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2023-07-25

サルトル「裕福な人が戦争を起こし、貧乏な人が戦争で死ぬ」

ウクライナ徴兵逃れ横行 「富裕層あっせん」|日経新聞

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB098BF0Z01C22A2000000/

 

君の人生を困難にしているのは、

学習障害があって文章意図が読みにくいか言語化能力が弱すぎるから調べ物が出来ないこと

から事実と異なることばかり平気で言う

知的な困難があるならゆっくりペースで成長してるんだな、自分独自世界の話をしているんだなって思うけど、どうなん?

ChatGPTちゃん積極的に使おうな?

 

ChatGPTちゃんに代わりに聞いてあげました・1(醤油)

戦時中において、一部の個人特殊手段を使って兵役回避しようとしたという報道や記録が存在します。その中には醤油を飲んで「貧血状態」を装い、兵役回避しようとしたという報告もあるようです。

 

当時の日本では、戦争による兵力不足から徴兵が厳しく実施されていました。兵役回避するためには、健康上の問題を装ったり、裕福な家庭であればお金を使って兵役免除されることもあったとされています。これらの行為違法であり、社会的にも非難される行為であることは言及しておきます

 

ChatGPTちゃんに代わりに聞いてあげました・2(軽井沢)

戦時中日本において、一部の支配階級や裕福な人々が軽井沢などのリゾート地パーティーをしていたという記録や報道があります。当時、日本太平洋戦争を戦っており、国内は厳しい経済状況や食料不足空襲などの戦争の影響を受けていましたが、一部の富裕層はそれらの影響を比較的受けにくい状況にあったため、リゾート地での贅沢な生活を楽しむことがあったとされています

 

軽井沢は、夏涼しく過ごしやす気候と美しい自然があり、戦前から日本上流階級外交官外国人などが避暑地保養地として訪れることが多かった場所です。戦争が進行していた時期でも、一部の特権階級の人々は軽井沢での生活を続けていたという記録があります

 

これらの情報歴史的資料回想録報道などによって裏付けられていますが、一部の特権階級の行動が全体の状況を反映しているわけではありません。当時の社会戦争の厳しい状況により多くの人々が苦しんでいたため、特権階級リゾート地での贅沢な生活を楽しんでいたことは一般市民にとっては不平等不公平な状況として捉えられることもあるでしょう。

 

ChatGPTちゃんに代わりに聞いてあげました・3(裕福なひとたちの徴兵逃れ)

白洲次郎しらす じろう)は、日本外交官であり、戦後には評論家としても知られる人物です。彼は戦時中外務省要職にあったが、病気を装って徴兵逃れをしたとされる代表的な例の一つです。

 

白洲次郎は、日本太平洋戦争突入した時点で、外務省官僚として国内の情勢や国際的な状況をよく理解していました。しかし、自らが体験した第一次世界大戦戦場での経験戦争悲惨さを胸に抱え、戦争への反対や人道的な理由から徴兵逃れを試みたとされています

 

白洲次郎は、病気を装って入院したり、療養の名目兵役免除されるように働きかけたりしたと言われています。彼はその後、戦後日本外交政策に大きな影響を与える存在となりました。

 

検索すれば秒で引っかかること

徴兵制について。昭和2年(1927)までは、お金を払って兵役期間を短縮できる制度がありました。もっと前は兵役免除となる時期もありました。こちらは入営中の経費を負担することで2年の兵役を1年にする一年志願兵への申請書類選考結果。現在長野県塩尻市の方です。

 

信州戦争資料センター

https://twitter.com/himakane1/status/1095900687295176704

太平洋戦争ですが、私の知ってる金持ちは、誰も戦争に行ってませんが、何か方法があったのですか?

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10158993500

ーーー 

うちの父も、自らの口で語ってますが「軍部お金を積んだ」そうです。

最初は、暗号解読とか、通訳の口を狙っていましたが、御殿場の練兵場で終戦です。

食べ物も、ウラから手に入れ、飢えた思いをしたことはないそうです。

戦後は、ツテで、GHQに出入りしてました。

つの世もお金です。

 

ーーーー

徴兵忌避方法はいくらでもあります

それだけで本が書けるほど。

結果として単純に徴兵に応じたのは

①何も知らない人

②親にカネがなかった

③知ってはいても、逃げるのは卑怯だと召命に応じた人

④みんな仲間だからと、抜け駆けはできない人

そもそも戦争好きな人

など。

詳細は省きますが、ウチの親の場合満洲炭鉱課長なので「徴用」扱いで最後まで赤紙は来ませんでした。

叔父は馬の専門家で「軍医」として戦地には赴きましたが、ずっと後方です。

親戚には陸大卒業し、陸軍中枢の参謀本部勤務のまま終戦を迎えた人もいます

知人は臨床検査技師で、衛生兵希望し、最後シベリア経由で帰ってきました。

著名な作家の多くは、結核の既往歴で徴兵免除になったか、さもなければ報道班の「徴用」で南方に行っただけ。

勉強し過ぎの学徒上がりは、視力不足では鉄砲が打てないと大幅に順位を下げられ、

診断書に手心を加えてもらった金持ちの子弟、自傷して障碍者になった者、わざわざ犯罪を犯して自首したもの懲役以上の受刑者徴兵対象外)、良心的兵役拒否最後まで出頭に応じなかった、等やり方は無数にあります

 

私は高校生の時から、今徴兵が来たらどうするか、そればかり考えて行動していたのでやたら詳しくなりましたが、今後のお勧めは、コンピューターの腕を磨いて、資格をとって、徴兵されても後方勤務になるよう工作するのが一番簡単でしょうね。

何もせずに二等兵で引っ張られることほどばかげたことはありません。

 

金持ち徴兵逃れが横行していることを批判する当時の記事もあったな

anond:20230725110540

2023-07-24

宮崎駿終活君たちはどう生きるか

君たちはどう生きるか感想

具体的なネタバレはそれほど無いと思うが、作中のかわいいキャラクターのみ個体言及する。








一言で表すならば、眠りの浅い時に見た夢。


ナウシカラピュタトトロ魔女の宅急便紅の豚もののけ姫ハウルポニョ、そして風立ちぬといった宮崎駿歴代作品イメージボードブンブン振り回されて巡らされた。

宮崎駿終活を見た。



呆然とした。

映画が終わった時には、なるほどね、と口から漏れていた。何故広告を打たなかったのか、得心したからだ。むしろ広告が打てなかったと言う方が正しいのではないかと思う。



ストーリーが訳がわからんかったのは別にいいというか、この作品自体が夢みたいなもんだからどうでもいい。

まず引っかかったことの第一台詞回しが説明的だったのに結構ダメージを受けた。

映像だけで説明できているはずのシーンで重ねて行動の意図を口に出して「今この台詞言う必要あったか?」となったのが、覚えている限り少なくとも二回はあった。

今まで宮崎作品ではほとんど感じたことのないものだ。

他にも感情の流れの描写がなく、どうにも唐突に結果だけが放られる台詞が多かった。細田守彷彿とさせる台詞回し。辛かった……

私はキャラクターへの共感については特に必要性を感じない方なのだが、感情の流れだけはしっかり描いてほしいと思っている。その流れがブツブツ途切れていて、最後に繋げたい結論だけを口にさせていて、気持ちが悪かった。

それも意図的なのかもしれないが。




第二にショックだったのは、ワラワラがただ可愛いだけのゆるキャラだったこと。

駿の中にはもうマスコットになりうる「可愛くて、でも不思議な」キャラクターはいないんだなと痛感した。

安直でなんの捻りもない造形には、宮崎駿原体験自然の中にある生命伊吹を感じることができない。そこに「いる」必然性は描かれず、ただ丸く、かわいい、特徴の廃された「マスコットらしいマスコット」でしかない。

子供向けにフックとしてマスコットが要るだろうという「思いやり」もしくはジブリと言えばという商業要請から出されたキャラクターしか感じられなかった。

DNA螺旋なことは分かるが、それにしたって安直デザインには宮崎駿の興味・関心が感じられない。

まあそこは今の宮崎駿にとってはどうでも良かったのだろう。でもシンプルながら風変わりで、動物幼児の見せる原初感情愛嬌を細やかに描いたキャラクター達を愛していたので、個人的にショックが大きかった。



現在宮崎駿の中で鮮やかに表現されるのは、戦争であってファンタジーではないというのは今作を観て強く感じられた。

最も切実にこちらに訴えかけるのはやはり空襲のシーンであったし、街が燃え、人が炙られ彷徨うシーンだった。

主人公が自らを傷付け、結果二兎を得るが上手いこと加減できず割と深い傷になる小賢しさと迂闊さも少年らしく良かった。

背後に不穏さが漂う陰鬱現実こそが「今」の宮崎駿なのだろう。現代情勢から必然だろうとも思う。



私は宮崎駿の、普通エンターテインメントに乗りきらない切実で繊細なものを、エンターテインメントという砂糖をまぶして結実させ、本来ターゲット外の人までより広く世に送り出す手腕にこそ心酔していた。

風立ちぬ」なんかはその真骨頂で、あん純文学を大々的にお出ししてきたのは正気ではないと思いつつ狂喜乱舞したし、そこに込められた宮崎駿の諦念を目の当たりにし、これで創作活動を終いとするのは悲しすぎると涙した。庵野が棒すぎて頭に入らないから嫌と内容以外の部分で周りに否定されたのも悲しかった。



結果的に言うと「風立ちぬ」は宮崎駿終点とはなり得ず、私の望みは叶えられた。

君たちはどう生きるか」を鑑賞し、ここまでただ狼狽した心情を書いてきたが、今の宮崎駿に非常にショックを受けつつも、なんとなく心穏やかになった部分もある。

宮崎駿作品から既にひりついた表現への欲を感じなくなったのは、それはそれで救いであるとも思う。

そういう意味では、私にとっても「宮崎駿」への餞というか、終活になった。


どんなに作品の底に込めた意味があろうと、こちらに伝えようという意思が感じられない、というか作品を観ながら「伝えたかったもの」を考える余地がある、物語に没入できない時点で出来の悪い作品と考えているので、作品単体で言うと★1なのだが、監督宮崎駿ということを加味すると★3になってしまう。

君たちはどう生きるか」を宮崎駿ではなく、例えば米林宏昌あたりが作っていたら私は激怒し、オマージュ大義名分ジブリブランドを体良く利用して棄損するなと気炎吐き散らして暴れ回っていただろうが、宮崎駿ならばこれを作る権利がある。

それだけのものを今まで私たちに贈ってくれた。



そして、ここまでグチグチグダグダ書き連ねながらも、もし万が一にも次作があるなら絶対観に行ってしまうだろう。

観客なんて勝手なもんである


あと、米津好きだけど宮崎駿には合わなかった。ジブリにはもっと現代の売れ線とは関係のない歌と共にあってほしい。

2023-07-20

なぜ宮崎駿に「君たちはどう生きるか」なんて説教されなきゃいけないの?

宮崎駿創作神様に愛されてると思う

まず生まれが、<数千人の従業員を擁した一族経営する宮崎航空興学の役員を務める一家の4人兄弟の二男として、1941年1月5日東京市で生まれた。>だからね?そりゃあ金持ちとして文化資本が高い生活を送ったことだろう。この時代子供家事やらせたり働かせるなんて当然の時代一般人は余裕がない中本は読めるわ、当たり前のように大学進学という選択肢も選べたし

幼少期に空襲体験してるっていうのも創作者として格が違うしな

そしてアニメ黎明期出会えたのもラッキーだった。

まだやってないストーリーキャラ、動き、世界観だらけで何やっても新鮮でやりがいがあって最高の環境だっただろうな

なにより日本自体高度経済成長期の良い時代だった

創作者に限らず人のピークは20代から40代あたりだろう。創作者としての良い時期と日本が成長していく時期が完全に重なってた。

観客の質も良かったんだよな。宮崎世代は娯楽が少なかったから本を読むのと映画を見るのが当たり前で教養があって、作家主義的な映画にも敬意を持った観客がたくさんいたけど今やYoutube動画すらも長いと感じてショート動画見まくる時代だよ

  

こんな生まれにも時代にも恵まれた人に説教されたくねえんだわ

こっちは、経済政策の失敗で30年間経済が停滞して、異次元少子高齢化で国がすごい勢いで衰退していく中、これからとどめの南海トラフ巨大地震首都直下地震原発問題だってあるし、気候変動問題自然災害は増加する一方で、政治韓国カルト宗教統一教会自民党が繋がって良いようにされてるし、国際情勢は露宇戦争もどうなるかわからない、なにより中国台湾侵攻するのも時間問題沖縄だって狙ってるんだから日本第一線で戦わなきゃいけないの確定してるわ・・・

  

映画の内容自体別に説教ではなかったけど

こんな暗黒の時代を生きなきゃいけない俺たちに時代に恵まれた82歳の老人が「君たちはどう生きるか」なんて言葉投げかけるな

住む場所がなくなり食べ物も無い。その地獄リアル時代が俺たちの時代なんだよ

「どう生きる」なんて自分意志生き方を選ぶようなそんな余裕は俺たちにはないんだよ

2023-07-18

君たちはどう生きるか」の好きなシーン7選

まり同じような感想レビューが無かったので共感できる人を探している。

この作品からは、幻想理想の世界から現実に引き戻そうというメッセージ性を感じた。「意味がありそうなことも重要ではなかったりする」、「価値観は人それぞれ正義も悪もない」、「個人想像力努力世界に大きな影響を与えることはない」。こんなメッセージが散りばめられているのに、重く押し付けるわけでもない。そんな雰囲気がとても心地よかった。私が好きだったシーンを挙げる。

1. 我を学ぶものは死す

門と墓があり、墓には「我を学ぶものは死す」と書かれている。ファンタジー世界では危険オブジェクトであるペリカンという不可抗力に巻き込まれて門を開けてしまった。門を開けてしまったがゆえに何か恐ろしい者が目覚め命からがら逃げ出す、という鉄板な流れを期待するものの、そうはならない。キリコが炎を使った謎の儀式をして、墓を見た方向のまま後退する。結局何も起こらない。

ここで最初メッセージを感じた。

「門を開けてはならない」、「怒りを鎮めるには儀式必要」、「儀式には細かい作法がある」、現実にもこんな類の知らない人には全く理解できないルールが沢山ある。守ってもいいし守らなくてもいい。世の中には様々な価値観がある。眞人は肯定否定もない。そんな世界で生きていくことを考えさせられる。

2. 触れてはいけない人形

眞人は何故か机の下で寝ている。自分の周りには人形が置かれていて、何故か触れてはいけないというルールがある。しかし眞人はルールを破って触れてしまう。この時点で薄々勘付く。何も起こらないと。

これは子供1人遊びだ。

何故か自分自分によくわからない制約を課す。理由はない、面白いからだ。狭い空間人形に触れないで外に出られたら面白い成功したら自分を褒める。失敗したら悔しがる。それだけ。

墓のシーンと似ている。子供1人遊び大人儀式も根は同じか。そんな感覚を持った。

3. ヒミ対ペリカン

ワラワラという赤ちゃんの源である可愛いキャラクターペリカンに食べられそうになる。そこにヒミがやってきてワラワラもろとも焼き尽くす。全滅するより誰かが助かった方がいい。ペリカンは生きるためにワラワラを食べるしかない。

小学生の授業でやるような道徳的なシーンだ。

ありきたりな童話のシーンといえばそうなのだが、個人的に好きだったのは焼き尽くしているのが母親のヒミということだ。

戦争で言えば爆撃機もしくはアメリカイメージするその役割を、空襲死ぬ予定の母親がやっているのだ。本人に悪気は無い。良かれと思ってやっている。将来の生命のために、今ある生命を焼いている。その先には因果応報のような結末が待っている。このバランス面白い

4. 裂けた羽根

アオサギの弱点は羽根であるアオサギ自身がそう言っていた。羽根を見せられると慌てた雰囲気になる。そんな中唐突羽根が裂けてしまう。しかし何も起こらない。心の中で突っ込んだ人は多いんじゃないだろうか。

「それも嘘なんかーい!」

弱点が本当だったのか嘘だったのかはよくわからない。眞人もアオサギもそれに言及しない。そう、この時点で2人はすでに仲良くなっていて、弱点ゲームをずっとやっていたのだ。懐かしい気持ちになった。

5. 理不尽な産屋不可侵ルール

ここまではフラグが立ったのに何も起こらなかったというものだが、産屋に入ってはいけないという制約は、入った後に知らされた。今度は過剰な罰を受ける。もはや謎なレベルだ。このシーンは最も現実に近い。よくわからない知らない人が考えた謎ルールで特大の罰を受けてしまう事が現実にはたくさんある。

「知らんがな」

眞人はそんかセリフを心で叫んだかもしれない。眞人には同情するが、そうやって大人になっていくんだよ、頑張れ!と応援したくなる。これは眞人の成長ストーリーだ。現実というファンタジーの中でどう生きていくのかを考えさせる。構造面白い

6.意味の無い努力をしている叔父さん

この叔父さんは可哀想だ。理想的世界自分が維持していると思っている。私のおかげであと1日保つ事ができる。そう言う使命感を持って積み木をしてたらしい。しかし、彼の努力誰も知らないし、現実世界には何も影響を与えていない。そのことに本人は気がついているのだろうか。ぶっちゃけ小学生でも悪意のない積み木を積み上げても理想的世界にはならないことは容易にわかるだろう。

その後、ファンタジー世界崩壊しても、世の中は変わらなかった。戦争が始まりやがて終戦する。1人の想像力努力だけでは世界は変わらない。そんな世界でどう生きるか。そんな事を考えさせられる。眞人の目にはどう映ったのだろうか。尊敬軽蔑、哀れみ、複雑な感情があっただろう。

7. 無駄のないエンディング

ファンタジー世界崩壊してからの流れは早い。

ファンタジー世界崩壊と、終戦後の家族の様子を見れば、メッセージは全て受け取った気持ちになった。もうこれ以上のメッセージはいらない、そんなタイミングでのエンドロール。たまらん!

皆さんはどのシーンが好きでしたか

2023-07-17

宮崎駿君たちはどう生きるか」の検証にもならない独り言/ジブリ映画感想レビュー

大学2年の時にニーチェを読んだ。ニーチェサリンジャーを読まないといわゆる「基本的人権」が認められない世界観の中で、避けられない選択肢だったので、読んだ。そして意味がわからなかったので、本屋普通に並んでる様な文化人解説本をいくつか読んだ記憶があり、その後読んだ年齢の倍以上経てその殆どを忘れてしまってる。

さて、先日「君たちはどう生きるか」を鑑賞した。何故かネタバレを極端に避ける風潮があって私の周りでも内容に触れる人は極端に少ない。

ただ「理解するのが難解な作品である」といった趣旨投稿をしている人は何人もいた。

果たしてそうなのだろうか?という疑問を持ったので本増田を書いている。

特にメモをとってわけでもないので、ディテール齟齬がある部分は勘弁いただきたい。

1、話の骨子

真人空襲(?)で母親を失くす

その後、母親の妹が新しい母親となり、母親実家疎開(?)をする

亡くなった母親の思い出もあり、新しい母親真人は心を開けない

金持ち仕草抵抗のない父親が車に乗せて初登校をしたため、ガキ大将的な奴と喧嘩になるがMMA能力があったため圧倒する

帰り道に石で自分の頭を殴り✳︎1 かつ犯人を言わないという知的な叱られ対策を行う

亡くなった母親の残した「君たちはどう生きるか」に出会う ✳︎2

その後成長した少年は新しく生まれた弟と家族と共に東京に戻る

ご覧の様にストーリーは極めてシンプルである。そして、✳︎2の描写が本作品の大部分を占めている。

2、おしいれのぼうけんなのか否か

いやいや、おしいれのぼうけんのさとしとあきらのぼうけんは実際に異世界へ行ったのであるよ。そういう人もいるだろうし、多感な子供がおしいれに罰として閉じ込められるという昭和のみ許された罰によって生じた脳への過大なストレスで発生したイマジネーションの中の世界という人もいるだろう。

今回は後者の説をとらせて貰いたい。

真人はあまりに強く石で頭を打ってしまい、かつ慣れない場所でのストレスから母親が残してくれた「君たちはどう生きるのか」に没頭してしまう。

この原著小学生の時に読んだことがあり、その歳からは3倍以上の歳となってしまったので

あるが、コペルくんという快活な出来杉くんが日々体験した葛藤かに、「叔父さん」が真摯に答えてくれるという内容で、漫画化されて話題になった時の売り文句を見ても感じたのだが、児童文学の姿を借りた思想書/啓蒙である

うっすら覚えている内容も、格差によるキャズム父親金持ち仕草でいきなり浮きまくって喧嘩となり、派手な登校拒否スタートとなった真人とは重なる点も多く、「叔父さん」の回答は真人の心に刺さるものが多かったろう。

聞くところによると反戦主義者であった吉野源三郎は、自由言論活動抑制された戦前、戦中において、その活路を児童文学見出したようだ。

吉野源三郎ニーチェの対比については東洋哲学視点で語る人は少なくない。戦前、戦中においてはニーチェが死んだと評した絶対的価値観と同様のものがこの国に溢れていたのは事実だろう。

そういった意味では吉野源三郎日本ニーチェと感じる人はいてもおかしくないのだろうけど、昭和小学生であった自分には全く刺さらなかった一冊であった。

なんにせよ、真人少年はこの本を読み、心の中のぼうけんへとでかける。

3、これは大事ものから

庭にある「塔」はよそから飛来した飛翔体で、大叔父は「これは大事ものから」と新しい建築物で囲った。

ここで思い出すのは聖書の一節である

「新しいぶどう酒は新しい革袋に盛れ」(ルカ5章38節)当時の慣例を無視したイエスは、新しい思想は、新しい環境にて受け入れかし的な意味で言ったらしい。

健全なる精神健全なる身体に宿れかし」

と宿るじゃ大きく意味が異なるので、この辺も解釈によって随分と違う。

さておき。この大叔父の言っている「これは大事ものから」は絶対的価値観で、この絶対的価値観を装飾したり保護したもの戦前、戦中に世に溢れていた「常識なのだろう。

この常識に対して、「君たちはどう生きるのか」は児童文学というN国ハックを成功し、無事相対的価値観真人少年に届けることに成功する。

✳︎母親も塔で行方不明になった時期があり、大叔父は姿を消したままなのは絶対的価値観に対する「疑問」を持ったことに対して、思想警察等の介入を招いたという事なのでは?といった解釈もなりたつ。一方で、隠れキリシタンマリア像的な「進歩的思想」を表すものとも受け取れるがその場合はいくつかの齟齬生まれる。

4、アオサギの指すもの

本作でトリックスターとして描かれるアオサギ古代エジプトのベヌウを始めとして様々な宗教で描かれている。

混沌に現れたベヌウがアトゥムとなりそしてラーとなったが古代エジプト神話創世記で、ベヌウはその後もフェニックスになったり、旧約聖書で忌むべきものと描かれたりと様々な存在であり続ける。

全てのアオサギは嘘つきだとアオサギは言った。これは本当か?!

という問答が本作ではあったが、アオサギは「相対的価値観」のメタファとして描かれたのでは?と私は思う。

敵か味方か、友人かわからない存在

見る人によって、見る時によって解釈が異なる存在相対的価値観象徴としてこの上ない。

ソクラテスの良き友人であり、ソクラテスソクラテスとならしめ、そして死に追いやった「ダイモン」はその後「デーモン」となり絶対悪となる。

アオサギは創世の核から、忌むべきもの、そして後世では聖職者キリストとしても解釈をされている。相対的価値観象徴として登場するに相応しい扱いのブレブレさ。

嘘つきを「悪」や「忌みもの」と置き換えたとしても時代、そして答えるものスタンスでその答えが変わるだろうアオサギトリックスターに据えたのは、アオサギ不死鳥火の鳥としての立ち位置だと考えても中々に面白いのではないだろうか?

5、ペリカン反戦

わらわらが空に舞うシーンとペリカンの登場をみて、多くの人が空襲によって生まれるはずの命が奪われていったのをイメージしたのではないだろうか。

出雲大社をはじめ、神道結婚式では玉串をおさめるさいに、新郎新婦螺旋の様に左右に交わりながら神前に進む。

この「螺旋」という存在は、永劫回帰もつながる東洋思想の根幹となるもので、すべてのもの平等に無価値で、それぞれが相対的価値をそれぞれに対して持ち、または持たない。

下の世界は明示的に「地獄」と表記されてたのであるが、おそらく描かれてるのは冥界だろう。

ニーチェが死んだと評したものはそれ以前のキリスト教における始まりのある絶対的価値観というのが有力な説であるが、その絶対的価値観を作った人物の1人であるアウグスティヌスが「聖心、自己犠牲」の象徴とし、その後も様々な紋章で愛されたペリカンが魚の内蔵餌にし、上の世界での誕生を待つわらわらの命を次々と奪っていくのは宮崎駿フラットな「反戦思想」が読み取れる極めてシニカルメタファーではないだろうか。

ペリカン第二次世界大戦でも輸送機爆撃機のノーズアートとして愛用をされていたのは、ミリタリーに造詣の深い宮崎駿なら知らないわけはないだろうと考える次第である

6、インコがよくわからない。

インコ軍団の描かれかたは、当時の日本軍部の急進派やポピュリズム扇動された国民イメージとさせる。

ところが、インコアオサギペリカンの様に何かのメタファとして使われてた例を少なくとも私は知らない。

あえて言えば、ポピュリズム扇動される一定数の国民は今も変わらない、その人たちはみな同じ様ち聞いたことを繰り返す。

これらに対しての皮肉を込めて、鸚鵡はアレだからインコにするか、となったくらいしか思いつかない。

1シーン、インコたちが「陰謀論者」を彷彿とさせるセリフを言ってたのが気になるが、それにしても偶然の一致だろう。

何故、インコなのかは本当にわからない。

まとめ

本作は極めてシンプル構成少年の成長の数年間を描きつつ、そのきっかけとなった一冊の本バックボーンを深く掘り下げた作品だと思う。

ただ、その一冊が示すところは当たり前の様に社会実存する不条理や、固定された常識を「畜知」として個々の持つ倫理観や、相対的価値観を持って超越すべきと描くものだった上に宮崎翁の表現だ。わかりやす理解が困難であるところが極めてわかりやすい。

現象界では常に変化が起こり、全く同じ真理などは存在せず、全てのものに等しく「無」だけがその拠点として存在すると、ナウシカ宮崎駿は伝えたかった気もするのだけど、これすら三連休の最終日にしこたまアルコールを飲んで歩くのすらおぼつかない私の中だけの相対的宮崎駿である

なんにしても本作の序盤の数分で感じるスパイダーバース同様の狂気は、宮崎駿存命の間しか味わうことが出来ない、スタッフロールと引き換えに命を削った各コマを作り上げた人々の命の結晶である時間は貴重だ。一方、チケット代なんて酒を2、3杯飲むのと引き換えられる程度の数字が書かれた概念しかないだろう。

よっぽど忙しい人や、ジブリ宮崎駿が嫌いな人も最初10分で良いから見てほしい。

そんな狂気に溢れた作品であった。

おまけ 

昨晩、地下室からのふしぎな旅を改めて読んだ。柏葉幸子は素晴らしい。

宮崎駿引退するまでに一回で良いか柏葉幸子作品監督をやりたいはずと、私は勝手に思っており、君たちはどう生きるかもその色眼鏡で鑑賞するといくつかのシーンから妄想が膨らむ。「鈴木くん。柏葉幸子は素晴らしいぃぞぉ」という宮崎駿の声が脳内で響く。

anond:20230716115735

戦時中空襲から自家用車で逃げられる

金持ちボンボンの生まれ

自分の才能で成功した人間

その人生結晶として生み出すもの

マジモンの不遇な人間への救いが含まれてると思う方がおかしくない?

 

自分と同じような経歴の監督でそういうメッセージ性のある監督に期待するならまだわかるけど

豊かな人生を送った人間芸術にそれを期待するのは変では?逆になんで期待できると思った?

2023-07-15

作画褒め抜き・メタファー抜きで純粋物語として君たちはどう生きるか評価してみる

いきなりの空襲警報スタートするのは良いと思う。

作品の大まかな舞台がすぐに分かる。

母親燃えてるシーンが何度か入ってくるのもいいね

一回だけだと忘れちゃうかも知れないからね。

タバコの話とかもだけど、あとあとも使う要素は目立つようにして何度も入れてきてると思う。

砂糖が貴重だ―って話の直後にシベリアおやつに出てくるのとか、前妻の子供として軽んじられたりはしてないんだなって分かる。

自傷行為は流石に意味不明すぎるて。何なんだこのメンヘラとなって一気に気持ちが離れたわ。

君たちはどう生きるかバードことアオサギの正体を出し渋るのも、作品世界軸足異世界に持って行き過ぎないためにナイス判断だったかなと。

羽が手に入る流れは流石に都合が良すぎるね。

ババァの持ち込みもゲームオーバーポイント運で回避しすぎやろと。

ワラワラの話とかマジで贅肉としか思えなかったんだよな。

助けてるの分かるのに辞めろ―とかマジでなんなん?

つうかあのダクソみたいな世界がどうなってるかって本当視聴者的にどうでもいいんで。

アオサギが仲間になる流れや仲良くなる流れも作品都合よね。

インコ自分からくわれに行くのまじでイライラするわ。でも説明不足すぎてどこに移動したら良いのか分からねーんだよなあのシーン。PRGでボタン連打して行き先聞きそびれたときみてーな。

ジブリ飯だからってジャムつけすぎだよ。妹の子供だからもてなしてますってシーンなんだろうけど、ジャムの食い方が汚すぎてちょっとね。トースト重ねまくっときゃいいだろそこは。

石積み直して1日持たせるシーンがパっと見だとむしろ寿命縮めてるようにしか見えないんだよね。

つうか身内勝手に連れ込んで黄泉坂出産させようとする塔なんて継ぎたくなるわけねーだろばーか

インコの王が最後に滅茶苦茶に積むのもお話の都合すぎひん?

んでさ、結局なんの話がしたかったの?

若い頃の母親にあったけど「まあ死ぬのはしゃーないやろ!」で終わらせられて主人公モヤモヤしたままじゃん

つうかあの塔の扉って別の時空に繋がってるはずっぽいんだが、それがどうして「1年ぐらいしたら平気な顔して帰ってきて~~」で同じ世界過去に繋がってるんだ?作品の都合すぎひん?各並行世界に塔が一本しか刺さってないはずでは?

いやマジでモヤモヤ矛盾ばっかだな後半!

序盤はテンポゆったりだけど納得できる演出や展開だった。

後半はもう全てが滅茶苦茶で何やってるのか意味不明すぎるし、なにより話のオチ分からん

「死んだ人間を生き返らせようと思うな」ってこと?

令和の時代に今更そんな黄泉平坂神話を?

宮崎駿を墓から掘り起こして復活の儀式をしないでくださいってこと?

うーん。

50点やな。

まあ話のつながりは分かるのでな。

マジで全部グチャグチャなのあるからアニメ映画……

anond:20230715201353

どうだろ、なんかなんでも監督と周辺環境に結びつける読み解き方もどうかと思うけど。(もちろん作り手の心理として、環境感情に影響を受けることは否定できないが。)

ヒッチコック「鳥」も、なぜ鳥が襲ってくるのか?自然や鳥自身人間への復讐なのか、疫病や闘争メタファー?とか色々な見方はできても答えはない。

君たちはどう生きるかでは、強いて映画から関連性を探すなら、主人公父親飛行機を作っている。もちろん戦争用、戦闘機用の飛行機。そして冒頭の火事は、たぶん空襲によるものだよね?こういうところから、鳥=飛行機=戦争・災いのメタファーと読んだ方が、作品読み解きとしては素直ではなかろうか。(思い返すと、風の谷のガンシップラピュタゴリアテ紅の豚飛行機地獄ハウル悪魔のような羽根風立ちぬ戦闘機……飛行は戦闘であり、あの世への接続なのかね)

君たちはどう生きるかネタバレ感想

いや~面白かった!

絶対面白いのは分かってたけどやっぱり嬉しい


ネタバレはなるべく回避してたが、昨夜ははてブタイトルキャストバレ食らい、増田にも感想が出てきたのでSNSは避けるようにしてた。

とうじ5時に起きたが、飯食ったあと寝てしまい、起きたら10時。歳取ったせいか睡眠コントロールできない。徹夜なんてもうできんな。

車を飛ばして5分前に劇場へ着く。

客席はかなり埋まっていて、年配の方も多い。

斜め前の席の長身爺の頭が画面に被っているうえ、メトロノームのごとく揺れるねが気になってしょうがない。尻の下に本を敷くが、その分椅子が沈むので意味がないように思う。

子供連れもいるせいか、多少私語が煩い我慢

予告編ゴジラ、くれしんなども面白そうなのが揃っていてよい。

原作(漫画の)は貰って読んだが、面白くなかったのですぐ売ってしまった。そういう意味では不安もあったが、風立ちぬ堀辰雄そのままじゃなかったし、ファンタジーと言う話も聞いてたのである程度は楽観していた。



開幕サイレン空襲かと思ったが火事だった。

戦時下生活描写がいい。

妊娠でうん?なったが、ヤったのか父!亡妻の妹孕ませるのは業が深いすぎる…

ジブリババアズ登場。

車で登校は悪手だろ父。案の定喧嘩になるが、いじめって感じでもなく、こっちも手を出してるから不快な感じはあんまり

やりやがった!マヒトさんもしかしてやべーやつなのでは…免罪しなかったのは偉いが

寄付じゃねーよ糞親父!

音立ててキスすんな!

ちょくちょく母親の死のトラウマ描写があるが、ファンタジーではないっぽい…いやファンタジーだこれ!

爺さんはあからさまに黒幕ですね

水の波紋とか、草むらに入ったら意外と深いみたいな、こういう細かいこだわりがなんか嬉しい。

ダイナミックバード!?ダイナミック足跡!?

ジブリババアとのバディなの!?

ジブリババアとのバディじゃなかった…

ジブリババアとのバディじゃん!

ヨットの細かい描写いい…

ワイはインテリなので、暗い森見たときグスタフマーラーの死の森じゃん!ヒトラーが好きだったやつ!って分かったけど、後で調べたら全然違った。石が浮いてるやつも元ネタあると思うけどわからんマグリットではないと思う

やたらかわいいのが出てくる。木霊よりかわいい

奴隷が回すやつじゃん!

母親焼死してエンチャントファイアになったんか…?

ペリカンの死は意味深やな

ロリママンかわいひ

夏子さんのあれ、すずめの親子喧嘩思い出した

血を継いだ者にしか引き継げないってアレじゃん!なんか自虐ネタみたいな面白さがあった

インコ大王独裁者かと思いきや名君

パッパが塔に突撃するとこすき

石で自傷したの罪の自覚あるのすき

現実に戻ったら焼死するとこ、ママンのエキセントリックさが全面に出ちゃってるけど、戻らないとマヒトも生まれないんだよな…

ママンが過去行方不明になって戻ってきてたのも含めて、すずめの後ろ戸っぽさがある

夏子にもウンコつけるのにこだわりを感じる

エンドロール、青で手書きなのがいい。米津っぽいなと思ったら食いしん坊だった。

鈴木Pはい仕事したね…タイ人ハーレム作っても俺は許すよ

インコ大王、ポッと出の悪役とおもっら交渉でも紳士的だし、部下帰らせて自分突撃するし

積木でちょっと株下げるけどちゃっかり生き残ってるし

原作に出てこないくせに良キャラすぎんだろ…

で、パンフ買おうとしたらまだ発売してないらしい

そこまで徹底しなくても、とは思うけど、そこまで拘らないとこうはできんやな

2023-07-14

ネタバレ有】君生き映画のここが良かった!をひたすら書きたい

事前情報なしで見たから俺も感想自分で作り出して放流する。超ネタバレだけど許して。適当たたき台にでもして。

ジブリで見たことのある◯◯を色々な場面で感じ取れたので良かった。それを書いてたら長くなったからそれ単体で放流。ネタバレ怖い人は今日の夕食でも残してってよ。

●ここから感想放流

はじめに、絵が超ぬるぬる動くからびっくりした。最初空襲で町が混沌とする様子は印象が強すぎて忘れられない。急いで外に出るために着替えるシーンは、ただ服を着てるだけなのに焦る気分になった。火事燃えカスや灰が舞うシーンですらヌルヌル火事に騒然としてて、街の人みんなが動いているようなシーンは、見るところが多すぎて目が足りない。主人公視点の走っているシーン(人混みを分けつつ進む、火が強すぎて目が開けられない、危ないから下がって!と叫ぶ大人の手が映る)はアニメーションなのにリアルだった。予約できた席がドルビーアトモスの高い席しか無かった(そこしか残ってなかった)が、ここのシーンだけで掌を返した。

はじめにあ〜〜ジブリ見に来たな……と実感が湧いたのも空襲警報のシーン。何かが起きている事に気づき、思わず廊下を走り出すシーン。廊下を裸足で全力で駆けるシーン(カメラは正面)はジブリ。(自分調べ)

屋敷の婆さんたちの描き方は千と千尋の神隠しを思い出した。シワが多く腰は曲がっていて集まると話が止まらないという特徴も、監督が抱いているイメージなんだろうなと勝手に思った。サバ缶やコンビーフ砂糖で盛り上がるのもめっちゃすき。

対照的に、塔の世界における姉御肌の人もジブリではおなじみだった。力強くヨットを引くシーンは迫力があった。キビキビ漕ぐ、魚もさばける、「あんたも手伝いな!」は正直聴きたかったやつ。

手作りした弓矢が勝手に加速するシーン。ちょっともののけ姫のシーンを思い出したからか、本気でアオサギに当たらないかドギマギしてしまった。加速して迫ってくる感じ、風切り音が恐ろしい。

ジブリ序盤における「今日からここが君の部屋だよ」概念、あるよね……長年使われてないけど、綺麗な状態なのがポイント高い。柄付のベッドが本当にすき。閉まりが悪い窓がだいたい悪さをしている。

ジブリにおける別世界で、大変な目にあいながらも運良く転がり込んだ先で、べらぼうに美味い飯を食う概念。これも好きすぎてたまらん。「あんた、どこから来たのさ」「かくかくしかじかで……」「ふーん……頑張りなよ」みたいなやつ。救われる。

飛行機コックピット?の骨組みを父親が「綺麗だろ?」って言ったときに「美しいですね」が出てきた部分は風立ちぬを思い出した。飛行機の持つ、工業製品しからぬ曲線美は見る人が見ると魅力があるのだろうと思ったり。

バスエンジンをかけ直すシーン。バカうるさい振動と焦げ臭そうな匂いを強烈に感じた。正直今の世界では二度と見ないだろうけど、昔の人にとっては大事原風景だろうなと思う。

禁忌の間における紙、紙垂表現も畏れ多くてゾクゾクした。入り込むと露骨に態度を一変させ、まとわりついてくるのもどこかで見た景色でニヤついてしまった。シーン的には、それどころじゃないシーン。

インコ王が積み木をぞんざいにして謎の石が癇癪を起こすシーン(破裂したのかよく分からん)があるけど、あのシーンにはもののけ姫の祟神らしさを感じた。おどろおどろしい液体が顔にまとわりつく感じが堪らない。

最後理想郷を壊して帰るのはラピュタぽくもあった。隣に居た女の子はお母さんだし、破壊の発端は手が出るのが早い傲慢な王だし色々条件は違うけども。なにげに一緒に行動した可愛い女の子若い頃の母親なのやばくない?母性……というか性癖出ていないか

最後CGぽさが残る岩がめちゃくちゃ怖かった。全部の事象を筆致のあるアニメーションでやる中でのフルCG謎岩はまさにこの世のものではないような雰囲気があった。アニメの線画と比べて、明らかに解像度も高いんだけど、それもこの世の物とは粒度が違う(物質が違う)ような雰囲気を感じられた。CG手書きの両立が一番引き立つシーンだと感じた。考えすぎかもしれん。

●強引に締める

何が言いたかたかとか意味を見出すとするとすごい偏った考えしか出なかったのでこれは別の機会に書きたい。一言で表すと「やっぱ神は下々の存在に興味ないよな」に尽きた。どう生きたいかって話なら、俺はアオサギみたいになりたいよ。

2023-06-08

anond:20230608122412

F16は、F15と違って地上攻撃ができる戦闘機だそうで、6か月後にはロシア空襲するかもしれない?

ていうか地上攻撃できない戦闘機ってなんだろう(戦闘機って住宅地にモノを落としてなかったっけ)

2023-05-30

ゴミすぎ、ウクナチ太鼓持ちのたられば嘘つきのばかでしょ

エリート層とマフィア系のウクナチは豪勢な生活をしている。

ロシア民間人攻撃しない。国際条約を遵守している。

さらにそんな無駄撃ちする余裕はない。戦争イロハも知らない。

日本みたいな本土決戦なんてバカげてる。

たられば

@tarareba722

ウクライナ全土がミサイル攻撃を受けていると言っている人がいるが、呑気にマクドナルドを食べている画像があるぞ」というツイートを見て、太宰治が(太宰作品の中でもひときわ明るく読みやす皮肉の効いた)『お伽草子』を書いたのが、ひどい空襲を受けていた真っ最中だった話を思い出している。

午前10:19 · 2023年5月30日

·https://twitter.com/tarareba722/status/1663354372926099456?s=20

347.1万

@tarareba722

·

11時間

お伽草子』の執筆1945年3月7月で、太宰は東京甲府米軍機による空襲を受け家を焼け出されており、作品の一部は防空壕で書かれたとされています人間戦時下でも普段通りに過ごせるものだし、戦時からこそ普段通り過ごしたいと思うもので、時にその行為平和への願いや祈りに繋がります

silentflame

@silentflame_

ロシアが米上院議員リンゼイ・グラハム逮捕状を発行した

https://insiderpaper.com/russia-issues-arrest-warrant-for-lindsey-graham/

* おばまん政権ウクライナ周辺で、対ロ制裁強化に

  動き回ってたうちの お一人よね

たらればは嘘つきです。もう彼は編集者ではなく詐欺師です。

2023-05-21

小学生でも情け容赦なく機銃掃射で殺しまくっていたアメリカ

いくら戦争中でもありえないだろ

こんなことやられて空襲で何十万人も殺されて挙げ句の果てに原爆まで落とされても賠償どころか謝罪も何も要求せずそれどころか基地をタダで提供してさらお小遣いまであげている国があるらしい

https://www.nishi.or.jp/smph/bunka/heiwahenotorikumi/sensonokioku/kushuhibaku/taikendan49.html

2023-05-20

anond:20230520172829

原爆東京空襲なんて比較にならない数の、中国人東南アジア人を死に追いやってるんだよなあ

アメリカ虐殺の上に成り立っている

アメリカ大陸発見した毛唐どもがもともとの住人を野蛮であると殺し去り勝手土地を奪って出来たのがアメリカである原子爆弾という人類史最悪の兵器国家プロジェクトで作り上げたのがアメリカである空襲民間人を殺しまくったのがアメリカである原子爆弾民間人に落としたのがアメリカである。その後も多数の虐殺を繰り返し傀儡政権世界各地に作りまくっているのがアメリカであるアメリカ虐殺の上に成り立っている。

anond:20230519221313

妄想で語る前に少しは当時の歴史勉強しろ

早くは1944年講和に向けた動きがあったし、本土空襲常態化した45年初頭からも近衛上奏文やソ連への和平仲介依頼等、戦争を終わらせようとする動きはあった

なぜそれらが上手くいかなかったのか、そしてなぜ逆に8月15日には降伏が決定できたのか、そこらあたりの背景と事実関係を丁寧に踏まえたうえで語らなきゃただの恥ずかしい妄言だぞ

2023-05-17

anond:20230517172437

人間自分のことを酷いやつだ、と思いながら生き続けることは出来ない。

それをやると精神が終わるから自己防衛機能が働く。

いちばん簡単なのは忘れること。

どんな酷いことをした人間でも、自分過去に実行したことをずっと意識にとどめておくことは出来ない。

二番目には記憶操作

人間記憶を変化させることが出来る。

これは数多くの実験による証明されているが過去出来事を正確に記憶し続けることは出来ない。

若い頃には友達空襲にあったときの話として、戦争での出来事を語っていたある女性が、老婆になる頃には、その話は自分空襲にあったとき体験談へと変化していた事例など。)

私も過去に大きなやらかししたことがあって、そのときは随分と反省したものだったが、

今となっては、あの当時は非人道的環境で働かせられていたのだから正常な判断がつかずに間違ったことをしてしまったのも止む終えないことだったんだろう。

などと他人事のように考えている。

そのことの影響を受けた人からしたらたまったものではないだろうな、と思うが事実としてそういうふうに心の底から思うのだから仕方がない。

口には出さないけれど。

2023-05-08

anond:20230508194133

それはウソ増田だとおもうけど(苦笑)

…なんかのはずみで横から昭和まれだけど、ってコメしたら「おう!さっさと死んでくれや!」って即コメ付いたのがいちばんキツかった、実父が未就学児の年齢でアメリカ空襲から逃げ回った話を聞いてたけど、身に覚えの無い理不尽暴力に曝された危険って意味でそれと同じくらいだろうな、とおもった

2023-05-01

5月オールアンラーキーデイズ

毎年3月11日9月11日不謹慎だという連中や、「何らかの記念日だし普通の日とすべきだ」と書かれたアンサイクロペディア、全てにぶちぎれた増田が1年全ての日付(8月32日11月31日なども含める)を不謹慎の日と扱うリスト

それがオールアンラーキーデイズ(All anrakki days)だ

このリスト著作権なんかねぇから日めくりカレンダー薄い本もなんだってしてもらってもいいぜ

トレーナー共はサイレンススズカ誕生日で湧きだっているが、こちとらアイルトン・セナの死亡日なんだゾ?

決め方

以下の順番でその日に起きた出来事をチェック

基本は日本縛りだが、あまりにもデカすぎる事件事象場合や、不謹慎がない場合海外対象に入る

  1. インターネットミーム化したものなどのネット炎上事件増田らしく)
  2. 東日本大震災台風豪雨などの未曾有の自然災害
  3. 世界レベルで起きた戦争の開戦・終戦日(世界大戦及びそれに匹敵するレベルのもの冷戦など)
  4. 1900年以降に起きた戦争テロ等の軍事行動殺人事件ロシアウクライナなど)
  5. 1900年以降に発生した交通事故(空>海>陸の順、死亡しない場合は除外)
  6. 世界的に炎上問題行動を起こした人間誕生日(本当に話題が無い時に書く)

5月

2023-03-26

第二次世界大戦ときって

米がないか生春巻きの一括油揚げとか食べてたのかな?

全国の米どころが空襲ダメになったらすぐ戦争終わったかもね

2023-03-06

anond:20230305234329

京都です。京都空襲を逃れたので、昔からある銭湯が残ってるんです

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