はてなキーワード: 紫式部とは
今じゃあんまり考えられないけど、日本でも紫式部とか「創作をして人を楽しませる」存在は「地獄に落ちる」みたいな価値観が鎌倉時代とかつい最近までは普通だったんだよな
https://intojapanwaraku.com/culture/119145/
ここにも「話は好きだけど、話を楽しむ事は悪い事」みたいな価値観の人々の話が書かれてる。
でも実際そういう歌や創作って言ったものは魔力(比喩)をもっていて、今で言えば漫画やゲームに没頭してニートになっちゃった人、昔だと源氏物語に熱中して勉学を疎かにしちゃった人が居たわけで
禁欲かつ勤勉な人からしたらそりゃゲームを作ったり漫画を描く人は地獄に落ちるような事をしてるって考えるだろうなと
でもこういうのって翻訳前の原文が気になるのよね。英語しらんけど。
「絶賛」される日本のコンビニ 五輪海外メディアが「死ぬほどおいしい」 重労働など「影」の部分も知って:東京新聞 TOKYO Web
どのツイートかわからなかったので「LAWSON fried chicken」で検索。
CNA(Channel NewsAsia)ジャーナリストで、これはシンガポールのメディアらしいからおそらくこれ。
https://twitter.com/MatthewMohanCNA/status/1421430504872574976
Here’s what lunch looked like… Lawson’s fried chicken is to die for. #Tokyo2020
"to die for"が「死ぬほどよい」という言い回しっぽいのね。
"to die for"の意味・使い方|英辞郎 on the WEB
to die for
〈話〉すてきな、非常に素晴らしい
・That fur jacket is to die for. : その毛皮のジャケットは最高にすてきだ。
・My friend has a figure to die for. : 私の友人は非常に素晴らしい体形[ナイスバディーの持ち主]です。
【英語】1分でわかる!「to death」の意味・使い方・例文は?ドラゴン桜と学ぶ英語主要熟語 - Study-Z ドラゴン桜と学ぶWebマガジン
端的に言えばこの熟語の意味は「死ぬほど〇〇」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
「to death」には、様々な言い換え方があります。「until 〇〇 die」で「〇〇が死ぬまで」や、「to the moon and back」で「月まで行って戻って来れるくらい」などが多く使われている表現です。「to the moon and back」は、死ぬほど何かが好きな時に自分の愛を届ける時に多く使われるのでよく会話や文章などで多く見かけるので頭に入れておく役に立ちますよ。
ふーむ。じゃあ日本語の「死ぬほど○○」と英語の「to die for」は別々の場所で発生したのか英語を日本語に輸入したのか。まさかその逆か。
同じ感性で生まれたって考えはロマンがあるけれど、まあ輸入かな。でも結構普遍的な表現な気もする。
英語に関しては本当に調べる経験がなく手段が思いつかないのでgoogleの日付指定ぐらいしかできない。
書籍の全文検索が発行年つきでできたりしたらそれを使うんだろうけど。
で、まあ大して意味もない検索結果としては1988に映画のタイトルにはなってる。
原題:To Die For
翻訳作品を除くと、おおよそ1900年ごろから使われている表現に見受けられる。夏目漱石の時代である。
長谷川君と余
さらに翻訳自体は20世紀だが、元の表現を忠実に訳しているとするならば1500年台のフランスで同様の表現がされていたらしい。
モンテーニュ随想録 07 随想録 第三巻
...ことをきらい、屈従と束縛とを死ぬほど憎むからである。人間が多いのを... / ...知った人々に誤解されるのを、死ぬほど恐れているだけなのである。 ... / ...からたよられることも、ともに死ぬほどきらいになった。わたしはどんな...
ふーむ。ついでにもうちょっと古い日本語の情報がないか勘で調べてみる。
ありますねぇ!
下痢をお漏らし!嫌いなヤツには石投げる!平安貴族が結構お下品【落窪物語】 | 和樂web 日本文化の入り口マガジン
さらに典薬助は、ことの顛末を北の方とその侍女たちにいっさいがっさい話してしまいます。すると彼女たちは「死にかへり笑ふ」「いとど人笑ひ死ぬべし」など、死にそうなほど笑ったことが書かれています。「死ぬほど笑った」という表現が平安時代からあったことも面白いですね。
落窪物語はウィキペディアによると10世紀末頃に成立したとされる。
さらに「死にかへり」を調べると源氏物語が挙げられている。ご存知紫式部の著でこれも時代は1008年だそうだ。
〔連用形を副詞的に用いて〕死にそうなくらい苦しく。死ぬほど強く。
出典源氏物語 絵合
「しにかへりゆかしがれど」
[訳] 死ぬほど強く知りたがったが。
少なくとも英語の"to die for"などから日本語の「死ぬほど」が生まれたわけではないと考えてよさそうだ。
よく考えれば死は万人に訪れる避けがたい事象であって、言語に関係なくそれを強調の修飾として使うことは割と自然かもしれない。
「 死ぬほど君の処女が欲しい」「可愛すぎて死ねる」「死ぬほど痛いぞ」「ヤンデレの女の子に死ぬほど愛されて眠れないCD」
51.平城天皇(806~809)
官司の統廃合、観察使の派遣など行政の立て直しに取り組んだ。藤原薬子を寵愛したが、譲位後薬子の変が起きたため、出家した。
薬子の変を鎮圧。弘仁格式、新撰姓氏録を編纂した。三筆の一人にも数えられる文化人
在位中に令義解が施行され、日本後紀が完成した他、承和の変が起き藤原氏繁栄の基礎となった。医学、書道、和歌など初学に精通した知識人
55.文徳天皇(850~858)
続日本後紀の編纂を開始した。病弱であったため、政治の実権は藤原良房がが握った。
56.清和天皇(858~876)
幼くして即位したため、良房が実権を握り、元服後も握り続けた。在位中に貞観格式が編集された。
57.陽成天皇(876~884)
乳母子を殺す、宮中で密かに馬を飼うなどの奇行が多く、藤原基経に譲位させられた。
58.光孝天皇(884~887)
55歳という高齢で即位し、基経に「実質的な関白として政治を任せた。
阿衡の変により、藤原氏を疎み、菅原道真を重用した。在位中に多くの歌人が輩出され、遣唐使が廃止された。
60.醍醐天皇(897~930)
藤原時平の讒言を信じ、道真を左遷した。在位中に古今和歌集の勅撰、三代実録、延喜格式の編纂が行われ、その治世は村上天皇と共に延喜・天暦の治と称された。
在位中は天災が多発し、平将門・藤原純友が乱を起こすなど、多難な時を過ごした。
63.冷泉天皇(967~969)
病弱であったため、藤原実頼が関白として実権を握った。安和の変の後は、摂政・関白が常置されることとなった。
64.円融天皇(969~984)
藤原氏の政権争いに翻弄され、出家、文化人として風流な生活を送った。
在位中藤原道長が実権を握り、紫式部、清少納言、和泉式部などの文化人が活躍した。
道長の孫。在位中は道長・頼通が実権を握り、藤原氏の全盛期を迎えた。
在位中は頼通が関白として実権を握った
藤原氏を疎んじ、新政を行った。記録所を設け、成功、重任を禁じ、宣旨枡を定めた
在位中に富士山噴火、後三年の役が起きた。譲位後、院生を行った。
在位中は院生が行われたが、藤原師通の補佐により自らも政治に関与し末代の聖王と称された。
譲位後、崇徳~後白河の3代に及ぶ院政を行った。崇徳院を無視して、後白河天皇を即位させたことが保元の乱の原因となった。
鳥羽上皇に冷遇され、譲位させられた挙げ句、息子の即位も阻まれた。これを不満とし、保元の乱を起こすも敗れ、讃岐に流された。死後怨霊として恐れられた。歌人としても名高い。
76.近衛天皇(1141~55)
17歳で亡くなったため、崇徳院、藤原忠実・頼長親子に呪われたのではないかと噂された。
77.後白河天皇(1155~58)
保元の乱で崇徳院を破った後、譲位し院政を行った。平治の乱、治承・寿永の乱、鎌倉幕府成立などの激動の時代の中、権謀術数を巡らせ朝廷権力を維持した。
78.二条天皇(1158~1165)
崇徳院の子を差し置いて、皇子になったため、保元の乱が起きた。即位後は後白河院の院政に抵抗するも病気のため叶わなかった。
自身への敵対勢力に擁立されることを恐れた後白河院によって、わずか4年で譲位させられた。
80.高倉天皇(1168-80)
81.安徳天皇(1180~1185)
壇ノ浦の戦いで入水した。日本史上最も短命な天皇で、わずか7歳で崩御した。
82.後鳥羽天皇(1183~98)
譲位後、土御門~仲恭の3代にも及ぶ院生を行う。承久の乱に敗れ隠岐に流された。
父である後鳥院とは不和で承久の乱にも加わらなかったが、自ら望んで土佐に流された。
85.仲恭天皇(1221)
わずか10歳で即位したため、天皇になったことのない守貞親王が後高倉院として異例の院政を行った。
滑石を用いたいたずらが原因で転倒し崩御した。
88.後嵯峨天皇(1242~1246)
譲位後、2代にわたる院政を行った。死に際して、帝位継承者決定を幕府に委ねるとしたため、南北朝問題の原因となった。
90.亀山天皇(1260~74)
大覚寺統いわゆる南朝の祖。父後嵯峨院に愛され、兄後深草院を差し置いて子の後宇多天皇を即位させたため、南北朝問題の原因となった。譲位後南禅院を建立
91.後宇多天皇(1274~1287)
大覚寺統。在位中に元寇があった。譲位後、持明院統の伏見天皇を即位させるが、続いて持明院統の後伏見天皇の即位には反対したため、両統送立が始まった。院政を行うが、後醍醐天皇と対立し、政治から身を引いた。好学の天皇として知られる
93.後伏見天皇(1298~1301)
譲位後、院生を行う。元弘の乱後、東国へ逃れるも捕らえられ出家した。
94.後二条天皇(1301~08)
大覚寺統。持明院統から2代続いて天皇が出たことに後宇多院が抗議したため、幕府の計らいで即位。両統送立が始まった。
95.花園天皇(1308~1318)
鎌倉幕府打倒に貢献した後、建武新政を行う。足利尊氏に敗れ吉野に逃れ南北朝時代が始まる。
高師直に攻められ賀名生に逃れる。一度京都を奪還するもすぐに北朝に奪われた。その後も京都回復を狙い、各地を転戦するも果たせなかった。
98.(南3)長慶天皇(1368~1383)
和歌を愛し、五十番歌合、五百番歌合などを催した。
足利義満の誘いの応じて、南北朝の和解を実現。しかし、義満の死後冷遇され、和平の条件であった両統送立も果たされなかった。
後醍醐天皇の失脚を受けて即位したが、鎌倉幕府の滅亡後、後醍醐の廃位と光厳の即位が否定された。
足利尊氏の擁立により即位。譲位後、観応の擾乱によって南朝に捕らえられるが後に解放された。
北3.崇光天皇(1348~1351)
北4.後光厳天皇( 1352~1371)
後村上天皇の一統が破れると、足利市に擁護され即位した。南朝の攻撃に遭い、美濃・近江などに逃れたこともあった。
北5.後円融天皇(1371~1382)
「人をたくさん知れば知るほど、代わりを見つけるのがやさしくなって、それがロンドンのような所に住んでいることの不幸なんじゃないかと思う。わたしはしまいには、どこかの場所がわたしにとって一番大事になって死ぬんじゃないかという気がする」
二つの家族の間を行き来しながら、人間の記憶や、場所への執着を捉えた文章。それはまるで、漱石のいいところだけ抜き出したような文章だった。
ところで、同じ著者の「インドへの道」もいい。これは大英帝国支配下のインドで、未婚女性が現地の男性に暴行されたという疑惑を巡る話だ。女性を守ろうとする騎士道精神と排外主義が結びつき、支配者と被支配者の亀裂が広がる様を描く、不幸にして極めて現代的な作品である。冤罪をかけられたインド人が、「誰があんな不美人な年増を」と心の中で毒づくの、とても嫌なリアリティがある。たぶん、帯を工夫したら売れるし、どっちの「弱者」がより保護されるべきか的な話題で定期的に盛り上がる増田の住民にも刺さるんじゃないかな。
切れた靴紐を昼休みに買うだけの、注釈だらけの何だかよく分からない小説。細やかな観察眼と都市生活者が思わず共感してしまう日々の経験で、要するにあるあるネタで延々と読ませる。すごい。こういうのが現代文学なのね、みたいに一席ぶつのにも使えるかもしれない。
真面目な話をすると、文学にはいろいろな機能があって、それは作者の意図とはかけ離れているかもしれないのだけれども、その結果的な機能の一つとして、その時代で言語化されていないものを文字化するというのがある。だから、文学賞を受賞した作品だからと言って、実は今の自分が読んでも面白いかどうかは全くの別問題なのだ。文章が巧みで、いかにも知的な主人公の知的な悩みを描いた文学だけが主流な時代は終わっているのかもしれない。そういうのが好きな人は古典で充分であるし、逆に言えばいろんな立場の人のきれいごとではないこじれた気持ちが知りたければ現代文学は面白い。
理由は書かないが、自分は周囲の期待を一身に背負っていたエリートが挫折する話が好きだ。前途有望な若者が、将来を棒に振ったり挫折したりする筋書きに対するこの偏愛ゆえに、自分は「ゲド戦記」第一部の前半部分や「スターウォーズ」のエピソード3に対する執着がある。
生きていくとは何らかの失望を味わうことであり、時間をかけてそれらを味わいつつ咀嚼していく過程であるのだけれど、こうした自分のどうにもならない感情を言語化した先行作品があることで、自分は孤独ではないとわずかな慰めが得られる。
「鏡の中の鏡」「魔術」「薔薇の名前」などの元ネタとなる作品を書いた人。「バベルの図書館」は聞いたことがある人もいるかもしれない。
非常に濃密な短編を書く人で、このネタで長篇普通に書けちゃうだろ、みたいなネタをそのまま短篇で調理する。どの作品も非常に濃密で、読み解くのにエネルギーがいる。文体は簡潔で、物語も必要最小限の描写できびきびと進む。ただ、具体的に何が起きているのか、そしてなぜそうなったのか、その設定の意味は何か、を追うには読者に教養が要求される。読破すると、それ以上のものが得られる。読み終わったらカルヴィーノだとかスタニスワフ・レムの「虚数」だとかミロラド・パヴィチ「ハザール事典」だとかそういう沼にようこそ。
キリスト教文学の癖にルシファーがめちゃくちゃかっこいい。地獄に落ちても神への反逆を続けよとアジる場面は音読したくなる。そのくせ、彼の弱く情けない姿もまた魅力的だ。アダムとエヴァが楽園で楽しげにしているところを見て、自分には愛する伴侶もなく、人類に与えられている神からの恩寵も既に失われたことを嘆く場面もまた、声に出して読みたい。そして、彼は人類への憎悪と嫉妬のゆえに、アダムとエヴァを堕落させる。この叙事詩の主役はルシファーだ!
好きなヒロインは六条御息所。自分の意に反して生霊を飛ばし、他人を苦しめてしまうことに悩むのがかわいそうでならない。今でいうなら、好きという感情をコントロールできなくて、それでも好きな人が振り向いてくれなくて苦しんでいるタイプで、感情のエネルギーが強い自分としては大いに共感する。
他に好きなキャラクターというか、嫌なリアリティがあっていいと思うのは薫で、その優柔不断さがいい。「この子とつきあいたいけど、でもこの子にそっくりな別の子とはいい雰囲気だしなあ」みたいな優柔不断というか欲深さは、男性心理をよく観察していないと書けない。そういう意味で、自分の中では紫式部の評価がすごく高い。
情けない夫が不機嫌な妻に、お前それだけはやっちゃダメだろ的な行為を延々続け、妻から完全に軽蔑され、とうとう上司に妻を寝取られてしまうだけの話で、一人称の視点から延々と繰り返される言い訳はひたすらに情けない。ねえ、僕のこと愛してる? 嫌いになっちゃった? と尋ねまくって、わかっているくせにとぼけないで! 今忙しいから後にして! うるさいからほっといて! もう愛してないったら! あなたを軽蔑するわ! と怒らせるのは、完璧な反面教師であり、ギャグすれすれだ。
しかし、作者は妻のことを相当恨んでたんだなあ。
身体に劣等感を持つ主人公が、付き合うだけで不幸をもたらす浮気性の彼女を振り切って、幸せにしてくれる女性を見つける話。多くの人が何かしらのコンプレックスを持っているし、何であんな自分に敬意を払ってくれない人を好きになったんだろうって記憶を持っていることだろう。王道過ぎるといえばそうかもしれないが、結婚してハッピーになる王道の何が悪い!
ローマ皇帝が自分の治世を振り返る体裁でありながら、欺瞞と自己満足をさほど感じないのは文体のせいなのか。時代も性別も文化も言語も超えて、別の個人に憑依しながらも、己を見失うことなく語る著者の声は、他人の視点に立って(歴史)小説を書くとはどういうことなのかを、これからも厳しく問い続けることだろう。
中年や老人にならないと書けない小説がある。そして何年もかけて書かれる小説があり、構想から数十年が過ぎて着手される作品もある。そうした重みを持つ文学作品がどれほどあることか。
技巧も素晴らしく、文体も素晴らしい。こうした作品に出合えるのは、年に一度か二度だ。
説教臭い頑固おやじのブログ。基本的には仏教説話が多いが、それらに交じって挿入される、「〇〇という迷信には典拠がない」だの「〇〇という習慣は最近のもので、本来のありようや精神とはかけ離れている」だの「〇〇という言葉は語源を考えれば正しくは〇〇と言うべきだ」だのが、まさにその辺のおじさんがいかにも言いそうなことで面白い。
ただ、それだけじゃなくて、第三十九段の「或人、法然上人に、……」のエピソードは、「とりあえずできるところから頑張ればいいじゃん?」的な内容で励まされるし、十八段の「人は己れをつづまやかにし、……」は身軽に生きていくことの幸せさを教えてくれる。
最高だった。ラヒリ大好き。体調崩すレベルで刺さった。アイデンティティの混乱という古典的テーマもさることながら、ラストシーンで過去と不在の人物の記憶が、そして小説の全体が何気ないものによって濃密によみがえってくる様子がすばらしい。そのイメージはプルースト以上に強度があるかもわからない。
これは、インテリのインド系(ベンガル人)移民の第一、第二世代の話なんだけれど、読んでいるうちに海外赴任者の寄る辺なさを思い、つまりイギリスで暮らしていた自分の両親の境遇を勝手に連想させられ、ついつい感傷的になってしまった。随分と勝手な読み方だが、小説の読み方はいつも私的なものだから構わないだろう。
外国では気候も習慣も何もかもが違う。両親の教えることと学校でやることが矛盾していて、両親が里帰りしても子供たちは故郷のノリについていけない、ってのが、すごくパーソナルなツボをついてくる。こういう経験がなくても、地方と都会として読み替えると、増田でいつも議論されている話にも近づくんじゃないかな。
正直なんでこの時代にラブクラフトを読むのか、というのはある。人種差別主義者だし、排外主義者だし、クトゥルフ物はパターンが決まっているコントみたいだし(人類に理解できない名状しがたいものに触れて発狂するのが基本的なオチ)。でも、彼の持っていた宇宙の巨大さと人類の取るに足らなさという感覚は、まさにセンス・オブ・ワンダーだ。そして、「人間の感情の中で最も古くて強いのが恐怖であり、その中で最も強いのが未知のものへの恐怖である」という言葉の通り、究極的には理解できない「他者」という存在の恐怖にまっすぐに向き合おうとしたことを何よりも評価したい。
この作品が好きな理由もまた、不気味なクリーチャーが非常に知的であり、かつ知識欲が旺盛だということによっている。
一巻から三巻までは、ゲドという人物の自我の確立に始まり、他者を助けることや世界を救う英雄的行為が扱われる。しかし、実はゲド戦記は第四部からが本番なのだ。あらゆる魔法の力を失い無力な存在となった彼が、魔法のある世界でいかに生きていくか。これは、老いに直面する男性の物語だ。
そして第五巻! ゲドの生涯で一番の功績が、実は重大な誤り、人類の傲慢に過ぎなかったのではないか、という仕事に生きてきた男性には非常に厳しい可能性が示される。
しかし、ル・グインはゲドにとてもいい歳の取らせ方をしている。果てしなく努力をすれば、男性が女性を、女性が男性を理解できるのだと作者はどこかで述べていたが、その希望を見せてくれるし、そこに女性作家を読む喜びの一つがある。
いわゆる毒親について書かれた小説なんだけど、ねちねちしていなくていい。文体は軽く、描写も簡潔。だからこそ、彼の育った環境の異常さが際立ってくる。なんでこんな親子関係になっちゃったのかについて掘り下げられることもほとんどない。
そして、暗鬱なだけの作品にならないのは、にんじん少年の異常なたくましさだ。ひどい目に合っても受け流し、冷淡な母から何とか愛されようともがいている。読んだときの年齢によって、感想は大きく変わるだろう。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 84 | 8053 | 95.9 | 36 |
01 | 39 | 10228 | 262.3 | 72 |
02 | 85 | 12608 | 148.3 | 49 |
03 | 29 | 7177 | 247.5 | 46 |
04 | 19 | 1887 | 99.3 | 44 |
05 | 37 | 3935 | 106.4 | 25 |
06 | 35 | 5268 | 150.5 | 43 |
07 | 46 | 4701 | 102.2 | 42 |
08 | 103 | 11669 | 113.3 | 46 |
09 | 76 | 6903 | 90.8 | 57.5 |
10 | 72 | 10356 | 143.8 | 50 |
11 | 102 | 15737 | 154.3 | 45 |
12 | 145 | 11242 | 77.5 | 39 |
13 | 122 | 13625 | 111.7 | 44 |
14 | 100 | 7678 | 76.8 | 42.5 |
15 | 106 | 10698 | 100.9 | 49.5 |
16 | 90 | 8882 | 98.7 | 50.5 |
17 | 93 | 7654 | 82.3 | 42 |
18 | 124 | 13754 | 110.9 | 40 |
19 | 175 | 17306 | 98.9 | 36 |
20 | 198 | 15545 | 78.5 | 44 |
21 | 176 | 14977 | 85.1 | 42.5 |
22 | 167 | 12513 | 74.9 | 35 |
23 | 222 | 27247 | 122.7 | 37 |
1日 | 2445 | 259643 | 106.2 | 42 |
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■地方で子どもに与えられる文化資本 /20210219201256(32), ■anond:20210219143644 /20210219230128(23), ■楽器ってさ /20210220061927(18), ■anond:20210220171953 /20210220173238(15), ■【追記】東京の歩道に安寧は二度と訪れない /20210220023015(14), ■高所得者には俺たち底辺が作ってるものやサービス使わせない /20210220164152(13), ■ /20210220071627(11), ■演劇やお笑いにねじ込まれる下ネタがきつい /20210219203502(9), ■で、子供に「遊郭ってなに?」って聞かれたら結局どう答えればいいの? /20210218230048(9), ■ホットコーヒーミニマムサイズ一杯の値段 /20210220143516(9), ■ /20210220042441(8), ■なんで男のほうが自殺率高いんだろう? /20210220200937(7), ■雑誌のバックナンバー読み放題のサブスク欲しい /20210219194916(7), (タイトル不明) /20210220001636(7), ■古文漢文をやったことに意義を感じない /20210220083518(6), ■APEXLegendsとかいうゲームが癪に触りすぎてインターネットを破壊したくなっている /20210219052405(6), ■アラサー腐女子だけどいつの間にかツイフェミになってたから絶望した /20210218193205(6), ■会うのはしばらく我慢だね←わからん /20210220181011(6), ■「弱者力」の計算を社会学者にして欲しい /20210220183133(6), ■パトレイバー2に第二小隊を殺された /20210218062316(6)
俺はその先生じゃないし言ってることが読んでもわからんかったけど、こう考えたらどうだろう
実利的には「古典の教養がないと、大人になってから高度な心理戦に参加できないから」
古典で残ってるのは恋愛にしろ戦争にしろ高度な心理戦の名作棋譜みたいな話ばっかり。
「人の心はこうやったら動く(感動する)ぞ」って法則性は変わらないから今まで残ってる
そんでFGOとかもそうなんだけど、有名な古典ってストーリーがギュッと圧縮されてて今でも再生できる
だから人名で「ヘクトールとアキレウスみたいなもんで」っていったら知ってる人同士ならバチっと通じたりする
中国人なんか三国志演義そんなに好きじゃないし関帝廟にはお参りしても三国志なんて読んでない人いっぱいいる
だから外交で自国の文化に詳しい人に遭うと「この人はすごい人、自国に興味をもってくれてつきあいやすい」っておもってくれるの
性癖わかる人同士でしゃべるの楽しいからやってるんだとおもうよ
それを原語でやる必要はあるかっつったらう~ん。俺は個人的にはあるとおもうけど趣味の範囲かなぁ。
ゑとかゐとか就中とかない文章しか読んだことない人が猿真似で古代人キャラうごかして書いた文章はイマイチおもんない。
いまのパンピーが持ってる古典教養、枕草子と平家物語の一部を覚えてる程度でしょ
いち教科として何百時間も割いてその程度しか頭に残ってない時点でゴミであることは明白
・古文は内容のないカスみたいな恋愛小説、つまんねえ説教くさい話ばっかり読まされる最悪の教科
・漢文は簡単だし内容もまだ面白いがわざわざ習うほどではないし、返り点を読解できるようにならないといけない意味が本当にわからない 新たに漢文書くことなんてないんだしもう全部書き下せばいいだろ
まあ名作古典の存在くらいは知ってていいけども、わざわざ原典を読まんでよろしい そんなことやってられるほど余裕ねえだろ
ウンチみたいな内容のカス文章を読みやすいって理由だけで教材にして時間を空費するくらいなら、名作の内容をつまみ食いしたほうが絶対マシ
これ苦しい言い訳だよなあ!
古文で学んだ方法論が英語学習で活きた!と思ったことなんて一回もねえぞ そもそも語派とかガッツリ違うし、厳しいですって
俺はスペイン語やって英語力もなんとなく伸びた感じがあるので、外国語学習がどうこう言うなら古文なんて捨てて素直にフランス語なりスペイン語なりをやったほうがいいと思う
特に古文の内容がクソすぎてむしろ日本文化がかなり嫌いになった感じがあるんだよな
キショいんだよ古文 感情が昂ったところで和歌詠み始めるのが本当に気持ち悪い ぶっ殺したくなる つか、詠んでねえだろ?ホントは ホントは「う、う、」とか言ってアタフタしてただけの陰キャがあとからカッコよく詠んだ風に書いてるんだと思うとマジで鳥肌モンなんだよな
縄文時代をイメージしろ、と言われるとカラーの実写で想像できるんだが、明治時代って言われるとモノクロの解像度低い写真ベースのイメージしか出てこないし、平安時代って言われると紫式部の肖像画みたいな絵柄でしか想像できない。
実際はどの時代もフルカラー・3Dだったんだが、現存資料があるとその表現に引っ張られてしまう。江戸時代なんかは時代劇があるぶんちょっとマシだけど、やっぱり浮世絵も頭をよぎる。
将来、ホログラムなりARなりVRなり、まあよくわからんけど3D映像が気軽に撮れるようになったりして2Dの写真が時代遅れになったら、俺たちは2次元を生きていた存在として回想されたりするんだろうか。
2000円札の絵柄にもなった紫式部のような人が思い浮かびましたか?
歯を磨きたくなりました。
そもそも何で磨くのか?
恐ろしいですね。
うんちがしたくなりました。
恐ろしいですね。
肛門が切れました。
ボラギノールはありません。
切れっぱなしです。
恐ろしいですね。
お風呂に入りたくなりました。
ていうか、どのくらいの頻度入るのか?
臭そうです。
恐ろしいですね。
どないどす?
ジョン・レノン先輩はイマジンで「想像してごらん天国なんてないんだ」と言わはりました。
でも、令和の日本人的には一も二もなく風呂トイレを想像してしまいますね。
切れっぱなしやないか!!
なりますよね。
ケツソングいくぜ!
せい!せい!せい!
ケツ痛くて悲しくてこらえた夜
血が出ててるぜ血が出てるぜ
ケツが切れてるーー!
痔主にはやり切れないですね。
生きていける気がしませんね。
え……えきだちゃうわ。