はてなキーワード: 植物園とは
大学1〜2年くらいのとき、たしか春休みに帰省して、暇だったからちょっと散歩に出た
中学くらいからずっとインドア派だったから地元を歩くのは久しぶりで、なんだったら未就学児のときぶりに歩くようなところを歩いた
当時好きだった公園に行ってみようと思い立って、記憶をたどって歩いてたら、思ってたところにはたどり着かず、でも桜がたくさん咲いているいい感じの広場に出た
まあ、言っても大したことはないし、桜だって別に満開ではなく、だから花見の客もいなかったんだけど、それはつまりその場には俺しかいなかったということで、広い空間と桜を独り占めしている形だった
正直痺れた 素直に良いところだなあ、と思った
春そのものみたいな気候で、まばらな雲の向こうで青空が綺麗だった 花の匂いがしていた
豊中市の都市緑化植物園に行こうってことで、彼女と電車に乗って行った
曽根にからあげが気になる店があったんで、そこに寄ってから行こうぜ、ということで、曽根で降りて、からあげを食って、2〜3キロ歩いたような気がする
歩きたくて歩いたというよりは、バス代を節約したいという動機の方が強かったんだけど、豊中市街はすごく良かったな
なんというか、いかにも住宅街という感じで、高級住宅街というほど気取っておらず、かといってゴミゴミしている感じはしなくて、非常にちょうどよかった まあ実際のところ多少は高級住宅街なんだと思うけど、それをそこまでハッキリとは感じさせないところが素敵だった
道中にいい感じのカフェがあって、アラいいわねという話をしていたら、急に強い風が吹いて、立て看板(黒板みたいなやつ)が倒れた
間近で目撃してしまったので、なんとなく放っておくのも悪い気がして、彼女と一緒に立て直していたら、店の中から店主さんが出てきて、お礼を言われた
それでコーヒーを奢ってもらってたりすると非常にエピソードとしてイイんだけど、まあさすがにそこまでのことをしたわけではないし、普通にお礼を言われ、普通にいえいえと言ってその場を離れた 確かそうだった
あとからGoogleマップを見たら、ケーキと紅茶のセットなんかが結構うまそうで、植物園の帰り道、なんだったら寄ってもいいかもね!という話も出たんだけど、結局近くにあったロイヤルホストに寄って帰った
ロイヤルホストも悪くなかったけどね
仕事を始めて1ヶ月少し経ったところで、たしかコロナ関係の急な対応をする必要が出て、職場のみんなで日曜日に出勤した
対応は緊急性があるだけで内容自体は大したことなく、総出でやればすぐに終わって、解散は12時前だった
そのまま帰るのもなんだかな、と思って、職場の近くのスーパーに併設の饅頭屋で饅頭を買って、これまた近くの川沿いに行って、ひとりで座って食べた
たしか5月で、暑くも寒くもない、ただ日向にずっといると暑くなってくるような気候だった
川沿いはガッツリ日向だったから、少し暑かったけど、仕事終わりの解放感も手伝って全然不快感はなく、けっこう長いことその場にいた
川を渡る橋を電車が通っていく音だったり、鳥の鳴き声だったり、川のせせらぎだったり、そういうものが聞こえて、手に持ったビニール袋の中には家に帰ってから食う用の饅頭があって、なんというか満ち足りた時間だったな
10日ほどの出張から帰ってきたら、放置していった豆苗がぶりんぶりんに育っていた。
同居している彼が、私の代わりに毎日せっせと水をやってくれたからだ。
出張が終わる日の前々日、豆苗の調子はいかほどかと尋ねたら、「ででででーん」と歌いながら元気に育つ豆苗の動画を送ってくれた彼。
10代の頃、盗んだバイクで走り出し、しょっちゅう身体を張ったケンカしていたらしい元ヤンとは思えぬ声色と行動だ。
友人がひいきにしている居酒屋で偶然出会った彼とは、割とすぐに付き合ったのでそれ以前のことはあまりよく知らない。
でも間違いなく、毎日律儀に豆苗に水をやる人ではなかったんだと思う。それも、歌いながら動画に撮って。
豆苗だけじゃない。
私が好きな花を教えたら、街中でその花に気づくようになったらしく、咲いているスポットを逐一教えてくれるようになった。
ちょうど私の好きな花が今住んでいる市町村のシンボルらしく、シーズンになれば毎日のように話題に出てきた。
彼は何年もここに住んでるのに、今までは気づいてもなかったそうだ。
「好きそうだと思って」と連れて行ってくれた植物園では、彼もずいぶんとテンションが上がっていた。
「おれ、バラ好きだったんだ!」と、本人も驚いていた。
元ヤンなのに。
一緒に住もうと今の家に引っ越してきたとき、私は彼が好きだというキャラクターのぬいぐるみを買って持参してみた。
なんと、私がそいつで人形遊びをしていると一緒にノッてくれる。
彼が残業で遅い日はそいつにお菓子や付箋のメッセージを持たせたりしているのだけど、
私が出張から帰ってくる日はそいつがまるで私を出迎えるように玄関に置いてくれてたりして、割とノリノリだ。
元ヤンなのに。
そう彼は、立派な元ヤンだ。
高校は中退しているそうだし、バイク盗んで捕まったこともあるらしいし。身長もでっかいし筋肉もムッキリ。
ケンカすれば大体のヤツには勝てる、と、荒々しいことをよく言う。
言われてみればなんだか金遣いも荒いし、普段の会話での言葉のチョイスもけっこう荒い。
ぬいぐるみで遊んだり、植物を見かけて和んだり、ちまちま毎月3万円ずつ共用口座に貯めたり、多分そういうこと一切しなかったタイプだ。
でも、私の前で彼はどんどんかわいくなっていく。
「育ってきたから豆苗に水をあげておいてね…!」と言えば、私が不在でもしっかり水をあげてくれる。
「そろそろぬいぐるみに会いたい頃かと思って」と、出張3、4日目ぐらいでぬい撮写真を送ってくれる。
「プイプイモルカーいたよ!」と、私が好きなかわいいものの目撃情報を報告してくれる。
「手をつなぐが好きじゃない」と、最初の頃に言っていたような気がするけど、一緒に歩くとき必ず私の手が入るスペースをあけてくれる。
元ヤンのおっさんから、ものすごいスピードでかわいいおっさんになっている。
ちなみに、私は昔からとっても良い子で(笑)、社会のルールを大きくやぶることもなくマジメに生きてきた、彼とはまるで正反対なタイプだ。
荒々しい部分が見えはじめたとき、「まあ合わなかったら別れたらいいさ」と思っていたが、まさかここまで私に合いに向かってきてくれるとは。
もうすぐ、付き合って2年になる。
私の恋人は、私にメロメロである。なぜかは私にもよくわからない。
刺激大好き!イエーイ!穏やかな人生なんか興味ない!だった彼が、
「あじさい咲いてるところ見つけたよ!」と、
私が好きだと言ってから梅雨は紫陽花が咲いているスポットを街で探すようになった。
植物園やバラ園に行って自分は興奮できるのだということを知った。
一緒に夕暮れの空を見て「きれいだね」なんて言う時間が、多分ふえた。
今までまったく見えていなかったものが、見えるようになった…んじゃないかなと思う。
私がチマチマ電源を切っている家電製品を、彼は最初は意味不明そうに見ていたけど、
最近はチマ…ぐらい付き合ってくれて「今月電気代あんまりかかってないね!」と喜んでいたりする。
空き瓶を使った小銭貯金もそれなりにがんばってて、「まだそんなにたまっとらんやろ」ぐらいの頻度で確認している。
数えた後はニチャ…って笑ってる。
「オレはこんなに人に優しくされたことはない」「君は誰よりも優しい」と彼は私に対して言うが、
それは恐らく、彼が優しさに気付けるようになっただけだと思う。私ぐらいの優しさを持っている人は世の中にゴロゴロいる。
30代になったらもう人は変わらないと言うが、彼はどんどん「新しい自分」を知っていっているように感じる。
なんかそんな感じで、恋人や友人とか、人間や環境をきっかけに人生観が変わったとか、価値観が変わった話を他にも聞いてみたいなと思った。
春のポカポカ陽気!って感じのあったかい日よりは、三寒四温において三寒のほうに分類されるような、冬寄りの日の方が好きだ
気温で言うと15度前後くらいの日
日付で言うと、3月20日とかのあたりだ(これ冬か?)
桜が咲き始めているが、寒くて、しかしクソ寒いって感じではなく、分厚い上着はいらない
空はよく晴れている
あの辺の時期に、なんかよくわからんけどどっかで咲いている花の匂いなんかがふと漂ってくると、なんというか、胸が締め付けられるような、謎の感覚に襲われるんだよな
アレがいい
ムチャクチャ暑い日に、くたばれ!と思いながら外を歩いて、コンビニ・スーパー・銀行なんかの、よく空調の効いた建物に立ち入った瞬間の感覚 あれですね
大理石なのかなんなのか知らんけど、石造りの、ツルッとした内装と、高い天井と、展示品のためにガンガン効かされた空調と、静けさですよ
美術館行くためにあまり慣れてない土地にやってきて、マジクソ暑い中をちょっと歩いたあとに、涼しさと静かさの権化みたいな空間に出会うわけなので、感動もひとしおだ
いよいよ涼しくなってきた10月〜11月あたりの、よく晴れた日に、植物園に行くのがいい
あえて具体的に言ってしまうと、豊中都市緑化植物園に行くのがいい
ホントにいいんだよ
豊中都市緑化植物園の温室の横にある、池のほとりに、ガーデンテーブルとガーデンチェアがある
でけえ広葉樹が色づいていて、鳥が鳴いていて、ガキが広場ではしゃいでいて、池の水面は静かで、後ろには温室
なんなんだよあの空間
実は1回しか行ったことないんだけど、俺はあの空間が本当に好きだった
あれこそが秋だと思う
オフシーズンだから、多くの花壇はからっぽで、植え込みも全然元気がない
イタリアンパセリかなんかだけがやや元気そうにしていて、他の植物は茶色くなって萎れている
でもハーブ園なんで、花壇の構造やデザインなんかは全体的に洒脱な感じ
ギャップがよかった かなりよかった
とにかく、秋の晴れた日に豊中都市緑化植物園に行って、温室を見てるうちに3時くらいになっていて、なんとなく日が翳り始めたことを感じつつ、背の高い木に囲まれた遊歩道を歩く 鳥が鳴いている そういう体験をするべきなんだ
問題があるとするなら、11月って秋扱いでいいのか?というところだ
冬になったらシティーに繰り出したい
シティーに繰り出すっつっても大した目的はなくて、見たいのは、落ち葉だ
街路樹から落ちた葉っぱが木枯らしに吹かれて、ウェーブ状になってカラカラいいながら灰色の街路の上を渡っているのを見ると、言いようのない満足感があるんだよな
道っていうか、空間が広ければ広いほどいい
地面は石畳がいい
アレがいいですよ
絶対雨降んないけど、絶対晴れもしないなって感じの、無害な分厚い雲の日
嫌いじゃないんだよなあ!
ああいう空模様の日に、隣町くらいの遠さのところにある、どうでもいい公園に行って、あまり快適ではないベンチに座って、初めて寄ったよくわからんスーパーで買った、うまくもまずくもないおにぎりなんかを食うと、マジでたまらない
クッソ長文になっても安心できるように結論だけ先に述べておくと、下の2点ね。
いや~~~~~~~ほんっっっとにもにょった
経緯を説明すると、最近あるアイドルの周年ライブがあって、そこで過去の自分と未来の自分に向けて手紙書いたよ、みたいな時間があったのね
で、みんながそれぞれ内容用意してて、まぁ刺さる部分もあったりふーんって思うところもあったんだけど、それが手書きだったものだから、俺は字の形とか気になっちゃってそればっか見てた。
気になるって時点で察してるかもしれないけど、俺は字がくっそ汚くて、手紙大嫌い、印字大好き人間なんだけど、それ見ててはじめに思ったのはみんな読める字書くんだな~~~~~って事。
部首省略しちゃうとか、ちょっと丸いだとかは全然問題じゃなくて、全員読める字書いてて、なんだ、読める字書くやつしか居らんのが普通か……ってなんかなってた。それが悪いとかじゃないよ。
ライブで見せるやつだからそりゃそうかとは思うんだけど、増田みたいな字下手くそ人間から見るとちゃんと人間してるんだな~ってなって、安心半分、無関心半分って感じになった。
「字の綺麗さとかで勝手に悲喜しとんなよ」って話は尤もで、だからここに書いてるんだけど、人数多いし一人くらい居るのかなとか思ってたから、うん……まぁみんな綺麗なのが普通よね~~てなってた。
って話をライブ終わりに連番のオタクと話してたんだけど、それで開口一番に帰ってきたのは「いや、下手すぎてビビった」って内容だった。
「えっ読めるし整ってたことね?」っつって聞き直したら「いや、普通に汚いと思ったし、崩れてるしであれはナイ」「そう思うのはお前の字が汚いから」「読める字書くのが当たり前」って3連パンチが帰ってきてマジでバチりそうだった。
「文字が綺麗じゃなきゃって言うならそもそも全員印字で良いだろうが」「それでも手書きにしたのは筆致とか行間で感情とかその子らしさを出したかったからだろうが」「いちいち俺の字の下手さと字上手いマウントをセットで擦ってくるのやめろ」と長文回答しかけたところで平行線になったのでそのまま会話が終わったんだけど、くっそ気まずくて笑っちゃった。互いになんなんだよこいつはって思ってる時間だったと思う。地獄か?
結局のところ、求めてる基準が全く違ったね、そうだね、ってするのがベストで、はてブならスルーするしTwitterならミュートかブロックして終わりなんだけど、そいつとは妙に期間が長かったので微妙にさっぱりしなくて、移動中はキノコ生えそうな空間になった。
個人的にはアイドルの字の綺麗さ、汚さなんて本人は全然気にしなくていい、でもどんだけ綺麗でもどうこう言われるのって面倒だなって思った。俺なら絶対に手書き文字をネットに挙げることはないだろう。印字万歳。
なんか纏まらんくなったけど言いたいことはだいたい吐き出したと思うのでこれは終わり。字くらいみんな好きに書け!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!解散!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
思った以上に連番が伝わってなくてなんかすまんかった。界隈の言葉って自覚せずに使っちゃうのオタクの悪いとこよね。
今回のそれはライブ応募(抽選)の時点で決めた同行者なので、当日知り合うというよりは前々から一緒に行くぞ~って感じ。
ブコメにあるみたいに、各々で2席取って当たった方で連番するってのも出来たらしいけど、今は抽選の時点で相手の名前、メアドまで聞かれるからそういうのはできなくなったよ。ま、しゃーないよね。
あと白状すると、シャニマス4thのお話です。みんな気付くの早すぎでしょ。
字で人となりを判断するのはちょっと良くないかな、とも思うけど、この子ならこんな字書きそうだな~~~っていう肯定的な捉え方なら良いかなって思った。
雛菜の文字めっちゃポップで笑っちゃったよね。あと透の字が結構キレイだ……ってなってた。・・・結構っていうのは、失礼か?
個人的にはめぐるの文字が好きだった。アンティーカもみんなすき。みんな頑張ったね~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!
結局↑の連番オタクとはピリついたまま解散した。単なる解釈違いだけなら何も起きないんだけどさ、色々と棘が積み上がった上でぶち当たると、大怪獣バトルの引き金になるよね。
こんなしょーもないことで揉めんなよって指摘は尤もだけど、しょうがないじゃんそこ譲れないんだから。そういうもんでしょ?????????
両日参加で1日目でこれだったから、マジで2日目気まずかったな~~~~~~~~~~~~植物園みたいな湿度になったからさ、もうそれは終わりなのよ
補足するとそんな感じでした。4thライブ自体はすっげぇ楽しめたしユニットコラボ曲は最高だった。みんなもKiller×Mission聴こうな!!!!!!終わり!!!!!!!!!!!!!
21時過ぎに退勤し、職場の外壁にバレない感じでさりげなく蹴りを入れながら、殺すぞ〜!と呟きながら帰ろうとしてたんですよ
社屋のチャリ置き場に向かう
真っ暗だ 何も見えん
スキップまがいのステップを踏んだり、大げさな動きで階段を降りたり、カスカスの口笛を吹いてみたりする
そうしていると、チャリ置きの向かい側の道路から、ガラガラという音が聞こえてきた
口笛を吹くのをやめ、マジメな歩き方に戻りながら、俺は思ったんですよ
アレになりてえな、と
新幹線の駅があるんだ
基本的にはすげー田舎で、夜なんかマジでビックリするくらい暗いし、シカとかタヌキとかの類が普通にいるような街なんだけど、なんか新幹線は通ってるんですよね
その駅に、多分彼は向かってたんすよ
そういう瞬間ってあるじゃない
夜とか早朝とかの、あまり人が動かない時間帯に、先んじてか遅んじてかわかんねーけど、スーツケースを引いて移動するような瞬間
そういうワクワクが足りてねえ気がしてきたわけですよ
夜遅くに荷物をまとめて家を出て、暗い中スーツケースを引いて、窓に映ってる夜に比べて妙に明るいのがかえって空虚な感じがする駅舎で、閉まった売店を眺める
案外ほかにも客がいて、あの人はどこ行くんだろうなと思う
そういう瞬間がほしいんだよな
ガラガラの新幹線に乗り込んで、いい感じの席に座りつつ、周りの人にちょっと目を走らせて、勝手に親近感を抱いたりする あの時間が……
そういう感じなんで、俺はやっぱり旅行に行こうと思う
沿線のショボい温泉街(行ったことねえけど、勝手にショボいものと見做してる)
となりの県の県庁所在地
隣町の、海沿いの民宿
そういうところに行こうと思ってる
思ってるだけで、実際は行かないかもしれん
行かないだろうな
いや行きてえな
行けないかな
サイゼリヤデート、実際安くて選択肢多くて気楽なのでかなり楽しいので、「川沿いを散歩→サイゼリヤ」とか「緑地→サイゼリヤ→植物園」みたいなデートをしても、思い出としてサイゼリヤのほうがメインになってしまうことすらあった
ヘタにちゃんとしたレストラン行くより全然いいじゃんサイゼリヤ
でもまあ、たしかに、今では嬉々としてサイゼリヤに一緒に行く仲の彼女でも、最初はかしこまってイタリアンレストランとかに行ってた記憶はある
あれなんなんだろうな?
なんで初デートでサイゼリヤに行ったらダメな感じがするんだろうか?
友好度が足りない、って話じゃない気がする
たとえば、大学の新入生歓迎なんかでファミレスにいくのは大いにアリだ 気楽だし
むしろ、普通に考えて、全然仲良くもねえのに気取ったレストラン行く方がよっぽどキツい
緊張するし、金もかかる
「私は、"そこまで仲良くない人とちゃんとしたレストランで食事"というややキツい体験を、あなたと付き合うためにならやれます」っていう意思表示なのだろう
ホンマかな
俺が行ったことのある王立植物園はただひとつ、マドリード王立植物園なんだけど、かなり好きだったんだよ
行ったのはたしか3月で、まあガッツリ冬なんで、これといって花なんかが咲いてるってことはなく、むしろ全体的に冬枯れの雰囲気が漂い、ダウンビートな感じだったんだけど、それがかえってよかった
人も少ないしね
とはいえ、俺とてそこまで侘び寂びを解する心を持ってるわけじゃないので、やっぱり一番印象に残ってるのは、季節に関係なく在る温室ということになる
マドリード王立植物園、たいしてデカい温室はないんだけど、2棟あるっていうのが特徴的だった
ひとつはまあ普通の現代的な温室で、サボテンコーナーと熱帯コーナーに分かれている、オーソドックスなもの
もう一つが個人的に一番よかった
なんでも19世紀に作られたっていう、そこそこ由緒のある、つまりは古い温室で、まあまあボロい感じがあるし、中にも大したものはないんだけど、とにかく雰囲気がいいんだよな
テニスコート程度の広さで、通路は狭く、所狭しと植物が植えられてんだけど、特に解説なんかがあるわけでもなく、見た感じメチャクチャ変わった植物があるわけでもない
しかしまあ流石に温室なので、なんとなく外よりは南国っぽい感じがあるし、植物も元気な感じがする
細い水音がずっと聞こえていて、半透明のガラスを透かして冬の弱い日差しが入ってくるのが心地よい
客は全然来ない
俺は15分くらいいたけど、他の客はたしか2組くらいしか来なかった
ベンチなんかも特にないし、見るべきものがあるかっていうとないので、なかなか長居はしにくいんだけど、でも、すげえ良かったんだよ
今まで見た中で一番好きだった温室かもしれん
ショボいんだけど、ショボさが良いんだよな
俺は最近植物園の温室がすごく好きなので、その魅力について語りたい
なんかこう、お気に入りの公園とか、店とか、施設とか、各々のそういう好きな場所についての話も聞きたい
死んだらどうなると考えているか、死ぬのは怖いか、自分がいずれ死ぬということにどのくらい実感を持っているか そういう話がしたい
嫌いなものというよりは、恐怖・畏れの対象についての話がしたい
海洋恐怖症、集合体恐怖症、閉所恐怖症 そういう怖いものについて話す人の顔がけっこう好きだ
死生観の話にも関係するけど、一回怖いものの話をしてたときに「俺は死ぬことが怖い…すごく怖い!」と語り出されたことがあって、なんというか、すごく良かった ああいう話が聞きたい
行ったことの場所についての、無根拠で無責任な憧れの話が聞きたい
俺にとってのそういう憧れの場所はわりとベタなんだけどハワイで、なんというか、絵葉書みたいで、底抜けに明るくて、すべてが商業化されていて、めちゃくちゃ快適な場所だと勝手に思っている
実際には行ったことがないっていうのが大事だと思う 憧れの話が聞きたいから
普通に参考にしたい
俺はこういう陰気な話がしたい
酔っ払って陰気な話をしようぜ
恋バナなんてやめてさあ!
いや、恋バナも楽しいけどよ
やっぱこう、普段はおちゃらけてる人が、マジメな顔して、死ぬことがすごく怖いって語りだしたときの、あのカタルシス(?)が忘れられないんだよな
ガチの趣味の話とかだと、専門性というか、深すぎてシンプルに何言ってるかわかんなかったり、興味を維持できなかったりする
俺はそういう話が聞きたいんだ
おれはいま一番好きなものがズバリ「植物園の温室」なんですけど、これは好きになるものとしてはかなり良くない
行くとこ行けば、というか都会に行けばそれなりにあるんだけど、田舎だともう全然ねえ
まあ、その辺の山が植物園みたいなもん、という話はあるかもしれないんだが、おれはやっぱり温室が好きなんだ
ちょっと汚れたガラスの壁、水路、そこを泳いでる小魚、ハス、ヤシ、ヘンな植物、水音、花の匂い、ぬるい空気……
植物園はほんとうに五感に訴えてくるんだよな まあ味覚は微妙か 四感に訴えてくる
それがいい
それがいいんだけど、近くに無いっつってんだろ
本当に好きになるものを間違えた
俺の好きなもの第2位はスーパーマーケットで、これは好きになるものとしてかなりイイ
なんせ数がある
田舎町でも5〜6個はある 5〜6個もあれば充分まわしていける
成城石井みたいなポジションのところがないのは痛いけど、そこはまあ遠出した時に補っていければいい
とにかく、安いものを好きになりたいんだよな
高いものが好きでいいことってないもんな
高いものとショボいものが並んだとき、心からショボいもののほうが好きだと思えれば、それってすげえお得なんだよ
植物園の温室なんて限定的で「高い」ものより、もっとこう、公園のベンチとか、そういうものを好きになりたい
公園のベンチも好きだけどな
好きだけども、足りねえ
実際、大局的にみてどうしたいのかというのを考えてるからわからないのかもしれないので、とりあえず思いつく限りやりたいことを挙げてみたらいいのかな
フェリーとかジャンボジェットとか大陸横断鉄道とか、そういうものに乗りたい
寝る前に自販機で普段買わないジュースを買ったり、マッサージチェアを使ったりしたい
・ハワイに行きたい
行って何をしたいっていうのは正直ないが、ただうろついたりヤシの木を見たりしたい
・植物園に行きたい
近くに植物園がないのが悲しい
植物園、できたらあんまり大規模じゃないところに行って、温室のベンチに座ってジッとしていたい
・カルディみたいなところに行きたい
カルディとか成城石井みたいな、ちょっと変わった食品を売ってる店に行って、タンドリーチキンの素とか、へんなジャムとか、そういうものを買いたい
・コストコに行きたい
絶対多すぎて後悔するんだけど、それでもいい
・海が見たい
・刀が欲しい
居合の真似事がしたい
わかんねー
俺って何がしたいんだ
結局、自由が欲しいのかもしれん
最近はもう、家に帰ってからも口をついて「帰りてえ〜」なんて言葉が出てくる始末で、俺はいったいどこに帰りたいのでしょうか?
知ったことじゃない?
知ってくださいよ
俺とあなたの仲じゃないですか
俺はどこに帰りたいんだと思いますか?
ゲストハウスみたいなさ、ちょっと綺麗な感じで、家具が揃ってて、広さはどうでもいいから、とにかく海が見える、明るい、広い窓のある部屋
そういうところで、のんびり一日過ごしたい
昼間に部屋の中にいて、自然光だけ取り込んでるとき特有の、天井らへんだけがうっすら薄暗い感じ、あれを味わいたい
基本的には明るいんだけど、ちょっと光が届きにくいところがあってさ、そういうところだけ、いい感じに影になってるじゃん
陰気な影じゃなくてさ、影なんだけど、なんか明るいんだよ
わかりますかね…
14時くらいに外でてさ、スーパー行ってなんか買って料理しようと思うんだけど、ついつい惣菜買っちゃってさ、それ食って満足するんだよな
あるいは、冬の植物園に帰りたい
でもそこそこ整備はされててさ、なんつうか、いいんだよなあ
それで温室に行って、ベンチに腰掛けたりしたい
水音がしていて、冬の弱い陽光がガラス越しに見えて、植物に囲まれている
そういう体験がしたいんだ
お茶菓子食って、ひと息ついて、ちょっと民宿のまわりをふらっとするんだ
漁船を見たり、防波堤の先まで行ってみたり、そういうことをするんだ
夕陽が出ててキレイなんだけど、劇的に綺麗ってほどではなくて、水平線に沈んでいくのが見えるようなロケーションでもなくて、でもかえってそれが派手すぎなくて心地よいわけ
そんで、民宿のうますぎない飯を食って、綺麗すぎない風呂に入って、見慣れないニュース番組を見て、ちょっと体に馴染まない布団で寝るんだ
マジで帰りたいんですよ俺は
誰か俺を帰してくれ
・クソ暑い
秋〜冬くらいにいくと一番よく味わえる
外は寒いのに、中はクソあっつい そらそうだ 南国なんだからな コートを脱ぎ、セーターを脱いでもまだ暑い それがいい
そんで外に出ると超寒い それもいい
・変な草がいっぱい
そりゃそうだ 変な草じゃなきゃ、わざわざ展示しないわな
しかし、思ってるより変な草ってのは多くて、鹿のツノみたいに枝分かれしたシダとか、赤いヤシの木とか、ニョロニョロした変なやつとか、トゲトゲの木とか、とにかくいろいろある すごいぞ
・人が少ない
デカいわりにあんまり人がいない 水族館なんかだと、わりかしミッチリ人がいて、目当てのものをゆっくり眺めるなんてことはできない
しかし、植物園だとむしろ人がいない空間のほうが広い感じがある いち展示室をひとりじめ、なんてこともザラ お得!
・安い
いくら高くても1000円はしない というか、500円もすれば高い方だ 植物園
なんであんな安いんだ? とにかく異常に安い
いいんだよな
マジでいい
冬の弱い日差しが好きなんだ
冬特有の、かなり均一で真っ白な空
真っ白いんだけど、分厚い雲って感じでもなく、ただすげえ白くて、よくわからんあの天気!
あの白い空越しに、どの辺にあるかはわかるくらいの、ゆるい輝きをみせている太陽
ああいうのが好きなんだ
気温はなんかよくわからんけどそんなに低くなく、かといって別にあったかいわけでもなく、フツーに冬の日って感じなんだよな
そしてそういう中行く場所っつったら、これはもう植物園しかないですよ
あんまりしっかり整備された、シャキッとしたところよりも、ちょっとくらい綻びがある方がいい
あそこは基本的にシャキッとしてるんだけど、ハーブ園のあたりだけ滅んでる感じがあり、それが冬の弱い日差しとベストマッチ
雑草なのか植えられた草なのかわからん、ヘチョイ感じの草がまばらに生えた、微妙な花壇
実が一個だけなってる謎の柑橘類
全体としてファンシーな、欧風庭園って感じの雰囲気と、漂うオフシーズン感が絶妙なんだよな
ちょっとは咲いてる花もあったりして、そういうのの匂いを嗅いだりしつつ、あの冬の太陽のぼんやりした光を浴びるんだ
そういうことが俺はやりたいんだ
・人類は滅んでいるが、廃墟なんかはそこそこ残っていて、マッドマックスみたいな感じではない ラストオブアスくらい
・敵対する勢力やモンスターなんかはいないか、いてもそんなに重要ではない
・ところどころに残ったランドマークを訪れ、観光してみたり貴重なアイテムを手に入れたりする
・地形はある程度現実に即していると嬉しい
・大層なストーリーはない 滅んだ後の世界のいち個人としてうろうろするだけ
こういうゲームが欲しいんだよな
フォールアウト4をより現実に寄せて、ブレスオブザワイルドみたいな操作性とゲーム性で、戦闘要素を薄めてサバイバル要素を濃くした感じのやつ
学校の廃墟に入り込んで一晩中寝たり、植物園の廃墟で珍しい植物見たり、こわごわ動物園を見に行ったり
そういうことをやりたいのだ