はてなキーワード: 満員電車とは
某SNSで優先席がどうのこうので話題になっていたので、自分の体験を思い出しながら書く。
昔、足の骨をやってしまった時、数ヶ月入院してその後数ヶ月杖をついて歩いていた時のこと。
幸い電車に乗らなくてもいい生活ができたので普段は乗らないけど、どうしても電車に乗らざるおえない時がたまにあった。
立っていられないということはなかったが、足に負担がかかりすぎると痛くなってくるので座れるならすわりたかった、
杖を付いているので、こんな時くらい優先席でも白い目でみられんやろうと思い、
電車に乗る時は優先席付近のドアから乗って優先席が空いてればそこに座りたいなという感じでいた。
満員電車は足を踏まれる可能性もあったし踏ん張れる状態じゃないので完全に避けて乗っていたが、
数ヶ月の杖生活で、電車におそらく20回くらい乗ったか乗らないかくらいだったが、
その間に優先席を譲ってくれる事は1度もなかった。
いやまぁそんなもんだと思っていたので、はなから諦めていたが、
たまたま優先席が1つ空いている時(空いた時)に目の前で席に座られたのは全部女性だった。
優先席そばのドアから入って空いてる席に頑張って行こうとするが杖をつきながらの歩行は少し遅いので、一緒に入ってきた女性に抜かされて座られるが2回。
優先席前に立ってて目の前の席の人が下車で立ったけど、自分が少し邪魔だったので道を開けたら逆となりに立ってた女性に先に座られたのが1回。
どの時も、「杖ついてるの隣りで見えてたよね?横から抜かして歩けるくらい俺よりは元気だよね?」とは思ったけど、
きっと本人はヘロヘロでこの空間で一番優先されるべきは自分だと思ったから座ったのでしょう。
座った後足組んでスマホいじってる人もいたけどきっとそうだったのでしょう。
妊婦なのに席を譲られなかったとか、その逆で体調わるいのに妊婦に席譲れとどなられたとか、
まぁ理不尽だとはおもうけど、弱男は負傷してても優先席の優先度は最下位だよ、という話。
余談
たまたま割と優先席が空いていてドア横の席に座ることができた時、別の停車駅で乗ってきた老婆に「席をゆずってくれませんか」と言われたことがある、
今まで一度も言われたことがないのに、足折ってコンディション最悪な時に言われるとは思わなかった。
小さい子供を見ていると、いつも余裕がない。
おもちゃを見れば自分のものだと主張し、ご飯の時間も隙あらば遊ぼうとするし、いつもなにかせかせかとしている。
大人もそうだ。
満員電車では席の取り合いをするし、大きなターミナル駅では人にぶつからないように歩くよりも、相手をどかす歩き方をする方がいいと言わんばかりだ。
余裕がないのは悪いことではないと思う。
おれは母親から「エレベーターのドアを閉めるのはかっこ悪い」と言われたことがある。
理由を聞くと「閉める」を押して縮まる時間なんてたかが知れてるから、余裕がなくてかっこ悪いということだった。
それを聞いておれは母親が余裕のない人へマウントを取っているのだと解釈した。
おれはそんな経験を通して、エレベーターの「閉める」を押せない人生もまた余裕がないと思うようになった。
それからは、必要な場面ではボタンを押すし、必要ない場面では押さないことにした。
今おれは「閉める」ボタンを押したいほど焦ってるな。とか