はてなキーワード: 特権的とは
共同親権導入への反発は既得権益を奪われることへの反発って誰も言わないのなんで?
こういった反発を女だけがするって話じゃなくて既得権益を奪われることへの反発ってのはすでに権利を握ってる側からは必ず発生するんだよ
今回ヒステリックに反発してるのは女(特にシンママ系団体)と左派弁護士団体だよ
前者は言うまでも無いと思うけど共同親権を導入しようとすると今まで紙切れ一枚で済ませていた離婚が共同親権のための養育計画とかまで含めたある程度手間がかかる対応になってくるんだけど
それに現状の家庭裁判所のリソースじゃ対応が難しいって事情があって普通だったらじゃあ家庭裁判所(またはそれに類する新しい仕組み)のリソース増やせばいいじゃんってなるんだけど
弁護士や裁判官は数を絞りに絞って特権的地位を獲得してるから人数が増えるとそれが脅かされてしまうからリソースなんて増やしたくないんよ
つまり今回の共同親権に反対している女はほぼ無条件で得られる親権が男女平等になってしまうことへの反発
弁護士団体は自身の独占的特権的立場が薄れてしまうことへの反発から生まれている既得権益の防衛的反対運動の色が濃いのを認めろよ
「生成AIによる民主化」を叫ぶパブコメが公開されて話題を呼び、「それは民主化ではなく共産化」という理解が急速に形成されている。この「民主化」という概念は何も9段の人物が考え出したものではなく、海外の生成AI議論、特にイラスト関連の議論では頻出の概念であり何らかの生成AI推進過激派の共通認識だが、一方で「共産化」は少なくとも増田は寡聞にして知らぬ。では、この「才能」の「民主化」とは何なのか? 恐らく国内で理解されている形では「極一部の『絵師』と呼ばれる特権階級が、生まれながらに持っている、『絵』を生成する技術」を「広く一般が使えるようにする」こと、だろう。
Financialization(金融化)という概念がある。1980年代から汎ゆるものを金銭的価値に換算する動きが加速し、万物が通貨によって交換できるようになる一方で、金融分野に加速度的に富が集中するようになってしまったとか、そんなような話だ。まあ安っぽいネオリベラリズム批判の一種と思って構わないが、このあらゆるものを金銭的価値と拡大の速度、加速度で考えるというプロ倫の延長線上にある思想は米国では広く一般に浸透している。
だから二次元業界も当然この金融化の対象として、森羅万象を四半期指標の伸びとして変換すべしという思想の中で解釈される。このものは素晴らしい、だから儲けを加速しなければならない、という自然な発想がある。二次元イラスト業界を金銭的な側面で発展させようという試みは、2010年代を通じて諸外国で繰り返されてきた。無断転載で客を集めた後、批判を浴びて版権元と交渉しようとした漫画村事件もその一部だし、同人誌の代理購入や転売が行われたり、無断翻訳グループや各種の転載サイトの有料サブスクが販売されたりとか、仮想通貨イラスト作家を巻き込む動きも見られたし、画像ファイルを集めて転売するとか、無料の3Dデータを改造して勝手に売るとか、あるいは無料で転載して名を上げるとか、色々な試みがあった。個々の作家に対してあなたの作品はもっとビッグな儲けに繋がる、価格を上げるべきだ、販売数を増やすべきだ、出版が難しければ顔だって繋ぐ、といったオファーが野放図に撃たれることもあった。
そのいずれにも日本の漫画業界、イラスト作家コミュニティは乗らなかった。日本は強固な「非営利の業界」を維持してきた。
日本人は日本の二次元業界が作り出すソフトパワーをまったく過小評価している。増田はある時、海外のイラストレーターが何だかのソフトの互換性問題で揉めている所を見たことがある。PSDはPhotoshopから出力されるとは限らない、俺はKritaを使っているし現場によってはCSPを使っているとか、どうだかだった。お前らはCSPが何のことか分かるか? Clip Studio Paintだ。増田にとってこれはちょっとした衝撃だった。まったくのサプライズド・ピカチュウだ。分かるか? 国産商用ソフトウェアがイラスト制作ソフトの世界的御三家の一角を固めていて、Adobeが三位なんだぞ。「日本にはジョブズが生まれない」?「日本製のソフトは通用しない」? いや、増田自身、普段はこれを言う方なのだが、それでもだ。かつてはbukkakeが世界一有名な日本語だとか、不名誉で恥ずかしいとか言われたものだが、今では所によってはblack company、mesugaki、menhera moveですら通じる(最後はどこかの初号機の貢献だ)。
そして、この継続的に世界に投射される存在感、その非営利思想(と、その裏でちゃんと行われているアニメやガチャゲー課金としての回収)は、思想的に原理主義的な低位のレイヤーにおいて、世界的に反発と軋轢を生み続けているのだ。
もう一つ説明すべきことがある。共産化とは何なのか? 帝政ロシア末期のそれにしろ、中国のそれにしろ、共産主義革命とは、力を持たない民衆が団結し、腐りきった既存の体制を打破し、特権階級が貪る既得権益を破壊し、人民に還元する、という建前で行われる営為だ。実際にはこの「特権階級」は中流層以下を指し、既得権益とは単に日常生活を指す、ということはまともな人間なら皆知っているだろう。高級な壺を割り水道を破壊し公共施設を打ち壊し電線を鋳潰し、全てを焼き払ってゴミにするのが共産化、共産主義革命である。社会を破壊して所有の概念を、いや「社会」と「モノ」という概念の終了を目指すのが共産主義である。
この「才能の民主化」と「それは共産化である」という批判はこれらを踏まえて解釈されなければならない。
「民主化」による恩恵を得るのはお前らではない。「お前ら」というのはブクマカや増田のような言葉を持つ人間だけに限ったものではない。日本人ではない。ここまで書いてきたように、いま、諸外国には、日本(または中韓台を含む極東アジア)人は二次元イラスト業界で特権的な地位を得、極端なダンピングと異常な反成長主義を敷いている、という怒りがある。その怒りの文脈において、日本人は全て二次元の絵を生成し享受できる特権階級であり、才能の共産主義革命において虐殺される対象である。⑨段のパブコメを書いた「生まれつき手が震えて線が引けない」者など同情に値するわけがない。絵の金融化、イラスト市場の資本主義的成長を阻害してきた旧来体制を賛美する、唾棄すべき特権階級である。ポル・ポト政権の新国家建設の呼びかけに喜び勇んでカンボジアへ舞い戻り人民裁判に掛けられ次々と虐殺された出稼ぎ労働者たちそのものの姿だ。
そしてその方法として、生成AI推進派たちは、Danbooruに(善意で)集積されたイラストを圧縮汎化させ任意に混ぜ合わせ薄めて取り出せるようにする。そのデータを配布し有象無象が使えるようにする。LoRAにより「絵柄」の神秘性を破壊し再現できるようにする。それらすべてはコンピュータの利用を強制して非属人的に実行されることで金銭的価値に還元される。
だからあれは共産化なのだ。だから「生成AIを規制するならば二次創作も規制しろ」なのだ。つまるところ「生成AIによる才能の民主化」の指すものは、金銭的価値への還元を断固として受け入れない二次元イラスト市場の破壊そのものなのだ。文化庁の連中が考えているような「『民主化』による、日本国内の広く一般の者への価値の還元」は発生しない。民主化AIで生産性を飛躍的に向上させたクリエイターの活躍などない。ソ連にまともな戦闘機がなかったようなものだ。仮にこれが「還元」だとするならば、起こるのはちょうど紙を高濃度の過酸化水素水で炎とガスに分解するような「還元」だ。「パブコメの知能が低すぎて困る」とかボヤいている場合ではない。それほどの、あえていえば低知能のもの、が反対一色に染まってパブリックコメントを送ってきているとはどういうことか? 実害を被っているのに他ならないではないか。
この話のオチは、恐らく「生成AIによる才能の民主化」が実際にこのまま進んだとて、著作権法がAIウォッシング無罪を規定したとて、それは絵の価値が下がるという一過性の日本の純損失であって、別に日本的なイラスト創作文化への参入が海外享受者たちに認められるわけではないだろうことだ。Twitter上でも指摘されていたが、AIに点滅するカレットを与えられないから絵が造れないなどという者はいないのだ。完璧な絵をプロンプトで定義できると言うならばしてみるがいい。いや、Twitter上でもなんでもいい、人は文字が読めるのだから、完璧な絵の定義を書けばそれは作品なのだ。件の人物が長々とコメントを書き、そしてバズりを作り出したように。
飽きた。ここで投げる事にする。ナガノのくまを讃えよ。
追記でコメントを拾われてる。独り言と言うか、どこかで見てるかも知れない神様への発語にすらお目を通していただけたようで慶賀の限り。アドレナリンいっぱい出てそうで楽しそうだ。 増田 メタ
この増田への 【追記あり】教養って文化資本に恵まれた奴がマウントを取るための道具... 言及だ。
私は以前から、はてなブックマーカー達は上から目線が過ぎるのでは。と思っていた。
増田など名もなきブログ筆者に対して、現実の赤の他人には決して言えないような暴言を聞こえよがしに言うことがある。
ブクマカは通常、言い返されない。
何を言っても、受忍される。
この先ずっと金銭的に支えていくことになるのだから、せめてそこだけは確約して欲しい。
第一に、今までずっと語り聴かされてきた、子を持つことの幸せとやらを、確実に体現してもらうことは絶対条件だ。
当然ながら、最低限として子供は成人するまでは、幸せを享受し続けなければならない。親はそれを提供し続ける義務を負い、社会通念上における幸せの在り様を示し続けなければならない。
子持ちであることを幸せであると規定してきたのは、他ならぬ子持ち勢自身なのだから、その他大勢からの永続的支援を享受する特権的立場になる以上は、ノブレスオブリージュの精神に則り、親としてのは責任は確実に全うしてもらわなければ困る。
次に、少子化に歯止めをかけるという、最重要任務が課せられることに同意し、これに誠実に対応すること。
一組の男女から二人の子供では、まったく追いつかないことは周知の事実なのだから、当然ながらそれ以上のパフォーマンスを期待されることは避けられない。
健康等の個々人の事情はあるにせよ、それでもこれからの時代、子を持つことの責任はさらに重くなっていくことは避けられない。
そんな当たり前の事も分からずに、好もうとも好まずともそのような立場になる者も当然多くいるだろうが、だからと言ってその事実が消えるわけではない。
税という媒体を通じて、多くの国民の期待を背負わされることになるのだから、必要最低限の成果は求められるのもまた当然の流れだろう。
あなたたち既婚子持ち勢とその子供たちは、幸せで在らねばならない。
他人からの期待が重いというのなら、その空気を無くすように努力しよう。
それでも、あなたたち既婚子持ち勢とその子供たちは、幸せで在らねばならない。
少子化に歯止めをかけるべく、また子供たちの幸せな未来を全面的に支えるために、援助も惜しまないと約束しよう。
あなたたちが決して気負うことのないように、既婚者たちの幸せをいつまでも祝福するし、常に笑顔で国の宝たる子供たちにも接しよう。
だから、あなたたち既婚子持ち勢とその子供たちは、幸せで在らねばならない。
あなたたちが望んだように。
粛聖!!ロリ神レクイエム☆について id:mukudori69 のコメント
「バズってからでなく曲が出た時点で批判しろ」と「わざわざ探してまで叩くな」が同時発生してる/この曲をなんの不安もなくただ楽しめる人は、それだけで特権的地位だなと思う/追記「キモい」でなく「怖い」んだよ
https://b.hatena.ne.jp/entry/4743070342288801839/comment/mukudori69
トランス差別をするTERF問題にせよ、実態の治安と乖離する体感治安の問題にせよ、実際のリスクアセスメントを無視したトンデモ思考が一部の(だが少なくもない)フェミニストのエコチェンで構成されているんですよね。
私は高所恐怖症で、色々と生活に支障しているわけですけど、だからといって敵を設定して叩くみたいなことはしないんですよ。だって、それって私の問題ですし、建築等で現実的に妥当な安全性が確保されていれば社会的に問題ないわけでしょう。であれば、我慢するか、あるいは自分で病院に行くしか無いわけです。
自分の恐怖心みたいなものを特権化して権力行使(含む社会的な排除)に繋げようとする姿勢は、ナチズムやゼノフォビアとかと同じタイプの姿勢だという自覚は欲しいところです。
「サポーターの不始末と球団は別じゃね?」みたいなブコメがあったので。
「ウルトラス」とか「ゴール裏」とか言ったりするのだけど、一部のサポーターはチームから特権を与えられている。
たとえば試合中に旗を振ったり太鼓を鳴らしたり拡声器を使ったり横断幕を設置したり、それらの準備のために他の観客よりも早く入場できたり。
彼らは、ただ単にゴール裏の指定席を好んで買ってる人たちではなく、球団から独立ながらも連携関係にある。(この仕組み自体はプロ野球の応援団も同様だと思う。)
なので、悪さをしたサポーターに「入場禁止処分」を課すとき、彼らが一般の観客として普通の席で普通に観戦することを防ぐのは難しけれど、ゴール裏で特権的な行為を行わせないことはできる。
ゴール裏の連中はだいたい特権的な地位にあることを生きがいにしているので、特権の剥奪は充分に制裁として機能するわけだ。
声が揃ったいい感じの応援は誰かが主導しないと成立しない。
浦和レッズは応援が熱心であることをブランドにしていて、ゴール裏の反感を買うとブランドが成り立たなくなる。