はてなキーワード: 美濃部都政とは
年金ってのは始まるときにアンケートとったんだよ「老後いくらあったら生活できますか?っ」て
そのときに「月5万」って答えが多数だったの、これまじの話。
それが東京オリンピックよりちょっと前の話、ちょうど大河ドラマやってるね、俺はみてないけど。
物価が違う頃とはいえ、さすがに無理じゃねえの?お前らちょっとかっこつけて回答してね??
とは思うんだが、まあ1961年頃は老後に必要な月額って5万円だったんだよね。
で、始まってから10年少したった、昭和48年に夫婦5万円年金が実現して、やったー!俺がんばったよーって政府がほざいたのが高度成長期末期頃、もちろん俺の生まれる前の話。
それから5万じゃ足りないね、なんで?って問題が出たので、物価経済スライドってのが出来上がる。
が、まあそんなんじゃ全然社会情勢にはついていけてないんだよね。
日本の少子化がニュースになって長いけど、実は少子化自体は1980年代からわかっていて
この時点で 人口を維持できる 出生率2.08を割り込んでいるんだ。
つまり「賦課方式による年金の維持はできない」という事は1980年代から政府にはわかっていた。
なので基本となる5万円っていう数字をあげたくてもあげれない状態になったんだよね、むしろ下げたい。
とはいえまだ人口ボーナスの時代で、東京都では悪名高い美濃部都政が、老人医療無料化なんてぶちかましている頃でな
中枢たる政府もお気楽な日本人気質を発揮して、出生率もあがるっしょwwwみたいなグラフを政府は毎年出すんだけど毎年あがらない
今度はそうこうしているうちに1985年の円高不況から始まる、内需拡大政策が当たってしまい
よしよし、子供が減ってもこの金額維持できるななんとかいけるじゃん?って思うんだな。
ところがどっこい、当然バブルははじけるわけだね。
めんどくさくなってきたので、ここらへんで残りの話は省略するけど
ってのはね、はじまったときの目標値が 5万円だったのを、これでも経済スライドとか物価スライドとか見直しでひきあげて
やっと今の数字にあげてあるんだよ。
っていうそんな話でした。