はてなキーワード: 組織率とは
だって「授業内容削減」しても「教える時間まで削減」したら「ゆとり」なんて発生しねーべ。
教える時間削減して余った時間が「ゆとり」ではないの?詰め込みで勉強ばかりしててはだめだからという理由で削減されたような気がするんだけど。
あなたが教える立場だと思って考えてくださいね。
教える内容が10で今まで10時間で教えてました、と。
時間は10のままで教える内容を8に減らしました、と。
いやでも2時間余りますね? これなら「ゆとり」が生まれます。
では教える内容を8にしました、と。
教える時間も8しかありません、と。
で、何時間余りますか?
え、家に帰って2の時間が余るでしょ、って?
増田さんのおうちではそうかもしれない。でも日本全国のほかの家庭ではどうでしょう?
そもそも学校で「ゆとり」の時間が必要だとされ「総合学習」に期待されたのは、従来家庭で行われていた教育部分を地域や家庭に任せておける状況でなくなったこと……具体的には、「同年代多人数との交流による社会性の獲得」「好奇心を持って学んだり考えたりする態度」「責任を持って子供の様子を見守る大人の存在」なんかが地域にも家庭にもほとんど期待できなくなってきたということがあげられます。それに加えて、遅刻しない、たち歩かない、人の話を聞く、こぼさずご飯を食べる、などの「しつけ」に類する『学ぶ基本』もまた、家庭から学校に期待されるようになってきました。
つまりより正確に言えば
「教える内容を8にしましたが、あらたに教える内容が2求められるようになりました。
全体の時間も8に減らしましたが、新しい2の内容をやるために2の時間が奪われます。
さて何時間余るでしょう?」
が正解ですね。
「ゆとり教育プログラム」と「週休二日制」を同時に行うことが致命的な失敗だったと、と書いた意味が分かってもらえましたか。
ところで、
もちろん教員が週休二日にしたかったってのもあるだろうけど。
(1)そもそも教員が希望したりはしていない。
(2)週休二日実施前と後を比べて「楽になった」教員よりも「余裕がなくなった」と感じている教員は多い。(統計など参照されたし)
(3)むしろ授業時間の削減の流れの中、総合学習や教科改変、学力低下論、そして保護者への対応に振り回され勘弁して欲しいというのが現場の声
そしてもっとも大きなポイントとして
(4)「週休二日にしたい」というのが「教員の要請」で決まったのなら、上記のような声が全然政策に反映されない理由が全く分からない。
という点が上げられます。そもそも組織率2割、ストも打てない組合の意見で国が方針を左右するなんてあり得ないでしょ。
というわけで、私はその意見には賛成しません。