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はてなキーワード: 漫画誌とは

2024-03-30

フリーレンってファンタジー系の女性漫画誌に載ってても違和感なくね?

特にitanとかな

↓こういう作品と同じ雰囲気を感じる

https://booklive.jp/product/index/title_id/60000920/vol_no/001

女性向け雑誌に載るか男性向け雑誌に載るかってなにで定まるんだろうな…?

どの雑誌に持ち込んだかの違いでしかないのかもしれないな。男性誌でも女性誌でも持ち込めば採用されるような漫画はあるんだろ

2024-03-12

anond:20240311143806

雑誌を売るためにグラビアが載ってるわけではない

数百円の漫画週刊誌グラビアを載せるのは新人を売り出す広告のようなもの

もし格安漫画誌にグラビアを載せられなくなったらグラビア専門誌しか露出がなくなってしま

価格が何倍もするグラビア誌を漫画誌に加えて買うなんてことは限られた小遣いの中でやりくりする高校生など若い子にはできない

そうなるとグラビア専門誌を買うような限られた層が調査主体になってしま

などなど色々と理由はあるがグラビアは載る方も見る方も同世代ターゲットにしてる広告だということが肝

そもそもおっさんが読むような高い年齢層向けの漫画誌にはグラビアほとんどない

若いグラビアアイドルのマーケティングターゲットじゃないからだ

グラドル好きのおっさんグラドル専門誌買うしな

anond:20240311143806

昔はヤンジャンスピリッツグラビアを載せないことで漫画誌としての矜持を守ってたんだが、その方が売れるんだからしょうがないってことなんだろうな。

今は漫画誌が存続してるだけでもありがたい時代から、もう仕方ないと諦めるしかない。

anond:20240311143806

売れるからしょうがないな

漫画が目当てのやつはほっといても買うから

グラビア目当てで買うやつの分上乗せできる

漫画誌のグラビア90年代に広がった

最初マガジンヤンマガだけだったけど

ミスマガジンって賞があるくらいだからな)

そっから他の青年誌にも広がって

スピリッツ最後まで抵抗してたけど

隔週でグラビアやるようになって

効果確認できたのか毎週やるようになった

週刊少年ジャンプ実験的にグラビアやったことある

安室奈美恵安達祐実という決定的にわかってない人選で失敗して2回でやめた

2024-03-11

anond:20240310215846

大衆的な受容側だと以下のような流れじゃないかな。

ドラクエのヒット(1980年代後半~1990年代)で下地ができる。現50代~40代

エニックス漫画誌ガンガンの登場。ジャンプだとダイの大冒険

2000年代前半、海外ファンタジー大作映画(ロードオブザリングハリーポッター)のヒット。現30代。

ファンタジー解説本やらが出回る。同時期に鋼の錬金術師連載。

2000年代後半、ソシャゲファンタジーから名前を取ったものが多用される。

2010年~、web小説小説家になろう でドラクエ的な勇者世界観踏襲したもの流行り出す。(まおゆう等)

2010年代後半~、小説家になろうを原産アニメ化多数。

2020年少年誌(フリーレン)に登場。

TRPGロードスからラノベの流れはよく分からんので他の識者に任せる。

それと数日話題になってるから付け加えるけど、ドラクエヒットの功労者の一人は鳥山明ではなかろうか。

2024-02-18

anond:20240218181216

関係ないけどワイはコミックDAYSのサブスクに入ってるで。

格安で有名漫画誌読めるのでコスパええやで。

はてな漫画ビューワーでコミックDAYSだけ作者を尊重してる

anond:20240218110849

に関連してなんだけど、いつからコミックDAYSはページの下の方に同じ作者の作品や関連作が載るようになってる。

もともと作品名の下の作者名検索リンクになっているので探しやすかったんだけどさらに便利になった。

ひとりでしにたい - カレー沢薫/ドネリー美咲 / 第96話 家庭内マイノリティ | コミックDAYS

この機能、なぜかジャンプラとか他のはてな漫画サイトにはないっぽいんだよね。

なんでだろう?

読切から過去作に興味を持ったりするので欲しいし、欲を言えばせっかく色んな漫画サイトやってるんだからサイト跨いで検索できたらいいのにな〜。

漫画誌ってコラボしたり移籍で他誌宣伝OKだったり寛容そうだし。

2024-02-14

anond:20240213130804

ここでいわれるように「ライバルキャラは●●」なんてきめる商業漫画

昭和はいっぱいあったのかもしれんけど

令和は多様性社会だし残ってるのは週刊少年ジャンプの頭の固い編集長んとこだけなんじゃないの

ピクシブコミックはじめとする電書だの、amazonKindleだのみても他はもっと自由漫画作りしてるとおもう

(一応いっとくと上の商業漫画誌以外にも、アニメだの、芦原妃名子さんが苦慮していた実写テレビドラマあたりには

まだ当然のように女らしければ長髪、子供に親しみやすい丸顔といった基本の記号化はまだまだのこっているので

なろう小説の悪役令嬢のごとく改善必要はあるとおもうぞ)

 

多様化を前提にして考えると巨乳キャラ嫌いな読者はそもそも掘るところまちがってる可能性もあるし、

なんなら女キャラ全部嫌いだからしかかかないBL漫画家さんがうまれている女性向けジャンルやら

自給自足のためにAIつかう絵師やらもみならえばいいのにとおもいました

anond:20240214015734

女性に売れた事で漫画誌トップの座を保ち続けられた、とも言われてるけどね

男性だけではなく女性にも売れるなら単純に購買層が二倍になるので

紙のジャンプは未だに男子向けと言い張ってるけど(ただ昔は小学生向けだったのが今は中高生向けになったっぽい)

ジャンプ+の方は公式で「男女」向け、と言ってるね

ジャンプも鬼滅は女性ファンの方が多いとか言ってて女性にかなり売れてる事を隠しも嫌がりもしなくなったが

2024-02-10

三連休漫画を読もう!雑誌丸ごと無料公開まとめ

能登半島地震支援漫画誌などが無料公開中。

ジャンプ

「週刊少年ジャンプ」4号分、「ジャンプSQ.」「最強ジャンプ」を期間限定無料公開|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

週刊少年ジャンプが4週分。掲載作はご存知『呪術廻戦』『ヒロアカ』『ワンピ』『逃げ若』『アオのハコ』『SAKAMOTO DAYS』『僕とロボコ』『あかね噺』『アンデッドアンラック』など。

2/14からは『青の祓魔師』『るろ剣 北海道編』『ダークギャザリング』などが載るジャンプSQ.や最強ジャンプも公開。

ジャンプアプリまたはゼブラックで3/8まで。

マガジン

週刊少年マガジン6号~9号・別冊少年マガジン2月号を無料公開 | 週刊少年マガジン公式サイト

週刊少年マガジンが4週分。『ブルーロック』『カッコウの許嫁』『女神カフェテラス』『黙示録の四騎士』『シャングリラフロンティア』。『ブルーロック エピ凪』『アルスラーン戦記』などの月刊少年マガジンも。

マガポケアプリで2/29まで。

チャンピオン

令和6年能登半島地震に伴う「週刊少年チャンピオン」無料公開のお知らせ | 秋田書店

週刊少年チャンピオンが5週分。『弱虫ペダル』『刃牙らへん』『SHY』『あっぱれ!浦安鉄筋家族』『魔入りました!入間くん』『木曜日のフルット』など。

マンガクロスで2/29まで。

学研

【令和6年能登半島地震災害支援】子ども向け電子書籍サービス『学研マナビスタライブラリー』無料公開のお知らせ - Gakken

絵本やまんがでよくわかるシリーズmRNAのひみつ』『Wi-Fiのひみつ』『SDGsのひみつ』『石川県のひみつ』『白い恋人のしごと』、『マンガ動物最強王』など。

学研マナビスタライブラリーで公開。終了日未定。

おまけ

『花咲くいろは』全26話+劇場版が本日(1/12)18時より一挙プレミア公開。配信収益で作品の舞台である石川県・湯涌温泉を通じて被災地を支援 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com

アニメ全話をYouTube無料公開。終了日未定。

令和6年能登半島地震被災された皆様へのお見舞い | News | TVアニメ「君は放課後インソムニア公式サイト

https://kimisomu-anime.com/news/post-64

特別映像を公開。

『コウノドリ』《災害医療編》無料公開 2月3日~3月3日 - コミックDAYS-編集部ブログ-

災害派遣医療チームDMAT仕事クラッシュ症候群エコノミークラス症候群地震ごっこ地方医療などが適度にまとまってて読みやすかった。

コミックDAYS3/3まで。

他におすすめあったらよろしく

漫画編集者の端くれだったことがある


青年向け漫画編集者をしていた。といっても若い頃の話だ。都内にある編集プロダクションを辞めて田舎に帰ったのが36の時だから、おじさんの入り口に立った頃か。今では完全なるおじさんである

本日記は『セクシー田中さん』の件とは関係ありません。

働いていた会社というのは、講談社とか小学館とか秋田書店とか、そういう大手出版社ではない。あくま編集プロダクションである出版社編プロがどう違うのかって……ざっくり言うと元請け下請けだ。出版社出版事業(今回だと青少年向けの漫画作りや商業展開)の企画をして、漫画家が作品のものを作って、編プロ雑誌本体を作って、その制作過程印刷所やデザイン事務所といった専門集団関係することになる。

イマイチ説明になってしまった。一般社会の例で説明する。民法でいうところの委託(準委任契約)に当たる。公共建築の分野でいうと、公共機関の建築技師が新しい建築物のマンガ絵を作り、建築事務所が基本設計~詳細(実施)設計をして、出てきた成果物を元に大手建設会社施工監理し、地元にある中小事業者が実際の土木建築作業をする。

自分が勤めていたのは、この例でいうところの建築事務所だ。受益者(国民=漫画読者)の希望に応えたい組織があって、そこから依頼を受けて動いている関係会社ひとつ。そういうアナロジーだ。

出版社との役割分担は、そこまで分離しているわけでもない。漫画編集者といえば、昔の手塚治虫ほかの自伝みたいに、漫画家とアツいやり取りをしているイメージがある。ああいう、企画経営制作現場の間にあるような仕事は、出版社社員が直接することもあれば、編プロ出版社(編集部)のオフィスを間借りして行うこともある。

前者の例だと、マガジンサンデーチャンピオンなどだ。コンビニ書店にほぼ必ず置いてあるレベル漫画誌。大手出版社総合職コース入社した人が、(編集取材制作、資材、宣伝マーケティング、総務経理人事その他事務)といった多くの部門ひとつである漫画編集部に割り振られて其処に居る。

後者の例だと、大手出版社が出している漫画誌でも、あなたが聞いたことのないやつもけっこうあると思う。そういうのは、編プロ出版社(編集部)の仕事を丸ごと請けて実施していることが多い。自分は、そういう会社で働いていた。職場自体大手出版社の中にあるが、いわゆる委託先の社員だった。別の言い方をすると、親雑誌に対する子雑誌関係

ほかの長文増田記事を見るに、あまりたくさん書けない仕様のようである。何文字までかは知らないが、文字制限があると思う。本当は何万字でも書きたいのだが、あくま自分が書きたいだけであって、あなたが読みたいとは限らない。一万字以内になるよう心掛ける。以下に、自分が関わった漫画家を2人だけ紹介しよう。最後に所感を述べて終わりにする。

その2人(A先生とB先生。どちらも若手)と私は、分水嶺のような関係追記;わかりにくい表現ですいません。ブクマカのBuchicatさんコメントのとおりです)だった。ある日、私が担当していた漫画家のA先生が新作の企画提案に来ていて、同じタイミングで別の編集者のところに持ち込みをしたのがB先生だった。その別の編集者が不得手なジャンルだったこともあり、A先生との話が終わった後で、私も一緒にB先生作品を読んだ。

その後、編集部責任者を交えた会議で、私が引き続きA先生の新作の担当者に決まった。新人であるB先生担当になる可能性もあったが、そうならなかったのは、今の漫画界の一界隈にとって幸運なことだった。



A先生について

A先生は、雰囲気が暗めだった。人間性まで暗いというわけではなく、心を開くと明け透けになるタイプだった。モードに入ると饒舌になる。

弊誌では、読み切りを何度か掲載したことがあった。アシスタント経験あり。小さい賞を取ったことがある。ヒット作はないが、若き漫画家としてはキャリアがあった。

画力が抜群だった。小学校中学校で、学習ノートフシギダネの絵とかをソラでゲームパッケージそのまんまに描く子がいただろう。とにかく天賦の才を持っていた。最小限の画量で、それでいて迫力と感情に溢れた1枚1枚を描く。そういう人だった。

難点は、マジメすぎるところか。少し前にやっていたアニメだと、チェンソーマンに登場するアキくんか(少し前……?)。とにかくマジメだった。いや、やはり『直向き』に訂正する。

A先生は、少年誌に見合わない重たいテーマに挑むことがあった。今でもそうだ。彼のマンガには『緩さ』がない。それもいいところなのだが。私は好きだった。はっきりいって。が、読者の傾向に合っているか微妙だった。

子どもの頃から漫画が好きだったらしい。中学生の頃のイラストを見せてもらうと、俄然キャラクターへの愛に溢れる作画を見ることができた。中学生らしい、プロには程遠いクオリティなのだが、しかし見ていて違和感がないというか、自然にくっきり入ってくる。

私という人間は、具体例で物事説明する癖がある。上の「中学生らしいイラスト」を別の事例で表現すると……「うるせ~!!知らね~!!FINALFANT ASY」(短縮URLhttps://x.gd/L5cc4)だろうか。以前、いつぞやかのid=pptppc2さんのブックマークコメントきっかけで元ネタを知ることになった。

あの時のA先生イラストは、ベルセルクセルピコだったと思うが、力強い表現だったのを覚えている。セルピコファルネーゼを抱きかかえて、

申し訳ありません 道案内を頼まれまして 少し席を外していましたもので」

と言うシーンの模写だった。

さて、そんなA先生だったが、ある時これまた重量級のテーマで描きたいものがあるという。先ほどの、編集部での新企画提案の話だ。

その際、A先生からプロットをもらい、私のデスクで拝見させてもらったところ……うちの雑誌では持て余しそうだった。作品の質が低ければ普通に打ち切りになりそうで、作品の質が高くても――弊誌の売上規模だと会社グループ全体の機会損失になりそうだった。私の前でパイプ椅子にかけているA先生は、不安げな面持ちだった。

内部の話で悪いが、例えば「甲」という雑誌亜流「乙」という雑誌があるとする。ビッグコミック(オリジナルスピリッツスペリオール)みたいな感じだ。この時、甲と乙に明確な上下関係があった場合、乙誌に掲載された漫画が甲誌に引き抜かれることがある。その際、甲誌の編集部から言われるのが、

「なぜうちの編集部に見せなかった?」

という意見だ。これは、ストレートに言われる場合もあれば、暗に言われる場合もある。だが、事前に上流の雑誌に見せていたとして、多くの場合玉虫色の返事があるだけだったりする。

話を戻そう。この時の自分は、編集部自分デスクのあたりでA先生次回作を見せてもらっている。確か缶コーヒーを飲んでいた。

自分としては、A先生マンガを弊誌に載せたいと思っていたが、先ほど述べたとおり、後ろ髪を引かれる思いもあった。社会派少年漫画というのは扱いが難しい。その作品が「あしたのジョー」の影響を受けているのは明白だった。「A先生であれば、きっと面白い作品にしてくれるのだろうな」という期待はあった。

うーん、大いに悩むところだ。どうしよう。思いあぐねていたところで、別の編集者から声がかかった。要約するとこんなところか。

「持ち込みに来た人がいる。私の専門じゃないので判断が難しい。門前払いにするレベルではないので、あなた判断を仰ぎたい。上の人間は今出かけている」

要するに、自分の専門外なので判断できないよ、と言っている。ここも会社なので、編集者の上には当然上司がいる。その人達がいなければ同輩に相談するのが基本だ(余談だが私は後輩だった)。こういう原則一般会社と変わらない。

その『別の編集者』というのは、儚い感じの純文系が得意なタイプだった。一番わかりやすい喩えは……『はちみつクローバー』みたいなやつだ。ああいうのが得意な人だった。

その時は、A先生との話が終わったら行くと告げた。それで、しばらくそのまま話を続けた。

「この作品はい意味で重たいねちょっと考える時間がほしい」

と言って、その日は解散した。A先生は、「お願いします!」と言ってパイプ椅子を立ち、そのまま帰っていった。いつもだったら喫茶店ご飯をおごっている。

A先生は、『いい子』だった。あまり感情は出さないけれど、人間に対する愛を持っている。そういう子だった。私が当時、A先生ご飯を奢って、彼がおいしそうな表情で食べている時、私は幸せだった。A先生幸福だと、自分幸福だと思えた。A先生漫画という手段で自らを表現している時、まるで自分もそれに劣らぬような喜びを得ていた。

ヘンな表現かもしれないが、例えば読者がA先生を褒めている時、自分A先生との区別がなくなっているというか。彼のことが、自分ことみたいに嬉しかった。これは愛なのだろうか。



○ B先生について

持ち込み部屋に行くと、別の編集者と、持ち込みに来た子が対面で座っていた(ちょこんと挨拶をしてくれた)。自分が座る席には作品が置いてあった。綴じられていない原稿用紙がある。ページ数にして30枚ほどだった。もっと多かったかもしれない。記憶あやしい

実際、B先生作品面白かった。コテコテの学園ものかと思いきや、登場人物それぞれに適度な制約があって、キャラクターも立っていた。これまでのキャリアを聞き取ったところ、作品雑誌掲載されたことがあるようだ。アシスタント経験もある。

絵の方は、自分がこういうのも大変失礼だが、上手な方ではなかった。どちらかというと、脚本や設定、キャラ作りが得手のように映った。当人情熱を注いでいる箇所はすぐにわかる。キャラ絵が有名漫画家の影響を受けているとか、キャラクター台詞回しがハリウッド映画風とか、背景や小物を手を抜くことなく全部描いているとか、そんな具合に。

光るものがある作家だった。これを見抜けないようなのはモグリ――そんなレベルで輝いていた。

私は作品を読み終えた後で、「ちょっと待ってね」と自席に戻り、少し残っていた缶コーヒーを飲み干して、思案を重ねつつ持ち込み部屋に戻った(どうするのが最良かわからないケースだった……)。

それで、テーブルではこういうやりとりをした。

私「イイ作品だと思います特にセリフ回しにセンスを感じます掲載ができるとかここでは言えないけど、話は通してみますね」

B「ありがとうございます

私「それで、担当はね……縁なので。あなたがするのがいいのでは?」

編「私よりもほかの人がいいと思いますもっと才能を引き出せる人が……」※小さい声で

私「いや、でも恋愛描いてるよ。エンタメだけどいいんじゃない」(こいつ、作家の前でアホなこと抜かしよって)

編「難しいです」

私「でもこれ、縁だよ」(意識が低すぎる……)

編「ほかの作家さんも抱えてるので。いっぱいいっぱいです」

私「わかりました」(トラブル回避のため後で編集長に説明しとこう)

B「すいません。僕の作品はどうなるんですか?」

私「後日連絡しますね。必ずしまから、それまでは他誌への持ち込みは待っていただけますか」

B「あの、はい。できればですが、早めでお願いします。一週間くらいでなんとかなりますか」

私「なんとかしてみます

作品のものと、作家プロフィールと、付属資料コピーを取らせてもらって、彼には外で缶コーヒーを奢った。ビル入り口まで送ったところまではいい気分だったが、正直、身に余る事態だった。

持ち込み作家の才能がありすぎるのも考えものだ。嬉しい悲鳴というやつ。誰が担当に付くかで今後の雑誌の売り上げに影響がある。重大な意思決定ということになる。

最悪、『進撃の巨人』の時みたいに優れた作家を逃してしま可能性がある。あれも、実際は諌山先生門前払いではなく、週刊少年ジャンプ担当が付くか付かないか微妙ラインだったらしい。それで、誰が担当になるかを押し付けあっている間に諌山先生が他雑誌に持ち込んでしまった、という話が業界団体公的飲み会で囁かれていた。



○ その後~

B先生についてだが、一週間後に担当編集が決まった。「別の編集者」でもなく私でもない。当時、若手のひとりだった20代の子が任されることになった。編集部トップを交えてB先生原稿コピーを読んだのだが、「若い感性が光る。年齢が同じくらいの人と組ませる方がいいのでは?」という結論になった。

その20代の子は、上の組織からこっちに出向してきている子で、いわば武者修行の身だった。一流大学出で、本社プロパー社員。いわゆる総合職である

最初は、私に選択権があった。B先生担当になる道もあった。だが当時の私は多忙であり、月に何度も会社に寝泊まりするレベルだった。新人は抱えるべきではない。しかし、才能のある子だから迷いがある。

A先生のこともあった。彼のあの作品を世に出してやりたい。もっと有名にしてあげたい。そんな想いがあった。

私が悩んでいるうちに、例の20代の子が手を挙げたのだ。私としても、彼のやる気と知性と直向きさは買っている。諸手を上げて賛成した。

今思えば、正しい選択だった。もし私がB先生担当になっていたら、面白い恋愛エンタメを楽しめる読者の数は減っていただろう。これでよかったのだ。

以後のB先生は、例の持込漫画ブラッシュアップを続けた。翌年には、晴れて弊誌に第一話が掲載されることになった。さらに以後は、担当編集とともに二人三脚で躍進を続け、イケイドンドンの勢いを保ったまま、一度も息切れすることなスターダム上り詰めた。今では漫画家として世に知られている。

一方で、私が担当を続けたA先生は地道な努力を続けた。

上で挙げたA先生の意欲作は、読者層に合っていなかった。それでも、高い画力シナリオ構成の上手さがあったのだろう。その意欲作は、連載期間を積み重ねる度にファンの数が増えていった(業界的には、Amazon第一巻のレビュー数が人気の代替変数になることが知られている)。

今では、A先生は親雑誌で連載を勝ち取るまでになった。去年だったか。彼の作品コンビニ立ち読みする機会があったのだが、やはり突き抜けた画力だった。週刊連載であそこまでの画力というのはまずない。



2024年現在、私は東京を離れて田舎暮らしている。地元町役場Uターン就職して、実家農業を手伝いながらスローライフに近い生活を送っている。

実は、編集者だった当時、働きすぎて病気になった。ある日、下腹部の辺りに違和感を覚えて、血の塊のようなものが血管を這っている感覚があった。病院に行くと、「遅くても明日中に入院しなさい」という医者から指導があった。

それなりに重い病気にかかってしまった。一応は死亡リスクもある。数か月ほど入院した後、どうしようかと考えて、考えて、考えて……編集部に復帰後は、労働を最小限にしつつ転職活動スタートした。

A先生については、幸いだった。彼の意欲作とは最終回まで付き合うことができた。私が退院した後、無事完結を迎えることができた。あしたのジョーに比べればハッピーエンドだった。

入院中に、A先生とB先生がお見舞いに来てくれたのを覚えている。ほかの編集仲間も来てくれた。A先生は、テンションが低めで、何を考えているのかわからないこともあるのだが、人間への基本的な愛というか、思いやりがある人だった。

もう40才を過ぎている。はてなユーザーの中では平均的な年齢か。思えば齢を重ねたものだが、当時の日々は今でも夢の中に出てくる。

若いから編集者をやってきた。身体を壊さなければ続けていたのかというと、多分そうだろう。でも、今の生活も悪くないと感じている。自分語りはここまでにして、締めにしよう。

もしあなたが、Webでも紙媒体でもいい。気になる漫画作品を見つけたとする。面白いものを見つけたと感じたら、ひとまず買ってみるのがいい。Webだと1話単位で売っている。

ひとかどの漫画家というのは、自らが産み出すモノを本気で高めにいっている。あなたフィーリングが合ったのなら、ひとまず1巻だけでも読んでみる方がQOL高まると思う。ハズレを引くことはあるだろうが、アタリだってちゃんとある人生は運試しである

2024-02-09

anond:20240208211422

少年誌編集だとセクハラパワハラみたいな話ばっか聞くけど

微妙女性向け漫画誌だとまた文化が違うのかな

ジャンプそもそも編集部に男しかいないというのは有名な話だね。

あれはあれで業界の中でも特殊過ぎる環境なんじゃないかなと思う。わからんけど。

有名少年誌ほど連載志望作家が掃いて捨てるほどいる状況じゃないだろうから編集側が強く出れなさそうだし、作家メンヘラ率も高そうだし、ってとこか

有名誌以外のレーベルはどっちかというと同人上がりのセミプロ/半分素人みたいな作家が多そうな感じが話を聞く限りする。

そういう作家は有名誌で連載取れるレベルでは全く無いので、むしろ編集側の方が強いと思う。

ただ作家側に社会性がなさすぎるので、自分立場理解せず大作家みたいな顔でギャオンする人が多いように見える。

当然、編集側としてはそんなのを相手するメリットがないので作家を切ることは日常茶飯事っぽい。たぶんだけど。

2024-02-08

anond:20240208205429

少年誌編集だとセクハラパワハラみたいな話ばっか聞くけど

微妙女性向け漫画誌だとまた文化が違うのかな

有名少年誌ほど連載志望作家が掃いて捨てるほどいる状況じゃないだろうから編集側が強く出れなさそうだし、作家メンヘラ率も高そうだし、ってとこか

2024-02-02

仕事に魂込めちゃダメ

セクシー田中さん原作者の件もそうだけど、自分の周りも魂込めて仕事してる奴から潰れてる

もちろん魂込めても潰れない人もいるが、正直そういう人はスーパーマンというかい意味でヤベェ奴だと思う

否定はしないが誰でもできることじゃない

どんどん昇進してください

仕事をする際は「仕事仕事」と距離を置き客観視する必要があると思っている

仕事自己実現をしても良いし好きなことを仕事にしても良いが、仕事趣味自己実現の主戦場にしてはいけない

結局、仕事とは労働者でも管理職でも社長でもフリーランスでも漫画家でもどの職種レイヤーであっても「金を出してくれる誰かのためにアウトプットを出すこと」であり、絶対自分よりその「誰か」の方が偉くそいつが自分アウトプット生殺与奪の権コントロールしている

その「誰か」が自分アウトプットに満足せず、死ねと命じたらそのアウトプットはこの世から消える

もし、自分の魂の一部や好きなことの結果を仕事アウトプットにしてしまうと常に「誰か」が死刑執行ボタンを持っている斬首台に自分大事ものが置かれた状態になってしまう(そしてそのボタンは割と簡単に押される)

そんな状態で狂わない人の方がおかし

漫画家などが漫画というアウトプット自分の子供のように言っているのを見ると危ういなと感じるのはそういう理由で、実際そういう考え方をしていたため潰れた人も大勢いるのではないだろうか

職業漫画家なら漫画というアウトプット出版社のために作るものであり、出版社消費者のためにそれを漫画誌やサイト単行本という形でアウトプットする

という流れで仕事が発生する

まり漫画という自分の子供は最終的に不特定多数消費者生殺与奪の権を握ることになる

その結果は人気ランキング単行本の売り上げ、最近だとSNSでの「つまらね」という直接的な拒絶の言葉で現れてくる

それだけでものすごいしんどいのに、昨今はドラマ化やアニメ化アウトプットを買う「誰か」にテレビ局が入ることがある

契約の内容にもよると思うが)基本は買った奴が好き勝手できるのが世の常だ

良い人が買ってくれたら幸せに暮らせるだろうし、悪い人が買ったら飼育放棄された犬のような扱いを受ける

セクシー田中さんで言えば、確かに最後は元通りにできたそうだが、一度バラバラ解体された我が子を自分の手で復元する作業だったのかもしれない

それはしんどいことだったと思う

ただ、アウトプットは「誰か」のものなので基本的バラバラにされても良いというより仕方がないところがある

契約が明確な仕様として定義されていたら違うかもしれないが、「原作通り」という言葉だけだったならテレビ局側の解釈違いでキャラが変わったりすることは起こりうる

AさんとBさんでCさんへの印象が正反対なんてこともよくある世の中だ

漫画家を辞めたりYouTuberを辞める人はこの仕事自分の魂や好きなことが他人に惨殺される場なんだと気づき恐れ慄いて辞めるのではなかろうか

そして、続けられる人はどこか諦念を持っており漫画をある程度無機質なアウトプットとして解釈することに成功したのではないかと思う

ドラマ漫画と別、と言えるのもその諦念の一つだと思う

漫画は魂を込めていても、原作として切り売りするそれはただの人形だと諦める

それでも、人形だとわかっていても自分の子供と同じ姿形をしているモノが手をもぎ取られたり足を増やされたり改造されていく様を見ていて心穏やかでいるのは難しいと思う

ただ、仕事とはそういうものであり、金を出した誰かがアウトプットコントロールする場なのである

しかし、その酷い改造もテレビ局の先にいるドラマを求める消費者のためにやるべきことをやった結果なのかもしれない

こうやって「誰か」に尊厳を踏み躙られる恐れがあるのは漫画家だけではない、世で働くすべての人に言えることだと思っている

アウトプットを求める「誰か」、その「誰か」の「誰か」、そしてその先にいるまだ見ぬ「誰か」が複雑怪奇に絡み合い、自分コントロールが及ばない連鎖の中で仕事をしなければならない現代人にとって、せめてやれるリスクヘッジが「仕事に魂を込めない」だと思う

「そんなんじゃダメだ!」「生きてて楽しい?」と思う人もいるかもしれないが、そういう人は気にせず生きたいように生きてください

ただ、どうぞご自愛ください

2024-01-31

anond:20240131022002

でも女性漫画恋愛恋愛おまけに恋愛の一色で読者に飽きられて部数を減らされたって歴史があるんだよ。

どっちかっつーと「男性向け漫画誌の女性読者率が増え、昔は女性誌でしか描けなかった内容を男性誌でも描ける&読者に受け入れられるようになり、

そうなると男性誌の方が読者の幅が広い分売れるし待遇も良いので作者の多くが男性誌に流出たから」

って説を聞くけど

女性向けメインだけど男性も楽しめる話は男性誌に載せた方が元の部数も多いし女性読者以外に男性読者もつくので売れる、という状況になると

女性誌に残るのは女性しかまず読まない楽しめない話だけ、になるし

それだと幅が狭くなり読者の数も減るのは当たり前

男性誌」ってのが実質「両性誌」になってんだよね

anond:20240131020304

近頃の女性向け漫画誌は「行きにくい私がそれでも生きている様を応援してください」みたいなのがうけるのよ

から全部ポリコレみたいになってる

もちろん一部の男性嫌悪をうっすら持ってるような層にしか受けないので、売り上げは右肩下がり

これだけ漫画が売れてると言われてる時代に売り上げ下がってるんだからよっぽどよ

anond:20240131004503

その辺り、なんであんなに原作改変を嫌がるのにドラマ化を了承したかって話に繋がると思う。

金じゃないんだよ。多分、編集部に頼み込まれてしぶしぶなんだろう。

web漫画に押されて、紙の漫画誌は忘れられがちだからメディアミックスし続けて知名度を保つしかないところがあって、

宣伝商材としてドラマ化をねじまれたんだろう。

からいくらお金もらえても、作者の心は救われなかったと思うぞ。

anond:20240131003711

ただでさえ原作があるとその後のメディアミックスやその他展開に制限がかかるから、力を入れる作品オリジナルにする事が増えている

VIVANTもそれで成功した例

みたいな記事をどっかで読んだんだが見つからない

多分これ燃やしてるのの大半がオタクだろうけど、ドラマ化狙う漫画って非オタ女性向け作品が多いか

それで漫画ドラマ化が縮小してもオタクは何も困らないんだよね

オタク向けだとアニメ化の方が強いしな

でも非オタ女性向け漫画だとドラマ化か唯一の宣伝の道と化してるのにそれが出来なくなったら女性向け漫画誌はどんどん萎むと思う

まあ紙の雑誌なんてどっちみちいずれ滅びるもの、なのかもしれないが

2024-01-27

anond:20240127080949

ジャンプは「編集の承諾を取る」のがそもそも大変だし

その後の「読者の支持(アンケート)を取る」のも大変

それに比べたら女性向け漫画誌なんてヌルゲーでしょ

2024-01-20

anond:20240120210855

理解ある男くんの経済力に支えられて生活してる癖に

いっちょ前にクリエイター気取って一般漫画誌では通用しないレベルお気持ちエッセイ漫画垂れ流しながら

「これだから日本の男は~」なんてグチグチやってんだから本当にしょうもない連中だよあいつら

2023-12-27

文春スキャンダルを予告した漫画

松本人志文春砲を予告していた漫画があるとSNS拡散されている。そのページはネットで読める。出典はコアマガジン社の実録ゴシップ漫画である

悲惨芸能界不幸大全 性被害死亡事故、最悪な業界 (コアコミックス) | アンソロジー | マンガ | Kindleストア | Amazon

https://www.amazon.co.jp/dp/B0CLGB66BP

 

なんとマンガ図書館Zでも公開されている。広告付きで無料で読める。

【全巻無料悲惨芸能界不幸大全 性被害死亡事故、最悪な業界 - アンソロジー | 男性向け漫画が読み放題 - マンガ図書館Z

https://www.mangaz.com/book/detail/223911

 

発行日は2023年9月。上半期の芸能スキャンダルの裏側を紹介すると同時に、下半期に起こりそうな芸能人のスキャンダルを予想している。その予想の1つが松本人志セックススキャンダルだった。スピードワゴン小沢らしきキャラも出てくるので、当事からすでにゴシップ記者の間では有名な話になっていたんだろう。

2023-12-20

マンガBANGの件、業界で力もないカストリネット漫画誌がこんなことやらかしたら、まともな作家は誰も寄りつかなくなるだろ

親会社のAmaziaも2020年に最大5100円あった株価が今や334円で

この1ヶ月でも18%下がってるしもう末期なんだろうな

2023-12-11

難病患って長年引きこもりだった姉が間もなく自立しそう

過敏性腸症候群(IBS)という難病をご存知でしょうか?

追記

不適切表現誤情報を書いていたので削除しました。申し訳ございませんでした。ただ姉はIBDも併発しています

 

私の姉はその難病中学生時代発症し、主に便秘型と分類される症状ですが、所構わず腹痛を伴いながら不随意お腹の鳴りや放屁を繰り返す、思春期の学園生活においてまさに不倶戴天の敵と言っても過言ではない、恐るべき病気なのです。

主に、神経質で完璧主義責任感の強い真面目な方が発症やすいようですが、実に姉の人物像に合致しますね。 

 

んで、姉はクラスで密かに毒ガス女とかあだ名をつけられて虐められて中2のとき不登校になって引きこもりなっちゃったんだけど、ようやく引きこもり卒業しようとしているわけですよ。治療薬の進歩と本人の精神的な成長、引きこもりながらも長年磨いてきた技術によって。

 

デザイン専門学校卒業して撮影スタジオ就職した私は翌年、ゴミ捨て場で拾ったある成人漫画誌公募に送った作品採用通知が届き連載してみないかと打診されるも、その原稿社会人生活を送りながら合間合間にコツコツと描いていたもの

両立は不可能だろうし安定した職を捨てて漫画家に転じるのもどうだろうかと思案し家族相談していたところ、まさかの姉が「私が手伝うからやってみたら」と。

その根拠はどこに、と思って夕食後に色々聞いてみると、B4漫画原稿用紙にびっしりと描かれた緻密な背景と簡易な人物ペン画を百枚近い枚数見せられ、圧倒された。

聞けば買い物を頼まれときの駄賃やお釣り、たまにもらうお小遣いを使って画材を買い込み、ずっと練習していたと。

病気で遠出すらままならないこのどん底人生を抜け出すには自宅でも出来る作家業になるしかない、と思って必死練習していたらしい。

ただ、ところどころパース微妙に狂っていたり、背景にしては線が濃すぎたりと色々気になる箇所があるものの、じゃあ二人でやってみようと。

 

姉の作品スキャンして担当編集さんに送ってみたら荒いけどまあOK、とにかく描いてみろとの返事をもらい、最初作品制作に取り掛かることになった。

ストーリーの大筋は編集さんが提案したものだったけど、自分と姉の提案舞台和風ファンタジー耽美姉妹レズ物に決定し、実の姉とこんな内容で打ち合わせするのきっつと思いながらも制作を開始、二十日以内で完成させ入稿すると編集さんからOKです、ストーリーもいいし大胆な黒ベタと筆で描かれた和の風景調和していてこだわったコンセプトを感じると返事をもらう。褒め上手なのかマジなのかわからないが、良い反応である

しかし後日、淫魔鉄道69というおねショタ痴漢ものを描こうとしたときネーム段階で物凄い勢いで激怒された。

 

その晩は家族全員で祝のパーティーを開いたものだったが、もう一つ気になるのは姉の体調。

決して難病を克服したわけでもなく、その体は長年の不摂生により力士とまではいかないが、それに近いレベルに増量していたのだ。

そこで自分は姉に毎朝ちょっとした運動をしてみないか提案すると、渋々ながらやってみるとの返事。

 

それから我々は編集さんの指示で幾度も習作を描きながら、同時に姉の病状改善と減量のための試行錯誤を繰り返し、結果的には毎朝のウォーキングオートミール中心の食事制限で90オーバー体重が80近くに、難病も僅かながら改善を見せ、一つの成功体験チャレンジ精神を生む好循環の真っ只中に姉は居た。

 

そして姉との初めての共同作業から半年後、我々は初めての商業誌デビューを果たし、姉も薬を用いた治療と相まって難病の症状を随分克服し、体重も60台、身長を考えれば平均よりやや上に収まりますますの好循環を見せていく。まさに姉ノミクスである

この頃になると本業のある自分漫画制作工程は各人物ラフな下描きと一部の台詞回しのみに減少しており、半分以上は姉の作業によって成立していた。

その上達速度は凄まじく、初めは手を綺麗に描くことすらできなかったのに、今では写真3DCGを元に小慣れた線で様々なモチーフ無難かつ立体的に描くことが出来るようになっていて、更には私の絵柄を真似しペン入れまで出来るほどに上達しており、クリスタ等のデジタルソフトを使いベタトーン入れまでするレベルに。

ここまで来れば姉一人で作家業を営めるのではないかと打診したことはあるがまだ不安なようで、確かにコマ割りやレイアウト等で若干の未熟さを感じるし今は共同で作業をしている。

 

が、姉が独立し、一人の作家としてやっていける日は近いだろう。

 

その成功と、健やかな毎日を過ごせることを祈りたい。

2023-11-19

お気持ち主義者自覚あるけど、これは自分が正しいと思っている(から叩いて欲しい)

法律関係ないお気持ち案件だけど、これは自分が正しいと思えてならないので、別の視点を持つためにもはてなー諸氏にはぜひぶっ叩いて欲しい。

 

 

で、何について言いたいかと言うと、主に女子中高生向けの漫画誌アプリで連載されてる水商売キャバクラ)系のコミック

 

コミック固有名詞は伏せるけど、水商売が男の性欲で成立する業界であることを意図的無視して、キラキラとした高給取りな仕事として扱っており、中高生が読んだ時に卒業後の進路として安易に選びかねないんじゃないかなぁ、と危惧してる。

 

そんな安易マネするヤツはいない、って言われそうだけど、高校生の進路選択なんてみんな単純じゃなかった? その時に流行ったドラママンガに影響されて、就職先や進学先を決めてるヤツが多かった気がする。

 

水商売を進路として選んじゃいけないのか!職業差別だ!と言われるかもしれないけど、18歳が酒席で接客する時点でグレーだし、昨今問題ホスト売春、頂き女子やら、後々の犯罪の起点につながる可能性も他の職業に比べて高いのではないかと思っている。

 

ゲームやらなんやらは(一応)年齢制限あるけど、コミックティーンズラブ扱いなら年齢制限無いし、中高生安易にこう言うのを読めるのはどうなんかなぁ、とお気持ち的に思う。とは言え、規制しようもないような気もする。

 

どないでしょうか?

2023-10-24

anond:20231024093113

漫画誌編集談だけど、作家名を作品ジャンルによって変えるのを強要してくる向きは大分少なくなった。

出版社側も作家個人についてるファン、その名前知名度を活かした、作家による宣伝ってのを大分重視してるので、よっぽどの大手メディアミックスやらなんやらが簡単に見えてくるって雑誌で、よっぽどイメージ的に即死級のジャンル齟齬を起こしてない限り、ジャンルによって名前を変えて活動強要はされないし、しない作家のが多いだろう。

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