はてなキーワード: 紫式部とは
「本人についてのリアル情報は出回ってないけどスゴいクリエイター」は日本でよく見られる。
今流行りのダンジョン飯の九井諒子や、ちいかわのナガノなんかがそうだ。
どんな顔をしているのかも、関係者以外はサイン会に行った人くらいしか知らないんじゃないだろうか。
一方、今日知ってスゴいと思った市松寿ゞ謡というクリエイターは少し違うようだ。
市松は個人のゲーム制作者で、GOHOMEという独創的なホラーゲームをプログラムから歌まで一人で作った実力あるクリエイターである。
また市松はVTuberでもあり、チャンネルには自身の制作物の他にVTuberとしての活動も見られる。
ただし本人情報は出てこない。しかしそれでもどういう雰囲気の人物なのか知れるというのはファンにとって嬉しいんじゃないだろうか。知らんけど。
本人情報を出したくないクリエイターの内、昔なら完全非公開だったけど今ならVTuberまでは許容出来る人が出てくれるという時代になったのかも知れない。
これが福音か。
ヤニくさいヤニくさいっておっしゃいますけど、汚いおじさんが臭いのは人類誕生以来、変わらない普遍的事実な訳でして。
紫式部さんとかも随筆で「おじさんいとくさし ヤニくさし」みたいなこと書かれてるんじゃないですかね?
よく知らないですけど。
まあ体臭で臭いのとヤニくさいの、どっちがマシかって話ですよ。
何? どっちもくさいから止めろですって?
おじさんから臭い部分を消去したら、おじさんという存在が消滅するんです!
え? 香水とかを使え?
イケオジの方ならともかく、汚いおじさんからフローラルなバラの香りとかしたら、そっちのがキモくないですか?
入るなり、カウンターの後ろに並ぶティーセットに圧倒されます。
食器には全く造詣が深くないおじさんにも、凄い食器なんだろうなというのがビンビンに伝わって来ます。
……コペ、こぺんはーげん?とかいうヤツじゃないですかね。
他のお高い食器の名前とか知らないのでテキトーに書いてますが多分凄いやつです。
店内はそんなに広くないですが、シックな感じのお洒落空間となっております。
圧倒されたまま着席すると、妙齢のマダムがお冷やとお皿に載った熱々の布おしぼりが提供されます。
ウッキウキでおじさん仕草(顔拭き)をしてから、さて何を頼もうかと店内を見渡しますが……あれメニューがない?
これはジョジョのレストランよろしくマダムが客を見てメニューを決める、みたいな感じなのかしら?
笑顔で「貴方、ふくよかだから水とサラダですわね」とか言われたら舌を噛み切って自害するしかないのですが、どうしたものか。
ドキドキしながらメニュー下さいとマダムに伝えるとおしぼりが載ったお皿がメニューになっている、との事。
死なずに済んだことに安堵しつつ皿を覗き込むと、そこにはメニューが!
バリバリ洋風の喫茶店に相応しいかは、ちょっと自信がないですがとても素敵です。
コーヒー:
かなり苦めの酸味が全くないタイプで実に私好み。
おじさんにとって人生は苦みに溢れてますから、これはもはや「人生を凝縮した一杯」と名付けてもいいのではないでしょうか。
今まで飲んできたコーヒーは置いておくと多少なりとも酸味が出てたのですが、これは全然酸っぱくならないのですよ。
理由が全く分からないので、とりあえずコーヒーを淹れて頂いたマダムは私の中で「コーヒーを美味しく淹れる妖精さん」という事になりました。
これ、うっかり落としたら軽く一万円くらい消し飛ぶヤツでは……
トースト:
かなり小さめですが130円。
ですが多分これ手造りなのではないでしょうか。
もちろん外側カリッと中はもちもちで、とても美味。
ケーキ:
おじさんの面倒くさい乙女心でケーキは頼まないのが常なのですが、ここのケーキはクリームチーズにドライフルーツを練り込んでリッツ風のクラッカーを2枚添えた独特な物。
見た目お洒落なフレンチの前菜ぽいので、マイルール的にギリセーフ。
ねっとりしたチーズにドライフルーツの甘さが加わって口の中が重くなるのですが、ここに苦めのブレンドコーヒーが絶妙に合います。
コーヒー→ケーキ→コーヒーのループで無限に食べれてしまいそうな危険さが。
……やはりマダムはコーヒーを美味しく頂かせる妖精さんなのでは?
疑惑は深まるばかりです。
非常に落ち着く空間なのですが一点だけ気になるのがBGMです。
クラシックがローテーションで流れているのですが、突然ワルキューレの騎行が流れ出すので若干ビクッとしました。
笑顔のマダムが「朝のナパームの匂いは格別だ」とか言い出したらどうしよう、などという考えが頭を過ぎります。
もちろんマダムはキルゴア中佐ではないので、脳にニコチンが回った私の妄想は実現しませんでしたけれども。
というか、これだけ趣味がよいお店ですからマダムの感性が絶対に正しいのです。
マダムが時間を掛けて練り上げたであろう美意識の一端に触れ、汚いおじさんの薄汚れた心も洗われた気がします。
さて、今回はこんな感じで終わりますね。
今回メニューが少なめなので、かなりヤニカスの妄想が多めになってしまいましたが如何でしたでしょうか。
石は投げないで頂けると非常に助かります。
今回に限らず、読んだ方が紹介した店舗に行ってみたいなと思って頂けているかが正直かなり不安ではありますけど、ニコチン以前に頭のおかしいおじさんの筆力ではこれが限界なんです、許して下さい。
また何か書いた際は読んで頂けたら、と思います。
それでは、またどこかで。
[追記]
続きを書きました。
圧倒的な醜さ、頭の悪さ、一途さ、誇り高さ、純粋さで、一度セックスした源氏を夫と信じて待ち続け、困窮の極みで愛人の家に行く途中の源氏に発見され、一生面倒を見てもらえた末摘花。
さほど美しくないが家庭的で慎ましい性格で、早々に女として愛されるのを捨てて源氏を癒やして信頼を得て、源氏の子供達の育ての親として安定の人生をゲットした花散里。
等々美しくない女の中には源氏のおかげで幸せになった女も少しはいる。
バリバリ仕事ができて帝の信任も厚く、教養も身分もあり老いても美声で、登場時点で58歳とかなりの老女なのに若作りで自分の好きな華やかな装いで居続け、男好きで当代一の若いイケメンに色目を使ってセックスをして、若い頃は美女で、婆になっても自分に惚れてる爺に執着されている。
紫式部が嫌いな義理の姉モデルに作ったと言われているが、長く太く一生幸せに好きに生きられたのは凄いし、今の時代に再評価されるべきキャラでは。