はてなキーワード: 胡椒とは
世の中に卵料理は無数にあるが、ここまで卵の魅力を引き出している卵料理は他に類を見ない。
黄身の魅力と白身の魅力は明らかに違う。レバーやタラの白子のようにこってりと濃厚な黄身は味覚を最大限に刺激する。
一方で白身は保水性が強くプルプルの触感は触覚を最高に楽しませる。
さらに白身は焼くことによってできる焦げの香ばしさが、嗅覚を刺激して楽しませる。
目玉焼きは味覚、触覚、嗅覚のいずれをも素材によって刺激する最高の調理法と言える。
黄身と白身。どちらも美味しいものなのだが、何の因果かこの二つは混ぜるとお互いの魅力を殺してしまう。
水分が多い白身は濃厚な黄身の味を薄めてしまうし、低温で固まる黄身は白身の弾力性を殺してしまう。
だからこの二つを混ぜてしまうオムレツや卵焼き、スクランブルエッグはそれぞれの魅力が平均化されて黄身の濃厚さも白身の弾力もどっかにいってしまう。
黄身の濃厚さを生かしている料理といえば、味噌漬けやカルボナーラだ。
世の中にはシチューの素を使ったカルボナーラといった得体のしれないものが出回っているが濃厚な卵の黄身こそがカルボナーラの魅力であると私は思う。
黄身の濃厚さはしっかり生かし切っているものの、白身が全く登場しないのがこれらの弱点である。
和製カルボナーラとも呼ばれる釜玉うどんには白身が入っている。単純な料理だけに素材の魅力は引き出しているが卵焼きと同様に白身の水っぽさが濃厚な黄身の味を薄めてしまう。たまごかけごはんもしかり。
白身のプルプル感を生かしつつ、黄身の濃厚さを楽しめる料理にゆで卵とポーチドエッグがある。
この二つも単純な料理法で茹でることで白身の保水力を生かしてプルプル感を強調しているし、温めることで濃厚な黄身の味は強くなる。
香辛料を使わずに嗅覚も刺激する目玉焼きがいなければどちらも最強の卵料理の座が狙えたはずだ。
さて、ここまで話したところで最高の目玉焼きの仕様を考えてみたいと思う。
目玉焼きの焼き方は大きく分けて片面、両面、蒸し焼きの3種がある。それぞれの特徴を簡単にまとめると、
・片面:焼くのに時間がかかる。見た目が白と黄色で美しい。白身のカリカリ感が強い。
・両面:焼く時間が短縮できる。両面が香ばしくなるが片面や蒸しのカリカリ感というよりは表面が香ばしくなる
・蒸し:焼く時間が短縮できる。白身のプルプル感が増す。黄身の表面に膜がはる。
黄身の濃厚さ重視なら片面、時短と白身の香ばしさ重視なら両面、時短と白身のプルプル感重視なら蒸しだ。
また、黄身の火の通し方には以下の3つがあり、白身はちゅるちゅる感を残すがプルプルにするかに分かれる。
レア:黄身を真上から崩したときに液状になって流れ出す。温まって生卵より濃厚さは増すがミディアムほどでない。一番美味しい部分が皿に流れてしまう。
ミディアムレア:黄身を真上から崩したときに液状部分があるが黄身の上部の中で収まる程度。水分が抜けて濃厚になっている。
ミディアム:ゆで卵の黄身ほど火は通っていないが形がほぼ固まっている。水分が抜けて濃厚になっているが下の方がややパサつく。
ウエルダン:ゆで卵の黄身に近い触感。水分が抜けているがタンパク質が変質して舌に絡みにくくなり濃厚な味を感じにくい。
以上を踏まえて勝利条件を以下に設定する。
・黄身が濃厚なミディアムレア~ミディアムに焼く【優先順位1位】
・白身表面はプルプル感を重視して生の状態を残さない【優先順位3位】
黄身の濃厚さが優先順位1位なので焼き加減がコントロールしにくい両面焼きを却下。
蒸し焼きにするとカリカリ感が薄まるので片面焼きをチョイス。
黄身の内部にゆっくり火を通すので強火厳禁。卵はできれば常温がいい。
油がフライパンの表面に均等に広がってカリカリ感がアップするので鉄フライパンがおすすめ。
ただし強火を使わないのでテフロンでも十分。コーティング死んでるくらいがちょうどいいが熱伝導率が高いアルミなので焦がしすぎないように注意。
(1) フライパンを余熱して油を投入する。軽く揚げるイメージで多めに(大さじ1くらい)入れて熱する
(2) 卵をできるだけ低い位置で割る。白身の半径が小さくなるのと黄身の物理的ダメージが小さくなる
(3) 弱火で7分から8分程度、白身がカリカリになり、黄身の表面の反射が弱くなるまで焼く。
味付け:
塩と味の素がおすすめ。卵と味の素の相性は異常。白身と黄身のコントラストも生かされる。
特に臭みの強い素材ではないので白身の香ばしい香りを消さないように胡椒は使っていない。
完全に好みの世界なので好きにしたらよいと思う。
香水は一般的に時間が経つとトップノートの香りが弱まり、そのためにまろやかに感じる…みたいなことをウェブのどこかで読んだ
量り売りで購入したものはまろやかでバランスがとれた良い香りなのに、フリマアプリで買った方は妙にスパイシーでしんどい
あるいはブランドの調合レシピの変更などもあるかもしれないが、ネット上で今の所この商品についてはその他の話題を見たことがないのでこちらは除外
原因が何であれ、せっかく買ったボトルなので使い切りたいと、fragranticaで構成を読んでる
ファイブオクロックオジャンジャンブル Five o'clock au gingembre
だとしてもどちらもミドル・ベースにおり…一般的に言われるところのトップの香りが飛ぶ、には当たらないようだ
あるいは、トップの要素 お茶や柑橘、が抜けたことでまとまりを感じ辛く・スパイス成分ばかりを感じる状況なのか
他の甘さを足してみる、とあれこれ重ね付けしたがどれもイマイチ
スパイシー過ぎずにまろやか
入浴剤として使うか…贅沢が過ぎる気がするが他に使用方法もないし
と、あれこれやってみつつ、サンプルの量り売りの方が古いという可能性も無くはないなと少しだけ
けど、バランスが取れて使いやすいのは間違いなくサンプルの方なんだけど
お湯はったタライに数プッシュしてほんの少しおいた香りがちょうどいいということは、温度の問題だろうか
夏のめっちゃ汗をかく時期につかうと思いの外良かったりするのか、たしかに公式では夏向きとあるし
液体の色が違うのも長らく気になってた
今、スパイシー過ぎると気にしてるフリマ購入のものの液色はグリーンで、モデルチェンジ前の古いものだ
まあ、経年変化でバランスが崩れるというならその通りなのかも
俺も去年くらいまでは鍋したいけど一緒にしてくれる人もいないしな~なんて思っていた。
しかし今年の俺は違う。ぼっち鍋の楽しさを知ってこの冬。全開で鍋を楽しんでいる。
楽しんでいるっていうかもはや週3鍋である。
ぼっち鍋はいいぞ、俺のぼっち鍋最高生活は無印良品の「深型ホットプレート」を手に入れる事から始まった。
まあ別にこの商品じゃなくてそれっぽいホットプレートとかコンパクトな卓上カセットコンロでもOKだ。
大事なのは鍋本体のサイズ感だ。これが大きすぎるとなんていうか、切ない気持ちになりやすい。
なのでここは徹底して「一人分にちょうどいい大きさ」の器具を用意することが望ましい。
俺は以前ならぼっちで鍋したい時は大きめの鍋に3~4人分とか作って何食かに分けて食べたりしてた。
これはこれでコスパは良いんだが正直ちょっとした侘しさみたいなのも感じていた。
しかし明らかにお一人用ですよねこのサイズは、って鍋でやると、急に粋な感じがしてくるのだ。
だから「寒いし、一人用の鍋をちゃちゃっとね」みたいなノリでいけるのがベストだ。
実際、そういう需要があるから色んな家電メーカーがコンパクトなカセットコンロやホットプレートを出している。
ただ俺はそういう商品がたくさん生まれてるのを全然知らなかったので、無印のそれを見た瞬間「ああ、求めていたのはこれなんだ!」とちょっとした衝撃を受けた。
なんかとても人気商品らしくレビュー動画とかもたくさん上がってたわ。でも確かに良い商品だと思う。とにかくサイズ感がちょ~~ど良いのだ。
デザインもシンプルで主張が少ないのも良い。ほんと気分的な話なんだけど「別にはりきって鍋とかしないっすよ、ちょこっとあったまりたいくらいなのよ」
みたいなムードにピッタリ合うのだ。あと個人的にカセットコンロはなんかあんまり好きじゃないってのもあるけど。
なんのスキルも下準備もいらない。野菜とか切る手間があるじゃないかって?それくらいは大したことないだろう。
いや、それすらも面倒くさい人もいるだろう。人によっては包丁、ないわ家、みたいな人だって珍しくはない。
でも大丈夫だ最近は便利なもんがある、最寄りのスーパーでも100円ローソンでもいい、カット野菜の鍋用のやつが売っている。
それと食べたい肉のパックでも買うだけで、もはや包丁いらず、スーパーの袋からダイレクトに鍋にぶちこめばいいのだ。
スープだって選び放題だ。ただここはひとつ難を言えば、レトルトパックで売ってるスープはだいたい2~3人前とか3~4人前の容量で売られてるものが多い。
余った分を保存もできるが、お財布と相談しながらキューブタイプのと使い切りのやつなんかも検討しよう。
しかし実のところ、鍋ってのは粉末の鶏ガラスープの元とか、めんつゆとか、なんかそういうので適当に薄味つけるだけでも全然美味しいのだ。
具材が勝手に旨味を出してくれるので、ぶっちゃけそれだけでも旨い。
鍋系の定番レシピのひとつである白菜と豚バラのミルフィーユ鍋とか、白菜と豚バラから出る味だけでも旨いのでスープなんてほんと薄味の塩っけとかだけでもいける。
まあでもとりあえずスーパーとかで色んな種類のが選べるからまずはそのへんでお手軽にやればいいのだ。
ちなみに俺はそういう鍋用のスープとかはちょっと味が濃い場合が多いし量的に保存が面倒なので、各種調味料も徐々に増えていってはいる。
塩胡椒、鶏ガラスープ、味の素、めんつゆ、この辺だけでもあっという間に美味しい寄せ鍋はできる。あと個人的にはごま油とかあるといいと思う。ぐっと香り立って最高に旨くなる。
定番のキムチ、チゲ鍋なんかもいいな。こっち系はもやしとの相性がいいので安いもやしでかさ増しできるのも良いですよね。
あとだ、ぼっち鍋は卓上でコンパクトに調理できるんで、しゃぶしゃぶなんかにもピッタリだ。
一人で自堕落にだらだら食べるしゃぶしゃぶとか最高だぞ。くつくつ湧いてる鍋に食べたいもんなんでもくぐらせて、のんびり晩酌できるぞ。
でもって、さんざん楽しんだ最後に麺なりご飯なりぶちこんでの雑炊だ。米も麺も適当なパックやつでいい、コンビニのおにぎりなんかもいいね。
煮込まれた色んな具材から出た出汁が染み込んだ麺や米の味は、思わず笑ってしまうくらい旨いよな。
コンビニ飯?Uber?高い高い。鍋ならアレンジし放題だし安くすませられてしかもめちゃくちゃ旨いんだぞ。
鍋にフォーカスしたが当然焼肉してもいいしラーメン作ってもいい。とにかくコンパクトに卓上で使える機材さえあれば可能性は一気に広がる。
そうめん大好きで袋でちまちま買うのも面倒になり、3月末に化粧箱で9kg買った。
家族が糖質オフなどで手を出さす、ほぼほぼ一人で食ってる。さすがに飽きてきた。
まだ1kg程度あるので鼓舞のため自分が好きだった食べ方を書き出す。
・つけタイプ
めんつゆ+ごま油+ラー油/ラー油は飽きてから味変のほうがいいかも
ごまだれ/市販のもの、めんつゆ+ごまドレッシング どちらも好き
釜玉風
油そば風
たいそうめん(金目鯛の煮付けを煮汁ごとかけた/甘め)/金目鯛の煮付けは缶詰を使った。
焼き肉の塩だれ/惣菜の塩油鶏というのをかけて食べたらおいしかったので。
冷やし中華のつゆ/何かしら具材はいるけど、めんつゆに飽きたときの代打になる。
・その他
冷製パスタ/カッペリーニ代わりにする。トマトベース・バジルベース
味噌汁に入れる
ソーメンチャンプルー/肉野菜を炒めて、ゆでた後ごま油をよく和えたそうめんを合わせる。味付けはだし・塩昆布・醤油・塩・こしょうで適当。身も蓋もないが沖縄そば版が好き。
とんこつラーメンにする/ばりかた!
サーモンといくら/オリーブオイル・バジル系ソルト めんつゆ版レシピも有
麺を油多めで焼いてあんかけ焼きそばにする
安納芋とかシルキークイーンとかなんか金時とか名前の付いてる芋を買え
にんじんより小さいくらいのやつがイオンで5本か6本ビニール袋に入ってるやつだ
ドロとかひげ根が付いてるからタワシかクシャクシャにしたアルミホイルかラップと水で洗え
洗ったらぬらしたキッチンペーパーで包め
新聞紙でもいい
ビチョビチョの紙で包んだらアルミホイルできっちり包め
オーブンが無いなら買え
かねが無いならジモティとかでもらえ
開いたホイルは自治体によって燃えるゴミか不燃ごみかなんか分からんがちゃんと捨てろ
多分黄色より濃い黄金色までいかないがうまそうな繊維質の芋の断面が現れるから
そのまま食ってもうまいがバターとか胡椒とか付けて食ってもいい
皮のブチッとした心地よい抵抗がわずかにあるがとろけるように甘い芋を味わえ
秋だ
母親が留守にしてるので父親がご飯を作ってくれたけど、想像を絶する手際の悪さだった
小松菜としめじと卵と豚肉の炒め物を作ってくれたんだけど、それを作るのに60分くらいかかった
小松菜の茎としめじをまず炒めて取り出し、豚肉を炒めて取り出し、卵を別のフライパンで炒めて(これが一番謎、なんでフライパン2つ使った?)、最後にやっとその全てを小松菜の葉と合わせて炒めてた 味付けはオイスターソースと胡椒
やたらドヤ顔で理論語ってきてうける 手伝おうとしたら半ギレで断られるし
なんだろうなこのモヤモヤ感 この人って誰か(母とか妻とか)が家庭でリアルに料理するところを近くで見たこととか一度もないんだろうなって思った 料理なんてやればできる、って父はよく言うんだけど、この人って心から本当にそう思っちゃってるんだなっていう感じ まあ私も料理できないから何も言えないけどね こうやって誰にも何も言われずに50代のおっさんになっちゃうんだなって感じ
たとえば私は料理はできないけど、祖母と一緒に台所にちょっと立って手伝おうもんなら、遅いそんなんじゃ日が暮れるよって言われまくったりしてた この人はそういうこと言われたら怒っちゃうんだろうなとか
業務スーパーで買った冷凍のポテトとオートミールを持て余してたから
ネットの情報(リュウジなど)を頼りにスパニッシュオムレツ作ってみたけどメチャクチャうめー
俺のやったこと
ボウルにて卵3かき混ぜる 、食物繊維の粉6g入れる、味の素5振り入れる、鶏ガラスープ顆粒すこし、塩小さじ2/3、胡椒すこし
シャウエッセン2個を細切れにする
ポテト135g レンジでチンしたあとシャウエッセンと一緒にオリーブオイル大さじ1半で炒める
ボウルに炒めた奴入れる
オートミール30g+水70gでレンジ1分半チンして卵のボウルに入れてかき混ぜる
ちっさ目のフライパン🍳に混ぜたやつを流し込む
ちょこちょこかき混ぜて全体に熱を行き渡らせる
蓋をして弱火で3分くらい、固まったらひっくり返してまた蓋して弱火で3分くらい
皿に盛ってケチャップと一緒に食べたら最強に美味い完成
それを調味料の引き出しに入れといたのね!
それでさっき初めて使おうとしたの!
これね!赤いフタを外すとね!本体に白いキャップがついてて少しだけ出せるのね!
だから引き出しあけて赤いのとって!赤い蓋を回すでしょ!?それを辛いの得意じゃないから一振りね!さっとかけてね!引き出しに戻して隣の胡椒手に取ったの!
この胡椒!これもハウスのやつ!唐辛子と一緒!この胡椒を取ってね!蓋を回して取ってね!そおい!よ!
そしたら胡椒がゴバーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!
人間あれね!本当に驚くと動きが止まるのね!流れる胡椒を見つめることしかできなかったわ!
ようやく慌ててひねった手を戻したら新品の半分ぐらいの胡椒ががが!
なにごと~!?!?!?!?!?!?!?!?!?ってみたらねみたらよ
これね!この胡椒ね!瓶につけるフタ自体にもうひとつフタがあってね!それを持ち上げて開くといくつか穴が開いた状態になってフリフリできるのよ!瓶についてるフタ自体を回して外すと唐辛子と違ってね!お口全開のはだかんぼの瓶がこんにちわしちゃうの!
わわわ罠ぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!
唐辛子と同じ手順を踏むと調節レスでガブガブ行けちゃう罠ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!
フタ持ち上げる!入れる!戻す!唐辛子持つ!フタもち…上がらない!フタ回す!入れる!戻す!
それがなんの因果か唐辛子から入れたから!!!!!!!!!!!唐辛子の動作は胡椒にも使えるから!!!!!!!!!!!!!!でも出る量は全然違うから!!!!!!!!!!!!!!!
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
それでね、入れちゃった胡椒ね、なんとか食べようとしたんだけどね、これ無理だなって。体が危険信号だすなって。先に入れた唐辛子のせいかどうかわからない辛さとひり付きがあるなって…。
調べたら全部食べても死にはしない量みたいだけどね、でも、無理だなって…。
食べ物捨てるのはとても辛いんだけど…大量の水に入れて薄めてスープに再利用とかも考えたんだけど…。
でももうね、もういち早くこれを見たくなくて忘れたくて流しに捨てちゃったの…。
綺麗さっぱり消えてくれたらよかったけどまだ流しの水切りネットに沢山胡椒がこんにちわしてるの…。ああ、キミはちゃんとゴミを受け止めてくれてるんだね。働き者だね。でも、今はキミのその優しさが辛いや…。
もうね、書くしかないんですわ。ハウスさんにクレーム入れるとかじゃなくてね。この気持ちを。こうやって。流して、切り替えて、残った胡椒と向き合っていくには。これは儀式なの。
これでもうね、一生調味料の小瓶を持ったら一時停止する人間になると思うの。どんなに人から奇異の目で見られても形状確認。ロボットかよと思われてもいい。むしろロボットならこんな気持ちにもならないからなりたい。もうあのブラインドで流麗に調味料を扱う日々は死んだの。疑り深い偏屈人間の出来上がりよ。
ああ、ごめんね胡椒。愚かな私を恨んでくれ。これからこの十字架を一生背負って生きていく。
でもね。それはそれとしてね。
もうゆうにさんじゅうねん()は前になるが、なんだか体育会系ノリの文系クラブに属していたとき、なにか上回生の目にかなうことをやりとげたら「ピートムで肉、喰わしたるわ!」という不文律があった京都の大学生時代、幸運にも何度か嵐山の東の手前にあった『ピーピングトム』というステーキハウスに連れていって奢ってもらったことがあった。
卒業して数年してから、京都駅の南側にも系列店があったのを発見したり(ネットなんか影も形も無かった頃)したが、安月給の身には縁のないジャンルだなぁとそのまま通り過ぎただけであった。
…月日は流れ、ふと思い出して検索したところ、北山店というところしかもう残っていないのがわかった。「行ってみるか」地下鉄ふくむ鉄道の最寄駅よりもわりと外れた立地にあるので市バス停留所から降りて赴く(Google検索でいちばん徒歩距離が少ない候補を採用した、暑いから…)。
建物の二階部分にある店舗の扉を開けると、奥まで続く長いカウンターと、そのカウンターに沿ってなおかつそれよりも見えないくらい奥まで続く調理スペースが広がる。
150gから500gまでの範囲で注文できるが、カウンターに立ててある見本写真なども参考にしつつ、300gをオーダーすることにした。あと、サラダ類やライスさえも別注文なので、ミニサラダと中ライス、それから瓶のヱビスビールも頼む。それから感覚的に10分から15分くらい待ったかな?といったところですべての品が揃った。
…美味い。しみじみ美味い。小鉢にポン酢醤油と大根おろしと小口切りネギを張ったものが添えられているので時々それに浸しながら、ライスとビールと交互に噛み締める。ポン酢は例の完全味付けを標榜する旭ポン酢系統の出汁とかの旨味がなくでも香料ではなく柑橘類の酸味で勝負するタイプであったが、そんなものに浸さなくても、肉だけ齧って十二分に美味い。見た目はサイコロ状に切り分けられて表面ガリガリに焦がされ粗挽き胡椒が認められ中央が紅くて肉汁が侵出している状態なのだが、ソースもとくにかかってないようなのに、本当にそれだけで美味い。メシマズアレンジャー入門クラス生ゆえ、ついつい卓上の塩やミルに入った胡椒を振ってみたりもしたが、?という感想しか出なかったくらい、どういう理屈かマジでわからないが味わい深かった…。全部たいらげたあと、好奇心と「これも絶対うまい」との確信をもってステーキ皿に遺ったワインレッドな肉汁も啜ってしまったが、汁だけなのに肉の旨味と甘味が確かに感じられた!
先に居た客が退店して独りだけになった気安さもあり、ほとんど同世代だろうとおもわれる顔立ちのやや疲れ気味な店員(ワンオペだった)に味を褒めたら『来られたのは初めてですか』と訪ねてきたので、嵐山に行ったことはあった、調べたら失くなっていたのでここに来た、と伝えると『マスターが亡くなったので閉店した』『ここ(北山店)が先にできて、2年してから嵐山がオープンした』『サラダのドレッシングはここのが少し酸味が強いかもしれない、肉の焼き方やスタイルは同じ』と話をしてもらった。
ネットでいろいろ調べて自宅でも買ってきた肉を焼くことはあるけど、最初の一回以外、どうも満足したことがない。やはりクラシックなステーキというのは美味いものだなぁ、と知った日であった。
左下の親知らずを抜いた。
横向きに生えていて切開だったのでめちゃくちゃ腫れている。
再来週右下も抜くので食事の準備のため覚書。
・半固形状(舌ですりつぶせる程度)
スープとかおかゆがいいのかと思っていたけど水っぽさがあると傷口に流れてしまう
ある程度まとまりがある方がいい
ただし噛むのは当然痛いので咀嚼はほぼいらない程度までクタクタになっているのがベスト
流し込むというより口内の片側に置きに行くという食事スタイルが一番楽だった
・ちゃんと味がある
病気ではないのである程度食欲があるため薄味すぎると物足りない
ただし刺激物は患部に触れるとめちゃくちゃ痛いので胡椒等のスパイスは避ける
・ある程度のカロリーが取れる
食事に時間がかかるので満腹中枢がよくはたらくのか、単純に疲れるのか普段より量が食べられない
なので普段通りとまではいかなくてもある程度カロリーを狙っていく必要がありそう
雑炊みたいな感じで作ってからしばらく放置して水分を吸わせた。
たまご、ツナ、みじん切りの玉ねぎ、鮭フレークなどでアレンジしたら何食か飽きずに食べられた。
ただいつものご飯一膳分でも水を吸ってすごい量になるので食べるのに時間がかかる。
牛乳とかチーズでリゾット風もおいしいしカロリー上げられてよかったが量が多いと飽きた。
手軽にたんぱく質が取れてすごく良かった
切らずにバター醤油で焼くだけ。
箸で簡単に食べられるサイズに切れるし口内で傷口方面に紛れ込まないのが◎
味のバリエーションは思い浮かばないので何かお勧めあれば教えてほしい。
カロリーとたんぱく質をちょっとでも増やしたくて飲んでみたけどサラサラのタイプは普通に傷口を侵食する
ストローで吸うというのが意外と腫れている頬と歯茎にじんわりとした痛さをもたらす。
さすがに野菜が不足すると思って買ってみたけどサラサラすぎて傷口を侵食した。
上澄みみたいな水分が思ったよりあった。
果肉入りのタイプは思ったよりも舌だけだと嚙み切れなかった(桃)
物による。
冷やして固めにするとほぼ口内で流れなくてよかった。
美味しいけど一人で一気に食うのは1食で飽きる。
汁が患部を侵食した。
いつも具とセットで食べるので物足りなさが強く切なさを感じた。
舌でつぶせるほど柔らかく茹でた麵はあまりおいしくない。