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はてなキーワード: 絵本作家とは

2021-07-20

anond:20210720090548

いうて水嶋ヒロが書いたHAKEROUも売れたし、イェス又吉か書いた小説も売れたし、

ジャニーズのなんかが書いた小説も売れて映画化もしたし

小説も変わらんよ

 

現在絵本作家寡作から一発あてたらデカい顔ができるのはあるけど

もしかして絵本作家って

立ち回りとか人脈とかでポジションを確保できてしまうような職業なのかな。

プペルとオリンピック関係者の二人しか知らんけど、そういう想像をしてしまう。

漫画とか小説だと、いくら編集に気に入られても人気がでなかったらどうしようもない気がする。

オリンピック絵本作家の方は知名度がないから騒がれ度が低そうw

あれはたぶんやめさせられないだろうなww

2021-07-19

絵本作家のぶみ、嫌われすぎてて好感持てる。行動も悪意がびっしりですごい。こういう人が描いた絵本を怖いもの見たさで読みたくなる。(どちらかといえば褒めてる)

2021-07-07

anond:20210707142514

それ地味に不思議に思ってた。

子供が楽しむもの大人が作るっていうのは構造的にいびつだよね。いや子供子供に楽しめる作品を作る技術はないか大人が作るしかないんだけども。

だけど職業選択の自由があってなぜアニメーターとか絵本作家とか選ぶんだろうって。

これらは決して日雇い土方や娼婦のようなセーフティネットとしての仕事というわけじゃない。

肉体労働が苦手でも食いつなぐために仕方なく土方という仕事選択するような流れで、

好きでもないアニメに携わる仕事生活のために選択するというのは考えられないわけで…(そこまで甘くない)。

いや単純に大人になってもアニメとか絵本とか児童文学とか好きなままだったという人がそれなりにいるものだと考えれば済む話なんだけど、

供給不足とは感じられないほど、どうしてそういうような「ターゲット外の」成り手がいるんだろうって思った。

化粧品メーカー従業員におしゃれへの感度が高い人がたくさんいるという、分かりやす因果関係が見出せる現象とは真逆現象だ。

2021-04-09

絵本作家のぶみさんへ

のぶみさんは言っていましたね

絵本さえ描いていれば幸せ

のぶみさん、嘘をついていませんか?

出版できなくても、家で絵本を描いていれば幸せなはずですが

出版と売り上げにこだわるのは、

出版した絵本が世の中に受け入れられるのが幸せからじゃないですか?

のぶみさんは言っていましたね

「僕の絵本でお母さんと子どもの愛が大きくなって欲しい」

のぶみさん、現実をきちんと見ていますか?

のぶみさんが子どもの頃に感じた「お母さんにもっとかまって欲しかった、寂しかった」気持ち

子ども達に代わって、世の中のお母さんに伝えているんですよね

でも最近子どもの頃を振り返って

「お母さんなりに頑張っていた」

過去記憶を上書きしているのかもしれない」

「僕がお母さんの愛を受け取っていないだけだった」

と話すことが増えましたね

じゃあ、のぶみさんが伝えたい「寂しさ」って、誰の感情ですか?

なぜ、ご自分のお子さんの話になると

子どもに好かれたい、キライだと言われる、と愚痴いたこしか言わないのですか

なぜ、

お子さんが今よりずっと幼かったころのエピソードしかお話しされないのですか

お母さんにはかなわない、じゃないんです

お母さんと子どもの愛が大きいのは、お母さんが子どもと一緒に愛を育んだ積み重ねがあるからです

「大きい子ども

「産んだ覚えのない長男

家事育児に取り組まないお父さんを

そんな風に呼ぶお母さんが多いそうですが、なぜでしょうか

男の子脳」だから

お父さんはいつまでも心が子どものままで、家事育児に興味が持てないから?

でも、のぶみさんは仮面ライダー電車も興味がなくて、戦闘シーンのある漫画も苦手だったんですよね

少なくとものぶみさんは「男の子脳」ではないのでは?

のぶみさんは5歳の男の子じゃありません

43歳の成人男性で、プロ絵本作家で、お父さんです

のぶみさん、あなたが本当にするべきなのは

「お父さんと子どもの愛を大きくする方法」を考えて、それに自分で取り組むことではないですか?

のぶみさんが一番取り組むべき課題は、お父さん業の果たし方ではないですか?

幼い頃ののぶみさんが受け取りたかった「お母さんの気持ち」や、

実体あやふやな「子どもの寂しい気持ち」を代弁して書いている限り、

絵本作家として再生するのはとても難しいと思えてなりません

2021-04-04

経歴にあると胡散臭くなる職業

2021-04-03

anond:20210403130213

起業っていってもいろいろあるじゃん

そういうビジネス(笑)みたいなやつとかのほかにさ、絵本作家とか添い寝しますとかなんかそんなのでもいいじゃん?

段ボールあつめるとか空き缶あつめるとかでもいいし

2021-04-02

有名人Youtubeちょろいな

さしはらがYoutuneを始めていて、見たら上げてる動画どれも100万再生をかるく超えてる。

岡田斗司夫かだれか忘れたけど、これからテレビの出演料がどんどん安くなって、最後は金を払うから出させてくれってことになるって予想をしてる人がいた。

しかに金を払ってでもメディア露出して、金はYoutubeサロンで稼ぐって時代になるかもな。

絵本作家は、自腹で絵本を買ってAmazonランキングの一位をとって注目を集めたっていうのを考えるともうそういう時代になってるともいえるが。

2021-01-22

キングコング西野お笑い的な評価

anond:20210122112055

キングコングお笑い芸人としてはものすごいエリートで、芸歴2年でM1グランプリ2001(初回大会)に決勝進出している。

同じく2001年はねるのトびらでメインを任されたりと業界からの期待も厚く、同期の芸人たち(NONSTYLE平成ノブシコブシ南海キャンディーズなど)と比べてもぶっちぎりの出世頭だった。

また、ネタに関して言うととにかくボケ数を詰め込むタイプハイテンポ漫才師であった。

M1においては短い時間で会場を爆笑までもっていかなくてはならないので時間をかけてテクニカルなことをやるよりはとにかく数を打てというのが(特に2010までの)定説で、

これが定説としてささやかれるはるか以前からハイテンポ型でやっていたのは、意識してやっていたかはともかく先見の明があったといえるだろう。

一方、M1で優勝できていない、勝ち切っていないお笑い芸人であることは確かで、

特に先んじていたはずのボケ高速化の部分に時代が追いつきここを徹底したNONSTYLE2008年に完敗したのは決定的だったように思う。

結局その後MCを任されるゴールデン帯の番組もなくなりバラエティタレントとしてもそこそこにとどまる活躍となった。

(ただはねとび終了の2年後には絵本作家西野さんへの道を進み始めるので業界に見限られたのか西野から断ったのかは定かでない)

結論付けると、お笑い芸人西野の実績はビジネスマン西野の実績とほぼ同じである

間違いなくいちポジションを築いているし、全体的に見ればかなり成功してる方だけど、

プライドの高い西野が納得できるほどの超一流の成果は出せていない。

2020-12-21

絵本作家としてのキンコン西野

どうなの?まもなく映画が始まるが予告は面白そう。

2020-11-09

anond:20201106235758

無料漫画じゃないけど、リアルな紙の本で、

月刊Moeって本は絵本作家さんがたくさん描いてて

もし図書館でも行かれることがありましたら

読んでみると良いかなのだ!心にうるおい。

http://www.moae.jp/comic/yomawarineco/1

夜廻り猫とかはネコも人も性格の良いキャラばかりなのですごくほっとできます

2020-06-12

anond:20200612005610

『有名な絵本作家不倫してたけど捨てられた』みたいなエントリーブコメがまさに気色悪い非モテITエンジニアの慰めコメントだらけで地獄だった

2020-05-16

anond:20200516095045

俺もそう思った。

絵本作家人間なんだなってちょっと感心したけど、調べてみたら土人マンガ描いてるやつみたいな世間に物申す系の常時承認欲求垂れ流し系じゃねーか。

意外でもなんでもない。

2020-01-13

https://www.asahi.com/sp/articles/ASN145R86N14ULZU00J.html

お前の戦場スタジアムじゃなくマーケット

気にしてるのは商品の売上

それ以外の賞は所詮はおまけ

そう思ってたけど何か違うんだっけ

アスリート真剣試合の勝ち負け

だって彼らの人生決めるのはそれだけ

そんなことも理解できないのかお前

こんな奴が絵本作家マジおったまげ

2019-12-11

お空の上から選びました・前(短編小説)

「またやっちゃった…」

ヒロコは苛立ちと罪悪感でいっぱいになった胸を抑えて深く溜め息を付いた。

間も無く3歳になる娘のユウが赤くなったあどけない頬をめいっぱい歪ませて泣きじゃくっている。

嫌な周波数の泣き声がヒロコの脳に刺さり容赦なくさぶる。

片付けても片付けてもおもちゃを散らかし、いたずらばかりするユウをきつく叱りつけたのだ。

手をあげる必要などなかったことはわかっている。

同じことを何度繰り返せばいいのか、また抑えきれない怒りを発してしまった。

掌がヒリヒリと痺れている。

我に返った時には遅く、ユウは火が付いたように泣き出した。

それでもヒロコはすぐには動けなかった。

その様子を他人事のように見詰め、抱き寄せる事も出来ず、これを宥めるのも自分仕事かとうんざりし、またそう考えてしま自分が嫌だった。

夫の帰りは今日も遅いのだろう。

激務の為、終電になることがほとんどだ。最後に娘が起きている時間に帰ってきたのはいつの事だったろうか。

日が傾き始めた窓の外に目をやり、逃れられない娘の泣き声と孤独感にヒロコはまた溜め息をついた。

──

「こんなはずじゃなかったのに」

ヒロコはサキの家のリビングクッキーを齧りながら言った。

「イヤイヤ期は大変よね」

サキは応じる。

ヒロコの学生時代の友人だ。

サキの子供はユウの2つ上の男の子で、サキ企業勤めのいわゆるワーママである

ヒロコにとっては気の置けない親友であり、育児の先輩だ。

最近は忙しくて会う機会も減っていたがサキが2人目の出産を間近にして産休に入った為、久しぶりにお茶でもどうかと招待を受けたのだ。

「可愛くない訳じゃないんだけどね、時々イライラが止まらないの。本当にひどいんだよ。なんで何回言ってもわからないんだろう」

自分の家にはない、物珍しいおもちゃの数々に目を輝かせているユウを横目に、ヒロコはまた溜め息をつく。

「片付けは出来ないし、気付いたらすぐ散らかすし、昨日もリビングに水をぶちまけるし、トイレットペーパーは全部出しちゃうし…。毎日毎日片付けに追われてる…!すぐにビービー泣いてうるさくて頭おかしくなりそう。この子、私のこと嫌いなのかなって本気で思う事がある」

愚痴は次から次と溢れ出す。

サキは時折自身体験を交えながらヒロコの言葉にうんうんと耳を傾ける。

ヒロコがアドバイスなどを求めていないことはよくわかっている。

ただただ言葉を吐き出したいだけなのだ

まだ意思の疎通もままならない子供と一日過ごしているだけでどれだけ気力と体力が削られるかサキもよく覚えている。

久しぶりに人と話をしている高揚感と充実感に夢中になるヒロコの気持ちはよくわかった。

「…そろそろ保育園のお迎えに行かないと」

サキカップを置いた。

時間が過ぎるのはあっという間だ。

長居してごめんね」

ヒロコも席を立ち、ユウの散らかしたおもちゃを片付ける。

「帰るよ」

その一言でユウの顔がぷうと膨れた。

「やだ」

ヒロコの目が吊り上がった。

「また始まった…!ワガママ言わないで!!」

「やあぁー!あそぶ!あそぶの!!」

ユウはおもちゃギュッと握りいやいやと首を振る。

「もう時間なの!これ以上いたら迷惑でしょ!」

さなから乱暴おもちゃを取り上げると、ユウはわぁっと泣き声を上げた。

「はぁ…。もううるさい!泣かないでよ!行くよ!」

ヒロコはユウを抱き上げようとしたが、ユウは泣いて暴れ、その手から逃がれようとする。

カァッと目の前が赤くなるような感覚に襲われ、反射的にヒロコの右手にグッと力が入ったが視界にサキの姿が入り、ヒロコは震わせた拳を抑えた。

その分声はヒートアップする。

「泣いたって時間から仕方ないの!暴れないで!」

強引にユウを引き寄せ、そのまま引きずるようにして玄関へ向かう。

「みっともない所見せてごめんね。いつもこんなで…ホントごめん」

辛そうに頭を下げるヒロコにサキは困ったような笑顔を返すと、本棚から一冊の本を取り出してヒロコに渡した。

「ね、良かったらこれ、読んでみて」

──

ヒロコは疲れていた。

「こんなはずじゃなかったのに」

もっと育児って楽しいものだと思ってたのに。

お母さんだからメイクもお洒落ちゃんと出来なくて、髪を振り乱して鬼の形相で子供に怒鳴り、お母さんだから子供の為に我慢ばかりで辛い事ばかり。

ユウの寝顔を見て愛しいと思っても、朝になればまたあの1日が始まると思うと恐怖すら感じた。

の子を産んでいなければ…考えても仕方のないifが頭の中を駆け巡る。

夫は今夜も終電での帰宅になると連絡があった。

めしい。子供の事など考えず、仕事だけしていればいい夫が恨めしかった。

独りの時間はとても長く、虚無で満たされていた。

ふとヒロコはサキに渡された絵本の事を思い出す。

(絵本か…)

本屋へは何度か行ったが子供に何を選べばいいのかわからず、無難そうな物を数冊買ったきりだ。

読み聞かせをしてもユウはすぐに飽きてしま最後まで読み切れた事もなく、読んでいる最中絵本を破かれて怒って以来、開くのをやめた。

サキは何故、絵本なんかを渡して来たのだろう。

から取り出し、表紙を撫ぜた。

『この子は、ママをおこらせるためにいきています

絵本はそんな一文から始まった。

「えぇ…どういうこと?」

口の端に自然と笑みが浮かんだ。

静かなリビングにページをめくる乾いた音が響く。

いたずらで母親を困らせる可愛くない子供が、デフォルメされた絵柄で描かれていた。

(そう、毎日こうよ。嫌になる。この子ユウみたい)

嫌な感情が胸を巡る。

気分が悪くなり、一度は絵本を閉じようかと思った。

しかし、めくるごとにヒロコの手が震えだした。

(あ、このママ…)

絵本の中の母親自分が重なっていく。

(私だ…私がいる…)

『はっきり言って、おこらないママなんかダメだと思う!

あたしがあんたをうんだんだもん!

大好きすぎるからおこるのよ!あんたにはママよりしあわせになってほしいの!!

それがおこるってことなのよ!』

絵本の中のママは涙と鼻水で顔を汚しなから子供に叫んでいた。

ヒロコの目から知らずに涙がこぼれた。

(うん、私、怒りたいんじゃない。ユウが大好き。大好きだから怒ってしまうんだ…!私、間違ってなかったんだ…!)

胸が、身体中がカァッと熱くなった。

堰を切ったようにとめどなく涙が溢れてくる。

ヒロコは絵本を抱き締めて嗚咽を上げた。

ヒロコは昨夜泣き腫らしてむくんだ瞼をこすりながらも、穏やかな気持ちでいた。

今朝も早くからユウは冷蔵庫野菜室に積み木を放り込むいたずらをしていた。

いつものように怒鳴り付けたヒロコだったが、泣いているユウを自然に抱き締める事が出来た。

「あのね、ママはユウが好きだから怒ったんだよ。わかる?ユウの事がどうでもよかったら、怒ったりもしないの。だからユウが悪い事をしたら怒るのよ」

そう。こうやって子供に素直な気持ちを伝えれば良かったのだ。

今はまだ全ては伝わらないかも知れない、けれどきっとわかってくれるはず。

心持ちが違うだけでこんなにも余裕を持っていられるなんて。ヒロコは晴れやかさすら感じていた。

──

もしもしサキ?昨日はありがとう絵本、読んだよ」

追い詰められていた自分気持ち理解し、黙って絵本を渡してくれたサキ感謝を伝えようとヒロコは電話を掛けた。

「何て言うか、助けられた気持ち。私、いっぱいいっぱいだったんだと思う…」

「私もそうだよ」

サキの声は安堵したような響きがあった。

「いい絵本だったでしょう?私も辛いときに読んでるんだ。怒るのは悪いことじゃない、子供の為だって思えると気が楽になるよね」

「うん。ユウにちゃんと向き合えた気がする」

しばらく話を続けたあと、あぁそうだとサキは言った。

「あの絵本を書いた作家さんの講演会が再来週あるんだけど行ってみない?」

講演会?」

そんな堅苦しいのはちょっと…とヒロコは尻込みした。

「ユウも騒ぐしそんな所に連れていけない…」

大丈夫子供連れでも安心して行ける講演会なの。作家さんが子供と遊んでくれたり、絵本読み聞かせをしてくれたりするんだ。親も子供も楽しめていい息抜きになるよ」

本を一冊読んだだけ、どんな人かもわからない絵本作家講演会に3000円も出すのは専業主婦のヒロコにとっては少し高いなと思う金額だった。

だが、子供も沢山来ると言う話だし、ユウにもいい刺激になるかも知れない。

熱心に勧めてくれるサキに押され、せっかくだからと参加を決めた。

講演会と聞いて構えていたが、会場に入って拍子抜けした。

椅子も置かれていないホールブルーシートが敷かれているだけ。

子供大人もその上で体育座りをして待っている。

「なんなの、これ?」

わず口をついて出た言葉サキが拾った。

「知らないとちょっと驚くよね。まぁ座って座って」

サキに促されるまま、ブルーシートの端にそっと腰を降ろした。

キョトキョトと辺りを見回しているユウにサキが声を掛ける。

「ユウちゃん、これから楽しいお兄さんが来て遊んでくれるよ。ご本も読んで貰おうね」

サキの息子ケンタは場馴れしているのか、サキに寄り掛かるようにして静かに座っていた。

ケンタくん、お利口さんだね。ユウとは大違い」

「そんなことないよ。全っ然ダメな子なんだから今日はユウちゃんいるから良い子のフリしてるだけ。もうすぐ赤ちゃんも産まれるんだからもっとお兄ちゃんらしくして貰わないと困っちゃう。ね?ケンタ?…あ、ほら始まるよ!」

それはヒロコが想像していた作家講演会とは全くかけ離れたものだった。

絵本作家と聞いてかなり年配なのだろうと勝手に思っていたヒロコは、40半ばに見える気取らない格好をしたこ男性絵本作家その人であることも驚いた。

作家本人が壇上を降りて子供と触れ合い、子供達が楽しめるように趣向を凝らした様々な遊びが繰り広げられた。

時には大人も一緒に歓声をあげるような賑やかなもので、気付けばユウもキャッキャと声を上げて遊びの輪の中で満面の笑みを浮かべていた。

(凄い…)

今まで自分が知らなかった世界が広がっている。

絵本作家って本当に子供好きなんだね」

そっと囁くとサキ悪戯っぽく笑う。

「この人は特別だよ。こんなに子供の為に自分からやってくれる作家さんなんて聞いたことないもの。生の意見を聞きたいって日本中回って年に何本も講演会開くんだよ。絵本も発売前に講演会読み聞かせして、感想を聞いて手直しするの。凄いでしょ?」

サキ、詳しいね

「前にね、仕事でこの人のイベントに関わった事があって。妥協しないでこだわりを貫く姿勢とか、誰に対してもフランクで、作家なのに偉ぶらない所とか、凄く温かみがあって純粋な人だからファンなっちゃったんだ。しかも、ちょっとかっこいいじゃない?」

作家の事を語るサキの瞳はキラキラと輝いていた。

絵本読み聞かせもなんて上手なんだろう、とヒロコは思った。

子供達は食い入るように作家の手元を見詰め、声を上げて笑っている。

(これがプロ読み聞かせ…!ユウなんて私が読んでも最後まで聞かないのに、こんなに子供の心を掴むなんて。やっぱりプロは違うのね。私もあんな風に感情を込めて読んでみたらいいのかな)

作家は、二冊の本を読み終わり、次が最後読み聞かせだと告げた。

講演会も佳境である

もう終わってしまうのか…と残念な気持ちになるヒロコは気付かないうちにもうこの作家ファンになっているのだ。

新作だと言うそ黄色い表紙の絵本は、作家が渾身の思いを注いで全国のママ達の為に描き上げたのだそうだ。

この明るくて楽しい、優しさに溢れた人が私達ママの為に描いてくれた絵本とは一体どんなものなのだろう。

ヒロコの胸は期待に掻き立てられた。

世界中でママにしたい人はたったひとりでした』

読み上げられた一文にヒロコは頭を殴られたような気がした。

何故子供を産んでしまったのかと後悔が過る事もあった。

周りを見れば大人しい子供もいるのに何故ユウのようないたずらばかりする子だったのかと妬ましい気持ちになることもあった。

子供が親を選んで産まれてきただなんて考えたこともなかったのだ。

作家感情を溢れさせた独特の声音絵本を読み進め、ページを捲っていく。

空の上から下界を覗き、ママになる人を探す沢山の赤ちゃん達。

ひとりぼっちで寂しそうなママを喜ばせたいんだと飛び込んでいく魂。

ヒロコの心は激しく揺さぶられた。

気付けば茫沱たる涙が頬を濡らしていく。

子供は空の上で己の人生を決めてから母の胎内に降りてくる。

母に喜びを与える為に産まれるのだ。

ヒロコは肩を震わせしゃくり上げて泣いた。

その背中を優しくさするサキの頬にも涙が伝う。

そこかしこから鼻をすする音が聞こえる。

作家の声もいつの間にか涙声に変わっていた。

作家を中心に会場の空気が一つになったような感覚をヒロコとサキは味わった。

同じように感じる来場者は他にもいたのではないだろうか。

(自分絵本を読みながら泣くなんて、とても繊細な人なんだ…)

作家自分に寄り添ってくれるような気持ちになり、ヒロコはその涙が温かく感じた。

ママ…?」

ヒロコが泣いている事に気付いたユウが、どうしたの?と母の頬に手を伸ばす。

ヒロコは反射的にその小さな体をギュウと抱き締めた。

「ユウ、ありがとう

何故かはわからない。無性にそう言いたくなった。

「私の為に産まれてきてくれたんだね。ありがとう

講演後に開かれた即売会でヒロコは迷わず黄色い表紙の絵本を買った。

そのまま作家サインが貰えると言う。

感動と感謝を伝えているとまた涙が溢れてきた。

作家はにこにこしながら『ユウひめ、ヒロコひめへ』と言う宛名の下に2人の似顔絵を描いて手渡してくれた。

──

翌日からヒロコはユウに、そのサインの入った絵本積極的読み聞かせた。

講演会で見た絵本作家の姿を脳裏に思い浮かべ、それと同じように読み聞かせをしたのだ。

冗談を言うシーンでユウは笑う。

もう一度ここを読んでとヒロコにせがむ。

こんなこと今まで一度だってなかったのに。

この絵本はまるで魔法のようだと思った。

「ユウもこんな風にお空の上からママを選んだんだって。覚えてる?」

「うん。おじいちゃん

ユウは絵本の中の神様を指差す。

「このおじいちゃんにユウも会ったの?」

「うん」

幾人もの子供たちから聞いた話を元に絵本を描いたとあの作家は言っていた。

本当だ、ユウも産まれる前の記憶を持っているんだ、とヒロコは確信した。

「どこが良くてママを選んだの?」

「うーん…ママかわいい

照れたように小首を傾げながら舌足らずに答えるユウをヒロコはきゅっと抱き締める。

ママ嬉しい~!ユウも可愛いよ!可愛いママを選んだんだからユウが可愛いのも当たり前だよね~!」

ヒロコは幸せ気持ちで満たされていた。

子供からこんなにも愛を貰えると気付かせてくれたこ絵本は、ヒロコにとって正にバイブルとなったのだ。

後半はこちら↓

https://anond.hatelabo.jp/20191211112403

anond:20191211110536

その絵本作家講演会ステマかな?

長すぎて切れてる辺り増田に慣れてなさそうだけど。

2019-10-28

anond:20191028081035

それ呪われてるよ。

のぶみって母親からめちゃくちゃ嫌われてる絵本作家だし。

たぶん相手も分かってて送ってる。

2019-10-09

声なき声に力を。のせいで某弁護士しか思い浮かばなくなった。

2019-06-30

女はやっぱり人生イージーモード

毒親に育てられて、酷い目にあった漫画は9割描いてるの女

例の有名人

https://cakes.mu/series/3555

で、最終的には結婚して旦那がいる人しかたことない

人によると、例に挙げた人みたいに、不幸の再生産してる

 

男で毒親に育てられたんだな、ってのはゲイのもちぎさんくらいしか見ない

 

仕事で酷い目に遭ってパワハラとかブラックとかセクハラにあってもなんか彼氏とか旦那が助けてくれて、結婚して逃げてる

例)

https://anond.hatelabo.jp/20190630164919

 

被害あいかけても彼氏が慰めてくれるし助けてくれる

https://togetter.com/li/1243840

https://togetter.com/li/1360680

 

メンヘラでも結婚して旦那に養って貰える

https://note.mu/yuco/n/n48c82af709ff

https://anond.hatelabo.jp/20190511225025

 

女の人って、イージーモードすぎる

なんかあってもだいたい結婚という逃げ道があり、彼氏というセーフティーネットがあり、少なくとも餓死したりホームレスに墜ちたりしていない

ホームレスほとんどが男だってのも、女はそこに落ちる前になんとかなるからなんじゃないのか

 

男はやはり生きにくい

どうやったら男はイージーモードで生きられるのか

やっぱりハメ取り動画世界公開されても金の力と権力を持って知らんぷりして行動している人とか

https://anond.hatelabo.jp/20190511225025

絵本作家でやっていけてるから長年付き合った不倫女性をすてて内縁の妻作りながら平然とするとか

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20190610002907

 

やっぱり金と権力地位がある奴が生き残れるようだ

女は金も権力地位がなくてもなんとかなるのに

不公平すぎる

 

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