はてなキーワード: 有害図書とは
ちなみにブコメで指摘されていた、
有害図書が青少年の非行を誘発したり、その他の害悪を生ずることの厳密な科学的証明を欠くからといって、その制約が直ちに知る自由への制限として違憲なものとなるとすることは相当でない。
という裁判官の補足意見は、「岐阜県青少年保護育成条例事件」のもので、
当判決は、青少年の健全育成を理由に、エロ本の自動販売機の設置規制を合憲としたものだよね。
ちなみに判決の根拠とされたのは「岐阜県青少年保護育成条例」だが、ここでは
「一 全裸、半裸又はこれに近い状態での卑わいな姿態、二 性交又はこれに類する性行為」
を表現したものと定義されているので、ここは注意が必要だよね。
もっとも、青少年の保護という立法目的が一般に是認され、規制の必要性が重視されているために、その規制の手段方法についても、容易に肯認される可能性があるが、
もとより表現の自由の制限を伴うものである以上、安易に相当の蓋然性があると考えるべきでなく、必要限度をこえることは許されない。
本当にそうだと思う?
自民にとって今や「政治的に問題のある性表現」はBLだけになったからじゃね?
今や男性オタクは政治に邪魔などころかもてはやせば追い風になるから、男性オタクの萌え表現は支持して、BLやTLをガンガン有害図書にぶち込んでも男オタクから「男性向けは今や国も認めつつあるのにBLだけが規制されるのはゾーニングしなかったり、フェミニストに加担して俺らの敵に回ったせいなんですよー」と叩かせる状況になるのが一番、「エロを口実に政治的にまずい作家と作品を追い込める」んだよな。
そんな、私たち政治のことと関係ない楽しい話を描いてるだけだよってBLのオタクは言うだろう。
BLの何が政治的にまずいかって、今躍起になっている「伝統的な家庭観を守る」ってやつ。書き手が意識していなくてもBLには政治が纏わるんだよ。中共もやってる手口。
同人誌の海賊版を放流するネットワークにベルダンディという御仁がいる。
そいつは修正されている同人誌をどういう技術か知らないが無修正化してアップしている。
著作権法と刑法175条と二重に法律を犯している不届き者といえる。
だけど俺は発想の転換をしたい。
その無修正化する技術が皆に知識として共有されたらいいんじゃないかと。
今表現の自由戦士が騒いでるのって非実在なんちゃらに関することよりも、版権モノのエロ漫画は版権モノって時点で商業では出せないから、半透明の海苔
みたいな甘い修正で見れることが同人なので出来ないって状況に対する不満に起因する部分が大きいんじゃないか。
それなら簡単で、各々がベルダンディみたいに無修正化する技術を身に着ければいい。
美術大学に修復学科みたいなのがあるように、一度修正された漫画の無修正化するということは、面白い漫画を描くような特別な才能ではなく、教科書を読んで理解するような客観的な知識や技術の有無の問題なんじゃないか。
客観的な手続きを踏まえることにより誰でも同様の結果になる修復(無修正化)が行える類の「技術」であるということだ。感性の問題じゃないのだ。
そういう知識が広く共有されるように誰かが本でも出せばいいと思う。
そういうことをすればFLマスクだっけ?を出した人みたいに捕まる可能性があるんじゃないかと思う人もいるかもしれない。
むしろFLマスクと違って特定のツールに依存せずに無修正の同人誌が見られるようになるという点ではより深刻に映るかもしれない。
でもFLマスクは明確に「ツール」だったけど、これは単なる知識だ。
これの出版を脅かすようなことこそ本当に言論の自由に抵触することだと思う。
そもそも規制するなら完全自殺マニュアルを有害図書ではなく発禁にするのが先だろう。
完全自殺マニュアルが自殺幇助に触れるグレー具合と無修正化の技術の本が刑法175条に触れるグレー具合は同じぐらいだと思う。
再度まとめるとそういう知識を伝える本が出れば表現の自由にこだわる意義が半減して表現の自由戦士の活動も沈静化するんじゃないかってことだ。
「ヤングコミック」 はほぼエロ漫画(表現は多少マイルド)だが、成人指定されてないので、基本はストーリーものという際どいラインをずっと走っていて、ときどきすごく面白いのがある。ときどき単行本が有害図書に引っかかってる。
いや、成人指定されてる漫画で成人指定される直接の理由となっている要素がメインじゃない漫画ってないねって意味でひたすら変わらないよ
1ミリでもそういう要素、具体的には性器の克明な描写のうち決して芸術的ともみなされないようなものがあったら一般向けではできない表現になるわけだけど、だからといって1ミリでは成人向けにも居場所がない。無理にでも(作者の頭の中の作品像に反して)その要素を増やすか発表を諦めるかになってしまう。
とまあでもトラバでも「冥王計画ゼオライマー 」ってのがあるようになくはないみたいだね。
俺も寝てるときに読み切り短編集だけど蜈蚣メリベの有機人形とか一部条件満たしてるんじゃないと思った。
と同時にあれは確かに性器描写を一般向けに適合するレベルまで修正しても筋書き自体は成立するのだろうが、あれの魅力はエロさ自体に担保されてる部分も大きい気がするからそういう意味で微妙。
有害図書で弓月のシンデレラエクスプレスがあったのも思い出したがあれも性器に顔を描いてマイルドにしてる。今発表されてれば成人指定はされてないだろう。
つまり元増田で主張することををより具体化すると、性器をちゃんと描写しないと筋書きが成立しないような漫画ということなんだな。
まあ漫画ってそんな数学ならユークリッド空間に逆張りして非ユークリッド空間を作り出たりリーマン積分に理論的な粗に反発してルベーグ積分作り出すみたいなみたいな学術畑にありがちな「既存原理に対するハッキング」みたいなことなんて敢えてするようなことはしないしする必要もないからそういう作品があまりないってだけのことなんだと思う。原理内の自由度で作品作れればいいって態度。所詮娯楽だから。