はてなキーワード: 津軽海峡とは
というのを検証してみようかと思ったのだけれど、それに際して面倒くさい前提をいくつか踏まえないといけない。
鉄道ファンの面倒くさいところとして、「鉄道の旅である以上持っている切符で乗れるところは鉄道に乗らなければ」というのがある。
その伝で言うと、函館青森間は青春18きっぷだけでは乗れないのだけど、2300円のオプション券を追加購入して、道南いさりび鉄道五稜郭〜木古内間と、北海道新幹線木古内〜奥津軽いまべつ間を乗ることができる。奥津軽いまべつ駅に隣接するJR津軽線の津軽二股駅から再び青春18きっぷの旅を再開することになる。
ただ、問題は道南いさりび鉄道もJR津軽線も著しく運転本数が少ない上に、どちらも北海道新幹線との乗り継ぎなんか全く考慮していないダイヤとなっていることで、結果函館青森間の移動に6時間7時間は平気でかかってしまう。実にアホくさい。これに対して、津軽海峡を結ぶフェリーは所要時間4時間弱、津軽海峡フェリーが1日8便で2220円から、青函フェリーも1日8便で1600円から。これなら鉄道ファンでもフェリーを選んじゃうよね。
JR北海道の経営難はつとに知られたところだけど、9年前とくらべても青春18きっぷで乗れる普通列車が経営難のあおりを受けてかなり減った。減っただけならいいんだが、JR北海道のダイヤ編成は、伝統的に普通列車から普通列車への乗り換えを全く考慮しない。乗り継ぐべき列車が前の列車の到着の直前、3分4分前に発車してることはザラにある。「普通同士の乗り継ぎなんて認めん、何が何でも特急料金払って特急に乗れ」と言わんばかりのダイヤを組む。まともな客はこんなことで腹を立てないだろうし、長距離を乗る客には安くて便利な切符は別にあるのだけど、18きっぷの利用者にはそういうことになっている。
とりあえず、今回は特急使わなくても鹿児島まで余裕で行けるのだけれど、ムーンライトながらを取れないときとかはこっちで時間短縮するしかないかも。
というわけで、旅程を考えてみた。
知床斜里 0728 - 0949 北見(4724D→4656D)
【旭川発1347の滝川行普通に3分だけ間に合わず2時間半足止め。こういうことするから北は嫌い】
岩見沢 1805 - 1843 札幌(区間快速いしかりライナー)
【札幌発1843の小樽行快速エアポートに連絡できれば1日目のうちに長万部まで行ける。札幌圏は混んでるから接続できないのはわかるけど悔しい】
札幌 2028 - 2114 小樽(区間快速いしかりライナー)
【この辺は時間と列車に余裕があるので札幌で止まらず小樽まで行ってもいい。オフ会なら札幌かなと】
【もう一本遅い列車もあるので、札幌なり小樽なりで時間が必要であればそちらでも可】
【これもあと10分くらい早く着くとギリギリ12時出港のフェリーに間に合うかもなんだが……。まあ函館で昼飯食おう】
【ほぼ同時刻にもっと安い青函フェリーも出るのだけど、次の列車への乗り継ぎを考えるとこちらを選択】
【この列車に乗るために青森ではなく新青森へ向かって、かつフェリーも早い津軽海峡フェリーを選択する】
【オフ会】
【オフ会】
大学一年生、ちょっとぽっちゃりめの冴えない雰囲気をまとっている私さんは、どう考えてもまぁモテるタイプではないんだけど、ご老人受けは元々いい方だ。
まあそりゃそうかもしれない。にこにこしてて、ブラウスにロングスカート。話しかけやすさは半端じゃないだろう。
その日、大学の試験で思ったより解けなくて、落ち込んでたので「そうだヒトカラ行こう」って大阪の商店街に繰り出した。土曜日の昼間だからそこそこに賑わっていて、初めて行くカラオケを探しながらふらふらしていた。
不意に肩を叩かれて、振り返る。そこには自分の祖母くらいの年齢に見えるひょろっとしたおじいさん。
やたらニコニコしていて、すこし考えた。この人誰だろ……。
「昼探してんのか。奢ってやるから一緒に行くぞ」
いきなり断定だった。おじいちゃんパネェの。というかナンパだよね?私、人生初のテンプレートみたいなナンパ、ご老人に受けてしまってるよ……
花の女子大学生、なかなか残念な感じなんだけどどうしてくれんだおじいちゃん!
少し後退って、苦笑いで返す。
「いえ……昼は……。カラオケに行こうと思ってて」
基本私はとてもいい子。角をたてないように断ろうと頑張ってみていた。ちなみに昼は今日は抜こうかな、その分でカラオケ行こうかな、なんて考えていた矢先のことだった。おじいちゃんは私を見つめたまま、にかっと笑ってこう言う。
おじいちゃん!!!!!!その娘の曲選はつまらないと思います!!!!!!!!!歌えるのは生憎いきものがかりとか大塚愛とかなんです!!!!!!!東方とかゲームのも歌いたい!!!!アニソンも歌います!!!!!あとKPOPも最近気になってるのあるから歌いたいかな!!!!!!TTいいよね!!!
頑張って捻り出しても三年目の浮気とか恋のロマンスでいっぱいいっぱいです!!津軽海峡冬景色ならいけるかもしれません!!!厳しい!!!お母さん世代はともかく、おじいちゃん世代は厳しいよっ!
いいから!!!諦めて!やんわり断ろうとしたこの小娘の意図を汲み取って!!!
おじいちゃんはニコニコ隣のお店を指さす。カラオケスナック。いやいや、私まだ未成年なの。オサケ イズ ノメナーイ。
かなり内心動揺しながら「いえ、いいです」と答えて、それからすこし考えた。このおじいちゃん、カラオケに着いてくるぞ。やばい。ろり声作ってきゅぴきゅぴ歌うとかできなくなる。本気のスコアアタックで異常な声量を出すとかもできなくなる。何と断るべきなのか。
「み、見知らぬ方に奢ってもらうわけには……」
「奢るのがだめなのか?」
「はい、奢られるのは……」
「じゃあ奢らないから一緒に行こう」
……は?
はい?
違うやん!そうじゃないやん??
奢らないならもう着いてく意味ないやん?ついてくわけないやん?
わざわざ一人で、友達も誘わずカラオケ行く奴が、おじいちゃんと二人を楽しそうに希望するわけないやん?
おじいちゃん?おじいちゃん??
「……いえ、行きません」
真顔で返似たような問答を数回繰り返す。賑やかの大阪の町並み。大阪のおばちゃんよりおじいちゃんが怖い。助けを求めるように通行人をちらっと見る。あ、これ、みんな見て見ぬふりのやつだ。お姉さんそういうのよくないと思う。
「彼氏と待ち合わせなんでぇ」とか言っておけばよかったと後悔した。この子は大人しそうだし、明らか彼氏いなそうだし、断れないとでも思われていたのかもしれない。こないだまでいたもん!!!!独り身で悪かったな!!!
……何とか断りきって踵を返した。振りきるように商店街を離れる。まだ行こうと思っていたカラオケの場所がわからなかったから駅へ一旦引き返そうと思ったのだった。
名残惜しそうなおじいちゃんの視線を背中に感じた。ごめんねおじいちゃん……私、パパとママにしらないひとにはついてっちゃだめっていわれてるんだぁ。
そんな私の背後から別のおじいちゃんが近づいてきた。若干自意識過剰に体を強張らせると、彼はすれ違い様、私の肩をぽん、と叩いて足を止め、こちらを振り返った。
「あかんぞ、あーいうのについてったあかん。知らん人にはついてったあかんからな。」
そのまま颯爽と駅へ歩み始めるおじいちゃん。私はあっけにとられて口をぽかんと開けながら、その背中に小さくありがとうございます、と呟いた。
同じおじいちゃんでも前者のナンパさんは私を若い女の子、後者の達観さんは孫くらいの女の子、って捉えていたんだろう。あのおじいちゃんの孫はきっと幸せ者だ。
ため息を着いて、私も歩き出す。今日のことを多分忘れない。
……とりあえず、ナンパ経験できたよ、やったね!自慢できるね!!!!
とりあえずお家帰ったら妹に、あと大学の友達にも話そうかな。そんなことを思って、またカラオケ目指してふらつく。
好きだよ、愛してる、素直になれない、張り裂けそう、君がいるから頑張れる、守ってあげる、メルト
バッハの旋律を夜に聞いたせいです。、本当は俺が悪かった、君が俺から離れた理由が分かった、今なら言える、例え叶わなくとも、津軽海峡冬景色
家族に感謝、ずっとそばにいてくれたお前に感謝、仲間に感謝、感謝なんじゃのいったもんじゃいコスパ最高!
・死んだ人へのメッセージ系
あなたがいなくなってうんたらかんたら、私の墓でなんたらかんたら
・キュートなあなたにイタズラしちゃうよor大好きな君を応援しちゃうよ系
・意味不明な歌詞、宇宙がどうのこうのを並べ立てるシュールでしょ?系
・シャウトかデスかメタルかほんぎゃあああ系
(シャウト)、(じごきゅがどうのこうの)、(しゃうと)、(神が悪魔がどうのこうの)、(間が空いたらしゃうと)
・森の中熊さんに出会ったか精神年齢が中学二年生で停滞してるキミにストライク系
コロッケ作るナリよ、バンプ、世界の終わり?、若者向け意識したバンドがよく作りたがるやつ
かなぶーん、アジカン、ウルフルズ、他にも尖ってもないし真球でもない特筆すべきこともない歌詞
・みんな頑張ろうぜ系
エグザイル、嵐、スマップ…ってこれ歌詞じゃなくてグループ名ですやん
・君が代系
・その他
聴かないのでわからない
ガバガバ省みず
あんまり詳しくないんだけど、どうして実施しないんだろうって不思議に思ったので、一案書いてみます。
首都機能移転を「政治経済のどちらかを、東京以外の場所に移す」と定義します。
ここでは、民間企業に移れって話より、国会議事堂や官庁を移す方が話が早そうなので、政治機能を移すことにします。
移転先の候補としては、
NYとワシントンの距離は約366km、クルマで約4時間かかるらしい。
もう少しかかりそうな気もするけど、約4時間以内という線を参考にします。
2)のある程度整備された都市という点では、各地方都市から候補地を選ぶことにします。
3)については何に注目するかによりますが、政治的に意味のありそうなトレンドを考慮します。
都内中心部からクルマで約4時間以内の距離というと、仙台・新潟・名古屋あたりまでが入ってきます。
金沢だと5時間超えちゃうのでここでは候補外。距離的には浜松市も候補になりそう。
各都市の人口は下記の通りで、いずれもそれなりの都市であると考えられます。
仙台市 104万人
新潟市 81万人
浜松市 80万人
名古屋市 226万人
この先のトレンドは迷いますが、大きなテーマとしては「対アジア」が挙げられそうかなと思いました。
まぁ、この先のというより、もう既にって感じもしますが。
以上を考慮した場合、日本海側に面した新潟が結構面白そうな気がします。
田中角栄さんによって高速道路も新幹線もとっくに整備されているし、移転後も東京との交流には不自由なさそう。
中国貿易の太平洋側への運搬航路って日本海と津軽海峡を通る航路が多いことから、港湾も整備すればさらに発展するかもだし。
拉致問題ともより一層向き合えそうなのも良し。
雪は降るけど、新潟市内ならそんなにドカ雪じゃないらしいし、そもそもロンドンもワシントンもモスクワも雪降ってるし。
なぁんとことを思ったけど、どうかなぁ。
先日の日経を見てびっくらこいた。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100708k0000m040030000c.html
http://www.pref.toyama.jp/cms_cat/404030/kj00000275.html
日ソ間も「冷戦」だったのだが、そのころに見たTBS系「報道特集」で、
ソ連太平洋艦隊が「逆さ極東地図」を掲出していた画像が印象的だった。
「いかにソ連太平洋艦隊が、日本列島に進路を阻まれているか、を
ビジュアル的に実感できる」からである。
言われてみれば、そのころ「三海峡封鎖論」なんてのもあった。
「有事」に太平洋艦隊進撃を三海峡で「阻止」できるか、が軍事的議論になっていた。
「冷戦時代の遺物」のような気がしてならない。
というより、富山県側は「環日本海友好のシンボル」として販売していても、
逆さ地図を「ウラジオストクの上に覆いかぶさる邪魔な日本列島、を印象付けるためのシンボル装置」
として利用している危険性はないか?
(つまり、未だにロシア海軍は日本を仮想敵として、三海峡を軍事的に攻略したい、と
考えてはいないか?)
つづき
http://anond.hatelabo.jp/20100116012129
逃避ってどんなものかと聞かれれば、いまの僕がそうだと真っ先に挙げる。現実と折り合いがつかず消化ができず、ちいさな軽自動車であてのない旅に出る。これこそまさにと思う、しかも由緒正しい逃避の旅。
東北の都市のマクドナルドはひとけがなく、昼時だというのに店員の声が聞こえるのはたまに。閑散とした店内の奥のほうで長居をして、ぬるくなったコーヒー片手にノートPCをいじっているとそんな気持ちが首をもたげる。都会の仕事を辞めて、実家を継ぐことにしたのも半ば投げやりだったし、子どものころから親の仕事を見ていたからと言っても、正直なところ田舎の酒屋の跡取りになることに実感がわいてこない。そんな息苦しさから逃れようと企てたのが日本じゅうの岬を回るという計画で、半月ばかり車を走らせるうちにだいぶ気分が晴れて来ているのだとは思う。
それでもときどきこんな心地になる。
これは逃避だって。由緒正しくてもれっきとした現実逃避で、いつか現実に戻らなければならないって。
山形から秋田、青森、岩手を回るうちに、日本海から津軽海峡、太平洋と潮の色が変わっていくのを見た。押し寄せる波がどこも違うのを確かめた。海からの風を全身で浴びるのは快いものだし、誰もいない岬で砕ける波音に耳を澄ませながらシャッターを押すことがこれほど開放感に浸れるものだとは思わなかった。ずっと続く海岸線の青をただ見つめながら軽を走らせることも気に入るようになった。
98年式のスズキのポンコツもすっかり相棒の風体で、近いうちに廃車にしなければならないのが名残惜しくなる。使いつぶすつもりで、実家の車庫の奥から引っ張り出してきたのに。
今日回る予定の岬をチェックしながら、ちらりとPCの時計を見る。
(間に合うかな、また帰還は深夜かな)
僕は同乗者を待っていた。
昨夜ひろったヒッチハイカー、察するに家出の最中であるらしい。雨の夜の国道でずぶぬれになっていた若い女の子で、大阪の友人の家まで行くのだといい、正直なところそれ以外のことを僕は何も知らない。仙台着が深夜になり安宿に泊まらせたが、朝になって大阪へはあなたの車で行くという。
いわく、あなたは優しくて善良で、こんな幸運はめったにないから、とのこと。
お金出すから電車で行けばというと、わたしもふらふらしたいのだと言う。
由緒正しき岬めぐりをふらふらだと言われていい気はしないが、彼女も僕と同じように逃げたい現実があるのだと、そう思うことにする。本当に何も持たずに逃げ出してきたというので、服代を持たせて買いに行かせて、もう三時間はたっている。
(しまったな、何時までに帰ってきて欲しいと言うべきだった)
これで帰ってくるのが三時になれば、今日の計画は全部おじゃんで一泊の宿泊代が無駄になる。諦めて昼食をとろうかと思ったけれど、一時までは待つことにする。そうやって無為に時間が過ぎていくのは苦痛ではあるが、せっかくはしゃいでいる彼女を見ると、まあ、それぐらいは我慢するかというぐらいの余裕は持てる。
女の子だからそこまでしてあげるのかと考えて見て、きっと男であっても同じ事をしただろうと思う。
雨の国道で車に乗せてやり、ヒーターを全開にして、タオルを渡し、コーヒーを飲ませる。それからとりあえず仙台まで送る。きっとやったはずだ。違いがあったとすればもっと遠慮なく事情を聞いて、ツインの同じ部屋に泊まっただろうという事ぐらい。
(一緒に行くと言われて連れていくことにしただろうか?)
それも結論は同じ。
結局のところ僕が欲しかったのは道連れの旅仲間で、車で旅する限りガソリン代にそれほどの違いはない。むしろ同乗者が女の子だから生じる諸問題の方が大きいわけで、それが女の子であることによって相殺される。旅の仲間が同姓であればそれはにぎやかで楽しくなるが、異性であれば華やいだ心地になる。
オーダーをしながら、出ていった彼女の事を思う。
「お客さま、おつりです」
ぼっとしていた。
やっぱり、撤回。
お待たせしましたとの声を聞いて顔を上げたのは一時半をまわった頃だった。
「ぎりぎりになってしまって」
「お帰り、ずいぶんかかりましたね」
のんきにPCを片付けるはじめながら、ユニクロ、イトーヨーカドー、しまむら、あちこちの衣料品店の袋を抱え、恥ずかしそうに向かいの席に座る彼女をみる。
「なんか、いろいろ迷っちゃって」
「持ってて下さい。消耗品とかあるでしょうし」
「あ、なるほど」
緊張ぎみにそれをポケットにしまいながら彼女はいう。
「牡鹿半島ですよね。けっこうぎりぎりですよ? わたし、土地勘あるんです、この辺。行って帰ってこれるかな?」
「あ、日没までに向こうに着ければ、帰りは深夜でもいいんです」
一瞬意味がわからないと目をしばたかせたが、門限や最終電車などない気ままな旅なのだと思い出して、なるほどと感心する。それからレジカウンターに駆け寄り、遅めの昼食をテイクアウトする。彼女の衣類を後部座席に積み上げ、エンジンをかけると、胸が高鳴った。彼女がマクドナルドの包みから僕の分を置いたのを確認して、車を出した。
仙台から牡鹿半島まではほとんどが国道45号で、松島までは大観光地のど真ん中を行く。それでも松島を過ぎると山間に入り、鳴瀬川を越えるとまた町中を走る。牡鹿半島はその外れにあり、目指す黒崎という岬は両側を大きなふたつの島にはさまれた、珍しい岬になっている。
「多いだろうね。格好のスポットだものね、町からも近いし」
調べたところ、牡鹿半島は宮城県屈指のレジャースポットを形成していて、当然ながら海で楽しむ事には退屈しそうにない。しかし、今日の岬めぐりは特急の弾丸旅行になりそうで、天気予報を聞く限りは天候には恵まれていた。
「そう言えば、学生さんなんですか? 聞いてなかった」
何気なく聞いてちらとみると、あっと口を開いて、気まずそうにする。自己紹介さえしていなかった事に気づいたのだ。
「カワシマです。そうなんです。実家から仙台の大学に通ってて」
「実家?」
「うち貧乏なんです。だから、とてもひとり暮らしをさせるお金はないって、実家から通えるところへ。ひどいんですよ。大学まで片道二時間以上かかるんです、もう4年ですから、慣れてしまいましたが」
僕はふと気づいて聞く。
「じゃあ、定期とか持ってないの?」
「あ、いまは学校休みだから。定期はいつも一ヶ月定期なんです」
まずいことを聞いたと、うつむく彼女を見ながら思う。
「でも、聞いて下さい。それでも一ヶ月の定期代が二万円もするんですよ? 二万円です。信じられます?」
たしかに彼女にとって移動は高嶺の花の代名詞で、閉鎖的な田舎の実家から逃げ出すにはヒッチハイクしかなかったのだと、僕は気づく。彼女が言うように運転手が、あまり危険性がなく、安心していられ、自分の望みを聞いてくれるのであれば、これは幸運であると思うであろうし、その幸運に飛びつきたくなる気持ちもわかった。自分の自由になる車がなければ実家に閉じこもっている以外になく、大学と実家の行き来に膨大な時間を費やす以上、ほとんどがその移動に費やされたに違いない。牢獄から牢獄へ。あまり遊び慣れていないからはしゃいでいるのだと、気づく。
(あなたに出会ったのは幸運か……)
それならばと明るくする。
「じゃあ、牡鹿半島楽しみましょう!」
こういうのはベタなのがいいのだ。
岬めぐりが車内に流れた。
やけっぱちにはちょうどいい。
・女の子ひろった
http://anond.hatelabo.jp/20100116012129
・これこそ逃避
http://anond.hatelabo.jp/20100119221742
・すごい彼女
http://anond.hatelabo.jp/20100123005026
・ふたつ恋した
http://anond.hatelabo.jp/20090510053204
これ読んで色々な不安が押し寄せてなんだかいろいろ考えたので、せっかくだからまとめてみる。
今月末、現在の住居から100mも行かないところにあるアパートへ引越しをする。一昨年の秋にそれまで住んでいたマイホームから賃貸の一軒家に引っ越した。
それでもこのご時世で家賃が厳しくなったので家賃3.5万の2LDKに引っ越すことになった。家賃はおよそ半分になる。
父は大学を中退して建築関係の株式会社に就職して、俺が小学4年生の頃には部長になり、中学にあがる頃には地方支部長になっていた。
実家から離れるので単身赴任になったけど、順調な昇進にどことなく誇らしげな顔をしていたのを覚えている。その頃、父はト○タのマー○IIに乗っていた。
ただ、俺が中学にあがってすぐ、父は退職した。このままだと東京の本社へ転属されることは間違いなく、(俺から見た)祖母のこともあるので地元は出たくなかったことと、
営業でお偉方の接待に明け暮れる毎日に辟易したらしい。
そして間もなく、母と共に自営業の飲食店をはじめた。これは数年で辞めることになる。1日に16時間近く店舗で配達から調理、経理をやっていた。
全く軌道に乗る事もなく、従業員のひとりに経営を委ねて我が家はこの飲食店から身を引いた。最近、店舗があったところに行ったけど、跡形もなかった。
父は年齢が年齢なので、派遣でインターネットのセットアップのスタッフをやっていたが、半年ほどで契約期間が切れる。
母の高校時代の知り合いがやっている、コーヒーの卸売りを一緒にやっている。自営業。
母は時を同じくして、某有名保険会社で働きはじめる。母の兄弟が勤めており、紹介ではじめたらしい。
もう50を目前に控えている母だが、新人として全国でトップ20に入る業績をあげ、東京の本社へ招待された。意見交換会と食事会のようなものらしい。
そして、来月にも母はマネージャーへ昇格する見込みらしい。
しかし、不景気の煽りと40代後半での転職なので、2人併せて年収350万ほどだそうだ。
俺は「最低限の生活」は送れていると思うが、それもギリギリのラインを保っているというのが実情だと思っている。
電気はよくとまるし、今月は親戚に借金しないと家賃も払えなかった。
そんな家の長男である俺はフリーター。別の言い方をすると浪人生。
全落ちは免れたものの結果的には大学受験に失敗し、1年間浪人させていただくことになった。
志望は関西の某有名私大。授業料(免除/減免)制度がある(のと、学びたい分野で評価が高い)ので、狙うことになった。ちなみに津軽海峡以北在住。
親と話して国公立の学費は安いが、授業料免除制度(特待生制度)がある私立の方が結果的に安くなるんじゃないか、という結論に拠る。一応、国立も受けるつもりではいる。
ただ、浪人生としてスタートを切って1ヶ月ちょっとが経とうとしている今、本当に大学へ行っていいのだろうか、という気持ちが再燃してきた。
親は「大学に行きたいのならなんとしてでも行かせてやる」と言ってくれているが、はっきりいってそんな余裕もなくなっている。
父は元々、子供っぽい性格だったが、最近は明らかに異常と思える事で声を荒げたりする。事あるたびに「そっか、俺はいない方がいいのか」ともいう。
子供っぽい父の扱いに困ることはあっても、そんなことを俺も妹も母も思ったことなんてないのに。
お金が全てだとは思わないが、愛(気持ち)で生活できるわけじゃない。
親は俺と妹に飛び切りの愛を注いでくれているが、今の家計で俺を大学に行かせるには(授業料減免制度を利用しても)負担が大きすぎると思う。
大学を諦めて就職することも真剣に考えた。しかし、自分の住んでいる地方は全国でも有数の就職率の低さを誇っており、高卒とまともに取り合ってくれるところなんてない。
もちろん、収入は少なくても無いよりはましだ。
決して大学への進学は親の意思ではない。親は「自分自身がやりたいことをやればいい」という。俺の意思で大学への進学を希望した。
俺が大学へ行ったら妹の進学は更に厳しいものとなるだろう。それは絶対にあってはならない。
妹は不登校を乗り越えて全寮制の公立高校へ進学して、介護方面を志している。就職もありだろうが、進学することも間違いないではないと思う。
自分を卑下するつもりはないが、俺の想像の及ばない困難を乗り越えた妹はそれなりの報いを(俺よりも)受けるべきだと思っている。
妹が不自然なまでに頑なに進学を拒むのは、こういった家庭の事情を汲み取っているというのも一因だろう。気の利きすぎるというか、考えすぎる節がある。
高校の頃はわざわざ(順調な昇進の兆しを見せていた)定職を捨てて、収入もままならない時期があった父を侮蔑していた。
だけど、今はもう責められない。誰も責められない。父の判断は正しかったのかもしれないし、間違っていたのかもしれない。
少なくとも高校受験を放棄し(「全入」と化している私立高校へ進学した)、私立大学を目指した挙句、失敗してフリーターとなりながらもまだ私立大学に執着する自分には父も、誰を責める権利はない。
これだけ長々と書いても気持ちは定まらない。
憎悪していた数学が楽しくなってきて(文系だけど)、他の受験科目の勉強も楽しくて仕方が無い。結局、責任なぞを持ち出しても、自分の欲に未練たらたらだ。
学生のノリでなく、社会人的ならカラオケの乗り切り方になってしまうのだけど、せっかくなので書く。
俺はカラオケ嫌いな上にエロゲオタなので、世間一般で流布されてる歌なんてマッタク知らない。カラオケは会社の付き合いなどで、1 年に 1 回行くかどうかぐらい。なので、ネタ役しかやらない。付き合いだとどうせ酒飲んでるから、ムチャクチャでも許容されるしねw
で、俺が具体的に使ったことがあるのは……
ぐらいだろうか。ポイントは「テンション低い自分」のまま行くこと。お前合唱コンクールかお坊さんのお経か、ってぐらい、クールっていうか地味に行く。背筋をピシッと伸ばし、腹から声を出して「あ゛ぁるこぉーあ゛ぁるこぉー ワタシはぁーゲンキー」と暮れの第九並に低音かつ不動剣で歌いきる。
# 引用元増田のようにダンスするなど、ハジけるのもアリ。そこは自分の性向と要相談。
場が「なにこいつwwwwあほかwwww」になったら、後は聞き役に徹していればおk。マイク回されそうになっても「あっ、ムリっす。これ以上は……」とかわす。一回はバカやっておけば、KY 認定されることはないように思う。
ただし、少人数(3,4 人)でカラオケに連れて行かれるとコレだけでは持たない。このため、このケースでは……
最新のヒットソングは知らないが、90年代J-POPは結構使い勝手がいい。
のストックを作っておくしかない。コチラはあまり詳しくないのだけど……具体的な曲名が列挙出来なくて申し訳ないが……福山雅治、ドリカム、ミスチル、近藤真彦、スピッツ、B'z、とか? 「付き合い」ではヘタクソでもいいから、とりあえず歌っとく方が良い。歌わないと「なんであの時増田は一曲も歌わなかったのー?」と後でネチネチ言ってくる人が時々居るので。
なので。引用元増田にもあるけど、こっちのストック作っとく方が王道だと思う。
まぁなんつーか、俺は JPOP 等「多くの人が知ってる流行歌」に興味が無いから、カラオケなんてメンドー事にしか感じないんだけど。社会人の「付き合い」っての考えるとソレナリに出来てた方がいいんだよねぇ、技術職であっても。まーテキトーにやっときゃええかー、と最近は割り切ってます。