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はてなキーワード: 緊急事態条項とは

2020-05-04

首相憲法改正、必ずや成し遂げていく」 緊急事態条項創設訴え

誰かこの馬鹿を止める奴はいないのか?

2020-05-03

安倍晋三首相新型コロナウイルス感染拡大を受け、憲法改正して「緊急事態条項」を創設する必要性を訴えた

少なくとも憲法改正議論するのは安倍総理がいなくなってから

日本国憲法下における個人自由権利制限について

 現在、新型コロナウィルス禍により新型インフルエンザ特措法に基づいて「緊急事態宣言」が発令され、国民の様々な社会生活領域自粛要請がされている。

 

 ただこれが「要請」に過ぎないため、憲法改正して「緊急事態条項」を盛り込み、国民の行動をより強く制限できるようにしようという話も出てきている。まあ安倍さんにとっては「憲法改正」という実績こそが悲願なわけだが、彼個人の夢はひとまず棚の上に放っておいて、ここはまず現在日本国憲法下で何ができるかについて、一国民として考えてみたい。もちろん憲法学者や人権活動家の皆さんは散々考えてんだろうけど、はてなブクマカー陣も結構ふわっとした認識で言い合ってるし、素人なりの問題提起として。

 

「第十二条 この憲法国民保障する自由及び権利は、国民不断努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。」

「第十三条 すべて国民は、個人として尊重される。生命自由及び幸福追求に対する国民権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重必要とする。

 

 まずここで、国民自由権利は「常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ」ということで、すでに一定制限を求められている。個人としての権利は、「公共の福祉に反しない限り」最大の尊重必要とされているわけで、つまり日本国憲法最初から野放しの自由権利を認めてはいない。

 

 一方で第十一条では、「国民保障する基本的人権は、侵すことのできない永久権利として、現在及び将来の国民に与へられる」とされ、第十章「最高法規」第九十七条でもそれが繰り返されている。

 

 では、最高法規として侵すことができない自由及び権利一定制限をかける「公共の福祉」とは一体何だということになるが、憲法自体はそれを明記してない。となると解釈問題になる。

 

 で、まず侵してはならない個人自由権利を野放しにした場合、必ず個人間の利害対立が生まれ、結果として負けた方の自由権利侵害されることになる。場合によっては生命も脅かされる。生命まで奪われては、第十三条保障する個人自由幸福追求の権利へったくれもないわけで、つまり公共の福祉」とは、すべての国民が「生命自由及び幸福追求」の権利を有する状態を維持することと考えられる。そのへんのバランスラインが、第二十五条「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」ってとこであり、その第二項「国は、すべての生活部面について、社会福祉社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」という、国家行政立法司法)の義務に結びつくのだと思う。

 

 そこで現在の新型コロナだ。今、すべての国民普段と同じレベル自由生活行動をすれば、ウイルスが次々に感染し、多くの人が生命危機に脅かされる。高齢者ほど死亡率が高いとはいえ若い人も死ぬ可能性はあり、何よりワクチン治療薬がないため、個別対処で抑えることができない。そのために国には今、国民全体の行動を制限する方法ウイルス感染拡大を抑えようと、国民自粛を「要請」している。だが、「要請」だけでは不十分なのでより強い強制力がほしいわけだが、第二十五条を「公共の福祉」の防衛ラインとするなら、とにかく見殺しにしてはいけないわけで、ならば第十三条の「公共の福祉に反しない限り」を発動して、より強い制限国民に課せるのではないだろうか。

 

 なので日本国憲法下でも、インフルエンザ特措法に、第十二条、第十三条の「公共の福祉」に基づいて、個人自由権利制限を認める条文を追加することは可能なんじゃないかと思う。当然行政が行った実際の制限措置が、「公共の福祉」の範囲を逸脱していないか国会司法で追って審議される必要はあり、個人的には伝家の宝刀を抜いた政府半年以内に必ず総辞職して信任を問うとかしてもいいと思う。また、経済的に死に脅かされる状態になっても「公共の福祉」に反する憲法違反となるため、補償と一体であることは言うまでもない。

安倍総理自身失策憲法のせいにするな

案の定この様な事も言われていたから草。

平時なら改憲だとか言ってもあーはいはいで済むけど、今はそれこそコロナ禍における緊急事態からね。

皆ただでさえ、外出や営業自粛要請イライラしているのに政府決断能力の無さや対応の遅さや不味さや先行きの不透明さの中でこの様な空気を読めない発言をしたらこうなるのも当たり前としか言えないよね。

何より本来はそれこそ自民安倍総理には即決の企業支援の為の粗利補償消費税ゼロ、そして給付金の一律配布などを求められていたのに必要な事は何一つせず、必要のないアベノマスク配布や日本コロナ対策をおなざりにした上のIMFを通じた途上国支援等は即決で決められたのだから批判が出ない訳がない。

給付金にしても自民の若手の意見無視し続けたのに公明党に連立解消をチラつかされた途端、態度を変えたと言う始末だからね。

あらゆる面で求心力が落ちるのも当たり前だし、このコロナ禍においてはガチで右も左も関係なく、批判していたからね。

その上で憲法改正などと言うそれこそ今コロナ対策必要ない事を言われれば切れる人が多いのも当たり前だし、そのコロナ禍にこじつけ緊急事態条項とか言い出して個人権利自由制限しようとしているのだから、どう見ても政権批判潰しに使おうとしていると批判されるのも当然だとしか言えないよね。

そもそも今回のコロナ禍においては安倍総理等の政府決断能力の無さや判断の遅さ、対応の不味さ等が一番の問題点であるし、幾らこの人達が思い描く様な改憲をした所で、有事が起きた際、この人達がまともな対応ができる訳がないのはこのコロナ禍と言う緊急事態を見れば判る事だからね。

はっきり言って今回すらまともに対応の出来ていない時点で有事だともっと悲惨事態しか招かないと言う事がこのコロナ禍において証明されたと言う事だからね。

ようは決断能力の無さや判断の遅さや対応の不味さと言う問題点から憲法とは関係ない問題であり、人間性問題と言う訳。

その点が問題なのに憲法云々言われたらそりゃ憲法責任転嫁するなと言われるのも当たり前だよ。

しかしこの人達いつも有事有事だとか今回も緊急事態宣言を出しておきながら、暢気に今の段階でこのコロナ禍を利用して憲法改正を言い出している辺り、一番平和ボケをしているのは安倍総理周辺の人間だなと言う事を実感させられるよね。

この危機感の無さだからこそ空気が読めないのだろうけどね。

平時ならともかく今はそれこそコロナ禍の緊急事態の真っただ中なのだからこの様な事は口にすべきではないし、それこそコロナ禍に対する対策に集中すべきだとしか言えん。

本来ならばコロナ禍に対する法案など以外全て凍結すべき事態であるし、今本来は一刻を争う時期であるのにも関わらず、そのコロナ禍に対する対策のしなささから、次々と雪だるま式問題が膨れ上がってきている中で、当事者がこの様な空気を読めない発言をしているのだから本当の意味で呆れ果てるよ。

このコロナ禍の対策の不味さや決断能力の無さから改憲に賛成の人であっても安倍総理の元では反対と言う人も増えてきているだろうよ。

昨今の余りにも酷すぎる体たらくっぷりは見ていて痛いとしか思えないからな。

2020-05-02

anond:20200502235319

そうなんだよね。なぜか極左ファシズムとか安倍やめろという同じ口で緊急事態条項と同じことを口走っているの何かのギャグしか思えない。

anond:20200502230714

安倍やめろはわかるがネトウヨは口を慎めってそれってファシズムアカのやり口じゃん

緊急事態条項が気に入らないのに、口を慎めとは一体・・・グゴゴゴゴゴ

コロナ禍で個人権利制限とかサラっと言い出してて笑えないね


どちらにしろこのコロナ禍ではっきりしたのは安倍総理や麻生大臣と言った政府ケチ臭く我欲を優先し、国家国民蔑ろにした体たらくさであり、今回のコロナ禍と言う緊急事態対処を見た所で、有事で何かあったとしてもこの人達じゃ例え改憲をした所で何もできないし、更に事態悪化させかねない事が明白になったと言う事だけどね。

特に麻生大臣国内コロナ対応をおなざりにしたIMFへの支援は最悪だったと言える。

アレは完全に売国行為ととられたからね。

それと個人権利制限とか言い出しているのを見てもそれこそ政府批判の封じ込め等に使いたいとか言う思惑もあるんじゃないかな?

しろ現在ですら特措法を使って当時懸念されていた事象であった事が起きているからね。

それこそ指示とか言う命令民間であるパチンコ店に対して行い始めているのだから

要は自身批判を逸らしたいか憲法改正にもどうにかしてこのコロナ禍を利用したい腹で憲法記念日に言い出したって所でしょう。

どちらにしろコロナ禍の遅すぎて根本的な解決に至っていない対応をみても安倍総理等の政府人間有事云々を言う資格すらなくなったとしか言えんけどな。

何にしろこのコロナ禍を利用して、安倍総理等は憲法改正を行う動きを作りたがる行動に出て来る事は前々から指摘されていた事だしな。

そもそもこの手のアンケ自体、元々望む様な答えに誘導できるトリックは前々から指摘されているし、多くの人は恐らく憲法9条は改正すべきと考え、それ以外については詳しくない人が大半なので、この件に関してもコロナ対策においてとか言われて賛成したとかそう言う様な回答のもって行き方をされたと言う所だと思うよ。

しかしこのコロナ禍において、あってはいけない事ややらないだろうと言う事が平然と政府行政やらかしている辺り、色々な意味で末期だなと思う。

広島知事岡山知事等の発言やら行動やら見ても色々な意味で一気に噴き出してきたなと思うよ。

2020-04-25

リベラル大きな政府志向って嘘じゃない?

普通大きな政府って欧州各国みたいなことだと思うんだけども

それだとしたら、まず税率からして違うよね

みんなでたくさん税金払わなきゃいけないけど、消費税すら否定するのが今の自称リベラルじゃん

しかも、コロナ騒動欧州各国が私権制限したけど、日本緊急事態条項みたいなコロナ対応可能私権制限否定したのは、俺の知る限りリベラル界隈だったと思うんだが?(笑)

何もかも欧州各国っと別のベクトルで動きながら、大きな政府目指してるとかどんなジョークだよ

少しは勉強してからもの言って欲しい

2020-04-20

緊急事態条項ってどうだったんやろ

今あったら海外みたいなロックダウン出来てたんでしょ?

国民自らコロナと戦う最も有効手段を捨ててしまっていたという事実とは向き合わないといけないと思う

誰が反対し誰がコロナのこの自体を招いたのかしっかり追求した後、責任のある政治家は辞職

主張していた政治団体は額に無能タトゥーをほって末代まで呪われるべき

2020-04-13

感染爆発さえなければいいんだから

この調子自粛できる人は自粛

出来ない人は感染しないさせないように気をつけて普通に生活

これで行くしかないだろ

そもそも補償を用意して休業なんて日本では成立しない

海外外出禁止に対する補償だけど、日本禁止出来ないんだから

禁止となったら左翼が大嫌いな私権制限しかも散々反対した緊急事態条項について手のひら返さないといけない

そんなのお前ら無理だろ

マジで左翼自分自分の首締めたな

2020-04-06

なんでみんな緊急事態条項に反対したの?

緊急事態条項あれば罰則付き外出制限できたのに

会社なんかはある程度コロナ対策やってるからまりクラスター発生してない

けど、遊び場所なんかは限界あるからバンバンクラスター出てるじゃん

本格的に感染抑えるのにはやっぱり緊急事態条項必要だったんじゃね?

安倍さん緊急事態宣言だし渋った理由が分かった

緊急事態宣言出し渋れば渋るほど、国民権利制限に敏感な野党左翼宣言しろという雰囲気になっていく。

どうせ今出したところで、国民の移動の制限への強制力ができるわけじゃないから、知事要請してる時と変わらない。

批判に耐えきれなくなってきての布告

そして、事態が沈静化してからは、「ほうらお前ら緊急事態必要だって言ってたろう」と言って憲法への緊急事態条項盛り込みに弾みがつく。

国民なんか眼中になく、政局しかみてないのだな。

2020-04-05

現金配るなんて簡単なことすらろくにできない連中が緊急事態条項あっても大したことができるとは思えぬ

安倍絶対戦争を起こせない

から左翼のみんなは安心していいよ。安倍決断できない政治家だ。だから戦争決断絶対にできない。

 

今回のコロナ騒ぎでよくわかった。安倍が欲しいのは「何かをやっている感」つまり周りから大将、さすがっす」って言われたいだけであり、実質的に「何かをしたい」という訳ではない。安倍は、大きなリスク反動が伴うような決断はできない。だって責任取りたくないんだもん。モリカケの「やめます」答弁にしたって口ではデカイこと言うくせに、あとになってシュンとする。そして反論できない指摘をされると幼稚な行動を取る。この宰相は小さいなぁと思っていたのだが、コロナ騒ぎで腑に落ちた。

 

マスク配る、自己申告で所得制限かけて現金給付、とか毒にも薬にもならないような下らない施策だけ。ただ「全戸への配布」や「30万」など見た目のインパクトはこだわる。

 

緊急事態条項もあれだけ欲しがったのに、結果、使っていない。国民の機運的には適用しても反発はなさそうだし、適用すればキンキュウジタイに対する免疫がつくので改憲もやりやすくなるはずなのにしない。なぜなら、緊急事態条項適用すると、それに伴った代償の責任を取らないといけなくなるから

 

そういえば海自中東派遣にしても、「調査研究目的」とかい無難対応しかしていない。あれだけ集団的自衛権やらなんやら欲しがったのもかかわらず、やったのは「解釈改憲」だけ。結局、実行力ないんだよね。

 

集団的自衛権派兵はもとより、中国軍尖閣占領しても、ロシア軍北海道上陸しても、安倍防衛出動下せるのか非常に不安になる今回の騒動です。いまは正に急迫不正侵害が起きてるような状態なのに、緊急事態宣言せずにのんきに竹槍マスクしてるのを見ていると。

anond:20200405164110

はてなほとんどは、緊急事態条項自体には反対せず、緊急事態条項の発動要件(公開決議の要否など)や内容について問題視していただけだぞ

はてな民が主張してるロックダウン緊急事態宣言って

安倍が進めてた緊急事態条項なきゃ出来ないんだよね

まさかはてな緊急事態条項に相当する権限を現政権に求めるとは思わなんだ

世の中何が起こるか分からん

2020-04-02

今の日本グダグダっぷりはお前らがアホなせい

憲法改正して緊急事態条項入れときゃとっとと外出禁止令出せた

マイナンバーカード強力に適用して買い物の履歴きちんと取れてればマスク不足もなかった

現金支給もすぐに実行できた

ぜーんぶ俺以外の国民が嫌がったせい

謝って?

anond:20200402073406

どうみても緊急事態条項の予行練習

マスク配布は支持してるけど、こういうのはちゃん監視しないとなぁと思うよ。

anond:20200402073134

基本的マスク二枚で思考停止している人が多いと思う。

どうみても緊急事態条項の予行練習。ご丁寧に外国流出ルートを潰しているし。

2020-03-27

anond:20200327221326

西日本で大雨が起きたら赤坂自民亭をして悲鳴を肴に盛り上がり

コロナウイルスが来たら放置しておいて緊急事態条項が無いか桜を見る会や盛りかけで野党が追及して対策できないと息巻く

そんな自民党員にわたしわなりたい

2020-03-15

新型インフル対策特措法改正案に反対した山尾しおり氏をなぜ批判

立憲主義」とは”政府統治憲法に基づき行う原理で、政府権威合法性が憲法制限下に置かれていることに依拠するという考え方。”(wikipediaとある

では、今回の新型インフルエンザ対策特措法は立憲主義に即しているだろうか?

答えは、否である

山尾志桜里氏は、Twitterでこのように指摘している。

『報告さえすれば、宣言も延長もし放題。宣言や期間や措置根拠を正すための市民イベントも開催禁止できる。外出自要請も、保育園老人ホーム使用禁止も指示できる。

これが、国会承認までは不要国会報告で足りる「抑制的な私権制限」なんですか?私はそう思わない。』

https://twitter.com/ShioriYamao/status/1236832421967888384

しかもこの特措法の発動要件は「新型インフルエンザ等の感染が拡大していると疑うに足りる正当な理由」という極めて解釈余地が広いものです。

パンデミック抑止のため初動の柔軟性を重視してこの要件を維持するなら、入り口が広い分だけ民主的統制や期間制限が強く要請されるはず。』

https://twitter.com/ShioriYamao/status/1236832502951510016

また、山尾氏は私案の骨子として、

① 緊急事態措置を行う期間(現行法は2年)と延長の上限(同1年)を6か月する。

② 緊急事態宣言する前に、国会承認必要とする。

③ 延長する場合国会承認必要とする。

④ 実施区域の変更も速やかに国会承認必要とする。

⑤ ④に関して国会不承認議決があった場合、効力を失う。

⑥ 実施状況を国会に報告する義務

を出している。

https://twitter.com/ShioriYamao/status/1235845649779707906

まりは、政府の行動を監視し、チェックできる機能を強化する方向性だ。

これは、立憲主義的と言える。

山尾氏は問題点をこう指摘する。

『「危機管理法制法律で十分。憲法緊急事態条項は不要野党の多くはそう主張してきた。

その法律国会統制や説明責任ゆるゆるだったら、説得力なくすでしょう。

昨日枝野代表は、安倍総理に対し国会質疑の確保などを求めたけれど、言質をとるだけじゃ足りないから「法」がある。』

https://twitter.com/ShioriYamao/status/1235449170598617089

『ましてや強力な私権制限を伴う法案事実上の歯止めでは全く不十分。

民主党政権法律だって言われたら、だからこそ足りなかった部分が分かると返せばよい。すぐさま具体的な改善策を提示すればよい。そんなに複雑な作業じゃない。

時間切れの妥協を待つより、私は法案つくります。』

https://twitter.com/ShioriYamao/status/1235449306477285378

また、3月11日には「総理民放放送内容変更・差し替え可能。」という政府側の答弁が出てきた(3月13日撤回)。もはや異常である

解釈次第でテレビ局放送内容を指示できてしまうようなものを、出来ないよう明記して防ぐべきではないか政府解釈わずか二日でまるっきり変わってしまうような状況。であればこそ、法律内で明文化することが大事であり、それが出来ていない法律は許さない、というのが立憲主義的ではないだろうか。

必要なのは権力側が”やろうと思えばできてしまう”ものを、明確に禁止出来るようにすることなのだと思う。そのことを山尾しおりさんはずっと訴え続けてきた。枝野代表ツイッターにも間違いがあると指摘し続けてきた。

また、異常だと思うのは、異論を言うのを認めない空気だ。ある野党支持者は山尾氏の行動が「野党バラバラな印象を与える」などと言っていた。ならば、野党議員は党執行部のゆうことを聞くロボットほうが良いのだろうか?おかしいことを自分政党がやっているのに、何も言わないことが正しいというのだろうか。問題点の指摘、さらには改正案の私案まで出し、発言を続けてきた人に対して、口を塞ごうとするのは、同調圧力しかない。

今回の場合、山尾氏の主張自体に反対する意見は少ない。であれば、どうしてこれほどにまで拙速に審議と成立を目指す必要があるのか?政府与党の出した法案に対して、審議を通じて、良くない点を指摘し、改善し、出来る限りの努力を行うことが野党議員責任ではないだろうか。安倍首相も「今すぐ緊急事態を出す状況ではない」と発言している。審議を伸ばす時間はあったはずだ。

成立した改正法には、付帯決議がつけられたが、付帯決議があったとしても、それは努力義務以上の何の意味も持たない。立憲主義に鑑みれば、明文化して権力を縛るもの法案のものに書き込むべきではないだろうか。それが出来ないのなら、反対の意思を示すべきだ。

将来、時の政権解釈を変更し「テレビ局に指示できる」としたらどうするのか。その時「当時の野党法案に賛成したじゃないか」と言われれば、何も反論できない。法案に反対をすることは、”おかしなことがある”という意思を示すことになる。賛成をすることは、その意思を示すことを放棄している。立憲主義に反する法案に反対せず、事実上白紙委任に等しい賛成を行うことは、立憲主義を捨てたに等しい。

そんな野党は、”立憲野党”とは言えないし、政府与党の出す法案白紙委任をする野党は、存在価値のない、それこそ「いても仕方がない」存在しかない。

山尾氏を批判する、立憲支持者たちにとっては、立憲主義などどうでもいいのだろうか。立憲主義は、”立憲野党”にとって絶対に譲ってはならないものだし、”一度妥協したら死んだも同然”ではないだろうか。

特措法の問題点を指摘し続けた山尾しおりさんや、反対の意志を貫いた議員の方々に敬意を表したい。

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