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2018-09-21

がんの代替医療についてがん患者として思うこと

気のせいかもしれないが、最近著名人ががんで亡くなるニュースが多い。

私は30代で乳がんにかかってしまい、現在休職してがん治療を行っているのでそのせいもあるとは思う。

 

がん治療中の身としては、正直逝去ニュース自体シャットアウトしたい気持ちが強いが、テレビスマホで見たくなくても目に入ってしまう。

ニュースへのコメントなどでいろいろと考えさせられてしまうことが多くなったので、すっきりしておくためにここで書いておきたい。

 

きっかけとなったのは、さくらももこさんが乳がんで亡くなられたニュースだ。

詳細は不明であるが、彼女は一旦病院での治療を行い、最終的には代替医療でがんを治療しようと試みていたようである

そのニュースに対し「お悔やみ申し上げるが、怪しい根拠のないインチキ療法を行うからこんな目にあう。

病院ちゃん治療をすることが必要だ」といったコメント散見された。

私もがんが発覚する前、小林麻央さんのニュースを見てそのような感想を抱いた記憶があり、

がんを患ったことがない人、がん患者が周りにいない人にとっては一般的感想になるのかもしれない。

ただ、がんを患う身となってから勉強体験をするにつれて、若干考え方が変わるようになった。

 

そもそもがんは進行具合によって、治療方針が大きく異なる。

がんの種類にもよるが、まだがんの腫瘍局所しかみられないステージ0~3のケースにおいては、

がんを根治することを目的病院は手術や抗がん剤放射線といった科学的根拠に基づいた標準治療を行ってくれる。

ただし、がんは標準治療が終わっても、必ずしも治ったと言い切ることができない。

寛解状態を維持できる方もいる一方、一旦治療が終わって寛解状態となっても、他の臓器に転移して病状が進む方もいる。

 

患者としては、ステージ0~3の場合抗がん剤治療などの辛い治療を耐える気力もあるかもしれない。

私は現在乳がんの根治を目的として抗がん剤治療を行っているが、正直結構辛い(副作用が軽い人もいるが)。

最近はい吐き気止めがあるので吐いたりこそはしないが、抗がん剤をうって1週間は寝たきりで起き上がれないし、

白血球の数が大分減り細菌ウイルス感染をおこしやすいため体調が回復しても行動はある程度制限される。

 

髪の毛はなくなってハゲになってしまった。

抗がん剤治療が終われば生えてくるし、カツラがあるから大丈夫と人には言ってはいるが、やはりショックだったことは否めない。

薬によっては手足がしびれてペン包丁を持ったりすることができなくなる。

肝臓腎臓の数値も悪くなるなど、高齢の人や持病がある人は身体的に耐えられないこともある。

私が使っている抗がん剤副作用上記のようなものが中心だが、他にもいろいろなものがある。

また、手術で体の形はかわる。健康な体とはやはりどう見ても違うし、リンパ節を切除することもあるから後遺症も残る可能性がある。

 

「治る可能性がある」と医者に言われているから、憂鬱ではあるもの病院に行き、

我慢して標準治療を受けているような状態だが、がんが発覚してもこの治療を受けたくないといって拒む人の気持ち理解できる。

副作用自体仕事価値観として耐えられないこともあるだろうし、

頑張って標準治療を受けても、まれとはいえない確率で再発・転移して一気にステージ4の病状へ進むことがあるからだ。

 

ステージ4は、がんの腫瘍局所のみならず、他の臓器や部位に遠隔転移をしているような状況を指す。

このような病状では、基本的にがんを根治することを目的とせず、抗がん剤治療を中心とした、延命QOL向上を目的とした治療方針をとる。

現代医学限界として、ステージ4のがんの根治は難しいようだ。

延命といっても、寿命を迎えるまでというわけではない。

樹木希林さんのケースのように転移を起こしても10年程度生きられるといったこともあるが、早期に亡くなってしまうケースも多いようだ。

 

自分ががんを患うようになって、ステージ4に進行した場合代替医療をやってみる選択肢否定できないな、と思うようになった。

 

病院治療をしたとしても数年以内にはおそらく死ぬとわかったときに、

患者として副作用てんこもり抗がん剤治療をやる気力が残っているのだろうか。

ステージ4の場合原発巣の治療とは異なる薬剤を使うようだが、どうしても前に受けた治療の苦い記憶が思い起こされてしまう。

治らないとわかっている延命治療お金を使うくらいなら、インチキかもしれないが奇跡的に治ったという人もいるという代替医療をやってみてもいいんじゃないか。

こんな風に代替医療選択する人がいたって、おかしくないと思うようになった。

 

もちろん法外なお金をとったり、標準治療は間違っているなどと言ったりしている代替医療に関しては、

それを提供するクリニックや団自体問題だと思うが、患者判断問題といった物言いはできない。

代替医療選択したいと思う気持ちフラットに聞いてくれたり、下心なく相談に乗ってくれたりする人はなかなかいないと思う。

がんは日本人の2人に1人がかかる病気なので、病院外来待合室はいつも患者とその家族で大盛況だ。

医者看護師は忙しく、話を聞いてくれる余裕はなさそうで、「治療を受けるのはあくま自己判断です」とオブラートにつつんでいわれるのが関の山だろう。

 

代替医療科学的根拠はない、それ自体は間違ってはいないが、代替医療を選んだことを責めるのは心苦しいと思うようになった。

だって科学的根拠のある治療とやらでは、ステージ4のがんを治療したいと思う心はなぐさめられないのだから

 

がんが発覚してからステージ4まで進行したら、と考えない日はない。

自分がこんなにも生きていたいと思っているとは、今まで思いもよらなかった。

もしステージ4に進行してしまったら、気楽な代替医療にすがってしまうかもしれない。

そんな時、「あなた選択肢おかしい、科学的根拠のある治療に切り替えるべき」なんて訳知り顔で言われてしまったら、本当に腹立たしいだろうな。

 

(補足)乳がんを前提として書いているので、他のがんの種類ではいろいろかみ合わないところもあるかもしれません。

2018-07-19

枕投げで喘息

フィクションで枕投げのシーンを見るたびに思い出す

中学生修学旅行だったか同級生が枕投げをしだした

飛び交う枕からなんらかのアレルゲン物質が出たのだろう、俺は瞬く間に、とびきり重い発作になった

思い出しただけで喘鳴しそうなくらいのトラウマ

ある人にとっては純粋な娯楽でも、別のある人にとっては地獄になりうるのだ

そんなことを枕投げのシーンに思う

まり関係ないけど、昔は喘息といえば発作が出たら対症療法的に吸入器を使うか、点滴を打つかしかなかった

今は発作そのものを予防できる薬がある

おかげでスポーツも人並みにできる

現代医学万歳

2018-06-02

anond:20180602004905

全てがそうではないけど現代医学全否定とかの胡散臭い育児法信奉してる助産師いからじゃないか

繰り返しいうが全てがそうな訳ではない

2018-05-16

anond:20180516153853

現代医学を学んだ人に与えるのが医師免許

漢字勉強したのに英検取れないのはおかしいどっちも言葉なのにとは言わないだろ

2018-04-16

アスペルガー人生は無理

アスペルガーという言葉は、2015年から広く本のタイトルなどに取り上げられるようになったのではないだろうか。ちょうどその頃に、幼い時分からまれていた無力感焦燥感、虚無感の根元にある直視し難い性質が何なのか判然としたことに感動したのを覚えている。家族を巻き込んで不幸をもたらす憑き物を現代医学が心の病だと看破たかのような爽快さがそこにはあった。私はこの障害のことをもっと知り、前向きに治療をしていこうという気持ちを持ち、それは今でも続いている。

しかし、障害を知覚したところで苦痛が晴れるでなし、それ以降もこの長きに渡る連れ合いは私を苛み続けた。正体見たりと凄んだところで、死角から刺されるのが堂々と名を名乗り正面から切り伏せられるのに変わったに過ぎなかった。

その日は取引銀行支社長社長宛に挨拶に来るということで連絡を受けていた日だった。いつもなら、というか"正常なら"同席の程を上司である財務担当役員に伺うところなのだろうが、今回はそれが出来なかった。

何故なのか全く分からない。先方が名前を挙げてないのに同席させるのは失礼じゃないか。それとも担当なのだから同席しない方がおかしいのか。時間を取らせるくらいなら私が同席すれば良いのでは。頭で考えるだけの道は無数に枝分かれをし続ける。"一体何が正解なのか"。

そうこうしているうちに混乱から別の業務に手をつける、というサイクルを繰り返して日付が変わり、約束の30分前に私はその役員から呼び出された。

「なぜ俺は今日声を掛けられてないんだ」

社長の予定を確認してからずっと黙って見てやっていたが、我慢ならん」

銀行との取引を締めているのは他でもない俺だろうが」

「そういう気の回らないところが頭に来るんだ」

「"普通に考えれば"わからんのか」

こってりと絞られた後、心にいつもと違う感じが差したのをうっすらと覚えている。

私は今までこの気が回らないということを必死に隠してきた。中学生かそこいらまで、親からよく気がつかないとか人の気持ちを分かれとか言われて過ごした。その頃は親から怒られること自体苦痛だったため、幸か不幸かそれを自分性質と捉えることなく、説教回避したい一心で人への接し方を注意しながら生活できるようになった。それでも学校生活で求められる他者との関わり合いなどたかが知れている。

やがて企業に勤め社会に出るようになると、その性質に大いに悩まされることとなった。上司の、同僚の、客の言うことがわからない。わからないまま、説教が始まる。しかし、正すべき箇所とその方法が見えないため、またそれに悩む。この繰り返しで自尊心をズタズタにしながら、三度目の就職東京を転がり出て辿り着いた現在地点が今の片田舎にある中小企業だ。

私にとって、人の気持ちだの上司を立てるだのということが分かる機転は、尻尾のようなものである。生まれた時から有しておらず、今後手にすることも能わない。そういう能力が無いことを自覚して、別の器官で補いながらなんとかかんとか死なずに生きてきたのだ。

しか今日、私は尻尾が無いことを隠すのを忘れ、尻尾が為すべき仕事を手や足で為さなかった。そして運悪くそんなタイミングで「尻尾のない奴は頭に来るんだ」という一言が飛んできたのだった。

こういうことで叱咤を受けることは歳を重ねて減ってきたとは言え、もちろん何度も経験している。普段なら自分なりに飲み込んで処理できる筈なのだが、全てはタイミングなのだと思う。

それはなぜか異常なほど深く私に突き刺さり、刺さった言葉は体内を刺激し、文字通り身を裂くような勢いで疎外感を噴出させていった。

「かわいそうだな」

自分客観視する自分に気がつく。解離が始まった。早く戻らないと。早く自分に戻らなければならない。しかし、昼過ぎに始まった葛藤は定時の鐘が鳴るまで続き、何もせぬままそこからさらに三十分ほど放心して、私はとぼとぼと帰路に着いた。

明日会社を休もうと思う。

明後日会社を休むかもしれない。

そうすると明々後日には会社を辞めようかどうか真剣に考えるだろう。たぶん辞めはしないけど。

2018-01-23

ラジオ体操って、現代医学的にもいい体操なの?

俺はメーカーに勤務しているので、毎朝決まった時刻になるとラジオ体操が流れて、ラジオ体操をすることになっている。

工場を有するメーカーでは、そのようになっている会社ほとんどだろう。

それだけでなく、地域組織スポーツ大会などでも、準備体操としてラジオ体操が流されることは多いはずだ。

でも、ラジオ体操が作られたのって、70年近く前なんだよな。

70年近く経ってもなお、ラジオ体操は多くの人に親しまれているわけだけど、現代医学的にも怪我防止や準備体操効果がある、普遍的にいい体操と言えるものなのだろうかと疑問に思う。

「腕を振ってあしをまげのばす運動」は、膝関節にダメージを与えるだけにしか思えないし、

「胸をそらす運動」は、腰にダメージを与えそうだし(ヘルニアとか)、

「腕を上下にのばす運動」は、何のためにやっているのか分からないし、

「両あしでとぶ運動」も、足や膝関節にダメージを与えそうだと思う。

毎朝疑問に思いながらラジオ体操をしている。

誰かが現代医学的にも効果があって、普遍的にいい体操を考案してくれないかなぁ。

2017-11-25

アーミッシュ技術

アーミッシュ電線を使わないのは、発電設備など高度なインフラ必要とするものがあると、『貧富の格差』が生まれしまうから、というのが理由だそうです。同様な理由ガソリンも使わなかったと。

正確に言うとインフラ否定なので、アーミッシュは自宅家屋電線を引きこむ(つまりインフラ)を否定してるんだよね。別に電気使うのは否定してない。アホみたいなロジックだと思うけれど、彼らはそう言ってる。

また自動車免許を取ることを否定している(若いアーミッシュは両親や教会に無断で免許を取り、これがしばしばトラブルの種になる)けれど、自動車に乗ることは否定してない。なので外部と接触するとき相手側に運転要求する。

アーミッシュ技術進歩について「新しいもの悪魔のもの」っていう信仰をもってて否定的なんだけど、一方で「聖書現代医学を禁じてない」という理由現代医療を受けることは認めてる。これもダブスタに見えるけれど、まあ、そういうふうに言ってるんだからそうなんだろう。一方で彼らはその宗教観から医療保険(と言うか社会保障全般)を認めていない(神の試練だとしている)ため、それらの参加をしないし、アーミッシュの参加を許さない。なのでフリーライダーとしての批判が根強い。

総じて「自分らは開発しないし手を汚さないがその利益を受け取ることはやぶさかじゃない」というのがアーミッシュポリシーらしい。機械農業はしないけれど通販で農機具は買うとか。

最後だけど彼らはそう言った自分たち文化宗教上の要請だとして、アメリカ法律から減免を求めている。

2016-12-16

先天的顔面蓮コラマンが居るとして

直視したくないので打ち合わせは非対面でSlackでやろうぜってのと

現代医学には整形という凄い手段があるから大丈夫って励ますのとでは

実際の対応では前者の方が不適切炎上するんだろうけどそちらの方が多様性尊重のような気が最近はしている

2016-12-15

妹が宗教信者だった

どこにも吐けないし、誰にも言えないから増田にかく。

誰にも言えないと言っても家族は知っている。

妹は何年も前から信者だったらしい。

最近になって母に打ち明けて母は俺や父に話した。

母は宗教が好きではなく、それというのも少し前に有名宗教の知り合いと

ちょっとしたトラブルになってそれから宗教のもの批判することがあった。

そんな母を見て、耐えられなくなったようで

妹は宗教批判は傷つくからやめて的なことを言い

自分宗教信者だったことを打ち明けた。

母とトラブルになった宗教と妹の宗教は別のもの

母とトラブルになった宗教Tよりもマイナーだった。

父はそこまで悪評の少ない宗教だよと言っていたから俺も安心していたんだけど

最近検索したら、2ch危険宗教ランクコピペの上位にあって吹いた

何年も黙ってたのに母に打ち明けたからか、今度は次女に打ち明けて

神社に行こうだのなんだのと誘うようになった。

次女は俺にそれを相談して、見せてもらったLINE内容があまりにもガチ過ぎてひいた。

手をかざしたら病気が治る系のことを言ってて、

友達もそれで治った人を見てきたか

母の持病も治るとか言ってんの

母の病気現代医学では緩和以外できないから、

もう完全に詐欺やんけってわかるんだけど

それを信じ切っているのね。

お兄ちゃんはめちゃくちゃブルーになったよ。

幼稚園児がサンタクロース信じるレベルのことやんけと。

その宗教対外的トラブルはあまりないらしく、

ただ信者には完全にマインドコントロールをかけるらしい

ネット情報から本当かどうかはわからないんだけど、

信者虐待をしているらしいとの報告もあった。

勧誘お布施はかなり控えめだけど、家族勧誘はかまわんと。

いくら頭がそんなに良くないったって、知的障害者でもないし

そんなにちょろい非科学に騙されるとは思っていなかった。

もしその宗教にピンときて内情しってたら教えてほしいよ。

あんまり悪い宗教じゃないって言ってくれ。

だけどネットでは有名なSやTよりも遥かに邪悪宗教って評価もあって

今後の人生心配になってしまった。

2016-08-17

物欲はあるがそれで満たされることはなし

色々物欲で買いそろえてきたけど結局何かを獲得してもそれで何かが満たされるわけでもなかった。

すぐに欲しい欲しいという欲求が高まるものの、

実際に手に入ると同時にほぼ無関心になる。

そしてそうなることが学習できているのに、

欲しくなるとどうしても手に入れなければという欲求が爆発的に膨らむ。

なぜ手に入れること自体目的になっているのか分からない。

ひと昔前は、積みゲーや積プラ馬鹿にしていた。

けど今なら分かる。

まだ自己分析、ハッキリできていないが、たぶん既に趣味物そのものに対しての欲求はとうに霧散しているのだろう。

しかし、それを認めてしまってはアイデンティティ崩壊を招き、ひいては生きる活力を失うと暗に恐れている状態なのだ

そしてそれをごまかすために趣味を消化するのではなく、さら招集することで仮初の欲望を満たそうとしている。

他には、時間が足りない、とごまかしている。

本当に時間が足りないかもしれないが、そう思い込んでいる可能性もあるだろう。

まり、もはや生きる楽しみを失っているのだ。

アジカン風にいうと「情熱 燃やしたあの頃を金銭注いで取り戻すんだ」ってとこだろうか。

実際には帰ってこないから乾き続けているのだが…

それを認められないのだ。

これも人工的にβエンドルフィン化合物を脳に注入することができれば解決するはずだが、現代医学では不可能なので諦めるしかない。

 

悲しい物欲消失真実とは、こういうことだったのだろうか。

2016-05-04

http://anond.hatelabo.jp/20160503155835

説明しよう!aa略

そもそも、統合失調症という疾病概念(をはじめとした多くの精神疾患)は20世紀以降の概念だ。

なので、江戸時代に「(現代医学的な定義に基づく意味での)統合失調症」の人はいない。

から、アレな人のことを、気違いとかって言ったわけなのよね。

統合失調症という疾病区分最近のものからといって、アレな人が江戸時代にも確かにいたわけで、そういった人たちがどういった妄想幻覚幻聴をもっていたか判断することは、かなり難しい。

確かにそういった人たちや周りの人たちが書き残した資料を見つけ出すくらいしか手立てはない。

そもそも、アレな人は、江戸時代小早川療養所を描いた黒澤明の「赤ひげ」に出でくる女性のように監禁状態にあってもおかしくはないし、多くの場合はそうであったかもしれない。

あと、手塚治虫の「ブッダ」に出でくるアナンダは、大蛇に追っかけまわされる悪夢を見てるんだけど、これって統合失調症的な幻覚幻聴に思えたんだよね。

元増田の興味とはずれるかもしれないけれど、病跡学っていう方法もあるよ。

誰か亡くなった人(誰でもいいんだけど偉人対象にすることが多くて例えばフォンノイマンとかでも良い)が、何らかの精神疾患だったり発達障害だったのではないかということを現在残っている資料から推察するっていう学問だよ。

病跡学って(発達障害とかは必ずしも悪いものだとは限らないから)面白いと思うんだけど、書籍論文にあまりなってなかったりするんだよねー。

2016-01-05

日本病院はどーして全く専門知識のない患者本人に受診科を選ばせるのか」

http://togetter.com/li/921444などでアキネイター的なシステムでなんとかならないのかといったコメントがあるが、だいたいの病院は受付にいる人(※全ての受付にいるスタッフというわけではない)の脳内にそういうのが構築されており7〜8割方はその振り分けでなんとかなっている。逆にいうと2〜3割はどうにもならない最初から適切な診療科を選択するのが無理ゲーものである

はてブでもよくお見かけするなんちゃって救急先生サイトに「地雷疾患番付」というのがあり、そこから具体的な事例を見ていただきたい。

http://case-report-by-erp.blog.so-net.ne.jp/20070730

たとえ総合診療科があったとしても、そこで100%適切な診療科に振り分けられるとは限らない(現代医学では不可能である)ということはもっと広く知られるべきだと思う。

2015-12-16

同性愛は異常」なのか、「異常」と言ってはいけないのか


性的指向とは何か

性的指向とは、恋愛性愛対象として「どの性別の人を好きになるか/ならないか」という根本的な傾向のこと。性的指向他者から感染」することはない。

○ 異性の人しか好きにならない人は「異性愛者」、同性の人しか好きにならない人は「同性愛者」、異性の人を好きになることも同性の人を好きになることもある人は「両性愛者」と呼ばれる。


同性愛生物学的に異常なのか

○ 「生物学的に異常」という表現がそもそも成り立ち得ない。近代以降の生物学ダーウィン進化論原理とするが、進化論は「環境適応した動物が生き残る」という事実判断を示しているのであって、種や個体の在り方について「正しい/誤り」「正常/異常」などという価値判断を示しているわけではない。

ナチスドイツのように「優秀な遺伝子」の繁殖至上命題とする「優生学優生思想)」ならば事情は異なるが、生物学は「子孫繁栄」を種の目的として掲げているわけでもない。

○ 「性行為生殖に結び付かないのに性欲がある」個体を「異常」とみなすならば、同性愛者だけではなく、不妊症の男女もまた「異常」ということになる。「生殖に結びつく能力を持たない」個体を「異常」とみなすならば、同性愛者一般ではなく、不妊症の男女(性的指向は問わない)のみが「異常」ということになる。


同性愛医学的に異常なのか

生物学と異なり、医学では「正常/異常」という表現使用し得る。

1974年アメリカ精神医学会は『DSM精神障害の分類と診断の手引)』第3版で同性愛治療対象から除外し、1993年にはWHO世界保健機関)も『ICD国際疾病分類)』改訂10版で「同性愛はいかなる意味でも治療対象とはならない」と結論した。

日本でも1994年厚生省(現:厚生労働省)が『ICD』を公式基準として採用し、1995年には日本精神神経医学会が『ICD』を尊重するとの見解を示した。

性的指向に「正常」も「異常」もないというのが現代医学の「常識である。この「常識」を覆そうとするのは自由だが、同性愛治療対象医学的に「異常」)であることを証明するのは難度の高い試みだろう。


「異常」という単語は悪なのか

○ 「アブノーマル(異常)」が「ノーマル(正常・まとも)」の対義語であることを踏まえれば、仮に発言者に悪意がないとしても、「同性愛は異常」という主張は必然的ネガティヴ表現として理解される。

同性愛には「異常(アブノーマル)」として排斥されてきた歴史もある。不特定多数を「誤解」させたいわけでもなければ、同性愛者が少数派であることを強調したい場合には最初から「少数派」や「マイノリティ」という単語使用する必要がある。


同性愛は異常」と言ってはいけないのか

○ 既述したように、「同性愛生物学的に異常」という主張は「私が信じるところの『生物』の在り方として同性愛は異常」という思想メッセージにすぎず、「同性愛医学的に異常」という主張は事実に反している。現代社会において「同性愛は異常」という主張は差別的発言として理解される。

法務省人権擁護局の『主な人権課題』に基づけば、特定人種性別性的指向理由とする差別的発言人権侵害にあたると考えられる。


傷付く人が本当にいるのか

同性愛者や両性愛者は、誰もが自分性的指向カミングアウトしているわけではないし、誰に対してもカミングアウトしているわけでもない。実のところ、それは異性愛者も同様である。異性と交際・結婚していることは異性愛である証とはならない。

○ 「同性愛は異常」という主張は、自分の周囲に同性愛はいないと思い込んでいる人ほど発しやすい。しかし、実際には同性愛者や両性愛者はごくありふれた存在で、複数調査によれば人口比3〜6%程度は存在するとされる。

○ 目の前に同性愛者がいる可能性を考慮せずに「同性愛は異常/気持ち悪い」と発言することは、実は目の前にX県出身者がいるのに「X県出身者は異常/気持ち悪い」と発言するのと同様、他者侮蔑する行為である。偶然、その場に同性愛者やX県出身者がいなかったとしても、目の前にいる人の家族や友人が同性愛者やX県出身者かもしれない。

日本同性愛者や両性愛者の男性の中には、異性愛者の男性の約6倍もの自殺未遂経験者がいる。


同性愛は異常」と思ってもいけないのか

○ 誰も他人の心の内を透視できないので、内心で何かを思う分には誰からも何も問題視されようがない。ただし、「同性愛は異常/気持ち悪い」という発想が「黄色人種は異常/気持ち悪い」「男性は異常/気持ち悪い」などの発想と同様の差別的思想であることはそろそろ理解されるべきだろう。

自分が同性の人を愛せないことと、「同性愛は異常/気持ち悪い」と思うことは異なる。性的指向合致しない人に恋愛性愛感情を抱かないのは自然だが、自分と異なる性的指向嫌悪することは差別的思想によるものである


まとめ

○ 「同性愛は異常」と主張する人は、以下のいずれか、または複数誤謬自然ものと信じ込んでいる。

  ● 「生物学上、生物目的は子孫を残すことである

  ● 「同性愛障害または病気である

  ● 「同性愛者を気持ち悪いと思うのは自然感情である

○ 実際には、生物目的生物学では説明されないし、同性愛障害でも病気でもないし、同性愛者を気持ち悪いと思うことは自然感情ではなく主観的偏見である。これらの事実を示されたとき事実を受け入れるか、それとも受け入れるのを拒んで「差別主義者」として生きるかは各自に委ねられている。

2015-12-09

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151209-00000013-asahi-soci

乳児の急死ってSIDSという病名があるくらい一定割合で起こり得る事だよな

どこの保育所でも勿論一般家庭でも起こってるはず

なのにヤフートップ施設名込みで大々的に報道されるのは何の後ろ盾もない無認可だから

んで親は億単位賠償金を取ってこの保育所は潰れるんだろうな

こんなんじゃ保育所経営なんて出来ないだろ

預かってる子供SIDS死ぬ可能性は現代医学では絶対に無くせないのに、いざそれに当たったら全国報道されて叩かれて

経営者は大借金抱えて潰されて終了ってリスク高すぎる

2015-10-04

http://anond.hatelabo.jp/20151004003044

どの部分で「医者は死んで欲しい」になるのかよく分からないが、

救急車を遠慮してマイカーで運んで入院・診察を拒否されて帰ってきて翌日自宅で死亡

ここか?

「診察を拒否され」ってのがよく分からないぞ。病院に行ったら不調が消えたから「症状が出たらまた来てください」って言われた、って感じか。

でもって、パーキンソン病で突然の呼吸器の異常を発症して死亡、と。

パーキンソン病における突然死については、まだ、研究

PDパーキンソン病患者211例のなかで死因を解析した結果,突然死が15%に認められ,PDの突然死は稀ではないことが明らかになった。

https://kaken.nii.ac.jp/d/p/15659206.en.html

とか言ってるレベルだぞ?

現代医学万能とか思わないで、医師だってできる限界があるってことは認めてやってくれ。「明らかに許し難いミス」とかでなければ医者を責めるな。無駄責任を追及して医者モチベーションが下げれば、結局社会全体が不利益を被るのだからあなたの納めがたい情動は、もう少し社会にとって有益な何かを生み出すために使ってくれ。

2015-10-03

北斗晶が5年後生存率50%ってんでニュースになっているけれど

古希を超えて数年たつうちの母親は、東日本大震災の直後ごろに、北斗晶とは部位は違うけれど、ガンがみつかって「ステージⅣ 五年後生存率20%」て診断されて

その年に2回手術をうけて、もう4年たつけれど、結構元気にしている。

人並みに健康診断は受けていたのだが、そのガンは、「検診では見つかりにくい部位」であった。

ちょうど、最初の手術のころは、「輪番停電」がつづいていて、病院が薄暗くて、しかも、電力の不安から人によっては手術時期を延期される人もいる中

おたくのお母さんは、もし今手術しなけりゃ、余命数か月ですから」と予定通り手術したことを思い出す。


とりあえず、2回の手術を経て、完全にガン細胞を取り除くことはできず、

その後は、保険診療抗がん剤治療を続けているのだけれど、最初の宣告をうけた翌年には、「これが最後になるかもしれない」ということで、

医者抗がん剤治療スケジュールを調整してもらって、

ヨーロッパ旅行するのに、自分が付き添っていった。


そしたら、翌年も「今年も行けそうだけど、どうします?」と主治医に聞かれたりする程度の経過をみせ、

最近は体調みながら2~3週間に一度、抗がん剤治療をうけた直後は、2~3日はだるそうにして、

食事つくる以外は、ほとんど横になっているけれど、その期間をのぞけば、随分元気にしていて、この夏は、友人と三泊くらいの旅行に出かけているし

やれ映画を見に行ってきたの、展覧会にいったのという具合だ。

まあ、抗がん剤の影響があるので、「レディースアデランス」が手放せないが。

まあ、病気の経過というのは人それぞれだから、なんともいえないが、母の周りには、そういう人も結構いて

「五年生存20パーセントと宣告されてから、はや8年」なんて人もちらほら。

病院も、まあ、公立みたいなところ(数年前まで社会保険病院だったのが、組織改革ちょっと名前がかわった)なので、

超有名病院名医特別最先端治療を受けているわけでもないし、後期高齢者なので、アフラック保険がないと対応てきないような高額な医療費もかかっていない。


もちろん、予想以上に「悪い」展開をたどる人もいるのだが。



個人的に、母の「ガン友達」の話を総合して考えるに、

ガンにかかった時に、ほかの病気を抱えていたり、病気とまでは言えないけれど「血圧が高め」とか、「貧血気味」とか「肥満が過ぎる」とか

そういう人は、治療が大変だったり、良くない展開をたどりがちのようだ。

あと、ちょっとしたことで、食欲が落ちて、しかも「無理してでも食べよう」という気合がない人。


なんといっても、そういう人は、使える抗がん剤選択肢が減る。

「がん以外は健康」でないと、抗がん剤治療に耐えられない、ということらしい。


抗がん剤というのは、一つの薬をあまり長く使い続けることができないらしく、また、人によって「あうあわない」があるようで、

基本的には、使ってみて、その後の体調とか、腫瘍マーカーの変化やらを見ながら、

使用を継続したり、中止して別の薬に切り替えたりするらしい。


うちの母親場合、すでに3種類目だか、4種類目だかになるのだが、

現状では、「今回のは、前ほどきつくないけど、抜け毛は前より増えたのが悩み」だそうだ。



あと、医学の発展というのは、すごいね

「数年前に認可が下りたばかり」という薬が次々出てくる

実際、うちの母親は、主治医に「○○さん、あと5年早かったら、使える薬がもうなくなっちゃってたかもねえ」とか言われている。


まあ、ガンに根本的な治療法がまだない以上、「がん以外は健康にしておく」というのが大事かなあ、というのが、傍から見ている人間感想

あとは、素直に医師(もちろん、まともで常識的な)のいうことを聞くしかないのだろうなあと。


最近、ガンで亡くなった女優さんが、「抗がん剤治療拒否して、純金製の棒で、患部や体全体をさすったり、押さえたりする民間療法を受けていた」というニュースがあったけれど

個人的には、あれ、完全に間違っていた、と思う。。

いや、それぞれが、自分の納得いくように治療を受ける(受けない)のは自由だけれど。

彼女は「最後まで女優として生きて、次の舞台に立つことを切望していた」らしいから

多少、抗がん剤でつらくても笑顔をみせて、髪の毛が抜けても、カツラをかぶってでも舞台に立ってほしかったなあ、と。


そういえば、母がガンになったことを話したら

現代医学医者製薬会社が暴利をむさぼるために、やたらと抗がん剤など使って人のことをボロボロにする。いい療法があるから教えてあげる」

といってきた友人がいた。

しろいい奴で、本気で心配している様子なだけに、困ってしまったのだが。


あいう人たちってなぜ「医者製薬会社は暴利をむさぼっている」と憤るくせに、

効果のない療法でお金を取っている人たちを「暴利をむさぼっている」というようには思わないんですかね?

不思議しょうがない。

ちなみに、その友人とは、いろいろな義理関係性もあって、必要最小限度の接触を保つ関係が続いている。

その程度の付き合いにとどめていれば、きわめて「いい人」ではある。

2015-07-20

ADHD(注意欠陥多動性障害)が鍼治療で治った話

ADHDで苦しんできた俺。

衝動的に突発的な行動をとるため、人から嫌われる。

ストラテラを飲み、症状は治まってきたもの感情が薬で一定レベルコントロールされている感じがして

悲しく怖くもなく、常に楽観的でなんか変な感じである

抗鬱剤を飲むと、クマと出会っても逃げないというが本当にそんな感じである

ADHDの針治療を見つけたので行ってみた。

有名どころはこんな感じらしい。

この中の一つ。

http://www.nannbyou.com/medical/shouni15.html

http://www.twck.net/dd.htm

http://www.dojima-hari.com/example/

http://www9.plala.or.jp/niconicocupido/NAC/yama41.html

http://homepage3.nifty.com/dairyuukou/contents06.html

http://www.hadamamo.com/category14/

ストラテラを80mg飲んでいたが、1か月かけて40mgに減薬。

さらに3か月かけてゼロに少しづづ減らしていく。

自由診療であるため

一回に5000円程度、かかる鍼治療に月8回通う。

月4万円。 高すぎる。。。。。。

でも、最初のうちは針を打って数日は頭がすっきりした気持ちになり。

そのうち、薬がなくても過ごせるようになる。

これが半年くらい。

再発しないレベルまで持っていくにははあと半年は通う必要があるという。

アトピーとか、躁うつ病とか、現代医学では治せない病気

治療や、漢方薬では治る可能性があるという。

ただし、鍼治療ではこの症状にはこのツボではなく、全体を触診できる必要があるし

漢方薬では、ツムラ漢方薬の番号での 処方ではなく証をしっかり診断して煎じ薬で出す必要があるとのこと。

本当に治らないといわれるものが鍼治療漢方薬で治るならどうして日本はこんないいものを捨ててしまったんだろうか。

2015-07-16

http://anond.hatelabo.jp/20150716174051

なので、ときには科学的に採用された過去公式や定数が、再検証や新たな発見で書き換えられたりするわけです。

から、今の科学常識が将来には「間違い」と言われるかもしれない。ただ、今わかっている範囲でも、それなりに妥当有用で世の中がそれなりにうまく回るから、みんな科学に割と頼っているわけですよ。それで、たとえば現代医学が頼りないと思っている人のなかには、民間療法などを試したりもする(ただ、一部の宗教みたく、信じることの強制原則的にしてこないですね。白い眼で見られたりはするけど)。

民主主義だって民主主義なんてクソだが、ほかにマシなものがないからやっている」と、英国チャーチル首相が50年以上前に話したことですが、民主主義のやりかた自体にも議会制から全員参加までいろいろありそれぞれ利点弱点があるし、民主主義自体が正しいとどこかから認証されているか採用されているのではないですよ。

http://iyashitour.com/archives/27643/3

2015-06-18

この記事に寄せて尊厳死がどうこう言ってる連中

93歳「今も妻を愛してる」 嘱託殺人罪に問われ公判

 93歳の夫が体の痛みを訴えていた妻に頼まれ殺害したとして、嘱託殺人の罪に問われた公判千葉地裁で開かれている。夫は「今でも愛しております」と語り、2人の娘は「父は追いつめられていた。ごめんなさい」と悔やんだ。(朝日新聞デジタル)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150618-00000012-asahi-soci

おかしいんじゃないのか。

お前ら殺人の支持してるって自覚はあるのか?

まず尊厳死安楽死をごっちゃにしてんじゃねえ

尊厳死には条件がある。

現代医学では治せない傷病で、死が近づいている場合に、単に死を引き延ばすためだけに延命するのはやめてくれ

延命はいらないけど苦痛緩和はやってくれ

植物状態に陥ってそこから回復が望めない場合生命維持装置を切ってくれ

というのが尊厳死だ。

今回の事件はせいぜいが骨折からきている慢性疼痛にすぎず、尊厳死適用案件には程遠い。尊厳死が法的に整備されていたとしてもこのケースで妻を死なせることはできないし、あってはならない。

これはただの殺人だ。人の尊厳尊重する行為じゃなく踏みにじる行為だ。

検察が「軽率」と称したのもそこから来ているのだろう。不治の病でもないものを殺して救ってやろうとするなんて傲慢以外に当てはまる言葉はない、というのが本来司法スタンスであるはずだ。そこを「軽率」と称したこと自体相当叙情酌量してる。

軽率なんて言わないでほしい」ってバカか。判決ならまだしも検察側が「軽率などとは称せない、壮絶な苦悩があった、追い詰められていたし仕方ない」的なコメントを出してみろ。

今後いったい何件の殺人事件がそうやって美談祭り上げられるかわかったもんじゃない。

これは殺人事件で、人を殺すというのは悪いことなので徹底して回避されなければならないことだ。それが社会というものの目指す姿だ。

懲役5年に執行猶予を狙ってるだろうという意見があったが俺もそう思うしその線を狙うのは妥当。物の本によると、こういう「追い詰められて最愛の人を…」系の殺しで無罪放免にすると裁判後に罪悪感で自殺したりするそうなんで、執行するかは別として刑を科すのは意味があると思う。

※話が飛ぶが、逆に裁判長は「どうすれば良かったですか」とか聞いてんじゃねえよと思う。俺が被告だったら「俺が聞きたいわ」って逆ギレすると思う。いや、反省の度合いみたいのを見るために聞いてんだろうとはわかってんだけど。


安楽死制度を整えれば妻の尊厳は守れたか

例えば安楽死センターみたいな施設を作って死にたい奴はみんな受け入れるようにしていたら?

それは社会的自殺強要しかなく、自発的に死にに行ける状況を提供することで逆説的に「そんなだったらもう死ねばいいのに。なんでまだ死なないの?」というプレッシャー正当化するだけに終わるのは明らかだとは思わんか?

安楽死センター利用者に条件を設ければいい」?

条件を設けると尊厳死に行き着くんで、安楽死センター要らないよ? あとこの事件の妻みたいな人はたぶん利用できなくなるよ。

この妻みたいなパターンが利用できるような利用者条件って相当ゆるい。「苦痛から逃れたいと思っている人」ぐらいの感じにしかならない。


家族迷惑をかけたくない」

これはわかる。気持ちとしては痛いほどわかる。

でもやっぱり、殺人嘱託すべきではなかったと言える。

だって殺しを依頼して実行してもらっちゃったことで最愛の夫は妻殺しになっちゃったし、娘たちはそれこそうつ病ひとつやふたつ発症してもまったくおかしくないくらいに傷つけられている。

もはや迷惑とかそんなレベルじゃないダメージだ。

その点では妻もやっぱり追い詰められていたというのがよく分かる。冷静になれるだけの余裕が(精神的にも、体力的にも)あったら、「迷惑かけたくないから殺してもらう」がどんだけ矛盾してるか気がつけただろう。


じゃあどうすれば良かったの?

これだけぶうぶう言っといて何だけど、この事件社会制度とか公共福祉とかそういうレベルしか解決は図れなかったろうと思う。

自分の身内がこういう状態になって死にたいと言い出したとき、できることってのは「殺してあげる」か「それでも殺さない」のどちらかを選ぶことしかないと俺は思ってるってことだ。

そして、自分でも、「『それでも殺さない』一択だろアホか」と、その状況になってみても言えるかどうかは自信がない。言えなくてもまったく不思議じゃない。だからこそ今は言っとくわけだけど。

鎮痛剤の適用について言及したコメントがあったが、そういうアプローチもっと追求されていいだろうと思った。あと介護ロボか?

介護サービスを嫌がってたというが、その辺のニーズ(助けが必要なんだけど人様に助けて欲しくない的な)に応えられるのはもうロボくらいしか思いつかん。

あと自己防衛として「人に助けてもらう上で生じる抵抗感をいかにして減らすか」ってことだけど、貧困文学アンジェラの灰』で示されたように、尊厳があるってことは他人に借りがないってことだから、抵抗感を減らすとかそういうベクトル努力はどうしても焼け石に水でしかない。

2015-03-28

http://anond.hatelabo.jp/20150328095439

近親婚が障害の率を上げるのは事実

だが、それを以てして近親婚を「重大な」タブーと看做すのは実は現代医学観点からすると根拠薄弱。

近親婚による遺伝的障害の発生率上昇というのは実は何代も続かなければそんなに高くはなら無い。

純粋に障害問題観点から近親婚を問題とするならば、兄妹婚、姉弟婚よりも、高齢出産の方を問題としないと辻褄が合わないくらいの話でしかない。

近親婚をタブーとするのは、人の交流現代に比べると遥かに閉鎖的で、意識しなければ長期に渡っていわゆる「血が濃くなる」状態に陥りがちだった時代の知恵であり、そのためにあえて実際の危険以上に強調されて固定された文化的タブーであると言っていい。

別に「近親婚万歳」と主張するわけでは無いが、実際の確率以上に近親婚のデメリットは強調して認識されすぎているきらいがあり、障害発生率を根拠にするのは筋悪。

2015-01-28

「男のヒステリー」?

http://anond.hatelabo.jp/20150127104138

そもそも原義が「子宮の(子宮から発生する症状)」でつまり「女特有の」を表す言葉なので「女のヒステリー」は頭痛が痛いなのです。

じゃあ現代医学的に見ても女に特有なのか男には発生しないのか、と問われると、そもそも現代精神医学は「ヒステリー」という用語曖昧すぎ性差別的すぎなので意図的に使用をやめているのでその問は無効です、としか

ただヒステリー精神医学発生のところ、いわば建国神話のところに大きく関わっていた表象なのです。

あとみんな大好き日立の電マにも。つまり家電建国神話にも、洗濯機と同じく関わっている話でもあるのです。

2015-01-14

28歳、自然妊娠できないと知らされてから出産までの約1年間

記録しておく。

25の時に結婚。いつ妊娠してもいいので結婚式から避妊はせず。

しかし2年たっても妊娠しない。

体調は夫婦ともに悪くなかった。

私は生理もきちんときていた、たまに生理痛が辛い時もあったが、病院にかかるほどではなかった。

まる2年妊娠しなかったので、不妊治療系の婦人科に行った。

初診で問題はなかった。旦那精子を追って提出した。

2回目の診察の時に、旦那の結果を知らされた。薄いと告げられた。

それが問題でしょう、とのことだったので、人工授精になると思った。

その後で、私の卵管のチェックをした。両卵管閉塞だった。自覚0だった。痛みも不調も何もなかったから。

人生で一番凹んだ。”自然妊娠できない体”というのがショックで、悲しくて泣いた。鏡で自分の姿を見るのが辛かった。

凹みながらも、もう体外受精しか道はない(手術で卵管を通すこともできるが、それはオススメしないとのことだった)ので、翌週から仕事休職し、治療に専念することにした。

勢いだった。もちろん仕事をしながら治療する人も多いと思うが、リーダーという立場上、自分の心がもたなさそうだったので思い切って休職した。

体外受精は、卵子ホルモン注射などで増やし、それを手術で取り、精子とくっつける。

2〜3日に一度病院に通い、痛い注射を打った。打った後は体はぐったりした。

約1ヶ月調整し、手術をして卵子をとった。全身麻酔で、午前中手術をしたら午後に帰れた。

できた受精卵は3つだった。もっとできると思っていたので少しがっかりした。

その月に受精卵は戻さず、すべて凍結して翌月以降から戻していった。

1回目、ダメだった。ショックだった。

2回目、妊娠反応が少しだけでたが、ダメだった。妊娠反応が出たことで、1回目よりはショックではなかった。

3回目、妊娠した!しかし、初期は流産も多いと知っていたので、あまり喜べなかった。5ヶ月ぐらいになった時、やっと少し喜んだ。

体外受精をする!」と決めてから妊娠反応がでるまで半年

その半年はすごく辛かったが、半年で済んでよかったと思っている。

私は「卵管閉塞」という体外受精直行不妊原因だったので短くて済んだのだと思う。

原因不明や、女性ホルモン系の不妊になると、タイミング療法→人工授精体外受精、とステップを踏まないといけないので時間がかかるからだ。

そこから約9ヶ月、無事出産できました。

育児はそれなりに辛いけれど。

現代じゃなかったら、私は子供産めてないのかなぁと思うと、現代医学感謝してもしきれない。


妊娠しないなぁと思っている人には早く病院に行って欲しいです。

私ももう1年早く行けばよかったなと思ったりします。


忘れないうちに、記録でした。

2014-06-09

http://anond.hatelabo.jp/20140609171832

横だがその対処法ってのは合併症に対する対処法って事か?だったらぜんぜん明らかじゃないぞ。

輸血は臓器移植と一緒。現代医学じゃどうしようもないリスクがまだまだある行為だよ。

(勿論現代医学においてリスクよりメリットの方が上回ると考えられる時のみ輸血が行われるわけだが)

2014-05-28

母乳信仰がいつから始まったのか

http://blog.plutan.org/entry/2014/05/28/102723

母乳が人工ミルクより優れているというのは現代医学における事実なので、それを「信仰」と呼ぶのはどうかと思うけども

うちにあった40年前の母子手帳にすら「赤ちゃんにとって最良なのは母乳」と言う記述があったので

少なくともその頃にはあった模様。

(因みに「自宅出産に支障がある場合病院出産検討しましょう」と言う記述もあり時代彷彿とさせる)

つーかミルク信仰時代って本当にあったのかねえ。

ワクチンアンチ時代とかと一緒で、根拠怪しいいい加減な言説としては流行っていても

公的にそれが認められていた時代ってのは無かったのでは。

もっと前だと庶民ミルクなんてあってもなかなか買えない時代だっただろうしね。ヤギの乳で育ったという50代を知っている。

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