はてなキーワード: 殺虫剤とは
はてブとかではあまり話題にならないっぽいんだけど、台湾向け輸出イチゴが向こうの残留農薬検査に引っかかってニュースになった。基準値と生産事情との両方をカバーする説明が今回に限らず見当たらないのでどこかに説明を書いとこうと思った。
増田はイチゴを輸出したいと地元農家に言われて技術面を中心にいろいろ検討したことがある普及指導員。
長くなったので要約すると
・南の国ではイチゴはマイナーな食べ物であり、安全性評価が進んでいないため極めて安全側に寄った残留基準が設定されていることが多い。
・イチゴはほとんどの場合、輸出専用の生産ではなく国内基準準拠の生産をしているため、基準の違いに引っかかりやすい。しかし国内向けよりも雑な対応をしているのも事実。
・1月後半〜2月は高品質なのに国内相場が割安なことが輸出の動機となっている、つまり今のイチゴは買い。
台湾で日本産イチゴの農薬残留超過が出た。それだけではなく、あまりに頻度が高いので台湾当局はついに日本産イチゴの全ロット検査を決定した。
記事にあるように、もともと超過が頻繁なため抜き取り検査の割合が引き上げられていたにもかかわらず繰り返したためだ。
1/3付のニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce6f0d52c02403ab2ebf420b6fa87145d5ed4632
https://japan.focustaiwan.tw/society/202301030007
先週書いたものを寝かせていたら1/17にも出ていた。またフロニカミド。
https://japan.focustaiwan.tw/society/202301170005
農薬の残留基準値は国が品目(農産物の種類、タマネギ・ニンジン・ジャガイモみたいな区別で、メークインや男爵みたいな「品種」ではない)ごと、農薬成分ごとに決めていて、残留基準値が定まっていない農薬は一律で検出されてはいけない。
基準値は国ごとに違う。日本の場合は760の品目に対して様々な農薬の残留基準値が決まっている。日本における米のように食文化的に重要かつ国内の栽培で農薬を使いたい品目は、効率的な栽培をしつつ生産物を毎日大量に食べても安全になるラインがよく検討されている。一方外国から来たまるっきり未知の野菜や果物は、リスク評価に基づいて基準値が検討されるまではどの農薬も検出されてはいけない。近年輸入するようになって安全評価が進んでいない品目は、かなり安全に寄った基準になる。
東南アジアにおけるイチゴは食文化もあまりないマイナー品目扱いなので、ほとんどの農薬成分に関して評価されていない=検出されてはいけない設定になっているか、とても安全に寄った数字になっている。また、重要な品目ほどその国での安定栽培に必要な農薬をきちんと精査して基準設定するが、暖かい国ではほとんど栽培していないので、栽培に必要な農薬について使いつつ安全な基準を考える動きにもあまりならない。
イチゴは輸出品目として有望視されており、農水省は諸外国の残留基準値を調べて公表している。
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/attach/pdf/zannou_kisei-185.pdf
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/zannou_kisei.html
この通り、日本より厳しい国は多い。
輸出相手国の残留農薬基準値に対応した 生果実(いちご)の病害虫防除マニュアル (平成27年のため農薬の情報は古い)にその動きが書いてある。
https://www.maff.go.jp/j/syouan/syokubo/boujyo/pdf/ichigo_shousai.pdf
台湾では生果実(いちご)の生産はあるが、主要作物ではないことから、日本からの残留農薬基準値に対する要望を受け入れられる余地がある。2015年2月12日には台湾の生果実(いちご)で違反事例が最も多かったシフルメトフェンの基準値が国内基準と同じ2ppmに変更された。 輸出用の出荷量が国内消費に比べて圧倒的に少ない生果実(いちご)では、輸出向け専用に生果実(いちご)を生産することは困難であることから、台湾等に対して引き続き残留農薬基準値の変更を求めていくことが重要と考えられる。
今回の農薬はフロニカミド(商品名ウララDF、多分アブラムシとコナジラミ対策)とシアントラニリプロール(商品名ベネビアOD、多分アザミウマ対策)で、どちらも台湾の残留基準値そのものが日本よりかなり低い。
フロニカミドは台湾向けイチゴでよく引っかかる成分だ。天敵カブリダニを導入している状況で利用できる。似たようなシチュエーションで使う剤としてピメトロジン(商品名チェス)があり、これも台湾向け輸出で残留超過が多い剤だったが、基準値が引き上げられた。しかし国内ではチェスからウララにシフトする傾向がある。栽培地の状況と輸入国の基準が噛み合っていない。
ベネビアも上市からまだ10年経っていない剤で、それ以前のジアミド系統(プレバソンなど)については台湾側はそれなりに基準値引き上げをしてくれているが、ベネビアの基準値は改訂されていない。
手間のかかる検討を経て妥当な残留基準値が設定される過程を後押しするのは農薬を使いたい生産者(と売りたい農薬メーカー)の希望なので、生産が活発でない国ではどうしても使用農薬の変遷に遅れる。
今回は基準値の違いが主な原因だろうが、台湾に関しては検査手法の違いもある。
台湾はイチゴの農薬に関してさまざまな安全性評価を進めてくれており、基準値はだんだん改定されている。しかし、台湾の残留検査は流通状態で検査するとして対象にヘタを含める。日本は可食部つまりヘタを除いた部分で検査する。台湾に関しては基準値が同じでもこの差で引っかかることがある。
イチゴの花の中心部、丸い黄色いところ(花托)が膨らんで実になる。農薬は面積あたり一定量が付着するので、花のうちに散布された農薬は実が大きくなってから散布された農薬よりずっと少ない量が付いている(肥大希釈)。
実が赤くなるころには表面にただの水でもついてほしくないので、収穫の直前にはあまり農薬散布をしない。なので大きくなったイチゴの実本体にかかっている農薬の量は、同じ表面積の葉よりずっと少ない。
しかし花の時点でガク(=ヘタ)は既に出来上がっていて、肥大希釈が効かない。しかも輸出するような立派な実になる花はガクも立派だ。台湾向け出荷ではどうしてもこれがネックになる。
これら基準の違いはとっくにわかっていることで、やや難しいが対応可能だ。なのに基準超過を繰り返し、ついに全ロット調査まで基準を厳しくされてしまったことは、手間のかかる残留基準値見直しをやって買おうとしてくれている台湾消費者への不義理だと私は思う。
国内向けにはきちんと対策していても、輸出では基準超過を出し続け評判を落として来たのが日本産イチゴ輸出体制だ。今回国内向けにも使用している産地ロゴがしっかり写った荷姿の写真がヤフーニュースにまで載ったことはそれなりに衝撃だと思う。輸出での不手際が最も恐れている国内評価の下落に繋がる。
輸出で残留基準値を超過しても、いまのところ「その商品が廃棄になる」くらいしか直接的なペナルティがない。国内では出荷回数に対して検査回数が圧倒的に少ないので、流通済みのものに遡って影響する。後は消費者や取引先が離れるという社会的制裁がペナルティだ。
実際に数年前に自分が対応した件でも「その国の基準値を下回ることを誰が保証するのか(あるいはしないのか)」について曖昧だった。
日本の基準を守るためには、農薬登録制度、地域の防除暦、すぐ参照できる使用記録、出荷組合による自主検査と何重もの仕組みがあるが、輸出先の基準について日本基準並みの保証はできない。しかし先に挙げたような農水省の技術情報から農薬の使い方を検討し、輸出向けの残留検査をするなどはできる。
輸出はJAなど出荷組合が直接海外の需要者と取引する場合もあるが、卸売業者を経由する場合がほとんどだ。卸売業者が買って海外需要者に販売する形式になる。もし基準値超過があれば、取引の現場では卸売業者の評判が下がっていくのだろう。しかし今回ネットニュースにパッケージが掲載されてしまったように、社会的制裁部分を被るのは生産者だ。
そもそも制裁がなくとも消費者への誠実さがあるべきだ。卸売業者は、台湾に売るなら台湾の人が求める基準に合致するものを責任を持って仕入れるべきだし、生産者も台湾行きだとわかっているならきちんと基準をクリアするような栽培をするべきだ。どちらも国内向けなら絶対に基準値超過を避ける動きをするだろう。なのに台湾向けとなるとやってしまうのは、台湾消費者の軽視ではないか。
イチゴの輸出に関して、絶対に輸出で商売していきたい、と思っている産地はほとんどない。
イチゴは花がいくつもついた枝(果房)を1本出し、花が実になって収穫でき、その間にまた次の果房が出てくるというふうに収穫の小さなピークを繰り返す。10~11月ごろに1番果(最初の果房)の出荷が始まりクリスマス〜年末の高値シーズンがある。その後早ければ1月に2番果の出荷が始まる。(市場では定植のずれや1.5番があるので販売は連続する。)
2番果の最初の実は大きいし、大抵の産地で味がいい時期だが、国内は行事もなく相場はいまいちだ。この時期の実を外国で高く売りたい、気温が低くて痛みにくいし、春節商戦に間に合えばなおよし、という事情がイチゴ輸出を後押ししている。
そんな調子なので完全に輸出に的を絞った栽培などはごく少なく、基本的に日本向けの残留基準値に対応した栽培から、それぞれのレベルで「気をつけている」のが日本産輸出イチゴだ。2番果のみ台湾向けならまだ防除体系(何の病害虫に対して、いつ頃どのような農薬を使えばよいか)の組み立てができるが、1番果の輸出や2番果でもより厳しい香港などに出すとなるとほとんど有機栽培のような防除になる。きちんと「輸出用の畑では収穫予定の◯日前を過ぎたらこの農薬は使わない」など決めているところもあるが、そうではない産地が多いので頻繁に残留基準値超過が発生してしまう。日本産の農産物は安全であり、日本の基準を守っていれば十分という誤った感覚はよく指摘されるところだ。
完全な余談だが、前述したように輸出したいくらい割安なので、今の時期のイチゴは買いだ。
ネットで見かける1番果がいちばん美味しいというのは近年の秋の高温からすると無理があると思う。1番でも2番でも果房の最初の方が大きくて味がよく、後の方になると小さくて美味しくないのだが、1番の頂果が肥大する頃は気温が高く消耗しがちだ。
冬の天気が悪い地域では日照不足で味が落ちる傾向は確かにあるが、冬に天気がいい地域なら今が最高だろう。選ぶなら単純に大きい方が美味い。同じ大きさならヘタが立派なのがいい。酸味は品種差によるところが大きいが、好み次第なところもある。
農薬についてはきちんと安全性が検討された結果の基準値が設定されていてそれで十分だ。さらにイチゴしか食べないとか基準値が想定する以上の摂取量を予定している人のためにお伝えすると、自分が見てきた農薬散布が少ない冬の自主検査結果では使用した農薬でも検出限界以下まで下がっているものが多い。(これを過信して輸出して事故を起こすわけだが。)
また、イチゴの場合は葉裏にくっついて汁を吸う害虫ダニの天敵であるカブリダニの利用が基本技術になっているため、畑に天敵ダニが投入される秋以降はそいつらが死なない程度の毒性の農薬しか使えない。今回引っかかったウララDFとベネビアODは、天敵ダニを生かしつつ天敵ダニが食べない種類の害虫を退治するための殺虫剤だ。というわけでイチゴをカロリー源に生きてもそう問題は発生しないだろう。
そんなわけで、私は1月に入ってからイチゴを大量に食べている。こちらでも栽培が増えた「恋みのり」は着色しにくい品種特性があり、色が理由で割安になっているものが多く手に入る。酸味やイチゴらしい香りが弱いという欠点はあるが、空洞果がほぼ発生せず重量があり、色がいまいちでも甘みが強いので腹いっぱい食べたい人におすすめだ。もちろん他品種も今がいい時期だ。ぜひ今買ってほしい。
じゃあそういう人の存在も受け入れろ。
先日上司が自宅に現れた大きな蜘蛛にびっくりして殺虫剤をかけて殺したという話をしていた。
話を聞いているかぎり、長い足をもった茶色のそれはアシダカグモで間違いないだろう。
その蜘蛛が益虫であることは知っているが、怖いし気持ち悪いから殺したということのようだ。
「それはびっくりしましたね」「怖かったでしょう」と蜘蛛を殺したことに共感してもらいたくて話しているようだった。
上司は仕事のできる人で部下から慕われる人格者であり、私も尊敬もしていたので、「大変でしたね」と弱めの共感を示すだけにとどめた。
私はアシダカグモに殺虫剤をかけるような人間が大嫌いだったからだ。
気持ち悪いというだけで害もない生き物の命を躊躇なく奪える人に嫌悪感を覚えてしまう。
その気持ち悪いから排除しようという感情は虫だけに向かうものなのだろうかと疑いたくなってしまう。
蜘蛛が嫌いなひとはこういうだろう。
「害がない?とんでもない。私を怖がらせているだけで極めて有害ですよ」と。
これは虫のことであって虫以外のことに話を広げるのは適切ではないのかもしれないけれど、
蜘蛛を殺す人のように私にも気持ち悪いと思うものはたくさんあるが、実害のないものにまで攻撃を加えるようなことはしない。
罪なきものが気持ち悪いだけで排除されることを肯定してしまっては、
私もまたどこかの誰かの”気持ち悪い”によって排除されてしまうことを、受け入れざる得なくなってしまうからだ。
どうかこの世界に本当の寛容を。
男はちっちゃい頃から老人に至るまで鈍感になる訓練を積んできてるから、その成果が出てるんだわ。
上半身裸になっても恥ずかしがるもんじゃないし、ちょっとやそっと怪我しても大騒ぎするもんじゃないし、仕切りのない小便器で隣にちんちん見られながらおしっこしても平気であるべきだし、男は一人で行動しても怯える必要はないし、肉体労働をするべきだし、危険な職業になるべきだし、他人に警戒されてもしかたないし、同情は買いづらいし、などの扱いによって鈍感になる訓練を積んでいる。
「リベラル」とか「フェミニスト」とかの人らはこれを悪しき性役割だの抑圧だのと批判するけど、それは繊細さん(海外風に言えばFragileなSnowFlake、雪の結晶のように脆い精神)を増やして不幸をもたらす考え方だ。
男だけが粗末な扱いをされるのは、確かに男性差別だ。だが、鈍感さ・タフさを身に着ける良い訓練でもある。
だから、女も幼少時からある程度粗末に扱うことで差別ではなくし、かつ女も鈍感力を鍛えるべきなんだよね。
これに「はあ?」って言いたくなる人もいるだろうが、女にも鈍感さが必要な好例として、先月話題になった女湯窃盗のニュースがある。
https://www.fnn.jp/articles/-/437217
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/mainichi.jp/articles/20221110/k00/00m/040/171000c
男湯の脱衣場は七割に監視カメラがあるが、女湯は監視カメラがつけられないので、窃盗のターゲットになるって話。
でも幼少期からの鈍感訓練のおかげで我慢できる。そして窃盗被害にあうよりは脱衣場に監視カメラがある方がずっといい。
俺は強さや男らしさから落ちこぼれた人間だが、それでも多少のタフさが身についていることについてはプラス評価せざるを得ない。
しかし、今のヘンテコな正しさは、まるで弱いことが良いことかのように扱って、弱さや繊細さからくる問題は見ないふりだ。
「男性が受ける差別とは、警戒されることと、信頼という名目で粗末に扱われることです」のブコメ(https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20220908185524)も、男性差別にならないように男を粗末に扱うのはやめようってのが当然のように並んでる。
なんでだよ。性差別をなくすんだったら、男だけじゃなく女も雑に扱うことで、タフさや鈍感さを身に着けましょう、共感性は弱めましょう、って考えた方がいいだろ。
鈍感訓練がいい効果を発揮する例は、他にも沢山ある。
キャンプなど野外レクリエーション経験のある奴ならよく知ってるだろうが、トイレの回転が速い(最悪トイレがなくてもいい)とか、川で転んで服が濡れた時に脱いで乾かしやすいとかも、男の鈍感訓練が成果を出してるところだよな。
それから、「男なら虫は平気で退治できるでしょというのは性差別です、男の子だって虫を怖がっていいんです」みたいなのがポリコレ的に正しいとされるけど、そんじゃあ現実問題として家や職場に発生した虫を誰が退治するんだって話だよ。
虫を怖がる弱さは尊重してあげましょうって社会だと、虫が出た時にたまたま平気な奴がいてくれる確率がどんどん下がってくぞ。
「男だけが虫は平気であるべきというのは性差別です、男も女も虫くらい潰せるべきと考えて、性別問わず虫が苦手な子供にも幼少期から慣れさせていきましょう」の方が適応力のある生きやすい人間が増えるだろうが。
殺虫剤屋さんにテクノロジーで頑張ってもらうからいいのか? いつどこで虫が出ても大丈夫なようにスマホに殺虫機能でもつけてもらうか?
SDGsを気にすることが善だとしている一方で、虫を叩ける鈍感さを鍛えるのは悪だから資源を消費して殺虫剤を作るのが善だってのも、現代社会のおかしさだよなぁ。
もちろんこの虫退治の話は、3K仕事のストレスや傷を我慢してくれる鈍感でタフな奴らのおかげで社会は回ってるってことと繋げられる。
そして男オタクが検索避けを必要としないのも、鈍感訓練の成果だよ。
男は幼少期から鈍感訓練をしてるから、内向的で「男らしく」ないと揶揄されるオタク達ですら地雷を踏んでも我慢できるやつが多くて、検索避けだの村ルールだの注意書きだのは定着しない。
どうしてもムカついた時は、直接批判して叩き合う。
女ジャンルだと、マナー啓蒙だのルール決めだのを勝手にしようとする風紀委員みたいなツイートをした繊細さんに、なぜか「そうだそうだ」「知りませんでした気をつけます」みたいに賛同する人が多いが、男ジャンルに発生した繊細さんはたいてい変な奴扱いされて終わりよ。
(ただし、百合好き男オタクとか、女性上位好きのM男は、比較的繊細さんが多いので学級会になる率が少し高い。百合に男を出すな議論や、おねショタでショタに逆転させるな議論がそうである。
だがその繊細さんたちのジャンルでも、M男向け創作では「逆転なし」タグなどのという、魅力アピールになるポジティブ表記が使われつつあるのはなかなか効率的だと思う。
検索避けとか注意書きとか村ルールといったネガティブ表記は、こういうのを不快に思う人がいるから気遣いしましょうという空気やマナーで縛ることで不快を回避しようという対策だが、息苦しさが漂い、しかもそのルールについて無視or無知な人間がいると破綻する。
一方で「逆転なし」タグをつけるというのは、創作者のアピールポイントとしての積極的な情報発信により、消費者も積極的に検索できてお互いに快楽を追及できる前向きさがあり、かつ無知な人間がいても破綻しづらいよい方法だ。
もっとも、この手のタグが普及しすぎて20個も30個もつけたくなったらどうするんだという問題は、長すぎ注意書きと共通だが。
女ジャンルのpixiv小説で主に使われている「♡喘ぎ」タグも似た感じに評価しているが、こちらはまだ苦手を避けるための配慮という空気もそこそこ支配的なようでもあり、もっとアピールポイントとして自信を持ってもいいのにと思う……まあこれは余計なお世話か)
とにかく、男は鈍感になる訓練を幼少期から積んでるおかげで、耐えられる鈍感さが身につき、他者に感情移入しすぎる共感性は小さくなり、傷は増えるが気楽で自由だし、本人にとっても社会にとっても様々な利便性がある。
性ホルモンが違うから仕方ないって考え方は、このポストでは採用しない。採用していいんだったら、有害な男らしさも女らしさも有益な男らしさも女らしさも性ホルモンだから仕方ないで終わらせるけどな。
マジな話、女も男も同様に、鈍感になる訓練を幼少期から積んだ方がいい。
そうすれば男性差別じゃなくなるし、女は強さを手に入れられて女性差別も起きづらくなるし、女湯窃盗を減らすための監視カメラも設置できるし、トイレもさっさと終わるし、息苦しく迂遠な学級会も減ってわかりやすい叩き合いがメインになる。
女がタフで鈍感訓練をしないシワ寄せとして男が責任や孤独を負って死に追い込まれているわけで、女も鈍感になって一緒に負担を負えばきっと今より状況はマシになる。
結局この世界ってのは、現時点の文明レベルでは、不快な作品は作られるし、雨は降るし風は吹くし災害は起きるし、犯罪者は出るし、荷物は重いし、全ての人間の苦痛を無くすだけの資源はないし、人が死ぬことは防げないわけじゃん。
鈍感になる訓練は辛いからやめましょうと唱えたって、世界の過酷さをなくしたことにはならないんだわ。消火訓練を止めれば火事をなくしたことになるか、ならないだろ。
二十代や三十代になって、世界には消せない過酷さがあって繊細さが自分の足を引っ張ってると気づいても、育て直したり保護してくれる人は少ないんだよ。
理解のある彼くんとか、優しい家父長さんとかを見つけられて、かつそいつらに庇護される生き方をヨシとできるなら別だけどな。
そうじゃない俺ら(性別問わず)は、繊細でかわいこぶっても他人は愛してくれねえし守ってもくれねえんだから、せめて鈍感でタフでなきゃやってけねえよ。
100年前に比べれば解決された問題は色々あるが、それでもまだまだ世界は過酷だ。
それにも関わらず、弱さを尊重しようという無責任に甘い道徳が正しいとされ、現実は過酷なままなのに男女ともに繊細さが増し、男オタクにも不毛な学級会が増え、自由をもたらすはずのインターネットで被害者度合いとかわいそうランキングを競い合っている。
そしてこういう話って、「じゃあ戸塚ヨットスクールとか軍隊教育がいいのか」みたいな反論が来やすいんだけど、そんな極論はむなしい。極論が好きなら、命には必ず苦痛が発生するから存在しない方がいいとかまでいって反出生主義でもやっててくれ。
マッチョイズムの支配を脱しようとするあまり、強さを疎んじて弱さを貴ぶのは愚かなことだ。
>増田が繊細さんじゃん、みたいな指摘
あっ………たりまえだろ! インドアのインターネットオタクではてなで長文書いてておねショタ趣味があるんだぞ? ついでに性別違和持ちでメンヘラで元フェミニスト。現代思想の影響を受けて男らしさからドロップアウトした繊細な男だから、不条理を黙って我慢できずこうやって文句を言っている。
朝起きて、ドイツ負け、日本が勝ったという事に絶望した。なぜならば、日本は負けるべきだったからだ。
しかし、その被害を食い止めるためには、日本代表は速やかに負けるべきだったのではないか?
それも、大敗するでもなく、接戦するでもなく、地味に、普通に、話題にならぬ様に負けるべきだった。
日本において、と絞っても、サッカーは市場として全く重視されるべき要素はない。
サッカー市場は非常に注目されているように見えるが、統計などを冷静に見ると全くそんなことはない。
電通が権利販売を手がけるなど、産業構造的に広告業界と結びついているため、必要以上に注目が集まってしまっているが、純粋に見るとたいした大きさはない。例えばJリーグ全体という事で拡大しても売上げを見ても、せいぜい1000億円である。
これは文系のエンタメに比べて非常に小さい。例えば大手出版社は一社で2000億円程度の売上げがある。
業界で見ると、アニメの売上げベースで2600億円、書籍の売上げベースで2.6兆円などである。市場規模という形で整理すればさらに大きく差がでるだろう。
同じ程度の市場規模と言えば、殺虫剤業界がそれぐらいらしい。すると、報道各社は公平を期すならば、福岡県の増田さん宅で発生した巨大ゴキブリを見事フマ〇ラーが撃破、といった事も同等に報道するべきだが、そうではないのである。
にもかかわらず、ワールドカップが始まると、マスコミは多大なリソースを書けて報道するため、実際に報じられるべき実務に関わるニュースなどが放置される。
観戦によって仕事のパフォーマンスを落とす人も出てくるし、社会全体に負荷がかかっていることはあきらかだ。
今や世界的に見るとオリンピックを超える世界的興業だ。冷静に数字を比較すると市場規模の優先度は低いとはいえ、生きていくための収入を得る手段として、それで食っている人がいる以上、急にやめることは難しいのだろう。
エンターテイメントが多様化していく中で「時間争奪戦」という概念から既に成長が止まった先進諸国ではなく、新たな市場を求め中東で開催するという判断も、経営という点では理解できる。
さらにいえば、ファンが暴徒化する等ということもあるだろうから、続けなければならない事情もあると思う。
しかし、幸いにして、日本ではまだそこまで汚染されていないのだ。市場も頭打ちになり、FIFAの市場としても尻すぼみなのは明かだ。
故に、日本はこの様な状況から脱することができる可能性が残されている。
いち早く脱することができれば、対応のための被害が減る。被害が減れば、汚染されている地域に比べて優位性が出て、将来性のある分野にそれだけ投資が行く、と言う好循環が生まれる。
日本が育てていくべき産業を考えて、取捨選択し、ソフトランディングをするならば、日本代表負けるべきだったのだ。
出場したが、負ける、出場したが、負ける、これを繰り返していけば世の中は少しでも良い方向を向いたはずなのである。
がんばっているがいるのにそんなことを言うな?と言うのならば、国策で斜陽産業認定された産業で働いている人もがんばっている訳で、そこに差は無い。あくまでもドライに、社会全体の事を考えて、無闇に下駄を履かせることなく、サッカー日本代表は負けるべきである。
そして残存者利益で細々と繋がる程度にまで縮小したうえで、残っていくのが理想なのではないか。
ワールドカップワールドカップうっせーんだよド阿呆。俺は興味ねえっての!んな金あるなら外貨稼げるアニメゲーム作れ。さっさと負けて終わりにしろばーか
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こっちに来て数年、自宅にて初遭遇してしまった。(前もゴミ捨て場でそれらしき奴を見かけたがその時は気のせいだと思うことにした)
まさかゴキブリ出るなんて思わないから殺虫剤も置いてなくて、ぶるぶる震えながら見つめることしかできなかった。
今もこの部屋のどこかに間違いなく"在る"。
お前北海道にはいないんじゃなかったのか……と思って調べたら、いることにはいるらしい。
北海道でメジャー(メジャーといってもそもそもゴキ自体が少ないんだけど)なのは、本州でよく見るtheゴキブリのクロゴキブリじゃなくて、チャバネゴキブリってやつ。画像確認したら自分が見たのもまさしくそいつだった。ちくしょう。
周りの道民は生まれてこの方ゴキブリなんて見たことないって人ばかり。だから油断してた。なんで本州生まれ本州育ちの自分が北海道に来てまでゴキさんに巡り合わなきゃいけないんだ。私が前世で何をしたっていうんだよ。もう見飽きたよ。本州出身ゴキブリ経験者の私じゃなくて生粋の道民達の前に現れてやってくれよ、これがゴキブリか〜!!!ってみんな大喜びで写真撮るだろ多分。win-winじゃないか。
でも未だに見間違いだったんじゃないかっていう希望を捨てきれない自分もいる。いや、奴がゴキブリじゃないとしてもゴキブリらしき何かがいることには変わりないんだけど、ゴキブリじゃないだけでもだいぶ嬉しい。頼むからゴキブリであるな。ゴキブリじゃなくなれ。勝手に家の外に出ていくか一生出てこないかしてくれ。頼む。関わらないで。お願いします。ほんとに……
フマキラー公式サイトの「ゴキブリの名前を別の言葉へ置き換える機能」が先日バズってた
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2207/17/news056.html
ページのノリが全体的にふざけているあたり恐怖症の人へのまじめな配慮というよりも話題作りジョークの一種なのだろう
それで思ったがいつごろからか「ゴキブリはみんなが怖がっているものという空気」みたいなの作られすぎじゃねーか
殺虫剤のCMにリアルな虫CGを出すと苦情が届くとかいう話は昔から聞くけど一部のクレームに過ぎなかったそれと比べてもフェーズが進んでるわ
SNSへの投稿でも“G”とか“アレ”とかわざわざ置き換えて書くやつ多いよな
「あの4文字を書くだけでも耐えられない」ってほど重度の人がそんな大勢いるはずもないんだが
どこかで誰かがやってるのを見てなんとなく真似してるんだろう
あと漫画やアニメでもゴキブリが登場するときはモザイクをかけられることが多くなった
これも本気で恐怖症の人を案じているわけではなく、怖がる空気があるのを踏まえた上で
「たかがゴキブリの絵におおげさにモザイクをかけること」がギャグとして成立するからやりだしたのだと思うが
今となっては面白くもないし作り手側がなんとなく前例踏襲してるだけなんじゃないか
こういうことを続けてるとたいして気にしてなかった人まで刷り込みで恐怖症になっていくと思うんだよな
言っとくけど俺だって別に愛好家じゃないし嫌いなのは間違いないし何より衛生害虫であることが分かってるからたまに遭遇したときは必死に駆除するけど
かといって名を伏せ姿を隠すほどの恐怖をすすんで生み出すのはどうかって話よ
WEBデザイナーとして独立した時、友達が開業祝いだとふざけて俺の自宅に観葉植物を送ってくれた。
限界独身おじさんの足の踏み場も無いほど汚い部屋に6号のモンステラが届いた。
今思えば当時は適切でない世話(水をやりすぎる、窓閉めっぱなしで風当たり悪い)をしていたが、モンステラは化け物並みの成長を見せてくれた。
どんどん葉っぱは増えるわ全体的に伸びるわで今は10号の鉢に植え替えている。
半年たったころ、もっとでっかいのが欲しくなり10号のフィカスウンベラータを購入。
175cmの俺より少し高いくらいのやつ。
育てやすいゴムの木の仲間で、水をやりすぎないことと風通しいい場所に置くこと、葉水をやる(葉っぱに霧吹きで水をかける)ことさえ守ればいいのだが
最悪なことにモンステラの半端ない生命力に慣れていた俺はウンベラータを枯らしてしまった。
ショックだったがなんとか春には復活させたいと必死で世話を頑張ったがだめだった…と思いきや、ある日元々ついていて全部落ちた葉よりもかなり小さい葉がわっさわっさと生えてきた。
同じ過ちを繰り返さないためにクソ汚い部屋を「モデルルームみたい」と言われるまで掃除した。
部屋が片付いていないと風通しや空気が悪くなるし、水をやったりする動線も整わないから。
綺麗な部屋をキープすると自然と穏やかな気持ちでいられるようになり、仕事も捗り体調も良くなった。
緑に癒される〜とかではなく(少しはあるが)観葉植物を守るためにやったことが自分のためになった。
(追記)
虫に遭遇したのは今まで2回だけ。
1回は届いたシルクジャスミンを開封した時にぷーんと小さい虫が出てきた。それ以上なにもなし。
もう1回は、↑のウンベラータを買ったばっかりの時に土から小さなアリが出てきたので一旦ベランダに出して根っこをザバッて出したらアリがちょこちょこいた。
新しい土に入れ替えたら当たり前だけどそれ以上は出てこなかった。
毎日毎日チェックしてるけど、いわゆる観葉植物につく虫みたいなのは一度も見たことないな。完全に室内で育ててるのも関係してるかもしれない
あと観葉植物用の土って野菜育てる土とかと違うからそんなに虫の心配ないと思う。あとケチらずに平均以上の値段の土を買うといいかも
おすすめのショップの名前載せたら罠かどうか怪しめ(ステマ?)みたいなこと言ってる人いたから確かにそう思う人もいるだろうなと思い消した