はてなキーワード: 清志郎とは
気持ちはわかる気がするよ。
テレビ見てても思うけど、ロックだとか、反骨だとか言うんだよね、コメンテーターが。
なんかもっとそっとしておいて欲しいなーと思うんだけどさ。でも、群がるんだよ。知った顔して、意味付けようとするんだよ。
こっちはぜんぜんわかんないからさ、どうしていいかわからなくて、ぼんやりしてるってのにさ。
ぼんやりさせといてほしいんだよ。安易な意味づけはいらないし、単純な物語に回収されて欲しくないわけ。
お前らなんかに清志郎を擁護されてたまるかっての、って、そういうことじゃないかなと思ったんだけど。ちがったらごめん。
角田光代が読売新聞に追悼文書いてたって朝のテレビでやってたけど、朝刊買い損ねたな、そういえば。
どっかで読めないかな?
忌野清志郎の死が世間を賑わせているが、はてな界隈を見ているとゲロ吐きたくなるね。
っていうのもね、ダイアリーでも増田でも、忌野清志郎追悼の記事があちこちあるんだけど、本当のファンは別として、たんにニュースとして乗っかっておいてから、持論を展開するのが多い。忌野清志郎を追悼するってコトで何か正義の旗でも握っちゃったつもりになって、清志郎に対して批判している連中を自分を正義としてから叩いてやんの。お前らなんかに清志郎を擁護されてたまるかっての。清志郎のファンを味方につけたつもりでもいるのか。
「死者に鞭打つな」などと言えば、正義を振り回せるとでも思ってんのか。清志郎に対して失礼にもほどがあるだろう。
どっかに喫煙者の非喫煙者(嫌煙者)叩きみたいなものがあったけど、清志郎追悼したからってその叩きは補強されんぞ。むしろ情けないだろ。自分の力でdisれよ。清志郎はそんな事で乗っかってくる奴なんかクソみたいに嫌ってたぞ。
そうだね。
それとブルーハーツは聞いてる人間からすると自分が抱えてる気持ちの代弁みたいなとこがあって、清志郎の語りかけとはまた違う優しさ。
自分もどっちも好きだな。
反骨精神についてはもう語ってる人がいるので、ついでに付け加える形になるけど。
昔、2chの清志郎スレにあった言葉なんだけれど、「ブルーハーツはみんなに優しい、清志郎は孤独な人に優しい」ってのがあって、あーなるほど、それは正しいなって腑に落ちた。本人もたくさんの人に好かれてたけど、どこか孤独を抱えてる人だったと思う。
別に死んでても生きてても関係ないんだけど。友人でもないし。聞きたけりゃCD聴けばいいし、見たけりゃYouTubeでも何でも見りゃいいし。芸能人の訃報を聞いてショック受けてるのって、豚インフルエンザのニュースでドキドキしてんのと何も違わない。自分の身体に関係ある分だけ、豚の方が切実なくらい。
では、なぜ清志郎の方が切実になっちゃうのか? それは俺が身体だけで出来てるわけじゃないからだ。目に見えない部分に、巨大な影響を与える奴に昨夜死なれた(らしい)。
でもなあ、それでもなあ。別に清志郎のニューアルバムを聴けないことが致命的な訳でもないし、「夢助」だって試聴しただけで買わなかったし。だからまじで、死んだって別に関係ないはずなんだけど。ライブだって、最後の奴に行けたからラッキー、みたいな感じさえするし、「全快おめでとう、キヨシロー!」「みんなサンキュー!」ばっかの、あんなユルユルなライブはつまらない感じもするし。正直、また行きたいなんて思えなかった。だからもう二度とライブ見られないってのも、俺にとっては致命的じゃない。
じゃあなぜ? ショックよ?けっこう。しかも微妙に横っ面を引っ叩かれた感触もありーので。なんかちょっと自分の最近の生活態度を反省しちゃうかも、ぐらいの勢いで。
気にしてたんだよな、多分、いつも。勝手に生活の指針にしてた嫌いがある。俺は「人ごみに流されて変わっていく」のが不得意な人間なので(じゃなきゃGWにこんなことグダグダ書いてない)、清志郎のように人ごみとバリバリ摩擦してる奴が大好きだったのだ。しかも清志郎の目は、どんどんクシャクシャになっていく頬の皮膚とは対照的に、いつまでたってもチンパンジーのように澄み切っていた。まさに矢野顕子の言う「心の美しさが歌に表れている人」、或いは渋谷陽一の言う「凄くエモーショナルで、センチメンタルな心を持った男だったけれど、同時にハードで前向きな姿勢を常に崩さなかった」人だった。そういう奴はあまりこの世の中にいなかったのでね。つい好きになっちまった訳ですよ。
なんで会ったこともない話したこともない奴の、そんな内面みたいなことについて知ったふりをしているのか? それはもう「歌に表れている」としか言いようがない訳で。「ヒッピーに捧ぐ」でも「雨上がりの夜空に」でも「トランジスタラジオ」でも、はたまた「ワザト」でも「石井さん」でも「激しい雨」でも、とにかくなんでも、彼の心のいろんな目に見えない部分が、声になって出ていた。誰でもそうなのかは良く分からないけど、心の中をそのまま声に出す奴がいると、そいつがめちゃめちゃ愛おしくなるな。そしてそれを聴いて、俺も何かを声に出して歌いたくなったのだった。犬の遠吠え合戦みたいなもんだ。愛し合いたかったんだな。俺と清志郎はそんな関係だった。だからリアルで友人じゃなくても、死なれるとぽっかり穴があいちゃうのです。