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はてなキーワード: 父系とは

2023-06-30

anond:20230629223718

男の種が偏ると、セントサイモン悲劇になるらしい。

セントサイモン悲劇

しかし、この繁栄は長くは続かず1910年代半ばには衰退を始めた。1908年から1914年にかけ有力な種牡馬が相次いで死亡、その上残った種牡馬も輸出されたり失敗したりで活躍馬を出せなくなり、牡馬クラシックホース1914年エプソムダービー勝馬ダーバー(Durbar、フランス産)が最後となる。最終的に、産駒世代17勝、その下の孫世代が27勝に達したセントサイモン系の英クラシック勝利数が、その下のひ孫世代では5勝に急減した。しかも5勝全てが牝馬1000ギニー2勝、オークス3勝)に偏り、牡馬はついに0勝に終わった。

この結果、イギリス国内セントサイモン系は急速に数を減らし、1930年ごろまでには親系統に当たるガロピン系を巻き込んで姿を消した。また、オーストラリア南アメリカに広がっていたセントサイモン系も同様に滅亡した。隆盛を極めたセントサイモン父系があまり短期間のうちに消滅してしまったために、日本では「セントサイモン悲劇」と呼ばれている[注 6]。

このような結果に終わった理由として、ある種牡馬の血が交配可能牝馬の大半に行き渡ると、その種牡馬系統に属する種牡馬は近親交配を避けるために満足な交配機会を得られず、その結果急に勢力を減じると理論づけられることがある[15][注 7]。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%A2%E3%83%B3

2023-03-14

anond:20230314115922

どこの国を想定してるのか知らんけど、家父長制=婿の父系の強さが重要から現金持ってるだけの根無し草優遇されるってことはないよ。

家父長制の結婚は家と家との取引取引主は双方の父親であり、婿の父親が現地にいない場合、嫁の父親が最強キャラということになるわけよ。だから嫁の親族の横暴の歯止めが効かない。

現地の家の養子にでもなれたらいいかもしれないけど、そんな人脈パワーがあったら弱男なんてやってないよな。っていうかよそ者に親切にしても養子にはしないよ普通

2023-02-08

anond:20230208164003

そうですね!

モーリスなんか世が世ならメジロモーリスという名前おかしくないですもんね。

どの種牡馬も「母父として活躍」じゃなくて、父系で繋がってほしいものです。

anond:20230208133105

ディープ兄弟の仔であるキタサンブラックにはしっかり国産系の血が入ってたわけで、

ディープもつけようと思えばつけられる牝馬はいたはず。

期待されてないから高額ディープはつけられなかった、というのはその通りかもだが、

からキズナリアステ、シルバーステート、サトダイブリランテ、ダノンバラード、リアパク、ミッキーアイル、フィエールマン…どれもキタサンみたいな国産系の血を持ってない後継ばかりになってしまった。種牡馬としては現状はキズナがなんとか結果出してる程度。

から国産系の血を持つ牝馬につけてもキタサンより1世代遅いわけで、

血を繋げるという観点だけで言えば、ディープ仔にもっと国産系の血が入ったのがいてほしかった。

 

高額種牡馬を非国産系の名牝につける、というのはその時点での判断としては分かるんだけど、

からこそ名馬(高額種牡馬)の血は父系で繋がらず、母父で活躍というパターンが多くなっちゃうんじゃないかなー

2022-09-24

現代日本社会結婚式および披露宴女性の権利仮説ってのはどう?

昭和時代まで結婚式および披露宴男性権利というか父系権威象徴的なイベントであったけれど、令和の時代となった今もそれが広く一般的認識であると主張する者が居るのであれば、あなた所属している一般社会はどこにあるのかと問いただしたくなるのは自分だけではないはずだ。

少なくとも既婚者であるならば、結婚式および披露宴の準備段階でブライダル業者が主に話しかける相手女性のほうをメインにしていたという経験をしているだろうし、兄弟や友人、知人の話を統合すると結婚式および披露宴へ前のめりで準備を進めていたがる傾向があるのは女性だと評価するだろう。
何なら結婚式および披露宴の準備で夫が役に立たなかっただのという話は一種コンテンツとしてネット上では語られがちな話題の1つで、やはり結婚式および披露宴女性が主役で女性権利だと多くの人々はそう思っていると考えて間違いない。
中には「私は準備が面倒だったが夫は非常に協力的だった」と言う既婚女性も居るだろうが話の主題アナタ経験談ではないので別の機会に惚気て欲しい。

自分は男なので女性感情のすべてを理解しているわけではないが、伝え聞く話だと女性には「憧れの結婚式」があるそうじゃないか
思えば少女漫画なんかに結婚式シーンはありふれており、少年漫画比較するならば結婚式の総登場回数を比較しようと考えることすらバカバカしいと感じるほどの違いがあることを多くの人は漠然と知ってるだろう。
結婚式少女向けに憧れの一種として漫画などエンターテイメントを通して刷り込まれている可能性はあるものの、現代日本に住む女性には「憧れの結婚式」がある、もしくはあったのだろう。

結婚式および披露宴女性権利で、当の女性にも結婚式および披露宴へ憧れがあり実現したいという希望がある。
結婚式披露宴へ対して新郎新婦の両者お金を支払う価値があると現代日本女性は考えている傾向が少なくともある。
そういう仮定

そういう仮定をした際に、結婚へ対してネガティブ情報を流し、結婚式披露宴をしなくとも良い、むしろ金銭時間無駄だし周囲の人に取っても迷惑であるとする価値観を周知する行動を取った際に得するのは誰か?と言えば金銭時間を消費せずに済み、女性ほど結婚式披露宴へ対して強い憧れを持たない男性だろう。

結婚式および披露宴男性が憧れてないという話ではないが、出来ればやらないで済むならやりたくない、入籍だけで別に構わんだろうという"進歩的"な考えを持つ男性は少なからず居るだろうし、昨今のはてな界隈結婚へ対するネガティブな言説は願ったり叶ったりなんじゃないかなと思わざる得ない。

こういう仮説どうだろうか?

2022-09-12

凱旋門賞向きの血統

ヨーロッパレースと言えばやはりサドラーズウェルズが入ってなきゃいけない

日本で言えばサンデーサイレンスが入ってなきゃいけないのと同じ感じ

サドラー系はヨーロッパの重くてタフな馬場スピードに乗せてロングスパートするような特徴を持つ

日本風に言うと、「時計のかかるタフな馬場スピードを持続させる馬」で、そういうタイプヨーロッパ活躍やす

それに対して、日本流行りは、キレキレの弾むような馬場いかに高速に走るか?というタイプ

そういう特徴の馬が出やすいのがサンデーサイレンス

ぼこぼこで重たいヨーロッパ馬場だと、日本馬場に向くタイプではなかなか厳しい

とはいえ、昨年フィーバーし、もう亡くなったスノーフォールのように、サンデーサイレンス系のディープインパクト産駒でもヨーロッパ活躍する馬もいる

ということはサンデー系=即ヨーロッパに向かない、とはならない

というわけで、スノーフォールの血統を見ると、父はディープインパクトだが、母父がガリレオだった

ガリレオサドラーズウェルズの直仔の大種牡馬

やっぱり大正義サドラー

日本に向かない馬は日本活躍できず、こいつで凱旋門賞に挑戦するぜ!ってところまでいかないし、ある程度日本にも向かなきゃいけない

しかし、ヨーロッパにも向いてないと凱旋門賞は勝てない

ということは、凱旋門で一番チャンスがあるのが、母系サドラーを持つ血統だと思われる

母系サドラーがいて、それでいて日本で勝てるような絶対的スピードを持つ馬がいるといい

今回、凱旋門賞に出る馬を見てみると、タイトルホルダーがばっちりそれに当たる

母父がモチベーター、その父は凱旋門賞モンジュー

そしてモンジューサドラーズウェルズの直仔だ

タイトルホルダーのひいじいちゃんモンジューで、ひいひいじいちゃんサドラーズウェルズ

ちょっと遠いけど、しっかりサドラーの血は入っている

さら凱旋門賞馬に頻発するというミルリーフも母母父父にいる

まり母系は、四代前にサドラーズウェルズミルリーフ

これは凱旋門賞を勝てる血だ

さらに父ドゥラメンテキングマンボの直系で、さらキングマンボの父のミスタープロスペクターは、母系にも入っているので、タイトルホルダーはミスプロクロスを持つ

これはアメリカ的な重戦車的ムキムキなスピード裏付けもの

さらに、そのスピードをしなやかに柔らかくするためのサンデーサイレンス父系に入っている

まりヨーロッパでの活躍必須条件の血統母系に持ち、父系アメリカスピード日本的なしなやかさを合わせている

それでいて、タフな条件でも気にならないスタミナを持ち、自分で流れを作れる逃げ馬でもある

正直言うと、タイトルホルダーが勝てなかったら、今後もしばらく凱旋門は勝てないだろう

懸念点は、ロンシャンのような大きな競馬場日本で言えば東京競馬場のような大きなコースで勝ってないところ

阪神中山も勝っているから、トリッキーアップダウンやペースの上げ下げは問題はないだろう

しか最後に後ろ脚質がそれほど展開の不利を受けずにフルでスパートできる大箱は、タイトルホルダーにとって必ずしも向いたコースとは思えない

タイトルホルダーの真骨頂自分で、自分にとって最も有利なペースを作れるところ

小回りでコーナーを多く回るコースではそのペースに周りを巻き込むこともしやすいのだが、今回はワンターンなので今までとは違う形になるかもしれない

可能であれば、横山騎手に一度ロンシャンで乗って欲しかった

願わくは昨日のニエル賞フォア賞の日のように、前有利な馬場となることを願うしかない

それに対してディープボンドはアメリカ血統

なんなら凱旋門よりダートのほうが走るかもしれない

ディープボンドが活躍しているのは能力の高さゆえだろう

タフな馬場に強く、スタミナも豊富もつけど、昨年のぬかるんだロンシャンではすっかりやる気を失って、歩いてのゴールだった

ヨーロッパ特にロンシャンは特殊

能力の高さは当然必要だけど、馬場適正も最終的には影響するだろう

ボンドに適性はないと見る

仮に良馬場となれば、フォア賞を勝ったのは伊達ではないという実力は見せてくれるだろう

それでも、せいぜい8着あたりではないか

最後、ドウデュースヨーロッパ血統ほとんどない

父系トニービンがいるくらい

これでロンシャンをこなせるか?というと、よほど能力が高くないと無理だろう

まあよほど能力は高いのだけど

ドウデュースタイトルホルダーと違って、小回りでペースを刻むより、大箱で一気に躍動するほうが強い

それもタフな馬場より、高速馬場で最高速を競う方が強い

そういう点からするとタイトルホルダーより(馬場じゃなくてワンターン2400という広い)コースの適性はある

しかし、それでも横山和生はタイトルホルダーのベストを引き出すペース配分をするだろうし、そうなるとドウデュース翻弄されるのではないか

タイトルホルダーが上手に乗って回れば、ドウデュースタイトルホルダーを上回るとは思えない

しか馬場適正はタイトルホルダーに劣る

東京2000ならタイトルホルダーにドウデュースは勝つだろうけど、ロンシャンでじゃ無理だろう

ドウデュースよりよほどコース適性のありそうな昨年のクロノジェネシスでさえあれだったので、ドウデュースクロノの7着を上回るのが目標になるだろう

しかし、もし、ドウデュース馬券に絡むような好走をしたとしたら、その時はタイトルホルダーが潰れている可能性は高いと思う

ドウデュース応援しているし勝って欲しいけど、現実的勝利に近いのはタイトルホルダーで間違いない

2022-08-20

anond:20220820003455

あらゆるものは持続不可能である

はいつか死ぬ

サラブレッド父系も大半は途絶える

地球の水も遅かれ早かれなくなる

からあれは所詮企業の売り文句しかないわけだ

2022-06-01

競馬詳しいニキ教えて

ファミリーナンバーってのがついてるじゃん

あれ、牝系の分類ってことだろうから母系でたどればいいってことなのかな、と思ったらたまに父系からファミリーナンバー継ぐことあるじゃん

あれどうなってるの?

例えばリスグラシュー

リスグラシューは1-l、母リリサイドも1-l、でも、その母Miller's Lilyは14-f

じゃあどこから1-lきたの、と思うと、リリサイドの父の母が1-l系列

え、リリサイドの1-lは父系なの?

こういうのってどうなってるの?

調べてもよくわからなかった

2022-05-26

東京優駿(日本ダービー)予想、、、ではなくアスクビクターモアのこと

今週は日本ダービーだね

もはや予想しても馬券とれるかわからないのが今年の競馬なので、今週はただ推しについて語ろうと思う

推しというのはアスクビクターモアのこと

アスクビクターモアというと中山専用機なのに皐月賞負けた子、みたいなイメージしかない人もいるかもしれない

しかしそのイメージは今すぐ改めてもらいたい

ダービーでも必ずいい走りをするから

とりあえず今までの彼の経歴を語っていく

ビクターの戦いは本当に少年誌みたいだよ

第一章 デビュー

ビクターデビュー戦は2歳6月東京1800

騎手は戸崎

この新馬戦は、第三章クラシック編のボスになるジオグリフ、第一デビュー編でライバルになるアサヒが出ている

最終直線ではビクターアサヒが抜けだして一騎打ちになった

そしてアサヒに直線で幅寄せされてぶつけられ、ラフプレーをされて激しく競り合うという、漫画にしても描きごたえのある展開になった

2人は激しく競ったもののゴール手前でビクターは力尽きるという結果に…

しかし、勝ったのは競り合う2人を横目に鋭い差し足で交わしていった後の皐月賞ジオグリフ

クラシック編で倒す敵ジオグリフは強大だったものの、とにかくアサヒには借りを返さねばならぬ!

2戦目は3か月後の9月、未勝利戦、中山1800

騎手は戸崎

前走で因縁のついた相手アサヒの出走に合わせたリベンジ戦となった

2人は中団以降から競馬選択し、どちらも3コーナーから大外まくりを仕掛けて競り合うのだけど、ビクター最後までアサヒに並ばせずに最後1馬身半つける完勝を見せる

2着アサヒは3着に5馬身差をつけたので、この2人の力が抜けていた

アサヒにきっちり借りを返したビクター

ここで勝ち抜けたビクターは次のステージに駒を進めた

第二章 クラシック出走権争い編

ビクターの次のレースは1か月後

リステッドアイビーステークス東京1800

騎手は戸崎

勝利から抜けてレースレベルは高くなるが、ここで1番人気に推される

当然、ここは勝てるレースだし、勝ってクラシックにつなげたい

レースは3番手に控えて順調に進むが、3コーナーではビクターのすぐ後ろの外側に位置取り、ぴったりビクターマークしていた2番人気の馬がいた

この馬の名前はドウデュース

ビクターにとって生涯のライバルとなるこの漫画ラスボスである

最終直線で前2頭の狭い隙間を一瞬で突いてビクターは伸びていくが、ビクターより速くスピードに乗せたドウデュースに追いつけず、再び屈辱を味わったビクター

ビクタークラシックで勝つには、このドウデュースを超えなくてはならない

ドウデュースに力の差を見せつけられ悩むビクターの前に現れたのが、第一章のライバルアサヒ鞍上にいた田辺騎手

ビクター鞍上は戸崎から田辺へと変わることになった

あのライバルアサヒの元相棒パートナーになることで、ビクターは新たな境地に進んでいく


次の3戦目は年明けての3歳1月

普通の1勝クラス中山2000

新たなパートナー田辺ビクターを信頼し切った騎乗を見せ、それほど着差はなかったものの、ステッキを打つことなく勝ち切った

これで中山は2戦2勝

ドウデュースへの借りを返す日を待つ

しかし、その間にあのライバル、ドウデュースは無敗のまま年末朝日杯を勝ってG1馬となり、最優秀2歳牡馬に選出されていた

世代チャンピオンとなった生涯のラスボス、ドウデュース

アイビーステークスの前と立場が逆転してしまった

だが、田辺という相棒を得たビクターも、以前のビクターではない


ドウデュースへのリベンジ舞台ビクターにとって初めての重賞レースとなる報知弥生賞ディープインパクト記念

ドウデュースは1番人気、ビクターは3番人気とすっかりビクターは追う立場

レースでは、中団に控えるドウデュースより早く4コーナーで仕掛けて直線で先頭に立つと、やはりドウデュースも追ってきた!

最後は抜け出した2人の競り合いとなるも、今度はビクターが並ばせない!

無敗の2歳王者ビクターが初めて土をつけ、ビクター重賞馬となった

負けた分はきっちり返す、これがビクター

こうして皐月賞の出走権を確保し、クラシック戦線へ駒を進めた

第三章 クラシック

弥生賞を勝ったビクター中山3戦3勝

そしてクラシック初戦皐月賞中山2000

強い相手はいても、中山なら勝負できる

相棒田辺中山巧者だ

ビクター師匠田村師はこう言っている

世代の頂点の18頭に名を連ねられたのは嬉しいこと」

「今度はG1馬(ドウデュースキラーアビリティ)も出てくる、東京前哨戦を勝った馬(ダノンベルーガ)も出てくる」

中山競馬場というビクターホームグランドで、そういう超一流の馬と一戦交えられるのは光栄なこと」

最後の直線でそういう人気馬と全開で叩き合えるような状況にしたい」

ライバルのドウデュース、新たなライバルとなるダノンベルーガ以外にも、ビクター新馬戦で負けた因縁相手ジオグリフもここに出てきている

体は弱くキャリア2戦だが破壊力抜群のイクイノックスも強敵

この4強にビクターはどう立ち向かえるかが皐月賞様相となった

この日、馬場は内が荒れて、内枠が不利となったが、ビクターは2番という内枠を引き、前に出る馬がいないために先頭でレースを引く形になる

この展開はビクターにとっては不利な流れ

対する2歳王者ドウデュース最後方に控える

それ以外の3強は先団後方に並んで控える

2コーナーではダノンベルーガは枠が1枠1番のため最内を通り、ジオグリフがその外、大外スタートのイクイノックスがその外につける

その形のままレースが流れ、最終直線手前から各々ついに仕掛け始める!

残り200m地点になって、最内をついたダノンベルーガ、先頭を引いていたビクター、外にかぶせたイクイノックス、大外を選んだジオグリフが4頭ぴったり並ぶ!!

並んだ!!さあここからは一歩も譲れない!!!

さあ誰が勝つの!?

そして王者ドウデュースはまだ来ない!?

先に抜け出したのはイクノック

だがそれを追ってジオグリフが伸びる

レースを先頭で引いて、内を通ったビクターには苦しい展開

これはもう、馬場の加減で仕方がない…

だが、なんと最内を通したダノンベルーガビクターを交わしていく!

同じく内を走った者同士、勝ちは無理でもお前にだけは負けられない!

奮起したビクター最後の力を振り絞って、一度開いた差を縮めにかかる!

ダノンベルーガだけは差すんだ!

差し返して先着する!

と、そこへ王者ドウデュースも飛んできた!!


鬼足を見せた王者もさすがに仕掛けが遅すぎ、勝ちは逃した

が、ベルーガビクターはまとめて交わして3着へ

勝ったのは新馬戦で負けたあのジオグリフだった

ビクターベルーガ差し返すか、という地点でゴールが来てしまい、クビ差負けての5着となった

あともうわずかに距離があれば…

ベルーガ、このままでは終われねえぞ…


そして次のレースは今週末のダービー

少年誌的な展開からすると、ここでのビクターライバルダノンベルーガ

皐月賞で内を通った者同士の決着をビクターはつけなきゃいけない

そして皐月賞馬となったジオグリフには新馬戦を含めてこれで2敗、まだ借りを返してない

ジオグリフ、お前にもここで決着をつける!

ダービーまでのストーリーはこんな感じだよ!

本編の続きが楽しみだね!

少年誌的には舐めてかかってくるベルーガジオグリフに対し、ドウデュースけがビクターを認めている会話がレース前に行われる

そしてレース結果として一番少年誌っぽいのは、ビクターベルーガジオグリフに先着して2着か3着になるんだけど、ドウデュースにはまたも届かない、という展開かな

クラシック編としては一応、ここでジオグリフとベルーガとは決着をつけておきたいね

菊花賞にはジオグリフはおそらく来ないもんね

田村先生について

田村先生の会見はいつもいい

清々しいような覚悟がいつも見て取れる

見た目ヤクザみたいでちょっと怖いけど、にじみ出る覚悟が美しい師匠

皐月賞前の会見でも、

https://www.youtube.com/watch?v=P0J4Pk3iuQU

前述したけど、「ホームグランドで、そういう超一流の馬と一戦交えられるのは光栄なこと」のような痺れる言葉を放っている

そして、

この18頭に名を連ねられるのは光栄なこと

馬はクラシックだとか、これが大きいレースだとか知らないし、皐月賞を取りたいだとかそんな個人的なことは終わってから考えること

気分良く走らせてあげて、ビクターには、田村君、楽しかったよ、って帰ってきてくれたら

のようなことを言っている

ダービー前の今回も、

https://www.youtube.com/watch?v=pQMGeyiraoE

https://www.nikkansports.com/keiba/news/202205250000483.html

グラム単位で絞ったりして、ものすごい緊張感の中で仕事をさせてもらえる幸せを実感している

幸せなひとときビクターモアがプレゼントしてくれた

まずは無事に走ってほしいと思うし、ジョッキーに楽しかったって言ってほしいし、馬にも一生懸命頑張ったねって言ってあげたい

こんな感じで、いつも心にグッとくるんだわ

田村先生、まじでかっこいいです…



あと、田村先生の今後に向けての注目ポイント

カスタディーヴァというニュージーランド産突然変異白毛牝馬がいてですね

の子日本に来て、ゴールドシップとの間に生まれたのがアオラキという白毛

ソダシを含むシラユキヒメ一族とはまた違う血統白毛馬が日本に登場したので、これはワクワクするね!

アオラキ君も今は田村先生のところで頑張っていて、この夏にデビューしてくると思う

ぜひ応援したいですね

血統家族のこと

ビクターのお父さんは日本競馬結晶ディープインパクト

お父さんディープは2年前に亡くなって、今年のディープインパクト産駒の2歳馬は6頭しか登録されてないらしい

実質的に、ディープインパクトの子供がダービーを走るのはこれが最後ということになりそう

今年のダービーに出てくるディープインパクト産駒は下記の6頭

アスクビクターモア、

キラーアビリティ

コマンドライン

ジャスティパレス

プラダリア、

ロードレゼル

最後の年に亡き父に勝ち星をささげる孝行息子はきっとこの中にいるはず

ビクターディープの息子たちの総大将と言えそう

キラーアビリティは、ディープ意思を継ぐ者同士、盟友と言えるかもしれない

ビクターのお母さんはカルティカというイギリスの馬

カルティカのお父さん(つまりビクターの母父)はレインボウクエストというアメリカの馬で、現役時代凱旋門賞を含む2400mのG1を2勝した馬

レインボウクエストサクラローレルのお父さんでもあるので、父系から言い方違うかもしれないけど、ビクターの伯父がサクラローレルということになる

カルティカの初仔はケマーというアイルランド調教活躍した牝馬

2番仔以降は

Niedziela(IRE)姉(8戦1勝?)

Almuhalhil(GB)兄(レース出走なし?)

Qaabil(IRE)兄(19戦0勝?)

と生まれている

Qaabilから1年空いて、その間に日本に渡ってきたようだ

お母さんが日本に来た経緯はわからなかった

そこから

5番仔はセブンフォールド

6番仔がアスクビクターモア

その下に未デビューの妹が2人

上の妹はシャルラハロートと名前がついたみたい

ダイワメジャー産駒で栗毛美人だよ

下の妹はキズナ産駒、そしてその下にブリックスアンドモルタルの子を受胎中

もう生まれてるかも?

ビクターお姉ちゃん、ケマーはフランス桜花賞にあたる1000ギニーで3着となり、イギリス牝馬限定NHKマイルカップのようなコロネーションステークス(G1)とフランスヴィクトリアマイルのようなロートシルト賞(G1)を勝ち、G1を2勝した名牝

お兄ちゃんセブンフォールドは父親ディープインパクトなのでビクターの全兄

お兄ちゃん中央勝利大井に転厩

しかし、そこからすぐさまダートで2勝して中央に復帰している

今は1勝クラスで芝で走っているけど、中央ではまだ勝てていない

ビクター兄弟は、4人が勝ち抜けて、2人が重賞なのはすごい

カルティカはいい母馬だと思う

ビクターの見た目

毛色は鹿毛と言われているけど、栗毛かと思うような明るい茶色で、ちょうどエフフォーリアと同じような色

鼻筋には白い筋があって、鼻のあたりまで白い

足元は4本とも、ソックスを履いているかのように足先が白くなっている

レースではメンコをかぶっているから鼻筋の特徴はわかりにくいけど、足元のソックスっぽいのはよくわかるよ


終わりに

とりあえずビクターのこと語ったよ

2枠3番に決まったようだし、内も有利な馬場になりそうと聞いている

これはもう、負ける要素ないんじゃないか

ビクターラスボスドウデュースを中心に買います

思えば皐月賞ビクターとドウデュースの2頭軸だったけど、馬連だったから外したんだった

今回も一貫させるで!

2022-04-12

anond:20220412142342

父系墓場と言われたそれまでとサンデーサイレンスはいったい何が違ったんですかねえ

2022-03-07

人類は再び海へでたあと陸にあがったのではなかろうか

なんか先日すごい動画を見た。xvideosというところなので、いわゆるエロだ。

エロなのだが、これには人類神秘を感じた。

人類もしかして一度海にはいった後、再び陸にあがったのではないだろうか?


何人だかわからない覆面をした男性日本人女性がまぐわっていた。

この覆面男。やたらとアレがでかいのだ。

ものすごくでかいという表現陳腐だが、2つのももあいから女性の腕がこんにちはしていた。

50cmをかるく超えている。男が寝そべっているのに騎乗位の女性が中腰にもなれないのだ。

性器の形が違いすぎて同じ人類とは思えない。


そしてなにより凄いのはフィニッシュだ。

イギリス10ccというバンドがあるが、この10ccはいわゆる成人男性の一回の量を意味している。

黄色人種10ccもないのではないかと思うが、件の動画人物は200ccぐらい放出していた。

やたら玉がでかいので嫌な予感はしていた。

放出の瞬間はドピュなどという擬音ではなくドバシャーーーーだ。

ティッシュなら一箱ダメになるし、トイレットペーパーなら拭きとるのに1ロールが必要となるに違いない。

なるほど50cm以上の尿道を駆け上がるのに10ccぐらいの量では先っぽまで辿りつけまい

そういうサイズから、そういう量なのだと納得した。


同じような放精をかつて鯨でみたことがある。

鯨はその豊富な精液の量で他のオスのものを洗い流すのだという。

これではまるで海生哺乳類ではないか

ゴリラ人間性差より大きな遺伝子差を感じた。

仮にそのような民族海人族とする。

中東の人のアレはものすごくでかくて日本人と形が違いすぎてあれがなかなか普通にはできないといううわさ話しがある。うわさ話だ。

アフリカで生まれ人類中東あたりで一度海や磯辺生活する種に分化したのではないだろうか?

例えば日本にも、父系をたどると海に沈んでしまった南海洋あたりをルーツとする人たちがいる。

ものすごくアレがでかい人の遺伝子をたどると、何か違う系統がわかるのではないかとすごく興味が湧いた。


別に賢者タイムではない。

2021-11-23

anond:20211123012002

いいえ、この論文には5000年前との記載はないです

いや、「この論文」(Robbeets?Wang?)の話はしてなくて、元増田

"do not carry ancestry characteristic of farmers from the West Liao River region (around 3000 BC)" と記載されているように5000年前のもの比較している点に注意してください。

の話を受けて情報を整理してる

また仮にD4が先日琉祖語の担い手だとすると、最も強くD4遺伝子を受け継いだアイヌがなぜ日琉語族とまったく関係のないアイヌ語族なのかという問題に直面すると思います

アイヌハプロタイプDが多いのはmtDNAではなくY-DNAの話だと思うので、たぶん違うところを指し示していると思われる

RobbeetsもWangも常染色体の話(父母両系)をしていると思うので

Y-DNA(父系)のみの他説を参考にすると情報片手落ちになる

2021-11-22

anond:20211122111300

黄河文明書き間違えたりBC記述すっとばしたり色々間違えててごめんね…

今までの情報を元に西遼河流域の文明住民年代順にまとめるとこうかな

 

年代文化遺伝子補足
9000年前粟などの農耕民不明Robbeets(2021)でトランスユーラシア祖語の話者推定している
7000-5000年前紅山文化Y-DNA:N(ウラル語族)Wang(2021)で日本人92%を構成するとしている
4000-3500年前夏家店下層文化相変わらずY-DNA:N?
3000-2500年前夏家店上層文化Y-DNA:O2(シナチベット語族)、C2(縄文人)

 

日本人遺伝子92%を構成しているのは5000年前に西遼河流域に住んでいた住人とのことで

これはほぼ紅山文化に相当すると考えていいだろう(考古学的にも問題ない)

しか父系のY-DNA:Nは日本人にも朝鮮人にもほとんど出ていないので

先日琉祖語の担い手はmtDNA:D4

 

そしてRobbeetsがトランスユーラシア祖語の話者が4000年前の遊牧民であるという「通説」を否定たかった理由もここでわかる

Wang(2021)で知られるように5000年前の西遼河流域人にモンゴルツングースと共有する遺伝子がないため

もっと昔に共通祖先を持っていきたかったんだろう

で、目論見どおり雑穀の語彙に共通性が見られるので、今回の論文を出したと

 

この論立て正しいんだろうか

ここの前提が崩れたら一気に崩壊する気がする

anond:20211122071555

Y染色体比較10年くらい前に流行ったんだけど、あれは常染色体比較する手法の乏しかった時代流行った手法

Y染色体父系ミトコンドリア染色体母系の一方の系譜しか辿れないので、

例えばゴルシの染色体を調べてもマックイーンの血統が見えなくなってしまうなどの弊害がある

 

ちなみに日本Y染色体で言えば60%が渡来系

ミトコンドリア染色体で言えば90%が渡来系

染色体で言えば80%が渡来系だと言われている

 

染色体と常染色体比率の差については『交雑する人類』でも語られているとおり、普通外来から侵略痕跡意味するのだが

南米インドで見られた傾向と真逆で、日本では父系の方が在来系の血が濃い

世界的にはめずらしい分布なんだけど、恐らく外部から(ツリーストーリーから言うと西遼河流域の農耕民)の嫁入りなどを積極的に行った結果なんだと思う

2021-09-18

【ほぼ再掲】新提案 : 天皇家 β

最近盛り上がっているので、再掲しよう。

これは、過去2000年歴史の中で顕在化した天皇家の跡継ぎ問題を解消し、来たる西暦4000年代に再び同じ問題を起こさない為の、新提案である

よって、市中の女系男系論争とは別物であることは、最初に断っておく。

万世一系証明するためには、客観的遺伝情報必須である。この時、父母の両方から由来する可能性があるものを追跡指標とする場合、何世代か経つと殆ど辿れなくなる。

そのため、生物学的に必ず片親からのみ受け継がれるものが良い。最良の追跡指標母系ミトコンドリアであろう。 (※ 父系遺伝研究存在するが、完璧ものはまだ無いように思える)

天皇家 β は、現代科学を用いて皇統を国内外客観的証明しながら公正に代を積み重ねることに重点を置く。この観点から母親経由で必ず継承されるミトコンドリア指標とし、女系に切り替えることが最適であると思われる。

ミトコンドリア指標にした女系継承には公証以外にも多くのメリットがある。それは昨今大きな話題となっている、皇族結婚相手問題である

本家血筋が途絶えても、ミトコンドリアを追跡することで、より正統な後継者分家から機械的に選出することが出来るのである

これは、過去天皇家を振り返っても画期的である揉め事が起きても、ミトコンドリア遺伝情報を解析するだけで、瞬時に誰がより正当な後継者か、私情を挟まずに判断がつくのである

父親が誰になろうと母系継承されるミトコンドリアには影響しない安心感はさることながら、天皇家にどれだけ近い血筋か遠い血筋か、国民全体を量的に分布可視化することが出来るのである。つまり親族か否かという変動する離散的な属性から普遍連続的な国民順位けが可能になる。

これはただの提案であり、100年、200年後の時点では戯言に過ぎない、しか2000年以上先の将来を見据えた唯一の解であることを認識する人が増えると、日本未来と皇統は凡そ安泰であろう。

2021-08-02

anond:20210801064035

GOODな自由研究です。いくつか補足させていただきます

あなた10%はどこから?私は通説から

元増田さんは「民間調査機関ドイツ全体の新生児10%が血縁関係がないと推計したよ」とおっしゃっています

元増田さん的にはドイツの托卵率10%という数字元ネタをこれだと推測しているのかもしれません。

しかし恐らく10%という数字は別のところからきています。その理由は、"托卵"率が10%と言うのが一昔前の通説だからです。

例えばLancetの1991年論文MacIntyre & Sooman (Lancet:1991)では

"Medical students are usually taught that the rate is 10-15%; 10% is a figure widely used in DNA studies and quoted in standard genetics textbooks;"

医学部生は通常その比率(non-paternity rate: 非父系率=托卵率)を10~15%と教わります10%という通説は広く範囲DNA研究に用いられ遺伝学の教科書でも引用されています

と述べられています1991年の時点でそう言われるほど人口膾炙した説だったわけですね。

この論文はその通説に批判的で、

"We would guess that the higher estimates are probably exaggerated for the general population in the UK, but have no way to assess the accuracy of the frequently quoted figure of 10%. We would be interested to hear of any reliable data."

我々はそのような高い推定値が、UK一般的母集団に対して過大評価であろうと考えていますしかし我々はこの10%という頻繁に引用される通説の正確性を評価する術を持っていません。我々は信頼できるデータを求めています

結論しています

事実比較的近年の研究では托卵率の推定値は1~4%程度(e.g., Anderson (Curr Anthropol:2006)、Voracek et al. (Psychol Rep:2008))、ごく最近研究では1%前後(e.g., Greeff & Erasmus (Nature:2015)、Larmuseau et al. (Trends Ecol Evol:2016))と従来の10%と比べてかなり低く推定されています

私としてはドイツに限った話じゃない"10%"という数値が、何の拍子かドイツ特異的な話になり、いくつかの逸話と一緒にネットロアと化したのではないかと推測しています

ドイツの実際はどうなのよ

ドイツの托卵率についての論文は3つあります。Krawczak et al. (Forensic Sci Int:1993)、Henke et al. (Forensic Sci Int:1999)およびWolf et al. (Hum Nat:2012)です。

Krawczak et al. (1993)では托卵率が16.8%、Henke et al. (1999)では50.2%とくそ高いですが、これは係争中の父子鑑定の結果です。「お前は俺の子じゃない!」と父子鑑定をしてそれが的中したパーセンテージですね。ドイツ一般母集団を反映しているとはとても言えません。

その点Wolf et al. (2012)は質が良く、ドイツ一般集団を反映していると考えられる研究です。

概要を軽く説明しますと、この研究は小児白血病患者とその骨髄ドナーのHLA型を用いて托卵率を調べたものです。

骨髄移植にはドナーレシピエントのHLA型が一致する必要があるためデータ化されているのですが、このHLA型は親子の推定にも使用可能です。

時に皆さんは自分の子供が白血病になって骨髄移植必要という時にまずどうしますか?そうですドナー登録ですね。

まり、小児白血病患者とその骨髄ドナーデータを使えば子と親の鑑定用DNAデータがセットで山と手に入るわけです。

さら病気人間よりかは平等ですので、バイアスも少なくなりますプライベート情報を削除してしまえばコンプラ的にも安心

賢い方法ですね。

この研究の結果、推定されたドイツの托卵率は0.94% (95%CI: 0.33-1.55)でした。

Wolf et al. (2012)も完ぺきではありませんが、ドイツについて現状手に入る中で最も質の良い研究ですので、「ドイツの托卵率は?」という質問に対しては「約1%です」と答えるのが科学的な態度と言えるでしょう。

法律の話

父親のみによる勝手DNA鑑定はダメだよ→母子同意を取ってやってね(2005年から)

これは2008年です。2005年にあったのは別のもっとマイナー改正です。

元増田さんの引用にもある"否認手続から独立した父子関係明確化のための法律/Gesetz zur Klärung der Vaterschaft unabhängig vom Anfechtungsverfahren"が発効したのが2008年なのです。

さらにややこしいのですが、これとは別に"遺伝的診断法/Gendiagnostikgesetz"、正式には"ヒトの遺伝検査に関する法律/Gesetz über genetische Untersuchungen bei Menschen"というものもありまして、こちらは2010年に発効してます

さらさらにややこしいことに、勝手DNA鑑定を禁止したのは"遺伝的診断法"で、"否認手続から独立した父子関係明確化のための法律"の方は"秘密の父子鑑定(当事者同意を得ない遺伝子鑑定)"は証拠採用されないとされた一方で、裁判所から命令があれば当事者拒否してもDNA鑑定を命令できるという、双方向配慮された法律なのです。

ややこしすぎるので個別説明します。

遺伝的診断法

正式名称からわかる通り、遺伝子診断全般に関わる法律です。親子関係推定については法律の"セクション3:親子関係を明確にするための遺伝学的検査/Genetische Untersuchungen zur Klärung der Abstammung"で規定されています

要約すると

親子関係を明確にするための遺伝学的検査は、当事者(父、母、子)の同意を得た上で一定資格を持つ専門家によって行われなければならない。無断でやったら罰金

です。

ちなみに

なんで妻の同意必要なの?→……わからん……

これはシンプルでして、同意必要相手未成年場合親権者が決定の代行者になります父親が鑑定の請求である場合自動的に残った母親が代行者として同意/非同意することになります。つまり仮に母親請求者だった場合父親同意必要になるわけです。

この法律が求めているのは、遺伝情報という究極の個人情報を親とは言え勝手に使うな、あと品質保証のない民間企業に頼るのはやめなさい特に家族崩壊しかねない親子鑑定では、というもの

近年の分子生物学の発展的にみて、いずれ必要となる法律であろうな、というのが私の評価

否認手続から独立した父子関係明確化のための法律

これについて説明するには前提知識がいるので少し長くなります

ドイツには法的父親/母親というものがあり、出生に合わせて自動的に決定されます

  1. 法的母親は"その子供を出産した女"です。代理母だろうが出産後に性転換して男になろうが、産めば法的母親です。後述の法的父親とは異なり、異議申し立てによる回避はできません。代理母出産をした場合養子縁組手続きしなきゃ親子になれません。
  2. 法的父親は(a)嫡出児の出生時に法的母親結婚していた男、(b)非嫡出児を自分の子である認知した男、(c)裁判所が異議申し立てに従って指定した男、です。こちらは法的父親とされたことについて異議申し立て可能です。
異議申し立てプロセス

まず異議申し立て資格者は(1)法的父親ab、(2)受胎時に法的母親と親密(意味深)だった男、(3)子供、(4)母親、です。

「お前は俺の子じゃねえ!」という異議申し立ての他に「お前なんて俺の/この子父親じゃねえ!」という異議申し立てもあるわけですね。

ここでは(1)の場合だけ解説します。

まず(1)による異議申し立て裁判所に申し出る場合、親子関係に対する合理的な疑いの根拠提示しなければなりません。

判例にもとづけば、

  1. 実は子供結婚前に生まれていた(嫡出児の法的父親要件を満たさない)
  2. 母親浮気示唆される
  3. 推定される受胎期間中母親と親密ではなかった(セックスレス、別居等)
  4. 男性不妊

などが合理的な疑いとして認められています

一方で「自分と(子供の)容姿が似てない」程度の疑いでは異議申し立ては認められません。

"否認手続から独立した父子関係明確化のための法律"が出てくるのはまずこのタイミングです。

この法律合理的な疑いの証拠として遺伝子診断の結果を用いることを合法化しました。以前は証拠として使えるか曖昧(たいていは却下)だったのですが、この法律基準明確化とともに採用可能になったのですね。

ただしこのタイミングで提出する遺伝子診断の証拠には、母親(と子供)の同意必要となります同意のない診断結果を出しても証拠として採用されず、 2010年以降は遺伝的診断法に基づいて罰せられます

そしてこのプロセスがつつがなく進んだ結果、最終的に裁判所遺伝子診断による父子鑑定を命令します(既に遺伝子診断の結果が証拠として提出されていない場合)。

これは母親(と子供)の同意が無くてもできるため、これによってほぼ決着がつくわけです。

そして、この裁判所による鑑定命令もまた"否認手続から独立した父子関係明確化のための法律"によって制定されたものなのです。

初手秘密鑑定結果ぶっぱが封じられた一方で、丁寧に手続きを進めれば裁判所権限DNA診断による親子鑑定をしてもらえるという点で、バランスの取れた法律であると思います

以前は初手ぶっぱしても証拠採用されるのは厳しかったわけだから、異議申し立て側にとっては正味プラスでは?とも。

2016年のアレ

これもちょっと前提知識必要

前述の父親認定に対する異議申し立て成功裏完了し、法的父親から他人に変わるとどうなるでしょうか?

元法的父親過去遡及して養育等の父親の責務として支払ったもの等々への請求権を得ます

請求先は母親でも子供でもなく真の父親です。真の父親の払うべきものを立て替えてた扱いになるのですね。

そして真の父親は異議申し立て完了後、法律に従って裁判所が法的父親として指定します。法的父親説明で挙げた(c)のことです。

しかし……真の父親はいずこに?それがわからなければ請求も何もできません。

知っているのはきっと母親でしょう。聞きださなければなりません。真の父親候補……"推定上の父親"を。

しかしかし、2015年に「母親に"推定上の父親"について話すことを強制するのはプライバシー侵害である」という判例が出てしまいました。

はい詰んだー。

流石にそれはちょっと……ということで、父性の異議申し立てが成立した場合母親は"推定上の父親"について"重大な理由"が無い限り黙秘できないという法案が出てきたわけです。

まだ成立はしてなかったはずなので、この先どうなるかは分かりませんがね。コロナもいるし。

2021-07-29

提案 : 天皇家 2.0

これは、およそ2000年歴史の中で顕在化した現在天皇家問題を解消し、西暦4000年頃に同様の問題を起こさない為の、新提案である

よって、現状の女系男系論争とは別物であることは最初に断っておく。

万世一系証明するためには、遺伝情報必須である。この時、父母両方からの由来の可能性があるものを前提にすると、2000年も経つと辿れなくなる。よって片方のみ受け継がれるものが良い、そこで最良の基準母系ミトコンドリアであろう (父系遺伝研究存在するが、完璧ものはまだ無いように思える)

よって、天皇家 2.0 では現代科学文明水準において、皇統を国内外証明しながら公正に代を重ねる為、女系に切り替えるのが最善であると思われる。しかし、100年200年の範囲ではどちらでも良いだろう。


この、ミトコンドリア基準にした女系の後継には公証の目的以外にも多くのメリットがある。それは今熱い話題となっている後継問題結婚相手問題である

仮に、本家血筋が途絶えてしまっても、ミトコンドリア遺伝情報によって、より正統な後継者分家から機械的に探し出すことが出来るのである。これは、1.0の歴史を振り返っても画期的である揉め事が起きても、ミトコンドリア遺伝子を判定するだけで瞬時にどちらが正当な後継者か、客観的判断がつくのである

結婚相手問題も同じように解消できる。父が誰になろうと母系ミトコンドリアしか影響しないという心理的安心感はさることながら、例えば天皇家にどれだけ近い血筋かを本人の申告や周辺情報ではなく、客観数値で判別することが出来るのである。つまり親族かそれ以外という離散的な区別から連続的な区別可能になる。

どうだろうか、天皇家 2.0革新性と有効性はご理解頂けただろうか?これはただの提案であり、100年、200年の直近では意味のない話だ、しか2000年以上先を見据えた時の唯一の解であることを理解してほしい。

2021-06-09

ウマ娘ネタは尽きるところを知らない

たとえ現役の名馬からセントライト時代まで使い果たしたとしてもまだ外国がある。

近年でいえばフランケルアメリカンファラオもっと昔にダンシングブレーヴリボーセクレタリアトシーバード、その他血統表に名前が頻出する馬達。外国にはディープインパクト以上の名馬がたくさんいる。

それを使い果たしてもまだ三大始祖や多くのサラブレッド父系祖先となったエクリプスとPotooooooooなどがいる。

外国競馬歴史日本よりも古い分名馬の数が多い。

実在の馬を使い果たしてもまだミドリマキバオーシルフィードサードステージやギンシャリボーイなどの架空の馬がいる。

から元ネタ切れ自体は防げる。これで面白くなるかはわからないが。

2021-04-09

anond:20210409145037

なんで父系遺伝しか考えてないのか謎

ハゲ具合とかは完全に母系遺伝だぞ

覚醒遺伝ってあるじゃん

祖父

仕事◎ 女遊び◎

祖父

仕事△ 女遊び×

仕事○ 女遊び◎

増田

仕事× 女遊び○

増田's son

どういう因子持って生まれてきてるのかが非常に気になる。

今のところ「勉強×」はついてそうなんだけど

追記

母系

祖父

不明曽祖父の書き方で父系母系かがあると思ったけど異字だけか。叔父伯父叔母伯母と勘違いしてたっけ。

祖父

仕事○ 女遊び× 髪の毛◎

メンタル× 気性×

かに、髪の毛は母系のおかげで助かってる。

父系は、父、祖父、曾祖父全員禿てたから。

2021-03-24

anond:20210324173427

母系まで含めるのは逃げ

直系父系だけで語るべき

2021-03-23

anond:20210323132635

家父長制

父系家族制度において、家長絶対的家長権によって家族員を支配・統率する家族形態。また、このような原理に基づく社会支配形態

「正しいことな押し付けてもいいって考え方のこと」とは・・・

2021-01-29

関ケ原の戦い西軍が勝った世界線に住んでる(追記

https://anond.hatelabo.jp/20210126012231

こちらの日記追記

こっちの歴史の流れをざっと説明しただけでこんなに反響があるとは思わなかった。

後で書くように、そちらとは現代の情勢がいろいろ違うのでレスポンスが遅くなってしまった。

まず、いろいろとツッコミが並んでるけど、そちらの世界線とは前提が違うからこそ西軍が勝ったわけで、そちらの物差しであーだこーだ言われても困る。

それからツッコミの中にそちらの世界の悪いところを全部抜いた世界だ、みたいなのもあったけど、こっちはこっちで悪いこともある。

せっかく興味を持ってくれたみたいなので、少しだけ補足しておこうと思う。

ちなみに、歴史修正主義者の悪質な書き込みだというような反応もあったけど、相手にしないでね。彼(?)のいうことも全部が全部間違いというわけではないのだけれども、彼(?)のようにいまだに野蛮な武士を崇拝するカルトがごく少数ながらこちらの世界にもいて、そちらのネトウヨと同じようにネット上でだけいろいろと騒いでるというだけのことなので。

それからはてな記法は使えないので見づらいかもしれないのは勘弁。

じゃあ少しだけ前の記事に補足して失礼することにしようかな。

石田三成について

前に書いた通り、そちらとは前提が違うので関ケ原の戦い徳川家康石田三成の戦いというわけではなかった。というわけで石田三成はこっちの世界ではそれほど目立った存在じゃない。関ケ原の戦い勝利に貢献したのは間違いないけど、1607年に出家してからはどうなったかよくわからない。

天皇について

小早川秀秋豊臣秀頼関白になったのだから、当然その時代には天皇はいた。これは間違いない。しかし、その後商業が発展していくにつれて国民代表議会から「なんで我々の収入から税金を彼らに支出しなければならないのか」という不満が高まっていった。天皇は何もしない・生み出さないわけだから。しばらくの間は国民代表議会貴族代表議会との間でせめぎあいが続いたけど、APS設立後しばらくして天皇は退位した。今も天皇の子孫というか、天皇家みたいなものはあるけど、「だから何?」という程度の扱い。

こちらの人種差別構造について

関東平野が何で開拓されてないのか?というツッコミもあったけど、こちらは良くも悪くも商業中心なので、いちいちそんなくだらないことはしない。前にも書いた通りここに至るまでの前提が違うので、自然的な条件も違う。周辺の標高の高い山(名前があるのかは不明)が頻繁に噴火して灰まみれだし、あんなところを開拓する価値なんてこれっぽっちもない。それでも関東に住んでいる・住んでいた人はもちろんいる。こっちはリベラル化していったと話したけど、当初はそっちの世界でいうところの古典的リベラルであって平等主義リベラルではなかった。というわけで、関東に住んでいる・住んでいた人に対する差別はひどいものだった。そちらの世界ではとあるアルピニスト野蛮人外国子猫を射殺した挙句、それをとがめた友人の脚をも撃ちぬいたという痛ましい事件があったらしいけど、こちらでは19世紀半ばころまで、関東平野に猟銃を持って出かけていく人がたくさんいた。何をしていたか説明するまでもないと思うのでご想像にお任せする。関東地方の人間「バン」坂東別称?)とか「アズマ」(東日本別称?)とか「エビス」(これはよくわからない)とか言われて蔑まれ、わざわざ関東から連れてこられて顔にこういう差別用語を焼き印されたり、20世紀の後半くらいまで就職すらできないということもあった。今でもお年寄りがこういう言葉を使って顰蹙を買うことがある。

もちろん、他の連合国家にも差別的な構造はある。そっちの世界と同じように研究は進んでいるけど、やはり周縁部の人に対する中心部の人の態度は冷たい。これは増田も心を痛めてる。


・今の社会について

こちらは母系社会で、近代ヨーロッパ父系主義と激しく対立したこともあった。というか今も対立している。ヨーロッパの人に言わせれば、ふしだらだとか家族像が理解できないとかそういうことらしい。ヨーロッパの人はそこまで潔癖なのかというとそれもよくわからないし、言いがかりなんじゃないかと思わなくもない。こちらでは割と早い時期に子どもを作って働く人が多い。大学に行く人はあまりいない。大学まで行かないと就けない仕事はそこまで多くないので。そっちの世界はどうでもいい仕事をするためにわざわざ大学に高いお金を払って行かなきゃいけないっていうのは本当にかわいそうだと思う。しかもそこまでして就職してもつまらない仕事して不味いご飯食べて結婚もできないって本当にかわいそう。しかもそっちは昔のヨーロッパの真似と武家社会の慣例をミックスしてめちゃくちゃな家族制度つくって、父親にも母親にも訳の分からない責任のしかかってるんだよね、本当にかわいそう。あんまりかわいそうを連呼すると反感をかいそうなのでこのくらいでやめます。こっちはこっちで子どもがたくさんいて大変だし。

こちらは原発がなく、火力発電風力発電がメイン。原子力ほとんど理論研究で、これを発電やら何かに応用する研究全然ない。それと関係があるかどうかはよくわからないけど、そちらほど技術は発展していない。スマホもない。いろいろ反応があったのになかなか返答できなかったのはこういう事情がある。しょっちゅう停電するし、ネットはいまだにPC回線をつながないとできないし、1人1台所有するのはちょっと厳しい。まあスマホみたいな小さい画面でネットして何が楽しいのかよくわからないけど、もう少し発展したらこちらでも同じようなものができるのかな。ネットの速度はADSLと同じくらい。今これを書いているPCは妻の母のもの。起動に3分くらいかかる。メモリは500メガ。時々接続勝手に切れる。ちなみにこれを書いてるときも2回切れた。うっかり更新ボタンを押してしまって書いたデータも消えてしまった。

日本地域首都について

そっちの世界の人ってほんとに首都とか中心がどこなのかとか、権威的なものが好きなんだね。ちょっと理解に苦しむけど、今の首都京都大阪じゃない。APS設立当初は広島首都だったけど、そっちでいうところの日本海側の方が便利ということで首都機能福井にある。これもこっちの人間からすると「だから何?」なんだけどね。何から何まで福井に集まってるわけじゃないし。そっちの首都は昔江戸だった東京ってところなんでしょ。東京って変な地名だよね。笑える。あんなところに1000万人も密集してるとか信じられない。どうやって暮らしてるの?ブタ小屋にでも住んでるの?あ、失礼。あんまりバカにするとまた怒られちゃうね。こっちの前提が違うのと同じようにそっちの前提も違うんだもんね。ネット接続が切れたりしてイライラしてたみたい、ごめん。

また停電とか切断とかあると怖いのでとりあえずこれくらいだけ書いて投稿することにする。

2021年の島が密集している地帯より。

2021-01-13

全然戦争でひどい目に遭わなかった一族vsボコボコにされた一族

増田父家は商売をやっていて戦争中も安泰で儲けていた。増田祖父徴兵される年齢だったが戦地に送られることはなく訓練場でお茶を濁していたら終戦した。祖母優雅田舎疎開して使用人に世話をされながら過ごしていた。

一方増田母系祖父はそこそこ裕福だったが満州終戦を迎え少年と言っていい歳でシベリア抑留されまあまあヒドイ目にあっていた。

増田父系の親戚はみんなおっとりとして世間に疎く、人柄はいいがとろくさい増田母系の親戚は殺伐としていてすぐ喧嘩をしている。

一族がどんな目にあったかでその後の家の雰囲気が決まるんだなと思っている。

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