなに嘘をつく人間はいない。心理的メリットがあるから嘘をつく。

過去環境などが原因で、そのままの自分では必要とされないと感じて、話を膨らませたり、強がったりしているケースが多い。

しかし、パワーからそんな闇は見受けられない。初登場からずっと素直でわがままに振る舞っている。

仮に「ワガママ子どもっぽい自分」が彼女の鎧だとするならば、それに反する一面が一瞬でも描かれなければ不自然だ。

全てが作品内で見える必要はない。描かれていない部分もあるだろう。

でも例えるなら、途中まで描かれたスケッチの陰影に違和感があるのと似ている。「そうはならんやろ」という感じ。

どのキャラクターからも、心の奥の辻褄が合っていないような印象を受ける。

その違和感を解消したくて読み進めるが、いつまでたっても解消されないのでどんどん疲れてしまった。

デンジですら心の奥が見えない

一番、心理描写がされていたのはデンジだ。

wikiから引用すると

性格は非常に単純で、大胆不敵かつ自信家。物事を深く考えることが嫌いで自分欲望に常に忠実」

とのこと。

でも、過酷な幼少期に耐えた心の痛みや、父親に関する重要記憶を消してしまうほどの辛さがあったはずだ。

そこにデンジの核心がある。誰にも見せていない深い闇がある。

父親記憶が戻ったときは「やっと心理描写が見られる!」と思ったのだが、廃人になった外見描写だけで終わってしまった。

おい!一番いいところ!!!!!

あんなに心の扉の描写しといて、その先の葛藤は見せてくれないのか!!!

凄くがっくりした。

なんだかいつも、心の一番奥の描写になるとするりと避けられているような気すらする

マキマもそうだ。

クールフランク女性。いつまで経っても、その一面的性格しか出てこない。AIなの?

どんな人物で、どんな心理があって、どんな背景があるのか、リアルに感じられない。

物語最後で「立場故に孤独だった」「対等な関係を求めていた」ことだけが描かれるが、それだけだった。

人間の心の内がクールフランク孤独だけではあり得ない。もっとマキマさんのリアルな心を見たかった。

作者自身、マキマさんの心理をそれ以上知らないのではないかとすら感じた。

心だけはノンフィクションであってほしい

人物の心がいつまでもリアルに描かれない。これが私にとっては大きなストレスになった。

AIハリウッド映画を演じているようで、展開の面白さが入ってこなかった。

どんなにぶっ飛んだ世界観でもいいけど、心だけは本物であってほしいじゃないか

勧めてくれた友人に「面白かった。でも…」と軽くこの話をしたら、やっぱり不満そうな反応が返ってきた。せっかく勧めてくれたのにごめんよ。

それ以上言えなくてここに書き散らした。書いているうちにロキソニンが効いてきたし、気持ちも落ち着いてきた。

たぶん、共感してくれる人が一人くらいはいるんじゃないかなと思っている。

追記

みなさん、色々コメントありがとうございます。初増田だったので、賛否両論でも反応いただけて嬉しいです。

上の内容は、けして心に理屈が通っている作品でないと駄目だということではありません。

チェンソーマン自分に合わなかった理由を探り、不自然な印象として受け取ったものをなんとか言葉にした感じです。

増田に書いた理由は、友人が「心の話は難しい」と言ったのでストップしたものの、うまく説明できずどこかで言語化たかたからです。

(書き添えておくと、この友人とは付き合いが長く、勧め合った作品感想を遠慮なく伝え合う仲です。)

もう少しコメントが増えたら、友人に見せてみようと思ってます

2022-07-28

サブカル趣味

自分サブカル系だと思ってたけど全然違うなってことを最近自覚した

増田とかよく見てるし、昔は2ちゃんねるも見てたし、ウェーイって飲み歩く趣味はないし、御茶ノ水とか神保町とかブラブラして雑貨屋とか入るの好きだし、絵を描いたり楽器演奏したりが好きだからジャンルとしてはサブカル系かなーと思ってた

でも映画邦楽も興味なかった

アニメ漫画も見てなかった

森ガールにも憧れなかった

キノコヘアーも憧れなかった

藤本タツキノットフォーミーだった

じゃあ何系かと言われるとよくわからんけどとりあえずサブカル系ではないことに気付いた

2022-07-27

藤本タツキ漫画ってさ

藤本タツキが描いてなかったら見向きされないような漫画ばっかだよな

2022-07-25

バイト日記

 私が出勤してから5分後くらいに出勤してきたAさんが事務所に入って来るなり、部屋中に新商品の某炭酸飲料臭いが満ちた。最近Aさんは某炭酸飲料ハマっているそうで、この間のシフト中にこっそり某炭酸飲料をお買い占めしていたほどなんだが、毛穴からフレイバー臭いが出るほど飲むとは。某炭酸飲料がとても美味しいとAさんが言うから、先日私もそれを買って飲んでみたが、強烈な臭気のするゲロ甘い炭酸飲料だった。強炭酸水で三倍稀釈してやっと飲める味になったが、稀釈しても臭いの勢いが衰えないのに辟易した。

 Aさんからチェンソーマン』をごりごりにおすすめされたが、「見ないです。」の一言でぶったぎった。『ルックバック』で藤本タツキは not for me とわかったので要らないです。

 五時間シフトのなかで前半三時間は忙しかった。コロナ感染者数が過去最多なんてニュースも、もはや人流を変えることはできないんだな。でも、マスク使い捨て手袋装備で買い物に来ていた慎重派の常連さんたちは来なくなった。

 Aさんの休憩中に一人で店番をしていたら、ある家族連れの客が店の出入口にしゃがんで大騒ぎ。なんか、虫でも落ちていたのだろうか? 当店には時々クワガタが落ちている。その時もクワガタがいたんならその騒ぎもわからなくもない。母親父親に何か指示を怒鳴り、子供達(小6か中学生くらいでなかなかに体格がよかった←普通店の中で走り回る歳じゃねえだろの婉曲表現)が凄い勢いで駆けつける。ギャーギャー騒ぎながら床に落ちた何かにスマホを向けて写真動画を撮っていた。他に客のいない時だったのでほっといた。

 今日は来客数は多かったが飲み物しか買わない人が多くて、おにぎりサンドイッチ惣菜パンもものすごく沢山売れ残った。なのに辛い味のFF商品カップラーメンはよく売れた。

 とある常連お客様最近ビールと一緒にトマトジュースをよく買って行かれるのを見て、

レッドアイ自分で作るのにハマっているのかなあ」

 と言ったら、Aさんがレッドアイって何ですか? というので、ビールトマトジュースで作るカクテルって答えたら、なんか尊敬の目で見られた。Aさんはお酒を一滴も飲まないので、カクテルの作り方を知ってるというだけで異世界の住人に見えるらしい。なお、私もお酒を飲まないのだが、レッドアイを知っている理由はといえば、トマトジュースは大好きでビールは大嫌いなので、レッドアイを初めて見た時にビールトマトジュースを入れるなんて最初に考えた奴は頭がおかしいと思ったせいで強く印象に残り記憶したってだけである。そうでもなければ、カクテル名前なんか現物を見ても秒で忘れる。

 月曜からシフトが大変なことになっている。というのも、今月一杯でバイトを辞めるDさんが、今週からすでにシフトにほぼ入らないからで、そして女子フリーターアルバイトさんもシフトを半分に減らしたからだ。

 女子フリーターアルバイトさんは本当は辞めようと思っていたらしく、オーナーに辞めますLINEを送ったのだが、オーナーが「死んでしまます」とくそ重い返信をしてきたので踏み止まった……のではなく(オーナーの返信がクソ重かったのは本当)、シフトリーダーに辞めない方がいいとアドバイスされたので考え直したらしい。

 で、女子フリーターアルバイトさんが何でバイトを辞めようと思ったのかというと、ガールズバースカウトされたからだった。大分から女子フリーターアルバイトさんがガールズバーで働きたがっていたのは私も知っていて、シフトリーダーがいいじゃんやっちゃえよと背中を押しまくっていたのも知っていたけれど、まさか本当にやるとは。シフトリーダーは、女子フリーターアルバイトさんに「ガールズバー一本だと車とかのローンを組む時に審査下りいから、コンビニバイトと掛け持ちでバイトしたらいいよ」とアドバイスしたそうだ。そんなこと、オーナーにバレたら女子フリーターアルバイトさんは即クビになるだろう。

 AさんがDさん経由で聞いた話によれば、ガールズバーに「スカウトされた」という経緯がなんかおかしい。正しくは、「親切な人の紹介で(県内一の繁華街にある)ガールズバーで働くことになった」というのだそうだが、どうもそのとても優しいという「親切な人」が夜の繁華街跋扈しているスカウトにしてはなんかおかしいのだ。そもそも、このご時世にガールズバースカウトなんかがそこら辺にいるのかというのも謎だけど。

 ともかく、女子フリーターアルバイトさんは優しい親切な人が紹介してくれたガールズバー体験入店に、嫌がるDさんを伴って行ってきたのだが、駅からその店に行く途中で二人組の男達に声をかけられた。女子フリーターアルバイトさんとDさんは「今出勤するとこなんで」と言って断ると、二人組の男達は女子フリーターアルバイトさんに名前は? とか、勤め先はどこ? とか、個人情報を聞き出そうとしてきて、それに女子フリーターアルバイトさんは全部素直に答えてしまった。

 それからガールズバーに着いて体験入店をした訳だが、体験入店開始すぐに例の二人組が来店して女子フリーターアルバイトさんを指名した。そこから客が途絶えることはなく指名をいくつももらって、沢山の給料をもらった。女子フリーターアルバイトさんは、ただカウンター越しに客とおしゃべりしているだけで指名が取れて、自分の飲み代はぜんぶ客持ちで、基本給の他に指名料ぜんぶ貰えて、しかも待機時間も時給が貰えるというし、世の中にこんなにいい仕事があるのかと大喜びで、もはや完全にその気になっているらしい。

 しかし、ガールズバーの全てが悪い訳ではないだろうけど、その店は本当にいい店なのか? というかそもそも、本当にガールズバーなのだろうか? 実はガールズバーの皮を被ったパパ活斡旋業者実態はただの管理売春)だったりしないか? と、私は大いに疑問に思った。そもそも、優しくて親切な人が本当に優しくて親切だったら、10代の女の子にお水風俗仕事を紹介したりはしない。

 シフトリーダーは昔ガールズバーで働いていたことがあるらしいのだが、シフトリーダーや私の若い時代ある意味平和からよかった。そういう所に来る客は所詮普通の男達ばかりであり、普通の男達は本当に「普通」だった。ところが今はどうだろう。普通の男達の間にも普通ではないやり方が共有されている。例えば、女の子のグラスに薬物を混入させる方法とか。そういうのがまるでよくある事のように広まっていて、被害に遭った女の子達の体験だってネットに書き込まれている。

 私だったら若くても今なら絶対そんな仕事はしたくないから止めるけど、シフトリーダーはなまじ自分がそれで痛い思いをしたことがないので、やればいいじゃんカッコいいじゃんと勧めまくってしまう。ま、モテる事が人生価値だと思っているような人だからなあ。

 女子フリーターアルバイトさんが勤めようとしているガールズバーがまともな店であったとして、そんな所に入っても見た目の可愛くてしかもデキる女の子は掃いて捨てるほどいるというのを思い知るだけなので、見た目への拘りとコンプレックスが強すぎる女子フリーターアルバイトさんは、病むだけだろうなと思うが。まあそういうとこがあるから変なのに狙われるのか。

 という話を帰宅後に夫に話したら、そんなん、堕ちる奴は誰が止めようがわざわざ自分で堕ちる道を一々選んで堕ちて行くんだからほっとけば? と鼻で笑われた。

そもそも、そんな話を直接でなく又聞きしてる時点でお前はもうその子に何か言う資格のある奴じゃないし。彼女に言えるのはシフトリーダーとDさんだけだって彼女自身が選んだんでしょ?」

 結局、私がムキになっているのは嫌いなシフトリーダー若い子に選ばれたからで、もう既に敗北してるんだから、醜く嫉妬拗らせてないで、そんな下らないことはさっさと忘れてしまえっていう。軽率に夜の仕事に片足突っ込んでも負け知らずのシフトリーダーの事が妬ましくて、若い女の子が美貌で大金稼ぐのが憎らしいだけないんでしょ? はいはい、オバサンの嫉妬乙。あー、醜いねぇ。

2022-07-23

web漫画は連載に特化していく

と思ってるし、実際ジャンプ+で人気のダンダダンなんかは毎週毎週のその時の面白さを重視してどちらかというと整合性とか話の流れは無視しがちだよね、金玉を探す話なんか最近までほっぽりだしてたし。

藤本タツキファイヤパンチ以降、第一話でバズることを目的インパクトのある展開を持ってくるのは顕著になっていったけど、元々web媒体拡散力が強み。またジャンプ+なんかは原稿料とは別に閲覧数ごとに広告収入を渡してるからバズることと、商業的に成功する事が両立できている。

【第53回】ジャンプ+の原稿料広告収入戻しなど ぶっちゃけいくらもらえるの?https://rookie.shonenjump.com/info/entry/201907_blog

youtubeのように単行本の売上よりも広告収入が上回る時代がすぐそこまできている、ワンピース鬼滅の刃単行本売上よりも広告収入が主軸で稼げる時代がくるのだ。

ここら辺の男子高校生の日常くらいから今のジャンプ+の興盛くらいまでのweb漫画の商業的な試みについてまとめた漫画評論blognoteか何かで書こうと思うけどもの草なのでなんも進まない増田なのでした。

2022-07-03

週刊少年ジャンプ史上最も偉大なマンガ20

https://anond.hatelabo.jp/20220701203714

↑を見て日本マンガ史の重厚さと幅広さを実感し、媒体レベルでまとめるのは無理だと悟った

せめて出版社掲載誌レベルじゃないと議論がとっ散らかりすぎるから一旦みんな好きそうなWJ作ってみた(ジャンプ専業とそうでない人の比較においてアンフェアな気がしたので作者単位ではなく作品単位にした)

選考基準独断偏見しかなく、強いて言えば後世の作家への影響、言語化できないジャンプっぽさを重視している。ランキングではなく、連載開始順に並べただけです

1.ハレンチ学園 作:永井豪 1968年創刊号 - 1972年41号

黎明期レジェンド枠。現代観点で言えばいろいろと問題ありそうだけど、サービスエロジャンプマンガの大きな側面を担っていた事実否定できないし、そもそもこの作品の売上が無かったらジャンプが存続してたかも怪しいので入れざるを得ない。

2.男一匹ガキ大将 作:本宮ひろ志 1968年11号 - 1973年13号

黎明期レジェンド枠2。ジャンプ黎明期の売り上げを支えつつ、不良系マンガを一大ジャンルとして確立させた意味で実は物凄く偉大な作品なのでは?という印象。これが無かったら東リべも存在しないよ多分。

3.こちら葛飾区亀有公園前派出所 作:秋本治 1976年42号 - 2016年42号

ギネス記録である40年にわたる長期連載、そしてサブカルチャー全般積極的に題材として取り入れたことで現代日本風俗文化を凝縮したような史料価値を持つ作品になった点を評価したい。

4.リングにかけろ 作:車田正美 1977年2号 - 1981年44号

黎明期レジェンド枠3。売り上げもさることながら、見開きを用いたド派手な演出の数々や、「荒唐無稽能力バトル」というジャンル確立させた点を評価したい。(このジャンルパイオニアアストロ球団なのだが、後進への影響はこちらが上かなと思う)

5.キン肉マン 作:ゆでたまご 1979年22号 - (週プレNEWSで連載中)

リングにかけろ確立したバトルマン路線を、当時の少年たちが大好きだったプロレスに絡めることでさらなる高みへ導いた作品という認識。初めてのジャンプ黄金期を作った作品で、キン消しとか一般社会への影響力もすごい。

あと個性豊かなキャラクター関係性が面白い。「友情努力勝利」の「友情」はほとんどキン肉マンで作り上げられたイメージなんじゃないかな。

6.キャプテン翼 作:高橋陽一 1981年18号 - 1988年22号

勝利友情といったそれまでのスポーツマンガの王道を抑えるのみならず、サッカーという競技本来リアルな楽しさにフォーカスすることで、現実社会でもサッカーブームを巻き起こした。マンガ史全体としてはドカベンがそういうジャンルパイオニアだけど、ジャンプで言えばキャプ翼がそれ。海外で人気が爆発したほぼ初めてのジャンプ作品という点も評価したい。

7.北斗の拳 作:武論尊原作)、原哲夫作画1983年41号 - 1988年35号

80年代ジャンプ象徴といえる作品。創刊以来、ジャンプの主たる系統であった劇画タッチハードボイルドな男向けの作風の最高到達点だと思う。

8.ドラゴンボール 作:鳥山明 1984年51号-1995年25号

90年代中盤のジャンプ黄金期を牽引した作品であり、連載が終了してなおもジャンプ日本マンガ文化の頂点に君臨する作品。急激な路線変更、無理やり感ある後付け設定と引き延ばしなど、負のジャンプらしさをも象徴している。

9.ジョジョの奇妙な冒険 作:荒木飛呂彦 1987年1・2号 - (ウルトラジャンプにて連載中)

国民作品として定着してきたのはここ数年って感じはするけど、現代異能バトルマンガはほぼ全てジョジョ3部の影響下にあると思うので入れざるを得ない。

10.SLAM DUNK 作:井上雄彦 1990年42号 - 1996年27号

スポーツマンガの金字塔としてやはり外せない。勝利と成長の喜び、敗北と挫折の苦さがこれ以上なく詰まっている。マンガの域を超えて心に響く名言が多いのも特徴だと思う。

11.るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 作:和月伸宏 1994年19号 - 1999年43号

特筆して後世への影響や売り上げがずば抜けている印象はないけど、DB幽白スラダン終了後ワンピナルトブリーチが現れるまでの柱としてジャンプ暗黒期を支えた世代代表として入れておきたい。

12.遊☆戯☆王 作:高橋和希 1996年42号 - 2004年15号

ここに入れるのはだいぶ攻めてるような気もするが、集英社における映像媒体以外のメディアミックスとして最大の成功例ではあるのでね。お金正義

13.I"s 作:桂正和 1997年19号〜2000年24

ラブコメから選ぶならこれかな。ジャンプの主たる読者層である10代の甘酸っぱい青春がこれ以上なく伝わってくる作品肉感的なエロさを持った絵は典型的少年マンガっぽくありつつ、キャラクター内面を繊細に描き出す表現力が見事。

14.ONE PIECE 作:尾田栄一郎 1997年34号 - 連載中

大河ドラマ的な作風であったり、連載中であったり、作画コストが高すぎたりで他作品へ与えた影響がまるで感じられない(マネしたくてもできない)点が評価を迷うポイント。でもなんだかんだ国民マンガジャンプ看板地位は譲ってないのがすごい。

15.HUNTER×HUNTER 作:冨樫義博 1998年14号 - 連載中

残酷で先の読めない展開、異常に複雑で難解な設定、それでいて少年マンガ的なシンプルな熱さを持ち合わせた稀有作品。「続きが気になるマンガ」を描かせたらなんだかんだ冨樫の右に出るものはいない。

16.NARUTO 作:岸本斉史 1999年43号 - 2014年50号

まあ、国外で最も人気のあるジャンプマンガなので(適当)。

17.ボボボーボ・ボーボボ 作:澤井啓夫 2001年12号 - 2005年50号,2006年3号 - 2007年31

純粋ギャグから一作入れたかった。読者をただ笑わせるパワーにおいて、この作品を超えるものジャンプ史上ないと思う。

18.DEATH NOTE 作:大場つぐみ原作)、小畑健作画2004年1号 - 2005年11号,2005年20号 - 2006年24

サスペンス主体としたマンガとしてこれ以上ない完成度。ジャンプ作品って大別するとバトルものスポーツもの恋愛ものギャグもののどれかになると思うんだけど、それ以外のジャンルで最も成功を収めた作品な気がする。

19.鬼滅の刃 作:吾峠呼世晴 2016年11号 - 202024

ワンピース以降不在だった、圧倒的な看板力を持つマンガ

趣味多様化出版不況といった逆風を跳ね返せる力がマンガにはまだあると示してくれた功績がデカい。それは単行本の売り上げや映画興行収入より何倍も価値がある。

20.チェンソーマン 作:藤本タツキ 2019年1号 - 2021年2号

今のジャンプジャンプ+がどんどんジャンルレス化している主たる要因はやはり藤本タツキだなーと思う。コンセプチュアルでありながら大衆性少年ウケを奥底に秘めた感じというか。まだそこまで顕在化してないけど、今後10年でタツフォロワー無限に産まれそうな予感がするので入れておく。

浅尾いにお好きな奴と藤本タツキ好きな奴すげえ苦手だわ

浅尾いにおの漫画藤本タツキ漫画も嫌いじゃないんだけど、コイツら好きな奴の雰囲気が好きになれない

良さがわかる自分が好きな感じがにじみ出てて苦手なんだよな

ただのグロ好きな奴を根本敬軽蔑してる感覚に近い

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